JPH0522448Y2 - - Google Patents

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JPH0522448Y2
JPH0522448Y2 JP12938588U JP12938588U JPH0522448Y2 JP H0522448 Y2 JPH0522448 Y2 JP H0522448Y2 JP 12938588 U JP12938588 U JP 12938588U JP 12938588 U JP12938588 U JP 12938588U JP H0522448 Y2 JPH0522448 Y2 JP H0522448Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車室内側部に設けられる
自動車用小物収納ボツクスの取付構造に関する。
(従来の技術) 自動車の車室内においては、そのリヤホイルハ
ウスパネルと、クオータパネルとで囲まれる側部
空間を利用して、この部分に小物収納ボツクスを
設ける構成のものが従来より知られている。
ところで、クオータパネルには点検窓が開口さ
れるのが通例であり、この点検窓は普段はクオー
タトリムによつて閉塞されている。したがつて、
小物収納ボツクスを取り付ける場合には、その小
物収納ボツクスの底部をリヤホイルハウスパネル
上に固定する一方、小物収納ボツクスの背面上部
をクオータトリムに固定するというのが通常考え
られる取付構造である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、クオータパネルの点検窓を覆つ
ているクオータトリムは剛性が低いため、このク
オータトリムに小物収納ボツクスの背面上部を固
定する上記した取付構造の場合、小物収納ボツク
スががたついてしまうという問題点がある。
そこで、上記問題を解決する手段として、第1
3図に示すように、クオータパネル1の点検窓1
aの上下縁にまたがるリインホースメント2を設
け、小物収納ボツクスの背面上部をクオータトリ
ムを介してこのリインホースメント2に固定する
ことが考えられる。
この場合には、リインホースメント2が存在す
ることによつて小物収納ボツクスの背面上部の取
付個所の剛性が向上し、小物収納ボツクスのがた
つきを抑えることができる。
しかし、この取付構造においては、リインホー
スメント2をクオータパネル1の点検窓1aの上
下縁間にボルトによつて締付け或いはスポツト溶
接などによつて固定する固定作業が余分に必要に
なり、工数が増大してコスト増を招くという新た
な問題が生じる。
(考案の目的) この考案は、上記課題を解決するためになされ
たもので、余分な工数が不要で簡単かつ安価に小
物収納ボツクスを取り付けることのできる自動車
用小物収納ボツクスの取付構造を提供することを
目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、開口を有し、その開口をクオータ
トリムによつて閉塞したクオータパネルと、ホイ
ルハウスパネルとで囲まれる車室内側部に設けら
れる自動車用小物収納ボツクスの取付構造であつ
て、ホイルハウスパネル上に固定したブラケツト
を介して前記小物収納ボツクスをホイルハウスパ
ネル上に固定する一方、上記ブラケツトの一部を
上記クオータトリムの下辺部と、このクオータト
リムの背面に固着した補強部材の下端部とともに
前記クオータパネルの下辺部に固定し、上記小物
収納ボツクスの上部背面を上記クオータトリム
と、その背面の補強部材の上端部とに固定したも
のである。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例に用いられる小物
収納ボツクス4の概略の構成を示す外観斜視図で
ある。この小物収納ボツクス4は、その中央部に
収納凹部5が形成されており、収納凹部5の上部
開口は開閉自在な蓋体6で閉じられている。小物
収納ボツクス4の上面のうち、蓋体6に隣接する
面域Bにはカツプを保持するための丸穴7が形成
されている。
第2図は小物収納ボツクス4の丸穴7にカツプ
8を装着して保持させた状態を示す斜視図であ
り、第3図はカツプ8装着状態を示す縦断面図で
ある。
また、第4図は上記丸穴7の周縁部に切欠部7
aを形成するとともに、その切欠部7aおよび丸
穴7の上部外周を覆う2つの蓋部材9,10を小
物収納ボツクス4に装着する前の状態を示す分解
斜視図であり、第5図は上記丸穴7をロールバー
11貫通穴として用いた状態を示す外観斜視図で
あり、第6図はロールバー11貫通状態を示す縦
断面図である。
第12図は、リヤー部をオープン構造としたコ
ンパチブルタイプの自動車を示す外観斜視図であ
り、同図に示すように車両とは別に用意された樹
脂ボデー3を必要に応じてリヤー部に取付けでき
るように構成されている。車両への樹脂ボデー3
の取付けには前記したロールバー11が用いら
れ、そのロールバー11の左右の下端は2つに分
岐して、一方はリヤホイルハウスパネル上に固定
される。
第7図は上記した小物収納ボツクス4およびこ
れを車体に固定するブラケツト12の分解斜視図
である。第7図の小物収納ボツクス4において、
収納凹部5の開口後部にはヒンジ止着部13,1
3が形成されており、蓋体6の後端に設けられた
ヒンジ14,14をこのヒンジ止着部13,13
に止着することによつて、蓋体6が収納凹部5の
開口に開閉自在に取り付けられる。また、収納凹
部5の開口前部には、蓋体6を開放するさいの指
の差込み凹部15が形成されている。
第8図は、リヤホイルハウスパネル16からク
オータパネル17に及ぶ車室内の側部に上記小物
収納ボツクス4を取り付ける場合の分解斜視図を
示している。クオータパネル17には点検窓18
が形成されており、この点検窓18はクオータト
リム19で閉塞されている。第9図はその取付状
態を示す縦断面図である。なお、ここでは小物収
納ボツクス4の蓋体6は省略されている。
第8図および第9図において、リヤホイルハウ
スパネル16上にはブラケツト12がボルト2
0、ナツト21によつて締付け固定され、このブ
ラケツト12の一側部から延ばされた2つの分岐
片12a,12bに対して小物収納ボツクス4の
前壁部4aがビス22a,22bによつて締付け
固定されている。また、ブラケツト12の一端か
ら延ばされた分岐片12cに対しては、小物収納
ボツクス4の一方の側壁部4cがビス22cによ
つて締付け固定されている。さらに、ブラケツト
12の他の一側部から延ばされた分岐片12dの
中間部に対して、小物収納ボツクス4の収納凹部
5の底面がビス22dによつて締付け固定されて
いる。クオータトリム19の背面には、その中央
部から下端にかけて補強用のセツトプレート23
が固着されており、ブラケツト12の分岐片12
d先端がクオータトリム19、セツトプレート2
3の下端部を介してクオータパネル17の点検窓
18下縁部に、ビス22eによつて締付け固定さ
れている。また、小物収納ボツクス4の収納凹部
5の後部側壁は、ビス22fによつてクオータト
リム19およびセツトプレート23の上部に締付
け固定されている。
第10図は、小物収納ボツクス4のカツプ8保
持用丸穴7をロールバー11貫通穴として転用す
る場合に用いる2つの蓋部材9,10の詳細を示
す斜視図である。図において、一方の蓋部材9は
丸穴7の周縁の半周分を被覆するためのものであ
つて、概形がU字状である。その内周縁の半円弧
部には、ほぼロールバー11の外径に相当する内
径寸法を持つカラー部9aが形成されている。ま
た内周縁の左右の直線部には、蓋部材9の上面か
らやや降下した位置に係合突条9bがそれぞれ形
成されている。また、蓋部材9の半円弧部の中央
裏面側には丸穴7の口縁に噛み合わせるための係
合片9cが形成されている。さらに、蓋部材9の
左右の直線部裏面には小物収納ボツクス4の上面
に止着するためのピン9dがそれぞれ垂設されて
いる。
これに対して、もう一方の蓋部材10は丸穴9
の周縁の他の半周分と先述した切欠部7aを被覆
するためのものであつて、平板状の基体10aの
一端にほぼロールバー11の外径に相当する内径
寸法を持つカラー部10bが形成されている。ま
た、蓋部材10の基体10a裏面の左右には外向
き面がテーパ面をなすくさび状突起10cがそれ
ぞれ垂設されている。このくさび状突起10cの
基部と基体10aの裏面との間には、上記蓋部材
9の係合突条9bと噛み合う係合凹部10dが形
成され、この蓋部材10をもう一方の蓋部材9の
上から押し付けることによつて、第11図に縦断
面図で示すようにくさび状突起10cが係合突条
9bの下に押し込まれて、係合突条9bと係合凹
部10dが噛み合うようにしてある。この噛合い
状態において、蓋部材10の基体10aはもう一
方の蓋部材9の上面と係合突条9bの間にできて
いる段差部9e上に載せられ、2つの蓋部材9,
10の上面が同一高さに揃うようにしてある。
上記した小物収納ボツクス4がロールバー11
を用いない自動車に設けられる場合には、その小
物収納ボツクス4の形成されている丸穴7は先述
したように、第2図および第3図に示す如くカツ
プ8を保持するための凹部として利用される。
これに対して、小物収納ボツクス4がロールバ
ー11装着車に設けられる場合には、その丸穴7
は先述したようにロールバー11貫通穴として以
下の手順によつて転用される。すなわち、第4図
に示すように先ず丸穴7の周縁の一部(小物収納
ボツクス4の後部側)を切り欠いて、その切欠部
7aからリヤホイルハウスパネル16(第9図に
示す)上に予め固定されているロールバー11を
丸穴7に嵌め込み、その丸穴7の周縁部および切
欠部7aを2つの蓋部材9,10によつて第5図
および第6図に示すように被覆する。蓋部材9,
10の被覆については、先ず一方の蓋部材9を小
物収納ボツクス4の丸穴7が形成されている上面
の上に固設する。このとき、蓋部材9の半円弧部
裏面の係合片9cと上面との間にできる凹部を丸
穴7の開口縁に噛み合わせるとともに、蓋部材9
の左右の直線部裏面に垂設されているピン9d
を、小物収納ボツクス4の上面に後から加工する
穴(図示せず)に嵌め込み止着する。これによつ
て、ロールバー11と丸穴7の開口との間にでき
る隙間の半周分が蓋部材9のカラー部9aで被覆
される。次に、この蓋部材9の上方からもう一方
の蓋部材10を押し下げ、その蓋部材9のくさび
状突起10cの基部に形成されている係合凹部1
0dを第11図に示すように蓋部材9の係合突条
9bに噛み合わせる。これによつて、ロールバー
11と丸穴7の開口との間にできる隙間の残り半
周分と切欠部7aとが蓋部材10のカラー部10
bおよび基体10aで被覆される。
ロールバー11装着車から上記小物収納ボツク
ス4を取り外す場合には、ビス22a〜22d,
22fを取り外してから小物収納ボツクス4をそ
のまま前方へ水平に引き出せばよい。このとき、
2つの蓋部材9,10は第11図に示す噛合い状
態にあるので、小物収納ボツクス4と一体の蓋部
材9はもう一方の蓋部材10に対してスライドし
ながら抜き出され、蓋部材10だけが取り残され
ることになる。
また、点検窓18をクオータトリム19で閉塞
したクオータパネル17に対して、小物収納ボツ
クス4の背部を固定するのに、第8図および第9
図で示すようにクオータトリム19の背面に補強
用のセツトプレート23を固着(貼付またはタツ
カなどにより固定)しておいて、ブラケツト12
の分岐片12dの先端を、クオータトリム19、
セツトプレート23の下端部を介してクオータパ
ネル17の点検窓18下縁部に、ビス22eによ
つて締付け固定する一方、小物収納ボツクス4の
収納凹部5の後部側壁を、ビス22fによつてク
オータトリム19およびセツトプレート23の上
部に締付け固定する構成を採つているので、セツ
トプレート23の存在によつてクオータトリム1
9の剛性が向上し取付強度が増し小物収納ボツク
ス4ががたつくといつた事態は確実に回避され
る。しかも、セツトプレート23は上記補強機能
を満たすに足る程度の薄い材料で済ませることが
できるのでその材料が軽量かつ安価となり、クオ
ータトリム19の背面に貼付するなどして固着す
るだけでよいので、余分な工数も増えることはな
い。
(考案の効果) 以上のように、この考案の自動車用小物収納ボ
ツクスの取付構造によれば、クオータパネルに形
成された開口を閉塞するクオータトリムの背面に
補強部材を固着し、リヤホイルハウスパネル上に
小物収納ボツクスを固定するブラケツトの一部
を、クオータトリムの下辺部とその背面に固着さ
れた補強部材の下端部とともにクオータパネルの
下辺部に固定し、かつ小物収納ボツクスの上部背
面をクオータトリムとその背面に固着された補強
部材の上端部とに固定するように構成しているの
で、取付強度の補強のための補強部材を軽量・安
価なもので済ませることができるとともに、取付
けのために余分な工数が増えることがなく取付作
業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に用いられる自動
車用小物収納ボツクスを示す外観斜視図、第2図
および第3図はそれぞれその小物収納ボツクスの
丸穴をカツプ保持用穴として利用する場合の状態
を示す斜視図および縦断面図、第4図はその小物
収納ボツクスの丸穴をロールバー貫通穴として利
用する場合のロールバー装着前の状態を示す分解
斜視図、第5図および第6図はそれぞれその小物
収納ボツクスの丸穴をロールバー貫通穴として利
用する場合のロールバー装着状態を示す斜視図お
よび縦断面図、第7図はその小物収納ボツクスと
これをホイルハウス上に固定するブラケツトの分
解斜視図、第8図および第9図はそれぞれの小物
収納ボツクスの取付状態を示す分解斜視図および
縦断面図、第10図はその小物収納ボツクスの丸
穴周縁を被覆する蓋部材の分解斜視図、第11図
はその蓋部材の装着状態を示す縦断面図、第12
図はロールバー装着車の外観斜視図、第13図は
クオータトリム付きクオータパネルへの小物収納
ボツクスの取付構造の提案例を示す説明図であ
る。 4……小物収納ボツクス、5……収納凹部、1
2……ブラケツト、12a〜12d……分岐片、
16……リヤホイルハウスパネル、17……クオ
ータパネル、18……点検等、19……クオータ
トリム、20……ボルト、21……ナツト、22
a〜22f……ビス、23……セツトプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口を有し、その開口をクオータトリムによつ
    て閉塞したクオータパネルと、ホイルハウスパネ
    ルとで囲まれる車室内側部に設けられる自動車用
    小物収納ボツクスの取付構造において、 ホイルハウスパネル上に固定したブラケツトを
    介して前記小物収納ボツクスをホイルハウスパネ
    ル上に固定する一方、 前記ブラケツトの一部を前記クオータトリムの
    下辺部と、このクオータトリムの背面に固着した
    補強部材の下端部とともに前記クオータパネルの
    下辺部に固定し、 前記小物収納ボツクスの上部背面を前記クオー
    タトリムと、その背面の補強部材の上端部とに固
    定したことを特徴とする自動車用小物収納ボツク
    スの取付構造。
JP12938588U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH0522448Y2 (ja)

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JP12938588U JPH0522448Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

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JP12938588U JPH0522448Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

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Publication Number Publication Date
JPH0249642U JPH0249642U (ja) 1990-04-06
JPH0522448Y2 true JPH0522448Y2 (ja) 1993-06-08

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JP12938588U Expired - Lifetime JPH0522448Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

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