JP2576737Y2 - 車両用デフレクタの取付構造 - Google Patents

車両用デフレクタの取付構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用デフレクタの取
付構造、詳しくは、車幅方向両側部に前後方向に延びる
モールを固定したルーフにリテーナを介して取付ける車
両用デフレクタの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体に設けるルーフに幌部材取付
用の開口部を形成して、該開口部に幌部材を開閉可能に
設けると共に、前記ルーフにおける開口部の前部側にデ
フレクタを取付けて、このデフレクタで前記幌部材によ
る開口部の開放時に、該開口部から車室内に風が回り込
むのを抑制するようにしたものは、例えば実開平3−5
1615号公報などにおいて既に知られている。
【0003】しかして、以上のデフレクタを取付けるに
際しては、通常、図7及び図8で示すようにして行って
いる。同各図において、Aは幌部材で開閉される開口部
Bをもつルーフ、Cは前記ルーフAにおける開口部Bの
前方側に固定されるデフレクタ、Dは前記デフレクタC
を前記ルーフAにおける開口部Bの前方部位に取付ける
ための概略L形状に屈曲されたリテーナ、Eは前記ルー
フAにおける開口部Bの車幅方向外部側に設けられるモ
ールであって、このモールEで前記ルーフAの内部構造
つまり前記幌部材の取付部位などを外部から遮閉して外
観を良好とするためのものである。
【0004】また、前記ルーフAの端部は、ルーフパネ
ルaとルーフサイドレールbとで袋断面形状とされ、こ
のルーフパネルaの前方コーナー部に前記リテーナDを
固定するための2つの取付孔A1を形成しており、一
方、前記リテーナDには、その屈曲両端部にそれぞれ第
1取付孔D1をもつ2つの取付片D2,D3を一体に設
けると共に、これら各取付片D2,D3の内方側に前記
ルーフAの各取付孔A1と対向される2つの第2取付孔
D4を形成しており、さらに、前記デフレクタCには、
前記リテーナDの取付片D2,D3に設けた各取付孔D
1と対向される2つの取付孔C1を形成している。
【0005】そして、前記デフレクタCを取付けるにあ
たっては、前記ルーフAにおけるルーフパネルaの前方
コーナー部に前記リテーナDを載置し、該リテーナDに
設けた第2取付孔D4と前記アウターパネルaに設けた
取付孔A1とをそれぞれ位置合わせして、前記リテーナ
Dの上方側からグロメットFを前記各取付孔D4,A1
へと挿通させることにより、前記リテーナDを前記ルー
フパネルaの前方コーナー部に固定する。
【0006】また、以上のように、前記ルーフA側に前
記リテーナDを固定した後に、このリテーナDに設けた
前記取付片D2,D3の各第1取付孔D1と前記デフレ
クタCに設けた各取付孔C1とをそれぞれ位置合わせし
て、前記デフレクタCの上方側からグロメットFを前記
各取付孔C1,D1へと挿通させることにより、このデ
フレクタCを前記リテーナDに固定し、つまり、該リテ
ーナDを介して前記デフレクタCを前記ルーフAにおけ
る開口部Bの前部側に固定するのであり、斯かるデフレ
クタCにより前記開口部Bに設けた幌部材を開放させた
とき、該開口部Bから車室内に風が回り込むのを抑制す
るのである。さらに、前記モールEは、前記ルーフAに
おける開口部Bの車幅方向外部側で前記リテーナDの後
方側に取付けられ、前記モールEで前記ルーフAの内部
構造を外部から遮閉して外観を良好とするのである。
【0007】ところで、前記ルーフAに前記リテーナD
を固定するに際して、以上の構成ではグロメットFを用
い、該グロメットFを前記リテーナDの上方から前記ル
ーフA側に挿入させるようにしているが、この理由は、
図8で明らかなように、前記リテーナDの取付部位つま
り前記ルーフAにおけるデフレクタCの取付部位は、車
体側の剛性を確保するため、ルーフパネルaとルーフサ
イドレールbとで袋断面形状とされており、斯かる剛性
アップした部分で前記ルーフサイドレールb側に、車体
内部側から前記リテーナDを固定ボルトなどで前記アウ
ターパネルa側に取付けるべく、前記固定ボルトなどの
作業孔を開設することは、強度低下を招くこととなって
できないからである。また、以上の構成では、前記リテ
ーナDに対する前記デフレクタCの取付作業性を高める
ために、前記グロメットFを使用し、このグロメットF
を前記デフレクタCの上方側から前記リテーナDへと挿
入させるようにしている。つまり、前記デフレクタCと
リテーナDとの間の作業空間は非常に小さくて、前記デ
フレクタCの取付作業が行い難いことから、このデフレ
クタCの上方側から前記グロメットFを前記リテーナD
へと挿入させて、前記デフレクタCのリテーナDに対す
る取付作業性を高めるようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
なデフレクタCの取付構造では、前記ルーフA側に前記
リテーナDを取付け、かつ、該リテーナDに前記デフレ
クタCを取付けるようにしており、つまり、このデフレ
クタCを前記リテーナDだけでもって前記ルーフA側に
取付けるようにしており、また、前記リテーナDのルー
フA側に対する取付けと、前記リテーナDに対するデフ
レクタCの取付けとは、その何れも前記グロメットFを
使用し、特に、前記リテーナDに対するデフレクタCの
取付けは、該デフレクタCの上方側から前記グロメット
Fを前記リテーナDへと挿入させることにより行うよう
にしているため、前記デフレクタCのルーフA側に対す
る取付強度が充分ではなく、例えば前記デフレクタCを
上方側に持ち上げたようなとき、このデフレクタCがガ
タ付いたりすることがある。
【0009】また、前記ルーフAの意匠的外観を高める
ためには、前記リテーナDが外部から見え難くなるよう
に、このリテーナDを前記デフレクタCに対し小形とす
る必要があり、従って、前記リテーナD自体の強度も弱
くなって、該リテーナDによる前記デフレクタCの取付
強度が不充分となったのである。その上、以上の取付構
造では、前記リテーナDと前記モールEとを各別に取付
けるようにしているため、これらリテーナDやモールE
の取付強度が弱くなり、また、該モールEを前記ルーフ
A側に取付けるに際しては、前記リテーナDに対する前
記モールEの位置合わせ作業も別途行う必要があり、し
かも、これらリテーナDやモールEを各別に取付けるこ
とによって、両者の連続感が出し難く、両者間の連結部
位が一致しなかったりして、意匠的外観を損なうことも
ある。
【0010】本考案は以上のような問題に鑑みて開発し
たもので、その目的は、ルーフ側に対するデフレクタの
取付強度を高めて、該デフレクタのガタ付きなどを確実
に阻止でき、また、リテーナとモールとの取付強度も高
めることができ、しかも、前記リテーナに対するモール
の位置合わせ作業を別途行ったりすることなく、これら
リテーナとモールとの取付時における連続感を出して、
意匠的外観を高めることができる車両用デフレクタの取
付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、車幅方向両側部に前後方向に延びるモー
ル4を固定したルーフ1にリテーナ2を介して取付ける
車両用デフレクタの取付構造において、前記リテーナ2
の長さ方向端部に前記モール4の長さ方向端部とラップ
する重合部21を設けて、この重合部21を前記ルーフ
1とモール4との間に介装し、前記重合部21を、前記
ルーフ1とモール4とで挟着すると共に前記ルーフ1に
前記モール4と共締めしたものである。
【0012】
【作用】前記デフレクタを前記リテーナ2を介してルー
フ1側に取付けるとき、前記リテーナ2の長さ方向端部
に設けた重合部21が、前記モール4の長さ方向端部と
ラップされ、かつ、前記重合部21が前記モール4と共
にルーフ1に挟着状に共締めされて、該ルーフ1に対す
る前記リテーナ2の取付強度が強化されるのであり、従
って、斯かる取付強度の強化されたリテーナ2を介して
前記ルーフ1側に前記デフレクタが強固に固定されるこ
ととなって、このデフレクタのガタ付きを招いたりする
ことなく、該デフレクタの前記ルーフ1側に対する取付
強度を強化することが出来る。
【0013】また、前記リテーナ2の重合部21と前記
モール4とがルーフ1側に共締めされることから、これ
らモール4とリテーナ2との取付強度を互いに高めるこ
とが出来、さらに、以上のような共締めを行うことによ
り、前記リテーナ2に対するモール4の位置合わせ作業
を別途行ったりする必要もなくなって、作業性を高める
ことができ、しかも、前記リテーナ2とモール4との取
付時における連続感も出し、また、該モール4や前記デ
フレクタで前記リテーナ2の全体を隠蔽することも可能
となって、意匠的外観を高めることができるのである。
【0014】
【実施例】図6は自動車のルーフ部分を簡略的に示して
おり、ルーフ1に開口部1aを形成して、該開口部1a
に幌部材(図示せず)を開閉可能に設けると共に、この
開口部1aの前方コーナー部分に概略L形状に屈曲形成
された左右一対のリテーナ2,2を配設し、これら各リ
テーナ2を介して車両用デフレクタ3を取付け、該デフ
レクタ3で前記幌部材による前記開口部1aの開放時
に、この開口部1aから車室内に風が回り込むのを抑制
するようにしている。また、前記ルーフ1における開口
部1aの車幅方向両外側部には、それぞれ前後方向に延
びるモール4,4を取付け、該各モール4で前記ルーフ
1の内部構造つまり前記幌部材の取付部位などを外部か
ら遮閉して外観を良好にするようにしている。
【0015】しかして、前記デフレクタ3を前記ルーフ
1側に取付けるに際して、次のような取付構造としたの
である。即ち、前記リテーナ2の屈曲後部側に前記モー
ル4の長さ方向前部側とラップする重合部21を設け
て、この重合部21を前記ルーフ1とモール4との間に
介装して、前記重合部21を前記ルーフ1とモール4と
で挟着状に共締めするのである。
【0016】さらに詳述すると、図1で明らかにしたよ
うに、前記リテーナ2を、前記ルーフ1における開口部
1aのコーナー前部側に配置され、前記デフレクタ3の
前部側を固定支持する第1支持部22と、前記開口部1
aのコーナー外側部に配置され、前記デフレクタ3の外
側部を固定支持する第2支持部23とを備え、これら第
1及び第2支持部22,23とで概略L形状に形成する
と共に、この第2支持部23の後部側に、該第2支持部
23と連続状に前記開口部1aの外側部に沿って後方側
に延びる前記重合部21を形成する。
【0017】そして、前記リテーナ2における第1支持
部22の先端部分に、図2でも明らかなように、このリ
テーナ2を前記ルーフ1側に固定するボルトなどの固定
金具24を一体状に設け、該固定金具24を前記ルーフ
1における開口部1aの前部側に設けた取付孔11から
内方へと挿通し、この挿通端部にナットなどの受金具1
2を螺締することにより、前記リテーナ2の前部側を前
記ルーフ1に固定するようにしている。また、前記ルー
フ1の端部は、ルーフパネル1bとルーフサイドレール
1cとで袋断面形状に形成され、このルーフパネル1b
に前記固定金具24が挿通される前記取付孔11を形成
すると共に、前記ルーフサイドレール1cに作業孔1d
を開設して、該作業孔1dから前記取付孔11から挿通
される前記固定金具24の端部に前記受金具12を螺装
できるようにしている。
【0018】さらに、前記リテーナ2における固定金具
24の先端側には、前記デフレクタ3の前部側に設けた
前部側取付孔31と対向される第1取付孔25を形成し
て、これら各取付孔31,25に前記デフレクタ3の上
方側からグロメットなどの固定具5を挿通させることに
より、前記リテーナ2に前記デフレクタ3を取付けるよ
うになすと共に、前記第2支持部23の長さ方向中間部
位と前記重合部21の後端側には、図3,図5でも明ら
かなように、それぞれ前記モール4を取付けるための第
2及び第3取付孔26,27を形成する。
【0019】また、前記モール4は、内部中空状とされ
たモール本体41から成り、該本体41の前端側に平板
部42を一体状に設けて、この平板部42には、図3で
示したように、前記リテーナ2における第2支持部23
に設けた第2取付孔26と対向される取付孔43を形成
し、これら各取付孔26,43間にグロメットなどの固
定具5を挿通させて、前記モール4を前記リテーナ2側
に固定支持させるようになすと共に、前記モール本体4
1の前部側には、図4で明らかなように、前記デフレク
タ3の側部後方に形成した側部取付孔32から挿入され
るグロメットなどの固定具5を固定する受金具44を一
体状に設けて、前記デフレクタ3の上方側から前記固定
具5を、前記取付孔32を経て前記受金具44へと挿通
させることにより、前記デフレクタ3と前記モール4と
を一体状に組付けるようにしており、さらに、前記モー
ル本体41における前記受金具44の取付部後方側に
は、前記リテーナ2における重合部21の第3取付孔2
7と対向されるモールドタイラーなどの固定金具45を
一体状に設けて、該固定金具45を前記重合部21の取
付孔27から前記ルーフ1側へと挿通させることによ
り、このルーフ1側に前記リテーナ2の重合部21とモ
ール4とを共締めするようにしている。
【0020】次に、以上のようなデフレクタ3の取付構
造による作用について説明する。前記デフレクタ3を前
記ルーフ1側に取付けるにあたっては、先ず、該ルーフ
1における開口部1aの前方コーナー部分に前記リテー
ナ2を配設し、このリテーナ2の第1支持部22に設け
た前記固定金具24を前記ルーフ1の取付孔11から内
方側へと挿通し、その挿通端部に前記受金具12を螺締
することにより、前記リテーナ2の前部側を前記ルーフ
1に固定する(図2参照)。
【0021】また、前記リテーナ2の第2支持部23に
設けた第2取付孔26と、前記モール4の前端平板部4
1に設けた取付孔43とを対向させ、これら各取付孔2
6,43間に前記固定具5を挿通することにより、前記
モール4を前記リテーナ2側に固定する(図3参照)。
さらに、前記モール4に設けた前記固定金具45を、前
記前記リテーナ2の重合部21に設けた第3取付孔27
から前記ルーフ1側へと挿通させることにより、このル
ーフ1側に前記リテーナ2の重合部21とモール4とを
共締めするのである(図5参照)。
【0022】以上のように、前記リテーナ2は、前記ル
ーフ1の前部側に固定される第1支持部21と、前述し
たモール4と共締めされる前記重合部21とで固定さ
れ、しかも、前記リテーナ2は、後述するように、前記
ルーフ1の複数箇所に固定される前記デフレクタ3側に
も固定される。また、前記モール4は、その平板部41
の前記リテーナ2に対する固定箇所と、前述したリテー
ナ2とモール4との前記ルーフ1に対する共締め箇所と
に固定され、さらに、前記モール4は、その後方側にお
いても前記ルーフ1側に固定されると共に、後述するよ
うに、前記ルーフ1の複数箇所に固定される前記デフレ
クタ3側にも固定される。
【0023】従って、前記リテーナ2とモール4との取
付強度を互いに高めることができ、また、これらリテー
ナ2とモール4とを前記ルーフ1に対し共締めすること
により、前記リテーナ2に対するモール4の位置合わせ
作業を別途行ったりする必要もなくなって、作業性を高
めることができ、しかも、前記リテーナ2とモール4と
の取付時における連続感も出し、また、該モール4や前
記デフレクタ3で前記リテーナ2の全体を隠蔽すること
も可能となって、意匠的外観を高めることができるので
ある。
【0024】そして、以上のように、前記リテーナ2と
モール4とを前記ルーフ1側に固定した後に、前記デフ
レクタ3の前部上方から前記固定具5を、前記デフレク
タ3の前部側に設けた前部側取付孔31と、前記リテー
ナ2の第1支持部22に設けた第1取付孔25へと前記
固定具5を挿通させることにより、前記リテーナ2を介
してデフレクタ3の前部側を前記リテーナ2に固定(図
2参照)し、また、前記デフレクタ3の側部後方に形成
した側部取付孔32から前記固定具5を、前記モール4
に設けた受金具44へと挿通させることにより、前記デ
フレクタ3の後方側部を前記モール4に固定(図4参
照)し、つまり、前記リテーナ2とモール4とを介して
前記デフレクタ3を前記ルーフ1側に固定支持させる。
また、前記デフレクタ3は、その前部側と後方側部だけ
ではなく、該デフレクタ3の前方中央部分も前記ルーフ
1側に固定される。
【0025】従って、以上のように、取付強度の強化さ
れたリテーナ2やモール4を介して前記ルーフ1側に前
記デフレクタ3を固定することによって、該デフレクタ
3の前記ルーフ1側に対する取付強度を強化することが
でき、前記デフレクタ3のガタ付きなどを確実に防止す
ることができる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、車幅方
向両側部に前後方向に延びるモール4を固定したルーフ
1にリテーナ2を介して取付ける車両用デフレクタの取
付構造において、前記リテーナ2の長さ方向端部に前記
モール4の長さ方向端部とラップする重合部21を設け
て、この重合部21を前記ルーフ1とモール4との間に
介装し、前記リテーナ2の重合部21を前記モール4と
共にルーフ1側に挟着状に共締めするようにしたから、
前記リテーナ2の前記ルーフ1に対する取付強度を強化
することができ、斯かる取付強度の強化されたリテーナ
2を介して前記デフレクタを、該デフレクタのガタ付き
を招いたりすることなく、前記ルーフ1側に強固に固定
できるのである。
【0027】また、前記リテーナ2の重合部21と前記
モール4とがルーフ1側に共締めされることから、これ
らモール4とリテーナ2との取付強度を互いに高めるこ
とができ、さらに、以上のような共締めを行うことによ
り、前記リテーナ2に対するモール4の位置合わせ作業
を別途行ったりする必要もなくなって、作業性を高める
ことができ、しかも、前記モール4とリテーナ2との取
付時における連続感も出し、また、該モール4や前記デ
フレクタで前記リテーナ2の全体を隠蔽することも可能
となって、意匠的外観を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる取付構造の要部を示す一部省略
した平面図である。
【図2】図1のVーV線断面図である。
【図3】図1のWーW線断面図である。
【図4】図1のXーX線断面図である。
【図5】図1のY−Y線断面図である。
【図6】自動車のルーフ部分を概略的に示す分解斜視図
である。
【図7】従来のデフレクタ取付構造を示す分解斜視図で
ある。
【図8】図7のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 リテーナ 21 重合部 3 車両用デフレクタ 4 モール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向両側部に前後方向に延びるモー
    ル(4)を固定したルーフ(1)にリテーナ(2)を介
    して取付ける車両用デフレクタの取付構造において、前
    記リテーナ(2)の長さ方向端部に前記モール(4)の
    長さ方向端部とラップする重合部(21)を設けて、こ
    の重合部(21)を前記ルーフ(1)とモール(4)と
    の間に介装し、前記重合部(21)を、前記ルーフ
    (1)とモール(4)とで挟着すると共に前記ルーフ
    (1)に前記モール(4)と共締めしていることを特徴
    とする車両用デフレクタの取付構造。
JP1993000188U 1993-01-07 1993-01-07 車両用デフレクタの取付構造 Expired - Lifetime JP2576737Y2 (ja)

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