JPS6350217Y2 - - Google Patents

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JPS6350217Y2
JPS6350217Y2 JP7633784U JP7633784U JPS6350217Y2 JP S6350217 Y2 JPS6350217 Y2 JP S6350217Y2 JP 7633784 U JP7633784 U JP 7633784U JP 7633784 U JP7633784 U JP 7633784U JP S6350217 Y2 JPS6350217 Y2 JP S6350217Y2
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JP
Japan
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cowl
inner panel
brace
reinforcement
recess
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JP7633784U
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JPS60188069U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、車両ボデイの補強構造に係り、特
に、カウルインナパネルと、ステアリングを支持
するために配置されたイスントルメントパネルの
リインフオースメントとを、カウルブレースで連
結してなる車両ボデイの補強構造の改良に関す
る。
【従来の技術】
従来、例えば第3図に示されるように、インス
トルメントパネル10の前方下側に、車体幅方向
に沿つて配置されたカウルインナパネル12と、
該カウルインナパネル12の後方下側に該カウル
インナパネル12と略平行に配置されたインスト
ルメントパネル10のリインフオースメント14
とを、カウルブレース16で連結してなる車両ボ
デイの補強構造が知られている(実開昭57−
39870、あるいは同58−46667)。 前記カウルインナパネル12は、図示せぬ車両
前ドアオープニングフランジの前端から前方に伸
びる一対のカウルサイドパネル(図示せず)の間
に配置されている。 前記リインフオースメント14は、その両端が
それぞれ前記カウルサイドパネルあるいはフロン
トピラーに固定され、車体の捩り剛性の向上に寄
与すると共に、ステアリングチユーブ18の取付
けのための支柱として用いられ、車両の走行中に
車輪からステアリングチユーブ18を介して伝達
される振動を抑制し、インストルメントパネル1
0近傍の防振効果の向上に寄与している。 前記カウルブレース16は、前記カウルインナ
パネル12と前記リインフオースメント14との
間に配置・連結されて、前記リインフオースメン
ト14を補強するもので、インストルメントパネ
ル10開係のワイヤハーネス20をクランプ22
を介してカウルインナパネル12に組付けた後
に、ボルト24,26によつて取付けられる。 なお、図において、28はダツシユパネル、3
0はフードパネル、32はフロントウインドガラ
ス、34はステアリングチユーブ18の支持部
材、35は該支持部材を取付けるためのボルト、
36はデフロスタ用通風ダクト、38はステアリ
ングホイールをそれぞれ示している。 しかしながら、上記のような従来の補強構造に
あつては、ワイヤハーネス20、及びデフロスタ
用通風ダクト36用にとつたスペースのために、
カウルブレース16の上部取付けボルト24の位
置が、図に示されるように、カウルインナパネル
12の上下方向の中央下側とならざるを得ず、下
部締付け用のボルト26との間で大きな距離がと
れなくなるため、剛性のあるブレースの機能を充
分に果すことができず、ステアリングチユーブ1
8の振動防止上問題が残つていた。 又、上部締付けボルト24の位置がワイヤハー
ネス20と干渉するため、ボルト締付けが困難な
だけでなく、該ワイヤハーネス20の隙間から見
える部分でしか締付けが行えないという問題もあ
つた。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたも
のであつて、構造全体が充分な剛性を有し、且
つ、カウルブレースの組付けの際に、ワイヤハー
ネスやデフロスタ用通風ダクト等と干渉すること
なく、容易に組付けを行うことができる車両ボデ
イの補強構造を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、インストルメントパネルの前方下側
に、車体幅方向に沿つて配置されたカウルインナ
パネルと、該カウルインナパネルの後方下側に該
カウルインナパネルと略平行に配置されたインス
トルメントパネルのリインフオースメントとを、
カウルブレースで連結してなる車両ボデイの補強
構造において、前記カウルブレースの前記カウル
インナパネル側端部の上下方向中間部に、ワイヤ
ハーネスを通すための凹部を後方へ向けて形成す
ると共に、該凹部の上側及び下側の端部と前記カ
ウルインナパネルの上下端部とを、それぞれ連結
することによつて上記目的を達成したものであ
る。
【作用】
本考案においては、カウルブレースに凹部を形
成し、ワイヤハーネスをカウルインナパネルとカ
ウルブレースとの間に挾み込み、カウルブレース
の上部締付けの位置をカウルインナパネルの上部
に移動させたため、下側の締付けボルトとの距離
を充分に大きくとることができ、カウルブレース
の剛性を高く維持できるので、ステアリングチユ
ーブの上下振動を充分に抑制することができる。 又、カウルブレースの組付けの際に、ワイヤハ
ーネスと干渉することがないため、該カウルブレ
ースの組付け作業が極めて容易である。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。 この実施例は、第2図及び第3図に示されるよ
うに、インストルメントパネル10の前方下側
に、車体幅方向に沿つて配置されたカウルインナ
パネル12と、該カウルインナパネル12の後方
下側に該カウルインナパネル12と略平行に配置
されたインストルメントパネル10のリインフオ
ースメント14とを、カウルブレース40で連結
してなる車両ボデイの補強構造において、前記カ
ウルブレース40の前記カウルインナパネル12
側端部の上下方向略中央部に、ワイヤハーネス2
0を通すための凹部42を後方へ向けて形成する
と共に、該凹部42の上側及び下側の端部と、前
記カウルインナパネル12の上下端部とを、それ
ぞれ連結したものである。 前記カウルブレース40は、全体が幅広な平板
で形成され、そのエツジ部40Aが略直角に曲折
されて剛性が高められている。このカウルブレー
ス40は、カウルインナパネル12とリインフオ
ースメント14との間に、上下方向に立てて配
置・連結される。 前記凹部42は、前記カウルインナパネル12
側端部の上下方向略中央部に、ワイヤハーネス2
0の束の径相当の大きさで、後方へ向けて略半円
形に形成されている。 カウルブレース40は、この凹部42の上側及
び下側の端部において、それぞれボルト44,4
6にて、カウルインナパネル12の上下端部を連
結されている。 前記リインフオースメント14は、車体幅方向
のステアリングチユーブ18の存在する側が剛性
の高いプレス成形部材14Aで形成され、反対側
がストレートチユーブ14Bで形成されている。
又、リインフオースメント14の前記プレス成形
部材14A側の端部にはフランジ14Cが形成さ
れ、一方、ストレートチユーブ14B側の端部に
は偏平部14Dが形成され、それぞれ締付孔4
8,50を介してフロントピラー52に取付けら
れている。 他の構造については、第3図に示される従来の
車両ボデイの補強構造と同一であるので、第3図
におけると同一の符号を附することにより、説明
を省略するものとする。 組付けに際しては、まず前記カウルブレース4
0をリインフオースメント14側に従来と同様に
溶接にて連結した後、ワイヤハーネス20を前記
凹部42に挾み込み、次いで、カウルブレース4
0のカウルインナパネル12側上下端部と、カウ
ルインナパネル12の上下端部とをそれぞれボル
ト44,46で締付け・連結する。 この締付け・連結は、ワイヤハーネス20とボ
ルト44とが干渉しないため、極めて容易に行う
ことができる。 又、前記凹部42は、その上下側のボルト4
4,46の中間位置の、いわゆる余肉の部分に形
成されるものであるため、カウルブレース40の
開性低下をほとんど引き起こさないだけでなく、
むしろ、該凹部42の存在のために、その上下側
のボルト44,46の位置間の距離を大きくとる
ことができ、カウルブレース40を充分に幅広に
形成できるので、カウルブレース40全体の剛性
を非常に高くすることができる。 なお、上記実施例においては、ワイヤハーネス
20を通すための凹部42を、カウルブレース4
0のカウルインナパネル12側端部の上下方向略
中央部に、1個のみ形成するようにしていたが、
ワイヤハーネス20の数に応じて、上下方向中間
部に2個以上形成するようにしてもよい。 又、上記実施例においては、該凹部42の形状
を、略半円形としていたが、本考案においては、
ワイヤハーネスを良好に挾み込める形状はありさ
えすれば、該凹部42の形状は特に限定されるも
のではない。 又、上記実施例においては、カウルブレース4
0が上下方向に立設された平板状のものであつた
が、本考案は、ボツクス状のカウルブレースにも
同様に適用可能なのは明らかである。
【考案の効果】
以上説明してきた如く、本考案によれば、構造
全体が充分な剛性を有し、且つ、カウルブレース
の組付けの際に、ワイヤハーネスやデフロスタ用
通風ダクト等と干渉することがなく、容易に組付
けを行うことができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両ボデイの補強構造の
実施例を示す全体概略斜視図、第2図は第1図
−線に沿う断面図、第3図は従来の車両ボデイ
の補強構造の一例を示す、第2図と同様の断面図
である。 10……インストルメントパネル、12……カ
ウルインナパネル、14……リインフオースメン
ト、16,40……カウルブレース、20……ワ
イヤハーネス、24,26,44,46……ボル
ト、42……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インストルメントパネルの前方下側に、車体幅
    方向に沿つて配置されたカウルインナパネルと、
    該カウルインナパネルの後方下側に該カウルイン
    ナパネルと略平行に配置されたインストルメント
    パネルのリインフオースメントとを、カウルブレ
    ースで連結してなる車両ボデイの補強構造におい
    て、前記カウルブレースの前記カウルインナパネ
    ル側端部の上下方向中間部に、ワイヤハーネスを
    通すための凹部を後方へ向けて形成すると共に、
    該凹部の上側及び下側の端部と前記カウルインナ
    パネルの上下端部とを、それぞれ連結することを
    特徴とする車両ボデイの補強構造。
JP7633784U 1984-05-24 1984-05-24 車両ボデイの補強構造 Granted JPS60188069U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7633784U JPS60188069U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 車両ボデイの補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7633784U JPS60188069U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 車両ボデイの補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188069U JPS60188069U (ja) 1985-12-13
JPS6350217Y2 true JPS6350217Y2 (ja) 1988-12-23

Family

ID=30618381

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7633784U Granted JPS60188069U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 車両ボデイの補強構造

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JPS60188069U (ja) 1985-12-13

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