JPH0653242U - 車両用デフレクタの取付構造 - Google Patents

車両用デフレクタの取付構造

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JPH0653242U
JPH0653242U JP18893U JP18893U JPH0653242U JP H0653242 U JPH0653242 U JP H0653242U JP 18893 U JP18893 U JP 18893U JP 18893 U JP18893 U JP 18893U JP H0653242 U JPH0653242 U JP H0653242U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフ1側に対するデフレクタ3の取付強度
を高めてガタ付きなどを確実に阻止し、また、リテーナ
2とモール4との取付強度も高め、しかも、リテーナ2
に対するモール4の位置合わせ作業を別途行ったりする
こともなく、リテーナ2とモール4との取付時における
連続感を出して意匠的外観を高める。 【構成】 車幅方向両側部に前後方向に延びるモール4
を固定したルーフ1にリテーナ2を介して取付ける車両
用デフレクタ3の取付構造において、リテーナ2の長さ
方向端部にモール4の長さ方向端部とラップする重合部
21を設けて、この重合部21をルーフ1とモール4と
の間に介装し、リテーナ2の重合部21をモール4と共
にルーフ1側に挟着状に共締めする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用デフレクタの取付構造、詳しくは、車幅方向両側部に前後方 向に延びるモールを固定したルーフにリテーナを介して取付ける車両用デフレク タの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体に設けるルーフに幌部材取付用の開口部を形成して、該開口部に幌 部材を開閉可能に設けると共に、前記ルーフにおける開口部の前部側にデフレク タを取付けて、このデフレクタで前記幌部材による開口部の開放時に、該開口部 から車室内に風が回り込むのを抑制するようにしたものは、例えば実開平3−5 1615号公報などにおいて既に知られている。
【0003】 しかして、以上のデフレクタを取付けるに際しては、通常、図7及び図8で示 すようにして行っている。同各図において、Aは幌部材で開閉される開口部Bを もつルーフ、Cは前記ルーフAにおける開口部Bの前方側に固定されるデフレク タ、Dは前記デフレクタCを前記ルーフAにおける開口部Bの前方部位に取付け るための概略L形状に屈曲されたリテーナ、Eは前記ルーフAにおける開口部B の車幅方向外部側に設けられるモールであって、このモールEで前記ルーフAの 内部構造つまり前記幌部材の取付部位などを外部から遮閉して外観を良好とする ためのものである。
【0004】 また、前記ルーフAの端部は、ルーフパネルaとルーフサイドレールbとで袋 断面形状とされ、このルーフパネルaの前方コーナー部に前記リテーナDを固定 するための2つの取付孔A1を形成しており、一方、前記リテーナDには、その 屈曲両端部にそれぞれ第1取付孔D1をもつ2つの取付片D2,D3を一体に設 けると共に、これら各取付片D2,D3の内方側に前記ルーフAの各取付孔A1 と対向される2つの第2取付孔D4を形成しており、さらに、前記デフレクタC には、前記リテーナDの取付片D2,D3に設けた各取付孔D1と対向される2 つの取付孔C1を形成している。
【0005】 そして、前記デフレクタCを取付けるにあたっては、前記ルーフAにおけるル ーフパネルaの前方コーナー部に前記リテーナDを載置し、該リテーナDに設け た第2取付孔D4と前記アウターパネルaに設けた取付孔A1とをそれぞれ位置 合わせして、前記リテーナDの上方側からグロメットFを前記各取付孔D4,A 1へと挿通させることにより、前記リテーナDを前記ルーフパネルaの前方コー ナー部に固定する。
【0006】 また、以上のように、前記ルーフA側に前記リテーナDを固定した後に、この リテーナDに設けた前記取付片D2,D3の各第1取付孔D1と前記デフレクタ Cに設けた各取付孔C1とをそれぞれ位置合わせして、前記デフレクタCの上方 側からグロメットFを前記各取付孔C1,D1へと挿通させることにより、この デフレクタCを前記リテーナDに固定し、つまり、該リテーナDを介して前記デ フレクタCを前記ルーフAにおける開口部Bの前部側に固定するのであり、斯か るデフレクタCにより前記開口部Bに設けた幌部材を開放させたとき、該開口部 Bから車室内に風が回り込むのを抑制するのである。さらに、前記モールEは、 前記ルーフAにおける開口部Bの車幅方向外部側で前記リテーナDの後方側に取 付けられ、前記モールEで前記ルーフAの内部構造を外部から遮閉して外観を良 好とするのである。
【0007】 ところで、前記ルーフAに前記リテーナDを固定するに際して、以上の構成で はグロメットFを用い、該グロメットFを前記リテーナDの上方から前記ルーフ A側に挿入させるようにしているが、この理由は、図8で明らかなように、前記 リテーナDの取付部位つまり前記ルーフAにおけるデフレクタCの取付部位は、 車体側の剛性を確保するため、ルーフパネルaとルーフサイドレールbとで袋断 面形状とされており、斯かる剛性アップした部分で前記ルーフサイドレールb側 に、車体内部側から前記リテーナDを固定ボルトなどで前記アウターパネルa側 に取付けるべく、前記固定ボルトなどの作業孔を開設することは、強度低下を招 くこととなってできないからである。また、以上の構成では、前記リテーナDに 対する前記デフレクタCの取付作業性を高めるために、前記グロメットFを使用 し、このグロメットFを前記デフレクタCの上方側から前記リテーナDへと挿入 させるようにしている。つまり、前記デフレクタCとリテーナDとの間の作業空 間は非常に小さくて、前記デフレクタCの取付作業が行い難いことから、このデ フレクタCの上方側から前記グロメットFを前記リテーナDへと挿入させて、前 記デフレクタCのリテーナDに対する取付作業性を高めるようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上のようなデフレクタCの取付構造では、前記ルーフA側に前記 リテーナDを取付け、かつ、該リテーナDに前記デフレクタCを取付けるように しており、つまり、このデフレクタCを前記リテーナDだけでもって前記ルーフ A側に取付けるようにしており、また、前記リテーナDのルーフA側に対する取 付けと、前記リテーナDに対するデフレクタCの取付けとは、その何れも前記グ ロメットFを使用し、特に、前記リテーナDに対するデフレクタCの取付けは、 該デフレクタCの上方側から前記グロメットFを前記リテーナDへと挿入させる ことにより行うようにしているため、前記デフレクタCのルーフA側に対する取 付強度が充分ではなく、例えば前記デフレクタCを上方側に持ち上げたようなと き、このデフレクタCがガタ付いたりすることがある。
【0009】 また、前記ルーフAの意匠的外観を高めるためには、前記リテーナDが外部か ら見え難くなるように、このリテーナDを前記デフレクタCに対し小形とする必 要があり、従って、前記リテーナD自体の強度も弱くなって、該リテーナDによ る前記デフレクタCの取付強度が不充分となったのである。その上、以上の取付 構造では、前記リテーナDと前記モールEとを各別に取付けるようにしているた め、これらリテーナDやモールEの取付強度が弱くなり、また、該モールEを前 記ルーフA側に取付けるに際しては、前記リテーナDに対する前記モールEの位 置合わせ作業も別途行う必要があり、しかも、これらリテーナDやモールEを各 別に取付けることによって、両者の連続感が出し難く、両者間の連結部位が一致 しなかったりして、意匠的外観を損なうこともある。
【0010】 本考案は以上のような問題に鑑みて開発したもので、その目的は、ルーフ側に 対するデフレクタの取付強度を高めて、該デフレクタのガタ付きなどを確実に阻 止でき、また、リテーナとモールとの取付強度も高めることができ、しかも、前 記リテーナに対するモールの位置合わせ作業を別途行ったりすることなく、これ らリテーナとモールとの取付時における連続感を出して、意匠的外観を高めるこ とができる車両用デフレクタの取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、車幅方向両側部に前後方向に延びるモー ル4を固定したルーフ1にリテーナ2を介して取付ける車両用デフレクタの取付 構造において、前記リテーナ2の長さ方向端部に前記モール4の長さ方向端部と ラップする重合部21を設けて、この重合部21を前記ルーフ1とモール4との 間に介装し、前記重合部21を、前記ルーフ1とモール4とで挟着すると共に前 記ルーフ1に前記モール4と共締めしたものである。
【0012】
【作用】
前記デフレクタを前記リテーナ2を介してルーフ1側に取付けるとき、前記リ テーナ2の長さ方向端部に設けた重合部21が、前記モール4の長さ方向端部と ラップされ、かつ、前記重合部21が前記モール4と共にルーフ1に挟着状に共 締めされて、該ルーフ1に対する前記リテーナ2の取付強度が強化されるのであ り、従って、斯かる取付強度の強化されたリテーナ2を介して前記ルーフ1側に 前記デフレクタが強固に固定されることとなって、このデフレクタのガタ付きを 招いたりすることなく、該デフレクタの前記ルーフ1側に対する取付強度を強化 することが出来る。
【0013】 また、前記リテーナ2の重合部21と前記モール4とがルーフ1側に共締めさ れることから、これらモール4とリテーナ2との取付強度を互いに高めることが 出来、さらに、以上のような共締めを行うことにより、前記リテーナ2に対する モール4の位置合わせ作業を別途行ったりする必要もなくなって、作業性を高め ることができ、しかも、前記リテーナ2とモール4との取付時における連続感も 出し、また、該モール4や前記デフレクタで前記リテーナ2の全体を隠蔽するこ とも可能となって、意匠的外観を高めることができるのである。
【0014】
【実施例】
図6は自動車のルーフ部分を簡略的に示しており、ルーフ1に開口部1aを形 成して、該開口部1aに幌部材(図示せず)を開閉可能に設けると共に、この開 口部1aの前方コーナー部分に概略L形状に屈曲形成された左右一対のリテーナ 2,2を配設し、これら各リテーナ2を介して車両用デフレクタ3を取付け、該 デフレクタ3で前記幌部材による前記開口部1aの開放時に、この開口部1aか ら車室内に風が回り込むのを抑制するようにしている。また、前記ルーフ1にお ける開口部1aの車幅方向両外側部には、それぞれ前後方向に延びるモール4, 4を取付け、該各モール4で前記ルーフ1の内部構造つまり前記幌部材の取付部 位などを外部から遮閉して外観を良好にするようにしている。
【0015】 しかして、前記デフレクタ3を前記ルーフ1側に取付けるに際して、次のよう な取付構造としたのである。即ち、前記リテーナ2の屈曲後部側に前記モール4 の長さ方向前部側とラップする重合部21を設けて、この重合部21を前記ルー フ1とモール4との間に介装して、前記重合部21を前記ルーフ1とモール4と で挟着状に共締めするのである。
【0016】 さらに詳述すると、図1で明らかにしたように、前記リテーナ2を、前記ルー フ1における開口部1aのコーナー前部側に配置され、前記デフレクタ3の前部 側を固定支持する第1支持部22と、前記開口部1aのコーナー外側部に配置さ れ、前記デフレクタ3の外側部を固定支持する第2支持部23とを備え、これら 第1及び第2支持部22,23とで概略L形状に形成すると共に、この第2支持 部23の後部側に、該第2支持部23と連続状に前記開口部1aの外側部に沿っ て後方側に延びる前記重合部21を形成する。
【0017】 そして、前記リテーナ2における第1支持部22の先端部分に、図2でも明ら かなように、このリテーナ2を前記ルーフ1側に固定するボルトなどの固定金具 24を一体状に設け、該固定金具24を前記ルーフ1における開口部1aの前部 側に設けた取付孔11から内方へと挿通し、この挿通端部にナットなどの受金具 12を螺締することにより、前記リテーナ2の前部側を前記ルーフ1に固定する ようにしている。また、前記ルーフ1の端部は、ルーフパネル1bとルーフサイ ドレール1cとで袋断面形状に形成され、このルーフパネル1bに前記固定金具 24が挿通される前記取付孔11を形成すると共に、前記ルーフサイドレール1 cに作業孔1dを開設して、該作業孔1dから前記取付孔11から挿通される前 記固定金具24の端部に前記受金具12を螺装できるようにしている。
【0018】 さらに、前記リテーナ2における固定金具24の先端側には、前記デフレクタ 3の前部側に設けた前部側取付孔31と対向される第1取付孔25を形成して、 これら各取付孔31,25に前記デフレクタ3の上方側からグロメットなどの固 定具5を挿通させることにより、前記リテーナ2に前記デフレクタ3を取付ける ようになすと共に、前記第2支持部23の長さ方向中間部位と前記重合部21の 後端側には、図3,図5でも明らかなように、それぞれ前記モール4を取付ける ための第2及び第3取付孔26,27を形成する。
【0019】 また、前記モール4は、内部中空状とされたモール本体41から成り、該本体 41の前端側に平板部42を一体状に設けて、この平板部42には、図3で示し たように、前記リテーナ2における第2支持部23に設けた第2取付孔26と対 向される取付孔43を形成し、これら各取付孔26,43間にグロメットなどの 固定具5を挿通させて、前記モール4を前記リテーナ2側に固定支持させるよう になすと共に、前記モール本体41の前部側には、図4で明らかなように、前記 デフレクタ3の側部後方に形成した側部取付孔32から挿入されるグロメットな どの固定具5を固定する受金具44を一体状に設けて、前記デフレクタ3の上方 側から前記固定具5を、前記取付孔32を経て前記受金具44へと挿通させるこ とにより、前記デフレクタ3と前記モール4とを一体状に組付けるようにしてお り、さらに、前記モール本体41における前記受金具44の取付部後方側には、 前記リテーナ2における重合部21の第3取付孔27と対向されるモールドタイ ラーなどの固定金具45を一体状に設けて、該固定金具45を前記重合部21の 取付孔27から前記ルーフ1側へと挿通させることにより、このルーフ1側に前 記リテーナ2の重合部21とモール4とを共締めするようにしている。
【0020】 次に、以上のようなデフレクタ3の取付構造による作用について説明する。前 記デフレクタ3を前記ルーフ1側に取付けるにあたっては、先ず、該ルーフ1に おける開口部1aの前方コーナー部分に前記リテーナ2を配設し、このリテーナ 2の第1支持部22に設けた前記固定金具24を前記ルーフ1の取付孔11から 内方側へと挿通し、その挿通端部に前記受金具12を螺締することにより、前記 リテーナ2の前部側を前記ルーフ1に固定する(図2参照)。
【0021】 また、前記リテーナ2の第2支持部23に設けた第2取付孔26と、前記モー ル4の前端平板部41に設けた取付孔43とを対向させ、これら各取付孔26, 43間に前記固定具5を挿通することにより、前記モール4を前記リテーナ2側 に固定する(図3参照)。さらに、前記モール4に設けた前記固定金具45を、 前記前記リテーナ2の重合部21に設けた第3取付孔27から前記ルーフ1側へ と挿通させることにより、このルーフ1側に前記リテーナ2の重合部21とモー ル4とを共締めするのである(図5参照)。
【0022】 以上のように、前記リテーナ2は、前記ルーフ1の前部側に固定される第1支 持部21と、前述したモール4と共締めされる前記重合部21とで固定され、し かも、前記リテーナ2は、後述するように、前記ルーフ1の複数箇所に固定され る前記デフレクタ3側にも固定される。また、前記モール4は、その平板部41 の前記リテーナ2に対する固定箇所と、前述したリテーナ2とモール4との前記 ルーフ1に対する共締め箇所とに固定され、さらに、前記モール4は、その後方 側においても前記ルーフ1側に固定されると共に、後述するように、前記ルーフ 1の複数箇所に固定される前記デフレクタ3側にも固定される。
【0023】 従って、前記リテーナ2とモール4との取付強度を互いに高めることができ、 また、これらリテーナ2とモール4とを前記ルーフ1に対し共締めすることによ り、前記リテーナ2に対するモール4の位置合わせ作業を別途行ったりする必要 もなくなって、作業性を高めることができ、しかも、前記リテーナ2とモール4 との取付時における連続感も出し、また、該モール4や前記デフレクタ3で前記 リテーナ2の全体を隠蔽することも可能となって、意匠的外観を高めることがで きるのである。
【0024】 そして、以上のように、前記リテーナ2とモール4とを前記ルーフ1側に固定 した後に、前記デフレクタ3の前部上方から前記固定具5を、前記デフレクタ3 の前部側に設けた前部側取付孔31と、前記リテーナ2の第1支持部22に設け た第1取付孔25へと前記固定具5を挿通させることにより、前記リテーナ2を 介してデフレクタ3の前部側を前記リテーナ2に固定(図2参照)し、また、前 記デフレクタ3の側部後方に形成した側部取付孔32から前記固定具5を、前記 モール4に設けた受金具44へと挿通させることにより、前記デフレクタ3の後 方側部を前記モール4に固定(図4参照)し、つまり、前記リテーナ2とモール 4とを介して前記デフレクタ3を前記ルーフ1側に固定支持させる。また、前記 デフレクタ3は、その前部側と後方側部だけではなく、該デフレクタ3の前方中 央部分も前記ルーフ1側に固定される。
【0025】 従って、以上のように、取付強度の強化されたリテーナ2やモール4を介して 前記ルーフ1側に前記デフレクタ3を固定することによって、該デフレクタ3の 前記ルーフ1側に対する取付強度を強化することができ、前記デフレクタ3のガ タ付きなどを確実に防止することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、車幅方向両側部に前後方向に延びるモール4 を固定したルーフ1にリテーナ2を介して取付ける車両用デフレクタの取付構造 において、前記リテーナ2の長さ方向端部に前記モール4の長さ方向端部とラッ プする重合部21を設けて、この重合部21を前記ルーフ1とモール4との間に 介装し、前記リテーナ2の重合部21を前記モール4と共にルーフ1側に挟着状 に共締めするようにしたから、前記リテーナ2の前記ルーフ1に対する取付強度 を強化することができ、斯かる取付強度の強化されたリテーナ2を介して前記デ フレクタを、該デフレクタのガタ付きを招いたりすることなく、前記ルーフ1側 に強固に固定できるのである。
【0027】 また、前記リテーナ2の重合部21と前記モール4とがルーフ1側に共締めさ れることから、これらモール4とリテーナ2との取付強度を互いに高めることが でき、さらに、以上のような共締めを行うことにより、前記リテーナ2に対する モール4の位置合わせ作業を別途行ったりする必要もなくなって、作業性を高め ることができ、しかも、前記モール4とリテーナ2との取付時における連続感も 出し、また、該モール4や前記デフレクタで前記リテーナ2の全体を隠蔽するこ とも可能となって、意匠的外観を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる取付構造の要部を示す一部省略
した平面図である。
【図2】図1のVーV線断面図である。
【図3】図1のWーW線断面図である。
【図4】図1のXーX線断面図である。
【図5】図1のY−Y線断面図である。
【図6】自動車のルーフ部分を概略的に示す分解斜視図
である。
【図7】従来のデフレクタ取付構造を示す分解斜視図で
ある。
【図8】図7のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 リテーナ 21 重合部 3 車両用デフレクタ 4 モール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向両側部に前後方向に延びるモー
    ル(4)を固定したルーフ(1)にリテーナ(2)を介
    して取付ける車両用デフレクタの取付構造において、前
    記リテーナ(2)の長さ方向端部に前記モール(4)の
    長さ方向端部とラップする重合部(21)を設けて、こ
    の重合部(21)を前記ルーフ(1)とモール(4)と
    の間に介装し、前記重合部(21)を、前記ルーフ
    (1)とモール(4)とで挟着すると共に前記ルーフ
    (1)に前記モール(4)と共締めしていることを特徴
    とする車両用デフレクタの取付構造。
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