JPH09207681A - 自動車用ルーフレールの取付構造 - Google Patents
自動車用ルーフレールの取付構造Info
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- JPH09207681A JPH09207681A JP1492196A JP1492196A JPH09207681A JP H09207681 A JPH09207681 A JP H09207681A JP 1492196 A JP1492196 A JP 1492196A JP 1492196 A JP1492196 A JP 1492196A JP H09207681 A JPH09207681 A JP H09207681A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ルーフパネル表面の変形を防止す
ることができる自動車用ルーフレールの取付構造を提供
することにある。 【解決手段】 ルーフパネルの裏面側に、ルーフレール
ブラケットを装着し、ルーフレールを、上記ルーフパネ
ルとルーフレールブラケットに螺着して取り付けるよう
にした自動車用ルーフレールの取付構造において、上記
ルーフレールブラケット６のルーフサイドレール側取付
部１５を車幅方向にスライド可能に形成し、このルーフ
サイドレール側取付部１５を、上記ルーフサイドレール
１１に仮留めしてから、上記ルーフレールブラケット６
を車幅方向にスライドさせてルーフパネル側取付部１２
を上記ルーフレール３に螺着したことにある。
ることができる自動車用ルーフレールの取付構造を提供
することにある。 【解決手段】 ルーフパネルの裏面側に、ルーフレール
ブラケットを装着し、ルーフレールを、上記ルーフパネ
ルとルーフレールブラケットに螺着して取り付けるよう
にした自動車用ルーフレールの取付構造において、上記
ルーフレールブラケット６のルーフサイドレール側取付
部１５を車幅方向にスライド可能に形成し、このルーフ
サイドレール側取付部１５を、上記ルーフサイドレール
１１に仮留めしてから、上記ルーフレールブラケット６
を車幅方向にスライドさせてルーフパネル側取付部１２
を上記ルーフレール３に螺着したことにある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーフパネル表面
の変形を防止することができる自動車用ルーフレールの
取付構造に関する。
の変形を防止することができる自動車用ルーフレールの
取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のルーフ部には、装飾等を兼ね
て、ルーフ部の左右に、車体前後方向に沿って長尺のバ
ー、いわゆるルーフレールを取り付ける場合がある。
て、ルーフ部の左右に、車体前後方向に沿って長尺のバ
ー、いわゆるルーフレールを取り付ける場合がある。
【０００３】図１０は、従来のルーフレールの取付構造
を示したものである。ルーフ部１００は、ルーフパネル
１０１の両側に、ルーフサイドアウタレール１０２およ
びルーフサイドインナレール１０３が接合されて構成さ
れている。ルーフレール１０４は、このルーフ部１００
の内面側に装着されたルーフレールブラケット１０５に
螺着して取り付けられている。ルーフレールブラケット
１０５は、ルーフパネル１０１の裏面とルーフサイドイ
ンナレール１０３に跨って螺着されており、ルーフパネ
ル１０１に形成された取付孔１０１ａおよびルーフサイ
ドインナレール１０３に形成された取付孔１０３ａとの
対向面に、ボルト締めするためのボルト孔１０５ａ，１
０５ｂがそれぞれ形成されている。
を示したものである。ルーフ部１００は、ルーフパネル
１０１の両側に、ルーフサイドアウタレール１０２およ
びルーフサイドインナレール１０３が接合されて構成さ
れている。ルーフレール１０４は、このルーフ部１００
の内面側に装着されたルーフレールブラケット１０５に
螺着して取り付けられている。ルーフレールブラケット
１０５は、ルーフパネル１０１の裏面とルーフサイドイ
ンナレール１０３に跨って螺着されており、ルーフパネ
ル１０１に形成された取付孔１０１ａおよびルーフサイ
ドインナレール１０３に形成された取付孔１０３ａとの
対向面に、ボルト締めするためのボルト孔１０５ａ，１
０５ｂがそれぞれ形成されている。
【０００４】ルーフレールブラケット１０５の取付け順
序は、ルーフレールブラケット１０５の一端部をルーフ
サイドインナレール１０３にブラケットボルト１０６お
よび溶接ナット１０７を介して固定し、つぎに、ルーフ
レールブラケット１０５の他端部を、ルーフパネル１０
１の裏面に、スタッドボルト１０８およびナット１０９
を介して固定する。上記順序で取付けすると、ルーフパ
ネル１０１とルーフサイドインナレール１０３の寸法の
ばらつきにより、ルーフパネル１０１とルーフレールブ
ラケット１０５の間に、隙間ｈが生じる。この状態で、
ルーフパネル１０１とルーフレールブラケット１０５を
締結すると、ルーフパネル１０１の表面が変形してしま
う虞がある。
序は、ルーフレールブラケット１０５の一端部をルーフ
サイドインナレール１０３にブラケットボルト１０６お
よび溶接ナット１０７を介して固定し、つぎに、ルーフ
レールブラケット１０５の他端部を、ルーフパネル１０
１の裏面に、スタッドボルト１０８およびナット１０９
を介して固定する。上記順序で取付けすると、ルーフパ
ネル１０１とルーフサイドインナレール１０３の寸法の
ばらつきにより、ルーフパネル１０１とルーフレールブ
ラケット１０５の間に、隙間ｈが生じる。この状態で、
ルーフパネル１０１とルーフレールブラケット１０５を
締結すると、ルーフパネル１０１の表面が変形してしま
う虞がある。
【０００５】そこで、図１１に示すように、前述とは逆
に、ルーフパネル１０１とルーフレールブラケット１０
５の他端部を、スタッドボルト１０８およびナット１０
９を介して締め付けて、ルーフレール１０４を先に固定
し、後から、ルーフレールブラケット１０５の一端部を
ルーフサイドインナレール１０３にブラケットボルト１
０６および溶接ナット１０７を介して締め付ける方法が
ある。上記従来技術によると、ルーフレールブラケット
１０５とルーフサイドインナレール１０３との間に、隙
間ｉが生じ、前記の方法と同様の問題を生じる。
に、ルーフパネル１０１とルーフレールブラケット１０
５の他端部を、スタッドボルト１０８およびナット１０
９を介して締め付けて、ルーフレール１０４を先に固定
し、後から、ルーフレールブラケット１０５の一端部を
ルーフサイドインナレール１０３にブラケットボルト１
０６および溶接ナット１０７を介して締め付ける方法が
ある。上記従来技術によると、ルーフレールブラケット
１０５とルーフサイドインナレール１０３との間に、隙
間ｉが生じ、前記の方法と同様の問題を生じる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ルーフ
レールブラケット１０５に設けられるボルト孔１０５
ａ，１０５ｂの位置が決まっているため、ルーフパネル
１０１またはルーフサイドインナレール１０３のどちら
と先にボルト締めしてもルーフパネル１０１には変形が
生じてしまう課題があった。
レールブラケット１０５に設けられるボルト孔１０５
ａ，１０５ｂの位置が決まっているため、ルーフパネル
１０１またはルーフサイドインナレール１０３のどちら
と先にボルト締めしてもルーフパネル１０１には変形が
生じてしまう課題があった。
【０００７】本発明は上記課題を解決し、ルーフパネル
表面の変形を防止することができる自動車用ルーフレー
ルの取付構造を提供することを目的とする。
表面の変形を防止することができる自動車用ルーフレー
ルの取付構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネルから
ルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラケッ
トを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するルーフ
レールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケット
に螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレール
の取付構造において、上記ルーフレールブラケットのル
ーフサイドレール側取付部を、車幅方向にスライド可能
に形成し、このルーフサイドレール側取付部を、上記ル
ーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレール
ブラケットを車幅方向にスライドさせてルーフパネル側
取付部を上記ルーフレールに螺着したことにある。ま
た、本発明は、ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネル
からルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラ
ケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するル
ーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケ
ットに螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレ
ールの取付構造において、上記ルーフレールブラケット
のルーフサイドレール側取付孔を車幅方向に長孔に形成
し、このルーフサイドレール側取付孔をクリップによっ
てルーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレ
ールブラケットを上記長孔に沿って車幅方向にスライド
させて位置合わせし、上記ルーフパネル側取付部を上記
ルーフレールにネジ留めしたことにある。
するため、ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネルから
ルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラケッ
トを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するルーフ
レールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケット
に螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレール
の取付構造において、上記ルーフレールブラケットのル
ーフサイドレール側取付部を、車幅方向にスライド可能
に形成し、このルーフサイドレール側取付部を、上記ル
ーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレール
ブラケットを車幅方向にスライドさせてルーフパネル側
取付部を上記ルーフレールに螺着したことにある。ま
た、本発明は、ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネル
からルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラ
ケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するル
ーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケ
ットに螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレ
ールの取付構造において、上記ルーフレールブラケット
のルーフサイドレール側取付孔を車幅方向に長孔に形成
し、このルーフサイドレール側取付孔をクリップによっ
てルーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレ
ールブラケットを上記長孔に沿って車幅方向にスライド
させて位置合わせし、上記ルーフパネル側取付部を上記
ルーフレールにネジ留めしたことにある。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
参照しながら詳細に説明する。
【００１０】図１ないし図６は、本発明の自動車用ルー
フレールの取付構造を示したものである。図１におい
て、１は自動車の車体で、ルーフ部２の左右に、車体１
の前後方向に沿ってルーフレール３が設けられている。
フレールの取付構造を示したものである。図１におい
て、１は自動車の車体で、ルーフ部２の左右に、車体１
の前後方向に沿ってルーフレール３が設けられている。
【００１１】ルーフレール３は、図２および図３に示す
ように、ルーフレール本体４とルーフレールキャップ５
とで構成されており、ルーフレール本体４の両端部と中
間部に設けられたベース部４ａ，４ｂをルーフ部２裏面
に装着されたルーフレールブラケット６に固定するよう
にしている。
ように、ルーフレール本体４とルーフレールキャップ５
とで構成されており、ルーフレール本体４の両端部と中
間部に設けられたベース部４ａ，４ｂをルーフ部２裏面
に装着されたルーフレールブラケット６に固定するよう
にしている。
【００１２】図４ないし図６は、ルーフ部２に対するル
ーフレール３の取付部を示したものである。ルーフ部２
は、ルーフパネル７の両側にルーフサイドレール８を溶
接して構成されており、ルーフパネル７の両側部に、図
７および図８に示すように、ルーフレール３を取り付け
る取付孔９が形成されている。この取付孔９は、ルーフ
レール３の両端部を取り付ける部分で、それぞれ車体の
前後方向に２個所、ルーフレール３の中間部を取り付け
る部分で１個所形成されており、それぞれ車幅方向の長
孔に形成されている。
ーフレール３の取付部を示したものである。ルーフ部２
は、ルーフパネル７の両側にルーフサイドレール８を溶
接して構成されており、ルーフパネル７の両側部に、図
７および図８に示すように、ルーフレール３を取り付け
る取付孔９が形成されている。この取付孔９は、ルーフ
レール３の両端部を取り付ける部分で、それぞれ車体の
前後方向に２個所、ルーフレール３の中間部を取り付け
る部分で１個所形成されており、それぞれ車幅方向の長
孔に形成されている。
【００１３】ルーフサイドレール８は、ルーフサイドア
ウタレール１０とルーフサイドインナレール１１で構成
されており、両端のフランジ部１０ａ，１１ａと、フラ
ンジ部１０ｂ，１１ｂを接合して閉じ断面に構成されて
いる。これらフランジ部１０ａとフランジ部１１ａをル
ーフパネル７の両側のフランジ部７ａに接合してルーフ
部２が構成されている。上記ルーフレールブラケット６
は、それぞれルーフレール３のベース部４ａ，４ｂに対
応するルーフパネル７の裏面と、ルーフサイドインナレ
ール１１に掛け渡して取り付けられている。このルーフ
レールブラケット６には、図９に示すように、ルーフパ
ネル７の取付孔９に対応する一端部座面に、スタッドボ
ルト１２（ルーフパネル側取付部）を挿通するスタッド
ボルト挿通用の孔１３が３個所に設けられており、ルー
フサイドインナレール１１に対応する他端部座面に、ク
リップ１４を挿通するクリップ用の長孔１５（ルーフサ
イドレール側取付部）と、ブラケットボルト１６を挿通
するブラケットボルト挿通用の孔１７が設けられてい
る。スタッドボルト挿通用の孔１３は、ルーフレール３
の両端部では、両端の孔を使用し、ルーフレール３の中
間部では、中間の孔を使用する。スタッドボルト１２
は、予めスタッドボルト挿通用の孔１３に組み付けて溶
接しておく。クリップ用の長孔１５は、車幅方向にスラ
イド可能になるように、車幅方向、すなわちルーフレー
ルブラケット６の長手方向に長孔に形成され、ブラケッ
トボルト挿通用の孔１７は、ルーフレールブラケット６
のスライドに対応するように大きな孔、いわゆるばか孔
に形成されている。
ウタレール１０とルーフサイドインナレール１１で構成
されており、両端のフランジ部１０ａ，１１ａと、フラ
ンジ部１０ｂ，１１ｂを接合して閉じ断面に構成されて
いる。これらフランジ部１０ａとフランジ部１１ａをル
ーフパネル７の両側のフランジ部７ａに接合してルーフ
部２が構成されている。上記ルーフレールブラケット６
は、それぞれルーフレール３のベース部４ａ，４ｂに対
応するルーフパネル７の裏面と、ルーフサイドインナレ
ール１１に掛け渡して取り付けられている。このルーフ
レールブラケット６には、図９に示すように、ルーフパ
ネル７の取付孔９に対応する一端部座面に、スタッドボ
ルト１２（ルーフパネル側取付部）を挿通するスタッド
ボルト挿通用の孔１３が３個所に設けられており、ルー
フサイドインナレール１１に対応する他端部座面に、ク
リップ１４を挿通するクリップ用の長孔１５（ルーフサ
イドレール側取付部）と、ブラケットボルト１６を挿通
するブラケットボルト挿通用の孔１７が設けられてい
る。スタッドボルト挿通用の孔１３は、ルーフレール３
の両端部では、両端の孔を使用し、ルーフレール３の中
間部では、中間の孔を使用する。スタッドボルト１２
は、予めスタッドボルト挿通用の孔１３に組み付けて溶
接しておく。クリップ用の長孔１５は、車幅方向にスラ
イド可能になるように、車幅方向、すなわちルーフレー
ルブラケット６の長手方向に長孔に形成され、ブラケッ
トボルト挿通用の孔１７は、ルーフレールブラケット６
のスライドに対応するように大きな孔、いわゆるばか孔
に形成されている。
【００１４】ルーフレールブラケット６は、他端部座面
をクリップ１４とブラケットボルト１６によってルーフ
サイドインナレール１１に固定されており、このルーフ
サイドインナレール１１には、クリップ用の長孔１５
と、ブラケットボルト挿通用の孔１７に対応する取付孔
１８，１９が形成されている。このブラケットボルト１
６を固定する取付孔１９の裏面には、溶接ナット２０が
溶着されており、この溶接ナット２０にブラケットボル
ト１６を螺合してルーフレールブラケット６を固定する
ようにしている。また、上記ルーフレール３は、ルーフ
パネル７の取付孔９に挿通されたスタッドボルト１２
に、ベース部４ａ，４ｂに設けられた取付孔２１を通し
てルーフパネル７上に配置され、ナット２２をスタッド
ボルト１２に螺合することによって固定されている。こ
のルーフレール３のベース部４ａ，４ｂは、ルーフレー
ルキャップ５によって覆われて、ナット２２が見えない
ように構成されている。２３はルーフレール３のベース
部４ａ，４ｂ下面に配置されたシール材で、雨水等が室
内に浸入するのを阻止している。
をクリップ１４とブラケットボルト１６によってルーフ
サイドインナレール１１に固定されており、このルーフ
サイドインナレール１１には、クリップ用の長孔１５
と、ブラケットボルト挿通用の孔１７に対応する取付孔
１８，１９が形成されている。このブラケットボルト１
６を固定する取付孔１９の裏面には、溶接ナット２０が
溶着されており、この溶接ナット２０にブラケットボル
ト１６を螺合してルーフレールブラケット６を固定する
ようにしている。また、上記ルーフレール３は、ルーフ
パネル７の取付孔９に挿通されたスタッドボルト１２
に、ベース部４ａ，４ｂに設けられた取付孔２１を通し
てルーフパネル７上に配置され、ナット２２をスタッド
ボルト１２に螺合することによって固定されている。こ
のルーフレール３のベース部４ａ，４ｂは、ルーフレー
ルキャップ５によって覆われて、ナット２２が見えない
ように構成されている。２３はルーフレール３のベース
部４ａ，４ｂ下面に配置されたシール材で、雨水等が室
内に浸入するのを阻止している。
【００１５】次に、上記構成による本発明の作用を説明
する。ルーフレール３は、次のようにしてルーフ部２に
取り付けられている。まず、スタッドボルト１２をルー
フパネル７の取付孔９に挿通するようにしてルーフレー
ルブラケット６をルーフパネル７の裏面側に配置する。
そして、ルーフレールブラケット６のクリップ用の長孔
１５にクリップ１４を挿通してルーフルーフレールブラ
ケット６をサイドインナレール１１に仮留めする。この
とき、ルーフレールブラケット６のサイドインナレール
側座面とサイドインナレール１１との間隙はない。ま
た、ルーフレールブラケット６の一端部座面は、ルーフ
パネル７の裏面と間隙ｊを有している。次に、ルーフレ
ール３のベース部４ａ，４ｂの取付孔２１にスタッドボ
ルト１２が入るようにしてルーフレール３を配置する。
そして、ルーフレール３のベース部４ａ，４ｂ上に突出
したスタッドボルト１２にナット２２を螺合して、ルー
フレール３を固定する。このとき、ナット２２の螺合に
伴って、ルーフレールブラケット６は、サイドインナレ
ール１１と接合したまま図視矢視のように斜め上方に移
動して、ルーフレールブラケット６の上部側の一端部座
面は、車幅方向にスライドして、ルーフレールブラケッ
ト６の一端部座面がルーフパネル７の裏面と接合するよ
うに調整される。クリップ１４およびスタッドボルト１
２は、図５および図６の図示矢視方向に移動してルーフ
レールブラケット６の位置調整を行う。ルーフレール３
のベース部４ａ，４ｂには、ルーフレールキャップ５を
かぶせて、ナット２２部分を覆う。最後に、ブラケット
ボルト挿通用の孔１７とルーフサイドインナレール１１
の取付孔１９にブラケットボルト１６を挿通して、ブラ
ケットボルト１６を溶接ナット２０に螺合してルーフレ
ールブラケット６を固定する。ブラケットボルト挿通用
の孔１７は、ばか孔に形成されているので、ルーフレー
ルブラケット６がスライドによって、移動しても、ルー
フサイドインナレール１１の取付孔１９から外れること
はない。
する。ルーフレール３は、次のようにしてルーフ部２に
取り付けられている。まず、スタッドボルト１２をルー
フパネル７の取付孔９に挿通するようにしてルーフレー
ルブラケット６をルーフパネル７の裏面側に配置する。
そして、ルーフレールブラケット６のクリップ用の長孔
１５にクリップ１４を挿通してルーフルーフレールブラ
ケット６をサイドインナレール１１に仮留めする。この
とき、ルーフレールブラケット６のサイドインナレール
側座面とサイドインナレール１１との間隙はない。ま
た、ルーフレールブラケット６の一端部座面は、ルーフ
パネル７の裏面と間隙ｊを有している。次に、ルーフレ
ール３のベース部４ａ，４ｂの取付孔２１にスタッドボ
ルト１２が入るようにしてルーフレール３を配置する。
そして、ルーフレール３のベース部４ａ，４ｂ上に突出
したスタッドボルト１２にナット２２を螺合して、ルー
フレール３を固定する。このとき、ナット２２の螺合に
伴って、ルーフレールブラケット６は、サイドインナレ
ール１１と接合したまま図視矢視のように斜め上方に移
動して、ルーフレールブラケット６の上部側の一端部座
面は、車幅方向にスライドして、ルーフレールブラケッ
ト６の一端部座面がルーフパネル７の裏面と接合するよ
うに調整される。クリップ１４およびスタッドボルト１
２は、図５および図６の図示矢視方向に移動してルーフ
レールブラケット６の位置調整を行う。ルーフレール３
のベース部４ａ，４ｂには、ルーフレールキャップ５を
かぶせて、ナット２２部分を覆う。最後に、ブラケット
ボルト挿通用の孔１７とルーフサイドインナレール１１
の取付孔１９にブラケットボルト１６を挿通して、ブラ
ケットボルト１６を溶接ナット２０に螺合してルーフレ
ールブラケット６を固定する。ブラケットボルト挿通用
の孔１７は、ばか孔に形成されているので、ルーフレー
ルブラケット６がスライドによって、移動しても、ルー
フサイドインナレール１１の取付孔１９から外れること
はない。
【００１６】上記実施例によると、ルーフレールブラケ
ット６の他端部をクリップ１４によって仮留めすること
ができるので、ルーフレールブラケット６を車幅方向に
スライドさせて、ルーフレールブラケット６をルーフパ
ネル７の裏面に接合させる。よって、スタッドボルト１
２の固定にともなって、ルーフパネル７が変形する不具
合を防止することができる。このルーフレール３には、
スキーキャリア等を装着して使用することもできる。な
お、本発明は上記実施例のみに限定されず、たとえば、
クリップ１４に代えて、ネジを用いると共にこのネジを
緩く留めることによって、ルーフレールブラケット６を
スライド可能に仮留めすることもできる。また、スタッ
ドボルト１２を溶接しない場合には、ナット２２に溶接
ナットを用いることもできるとともに、ナット２２に代
えてルーフレール３のベース部４ａ，４ｂにネジ溝を刻
設することもできる。さらに、溶接ナット２０も同様に
省略してルーフサイドインナレール１１の取付孔１９に
直接、ネジ込むようにしても良い。など、その他、本発
明の要旨を変更しない範囲内で適宜変形して用いること
ができることは言うまでもない。
ット６の他端部をクリップ１４によって仮留めすること
ができるので、ルーフレールブラケット６を車幅方向に
スライドさせて、ルーフレールブラケット６をルーフパ
ネル７の裏面に接合させる。よって、スタッドボルト１
２の固定にともなって、ルーフパネル７が変形する不具
合を防止することができる。このルーフレール３には、
スキーキャリア等を装着して使用することもできる。な
お、本発明は上記実施例のみに限定されず、たとえば、
クリップ１４に代えて、ネジを用いると共にこのネジを
緩く留めることによって、ルーフレールブラケット６を
スライド可能に仮留めすることもできる。また、スタッ
ドボルト１２を溶接しない場合には、ナット２２に溶接
ナットを用いることもできるとともに、ナット２２に代
えてルーフレール３のベース部４ａ，４ｂにネジ溝を刻
設することもできる。さらに、溶接ナット２０も同様に
省略してルーフサイドインナレール１１の取付孔１９に
直接、ネジ込むようにしても良い。など、その他、本発
明の要旨を変更しない範囲内で適宜変形して用いること
ができることは言うまでもない。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
用ルーフレールの取付構造によれば次のような効果を奏
することができる。請求項１において、ルーフパネルの
裏面側に、ルーフパネルからルーフサイドレールに掛け
渡してルーフレールブラケットを装着し、上記ルーフパ
ネルの表面に配設するルーフレールを、上記ルーフパネ
ルとルーフレールブラケットに螺着して取り付けるよう
にした自動車用ルーフレールの取付構造において、上記
ルーフレールブラケットのルーフサイドレール側取付部
を、車幅方向にスライド可能に形成し、このルーフサイ
ドレール側取付部を、上記ルーフサイドレールに仮留め
してから、上記ルーフレールブラケットを車幅方向にス
ライドさせてルーフパネル側取付部を上記ルーフレール
に螺着したので、ルーフレールブラケットを車幅方向に
スライドさせることができることから、ルーフレールの
取付けに際してルーフパネルの変形を防止することがで
きる。請求項２において、ルーフパネルの裏面側に、ル
ーフパネルからルーフサイドレールに掛け渡してルーフ
レールブラケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に
配設するルーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレ
ールブラケットに螺着して取り付けるようにした自動車
用ルーフレールの取付構造において、上記ルーフレール
ブラケットのルーフサイドレール側取付孔を車幅方向に
長孔に形成し、このルーフサイドレール側取付孔をクリ
ップによってルーフサイドレールに仮留めしてから、上
記ルーフレールブラケットを上記長孔に沿って車幅方向
にスライドさせて位置合わせし、上記ルーフパネル側取
付部を上記ルーフレールにネジ留めしたので、長孔に沿
ってクリップ部を移動させてルーフレールブラケットを
ルーフサイドレールと接合したまま車幅方向にスライド
させ、ルーフパネルと接合させることができることか
ら、ルーフレールの取付けに際してルーフパネルの変形
を防止することができる。
用ルーフレールの取付構造によれば次のような効果を奏
することができる。請求項１において、ルーフパネルの
裏面側に、ルーフパネルからルーフサイドレールに掛け
渡してルーフレールブラケットを装着し、上記ルーフパ
ネルの表面に配設するルーフレールを、上記ルーフパネ
ルとルーフレールブラケットに螺着して取り付けるよう
にした自動車用ルーフレールの取付構造において、上記
ルーフレールブラケットのルーフサイドレール側取付部
を、車幅方向にスライド可能に形成し、このルーフサイ
ドレール側取付部を、上記ルーフサイドレールに仮留め
してから、上記ルーフレールブラケットを車幅方向にス
ライドさせてルーフパネル側取付部を上記ルーフレール
に螺着したので、ルーフレールブラケットを車幅方向に
スライドさせることができることから、ルーフレールの
取付けに際してルーフパネルの変形を防止することがで
きる。請求項２において、ルーフパネルの裏面側に、ル
ーフパネルからルーフサイドレールに掛け渡してルーフ
レールブラケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に
配設するルーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレ
ールブラケットに螺着して取り付けるようにした自動車
用ルーフレールの取付構造において、上記ルーフレール
ブラケットのルーフサイドレール側取付孔を車幅方向に
長孔に形成し、このルーフサイドレール側取付孔をクリ
ップによってルーフサイドレールに仮留めしてから、上
記ルーフレールブラケットを上記長孔に沿って車幅方向
にスライドさせて位置合わせし、上記ルーフパネル側取
付部を上記ルーフレールにネジ留めしたので、長孔に沿
ってクリップ部を移動させてルーフレールブラケットを
ルーフサイドレールと接合したまま車幅方向にスライド
させ、ルーフパネルと接合させることができることか
ら、ルーフレールの取付けに際してルーフパネルの変形
を防止することができる。
【図１】本発明による自動車用ルーフレールの取付構造
の実施の態様を示す車体の斜視図である。
の実施の態様を示す車体の斜視図である。
【図２】本発明による自動車用ルーフレールの取付構造
の実施の態様を示すルーフレールの斜視図である。
の実施の態様を示すルーフレールの斜視図である。
【図３】図２のルーフレールキャップを外した状態の斜
視図である。
視図である。
【図４】本発明による自動車用ルーフレールの取付構造
の実施の態様を示す図２のＡ−Ａ線断面図である。
の実施の態様を示す図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】本発明によるルーフレールブラケットの位置合
わせ方法を示す図２のＢ−Ｂ線断面図である。
わせ方法を示す図２のＢ−Ｂ線断面図である。
【図６】本発明によるルーフレール取付後の図２のＢ−
Ｂ線断面図である。
Ｂ線断面図である。
【図７】図１のルーフパネルの取付孔を示す斜視図であ
る。
る。
【図８】図７の部分拡大斜視図である。
【図９】図２のルーフレールブラケットを示す斜視図で
ある。
ある。
【図１０】従来の自動車用ルーフレールの取付構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図１１】従来の自動車用ルーフレールの取付構造を示
す断面図である。
す断面図である。
１ 車体 ２ ルーフ部 ３ ルーフレール ４ ルーフレール本体 ５ ルーフレールキャップ ６ ルーフレールブラケット ７ ルーフパネル ８ ルーフサイドレール ９ 取付孔 １０ ルーフサイドアウタレール １１ ルーフサイドインナレール １２ スタッドボルト １３ スタッドボルト挿通用の孔 １４ クリップ １５ 長孔 １６ ブラケットボルト １７ ブラケットボルト挿通用の孔 １８ 取付孔 １９ 取付孔 ２０ 溶接ナット ２１ 取付孔 ２２ ナット ２３ シール材 ４ａ，４ｂ ベース部 １０ａ，１０ｂ，１１ａ，１１ｂ フランジ部
Claims (2)
- 【請求項１】 ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネル
からルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラ
ケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するル
ーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケ
ットに螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレ
ールの取付構造において、上記ルーフレールブラケット
のルーフサイドレール側取付部を、車幅方向にスライド
可能に形成し、このルーフサイドレール側取付部を、上
記ルーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレ
ールブラケットを車幅方向にスライドさせてルーフパネ
ル側取付部を上記ルーフレールに螺着したことを特徴と
する自動車用ルーフレールの取付構造。 - 【請求項２】 ルーフパネルの裏面側に、ルーフパネル
からルーフサイドレールに掛け渡してルーフレールブラ
ケットを装着し、上記ルーフパネルの表面に配設するル
ーフレールを、上記ルーフパネルとルーフレールブラケ
ットに螺着して取り付けるようにした自動車用ルーフレ
ールの取付構造において、上記ルーフレールブラケット
のルーフサイドレール側取付孔を車幅方向に長孔に形成
し、このルーフサイドレール側取付孔をクリップによっ
てルーフサイドレールに仮留めしてから、上記ルーフレ
ールブラケットを上記長孔に沿って車幅方向にスライド
させて位置合わせし、上記ルーフパネル側取付部を上記
ルーフレールにネジ留めしたことを特徴とする自動車用
ルーフレールの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1492196A JPH09207681A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 自動車用ルーフレールの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1492196A JPH09207681A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 自動車用ルーフレールの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207681A true JPH09207681A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11874435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1492196A Pending JPH09207681A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 自動車用ルーフレールの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09207681A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005017380A1 (de) * | 2005-04-14 | 2006-10-19 | Volkswagen Ag | Dachrelinganordnung und Verfahren zur Herstellung einer Dachrelinganordnung |
| DE102006032006A1 (de) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Volkswagen Ag | Befestigungsmittel für eine Dachreling eines Kraftfahrzeuges, Dachreling, sowie Montageverfahren für eine Dachreling an einem Kraftfahrzeug unter Verwendung des erfindungsgemäßen Befestigungsmittels |
| DE102014104920A1 (de) * | 2013-11-19 | 2015-05-21 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Karosseriestruktur mit Dach-Reling |
| CN107662648A (zh) * | 2016-07-28 | 2018-02-06 | 铃木株式会社 | 车顶纵梁安装结构 |
| JP2020093662A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 本田技研工業株式会社 | 物品固定装置および物品固定構造の組付け方法 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1492196A patent/JPH09207681A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005017380A1 (de) * | 2005-04-14 | 2006-10-19 | Volkswagen Ag | Dachrelinganordnung und Verfahren zur Herstellung einer Dachrelinganordnung |
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| US9248864B2 (en) | 2013-11-19 | 2016-02-02 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Body structure having a roof rail |
| DE102014104920B4 (de) | 2013-11-19 | 2022-10-06 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Karosseriestruktur mit Dach-Reling |
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| US11511684B2 (en) | 2018-12-12 | 2022-11-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Article fixation apparatus and article fixation structure assembly method |
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