JP2512479Y2 - 開閉式トレイの保持構造 - Google Patents
開閉式トレイの保持構造Info
- Publication number
- JP2512479Y2 JP2512479Y2 JP1990104943U JP10494390U JP2512479Y2 JP 2512479 Y2 JP2512479 Y2 JP 2512479Y2 JP 1990104943 U JP1990104943 U JP 1990104943U JP 10494390 U JP10494390 U JP 10494390U JP 2512479 Y2 JP2512479 Y2 JP 2512479Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- rope
- openable
- holding structure
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、乗用車のトランクルーム側壁等に設置さ
れる開閉式トレイの保持構造の改良に関する。
れる開閉式トレイの保持構造の改良に関する。
〈従来の技術〉 例えば、トランクルーム内等には、第4図に示すよう
に、側壁に内装されるトランクトリム1に対して開閉式
のトレイ2がヒンジ3を介して開閉可能に設置されてい
る。
に、側壁に内装されるトランクトリム1に対して開閉式
のトレイ2がヒンジ3を介して開閉可能に設置されてい
る。
そして、このトレイ2を開放した場合、トレイ2をほ
ぼ平行状態で固定する必要があるため、通常、トレイ2
に丸穴2aを設け、この穴2aにロープ4を通して、トレイ
2を所定位置で固定するようにしている(第5図参
照)。
ぼ平行状態で固定する必要があるため、通常、トレイ2
に丸穴2aを設け、この穴2aにロープ4を通して、トレイ
2を所定位置で固定するようにしている(第5図参
照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 このように、従来では開閉式トレイ2の保持は、ロー
プ4で行ない、丸穴2aをロープ4を通して、ロープ4の
先端に結び目等のアンカー部5を設定して、開閉式トレ
イの保持を行なうようにしているが、通常、第5図に示
すように、ロープ4の結び目等のアンカー部5が外部に
露出し、また、トレイ2を締めた際、ロープ4がたわん
で外に露出しやすく、極めて見栄えが悪く、このような
美観対策が急務とされていた。
プ4で行ない、丸穴2aをロープ4を通して、ロープ4の
先端に結び目等のアンカー部5を設定して、開閉式トレ
イの保持を行なうようにしているが、通常、第5図に示
すように、ロープ4の結び目等のアンカー部5が外部に
露出し、また、トレイ2を締めた際、ロープ4がたわん
で外に露出しやすく、極めて見栄えが悪く、このような
美観対策が急務とされていた。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的とするところは、ロープにより保持さ
れる開閉式トレイの保持構造において、体裁のよい開閉
式トレイの保持構造を提供することにある。
で、本考案の目的とするところは、ロープにより保持さ
れる開閉式トレイの保持構造において、体裁のよい開閉
式トレイの保持構造を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案は、車体側壁に内
装される内装パネルに、その下端縁をヒンジ部とするト
レイが開閉可能に設置され、この開閉式トレイの回動端
側に取付けられるトレイ保持用ロープにより開閉式トレ
イが所定位置で固定される開閉式トレイの保持構造にお
いて、前記トレイ保持用ロープがトレイの内面に立設さ
れたリブの挿通孔内に挿通され、先端に形成されるアン
カー部がトレイの内面側に設定されていることを特徴と
する。
装される内装パネルに、その下端縁をヒンジ部とするト
レイが開閉可能に設置され、この開閉式トレイの回動端
側に取付けられるトレイ保持用ロープにより開閉式トレ
イが所定位置で固定される開閉式トレイの保持構造にお
いて、前記トレイ保持用ロープがトレイの内面に立設さ
れたリブの挿通孔内に挿通され、先端に形成されるアン
カー部がトレイの内面側に設定されていることを特徴と
する。
〈作用〉 以上の構成から明らかなように、ロープ先端に形成さ
れる結び目等のアンカー部は、トレイの内面側に設定さ
れているため、アンカー部が外部に露出することがな
い。
れる結び目等のアンカー部は、トレイの内面側に設定さ
れているため、アンカー部が外部に露出することがな
い。
更に、ロープは、トレイの内面に設けたリブの挿通孔
内に挿通されているため、トレイをロープにより支持す
る際、リブにより外力を受け、トレイに局部的な力が加
わらず、トレイの変形を抑えることが可能となる。
内に挿通されているため、トレイをロープにより支持す
る際、リブにより外力を受け、トレイに局部的な力が加
わらず、トレイの変形を抑えることが可能となる。
〈実施例〉 以下、本考案に係る開閉式トレイの保持構造の実施例
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は開閉式トレイを開放した状態、第2図は開
閉式トレイを閉じた状態、第3図はトレイ保持用ロープ
の先端部分を示す断面図である。
で、第1図は開閉式トレイを開放した状態、第2図は開
閉式トレイを閉じた状態、第3図はトレイ保持用ロープ
の先端部分を示す断面図である。
第1図,第2図において、本考案による開閉式トレイ
10は、トランクルーム内の側壁に装着される内装パネル
11に対して、その下端縁12がヒンジ部材13を介して開閉
可能に取付けられている。
10は、トランクルーム内の側壁に装着される内装パネル
11に対して、その下端縁12がヒンジ部材13を介して開閉
可能に取付けられている。
そして、第1図に示す開放状態では、下端縁12を基点
として手前側に倒し、両側に設置されているトレイ保持
用ロープ14により、トレイ10がほぼ平行状態で保持され
ている。
として手前側に倒し、両側に設置されているトレイ保持
用ロープ14により、トレイ10がほぼ平行状態で保持され
ている。
ところで、本考案の特徴は、この開閉式トレイ10の保
持構造にある。すなわち、トレイ保持用ロープ14の一端
14aが内装パネル11側に固定され、かつ他端14bは、トレ
イ10の内面に取付けられる。
持構造にある。すなわち、トレイ保持用ロープ14の一端
14aが内装パネル11側に固定され、かつ他端14bは、トレ
イ10の内面に取付けられる。
その具体的な構成は、トレイ10の内面にリブ15が立設
され、このリブ15に開設される挿通孔16を通して、トレ
イ保持用ロープ14が挿通され、ロープ14の先端に結び目
等のアンカー部17が形成されるというものである。
され、このリブ15に開設される挿通孔16を通して、トレ
イ保持用ロープ14が挿通され、ロープ14の先端に結び目
等のアンカー部17が形成されるというものである。
したがって、結び目等のアンカー部17が開閉式トレイ
10の内面側に位置している点が従来のものと異なってい
る。
10の内面側に位置している点が従来のものと異なってい
る。
このように、第2図に示すように、開閉式トレイ10を
閉鎖した状態においては、外部にトレイ14のアンカー部
17が露出しないばかりか、従来のようにロープ14が緩ん
で外部に露出することが確実に防止でき、極めて見栄え
のよいものとなる。
閉鎖した状態においては、外部にトレイ14のアンカー部
17が露出しないばかりか、従来のようにロープ14が緩ん
で外部に露出することが確実に防止でき、極めて見栄え
のよいものとなる。
さらに、本考案においては、リブ15の形状を第3図に
示すように設定しているため、開閉式トレイ10の射出成
形時、高価なスライド型を使用することなく、挿通孔16
を簡単に開設することができ、簡易に成形できる利点も
ある。
示すように設定しているため、開閉式トレイ10の射出成
形時、高価なスライド型を使用することなく、挿通孔16
を簡単に開設することができ、簡易に成形できる利点も
ある。
〈考案の効果〉 以上説明した通り、本考案による開閉式トレイの保持
構造は、ロープ先端のアンカー部をトレイ内面側に設定
することにより、ロープ先端の結び目等のアンカー部が
外部に露出することがなく、かつ、トレイを閉鎖した
際、ロープの緩みが外部に出ることがないので、すっき
りとした外観が維持でき、室内美観を向上させることが
できるとともに、トレイ内面のリブによりロープを支持
するため、トレイの変形も確実に防止できるという効果
を有する。
構造は、ロープ先端のアンカー部をトレイ内面側に設定
することにより、ロープ先端の結び目等のアンカー部が
外部に露出することがなく、かつ、トレイを閉鎖した
際、ロープの緩みが外部に出ることがないので、すっき
りとした外観が維持でき、室内美観を向上させることが
できるとともに、トレイ内面のリブによりロープを支持
するため、トレイの変形も確実に防止できるという効果
を有する。
第1図ないし第3図は本考案による開閉式トレイの保持
構造の第1実施例を示すもので、第1図はトレイを開放
した状態、第2図はトレイを閉鎖した状態をそれぞれ示
す各斜視図、第3図は第1図中III-III線断面図、第4
図は従来の開閉式トレイの構成を示す説明図、第5図は
従来の開閉式トレイの保持構造を示す断面図である。 10……開閉式トレイ 13……ヒンジ部材 14……トレイ保持用ロープ 15……リブ 16……挿通孔 17……アンカー部
構造の第1実施例を示すもので、第1図はトレイを開放
した状態、第2図はトレイを閉鎖した状態をそれぞれ示
す各斜視図、第3図は第1図中III-III線断面図、第4
図は従来の開閉式トレイの構成を示す説明図、第5図は
従来の開閉式トレイの保持構造を示す断面図である。 10……開閉式トレイ 13……ヒンジ部材 14……トレイ保持用ロープ 15……リブ 16……挿通孔 17……アンカー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−218453(JP,A) 実開 昭62−38742(JP,U) 実開 昭62−40045(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】車体側壁に内装される内装パネル(11)
に、その下端縁をヒンジ部とするトレイ(10)が開閉可
能に設置され、この開閉式トレイ(10)の回動端側に取
付けられるトレイ保持用ロープ(14)により開閉式トレ
イ(10)が所定位置で固定される開閉式トレイの保持構
造において、 前記トレイ保持用ロープ(14)がトレイ(10)の内面に
立設されたリブ(15)の挿通孔(16)内に挿通され、先
端に形成されるアンカー部(17)がトレイ(10)の内面
側に設定されていることを特徴とする開閉式トレイの保
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990104943U JP2512479Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 開閉式トレイの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990104943U JP2512479Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 開閉式トレイの保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0460737U JPH0460737U (ja) | 1992-05-25 |
JP2512479Y2 true JP2512479Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31850417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990104943U Expired - Lifetime JP2512479Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 開閉式トレイの保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512479Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61218453A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-27 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用トノボ−ド |
JPS6238742U (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-07 | ||
JPS6240045U (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-10 |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP1990104943U patent/JP2512479Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460737U (ja) | 1992-05-25 |
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