JP5843108B2 - 掛止部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、掛止部材の取付構造に関する。
従来、車両の荷室において、荷物を固縛するための固縛部材が知られている。このような固縛部材としては、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、固縛部材の一例として、ネット体が開示されている。このネット体は、フックを備えており、フックは、荷室の側壁に設けられた掛着環(掛止部材)に掛け止めされる。これにより、ラゲージフロア上に載置された荷物をネット体によって固縛する構成となっている。
特開2002−166781号公報
ところで、車両の荷室において、デッキボードが搭載された構成のものが知られている。このようなデッキボードは、ラゲージフロアの上方に配置され、デッキボードの上面には荷物を載置することができる。また、車両においては、デッキボードが搭載される仕様のものと、搭載されない仕様のものがある。
デッキボードが搭載された車両では、デッキボードの上面に荷物が載置される。これに対して、デッキボードが搭載されていない車両では、ラゲージフロアの上面に荷物が載置される。つまり、2つの異なる仕様では、荷物がそれぞれ異なる高さで配置される。
特許文献1のような固縛部材を用いる場合には、掛止部材と荷物とが同一な高さ(又は近い高さ)で配置されることが好ましい。これにより、掛止部材に掛け止めされる固縛部材と荷物との間に高さ方向の隙間が生じることを抑制できるから、より確実に荷物を固縛することができる。このため、デッキボードが搭載された仕様と、搭載されていない仕様では、上述したように荷物の配置高さが異なることから、掛止部材の取付高さを荷物の配置高さに合わせて、それぞれ異なる高さで取り付けたいという要望があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、デッキボードが搭載された仕様と、搭載されていない仕様の各々において、掛止部材の取付高さを変更することができる掛止部材の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両の荷室に配された荷物を固縛するための固縛部材が掛け止めされる掛止部材を、前記荷室の側壁部を構成するサイドパネルに対して取り付ける掛止部材の取付構造であって、前記サイドパネルに設けられたパネル側取付部に対して取り付けられ、前記荷室に設けられたデッキボードを下方から支持可能なボード支持面を有するデッキボード支持部材を備え、前記デッキボード支持部材には、前記パネル側取付部よりも上方となる箇所に、前記掛止部材が取り付けられる掛止部材取付部が設けられ、前記パネル側取付部には、前記デッキボード支持部材及び前記掛止部材のうち、いずれか一方を選択的に取り付けることが可能な構成であることに特徴を有する。
本発明の取付構造をデッキボードが搭載される仕様の車両に適用する場合には、デッキボード支持部材の掛止部材取付部に掛止部材を取り付ける。そして、本発明の取付構造をデッキボードが搭載されない仕様の車両に適用する場合には、パネル側取付部から、デッキボード支持部材を取り外し、その代わりに掛止部材を取り付けることができる。つまり、掛止部材は、相対的に下側に配されるパネル側取付部と、相対的に上側に配される掛止部材取付部のいずれか一方に選択的に取り付けることができる。このように、本発明では、異なる2つの仕様において、掛止部材の取付位置を変更することができ、その取付高さを変更することができる。
また、デッキボードが搭載される仕様の車両においては、デッキボード支持部材に対して掛止部材を取り付ける構成であるから、掛止部材を取り付けるための専用部材が不要となり、簡易な構成となる。
そして、デッキボード支持部材に掛止部材を取り付ける構成とすれば、掛止部材に掛け止めされる固縛部材をデッキボードと近い高さに配置しやすくなる。これにより、デッキボードに載置された荷物をより確実に固縛することができる。
上記構成において、前記掛止部材取付部は、前記ボード支持面よりも上方に配されるものとすることができる。
掛止部材取付部を、ボード支持面よりも上方に配することで、ボード支持面に載置されるデッキボードよりも上方に掛止部材を取り付けることが可能となる。これにより、デッキボードの上面に載置された荷物を、掛止部材に掛け止めされた固縛部材(例えば、ネットやベルトなど)を用いて、より確実に固縛することができる。
本発明によれば、デッキボードが搭載された仕様と、搭載されていない仕様の各々において、掛止部材の取付高さを変更することができる掛止部材の取付構造を提供することができる。
車両の後部に設けられたトランクルームを示す斜視図(デッキボードが水平姿勢にある状態) 図1のトランクルームを示す斜視図(デッキボードを取り外した状態) デッキボード支持部材を示す斜視図 デッキボード支持部材を示す斜視図(掛止部材を取り外した状態) デッキボード支持部材を示す正面図(掛止部材を取り外した状態) デッキボード支持部材を示す正面図 掛止部材の取付構造を示す断面図(図6のA−A線で切断した図に対応) デッキボード支持部材を備えていない仕様において掛止部材の取付構造を示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。図1は、車両の後部に設けられたトランクルーム11(荷室)を示す斜視図である。トランクルーム11には、ラゲージマット12が載置されている。ラゲージマット12は、トランクルーム11の床面を構成し、その上面に荷物等を載置することができる。
トランクルーム11には、トランクサイドトリム20が設置されている。トランクサイドトリム20は、全体として鉛直方向及び車両前後方向に延びる板状部材とされる。トランクサイドトリム20は、車幅方向の両側に対向状態で一対配置されている。なお、このようなトランクサイドトリム20は、デッキサイドトリム又はラゲージサイドトリムと呼ばれることもある。
ラゲージマット12やトランクサイドトリム20は、トランクルーム11の内面を構成し、トランクルーム11内の意匠性を高くするための意匠部品とされる。なお、一対のトランクサイドトリム20は、車両前後方向に沿った軸を対称軸として、互いに対称な形状をなしている。図1では、車両進行方向に対して右側に配されるトランクサイドトリム20を図示してある。
トランクサイドトリム20は、プレボード(例えば、合成樹脂製の芯材に不織布を貼り付けてなる板材)を、例えば、プレス成形によって所定の形状に成形したものとされる。このようなトランクサイドトリム20は、例えば、弾性変形が可能な板厚のものとされる。トランクサイドトリム20は、図7に示すように、サイドパネル16を車室内側から覆う形で配されており、サイドパネル16と共に、トランクルーム11の側壁部を構成するものとされる。なお、トランクサイドトリム20は、例えば、合成樹脂製のクリップ(図示せず)などによってサイドパネル16に取り付けられている。
トランクサイドトリム20は、図1に示すように、その車両後部が、車両前部に対して車室外側に凹む凹部21とされる。この凹部21に嵌合する形でデッキボックス23が設けられている。デッキボックス23は、上方に開口され、その内部に荷物を収容することが可能となっている。
トランクルーム11には、デッキボード30が設けられている。デッキボード30は、平面視において、ラゲージマット12に重なる略方形状をなしている。デッキボード30は、その周端部において支持されることで、ラゲージマット12の上方に配されている。これにより、デッキボード30によって、トランクルーム11内を上下に仕切ることが可能となっている。また、デッキボード30の上方には、パッケージトレイ15が設けられている。
デッキボード30の車両後端部は、トランク開口部13の付近に設けられた段差部14(支持突部)の上面に支持される構成となっている(図1及び図2参照)。なお、図2においては、デッキボード30を図示省略してある。
また、デッキボード30の車幅方向側端部における車両前端部は、トランクサイドトリム20に設けられたデッキボード支持部材40によって支持される構成となっている。
次に、デッキボード支持部材40の構成について説明をする。デッキボード支持部材40は、図2に示すように、トランクサイドトリム20の車両前端部における下端部に配されている。デッキボード支持部材40は、図7に示すように、トランクサイドトリム20の一部を切り欠いて形成された切欠部24を通じて、サイドパネル16に対して取り付けられている。
デッキボード支持部材40は、図7に示すように、トランクサイドトリム20の切欠部24を車室内側から覆う本体部40Aと、サイドパネル16に取り付けられるブラケット50を備えている。
ブラケット50は、例えば、金属製の板状部材を折り曲げることで形成されている。図7に示すように、ブラケット50は、その下端部においてサイドパネル16に対して、ボルト71A、ナット71B、ワッシャー71Cを用いて取り付けられている。
具体的には、ボルト71Aは、その軸部がブラケット50に形成された挿通孔51に挿通され、ナット71Bは、サイドパネル16に形成されたパネル側取付孔16A(パネル側取付部)に挿通されている。そして、ナット71Bに対してボルト71Aの軸部が螺合されている。
また、ブラケット50において、挿通孔51の下方には、ブラケット50の一部を車室外側(図7の右側)に屈曲させてなる屈曲部52が形成されている。この屈曲部52に対応して、サイドパネル16には、貫通孔16Bが形成されている。貫通孔16Bには、クリップ73が挿通される形で取り付けられている。
クリップ73は、車室内側に開口された開口部73Aを有しており、ブラケット50の屈曲部52は、開口部73A内に収容される構成となっている。これにより、ナット71Bに対してボルト71Aの軸部を螺合させる際には、屈曲部52が開口部73Aの内壁に当接することで、ブラケット50がボルト71Aを回動軸として回動する事態を規制することができる。
なお、ブラケット50は、その上端部においても、ボルト74A、ナット74B、ワッシャー74Cによってサイドパネル16に対して取り付けられている。
本体部40Aは、例えば、合成樹脂製の板状部材とされ、図4に示す正面視において、略方形状をなしている。本体部40Aは、図3に示すように、上下方向における中央部を車室内側に突出することで形成されたデッキボード支持部41を有している。デッキボード支持部41の上面は、図6に示すように、車両前後方向に延びており、デッキボード30の側端部を下方から支持可能なボード支持面42とされる(図7も参照)。
図1に示すように、デッキボード30をボード支持面42に載置することで、デッキボード30を水平姿勢で配置することができる。なお、トランクサイドトリム20は、上述したように、対向状態で一対配置されており、デッキボード支持部材40は、各トランクサイドトリム20にそれぞれ設けられている。これにより、デッキボード30の車幅方向側端部の各々を各デッキボード支持部41によって、それぞれ支持可能な構成となっている。
なお、水平姿勢のデッキボード30の上面32は、その前方に配置されたシート17(図1参照)を車両前方に倒した際には、シート17の後面17Aと略面一となる位置に配されている。なお、デッキボード30は、デッキボード支持部41によって支持された状態以外に、ラゲージマット12上に載置された状態で用いることも可能である。なお、図7においては、ラゲージマット12上に載置された状態のデッキボード30を符号30Aで示してある。
また、ボード支持面42には、図4に示すように、ボルト76を挿通可能な挿通孔42Aが形成されている。このボルト76を介して、本体部40Aがブラケット50に取り付けられる構成となっている。これにより、本体部40Aは、ブラケット50を介してサイドパネル16に取り付けられている。
また、本実施形態のデッキボード支持部材40(本体部40A)の車両前端部には、図5に示すように、車両後方に開口された収容凹部48Aを有する壁部48が形成されている。水平姿勢のデッキボード30(図5において2点鎖線で図示)の車両前端部を収容凹部48A内に収容することで、デッキボード30の車両前端側を保持することができる。
また、収容凹部48Aの底部(車両前端部)には、ブロック状をなす緩衝材49(例えば、ウレタンやフェルト材など)が貼り付けられている。この緩衝材49によって、デッキボード30の車両前端部が壁部48に直接当接する事態を抑制し、走行時の振動などに起因した異音の発生を防止する構成となっている。
また、本実施形態のデッキボード30は、その車両後端部をストラップ(図示せず)を介して、例えば、トランク開口部13の上端部に吊り下げることができる。これにより、デッキボード30を車両前側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜姿勢(図6において2点鎖線で図示)で保持することができる。
図6に示すように、デッキボード支持部41のボード支持面42には、上方に開口された溝部45が形成されている。溝部45は、V字状をなしており、傾斜姿勢のデッキボード30における下端部31(水平姿勢デッキボード30における前端部)が嵌合可能とされる。これにより、デッキボード30における下端部が車両前後方向に変位することを規制でき、傾斜姿勢のデッキボード30をより安定した状態で保持することができる。
デッキボード支持部材40において、デッキボード支持部41の上方には、回動規制部47が設けられている。回動規制部47は、図3に示すように、デッキボード支持部材40の一部を車室内側に突出させることで形成されている。
図6に示すように、回動規制部47は、傾斜姿勢のデッキボード30に対して車両前側に配されている。回動規制部47は、傾斜姿勢におけるデッキボード30の上面32と対向する対向面47Aを有している。この対向面47Aは、車両前側(図6の左側)に向かって下降傾斜する傾斜面とされる。
これにより、傾斜姿勢におけるデッキボード30が、その下端部31を回動中心として車両前側に回動した場合には、回動規制部47の対向面47Aに当接することで、それ以降の回動が規制される構成となっている。これにより、デッキボード30の水平方向に対する傾斜角度をある程度規制することができ、デッキボード30が他部材(例えば、パッケージトレイ15など)と干渉する事態を抑制できる。
また、本体部40Aの車室内側において、デッキボード支持部41(ボード支持面42)の上方の位置には、掛止部材60が設けられている。掛止部材60は、図1に示すように、デッキボード30の上面32に載置された荷物18を固縛して保持するためのネット部材19(固縛部材)が掛け止めされる構成となっている。なお、このような掛止部材60は、例えば、固縛フックなどと呼ばれることもある。
掛止部材60は、図6及び図7に示すように、ブラケット50に固定される固定部61と、ネット部材19のフック部19Aが掛け止め(係止)される掛止部63とを備えている。本体部40Aには、車室内側に開口された収容凹部43が形成され、掛止部材60は、図3及び図7に示すように、収容凹部43に収容されている。
固定部61は、板状部材を折り曲げることで形成されており、図7に示すように、ボルト77A、ナット77B、ワッシャー77Cによって、ブラケット50に対して取り付けられている。具体的には、ブラケット50において、パネル側取付孔16A(挿通孔51)よりも上方となる箇所は、車室内側に屈曲されており、この屈曲部分には、固定部61を取り付け可能な掛止部材取付孔53(掛止部材取付部)が貫通形成されている。
そして、固定部61において掛止部材取付孔53と重なる箇所には、板厚方向に貫通された貫通孔61Aが形成されている。また、収容凹部43を構成する奥壁部には、図4及び図7に示すように、貫通孔43Aが、掛止部材取付孔53と重なる形で形成されている。
ナット77Bは、掛止部材取付孔53に対して挿通される形でブラケット50に対して固定されている。ボルト77Aの軸部は、車室外側から、貫通孔61Aに挿通された後、ナット77Bに対して螺合されている。
掛止部63は、図6及び図7に示すように、固定部61に取り付けられる基端部63Aと、略U字状をなす先端部63Bから構成されている。掛止部63は、車両前後方向に沿って延びる基端部63Aを回動軸として、固定部61に対して回動可能に取り付けられている。ネット部材19のフック部19Aは、先端部63Bの内周面に係止する形で取り付けられる。なお、図7においては、水平姿勢の掛止部63を実線で図示してあり、先端部63Bが上方を向く姿勢の掛止部63(図7において符号64Aを付す)及び先端部63Bが下方を向く姿勢の掛止部63(図7において符号64Bを付す)をそれぞれ2点鎖線で図示してある。
なお、掛止部材取付孔53は、デッキボード支持部41のボード支持面42よりも上方に配されており、水平姿勢の掛止部63は、ボード支持面42に支持されたデッキボード30の上面32よりも高い位置に配される構成となっている。
また、固定部61の下端部61Bは、図7に示すように、車室外側に折り曲げられている。この下端部61Bは、本体部40Aにおける貫通孔43Aの孔縁部を切り欠いた切欠部43B(図5参照)を通じて、ブラケット50に貫通形成された貫通孔54に挿通される構成となっている。
これにより、ナット77Bに対してボルト77Aの軸部が螺合される際には、下端部61Bが貫通孔54(又は切欠部43B)の内面に当接することで、掛止部材60がボルト77Aを回動軸として回動する事態を規制することができる。
また、本実施形態では、掛止部材60は、上述したデッキボード支持部材40に設けられるものの他、図2に示すように、車両後部の段差部14に隣接する形で設けられている。
本実施形態のデッキボード支持部材40は、デッキボード30が搭載される仕様の車両に設けられる。また、車両としては、デッキボード30が搭載されない仕様のものも想定される。デッキボード30が搭載されない仕様の車両においては、デッキボード支持部材40を設ける必要がない。このような仕様の車両では、図8に示すように、パネル側取付孔16Aに対して掛止部材60が取り付けられる構成となっている。
図8は、デッキボード30が搭載されない仕様の車両におけるトランクサイドトリム20を示す断面図である。図8の構成においては、デッキボード支持部材40を取り付ける必要がないため、トランクサイドトリム20には、図7に示す切欠部24が形成されていない。
図8に示すように、トランクサイドトリム20には、車室内側に開口された収容凹部25が形成され、掛止部材60は、収容凹部25に収容されている。そして、ボルト77A、ナット71B、ワッシャー71Cを用いて、パネル側取付孔16Aに対して掛止部材60が取り付けられる構成となっている。つまり、ナット71Bには、ボルト77A又はボルト71Aのうちいずれか一方が螺合可能な構成となっている。このように、パネル側取付孔16Aは、デッキボード支持部材40及び掛止部材60のうち、いずれか一方を選択的に取り付けることが可能な構成となっている。
なお、パネル側取付孔16Aに掛止部材60を取り付けた構成では、固定部61の下端部61Bがクリップ73の開口部73A内に収容される構成となっている。これにより、掛止部材60がボルト77Aを回動軸として回動する事態を規制することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の取付構造をデッキボード30が搭載される仕様の車両に適用する場合には、デッキボード支持部材40の掛止部材取付孔53に掛止部材60を取り付ける。そして、デッキボード30が搭載されない仕様の車両の場合には、図8に示すように、パネル側取付孔16Aから、デッキボード支持部材40を取り外し、その代わりに掛止部材60を取り付けることができる。つまり、掛止部材60は、相対的に下側に配されるパネル側取付孔16Aと、相対的に上側に配される掛止部材取付孔53のいずれか一方に選択的に取り付けることができる。このように、本実施形態では、異なる2つの仕様において、掛止部材60の取付位置を変更することができ、その取付高さを変更することができる。
また、デッキボード30が搭載される仕様の車両においては、デッキボード支持部材40に対して掛止部材60を取り付ける構成であるから、掛止部材60を取り付けるための専用部材が不要となり、簡易な構成となる。
そして、デッキボード支持部材40に掛止部材60を取り付ける構成とすれば、掛止部材60に掛け止めされるネット部材19をデッキボード30と近い高さに配置しやすくなる。これにより、デッキボード30に載置された荷物18をより確実に固縛することができる。
また、掛止部材取付孔53は、ボード支持面42よりも上方に配されている。
掛止部材取付孔53を、ボード支持面42よりも上方に配することで、ボード支持面42に載置されるデッキボード30よりも上方に掛止部材60を取り付けることが可能となる。これにより、デッキボード30の上面32に載置された荷物18を、掛止部材60に掛け止めされたネット部材19を用いて、より確実に固縛することができる。仮に、掛止部材60がデッキボード30より下方に配されている場合には、掛止部材60と、デッキボード30の上方に配されるネット部材19との間にデッキボード30が介在されることになる。これにより、ネット部材19のフック部19Aを掛け止めする際に、デッキボード30自体がその妨げとなる事態が懸念される。本実施形態では、デッキボード30よりも上方に掛止部材60を配することができるため、掛止部材60にフック部19Aを容易に掛け止めすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、固縛部材として、ネット部材19を例示したが、これに限定されない。固縛部材は、トランクルーム11において荷物を固縛(固定)することができるものであればよく、例えば、ベルトや紐部材などを例示することができる。
(2)サイドパネル16に対するデッキボード支持部材40及び掛止部材60の取付手段や、デッキボード支持部材40(ブラケット50)に対する掛止部材60の取付手段は、ボルト及びナットに限定されず適宜変更可能である。上記取付手段としては、ボルト及びナット以外に、例えば、クリップや取付爪などを例示することができる。また、パネル側取付部は、パネル側取付孔16Aのような孔形状に限定されず適宜変更可能である。例えば、パネル側取付部として、デッキボード支持部材(又は掛止部材)を取り付けることが可能なクリップや取付爪などを例示することができる。また、掛止部材取付部も掛止部材取付孔53のような孔形状に限定されず、クリップや取付爪などとしてもよい。
(3)掛止部材60の構成は上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。例えば、先端部63BをU字状ではなく鉤形状としてもよい。
(4)トランクルーム11内において、掛止部材60の設置数、及び設置箇所は適宜変更可能である。掛止部材60は、少なくともデッキボード支持部材40に一つ設けられていればよい。
11…トランクルーム(車両の荷室)、16…サイドパネル、16A…パネル側取付孔(パネル側取付部)、18…荷物、19…ネット部材(固縛部材)、30…デッキボード、40…デッキボード支持部材、42…ボード支持面、53…掛止部材取付孔(掛止部材取付部)、60…掛止部材

Claims (2)

  1. 車両の荷室に配された荷物を固縛するための固縛部材が掛け止めされる掛止部材を、前記荷室の側壁部を構成するサイドパネルに対して取り付ける掛止部材の取付構造であって、
    前記サイドパネルに設けられたパネル側取付部に対して取り付けられ、前記荷室に設けられたデッキボードを下方から支持可能なボード支持面を有するデッキボード支持部材を備え、
    前記デッキボード支持部材には、前記パネル側取付部よりも上方となる箇所に、前記掛止部材が取り付けられる掛止部材取付部が設けられ、
    前記パネル側取付部には、前記デッキボード支持部材及び前記掛止部材のうち、いずれか一方を選択的に取り付けることが可能な構成である掛止部材の取付構造。
  2. 前記掛止部材取付部は、前記ボード支持面よりも上方に配されることを特徴とする請求項1に記載の掛止部材の取付構造。
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