JP2003048486A - トノカバー装置 - Google Patents

トノカバー装置

Info

Publication number
JP2003048486A
JP2003048486A JP2001234851A JP2001234851A JP2003048486A JP 2003048486 A JP2003048486 A JP 2003048486A JP 2001234851 A JP2001234851 A JP 2001234851A JP 2001234851 A JP2001234851 A JP 2001234851A JP 2003048486 A JP2003048486 A JP 2003048486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tonneau
tonneau cover
hook
engaging
back door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001234851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4564690B2 (ja
Inventor
Shinya Tokunaga
真也 徳永
Yoshihiro Tsuchimoto
芳裕 土本
Kenji Shin
健次 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Telempu Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Hayashi Telempu Corp
Priority to JP2001234851A priority Critical patent/JP4564690B2/ja
Publication of JP2003048486A publication Critical patent/JP2003048486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4564690B2 publication Critical patent/JP4564690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トノカバーをバックドアの開閉に連動させ
て、バックドアを開いた時に自動的に開かせる。 【解決手段】 トノカバーは、巻き取り装置によって巻
き取り方向に付勢されており、案内レール21内をスラ
イド移動するトノフック10が取り付けられている。ト
ノカバーは、トノフック10を案内レール21の端部に
設けられた窪溝40に係合させて閉めた状態に保持され
る。バックドアを閉めると、バックドアに設けられた押
圧部が、回転付勢された係脱部材50に当接し、係脱部
材50を付勢力に抗して揺動させる。この際、トノフッ
ク10はアーム部53の中央部55によって窪溝40か
ら外され、先端部54に係合した状態で保持される。次
にバックドアを開けた際には、係脱部材50が付勢力に
よって揺動して先端部54が案内レール21から引っ込
み、トノフック10が外れてトノカバーが開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、特に、バ
ン形式やワゴン形式の自動車において、座席の背後から
バックドアまでの間の空間を利用した荷物収納空間(ト
ノー部)を覆うトノカバーと、トノカバーを開閉可能に
する係脱機構を備えるトノカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バン、ワゴン形式の自動車は、通常、乗
員室と独立して区画された荷物室を持たず、乗員室の座
席の背後からバックドアまでの間の空間をトノー部と称
して、このトノー部を積荷を載置するのに利用してい
る。このトノー部には、トノー部に載置した荷物を視覚
的に遮蔽するために、トノー部の上方を覆うトノカバー
を備えるトノカバー装置が通常設けられている。
【0003】トノカバー装置は、通常、トノー部に準じ
る幅と長さを有し、少なくとも長さ方向に柔軟に曲折可
能なトノカバーと、トノー部の座席側に設けられ、トノ
カバーを巻き取って収容可能な巻き取り装置とを有して
いる。巻き取り装置には、その巻き取り軸を回転付勢す
る機構が設けられている。トノカバーには、幅方向に突
出するトノフックが設けられ、トノー部の両側壁には、
トノカバーを、巻き取り装置から引出してトノー部を覆
った状態で保持するためにトノフックを係合させること
ができる係合部が設けられている。また、トノー部の両
側壁に、トノカバーを引出す際にトノフックをスライド
させて案内する案内レールが備えられる場合もある。
【0004】この種の自動車では、バックドア側がトノ
ー部への荷物の積み込み、積み下ろし方向であり、利用
者は、通常、バックドアを開いてトノー部に荷物の積み
込み、積み下ろしを行なう。実際にトノー部に荷物を積
み込む場合について見ると、利用者は、しばしば、荷物
を持って自動車に近づく。トノー部に積み込む荷物は大
きなものである場合が多く、利用者は、バックドアを開
けようとする時には、両手に荷物を抱えた状態である場
合が多い。したがって、利用者は、バックドアを開ける
ために一時的に荷物を地面に置いたり、同乗者などに荷
物を持ってもらったりする必要がある。このような作業
をしなければならないことは、利用者にとって不便であ
り、また荷物の種類によっては地面に置くことができな
い場合もあり、同乗者などもおらず、すぐには積み込み
ができない事態が生じることも考えられる。
【0005】このようなバックドア側からの荷物の積み
込みの利便性を考慮し、近年の自動車には、手を触れず
にバックドアを開けることができるシステムが備えられ
るようになってきている。このようなシステムは、いわ
ゆる「キーレスエントリー」と呼ばれるシステムであ
り、送信機からの信号でバックドアが開く。送信機は、
利用者が自動車を利用する際に身に付けているキーなど
に組み込まれる。そこで利用者は、両手に荷物を抱えた
状態であっても、身に付けたキーを操作するだけで、手
を振れることなくバックドアを開けることができ、トノ
ー部に荷物を積み込むことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなキーレス
エントリーシステムを備えた自動車において、利用者が
トノー部に荷物の積み込み、積み降ろしを行う際には、
トノカバーは巻き取られた状態にあることが好ましい。
バックドアを開けることによってトノー部の後方は外部
に露出した状態になる。しかし、トノカバーが引き出さ
れ、トノー部を覆った状態のままであれば、トノー部は
後方に向ってのみ露出された状態であることになる。こ
の露出した部分から荷物の積み込み、積み下ろしを行な
うには、利用者はトノカバーよりも下に身をかがめる不
自然な姿勢で作業を行なわなければならない。このよう
な姿勢で作業を行わなければならないのは不便であり、
特に、荷物が大きい場合には、利用者に相当の負担がか
かると考えられる。また、小さな荷物であっても、トノ
ー部の、バックドアから離れた内奥に荷物を積み込み、
積み下ろす場合には、利用者には大きな負担がかかると
考えられる。
【0007】しかしながら、従来のトノカバー装置で
は、荷物の積み込み、積み下ろしを行なおうとする際
に、トノカバーが巻き取り装置に巻き取られ、トノー部
が開放された状態にあるか、トノカバーが引き出されて
トノー部を覆った状態にあるかは、トノカバーの直前の
使用状況にかかっている。したがって、上述のようなキ
ーレスエントリーシステムを利用するなどして、バック
ドアを開けることができたとしても、トノカバーが巻き
取り装置に巻き取られた状態にあるとは限らない。した
がって、利用者は、無理な姿勢でトノカバーの下に荷物
を積み込んだり、荷物をいったん地面に下ろすなどし
て、トノカバーを開く操作をしなければならない場合が
ある。このように、従来のトノカバー装置は、利便性の
観点から不充分な点があり、特にキーレスエントリーシ
ステムを備える自動車では、このシステムの利点を充分
に生かすことができない。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、トノカバーの直前の使用状況に
依らず、バックドアを開けた時には、トノカバーが自動
的に巻き取り装置に巻き取り収納されて、トノー部の上
方が開放されるトノカバー装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるトノカバー装置は、自動車の座席背後
からバックドアまでの間の、荷物の積載に利用されるト
ノー部の上方を覆う、巻き取り可能であり、巻き取り方
向に直交する幅方向に延びる棒上のトノフックを備える
トノカバーと、トノカバーを、回転付勢された巻き取り
軸に巻き取って保持可能な巻き取り装置と、トノフック
をトノカバーの巻き取り・引き出し方向に案内する案内
レールと、案内レールからトノカバーの引き出し方向に
交差する方向に延び、トノフックを係合させてトノカバ
ーをトノー部の上方を覆うように引き出した状態で巻き
取り装置の付勢力に抗して保持させることができる形状
の窪溝とを有するトノカバー装置であって、揺動可能に
保持され、回転付勢されて第1の揺動位置に保持される
係脱部材と、バックドアに設けられ、バックドアを閉め
た際に係脱部材に当接し、係脱部材を回転付勢力に抗し
て第2の揺動位置に揺動させる押圧部とを有し、係脱部
材は、第2の揺動位置に揺動した際に、窪溝内に進入し
て、窪溝内に係合されたトノフックを窪溝内から押出し
て係合を解除する脱合部と、窪溝より巻き取り装置側の
位置で、案内レールによるトノフックの案内軌道上に進
入してトノフックに係合し、トノカバーをトノー部の上
方を覆うように引き出した状態で巻き取り装置の付勢力
に抗して保持する係合部とを有し、脱合部と係合部と
は、係脱部材が第1の揺動位置にある時には、窪溝およ
び案内レールの案内軌道から退出した位置にあることを
特徴とする。
【0010】この構成によれば、バックドアを開けた状
態では、脱合部は窪溝から退出した位置にあり、使用者
は、トノカバーを巻き取り装置から引き出しトノフック
を窪溝に係合させて、トノカバーによってトノー部の上
方を覆った状態にすることができる。次に、この状態か
らバックドアを閉めると、トノフックは、脱合部によっ
て窪溝から押出され、巻き取り装置の付勢力によって巻
き取り装置側に移動する。そして、トノフックは、脱合
部が窪溝に進入するのと同時に、窪溝より巻き取り装置
側の位置で案内レールの案内軌道上に進入する係合部に
係合して止まり、トノカバーはトノー部の上方を覆った
状態に保たれる。次に、使用者がバックドアを開けた際
には、係合部が案内レールの案内軌道上から退出するの
で、トノフックは自由に移動できる状態になり、トノカ
バーは巻き取り装置の付勢力によって巻き取られて自動
的に開く。
【0011】このように、本発明によれば、トノカバー
をバックドアの開閉に連動させて、バックドアを開けた
際に自動的に開くようにできる。本発明によれば、この
ようなバックドアの開閉に連動したトノカバーの動作
を、揺動可能に支持され、回転付勢された単一の部材か
ら構成された、簡素な構成の係脱機構によって実現でき
る。
【0012】本発明のトノカバー装置において、案内レ
ールは、向き合う壁の間にトノフックを位置規制して、
トノカバーの巻き取り・引き出し方向に案内する構成と
し、係合部は、係脱部材が第2の揺動位置にある状態
で、向き合う壁の一方の側から、少なくとも、他方の壁
との間の隙間がトノフックの大きさよりも小さくなる量
だけ突出する構成とすることができる。この場合、係脱
部材には、その係合部に、係脱部材が第2の揺動位置に
ある状態で、向き合う壁の間に少なくともトノフックを
通すことができる大きさの隙間を生じさせるように移動
可能であり、該隙間を塞ぐ方向に付勢されたエクステン
ション部を設けてもよい。
【0013】このようなエクステンション部を設けるこ
とによって、バックドアを開けることなく、例えばバッ
クドアに設けられたガラスハッチなどからトノー部内に
荷物を出し入れする際に、トノカバーの開閉を容易に行
なえるようにすることができる。すなわち、バックドア
を閉めて、トノフックが係合部に係合した状態から、エ
クステンション部に力を加え、その付勢力に抗して移動
させて隙間を生じさせることによって、トノフックを係
合部から外し、トノカバーを開けることができる。そし
て、荷物の出し入れを終えた後は、再びエクステンショ
ン部に力を加えて隙間を生じさせ、トノフックを係合部
に係合させてトノカバーを閉めた状態に戻すことができ
る。
【0014】このようなエクステンション部には、トノ
フックの巻き取り・引き出し方向の両端面に、付勢され
た方向に向って先細になるように傾斜した傾斜面を設け
ることが好ましい。この構成によれば、トノフックに巻
き取り・引き出し方向に力を加えることによって、傾斜
面を介して、エクステンション部に付勢力に抗する方向
に力を加えて移動させることができる。したがって、ト
ノカバーに開閉方向に力を加えるだけで、トノフックを
係合部から外し、また係合部に係合させることができ
る。
【0015】また、本発明のトノカバー装置において
は、バックドアに、バックドアを閉めた際に係脱部材に
当接する位置と、係脱部材に当接する位置から離れた位
置とに保持可能な押圧部材を設け、この押圧部材の、係
脱部材との当接部を、係脱部材を揺動させる押圧部とし
て利用してもよい。この構成によれば、トノカバーをバ
ックドアの開閉に連動させて自動的に開かせるかどうか
を利用者が任意に選択することができる。すなわち、押
圧部材を係脱部材に当接する位置に保持しておくことに
よって、上述のようにバックドアの開閉に連動させてト
ノカバーを自動的に開かせることができ、一方、押圧部
材を係脱部材に当接する位置から離れた位置に保持して
おくことによって、バックドアを開けてもトノカバーを
閉じたままにすることができる。
【0016】本発明の他の態様のトノカバー装置は、自
動車の座席背後からバックドアまでの間の、荷物の積載
に利用されるトノー部の上方を覆う、巻き取り可能であ
り、巻き取り方向に直交する幅方向に延びる棒上のトノ
フックを備えるトノカバーと、トノカバーを、回転付勢
された巻き取り軸に巻き取って保持可能な巻き取り装置
と、トノフックを向き合う壁の間に位置規制してトノカ
バーの巻き取り・引き出し方向に案内する案内レールと
を有するトノカバー装置であって、揺動可能に保持さ
れ、回転付勢されて第1の揺動位置に保持される係合部
材と、バックドアに設けられ、バックドアを閉めた際に
係合部材に当接し、係合部材を回転付勢力に抗して第2
の揺動位置に揺動させる押圧部とを有し、係合部材は、
第1の揺動位置にある状態で、向き合う壁の一方から、
少なくとも、他方の壁との間の隙間がトノフックの大き
さよりも小さくなる量だけ突出した位置にあり、第2の
揺動位置にある状態で、向き合う壁の間から退出した位
置にある第1の係合部と、第2の揺動位置にある状態
で、第1の係合部が突出する位置よりも巻き取り装置側
の位置で、第1の係合部が突出する壁の反対側の壁か
ら、少なくとも、他方の壁との間の隙間がトノフックの
大きさよりも小さくなる量だけ突出した位置にあり、第
1の揺動位置にある状態で、対向する壁の間から退出し
た位置にある第2の係合部とを有することを特徴とす
る。
【0017】この構成によれば、バックドアを開けた状
態で、第1の係合部は案内レール内に突出した状態にあ
り、第2の係合部は案内レール内から退出した位置にあ
る。そこで利用者は、トノカバーを巻き取り装置から引
き出し、この際、係合部材に力を加えて第1の係合部を
一時的に案内レール内から退出させて、トノフックを第
1の係合部に係合させ、トノカバーによってトノー部の
上方を覆った状態にすることができる。次に、この状態
からバックドアを閉めると、トノフックは、案内レール
内から退出する第1の係合部から外れ、巻き取り装置の
付勢力によって巻き取り装置側に移動する。そして、ト
ノフックは、第1の係合部が案内レール内から退出する
のと同時に案内レール内に突出する第2の係合部に係合
して止まり、トノカバーはトノー部の上方を覆った状態
に保たれる。次に、使用者がバックドアを開けた際に
は、第2の係合部が案内レールから退出するので、トノ
フックは自由に移動できる状態になり、トノカバーは巻
き取り装置の付勢力によって巻き取られて自動的に開
く。
【0018】この構成の場合、第1の係合部は、係合部
材が第1の揺動位置にある状態で、巻き取り装置側に位
置する端面が、第1の係合部材の突出方向に向って、ト
ノカバーの引き出し方向に傾斜した傾斜面を有し、第1
の係合部の、巻き取り装置側と反対側の端面が、トノカ
バーの巻き取り方向に実質的に垂直に延びている構成で
あることが望ましい。この構成によれば、トノカバーを
引き出す際には、トノフックに引き出し方向に力を加え
ることによって、第1の係合部にはトノフックから傾斜
面を介して、案内レールから退出する方向に力が加わ
る。したがって、トノカバーを引き出すだけで、トノフ
ックを第1の係合部に係合させることができる。また、
トノフックを第1の係合部に係合させた後、トノフック
には巻き取り装置によって巻き取り方向に力が加わる
が、この際にトノフックが当接する、第1の係合部の端
面は、巻き取り方向に実質的に垂直に延びているため、
第1の係合部に案内レールから退出する方向にはほとん
ど力が加わることはなく、トノフックを確実に係合した
状態に保つことができる。
【0019】本発明のトノカバー装置は、案内レール
を、トノフックの両端側にそれぞれ設けた構成にでき
る。この場合、両側の案内レール間の距離を、トノカバ
ーの巻き取り・引き出し方向に見て変化させる必要があ
る場合がある。このような場合には、トノフックを、案
内レール間の距離に応じて伸縮可能な構成にすることに
よって、トノカバーを案内レールに沿ってスムーズに引
き出し、巻き取らせることができる。
【0020】また、トノー部に、トノカバーの巻き取り
・引き出し方向に直交する方向の幅が、トノカバーの引
き出し方向側の端部で変化している部分がある場合に
は、トノフックを、トノカバーをトノー部の上方を実質
的に全て覆うまで引き出した状態で、トノー部の幅が実
質的に一定の部分に位置する部分に設けてもよい。この
場合、トノカバーの引き出し方向の先端部には、トノカ
バーの、トノフックから先端までの部分が垂れ下がらな
いように、トノー部を構成する立壁に係合する補助係合
フックを設けてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0022】図1に本発明の第1の実施形態のトノカバ
ー装置を備える自動車のトノー部の模式的斜視図を示
す。図1は、バックドア3が閉じられ、トノカバー2が
巻き取り装置1に巻き取られて収納された状態を示して
いる。
【0023】この自動車には、座席などに置くのに適し
ていない、比較的大きな荷物を載置するためのトノー部
が、自動車の後部、本実施例ではCピラー31とDピラ
ー32との間付近に設けられている。このトノー部は、
前方を座席の背面、後方を、車内側がバックドアトリム
15で被覆されたバックドア3、左右を、車内側がデッ
キサイドトリム20で被覆された側壁4(図1では右側
の側壁4のみが示されている)によって囲まれている。
【0024】このようなトノー部は、Cピラー31とD
ピラー32の間に形成された窓33などを介して、車外
からも中を見渡すことができる。このようにトノー部の
中を見渡せる状態にしておくことは、外観性を損なうな
ど、好ましくない場合があり、特に、トノー部に高価な
荷物を載置する場合には、防犯の観点からトノー部内が
見えないようにすることが好ましい。トノー部内を見る
ことができないようにするために、この自動車には、窓
33の下端付近の高さでトノー部の上方を覆うトノカバ
ー2が設けられている。
【0025】トノカバー2は、レザー状の不透明で柔軟
なシートから構成されており、トノー部の幅、長さとほ
ぼ同じ幅、長さを有している。このシートの一端側は、
座席背面付近に設けられた巻き取り装置1内の巻き取り
軸に巻き付けられている。巻き取り装置1の巻き取り軸
は回転付勢されており、それによってトノカバー2は、
常に巻き取られる方向に付勢されている。
【0026】シートの他端は、ある程度の剛性を有する
部分に接続している。トノカバー2が巻き取り装置1に
巻き取られても、この剛性を有する部分は、図1に示す
ように巻き取り装置1外に残る。この剛性を有する部分
には、利用者がトノカバー2を引き出す際などにトノカ
バー2を持ちやすくする取っ手11が設けられている。
また、剛性を有する部分の側端には、側方に向って突出
したトノフック10が設けられている。
【0027】左右のデッキサイドトリム20には、巻き
取り装置1の後端からバックドア3の前端までほぼ水平
に延びる案内レール21が設けられている。案内レール
21は、上壁と下壁と横壁とによって形成された、車内
に向って横に開口した凹状の溝によって構成されてい
る。この溝内にトノフック10が位置規制されており、
この間でトノフック10をスライド移動させることがで
きる。このような案内レール21を設けることによって
トノカバー2を円滑に開閉可能にできる。
【0028】案内レール21のバックドア3側の端部
で、下壁は下方に落ち込んで窪溝40が形成されてい
る。窪溝40は、トノフック10を巻き取り装置1の付
勢力に抗して係止できる大きさ、形状を有している。す
なわち窪溝40は、例えば、図2,3に示すように、前
方の壁がほぼ鉛直に延びており、その上部に少し後方に
向って出っ張った部分があり、この出っ張りの下方の部
分がトノフック10を収容できるだけの大きさを有して
いる。この出っ張りの下方の部分にトノフック10を引
っ掛ければ、多少の振動が加わってもトノフック10を
確実に係止した状態に保つことができる。
【0029】このトノカバー装置を用いて、利用者は、
取っ手11を持って巻き取り装置1からトノカバー2を
引き出し、トノフック10を窪溝40に引っ掛けてトノ
ー部の上方をトノカバー2で覆った状態にすることがで
きる。この状態からバックドア3を閉めることによっ
て、トノー部を視覚的に遮蔽し、積荷の保護などを図る
ことができる。
【0030】本実施形態のトノカバー装置は、バックド
ア3の開閉に連動して、バックドア3を一旦閉じ、次に
開いた時にトノカバー2が自動的に巻き取られ、トノー
部の上方が開放されるようにする係脱機構をさらに有し
ている。次に、図2〜4を参照して、この係脱機構につ
いて説明する。図2,3は、係脱機構が設けられた、窪
溝40付近の模式図であり、図2は、トノカバー2を閉
めていない状態で示す斜視図、図3は側面図である。図
2(a)、図3(a)は、バックドア3を開いた状態、
図2(b)、図3(b)はバックドアを閉じた状態を示
している。図4は、図3(a)のA−A’線に沿って切
断した断面図である。
【0031】案内レール21の下壁には、窪溝40より
手前側の部分から窪溝40の底部付近までにわたって、
側壁4寄りの部分に切り欠き41が形成されている。ま
た、デッキサイドトリム20の後端部には、後端から前
方に延びる受口42が開口されている。バックドアトリ
ム15には、バックドア3を閉めた時にこの受口42内
に進入する押圧部16が設けられている。デッキサイド
トリム20には、切り欠き41と受口42が連通する中
空部が形成されている。
【0032】この中空部内に、係脱部材50が、その後
端付近に設けられた開孔51に、デッキサイドトリム2
0の裏面から突出したボス22が貫通され、Eリング2
3によって係止されて、ボス22の周りに揺動可能に支
持されている。係脱部材50は、後端部52から前方に
向ってコの字状に延びるアーム部53を有している。係
脱部材50には、一端がデッキサイドトリム20に固定
されたトションリング24が取り付けられており、これ
によって係脱部材50は、その後端部52の端面が後方
に向う方向(図3の反時計周り方向)に回転付勢されて
いる。
【0033】次に、この係脱機構の動作について説明す
る。
【0034】まず、荷物の出し入れなどのために、バッ
クドア3を開けた状態では、図2(a)、図3(a)に
示すように、トーションリング24の付勢力によって、
係脱部材50は、その後端部52の後端面がデッキサイ
ドトリム20の後端面の近傍に位置する揺動位置(第1
の揺動位置)に保持されている。この状態では、アーム
部53は、案内レール21の溝から引っ込んだ位置にあ
る。この状態で、利用者は、荷物の出し入れを終えた
後、前述のように、トノカバー2を案内レール21に沿
って引き出し、トノフック10を窪溝40に引っ掛け
て、トノカバー2によってトノー部の上方を覆った状態
にすることができる。
【0035】次に、利用者がバックドア3を閉めると、
図2(b)に示すように、バックドアトリム15の押圧
部16が係脱部材50の後端部52に当接する。これに
よって、係脱部材50は、図3(b)に示すように、ト
ーションリング24の付勢力に抗して、図2,3の時計
周り方向に所定の揺動位置(第2の揺動位置)まで揺動
する。この際、アーム部53の中間部(脱合部)55が
切り欠き41を通って溝窪40内に進入し、同時に先端
部(係合部)54が切り欠き41を通って案内レール2
1の溝の、窪溝40より前方の部分に進入する。
【0036】窪溝40内に進入する中間部55が当接す
ることによって、トノフック10は窪溝40内から押出
される。すると、トノフック10は、巻き取り装置1の
付勢力によって前方に移動するが、案内レール21の溝
内に進入する先端部54に引っ掛かった状態で止まる。
【0037】次に、利用者が再びバックドア3を開く
と、バックドアトリム15の押圧部16が受口42から
退出するにつれて、係脱部材50がトーションリング2
4の付勢力によって、図2,3の反時計周り方向に揺動
する。これによって、係脱部材50の先端部54が案内
レール21の溝から引っ込んだ位置に戻る。すると、先
端部54に引っ掛かっていたトノフック10は自由に移
動できるようになり、トノカバー2が巻き取り装置1に
よって自動的に巻き取られる。また、この際、係脱部材
50は窪溝40からも引っ込んだ状態になり、トノフッ
ク10を再び溝窪40に引っ掛けることができる状態に
復帰する。
【0038】以上説明した本実施形態のトノカバー装置
によれば、トノカバー2を引き出し、トノフック10を
窪溝40に引っ掛けてトノカバー2によってトノー部を
覆った状態にし、バックドア3を閉めた後、次にバック
ドア3を開けた際に、自動的にトノカバー2が開く。し
たがって、特に、キーレスエントリー方式でバックドア
を開くことができる自動車において、両手に抱えるほど
大きな荷物を積み込む際には、両手で荷物を持ったま
ま、楽にトノー部に荷物を積み込むことができる。
【0039】なお、本実施形態において、案内レール2
1の構成は、上壁と横壁と下壁によって形成された横向
きの凹状の溝の構成に限られず、トノフック10がスム
ーズにスライドする構成であればよく、例えば、上壁が
無い構成であってもよい。また、窪溝40は、下壁に設
けるのではなく、上壁や横壁に設ける構成としてもよ
い。また、係脱部材50を案内レール21の溝内に出入
りさせる切り欠き41は、窪溝40内に出入りさせる部
分と、それよりも前方の溝内に出入りさせる部分とに別
々に設けてもよい。
【0040】また、係脱部材50には、バックドアトリ
ム15と当接する部分として、例えば、図5に示すよう
に、係脱部材50の回転軸と平行に車内に向って突出す
る受けピン56を設けてもよい。このようにすること
で、バックドアトリム15によって係脱部材50を確実
に押圧させることができる。
【0041】また、実際的な問題として、トノー部の側
壁4間の距離は必ずしも均一でなく、特にバックドア3
側で両側壁4の間隔が他の部位よりも狭められている場
合がある。この場合には、デッキサイドトリム20に形
成される案内レール21の一部をトノー部内側方向へ突
出させて、案内レール21間の間隔を均一にした構成と
してもよい。
【0042】また、デザイン上の制約などにより、案内
レール21を突出させることが好ましくない場合には、
他の構成として、図6に示すように、案内レール21間
の幅に応じて伸縮する伸縮部10aをトノフック10に
設けてもよい。この場合、例えば、トノフック10の内
部にコイルスプリングを配するなどしてトノフック10
が常に伸びる方向に付勢される構造とすれば、伸縮部1
0aを案内レール21間の幅に応じてスムーズに伸縮さ
せることができる。
【0043】または、図7に示すように、案内レール2
1を、幅が一定の部位にだけ設け、トノフック10は、
トノカバー2によってトノー部を完全に覆った時に案内
レール21内に位置する部分に設け、トノカバー2の先
端には、補助係合フック12を設けた構成としてもよ
い。この場合、補助係合フック12は、バックドア3の
開閉に連動するものではなく、単に先端部を支えるため
に、必要に応じて設ければよい。
【0044】また、従来の、手動で係合を解除して巻き
取り装置に巻き取らせるトノカバーの場合は、利用者が
トノカバーの巻き取られ方を加減することが可能である
が、本実施形態ではトノカバー2が自動的に巻き取ら
れ、通常、巻き取り時に利用者がトノカバー2に手を触
れないため、トノカバー2が一気に巻き取られる。そこ
で、本実施形態では、トノカバー2の巻き取り装置1内
への巻き取りは、緩やかに行われることが好ましい。こ
のように緩やかに巻き取りを行なわせるために、例え
ば、特願2001−46139号明細書に開示されたよ
うな、ダンパーを組み込んだ巻き取り装置を用いること
が好ましい。
【0045】次に、図8〜10を参照して本発明の第2
の実施形態について説明する。本実施形態は、トノフッ
クの係脱機構以外の構成は第1の実施形態と同様であ
り、説明を省略する。図8,9は、本実施形態の係脱機
構が設けられた、案内レール21のバックドア3側の端
部付近の模式図であり、図8はトノカバー2を閉めてい
ない状態で示す斜視図、図9は側面図である。図8
(a)、図9(a)はバックドアを開いた状態、図8
(b)、図9(b)はバックドアを閉じた状態を示して
いる。図10は、この部分の模式的断面図であり、図1
0(a)は図9(a)のA−A’線に沿って切断した断
面図、図10(b)はB−B’線に沿って切断した断面
図である。これらの図において、第1の実施形態と同様
の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0046】本実施形態では、案内レール21には、第
1の実施形態におけるような、バックドア3に近い端縁
の窪溝は形成されていない。案内レール21の、バック
ドア3側の端部付近には、下壁に切り欠き43、上壁に
切り欠き44(図10(a)参照)が開口されている。
切り欠き43と切り欠き44との前後方向の位置関係
は、切り欠き43が前方寄り、切り欠き44が後方寄り
になっている。
【0047】デッキサイドトリム20には、切り欠き4
3,44および受口42が連通する中空部が設けられて
いる。この中空部内に、係合部材60が、その開孔61
に、デッキサイドトリム20の裏面から突出したボス2
2が貫通され、Eリング23によって係止されて、ボス
22の周りに揺動可能に支持されている。
【0048】係合部材60は、その揺動軸から半径方向
に延びる、互いに所定の角度間隔を置いて配置されたア
ーム部62,63,64を有している。アーム部62の
先端には、受口42内に進入するバックドア受け部65
が形成されている。係合部材60には、一端がデッキサ
イドトリム20に固定されたトーションリング24が取
り付けられており、それによって係合部材60は、バッ
クドア受け部65が後方に向う方向(図9の反時計周り
方向)に回転付勢されている。
【0049】係合部材63の、開孔61が設けられた部
分は、案内レール21を構成する側壁よりも外側に位置
している。アーム部63,64の先端には、案内レール
21側に向って突出する部分が形成され、その先端に、
互いに向き合う方向に突出した第1の係合部66と第2
の係合部67がそれぞれ形成されている。係合部材60
は、相応の揺動位置に揺動させることによって、第1の
係合部66、第2の係合部67がそれぞれ切り欠き4
4,43から案内レール21の溝内に進入するように構
成されている。第1の係合部66と第2の係合部67
は、一方が案内レール21の溝内に一杯に進入する揺動
位置では、もう一方が案内レール21の溝内から退出す
るように配置されている。
【0050】次に、この係脱機構の動作について説明す
る。
【0051】まず、荷物の出し入れなどのために、バッ
クドア3を開けた状態では、図8(a)、図9(a)に
示すように、トションリング24の付勢力によって、係
合部材60は、そのバックドア受け部65の後端面がデ
ッキサイドトリム20の後端面の近傍に位置する揺動位
置(第1の揺動位置)に保持されている。この状態で
は、第1の係合部66が案内レール21の上壁の切り欠
き44から溝内に進出しており、第2の係合部材67は
案内レール21の溝内から退出している。
【0052】この状態で、利用者が、荷物の積載を終え
た後、トノカバー2を案内レール21に沿って引きし
て、トノフック10が後端付近に移動すると、トノフッ
ク10は第2の係合部67に当接する。この際にトノフ
ック10が当接する、第1の係合部66の前端面は、後
方に向って斜め下に傾斜している。したがって、利用者
がトノカバー2をさらに後方に向って引くと、第1の係
合部66に上方に向う力が加わる。これによって係合部
材60は、トーションリング24の付勢力に抗して、図
9の時計周り方向に揺動され、第1の係合部66は案内
レール21の溝内から退出する。そしてさらに利用者が
トノカバー2を引いて、トノフック10が第1の係合部
66よりも後方側に移動すると、第1の係合部66はト
ーションリング24の付勢力によって、再び案内レール
21の溝内に進出する。このようにして、図9(a)に
示すように第1の係合部66にトノフック10を引っ掛
けて、トノカバー2によってトノー部を覆った状態にす
ることができる。
【0053】この際、トノフック10が当接する、第1
の係合部66の後端面は、実質的に鉛直に延びている。
したがって、巻き取り装置1によってトノフック10が
前方に引かれても係合部材60には、揺動する方向に力
が加わることはなく、トノフック10が外れることはな
い。トノカバー2を一旦閉じた後、再び開く必要が生じ
た場合には、バックドア受け部65を押して、第1の係
合部66を案内レール21から退出させることによっ
て、トノフック10を第1の係合部66から外せばよ
い。
【0054】次に、利用者がバックドア3を閉めると、
図8(b)に示すように、バックドアトリム15の押圧
部16が係合部材60のバックドア受け部65に当接す
る。これによって、係脱部材50は、トーションリング
24の付勢力に抗して、図8,9の時計周り方向に揺動
される。この際、係脱部材50が揺動するにつれて、第
1の係合部66が案内レール21の溝内から退出し、同
時に第2の係合部67が案内レール21の溝内に進入す
る。これによって、トノフック10は第1の係合部66
から外れ、巻き取り装置1の付勢力によって前方に移動
し、第2の係合部67に引っ掛かった状態で止まる。
【0055】次に、利用者が再びバックドア3を開く
と、バックドアトリム15の押圧部16が受口42から
退出するにつれて、係合部材60がトーションリング2
4の付勢力によって、図8,9の反時計周り方向に揺動
する。これによって、第2の係合部67は案内レール2
1の溝から引っ込んだ位置に戻る。すると、第2の係合
部67に引っ掛かっていたトノフック10が自由に移動
できるようになり、トノカバー2が巻き取り装置1によ
って自動的に巻き取られる。また、この際、第1の係合
部66は案内レール21の溝内に進入した状態に戻り、
トノフック10を再び第1の係合部66に引っ掛けるこ
とができる状態に復帰する。
【0056】以上説明した本実施形態のトノカバー装置
によれば、トノカバー2を引き出し、トノフック10を
第1の係合部66に引っ掛けてトノカバー2によってト
ノー部を覆った状態にし、バックドア3を閉めた後、次
にバックドア3を開けた際に、自動的にトノカバー2が
開く。
【0057】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、バックドア受け部65には、車内に向っ
て突出する受けピンをさらに設けてもよい。また、トノ
ー部の幅が均一でない場合には、案内レールの車内への
突出量を案内レール間の距離が一定になるように調整し
たり、トノフックを図6,7に示したような構成にした
りしてもよい。また、巻き取り装置としては、巻き取り
動作を緩やかにするダンパーを組み込んだものを用いる
ことが好ましい。
【0058】また、案内レール21の後方端部に、第1
の実施形態における窪溝40(図3など参照)と同様の
窪溝を設けてもよい。このようにすることによって、バ
ックドアを開けた際にトノカバー2が自動的に巻き取ら
れる動作をするかどうかを利用者が任意に選択できるよ
うにすることができる。すなわち、トノカバー2が自動
的に巻き取られないようにしたい場合には、利用者は、
トノカバー2を閉める際に、上記の窪溝にトノフック1
0を引っ掛けておけばよい。それによって、その後バッ
クドア3を一旦閉め、開けた際の、トノカバー2の自動
的な巻き取りを無効にすることができる。
【0059】次に、図11,12を参照して本発明の第
3の実施形態について説明する。本実施形態は、トノフ
ックの係脱機構を構成する係脱部材の構成と、案内レー
ル21の後端付近の形状以外の構成は第1の実施形態と
同様であり、説明を省略する。図11は、本実施形態の
係脱機構に用いられる係脱部材の模式的斜視図である。
図12は、案内レールの後端付近の模式的断面図であ
る。これらの図において、第1の実施形態と同様の部分
については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0060】トノー部が設けられた自動車には、バック
ドア3の上半分にガラスハッチが設けられ、このガラス
ハッチを開けることによって、バックドア3を開かずに
トノー部への荷物の出し入れを行うことができる構成の
自動車がある。本実施形態は、第1の実施形態と同様に
バックドア3を開けた際に自動的にトノカバー2が開
き、しかも、上述のようなガラスハッチを開けた際に容
易にトノカバー2を開閉することができる構成の係脱機
構を提供するものである。
【0061】本実施形態の係脱機構に用いられる係脱部
材70は、そのアーム部53の先端部の構成以外は、第
1の実施形態の係脱部材50とほぼ同様である。係脱部
材70は、アーム部53の先端部に、他の部分から分離
して形成され、外れないように組み付けられたエクステ
ンション部71を有している。エクステンション部71
と、係脱部材70の他の部分との間にはバネ72が設け
られており、これによってエクステンション部71は、
アーム部53の先端側に向って常に付勢されている。エ
クステンション部71には、その前端面と後端面に、中
央に向って斜め上方に傾斜した傾斜面が設けられてい
る。案内レール21の溝の上壁には、係脱部材70のア
ーム部53の先端のエクステンション部71が進入する
位置の上方の位置に、後方に向って斜め下方に傾斜した
傾斜面が設けられている。
【0062】次に、この係脱機構の動作について説明す
る。まず、バックドア3を開閉した際の係脱機構の動作
については第1の実施形態と同様であり、説明を省略す
る。
【0063】次に、トノカバー2を閉めた状態でバック
ドア3を閉め、ガラスハッチを開けた場合について説明
する。この場合、トノフック10は、アーム部53の中
間部55によって窪溝40から押出され、エクステンシ
ョン部71に引っ掛かっている。この際、トノフック1
0には、巻き取り装置1によって前方に向って力が加わ
っており、それによって、エクステンション部71に
は、後端の斜面を介してエクテンション部71を引っ込
める方向に力が加わる。しかし、エクステンション部7
1を付勢するばね72の強さは、この程度の力ではエク
ステンション部71がほとんど引っ込まない強さに調整
されている。
【0064】この状態で、使用者がトノカバー2を前方
に向って軽く押すと、エクステンション部71には、引
っ込める方向にさらに力が加わる。これによってエクス
テンション部71を一時的に引っ込め、トノフック10
をエクステンション部71から外し、トノカバー2を巻
き取り装置1に巻き取らせて開けることができる。
【0065】次に、トノー部への荷物の出し入れが終わ
った後、トノカバー2を案内レール21に沿って引き出
すと、トノフック10はエクステンション部71に当接
する。さらにトノカバー2を引くと、トノフック10は
エクステンション部71の前端の斜面に沿ってエクステ
ンション部71の上方に導かれ、案内レール21の溝の
上壁の斜面に当接する。さらにトノカバー2を引くと、
トノフック10は上壁の斜面に沿って下方に導かれ、こ
れによってトノフック10からエクステンション部71
に、引っ込める方向に力が加わる。この力によってエク
ステンション部71は再び一時的に引っ込み、トノフッ
ク10をエクステンション部71に引っ掛けた状態に戻
すことができる。
【0066】なお、案内レール21の溝は、第1の実施
形態におけるのと同様に、エクステンション部71が突
出する部分で、上壁と下壁の間隔が実質的に一定である
形状を有していてもよい。この場合には、トノカバー2
を引き出した際、エクステンション部71は、トノフッ
ク10から前端の斜面を介して加わる斜め下方向の力に
よって引っ込められる。
【0067】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、バックドア3の開閉に連動して、バックドア3を開
けた際に自動的にトノカバー2が開き、しかも、ガラス
ハッチを開けた際に、容易にトノカバー2を開け閉めで
きるトノカバー装置を提供できる。
【0068】なお、このようなエクステンション部71
を、第2の実施形態における第2の係合部67に設けて
もよい。このようにすることによって、第2の実施形態
の構成においても、ガラスハッチを開けた際に、トノカ
バー2を容易に開閉可能にできる。
【0069】次に、図13を参照して本発明の第4の実
施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形
態における係脱部材50、第2の実施形態における係合
部材60、第3の実施形態における係脱部材70に当接
して、これらの部材を揺動させる、バックドアトリム1
5の押圧部の構成を変えたものである。図13は、本実
施形態における、バックドアトリム15の押圧部の構成
を示す模式的斜視図である。
【0070】第1〜3の実施形態では、バックドア3を
開いた時にトノカバー2が自動的に開く構成を示した
が、トノー部に小さな荷物を出し入れする場合など、ト
ノカバー2を開ける必要がない場合も考えられる。本実
施形態は、このような状況に応じて、トノカバー2を自
動的に開けるか開けないかを使用者が任意に設定できる
ようにするものである。
【0071】バックドアトリム15の押圧部は、他の部
分とは分離して形成され、外れないように組み付けられ
た押圧部材80によって構成されている。押圧部材80
は、図13(a)に示すようにバックドアトリム15の
側端面から突出した状態と、図13(b)に示すように
引っ込んだ状態とにすることができる。このような押圧
部の構造は、例えば、突出した状態から押圧部材80を
押すことによって引っ込んだ状態になり、もう一度押す
ことによって突出した状態に戻る、公知の構造としても
よいし、押圧部材80に係合するレバーによって操作で
きる構造としてもよい。
【0072】図13(a)に示すように、押圧部材80
を突出させた状態でバックドア3を閉めた場合には、押
圧部材80が係脱部材50または係合部材60または係
脱部材70に当接し、第1〜3の実施形態において説明
したようにこれらの部材が揺動する。したがって、次に
バックドア3を開いた時に、それに連動してトノカバー
2が開く。一方、図13(b)に示すように、押圧部材
80を引っ込めた状態でバックドア3を閉めた場合に
は、係脱部材50または係合部材60または係脱部材7
0は揺動しない。したがって、次にバックドア3を開い
ても、トノカバー2は閉じたままになる。
【0073】このように、本実施形態によれば、押圧部
材80を突出した状態にするか、引っ込めた状態にする
かによって、トノカバー2をバックドア3の開閉に連動
させるかどうかを使用者が任意に選択することができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バックドアを開いた際に、それに連動してトノカバーが
開くトノカバー装置を提供できる。これによって、特
に、バックドアを手を触れずに開くことができるキーレ
スエントリーシステムを備える自動車において、使用者
は、両手に荷物を抱えたままバックドアを開き、それに
連動させてトノカバーも開き、容易に荷物を積み込むこ
とが可能になる。本発明のトノカバー装置は、このよう
なバックドアに連動したトノカバーの動作を、揺動可能
に保持され、回転付勢された単一の部材を有する、簡素
な構成の係脱機構を用いて実現できる。
【0075】さらに本発明によれば、このようなトノカ
バー装置であって、しかも、バックドアに設けられたガ
ラスハッチを開けた際に、トノカバーを容易に開閉可能
な構成、およびトノカバーをバックドアに連動させるか
どうかを使用者が任意に選択可能な構成のトノカバー装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のトノカバー装置を備
える自動車のトノー部の模式的斜視図である。
【図2】図1の案内レールの後端付近の模式的斜視図で
あり、図2(a)はバックドアを開いた状態、図2
(b)はバックドアを閉じた状態を示している。
【図3】図1の案内レールの後端付近の模式的側面図で
あり、図3(a)はバックドアを開いた状態、図3
(b)はバックドアを閉じた状態を示している。
【図4】図3(a)のA−A’線に沿って切断した断面
図である。
【図5】図4の他の構成例を示す図である。
【図6】図1のトノカバーの他の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】図1のトノカバーのさらに他の構成を示す斜視
図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の係脱機構を備える自
動車の案内レールの後端付近の模式的斜視図であり、図
8(a)はバックドアを開いた状態、図8(b)はバッ
クドアを閉じた状態を示している。
【図9】図8の案内レールの後端付近の模式的側面図で
あり、図9(a)はバックドアを開いた状態、図9
(b)はバックドアを閉じた状態を示している。
【図10】図10(a)は、図9(a)のA−A’線に
沿って切断した断面図、図10(b)はB−B’線に沿
って切断した断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態の係脱機構に用いら
れる係脱部材の模式的斜視図である。
【図12】図11の係脱部材が組み込まれた自動車の案
内レールの後端付近の模式的断面図である。
【図13】本発明の第4の実施形態の係脱機構を構成す
るバックドアトリムの押圧部の模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 巻き取り装置 2 トノカバー 3 バックドア 4 側壁 10 トノフック 10a 伸縮部 11 取っ手 12 補助係合フック 15 バックドアトリム 16 押圧部 20 デッキサイドトリム 21 案内レール 22 ボス 23 Eリング 24 トーションリング 31 Cピラー 32 Dピラー 33 窓 40 窪溝 41,43,44 切り欠き 42 受口 50,70 係脱部材 51 開孔 52 後端部 53 アーム部 54 先端部 55 中間部 56 受けピン 60 係合部材 61 開孔 62,63,64 アーム部 65 バックドア受け部 66 第1の係合部 67 第2の係合部 71 エクステンション部 72 バネ 80 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土本 芳裕 愛知県名古屋市中区上前津1丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 (72)発明者 新 健次 愛知県名古屋市中区上前津1丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA03 BB04 BC06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の座席背後からバックドアまでの
    間の、荷物の積載に利用されるトノー部の上方を覆う、
    巻き取り可能であり、巻き取り方向に直交する幅方向に
    延びる棒上のトノフックを備えるトノカバーと、該トノ
    カバーを、回転付勢された巻き取り軸に巻き取って保持
    可能な巻き取り装置と、前記トノフックを前記トノカバ
    ーの巻き取り・引き出し方向に案内する案内レールと、
    該案内レールから前記トノカバーの引き出し方向に交差
    する方向に延び、前記トノフックを係合させて前記トノ
    カバーを前記トノー部の上方を覆うように引き出した状
    態で前記巻き取り装置の付勢力に抗して保持させること
    ができる形状の窪溝とを有するトノカバー装置であっ
    て、 揺動可能に支持され、回転付勢されて第1の揺動位置に
    保持される係脱部材と、前記バックドアに設けられ、該
    バックドアを閉めた際に前記係脱部材に当接し、該係脱
    部材を回転付勢力に抗して第2の揺動位置に揺動させる
    押圧部とを有し、 前記係脱部材は、前記第2の揺動位置に揺動した際に、
    前記窪溝内に進入して、該窪溝内に係合された前記トノ
    フックを該窪溝内から押出して係合を解除する脱合部
    と、前記窪溝より前記巻き取り装置側の位置で、前記案
    内レールによる前記トノフックの案内軌道上に進入して
    前記トノフックに係合し、前記トノカバーを前記トノー
    部の上方を覆うように引き出した状態で前記巻き取り装
    置の付勢力に抗して保持する係合部とを有し、前記脱合
    部と前記係合部とは、前記係脱部材が前記第1の揺動位
    置にある時には、前記窪溝および前記案内レールの前記
    案内軌道から退出した位置にあるトノカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記案内レールは、向き合う壁の間に前
    記トノフックを位置規制して、前記トノカバーの巻き取
    り・引き出し方向に案内し、前記係合部は、前記係脱部
    材が前記第2の揺動位置にある状態で、前記向き合う壁
    の一方から、少なくとも、他方の壁との間の隙間がトノ
    フックの大きさよりも小さくなる量だけ突出し、 前記係脱部材は、前記係合部に設けられ、前記係脱部材
    が前記第2の揺動位置にある状態で、前記向き合う壁の
    間に少なくとも前記トノフックを通すことができる大き
    さの隙間を生じさせるように移動可能であり、該隙間を
    塞ぐ方向に付勢されたエクステンション部が設けられて
    いる、請求項1に記載のトノカバー装置。
  3. 【請求項3】 前記エクテンション部は、前記トノフッ
    クの巻き取り・引き出し方向の両端面に、付勢された方
    向に向って先細になるように傾斜した傾斜面を有する、
    請求項2に記載のトノカバー装置。
  4. 【請求項4】 前記バックドアには、該バックドアを閉
    めた際に前記係脱部材に当接する位置と、前記係脱部材
    に当接する位置から離れた位置とに保持可能な押圧部材
    が設けられており、該押圧部材の、前記係脱部材との当
    接部を前記押圧部として用いる、請求項1から3のいず
    れか1項に記載のトノカバー装置。
  5. 【請求項5】 自動車の座席背後からバックドアまでの
    間の、荷物の積載に利用されるトノー部の上方を覆う、
    巻き取り可能であり、巻き取り方向に直交する幅方向に
    延びる棒上のトノフックを備えるトノカバーと、該トノ
    カバーを、回転付勢された巻き取り軸に巻き取って保持
    可能な巻き取り装置と、前記トノフックを向き合う壁の
    間に位置規制して前記トノカバーの巻き取り・引き出し
    方向に案内する案内レールとを有するトノカバー装置で
    あって、 揺動可能に保持され、回転付勢されて第1の揺動位置に
    保持される係合部材と、前記バックドアに設けられ、該
    バックドアを閉めた際に前記係合部材に当接し、該係合
    部材を回転付勢力に抗して第2の揺動位置に揺動させる
    押圧部とを有し、 前記係合部材は、前記第1の揺動位置にある状態で、前
    記向き合う壁の一方から、少なくとも、他方の壁との間
    の隙間が前記トノフックの大きさよりも小さくなる量だ
    け突出した位置にあり、前記第2の揺動位置にある状態
    で、前記向き合う壁の間から退出した位置にある第1の
    係合部と、前記第2の揺動位置にある状態で、前記第1
    の係合部が突出する位置よりも前記巻き取り装置側の位
    置で、前記第1の係合部が突出する壁の反対側の壁か
    ら、少なくとも、他方の壁との間の隙間が前記トノフッ
    クの大きさよりも小さくなる量だけ突出した位置にあ
    り、前記第1の揺動位置にある状態で、前記対向する壁
    の間から退出した位置にある第2の係合部とを有するト
    ノカバー装置。
  6. 【請求項6】 前記係合部材が前記第1の揺動位置にあ
    る状態で、前記第1の係合部の、前記巻き取り装置側に
    位置する端面は、前記第1の係合部の突出方向に向っ
    て、前記トノカバーの引き出し方向に傾斜した傾斜面を
    有し、前記第1の係合部の、前記巻き取り装置側と反対
    側の端面は、前記トノカバーの巻き取り方向に実質的に
    垂直に延びている、請求項5に記載のトノカバー装置。
  7. 【請求項7】 前記係合部材は、前記第2の係合部に設
    けられ、前記係合部材が前記第2の揺動位置にある状態
    で、前記向き合う壁の間に少なくとも前記トノフックを
    通すことができる大きさの隙間を生じさせるように移動
    可能であり、該隙間を塞ぐ方向に付勢されたエクステン
    ション部を有する、請求項5または6に記載のトノカバ
    ー装置。
  8. 【請求項8】 前記エクテンション部は、前記トノフッ
    クの巻き取り・引き出し方向の両端面に、付勢された方
    向に向って先細になるように傾斜した傾斜面を有する、
    請求項7に記載のトノカバー装置。
  9. 【請求項9】 前記バックドアには、該バックドアを閉
    めた際に前記係合部材に当接する位置と、前記係合部材
    に当接する位置から離れた位置とに保持可能な押圧部材
    が設けられており、該押圧部材の、前記係合部材との当
    接部を前記押圧部として用いる、請求項5から8のいず
    れか1項に記載のトノカバー装置。
  10. 【請求項10】 前記案内レールは、前記トノフックの
    両端側にそれぞれ設けられており、両側の前記案内レー
    ル間の距離が、前記トノカバーの巻き取り・引き出し方
    向に見て変化している部分があり、前記トノフックは、
    前記案内レール間の距離に応じて伸縮可能である、請求
    項1から9のいずれか1項に記載のトノカバー装置。
  11. 【請求項11】 前記トノー部は、前記トノカバーの巻
    き取り・引き出し方向に直交する方向の幅が、前記トノ
    カバーの引き出し方向側の端部で変化している部分を有
    し、前記トノフックは、前記トノカバーを前記トノー部
    の上方を実質的に全て覆うまで引き出した状態で、前記
    トノー部の幅が実質的に一定の部分に位置する部分に設
    けられており、前記トノカバーの引き出し方向の先端部
    には、前記トノー部を構成する壁に係合する補助係合フ
    ックが設けられている、請求項1から10のいずれか1
    項に記載のトノカバー装置。
JP2001234851A 2001-08-02 2001-08-02 トノカバー装置 Expired - Lifetime JP4564690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234851A JP4564690B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 トノカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234851A JP4564690B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 トノカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003048486A true JP2003048486A (ja) 2003-02-18
JP4564690B2 JP4564690B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=19066388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234851A Expired - Lifetime JP4564690B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 トノカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4564690B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106405A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Bos Gmbh & Co Kg 自動車の荷物室用のカバー装置
DE102007047167A1 (de) * 2007-10-02 2009-04-09 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Laderaumabdeckung für ein Kraftfahrzeug
DE102007049111A1 (de) * 2007-10-12 2009-04-16 Volkswagen Ag Abdeckvorrichtung für den Laderaum eines Kraftfahrzeugs
JP2009184526A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Piolax Inc トノカバー装置
JP2010000991A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Toyota Boshoku Corp デッキボードの移動機構
KR101180650B1 (ko) * 2009-11-13 2012-09-19 한일이화주식회사 차량의 러기지 룸용 스크린
FR2984252A1 (fr) * 2011-12-16 2013-06-21 Cera Systeme de montage d'un cache-bagages de vehicule automobile sur deux ebenisteries laterales de coffre dudit vehicule
FR2995845A1 (fr) * 2012-09-27 2014-03-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de liberation automatique d'un mecanisme d'occultation d'un receptacle a levier basculant et vehicule automobile correspondant
FR2995846A1 (fr) * 2012-09-27 2014-03-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de liberation automatique d'un mecanisme d'occultation d'un receptacle a came rotative et vehicule automobile correspondant
KR102064568B1 (ko) * 2018-07-25 2020-01-09 현대자동차(주) 차량용 카고 스크린 장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868348U (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 日産車体株式会社 車輛用巻き取り式トノカバ−のガイド装置
JPH01115949U (ja) * 1988-01-30 1989-08-04
JPH02144848U (ja) * 1989-05-11 1990-12-07
JPH0423543U (ja) * 1990-06-19 1992-02-26
JPH11159216A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Piolax Inc 軸状部材のロック装置
JP2001122027A (ja) * 1999-09-20 2001-05-08 Bos Gmbh & Co Kg 自動車の室内用の防御装置
JP2001191855A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Kojima Press Co Ltd カバー装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868348U (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 日産車体株式会社 車輛用巻き取り式トノカバ−のガイド装置
JPH01115949U (ja) * 1988-01-30 1989-08-04
JPH02144848U (ja) * 1989-05-11 1990-12-07
JPH0423543U (ja) * 1990-06-19 1992-02-26
JPH11159216A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Piolax Inc 軸状部材のロック装置
JP2001122027A (ja) * 1999-09-20 2001-05-08 Bos Gmbh & Co Kg 自動車の室内用の防御装置
JP2001191855A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Kojima Press Co Ltd カバー装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106405A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Bos Gmbh & Co Kg 自動車の荷物室用のカバー装置
DE102007047167A1 (de) * 2007-10-02 2009-04-09 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Laderaumabdeckung für ein Kraftfahrzeug
DE102007047167B4 (de) 2007-10-02 2022-03-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Personenkraftwagen mit einer Laderaumabdeckung
DE102007049111A1 (de) * 2007-10-12 2009-04-16 Volkswagen Ag Abdeckvorrichtung für den Laderaum eines Kraftfahrzeugs
JP2009184526A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Piolax Inc トノカバー装置
JP2010000991A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Toyota Boshoku Corp デッキボードの移動機構
KR101180650B1 (ko) * 2009-11-13 2012-09-19 한일이화주식회사 차량의 러기지 룸용 스크린
FR2984252A1 (fr) * 2011-12-16 2013-06-21 Cera Systeme de montage d'un cache-bagages de vehicule automobile sur deux ebenisteries laterales de coffre dudit vehicule
FR2995845A1 (fr) * 2012-09-27 2014-03-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de liberation automatique d'un mecanisme d'occultation d'un receptacle a levier basculant et vehicule automobile correspondant
FR2995846A1 (fr) * 2012-09-27 2014-03-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de liberation automatique d'un mecanisme d'occultation d'un receptacle a came rotative et vehicule automobile correspondant
KR102064568B1 (ko) * 2018-07-25 2020-01-09 현대자동차(주) 차량용 카고 스크린 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4564690B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003048486A (ja) トノカバー装置
US7862086B2 (en) Tongue storage device and seat belt apparatus having the same
US6302484B1 (en) Apparatus for permitting pass-through between vehicle compartment and trunk room
JP2008049768A (ja) トノカバー構造
JP4553210B2 (ja) 自動車
JPH0122747Y2 (ja)
JP2003341431A (ja) 自動車のラゲージフロア装置
JP2003182459A (ja) トノカバー係合手段構造物
JP2006232146A (ja) オープンカーにおけるル−フ部材のロック装置および車両用ロック装置
JP3249775B2 (ja) 自動車用トノカバー装置
JP2000103289A (ja) 自動車のコンソールボックス
JP3627362B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2001080420A (ja) 車両用トノカバー装置
JP3656422B2 (ja) 巻取式間仕切り装置
JP2002052981A (ja) 車両用リヤパーセルシェルフ
JP3191624B2 (ja) 荷室カバー装置
KR20190050542A (ko) 상하 개폐식 도어의 맵포켓 어셈블리
JPH0228979Y2 (ja)
JP5067618B2 (ja) 車両用トノカバー装置
KR20120041353A (ko) 자동차용 글로브박스의 핸들 시스템
JPH1095278A (ja) 自動車のトノカバー装置
JP3185848B2 (ja) リッドのロック構造
JP2008155681A (ja) 自動車用スライドドアのアームレスト装置
JP5082936B2 (ja) 自動車後部トランク構造
JPH0428843Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080403

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4564690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term