JP3191624B2 - 荷室カバー装置 - Google Patents

荷室カバー装置

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JP3191624B2 JP17988495A JP17988495A JP3191624B2 JP 3191624 B2 JP3191624 B2 JP 3191624B2 JP 17988495 A JP17988495 A JP 17988495A JP 17988495 A JP17988495 A JP 17988495A JP 3191624 B2 JP3191624 B2 JP 3191624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の荷室を覆う
荷室カバー装置に関し、詳しくは、不使用時に巻き取り
装置によって巻き取られて収納される荷室カバー装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一部のワゴンタイプの車両におい
て、荷物の保護や見栄えのために荷室を覆う荷室カバー
装置が荷室に配設されている。この荷室カバー装置は、
図4に示すように、荷室カバー30、巻き取り装置31
及び係止部材32とから構成され、使用時に、荷室カバ
ー30の一端部を、巻き取り装置31から引出して荷室
33の両側壁にそれぞれ設けられた係止部材32に係止
することによって荷室33を覆い、不使用時に、荷室カ
バー30の一端部を係止部材32から離脱させて、他端
部を巻き取り装置31に巻き取らせることによって荷室
カバー30を収納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の荷室カバー装置
においては、係止部材が荷室壁面に固定されていたの
で、荷室カバーの一端部を係止させる位置が決まってお
り、荷室カバーの一端部を任意の位置で係止することは
困難であった。しかしながら、大きい荷物と小さい荷物
とを同時に積み込んだ場合に、荷物カバーを荷室の途中
部分で係止することが困難なので、小さい荷物だけ荷物
カバーで覆うことが困難であという問題点がある。した
がって、前述の荷室カバー装置では、荷物の量や種類に
よって荷室カバーの位置を調整することが困難であり、
荷室カバーの利便性が低いという問題点が有る。
【0004】よって、本発明は、前述の問題点を解決
し、荷室カバーを荷物の量や種類に対応して任意の位置
で係止することができる荷室カバー装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
の荷室の内部に設けられた荷室カバーと、荷室カバーの
一端部を巻き取り、荷室カバーを収納する巻き取り装置
と、この巻き取り装置から荷室カバーの他端部を引出し
たときにその引出し端部の両端をそれぞれ係止する係止
部材とを有する荷室カバー装置において、荷室の、荷室
カバーの引出し方向と略平行する両側壁に、この引出し
方向と略平行して一対のレールが設けられ、係止部材が
上記各レールに設けられた目盛により任意の位置で係止
できると共に着脱可能であるとの構成である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の荷室カ
バー装置において、係止部材が、引出し端部を係止する
係合溝が設けられたガイド本体と、ガイド本体において
係止部材をレールに対して着脱する方向に摺動可能に貫
通する軸と、軸に一体的に設けられ、ガイド本体に対し
て回動不能に係合する第1の係合部と、軸のレール側の
端部に一体的に設けられ、ガイド本体の軸を中心とした
回動によりレールに対して係脱する第2の係合部と、第
2の係合部がレールに係合しているときに、第2の係合
部とガイド本体とでレールを挾持するように第1の係合
部をガイド本体に付勢する、ガイド本体と第1の係合部
との間に介装された付勢手段とを有する構成である。
【0007】
【実施例】図1及び図2に、本発明の一実施例を示す。
図1において、符号1は、ワゴンタイプの車両を示す。
車両1の後部には、荷物等を収容する荷室2が形成され
ている。荷室2と後部座席3との間には、荷室2の車両
幅方向の長さと略同じ長さを有する巻き取り装置4が配
設されている。巻き取り装置4には、荷室2を覆う荷室
カバー5が巻き取られて収納されている。荷室カバー5
は、一端部が巻き取り装置4内に固定され、他端部が巻
き取り装置4から車両後方に向かって略水平方向に引出
し可能となっており、その他端部を引出し端部5aと呼
ぶ。巻き取り装置4は、この装置4から荷室カバー5が
引出されても、バネの付勢力によって自動的に荷室カバ
ー5を巻き取り収納する周知の構成を有している。
【0008】荷室2の車両幅方向における両側壁2a,
2aには、車両1の前後方向に長い一対のレール6,6
が配設されている。レール6は、図2に示すように、ス
リット6aを有するようにその断面形状が略C型に形成
されており、溝状に形成されたトリム7の凹部に遊嵌さ
れるとともに、ビス8aとナット8bによってトリム7
と供にパネル9に固定されている。レール6には、所定
の間隔で目盛が設けられている。また、レール6には、
このレール6に対して着脱可能な係止部材としてのカバ
ーガイド10が取付けられている。なお、荷室2の両側
壁2aに配設されるレール6,6及びこのレール6,6
にそれぞれ着脱可能なカバーガイド10,10は、左右
とも同様の構成なので、一方のものについてのみ説明
し、他方のものについてはその説明を省略する。
【0009】カバーガイド10は、荷室カバー5を係止
するガイド本体11と、カバーガイド10をレール6に
取付けるときに使用する軸12と、ガイド本体11に対
して回動不能に係合する第1の係合部13と、ガイド本
体11の軸12を中心とした回動によりレール6に対し
て係脱する第2の係合部14と、第2の係合部14がレ
ール6に係合しているときに、第2の係合部14とガイ
ド本体11とでレール6を挾持するように第1の係合部
13をガイド本体11に付勢する付勢手段としてのバネ
15とから構成されている。
【0010】図2に示すように、カバーガイド10がレ
ール6に取付けられた状態において、ガイド本体11の
車両上向きに相当する部位には、荷室カバー5の引出し
端部5aを係止する係合溝11aが設けられている。ガ
イド本体11のレール6側の端部11bには、円形状の
穴111が設けられている。この穴111の底部には、
第1の係合部13の形状と略同様の係合穴112が設け
られており、係合穴112の底部には、端部11aの反
対側の端部11cまで貫通する孔113が穿設されてい
る。孔113には、ガイド本体11よりも長い長さを有
する軸12が摺動可能に遊嵌している。
【0011】軸12の途中部分には、係合穴112に係
合する第1の係合部13が一体的に設けられている。ガ
イド本体11の端部11bには、この端部11bと同形
状であり中央部に軸12の逃げ孔が穿設されたプレート
16が固定されている。第1の係合部13とプレート1
6との間には、前述のバネ15が介装されている。バネ
15は、巻き取り装置4が荷室カバー5を巻き取る力よ
りも強い力でプレート16をレール6に圧接している。
【0012】軸12の一端部12aには、レール6のス
リット6a(図3参照)の幅より僅かに小さい幅を有す
る第2の係合部14が、この第2の係合部14とプレー
ト16とでレール6を挾持するように固定されている。
第2の係合部14は、短冊状に形成されており、その長
手方向がガイド本体11の車両上下方向に略平行するよ
うに配置されている。軸12の他端部12bはガイド本
体11から突出している。
【0013】次に、カバーガイド10のレール6に対す
る係脱動作について説明する。図3(a)において、カ
バーガイド10をレール6に取付けるときには、レール
6のスリット6aに第2の係合部14を係合させる。次
に、軸12の他端部12bを指先でレール6に向かって
(紙面に関して表から裏に向かう向き)、バネ15の付
勢力に抗して押圧するとともに、ガイド本体11を、軸
12を中心にして矢印Aの向きに略90度、すなわち、
係合溝11aの開口が車両上方を向くように回転させ
る。ガイド本体11と第1の係合部13とが係合してい
るので、ガイド本体11が回転されることによって軸1
2もガイド本体11の回転と同様の向きに回転されて、
第2の係合部14も同様に回転される。
【0014】ガイド本体11が略90度回転されると、
図3(b)に示すように、係合溝11aの開口が車両上
方を向く位置に移動する。ガイド本体11がこの位置に
移動された後、軸12の他端部12bから指先を離して
押圧を解除する。バネ15の付勢力により第2の係合部
14とプレート16とがレール6を挾持して、ガイド本
体11がその位置で暫定的に固定されてカバーガイド1
0が位置決めされる。
【0015】カバーガイド10をレール6から取り外す
ときには、ガイド本体11を、軸12を中心にして図3
(b)中、矢印Cまたは矢印Dの向きに略90度、すな
わち、第2の係合部14とレール6のスリット6aとが
略平行するように回転させる。第2の係合部14とレー
ル6のスリット6aとが略平行に状態になると、プレー
ト16と第2の係合部14とによるレール6の挾持が解
除されるとともに、第2の係合部14のレール6に対す
る係合が解除されて、カバーガイド10が容易にレール
6から取り外すことができる。
【0016】次に、荷室カバー5の開閉について説明す
る。荷室2に大きな荷物や小さな荷物等を混合して収納
する場合において、荷室2の奥側に小さい荷物を収納
し、手前側に大きな荷物を収納する。レール6の途中部
分、すなわち、小さな荷物を覆い隠せる位置にカバーガ
イド10を前述の取付動作によって取付ける。このと
き、レール6に設けられている目盛を参考にして左右の
カバーガイド10の取付位置が略同じ位置となるように
取付位置を調整する。巻き取り装置4から荷物カバー5
の引出し端部5aを車両後方に向かって略水平に引出し
て、引出し端部5aの両端を左右のカバーガイド10の
係合溝11aに係止させる。引出し端部5aがカバーガ
イド10に係止されることによって、荷室カバー5が荷
室2の奥側に収納された小さい荷物を覆い隠す。
【0017】また、カバーガイド10の係合溝11aか
ら引出し端部5aの両端を離脱させて、引出し端部5a
を離すことにより荷室カバー5が巻き取り装置4に自動
的に巻き取られて収納される。レール6からカバーガイ
ド10を一度取外し、再度、カバーガイド10をレール
6の所傍の位置に取付けることにより、荷室カバー5の
係止位置を調整することができる。カバーガイド10を
レール6から取り外すことにより、荷室の収納スペース
が拡大されて、大きな荷物も収納することができる。前
述の実施例において、カバーガイドの構成が、レールに
対して脱着可能な構成であれば他の構成としても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、荷室の、荷室カバーの引出し方向と略平行する
両側壁に、この引出し方向と略平行して一対のレールが
設けられ、係止部材が各レールに対してそれぞれ着脱可
能である構成によって、係止部材をレールの目盛に沿っ
て任意の位置に移動した上で、同位置において着脱可
能、例えば係止部材をレールに対し90°回転させるこ
とにより、係合、解除を容易に行うことができる。この
ため、荷物の大きさ、量、種類に対応して荷室カバーの
係止位置を調整出来る。また、ガイド本体は着脱可能な
ため、荷室カバーを使用しないときに取り外すことによ
り、係止部材が邪魔にならず荷室スペースを拡大するこ
とが出来る。
【0019】請求項2の発明によれば、係止部材が、係
合溝が設けられたガイド本体と、ガイド本体に摺動可能
に貫通する軸と、ガイド本体に対して回動不能に係合す
る第1の係合部と、ガイド本体の軸を中心とした回動に
よりレールに対して係脱する第2の係合部と、第2の係
合部がレールに係合しているときに、第2の係合部とガ
イド本体とでレールを挾持するように第1の係合部をガ
イド本体に付勢する付勢手段とを有することによって、
レールに第2の係合部を係合させて、付勢手段の付勢力
に抗して軸を押圧するとともに、係止部材を回動するこ
とにより、第2の係合部とガイド本体とでレールが挾持
されて係止部材がその位置で暫定的に固定され、再度、
係止部材を回動することで第2の係合部とガイド本体と
によるレールの挾持が解除され、レールから係止部材が
取り外せるので、係止部材のレールに対する着脱が容易
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷室カバー装置を備えた車両の用部斜
視図である。
【図2】本発明の係止部材の断面図である。
【図3】係止部材のレールへの係脱を説明する動作図で
あり、(a)は係止部材がレールに係合された状態を示
し、(b)は係止部材がレールに係止された状態を示
す。
【図4】従来の荷室カバー装置を備えた車両の用部斜視
図である。
【符号の説明】
1 車両 2 荷室 2a 側壁 4 巻き取り装置 5 荷室カバー 5a 引出し端部 6 レール 10 カバーガイド 11 ガイド本体 11a 係合溝 12 軸 13 第1の係合部 14 第2の係合部 15 バネ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の荷室の内部に設けられた荷室カバー
    と、上記荷室カバーの一端部を巻き取り、上記荷室カバ
    ーを収納する巻き取り装置と、この巻き取り装置から上
    記荷室カバーの他端部を引出したときにその引出し端部
    の両端をそれぞれ係止する係止部材とを有する荷室カバ
    ー装置において、 上記荷室の、上記荷室カバーの引出し方向と略平行する
    両側壁に、この引出し方向と略平行して一対のレールが
    設けられ、上記係止部材が上記各レールに設けられた目
    盛により任意の位置で係止できると共に着脱可能である
    ことを特徴とする荷室カバー装置。
  2. 【請求項2】上記係止部材が、 上記引出し端部を係止する係合溝が設けられたガイド本
    体と、 上記ガイド本体において上記係止部材を上記レールに対
    して着脱する方向に摺動可能に貫通する軸と、 上記軸に一体的に設けられ、上記ガイド本体に対して回
    動不能に係合する第1の係合部と、 上記軸の上記レール側の端部に一体的に設けられ、上記
    ガイド本体の上記軸を中心とした回動により上記レール
    に対して係脱する第2の係合部と、 上記第2の係合部が上記レールに係合しているときに、
    上記第2の係合部と上記ガイド本体とで上記レールを挾
    持するように上記第1の係合部を上記ガイド本体に付勢
    する、上記ガイド本体と上記第1の係合部との間に介装
    された付勢手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の荷室カバー装
    置。
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JP6423204B2 (ja) * 2014-09-01 2018-11-14 株式会社モリタホールディングス 車両用収納装置及び支持部材
KR102478117B1 (ko) * 2018-04-12 2022-12-15 현대자동차주식회사 차량의 러기지룸 스크린 장치

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