JPH063715Y2 - 自動車用トノカバー装置 - Google Patents

自動車用トノカバー装置

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JPH063715Y2
JPH063715Y2 JP1988101614U JP10161488U JPH063715Y2 JP H063715 Y2 JPH063715 Y2 JP H063715Y2 JP 1988101614 U JP1988101614 U JP 1988101614U JP 10161488 U JP10161488 U JP 10161488U JP H063715 Y2 JPH063715 Y2 JP H063715Y2
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JP
Japan
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tonneau cover
cover body
luggage
movable bar
cover device
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JP1988101614U
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JPH0223241U (ja
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和美 宮下
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、車室内にあって後部座席の後方に形成される
荷物室の開口上側を巻取り自在に覆う自動車トノカバー
装置に関する。
《従来の技術》 ハッチバック等の2ボックスカーにおいては、第8図に
示す如く車室内における後部座席1の後方に形成された
荷物室2に対し、巻取り式のトノカバー装置によりその
開口上側を略水平に覆うようにしている。
このトノカバー装置は、後部座席1の背面に取付けられ
る収納ボックス3と、収納ボックス3内に巻取り自在に
収納されて、使用時に荷物室2側へ引き出される布等の
トノカバー本体4と、車体側ホルダ5に対応してトノカ
バー本体4の引出し側の両側端に設けられた係止ピン6
とから構成されている。そして、トノカバー本体4を引
き出して係止ピン6をホルダ5に係止することにより、
荷物室2の開口上側が略水平にトノカバー本体4で覆わ
れる。
また、実開昭59−91937号公報にはこのようなト
ノカバー装置に関し、後部座席への取付け配置などに工
夫を施した改良例が示されている。
この技術は、外観向上を図るためカバー巻取り装置(収
納ボックスに相当)を後部座席の背面下部に取付ける一
方、折り返し棒を後部座席の背面上部に沿って付設し、
カバー巻取り装置からトノカバー本体を座席背面下部か
ら上部側へ導き、かつ前記折り返し棒を迂回させつつ引
き出して対応する係止ピンに係止可能にした構造であ
り、トノカバー本体が折り返し棒を迂回されるか否かに
よって、また座席の折り畳んだ状態においてその設定高
さ位置を選択することができる。
そして、このトノカバー装置の場合、トノカバー本体を
引き出すときに折り返し棒を迂回した通常の使用状態に
おいては、第8図の構造と同じくトノカバー本体4の下
部が荷物室となり、そこに各種の荷物Pが収納される。
《考案が解決しようとする課題》 ところが、荷物Pがトノカバー本体4の高さよりも多少
大きいと、同図の如くトノカバー本体4は上方に持ち上
げられて、美観を損ねたり、更に荷物Pを無理に押し込
めて装置作動を損ねるということもあった。荷物Pがさ
らに大きくなると、トノカバー本体4を巻取らなくては
ならず、荷物Pが露出して室内環境を著しく悪化する。
なお、前記公報の装置構造では、収納ボックス内に巻取
られているトノカバー本体を引き出して使用する場合、
トノカバー本体を引き出す操作の過程で、その引出し端
を折り返し棒の内側から外側へ導かなくてはならず操作
性に欠ける。
なお、実開昭57−143947号公報は、板状の自動
車用トノボードにおいて、センタボードおよびサイドボ
ードからなり、前記サイドボードを固定ボードと可動ボ
ードとに分割し、固定ボードに対して可動ボードの高さ
を可変にすることにより、センターボードの高さ位置を
調整可能にした構造を開示している。
この技術を上記巻取り式のトノカバー装置にも類推適用
することが考えられる。しかし、この場合は、トノカバ
ー本体が収納ボックス内に巻取られるため装置自体に工
夫を施すとなると装置構造が複雑になり、容易には達成
されない。また前述のような折り返し棒を改良し、例え
ば折り返し棒を上下に移動調整可能に設けただけでは操
作性に問題を生じたり、荷物室の開口上側を略水平に覆
うことができず、外観的にも問題がある。
本考案の目的は、上記した事情に鑑み、既存のトノカバ
ー装置自体を用いることを前提とし、構成簡易により、
トノカバー本体の高さを外観を損ねることなく可変でき
るようにした自動車用トノカバー装置を提供することに
ある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、車室内における
後部座席の後方に形成された荷物室に対し、トノカバー
本体用収納ボックスを後部座席背面に取付けて、該収納
ボックス内から荷物室後方へ引き出されて係止されるト
ノカバー本体により荷物室の開口上側を略水平に覆う巻
取り式の自動車用トノカバー装置において、前記トノカ
バー装置は、荷物室にあってトノカバー本体で覆われる
位置より下部両側に配置される押し上げ用の可動バー
と、該可動バーを昇降させる操作部付きの昇降機構とを
備え、前記操作部を介して各可動バーを上昇させること
により、引き出されたトノカバー本体の両側部分をその
下方から上方へ押し上げ、その押上量に応じてトノカバ
ー本体の設定高さ位置を可変することを要旨としてい
る。
《作用》 以上のトノカバー装置によれば、引き出されたトノカバ
ー本体の下部である荷物室に対し、それよりも高い荷物
を収納ないしは搭載する場合は、操作部を操作して可動
バーを上昇させる。すると、略水平に引き出し配置され
ているトノカバー本体はその両側部分が可動バーにより
下方から上方へ押し上げられ、この押上量に応じて高さ
寸法が変更される。
《実施例の説明》 以下、本考案に係る自動車用トノカバー装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
第1図から第5図は本願の第1実施例を、第6図と第7
図は本願の第2実施例を示している。
まず、第1実施例のトノカバー装置は、第1図に示され
る如く後部座席14の後方に形成された荷物室10を車
室内から仕切るためのものであり、収納ボックス15を
後部座席14の背面に取付け固定し、収納ボックス15
内からトノカバー本体11を荷物室10後方へ引き出し
て係止する点では従来と同じ、異なる構成は、荷物室1
0にあってトノカバー本体11で覆われる位置に対応し
て押し上げ用の可動バー12および可動バー12を昇降
させる昇降機構13が付勢され、各可動バー12が昇降
機構13で上昇されたとき、引き出されたトノカバー本
体11の両側部分がその下方から上方へ押し上げられ、
この押上量に応じてトノカバー本体11の設定高さ位置
が可変されるようにしたことである。
更に詳しくは、トノカバー本体11は、使用状態が図示
されているが、非使用状態のときは、後部座席14の背
面に取付けられる収納ボックス15内に巻取り収納され
ている。
また、可動バー12と昇降機構13については第3図に
示す如くトノカバー本体11の両側部下方に設定されて
いる。各可動バー12は、トノカバー本体11の下面に
当接するよう車両の前後方向に沿う水平状に配置され、
かつ、両先端部分が下方に折曲され、この下方折曲部分
にそれぞれ円筒形ウォーム16が取付けられている。各
円筒形ウォーム16は、軸受けされた回転軸17の対応
部分にはめ込まれたウォーム歯車18と噛合している。
また、図示はしないが、可動バー12は車体側壁に取付
けられたガイド部材により上下動可能に保持されるとと
もに、回転軸17も車体側壁に取付けられた軸受け部材
により回転可能に支持されている。
尚、本実施例は手動により可動バー12を昇降させる構
成であり、このための操作ハンドル19を回転軸17の
一端部に連結している。
したがって、第1図は可動バー12を下方位置に、また
第2図は可動バー12を上方位置に設定した状態であ
り、第4図のように比較寸法高さの低い荷物P1を収納
ないしは搭載する場合に比べ、第5図のように寸法高さ
の高い荷物P2を搭載する場合は、昇降機構13の操作
ハンドル19を回転操作して可動バー12を上昇させる
ことにより、トノカバー本体11をフラットな状態のま
ま高位置に押し上げることができる。即ち、トノカバー
本体11は可動バー12の押上量に応じてその設定高さ
位置が可変されるので、通常位置よりも高くできる。こ
の高さ調整構造では、トノカバー本体11が変形するこ
となく、又、トノカバー本体11の両側縁11aが垂下
して、荷物P2が車外から見えないため、室内美観が著
しく向上する。
次に、本考案の第2実施例について第6図および第7図
を参照しつつ説明する。
なお、第1実施例では昇降機構13として、円筒形ウォ
ーム16とウォーム歯車18を利用したの対し、この第
2実施例はコイルスプリング22の付勢圧を利用してい
る。
即ち、可動バー20の両先端は下方に折曲され、この折
曲部20aはケーシング21内に挿入されている。ケー
シング21内にコイルスプリング22が内蔵され、この
付勢圧により折曲部20aをケーシング21から突出す
る上方へ付勢することにより、可動バー20は常時、上
昇方向に付勢されている。そして、通常(比較的、寸法
高さの低い荷物を搭載する場合)は、ケーシング21の
側壁に開設されている係止孔23内に、係止片24が係
合固定しており、可動バー20は最下方位置にきている
が(第6図参照)、係合解除用の操作ボタン25を押圧
してやれば、係止片24の係合が解除され、コイルスプ
リング22の付勢圧により、可動バー20が上昇して、
トノカバー本体11がフラット状態で上方に持ち上げら
れ、寸法高さの高い荷物P2を搭載しても何ら支障が生
じない(第7図参照)。
《効果》 以上説明したように、本考案によれば次のような効果が
得られる。
、引き出されたトノカバー本体の下部である荷物室に
対し、それよりも高い荷物を収納ないしは搭載したい場
合は、操作部を操作して可動バーを上昇させるだけでそ
の高さ寸法を変えられるので、荷物の高さ制限を緩和さ
せることができ、使い勝手の向上が図られる。
、この場合、本考案の昇降機構としては、実施例のよ
うにウォーム歯車や、コイルスプリングの付勢圧を利用
して、可動バーを昇降させることにより、トノカバー本
体の設定高さ位置を容易に段階調整ないしは無段階調整
することができる。
、また、装置構成としては、公知のトノカバー装置に
対して、可動バーと昇降機構とを付設するだけなので、
構成簡易であり、既存のものに適用することも容易で経
済性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る自動車用トノカバー装
置の第1実施例を示すもので、第1図と第2図はトノカ
バー装置を通常の状態と高さ調整した状態を示す側断面
図、第3図は可動バーと昇降機構とを示す分解斜視図、
第4図と第5図はトノカバー本体を下方位置と上方位置
にそれぞれ設定した状態を示す概略横断面図、第6図と
第7図は本考案に係る自動車用トノカバー装置の第2実
施例を示すもので、第6図はトノカバー本体を下方位置
に設定した状態を示す概略横断面図、第7図はトノカバ
ー本体を上方位置に設定した状態を示す概略横断面図、
第8図は従来の自動車用トノカバー装置を示す側断面図
である。 10……荷物室 11……トノカバー本体 12……可動バー 14……後部座席 15……収納ボックス 16……円筒形ウォーム 17……操作ハンドル 18……ウォーム歯車 22……コイルスプリング 25……操作ボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内における後部座席の後方に形成され
    た荷物室に対し、トノカバー本体用収納ボックスを後部
    座席背面に取付けて、該収納ボックス内から荷物室後方
    へ引き出されて係止されるトノカバー本体により荷物室
    の開口上側を略水平に覆う巻取り式の自動車用トノカバ
    ー装置において、 前記トノカバー装置は、荷物室にあってトノカバー本体
    で覆われる位置より下部両側に配置される押し上げ用の
    可動バーと、該可動バーを昇降させる操作部付きの昇降
    機構とを備え、 前記操作部を介して各可動バーを上昇させることによ
    り、引き出されたトノカバー本体の両側部分をその下方
    から上方へ押し上げ、この押上量に応じてトノカバー本
    体の設定高さ位置を可変することを特徴とする自動車用
    トノカバー装置。
JP1988101614U 1988-07-30 1988-07-30 自動車用トノカバー装置 Expired - Lifetime JPH063715Y2 (ja)

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JPH0223241U JPH0223241U (ja) 1990-02-15
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527967Y2 (ja) * 1990-07-30 1997-03-05 富士シート株式会社 巻取式トノカバー装置の設置構造
JP6232178B2 (ja) * 2012-04-05 2017-11-15 株式会社ニフコ ラゲッジボード用ガイドピン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62991Y2 (ja) * 1981-03-06 1987-01-10
JPS5991937U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 日本発条株式会社 荷室カバ−巻取装置の取付装置

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