JPH0715443U - シートアンダトレイ - Google Patents
シートアンダトレイInfo
- Publication number
- JPH0715443U JPH0715443U JP40588890U JP40588890U JPH0715443U JP H0715443 U JPH0715443 U JP H0715443U JP 40588890 U JP40588890 U JP 40588890U JP 40588890 U JP40588890 U JP 40588890U JP H0715443 U JPH0715443 U JP H0715443U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage tray
- tray
- seat
- fixed
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 シート下側に配設されるシートアンダトレイ
に関し、使用の際の操作性を改善して便利さを向上す
る。 【構成】 基部にリトラクタ機構70を、リトラクタ機
構70に巻取り方向に付勢して巻回されるシートベルト
又は板ばね7を収納用トレイ4に各々固定し、収納用ト
レイ4をリトラクタ機構70によって押出し方向に付勢
し、又収納用トレイ4に係止ピン5を、基部に係止機構
を各々設け、収納トレイ4の押込み操作のみによって係
止及び解除を可能とした。
に関し、使用の際の操作性を改善して便利さを向上す
る。 【構成】 基部にリトラクタ機構70を、リトラクタ機
構70に巻取り方向に付勢して巻回されるシートベルト
又は板ばね7を収納用トレイ4に各々固定し、収納用ト
レイ4をリトラクタ機構70によって押出し方向に付勢
し、又収納用トレイ4に係止ピン5を、基部に係止機構
を各々設け、収納トレイ4の押込み操作のみによって係
止及び解除を可能とした。
Description
【0001】
この考案は、車輛シート下側に装備されるシートアンダトレイに関し、特に使 用の際における便利さを向上させたトレイに関する。
【0002】
従来より、車輛においては、車室内の狭いスペースを有効に利用する方法が種 々提案されている。
【0003】 例えば、小物類を収納する場合、車室内にコンソールボックス以外に適当な収 納スペースがないと多量の小物類の収納が困難なことから、シートクッションの 下側に収納用トレイを配設し、該収納用トレイを前方に引出して小物類を収納す るようにしたシートアンダトレイが知られている。
【0004】
しかるに、従来のシートアンダトレイでは、その構造上、乗員が自分の着座シ ート下側に手を伸ばし、トレイを持って前方に引出す必要があり、操作が非常に 煩雑であるという問題があった。
【0005】 このような問題点を解消する方法としては、例えば飛び出し機構を設けてトレ イを引出し方向に付勢し、必要な時にトレイを自動的に飛び出させる方法が考え られるが、シート回りの狭いスペースにさらに飛び出し機構を設けるのは好まし くなく、さらにはトレイを大きく引出す場合にその付勢力をどのように確保する かが問題となる。
【0006】 この考案は、かかる問題点に鑑み、簡単な操作で小物類が容易に収納できる便 利なシートアンダトレイを提供することを課題とする。
【0007】
そこで本考案に係るシートアンダトレイは、シートクッション下側に収納用ト レイを前後方向に摺動可能に配設し、シートクッション近傍の基部にはリトラク タ機構を固定し、リトラクタ機構にはシートベルト又は板ばねを巻取り方向に付 勢して巻回し、該シートベルト又は板ばねを収納用トレイに固定して収納用トレ イを後方押出し方向に付勢し、又収納用トレイには係止ピンを設け、基部には係 止機構を設け、収納用トレイの最初の押し込みで係止ピンを係止機構に係止し、 次の押し込みでその係止を解除するようにしたことを要旨とする。 ここで係止機構は収納トレイの押込み操作のみによって係止ピンの係止及び解 除を行う構造であればよく、例えばいわゆるハートカム機構を利用できる。
【0008】
トレイが収納状態にある場合には係止ピンが係止機構に係止されて収納トレイ はシートクッション下側に保持されている。
【0009】 小物類を収納する場合、収納トレイをさらに押込むと、係止機構と係止ピンの 係止が解除され、収納トレイはリトラクタ機構の付勢力によって後方に押出され るので、収納トレイに小物類を入れ、収納トレイをシートクッション下側に押込 めると、係止機構によって係止ピンが係止され、収納トレイがシートクッション 下側に保持される。
【0010】 このように収納トレイの押込み操作のみによって収納トレイの係止及び解除が 可能であり、又シートベルト又は板ばねを巻回したリトラクタ機構を利用して収 納トレイを付勢するようにしたことから、シート回りの狭いスペースに大型の付 勢機構を別途設ける必要がなく、しかも収納トレイには常時付勢力が作用するこ ととなる。
【0011】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4 は本考案の一実施例によるシートアンダトレイを示す。図において、車室フロア F上にはフロントシート1が配設され、該フロントシート1のシートクッション 10下面両側にはスライダ機構2のアウタ部材20が固定され、上記スライダ機 構2のインナ部材21は支持ブラケット22によって車室フロアに固定され、上 記シート1はスライダ機構2によって前後摺動可能に設けられ、又上記シート1 にはシートベルト3が設けられ、該シートベルト3の一端は車体ボディーBに固 定されている。
【0012】 また、上記シートクッション10の下側には上記支持ブラケット22間にてハ ウジング40が固定され、該ハウジング40内には収納トレイ4が摺動自在に設 けられ、該収納トレイ4の後端側面には係止ピン5が植設されている。また、上 記ハウジング40の後端側部には取付ブラケット60が固定され、該取付ブラケ ット60にはスプリング61を介してハートカム機構6が支持され、該ハートカ ム機構6には係止ピン5を案内係止する弧状爪部62及び上記係止ピン5の係止 を解除する逃げ部63が形成されている。
【0013】 また、上記ハウジング40側面にはリトラクタ機構70が固定され、該リトラ クタ機構70には板ばね7の一端側が巻取り方向に付勢して巻回され、該板ばね 7の他端側は上記収納トレイ4の前端側面に固定されており、これによって収納 トレイ4は後方押出し方向に付勢されている。
【0014】 次に作用効果について説明する。
【0015】 収納トレイ4がシート1の下側に収納されている場合、収納トレイ4はリトラ クタ機構70の付勢力に抗してハウジング40内に押込まれ、その係止ピン5は ハートカム機構6の弧状爪部62に係止され、これによって収納トレイ4はシー トクッション10下側に保持されている。
【0016】 小物類を収納する場合、リヤシート側の乗員が前方下側に手を伸ばし、収納ト レイ4を上述の収納状態からさらに押込めばよく、すると収納トレイ4の係止ピ ン5が図4の矢印Aに示すようにハートカム機構6の弧状爪部62から逃げ部6 3に落ち込んでその係止が解除され、収納トレイ4はリトラクタ機構70の付勢 力によって後方に押出されるので、該収納トレイ4に小物類を入れることができ る。その後、収納トレイ4を再度押込めば、係止ピン5が図4の矢印Bに示すよ うにハートカム機構の弧状爪部62に係止され、収納トレイ4はシート1の下側 に保持される。
【0017】 以上のような本実施例のシートアンダトレイでは、ハートカム機構6を利用し て収納トレイ4の押込み操作のみによって収納トレイ4を係止し、その係止を解 除するようにしたので、従来のような引出し押込み方式に比して操作を非常に簡 単にでき、トレイ4の便利さを向上でき、特にいわゆるワゴン車においてその効 果が大きい。
【0018】 また、本実施例のシートアンダトレイでは、リトラクタ機構70に板ばね7を 巻取り方向に付勢して巻回し、これを利用して収納トレイ4を押出方向に付勢す るようにしたので、シートクッション10回りの狭いスペースに付勢機構を別途 設ける必要がなく、スペース的に有利であり、しかも構造の複雑化やコストアッ プを招来することがなく、さらには収納トレイ4の長ストロークに対してもその 付勢力を確保できる。
【0019】 また、図5及び図6は本考案の他の実施例を示す。本実施例では、シートベル ト3の始端側を巻取り方向に付勢して巻回するベルトリトラクタ機構30をシー トクッション10下側のハウジング40に固定し、該シートベルト7を収納トレ イ4の前端側面に固定している。
【0020】 このように板ばね7及びリトラクタ機構70に代え、シートベルト3及びベル トリトラクタ機構30によって収納トレイ4を後方押出し方向に付勢するように してもよい。
【0021】 本実施例においても上記実施例と同様の作用効果を奏するが、さらには車輛に 普通に搭載されているベクトリトラクタ機構30を利用するようにしたので、ス ペース的にはより一層有利である。
【0022】
以上のように、本考案に係るシートアンダトレイによれば、リトラクタ機構に 巻取り方向に付勢して巻回されるシートベルト又は板ばねを収納用トレイに固定 して収納用トレイをリトラクタ機構によって押出し方向に付勢する一方、収納用 トレイに係止ピンを設け、収納用トレイの最初の押し込みで係止ピンを係止機構 に係止し、次の押し込みでその係止を解除するようにしたようにしたので、簡単 な操作で小物類が容易に収納でき、非常に使い勝手のよい便利なシートアンダト レイを提供できる効果がある。
【図1】 本考案の一実施例によるシートアンダトレイ
を備えたシートを示す全体構成図である。
を備えたシートを示す全体構成図である。
【図2】 上記シートアンダトレイの要部背面図であ
る。
る。
【図3】 上記シートアンダトレイの押出し状態を示す
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図4】 上記シートアンダトレイにおけるハートカム
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図5】 本考案の他の実施例によるシートアンダトレ
イを示す要部斜視図である。
イを示す要部斜視図である。
【図6】 上記シートアンダトレイの押出し状態を示す
要部斜視図である。
要部斜視図である。
10 シートクッション 3 シートベルト 30 ベルトリトラクタ機構 4 収納トレイ 5 係止ピン 6 ハートカム機構 60 取付ブラケット 7 板ばね 70 リトラクタ機構
Claims (1)
- 【請求項1】 シートクッション10下側に収納用トレ
イ4が前後方向に摺動可能に配設され、上記シートクッ
ション10近傍の基部60にはリトラクタ機構30、7
0が固定され、該リトラクタ機構30、70にはシート
ベルト3又は板ばね7が巻取り方向に付勢して巻回さ
れ、該シートベルト3又は板ばね7が上記収納用トレイ
4に固定されて該収納用トレイ4後方押出し方向に付勢
される一方、 上記収納用トレイ4には係止ピン5が設けられ、上記基
部60には係止機構6が設けられ、上記収納用トレイ4
の最初の押し込みで上記係止ピン5が上記係止機構6に
係止され次の押し込みでその係止が解除されることを特
徴とするシートアンダトレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40588890U JPH0715443U (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | シートアンダトレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40588890U JPH0715443U (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | シートアンダトレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715443U true JPH0715443U (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=18515491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40588890U Pending JPH0715443U (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | シートアンダトレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715443U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137628A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-06-19 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用サンシェード装置 |
JP2008189263A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用サンシェード装置 |
JP2013112127A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート |
-
1990
- 1990-12-29 JP JP40588890U patent/JPH0715443U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137628A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-06-19 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用サンシェード装置 |
JP2008189263A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用サンシェード装置 |
JP2013112127A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート |
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