JP2008189263A - 車両用サンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動式サンシェードの操作のみによってシェードのロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えること、手動式サンシェードも一緒に移動させること、電動式サンシェードのみを移動させること、等の動作をコスト高や大型化を招かず実現する。
【解決手段】シェード8を開閉させるモータと、シェード5,8が透光部材を遮った状態で当該シェード5,8をロックした状態に維持し、ロック状態の当該シェード5,8を閉方向へとさらにスライドさせることによってロックを解除するアンロック手段17を備える。ロック機構12は、係止部材15と、該係止部材15が係止してロック状態を形成する被係止部材16と、係止部材15の回動動作を所定範囲内に規制するストッパ18と、をさらに備えている。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両用サンシェード装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、車両等のルーフに設けられる車両用サンシェード装置の構造の改良に関する。
昨今、大型の一枚ガラスからなる大開口型のサンルーフを遮るサンシェードを備えた車両が人気を博している。この場合のサンシェード装置としては、例えば、透明なガラスルーフの下方において車両の前後方向へ摺動自在に支持されたサンシェードを含むものが知られている。
このようなサンシェード装置として、従来、サンシェードの前縁部にロック機構を備え、全閉時に該ロック機構を開口部に引っ掛けてロックできるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。ユーザは、サンシェードを全閉位置までスライドさせれば当該ロック機構を作動させてロック状態とすることができる。ロック状態のサンシェードを開ける際にはまず手動でロック状態を解除し、それからサンシェードを逆方向にスライドさせればよい。
さらに、このようなサンシェードとして、車両後方向へ引き出し可能な前シェードと、車両前方向へ引き出し可能な後シェードとを備え、尚かつ両シェードの端部どうしを突き合わせることができるようにしたものもある。
実用新案登録第2605342号公報
しかしながら、上述のように2つの突き合わせ可能なシェードを備えた構成の装置は、以下のような動作を実現できていない。すなわち、例えばシェードの一方が電動式で他方が手動式である場合に、電動式シェードの操作のみによってロック機構のロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えること、電動式シェードとともに手動式シェードも一緒に移動させること、あるいは電動式シェードのみを移動させること、等の動作の実現が困難であった。このような動作は例えば電磁式ロック装置をロック機構として用いれば実現することは可能であるが、そうすると駆動部の構造が複雑となり、コスト高や装置の大型化を招きやすいという点で好ましい手段たり得ない。
そこで、本発明は、電動式シェードの操作のみによって当該シェードのロック機構のロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えること、電動式シェードとともに手動式シェードも一緒に移動させること、あるいは電動式シェードのみを移動させること、等の動作を、コスト高や大型化を招かずに実現可能な車両用サンシェード装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明は、車両のルーフ部に設けられて透光エリアを形成する透光部材を遮る閉方向およびこれと逆の開方向にスライド可能なシェードを有する車両用サンシェード装置において、シェードを開閉させるモータと、シェードが透光部材を遮った状態で当該シェードをロックした状態に維持するロック機構と、を備え、ロック機構は、ロック状態の当該シェードを閉方向へとさらにスライドさせることによってロックを解除するアンロック手段を備えたものであることを特徴としている。
このような車両用サンシェード装置においては、シェードを閉めて透光部材を遮った状態のとき、シェードが開かないようにロック機構がロック状態となる。このとき、該シェードをさらに閉方向へとスライドさせるとアンロック手段によってロック状態が解除される。例えばシェードがモータで開閉される電動式である場合、閉方向へと電動にてスライドさせればロック状態が自動的に解除されるから、これによって当該シェードを開方向へとスライドさせることが可能な状態になる。これによれば、例えばシェードの一方が電動式で他方が手動式である場合に、電動式シェードの操作のみによってロック機構のロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えることが可能である。また、電動式シェードを閉方向にスライドさせて他方のシェードに突き合わせれば、ロック機構を作動させてロック状態とすることができる。このような状態で電動式シェードを電動にてスライドさせれば、ロックされている手動式のシェードもこれと一緒に移動させることが可能である。また、本発明によればこのようなサンシェード装置を電磁式ロック装置を用いずにメカニカルな機構によって実現しているため、コンパクト化、軽量化、低コスト化を図りやすいという利点もある。
ここで、本発明におけるロック機構は、少なくとも回動可能に形成されている係止部材と、該係止部材が係止してロック状態を形成する被係止部材と、係止部材の回動動作を所定範囲内に規制するストッパと、をさらに備えたものである。係止部材は、ストッパによって規制された範囲内にて回動動作が可能であり、被係止部材に係止することによってロック状態となる。
また、本発明にかかるアンロック手段は、シェードが閉方向へとスライドするのに伴い係止部材を被係止部材から外れる位置まで案内するアンロック用ガイドで構成されている。この場合、係止部材はアンロック用ガイドに案内され、回動する等して被係止部材から外れる。
あるいは、アンロック手段は、シェードが閉方向へとスライドした際に係止部材を被係止部材から外れるように付勢するアンロック用スプリングで構成されていてもよい。アンロック用スプリングで付勢されている係止部材は、シェードが閉方向へとスライドした際に被係止部材から外れてロック状態を解除する。
ここで、ロック機構は、例えばシェードをルーフ部の一部に係止させロックする機構である。このようなロック機構は、シェードが透光部材を遮った状態で当該シェードをルーフ部の一部に係止させ、車両走行時の衝撃の影響で当該シェードが開くのを阻止する。
あるいは、サンシェード装置におけるシェードはシェード端どうしが互いに突き当たる複数のシェードからなり、ロック機構は、これらシェード端どうしを係止させて透光部材を遮った状態に維持するものであってもよい。例えば、モータによって開閉される電動式のシェードおよび手動式のシェードの組合せとしたものである。この場合には、電動式シェードと手動式シェードとを突き合わせ、ロックした状態のままで電動式シェードを動作させればもう一方の手動式シェードを引き連れてスライドさせることが可能である。また、ロック状態の電動式シェードをいったん閉方向へとスライドさせてから開方向へとスライドさせれば、ロックを解除して当該電動式サンシェードのみを動作させることもできる。
本発明にかかる車両用サンシェード装置によれば、電動式サンシェードの操作のみによってロック機構のロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えること、電動式サンシェードとともに手動式サンシェードも一緒に移動させること、あるいは電動式サンシェードのみを移動させること、等の動作を、コスト高や大型化を招くことなく実現することが可能である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
図1〜図14に本発明にかかる車両用サンシェード装置の実施形態を示す。本発明にかかる車両用サンシェード装置1は例えば車両等のルーフ部に設けられる調光機能付きの装置であり、サンシェードを操作して車内の調光をすることが可能となっている。さらに本発明にかかる車両用サンシェード装置1は、サンシェードが透光部材を遮った状態で当該シェードをロックした状態に維持するロック機構をも備えている。以下では、このような車両用サンシェード装置1を乗用車等におけるいわゆるサンルーフに適用した場合について、まず装置1の全体について説明し、さらにロック機構等についても説明する。なお、本実施形態では当該車両の進行方向(運転者の正面方向)を前(前側)、逆方向を後(後側)と呼ぶ。
本実施形態の車両用サンシェード装置1は、乗用車のルーフ部に設けられて透光エリアを形成する例えばガラス製の透光部材(以下、ガラスルーフともいう)4の前部付近から後方へと引き出し可能に設けられる手動式の前ロールシェード5と、この前ロールシェード5とは異なる遮光率でありガラスルーフ4の後部付近から前方へと引き出し可能に設けられる電動式の後ロールシェード8と、前ロールシェード5を巻き取る前ローラ2と、後ロールシェード8を巻き取る後ローラ3とを備えている。
本実施形態における車両のルーフ部を構成するルーフパネル9の開口部9aには上述したガラスルーフ4が嵌め込まれて固定され、非開閉式のサンルーフが形成されている(図2等参照)。特に図示はしていないが、当該車両の車室内天井のうち当該ガラスルーフ4以外の部分(ルーフヘッドライニング)は例えば表皮にニット等が用いられた成形天井となっている。本実施形態では、これらルーフヘッドライニングが施された天井のうちガラスルーフ4の前側部分を前ルーフヘッド、後側部分を後ルーフヘッドといい、それぞれ符号9f,9rで示している(図3等参照)。本実施形態の車両におけるルーフパネル9の開口部9aには横梁(いわゆるルーフパネルリインホースメント)は設けられていない。
ロールシェードはガラスルーフ4の内面(車室内側の面)を遮るためのスクリーンである。本実施形態においては、ガラスルーフ4の前部付近から後方へと引き出し可能に設けられた手動式の前ロールシェード5と、ガラスルーフ4の後部付近から前方へと引き出し可能に設けられる電動式の後ロールシェード8という一組のシェードが配置されている(図3等参照)。これらロールシェード5,8は例えば布地やキャンバス地などからなり、ローラ(巻き取り装置)2,3によって巻き取り可能となっている。
また、前ロールシェード5の後縁および後ロールシェード8の前縁にはそれぞれシェード端を構成する前スライドバー6、後スライドバー7が設けられている(図2等参照)。これら前スライドバー6、後スライドバー7はそれぞれ前ロールシェード5、後ロールシェード8の引き出し端に設けられたいわば支持棒であり、各ロールシェード5,8の一部を構成している。これらスライドバー6,7はガイドレール10に沿って前後方向に移動し、各ロールシェード5,8を幅方向において均等に引き出し、あるいはローラ2,3側に送り込んで均等に巻き戻らせる(図4等参照)。
ローラ2,3は上述したロールシェード5,8を巻き取るもので、前ロールシェード5を巻き取る前ローラ2、後ロールシェード8を巻き取る後ローラ3がそれぞれ設けられている(図3等参照)。例えば本実施形態では、開口部(ガラスルーフ4からなる透光エリア)9aよりも僅かに前方であって当該ガラスルーフ4と前ルーフヘッド9fの間に前ローラ2が設けられている。同様に、開口部9aよりも僅かに後方であって当該ガラスルーフ4と後ルーフヘッド9rの間には後ローラ3が設けられている(図4等参照)。これら前ローラ2および後ローラ3は例えば図示しないコイルスプリング等によって前ロールシェード5、後ロールシェード8をそれぞれ巻き取る方向に回転するように付勢されている。
また、ルーフパネル9の開口部(透光エリア)9aの両側には、前スライドバー6、後スライドバー7のそれぞれをガイドするためのガイドレール10が設けられている(図1参照)。特に詳しく図示していないが、本実施形態における左右それぞれのガイドレール10は例えば断面チャネル形状である等、前スライドバー6の両端および後スライドバー7の両端を外れ難い状態で正確にガイドしうるように形成されている。
ギアードケーブル11は、後スライドバー7に接続されてモータ13の駆動力を当該後スライドバー7に伝達するための部材(伝達ケーブル)として設けられているものである。本実施形態のギアードケーブル11は後スライドバー7の両端に配置された計2本で一対の構成であり、当該後スライドバー7の両端を同時に同量ずつ前方または後方へと移動させるように配置されている(図1参照)。後スライドバー7に接続された左右一対のギアードケーブル11はガラスルーフ4の後方に配置されたモータ13のピニオン13aへ接続されている。また、このギアードケーブル11のうち少なくともモータ13のピニオン13aと噛み合う部分は歯が設けられてラック状となっている。さらに、モータ13の左右にはそれぞれギアードケーブル11を案内するためのケーブルガイド14が設けられている(図1参照)。
モータ13は後スライドバー7を前後方向に移動させるための駆動力を発生させるもので、上述したようにガラスルーフ4の後方に配置されている(図1参照)。このモータ13のピニオン13aを一方向(図1中における反時計回り方向)に回転させると左右のギアードケーブル11が前方へと送り込まれ、後スライドバー7が前方へとスライドする(図1等参照)。この動作により、後ロールシェード8を所望量だけ送り出してガラスルーフ4を遮ることができる。また、モータ13を停止させることにより、後スライドバー7を所望の位置で停止させることができる。なお、上述したように後ロールシェード8は後ローラ3によって常に巻き取り方向に引っ張られた状態となっているため、動作中および停止中のいずれのときにおいても張った状態となっている。
また、特に図示はしていないが本実施形態の車両にはモータ13を駆動させるためのスイッチが設けられている。この場合のスイッチは、モータ13を独立して駆動させることができ、尚かつ正転と逆転とを切り換えられるものであることが好ましい。例えば本実施形態では、モータ13駆動用のシーソースイッチを配置することとしている。こうした場合、シーソースイッチを倒す方向と後ロールシェード8が移動する方向を一致させることによってユーザにとって感覚的に使いやすい入力装置を構成することができる。なお、これらスイッチは運転者が操作しやすい位置に配置されるほか、後席の乗員が操作できるような位置に配置されていてもよい。
ここで、上述した前ロールシェード5と後ロールシェード8は互いに遮光率の異なる材質で構成されていることが好ましい。こうした場合には、前ロールシェード5の引き出し量および後ロールシェード8の引き出し量を適宜変えることにより車内へ差し込む光の量を細かく調整することが可能となる。例えば本実施形態では、前ロールシェード5には遮光率が比較的低い材質(例えば遮光率30%)のシェード、後ロールシェード8には遮光率が高い材質(例えば遮光率100%)のシェードという2種類を用いることとしている。こうした場合、例えば運転席や助手席には多くの光が差し込む状態としつつ後席は遮光する等、状況に応じて所望の遮光状態(所望の光量が差し込む状態)とすることができる。また、後ロールシェード8を引き出してガラスルーフ4のすべてを遮れば開口部9aからは光が差し込まない状態とすることもできる。
しかも、このように前ロールシェード5の遮光率を低くすることには以下のような利点もある。すなわち、遮光率の低いシェードとしては後ロールシェード8よりも薄い布地など素材を用いることができるから、前ローラ2にて当該前ロールシェード5を巻き取るときに要するスペース(巻き取り容量)を抑えることができる。一般に、車両の前席側の天井にはサンバイザーやヘッダーボックス、フロントパーソナルランプ(マップランプ)などが配置されていることが多いが、この点、比較的薄地の前ロールシェード5を採用している本実施形態の場合にはガラスルーフ4と前ルーフヘッド9fの間における巻き取り容量を抑えて省スペース化を図ることができるから有効である。
また、本実施形態のガイドレール10は、前ロールシェード5(の前スライドバー6)のガイドと後ロールシェード8(の後スライドバー7)のガイドとを兼ねるものとなっている。より具体的には、左右それぞれ1本ずつ配置された一対のガイドレール10にて両ロールシェード5,8をガイドする構成となっている(図1等参照)。こうした場合、部材の点数が少なくて済み、さらにはガイドを省スペース化できるという点で好ましい。すなわち、前ロールシェード5と後ロールシェード8のそれぞれを個別にガイドしようとすればガイドレールが2段構造となり上下に重なり合う分だけ余計に設置スペースを要することとなり部材点数も増えるが、本実施形態の場合には左右1本ずつのガイドレール10によって両ロールシェード5,8をガイドするため設置スペースが少なくて済む。換言すれば、本実施形態の車両用サンシェード装置1はおよそ同一の平面(あるいは曲面)内にて両ロールシェード5,8を重なり合わせることなくスライドさせる構造であり、前ルーフヘッド9fあるいは後ルーフヘッド9rとガラスルーフ4との間におけるスペースを薄くすることが可能なものである。
さらに、本実施形態では互いに突き合わされる前スライドバー6および後スライドバー7にロック機構12を設けている(図1参照)。ロック機構12は、前ロールシェード5および後ロールシェード8がガラスルーフ4を遮った状態でこれらロールシェード5,8をロックした状態に維持する。また、本実施形態のロック機構12は、ロック状態のシェード5,8の一方を閉方向(ロールシェード5,8を引き出す(送り出す)方向)へとスライドさせることによってロックを解除するアンロック手段(自動解除機構)17をも備えた構成となっている。このようなロック機構12の具体例を挙げて説明すると以下のとおりである。
<第1の形態>
例えば図11に示す本実施形態のロック機構12は、回動可能に形成されている係止部材15と、該係止部材15が係止してロック状態を形成する被係止部材16と、アンロック手段17と、係止部材15の回動動作を所定範囲内に規制するストッパ18とを備えているものであり、これらのうち係止部材15およびアンロック手段17は、支点19を中心として左右方向に回転可能な係止用プレート20に形成されている(図11参照)。係止用プレート20及び被係止部材16は前ロールシェード5と後ロールシェード8のいずれに設けられていてもよいが、例えば本実施形態では電動式である後ロールシェード8の後スライドバー7にこれら係止用プレート20を設け、一方の被係止部材16を前ロールシェード5の前スライドバー6に設けている(図11参照)。
係止用プレート20は支点19を中心に回転可能であり、さらに引っ張りコイルスプリング23によって付勢されている。引っ張りコイルスプリング23はその一端23aおよび他端23bが支点19を挟むように配置されており、当該引っ張りコイルスプリング23が支点19と重なった状態で最も伸びるようになっている(図11参照)。係止用プレート20は、このように引っ張りコイルスプリング23が最も伸びる位置を境にして時計回りまたは反時計回りに付勢される。
係止用プレート20の近傍には当該係止用プレート20の回転(回動)可能範囲を規制する例えば突起状のストッパ18が設けられている(図11参照)。本実施形態のストッパ18は、係止部材15が被係止部材16に係止しうる状態(ロック可能な状態)で係止用プレート20を待機させる。
係止部材15は、フック状に形成された突起からなり、抜け止め用の頭部16aを有するピン状の被係止部材(ロックピン)16に引っ掛かることができるようになっている。この係止部材15は、上述のストッパ18によって規制された範囲内にて回動動作が可能であり、被係止部材16に係止してロック状態となる。被係止部材16は、例えば前スライドバー6上に設けられる被係止用プレート24上に形成されている(図11参照)。
アンロック手段17は、例えば後ロールシェード8(または前ロールシェード5)が閉方向へとスライドするのに伴い被係止部材16を係止部材15から外れる位置まで案内するアンロック用ガイド17aで構成されている(図11参照)。本実施形態のアンロック用ガイド17aは傾斜した直線状または湾曲状の側縁で形成されており、被係止部材16に当接して係止用プレート20を図中反時計回りに回転させる。
また、係止用プレート20には復帰用突起21、被係止用プレート24にはリバースピン22がそれぞれ設けられている(図11参照)。これら復帰用突起21およびリバースピン22は、アンロック手段17によってロック解除状態とされた係止用プレート20(およびその係止部材15)を再びロック可能な状態に自動復帰させるためのものである。復帰用突起21は斜めに突出するように形成されており、例えば後ロールシェード8を開方向(後ロールシェード8を巻き取る方向)へとスライドさせる際、リバースピン22に当接して係止用プレート20を図中時計回りに回転させる。
以上のような構成のロック機構12は以下のように動作する。すなわち、図11に示すようにロック可能に待機している状態で例えば後ロールシェード8を閉方向へとスライドさせると、係止用プレート20の斜辺20aと被係止部材16とが当接する。この状態で後ロールシェード8をさらにスライドさせると、係止用プレート20は被係止部材16に押されて反時計回りに回動し、係止部材15が被係止部材16を超えると引っ張りコイルスプリング23の付勢力によって時計回り方向に回動する。これにより、係止部材15が被係止部材16に係止してロック状態となる。このようにしてロック機構12がロックした状態にあっては各ロールシェード5,8を開くことはできない。例えば電動式の後ロールシェード8を後方へスライドさせればロックされている前ロールシェード5も一緒に後方へとスライドする。
また、ロック機構12のロック状態を解除するには、まず後ロールシェード8(または前ロールシェード5)を閉方向へとさらにスライドさせる。そうすると係止用プレート20のアンロック用ガイド17aに当接した被係止部材16が、係止用プレート20を徐々に反時計回りに回転させる。係止用プレート20は、引っ張りコイルスプリング23の最も伸びた状態をのり超えてさらに回転すると当該引っ張りコイルスプリング23によってこんどは反時計回りに付勢され、側辺20bをリバースピン22に当接させて止まる。係止用プレート20のこのような動作により係止部材15が被係止部材16から外れてアンロック状態となり、後ロールシェード8および前ロールシェード5をそれぞれ開方向へとスライドさせることが可能となる。例えば後ロールシェード8を開方向にスライドさせた場合、復帰用突起21に当接したリバースピン22が、係止用プレート20を時計回り方向へ回転するように押圧する。係止用プレート20は、引っ張りコイルスプリング23の最も伸びた状態をのり超えてさらに回転すると当該引っ張りコイルスプリング23によってこんどは時計回りに付勢され、ストッパ18に当接した状態で止まり、係止部材15を被係止部材16に係止させうる状態(ロック可能な状態)で待機する。
<第2の形態>
図12に示すロック機構12は、左右に回動可能であって先端の係止部材15を上下させることが可能な係止用フック20’と、長孔からなる被係止部材16と、アンロック手段17とを備えているものである(図12参照)。
係止用フック20’は支持台27上の支点19を中心に左右に回転可能であり、さらに別の支点25を中心に先端を上下させることが可能な部材である。係止用フック20’を支持する支持台27は例えば後ロールシェード8の後スライドバー7に取り付けられている。この係止用フック20’に対して上述したような付勢手段(23)は設けられておらず、自重によって下がるように構成されている。また、係止用フック20’の下面に当接して該係止用フック20’を略水平に保持する支持台27の一部がストッパ18として機能している(図12参照)。
係止部材15は、フック状に形成された下向きの突起からなり、長孔の縁からなる被係止部材16に引っ掛かることができるようになっている。また、フック状先端部の背面側は傾斜面になっている。この係止部材15は、上述のストッパ18によって規制された範囲内にて上下する動作が可能であり、被係止部材16に係止してロック状態となる。なお、被係止部材16は例えば前スライドバー6上に設けられる被係止用プレート24に形成されている(図12参照)。
アンロック手段17は、例えば後ロールシェード8(または前ロールシェード5)が閉方向へとスライドするのに伴い係止部材15を被係止部材16から外れる位置まで案内するアンロック用ガイド17aで構成されている(図12参照)。本実施形態のアンロック用ガイド17aは被係止用プレート24に形成された斜めの壁面で形成されており、係止用フック20’を図中反時計回りに回転させる。
また、被係止用プレート24にはリバースガイド26が設けられている。リバースガイド26は上述のアンロック用ガイド17aと対向するように設けられた斜めの壁面からなり、例えば後ロールシェード8を開方向へとスライドさせる際、アンロック用ガイド17aに当接して反時計回りに回転した係止用フック20’を時計回りに回転させ、元のロック可能な状態に戻す。
さらに、被係止用プレート24の略中心には台状突起28が形成されている(図12参照)。このような台状突起28により、その周囲には係止用フック20’の先端(係止部材15)が周回するように案内される経路29が形成されている。この台状突起28は、係止用フック20’の動きを妨げないよう、その高さが係止部15のフック部の厚みよりも低くなるように形成されている。
以上のような構成のロック機構12は以下のように動作する。すなわち、図12に示すようにロック可能に待機している状態で例えば後ロールシェード8を閉方向へとスライドさせると、係止部材15が被係止用プレート24上に載り、スライドして被係止部材16に達したところでフック状の先端部が被係止部材16に嵌まり込みロック状態となる。このようにしてロック機構12がロックした状態にあっては各ロールシェード5,8を開くことはできない。例えば電動式の後ロールシェード8を後方へスライドさせればロックされている前ロールシェード5も一緒に後方へとスライドする。
また、ロック機構12のロック状態を解除するには、まず後ロールシェード8(または前ロールシェード5)を閉方向へとさらにスライドさせる。そうすると、係止部材15のフック状先端部の傾斜背面が被係止部材(長孔)16の縁に押し付けられ、フック状先端部はその厚みの分だけ押し上げられて被係止部材16から外れる。さらに後ロールシェード8をスライドさせると、被係止用プレート24のアンロック用ガイド17aに先端を当接させた係止用フック20’が、当該アンロック用ガイド17aに案内されて反時計回りに回転する。係止用フック20’のこのような動作により係止部材15が被係止部材16から外れてアンロック状態となり、後ロールシェード8および前ロールシェード5をそれぞれ開方向へとスライドさせることが可能となる。例えば後ロールシェード8を開方向にスライドさせた場合、リバースガイド26に当接した係止部材15は当該リバースガイド26に沿って案内され、係止用フック20’を時計回り方向へ回転させる。このような動作により、係止用フック20’は、係止部材15を被係止部材16に係止させうる状態(ロック可能な状態)で待機する位置に復帰する。
<第3の形態>
図13、図14に示すロック機構12は、回動可能に形成されている係止部材15と、該係止部材15が係止してロック状態を形成する被係止部材16と、アンロック手段17と、係止部材15の回動動作を所定範囲内に規制するストッパ18とを備えている。係止部材15は係止用プレート20の先端において支持されており、該係止用プレート20やストッパ18は支持台27上に設けられている。
係止用プレート20は支点19を中心に回転可能であり、さらに引っ張りコイルスプリングからなるアンロック用スプリング17bによって図中反時計回り方向に付勢されている。アンロック用スプリング17bの一端17cは当該係止用プレート20に、他端17dは支持台27にそれぞれ接続されている。
係止用プレート20の例えば支点19の近傍には当該係止用プレート20の回転(回動)可能範囲を規制する突起状のストッパ18が設けられている(図13参照)。本実施形態のストッパ18も、係止部材15が被係止部材16に係止しうる状態(ロック可能な状態)で係止用プレート20を待機させるように設けられている。
係止部材15は、係止用プレート20の先端に設けられた下向きであり下端部分が大径とされた突起からなる(図13、図14参照)。この係止部材15(および係止用プレート20)は、上述のストッパ18によって規制された範囲内にて回動動作が可能であり、被係止部材16に係止してロック状態となる。
被係止部材16は、係止部材15を係止させてロック機構12をロック状態とするように被係止用プレート24上に形成されている。例えば本実施形態の被係止部材16は、被係止用プレート24上に設けられている係止用のブロック16aのみ、またはこのブロック16aとガイドレバー30の組合せによって構成されている。ブロック16aは、被係止用プレート24上であって係止部材15が係止可能な位置に設けられている。
ガイドレバー30は、係止部材15を被係止部材16への係止位置まで案内する部材で、例えば支点32を中心に回転可能なフラップ形状等のレバーで構成されている。このガイドレバー30は支点32に配置されたねじりコイルスプリング31によって例えば図中時計回り方向に付勢されている。本実施形態のガイドレバー30は隣接するブロック16aによって回転可能範囲が規制されており、図13中に示す状態(ブロック16aに当接している状態)よりも時計回り方向へは回転することができない。また、ガイドレバー30のうち支持台27側を向く縁部は、係止部材15を被係止部材16の方向へと案内するため緩やかに傾斜したガイド30aとなっている(図13参照)。
アンロック手段17は、例えば後ロールシェード8(または前ロールシェード5)が閉方向へとスライドするのに伴い係止部材15を被係止部材16から外すように案内する。例えば本実施形態のアンロック手段17は、スライドした係止部材15がブロック16aから外れるように係止用プレート20を付勢しているアンロック用スプリング17b等によって構成されている。
以上のような構成のロック機構12は以下のように動作する。すなわち、図13に示すロック状態を解除するには、まず後ロールシェード8(または前ロールシェード5)を閉方向へとさらにスライドさせる。係止部材15は、ブロック16aの先端までスライドすると、アンロック用スプリング17bの付勢力の影響で当該ブロック16aをのり越えて反対側へと移動する(図中の矢印参照)。このような動作により係止部材15が被係止部材16から外れてアンロック状態となり、後ロールシェード8および前ロールシェード5をそれぞれ開方向へとスライドさせることが可能となる。なお、この状態で後ロールシェード8または前ロールシェード5を開方向へとスライドさせると係止部材15がガイドレバー30に当接し、さらに係止部材15をスライドさせると、ガイドレバー30は反時計回りに回転して係止部材15が通過可能な程度に退避する。また、アンロックの状態のとき、係止用プレート20はストッパ18に当接した状態で止まり、係止部材15を被係止部材16に係止させうる状態(ロック可能な状態)で待機する。
一方、ロック機構12がロック可能な状態で待機している場合に例えば後ロールシェード8を閉方向へとスライドさせると、ガイドレバー30の傾斜したガイド30aに係止部材15が当接する。この状態で後ロールシェード8をさらにスライドさせると、係止部材15はガイド30aに沿って回り込むように案内され、この動きに従って係止用プレート20は時計回りに回転する。ガイドレバー30の支点32付近をのり越えた係止部材15は、アンロック用スプリング17bの付勢力によって被係止部材16に係止してロック状態となる(図13参照)。
以上の説明から明らかなように、具体的構成を挙げて説明した本実施形態の車両用サンシェード装置1によれば、例えば後ロールシェード8がモータ13で開閉される電動式である場合、ロック状態にある当該後ロールシェード8を閉方向へと電動にてスライドさせればロック状態が自動的に解除されるから、これによって当該シェード8を開方向へとスライドさせることが可能な状態になる。これによれば、例えば本実施形態のようにロールシェード5,8の一方が電動式で他方が手動式である場合に、電動式ロールシェード8の操作のみによってロック機構12のロック状態とアンロック状態とを選択的に切り替えることが可能である。また、電動式ロールシェード8を閉方向にスライドさせて他方のロールシェード5に突き合わせればロック機構12を作動させてロック状態とすることができるし、このような状態で電動式ロールシェード8を電動にてスライドさせればロックされている手動式のロールシェード5もこれと一緒に移動させることが可能である。特に、本実施形態のように後ロールシェード8を電動式としている場合には、例えば運転席からでも前後シェード5,8を操作することが可能になるという点で好適である。しかも、本実施形態のロック機構12は電磁式ロック装置等を用いることなくメカニカルな機構によって構成されているため、コンパクト化、軽量化、低コスト化を図りやすいという利点もある。
なお、上述した実施形態においては、ロック状態またはアンロック状態に移行する際の動作として主に電動式の後ロールシェード8をスライドさせることについて説明したが、手動式の前ロールシェード5をスライドさせた場合においても同様である。すなわち、本実施形態のロック機構12は係止部材15や被係止部材16等の相対位置を変化させることによって動作するものであるから、例えば電動式の後ロールシェード8をスライドさせた場合のみならず、手動式の前ロールシェード5をスライドさせた場合(さらには両ロールシェード5,8を同時にスライドさせた場合)にもロック機構12を動作させてロック状態とアンロック状態とを切り替えることが可能である。
また、本実施形態の車両用サンシェード装置1によれば、ユーザは種々の状況に応じて前ロールシェード5および後ロールシェード8を好きな位置まで引き出して調光することが可能である。すなわち、例えば遮光率100%である後ロールシェード8を好きな位置まで引き出して日差しの一部を遮ることができるし(図5参照)、全部引き出して日差しを完全に遮ることもできる(図6参照)。また、上述の後ロールシェード8と例えば遮光率30%である前ロールシェード5とを好きなだけ引き出し、日差しや気温などに応じて所望の遮光状態となるようにすることもできる。このとき、前ロールシェード5で遮られたエリア、シェードで遮られていないエリア、後ロールシェード8で遮られたエリアの3つのエリアを形成してもよいし(図7参照)、前ロールシェード5および後ロールシェード8でガラスルーフ4を完全に遮るようにしてもよい(図8参照)。なお、前ロールシェード5と後ロールシェード8とでガラスルーフ4を遮った状態にすると上述したロック機構12がロック状態となって前スライドバー6と後スライドバー7とを接合させた状態にする(図8参照)。また、この状態で例えば電動式である後ロールシェード8をスライドさせれば、ロック状態にある前ロールシェード(例えば手動式)5を引き連れて同時にスライドさせることができる。さらには、例えば遮光率30%である後ロールシェード8を好きな位置まで引き出して日差しを適度に遮ることができるし(図9参照)、全部引き出して日差しを全体的に適度に遮ることもできる(図10参照)。
加えて、前ロールシェード5に遮光率の低いシェードを採用した本実施形態の車両用サンシェード装置1によれば、前席の乗員(特に運転者)および後席の乗員の両方に配慮した遮光状態をつくりやすいという利点もある。例えば、後席で子供が寝ているような場合には後ロールシェード8によって日差しを完全に遮ってあげて寝やすい環境とすることができる。また、前ロールシェード5によって前席への日差しを適度に和らげることにより、開放感や明るさを保ちつつ眩しさや暑さを低減させて運転者が運転しやすい快適な環境とすることもできる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では、スライド可能なシェードとして手動式または電動式のロールシェード5,8を説明したが、これはシェードの一形態を示したものにすぎず、この他、ハードシェル等のいわゆるハードボードタイプのシェードを採用した場合にあっても遮光率にかかわらず本発明を適用することが可能である。
また、上述した実施形態では、一対のシェードどうしを直接的に接合してロックする形態のロック機構12について説明したがこれも本発明の好適な一実施形態にすぎない。例えば単一のシェードが設けられている場合に、ロック機構12の一方(例えば係止部材15)を当該シェードに、他方(例えば被係止部材16)をルーフパネル9に設けるようにしてもよい。このような構造とした場合、ガラスルーフ4を遮った状態のシェードはロック機構12の作用によりルーフパネル9に係止してロックした状態となり、例えば車両走行時の衝撃の影響で当該シェードが開くといったことを回避することができる。
さらに、本実施形態においては単一のロック機構12のみを設置した場合について説明したが(図1参照)、例えば同じ構成の2個のロック機構12を車両幅方向に並べて配置するなど、サンシェード装置1に複数のロック機構12を設置することも可能である。
また、上述した実施形態ではガラスルーフ4を例示したがこれは透光部材の一具体例にすぎず、ガラス以外の素材(材質)からなる透光性ルーフであっても本発明を適用することがもちろん可能である。
本発明にかかる車両用サンシェード装置の一実施形態を表す平面図で、当該車両用サンシェード装置の構成例を概略的に示すものである。 車両用サンシェード装置の構成例を概略的に示す側面図である。 後ロールシェードを前方に引き出した状態を示す側面図である。 図3の状態からさらに前ロールシェードを後方に引き出して開口部(透光エリア)を完全に遮った状態を示す側面図である。 後ロールシェードを引き出してルーフパネル開口部の一部を遮った状態を示す車内からの斜視図である。 後ロールシェードを全部引き出して開口部を完全に遮った状態を示す車内からの斜視図である。 前ロールシェードおよび後ロールシェードを引き出して開口部の一部を遮った状態を示す車内からの斜視図である。 前ロールシェードおよび後ロールシェードの両方で開口部を完全に遮った状態を示す車内からの斜視図である。 前ロールシェードを引き出して開口部の一部を遮った状態を示す車内からの斜視図である。 前ロールシェードを全部引き出して開口部を完全に遮った状態を示す車内からの斜視図である。 ロック機構の第1の形態を示す斜視図である。 ロック機構の第2の形態を示す斜視図である。 ロック機構の第3の形態を示す平面図である。 第3の形態におけるロック機構の側面からみた断面図である。
符号の説明
1…車両用サンシェード装置、4…ガラスルーフ(透光部材)、5…前ロールシェード(シェード)、6…前スライドバー(シェード端)、7…後スライドバー(シェード端)、8…後ロールシェード(シェード)、9…ルーフパネル(ルーフ部)、12…ロック機構、13…モータ、15…係止部材、16…被係止部材、17…アンロック手段、17a…アンロック用ガイド、17b…アンロック用スプリング、18…ストッパ

Claims (7)

  1. 車両のルーフ部に設けられて透光エリアを形成する透光部材を遮る閉方向およびこれと逆の開方向にスライド可能なシェードを有する車両用サンシェード装置において、
    前記シェードを開閉させるモータと、
    前記シェードが前記透光部材を遮った状態で当該シェードをロックした状態に維持するロック機構と、
    を備え、
    前記ロック機構は、ロック状態の当該シェードを閉方向へとさらにスライドさせることによってロックを解除するアンロック手段を備えたものである
    ことを特徴とする車両用サンシェード装置。
  2. 前記ロック機構は、少なくとも回動可能に形成されている係止部材と、該係止部材が係止してロック状態を形成する被係止部材と、前記係止部材の回動動作を所定範囲内に規制するストッパと、をさらに備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用サンシェード装置。
  3. 前記アンロック手段は、前記シェードが閉方向へとスライドするのに伴い前記係止部材を前記被係止部材から外れる位置まで案内するアンロック用ガイドで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用サンシェード装置。
  4. 前記アンロック手段は、前記シェードが閉方向へとスライドした際に前記係止部材を前記被係止部材から外れるように付勢するアンロック用スプリングで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用サンシェード装置。
  5. 前記ロック機構は、前記シェードを前記ルーフ部の一部に係止させロックする機構であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用サンシェード装置。
  6. 前記シェードはシェード端どうしが互いに突き当たる複数のシェードからなり、前記ロック機構は、これらシェード端どうしを係止させて前記透光部材を遮った状態に維持するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用サンシェード装置。
  7. 前記モータによって開閉される電動式のシェードおよび手動式のシェードの組合せからなることを特徴とする請求項6に記載の車両用サンシェード装置。
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