JP4397231B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の屋根部に開閉操作自在な透光性窓を備えると共に、その透光性窓の内側に遮光性を有する巻取式ルーフシェード装置を備えたサンルーフ装置に関するものである。
例えば、車両のサンルーフ装置として、屋根部に形成された開口部を開閉操作自在に閉塞する透光性のスライドパネルを備え、その内側に遮光用の巻取式ルーフシェード装置を備えた構造のものがあり、このような巻取式ルーフシェード装置においては不用意に巻き取られないように、シート状シェード生地の引出端部に備えられたいわゆるガーニッシュとしての固定要素にスライドパネル側やルーフフレーム側に固定するためのロック機構を備えた構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、例えば、スライドパネルのスライド操作による開操作により、巻取式ルーフシェード装置も開操作され、屋根部の開口部が開放されて採光でき、車内換気や開放感が得られる。
また、スライドパネルの閉状態で、ロック機構を解除して内側の巻取式ルーフシェード装置のみを開操作すれば、スライドパネルを通じて車内に採光でき、開放感のみを味わうことができる構造とされていた。
一方、巻取式ルーフシェード装置に換えて、パネル式のサンシェードを備え、スライドパネルと連動して開操作可能な構造や、サンシェードのみを単独で開操作可能とした構造のものも種々提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−76760号公報 特開平8−310247号公報
しかしながら、シェード生地のように剛性を有しない部材を、スライドパネルと連動して操作可能にするとともに、手動でも容易に操作可能とする装置はなく、安価でしかも操作性を向上させることが可能な構成の巻取式ルーフシェード装置が必要とされている。
本発明の課題は、手動と自動(パネルに連動した)との2ウエイの巻取式ルーフシェード装置を備えるサンルーフ装置を実現することである。
前記課題を解決するための技術的手段は、車両の屋根部に開閉可能に窓支持部材によって支持される透光性窓の内側に、遮光性を有するシェード生地を引出自在にする巻取式ルーフシェード装置を備え、該巻取式ルーフシェード装置を閉状態に保持するロック機構を前記巻取式ルーフシェード装置の側部に配置して備えたサンルーフ装置において、前記ロック機構を手動操作により解除可能とする第1ロック解除部と、前記窓支持部材の移動により解除可能とする第2ロック解除部とを備え、前記ロック機構は、前記屋根部に固定され前記巻取式ルーフシェード装置を摺動するレール部材に形成されたロック孔部と、前記ロック孔部に嵌合可能となるロック部材を備える構成を有し、前記第1ロック解除部は、手動操作により前記ロック機構に備えられ前記ロック方向に付勢力を及す解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、前記第2ロック解除部は、前記窓支持部材の移動により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及す前記解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、前記第1ロック解除部は、前記シェード生地の引出端部に幅方向に延びて取り付けられてガーニッシュの中央部に配置される手動解除操作ボタンを備える構造とする点にある。
また、前記課題を解決するための技術的手段は、車両の屋根部に開閉可能に窓支持部材によって支持される透光性窓の内側に、遮光性を有するシェード生地を引出自在にする巻取式ルーフシェード装置を備え、該巻取式ルーフシェード装置を閉状態に保持するロック機構を前記巻取式ルーフシェード装置の側部に配置して備えたサンルーフ装置において、前記ロック機構を手動操作により解除可能とする第1ロック解除部と、前記窓支持部材の移動により解除可能とする第2ロック解除部とを備え、前記ロック機構は、前記屋根部に固定され前記巻取式ルーフシェード装置を摺動するレール部材に形成されたロック孔部と、前記ロック孔部に嵌合可能となるロック部材を備える構成を有し、前記第1ロック解除部は、手動操作により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及ぼす解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を移動させたとき、前記ロック部材に形成された退避テーパ面の作用により前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有する。
また、前記第2ロック解除部は、前記窓支持部材の移動により前記ロック機構に備えられロック方向に作用力を及ぼす前記解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を移動させ、前記退避テーパ面の作用により前記ロック孔部から前記ロック部材を解除するために、前記ロック部材を支持するランナーまたは前記窓支持部材に固定される連動操作体の少なくともいずれか一方に傾斜面を形成した構造を有する。
さらに、前記第1ロック解除部は、前記シェード生地の引出端部に幅方向に延びて取り付けられてガーニッシュの中央部に配置される手動解除操作ボタンを備える構造としてもよい。
本発明のサンルーフ装置によれば、ロック機構を手動操作により解除可能とする第1ロック解除部と、前記窓支持部材の移動により解除可能とする第2ロック解除部とを備えた構造としているため、巻取式ルーフシェード装置を手動によっても、透光性窓の移動によっても操作できる操作性の優れた2ウエイ方式のサンルーフ装置を提供できる。
また、ロック機構は、屋根部に固定され巻取式ルーフシェード装置を摺動するレール部材に形成されたロック孔部と、ロック孔部に嵌合可能となるロック部材を備える構成を有する構造とすれば、簡単な構成で安価に提供できる。
さらに、前記第1ロック解除部は、手動操作により前記ロック機構に備えられ前記ロック方向に付勢力を及す解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、より具体的には、第1ロック解除部は、手動操作によりロック機構に備えられロック方向に作用力を及ぼす解除規制用付勢体に抗してロック部材を移動させたとき、ロック部材に形成された退避テーパ面の作用によりロック孔部からロック部材を解除する構成を有する構造とすれば、不用意なロックの解除が有効に防止できると共に、ロックの解除操作も容易に行える。
また、前記第2ロック解除部は、前記窓支持部材の移動により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及す前記解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、より具体的には、第2ロック解除部は、窓支持部材の移動によりロック機構に備えられロック方向に作用力を及ぼす解除規制用付勢体に抗してロック部材を移動させ、退避テーパ面の作用によりロック孔部からロック部材を解除するために、ロック部材を支持するランナーまたは窓支持部材に固定される連動操作体の少なくともいずれか一方に傾斜面を形成した構成を有する構造とすれば、透光性窓の開操作に連動して巻取式ルーフシェード装置の閉状態でのロックも容易に解除できる。
さらに、第1ロック解除部は、シェード生地の引出端部に幅方向に延びて取り付けられてガーニッシュの中央部に配置される手動解除操作ボタンを備える構成を有する構造とすれば、手動解除操作ボタンの操作によりロックを容易に解除でき、操作性に優れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1および図2は車両1における屋根部2に装着されたサンルーフ装置3の概略図を示しており、屋根部2の前半部に形成された開口部4を開閉操作自在に閉塞する透光性窓としての透光性のスライドパネル5を備えると共に、その内側に遮光用の巻取式ルーフシェード装置6を備えた構造とされている。
屋根部2の両側部には、前後方向に沿ってそれぞれレール部材8が配置されており、この両レール部材8に沿って前後方向に摺動自在に、前記スライドパネル5を支持する窓支持部材としてのパネル支持機構9がそれぞれ配置されている。そして、スライドパネル5の下面両側部が各パネル支持機構9に連結され、駆動ケーブル等の駆動による各パネル支持機構9の前記レール部材8に沿った前後方向の摺動移動により、スライドパネル5は図2の仮想線で示されるように、チルト操作やレール部材8に沿って前後方向に移動操作自在に構成されている。なお、このようなスライドパネル5の開閉操作機構としては、従来公知の構造を適宜採用すればよい。
前記巻取式ルーフシェード装置6は、コイルバネ等からなる巻取バネにより巻取方向に付勢された状態で回転自在にレール部材8等に支持された巻取ローラ11と、巻取ローラ11に取り付けられ、巻取ローラ11の巻取方向の回転により巻取ローラ11に巻き取られる遮光性の布等からなる矩形シート状のシェード生地12と、シェード生地12の引出端部に連結ステー13を介して連結されるガーニッシュ14とを備えた構造とされている。
そして、ガーニッシュ14の両側部にランナーユニット15がそれぞれ装着され、ガーニッシュ14の両側より側方に突出状とされた各ランナーユニット15のランナー16が、図3ないし図17にも示される如く、前記各レール部材8の内側面側に備えられたランナー溝8aに沿って前後方向に移動操作自在に支持されている。この際、ランナー溝8aは、ランナー16が車両1の外側方向、いわゆる車幅方向にも相対摺動自在となるべく、適宜の溝深さを有する構造とされている。
前記ガーニッシュ14は適宜樹脂材により一体成形されており、その幅方向中央部の下面、即ち車内面には、凹状の操作凹部14aが形成されている。そして、この操作凹部14aを利用して巻取式ルーフシェード装置6の開閉操作が可能な構造とされている。
また、図3ないし図17に示される如く、各ランナーユニット15とレール部材8との相互間には、天井トリム18によって構成された天井開口部18aを、巻取式ルーフシェード装置6による閉状態で保持するロック機構20が備えられている。なお、左側のロック機構20は右側と対称構造となっているため、右側のロック機構20について各図を参照しながら説明する。
即ち、ロック機構20は、中空状に構成されたランナー16の下面に形成された矩形開口16aより下方に出退自在に装着されたロック部材21と、該ロック部材21を突出方向に弾発付勢すべく、ランナー16内に収容保持された突出付勢体としての板バネ等からなる押出バネ22とを備え、巻取式ルーフシェード装置6の閉位置で、ランナー16の矩形開口16aより下方に突出したロック部材21が嵌脱自在に嵌合される対応する矩形のロック孔部8bがレール部材8に形成されている。
前記ランナーユニット15は、ガーニッシュ14の側部に設けられたユニット保持孔部14bに外側方より嵌入されて係止部14cに係止され、抜止め状態で保持される支持ハウジング24と、支持ハウジング24を車幅方向に貫通状として前記ランナー16の内側面側に接着や圧入等により一体的に連結される解除操作杆25と、ランナー16を車幅方向における内側方向に付勢すべく、支持ハウジング24と解除操作杆25との相互間にわたって係止された解除規制用付勢体としてのコイルバネ等からなる引張バネ26と、支持ハウジング24とランナー16との相互間に介在されたスペーサ体27とを備えている。
そして、引張バネ26による付勢力によりランナー16が前記内側方向に引っ張られた状態で、レール部材8におけるランナー溝8aの車幅方向内側寄りに形成された前記ロック孔部8bに、ランナー16に装着されたロック部材21が合致して、ロック部材21がロック孔部8bに嵌合される構造とされている。
また、解除操作杆25の車幅方向内側端部は下向きに屈曲状とされ、ガーニッシュ14に形成された車幅方向に長孔状とされたガイド孔14dを介して、ガーニッシュ14の下面側に突出されており、その突出部に操作用キャップ28が接着やネジ止め等により固着されている。
さらに、ロック孔部8bに嵌合されるロック部材21の下面には、引張バネ26による付勢方向と反対側、即ち外側部側にランナー16内に向けて傾斜する退避テーパ面21aが形成されている。
そして、引張バネ26の付勢力に抗して操作用キャップ28により解除操作杆25を外側方に押動操作すれば、ロック孔部8bの周縁部とロック部材21の退避テーパ面21aとの相対摺動によりロック部材21が押出バネ22の付勢力に抗してランナー16内に退避してランナー溝8a上に乗り上げ、図6ないし図8に示されるように、ロック孔部8bに対するロック部材21の嵌合によるロック状態が解除されるように構成されている。ここに、これら解除操作杆25や引張バネ26や操作用キャップ28等によって手動操作によりロックを解除可能とする第1ロック解除部を構成している。
また、図3ないし図17に示される如く、前記パネル支持機構9に、スライドパネル5の開閉操作時において前記ランナー16の前面16bに接離自在に当接する連動操作体30が備えられており、スライドパネル5の開操作によるパネル支持機構9の後方移動時に連動操作体30がランナー16を後方に向けて押圧した際、引張バネ26の付勢力に抗してランナー16を外側方向、即ち解除操作杆25の押動操作方向に移動させるべく、ランナー16の前面16bと連動操作体30の当接面30aとが、互いに相対摺動自在な適宜角度を有した傾斜面にそれぞれ形成された構造とされている。
そして、このランナー16のランナー溝8a内での外側方向の移動により、ロック孔部8bに嵌合されているロック部材21がランナー16内に退避して、ロック状態が解除される構造とされている。ここに、これらランナー16の前面16bや連動操作体30の当接面30a等によってパネル支持機構9の移動によりロックを解除可能とする第2ロック解除部を構成している。
また、本実施形態では、図1および図2に示される如く、スライドパネル5の後方側に位置した屋根部2に、後部透光性窓としての固定式パネル32が固定状態で装着されており、その固定式パネル32の内側にも、前記巻取式ルーフシェード装置6と略同様構成の巻取式ルーフシェード装置33が備えられた構造とされている。
即ち、この巻取式ルーフシェード装置33も前記巻取式ルーフシェード装置6と同様、巻取方向に付勢された巻取ローラ34と、巻取ローラ34の巻取方向の回転により巻取ローラ34に巻き取られる遮光性の布等からなるシェード生地35と、シェード生地35の引出端部に連結ステー36を介して連結されるガーニッシュ37とを備えた構造とされている。
そして、後側の巻取式ルーフシェード装置33における巻取ローラ34は、前側の巻取式ルーフシェード装置6における巻取ローラ11の後方に近接して配置されており、ガーニッシュ37の両側部に備えられたランナー23が、前記レール部材8におけるランナー溝8aの後端部側に配置されると共に、レール部材8に沿って前後方向に移動操作自在に支持され、後方側から前方側に向けて開操作するように配置されている。
また、ガーニッシュ37の幅方向中央部の下面側にも操作凹部37aが適宜備えられている。
さらに、本実施形態では、スライドパネル5の前方側に位置した屋根部2前端部にも、透光性もしくは遮光性の前部開閉窓としての開閉パネル39が装着されており、この開閉パネル39は図2仮想線で示されるようにチルト操作のみ可能とされている。
そして、開閉パネル39のチルトアップ状態では、その下方に配置された天井トリム18に適宜形成された換気孔18bを通じて車内換気が可能な構造とされている。
本実施形態は以上のように構成されており、サンルーフ装置3の閉状態で、車内側の巻取式ルーフシェード装置6のみを開操作する場合には、図3ないし図5に示されるようなレール部材8のロック孔部8bにロック部材21が嵌合したロック状態で、両側の操作用キャップ28を利用して各解除操作杆25を外側方向に押動操作すれば、ロック孔部8bの周縁部とロック部材21の退避テーパ面21aとの相対摺動により、図6ないし図8に示される如く、ランナー16がレール部材8のランナー溝8a内を外側方向に移動されると共に、ロック部材21がランナー16内に退避してランナー溝8a上に乗り上げ、ロック部材21とロック孔部8bとのロック状態が解除される。
このロック状態の解除により、シェード生地12は巻取方向に付勢されているため、後方の巻取ローラ11に自動的に漸次巻き取られていく。このシェード生地12が巻取ローラ11に順次巻き取られていく際、図9ないし図11に示されるように、引張バネ26の付勢力によりランナー16はレール部材8のランナー溝8a内における内側寄りに引き戻された状態で、レール部材8に沿って後方に移動され、天井開口部18aを開放する。ここに、閉状態のスライドパネル5を通じて車内に採光が得られ、開放感を味わうことができる。
次に、開放感だけでなく車内換気も行いたい場合には、適宜備えられた電動開閉装置によりスライドパネル5をチルト操作すると共に、後方へのスライド操作によりスライドパネル5を開操作すれば、図3ないし図5に示されるようなレール部材8のロック孔部8bにロック部材21が嵌合したロック状態で、連動操作体30の当接面30aがランナー16の前面16bを後方に押圧する。
この際、当接面30aと前面16bとが互いに相対摺動自在な傾斜面とされているため、この相対摺動により図12ないし図13に示される如く、ランナー16がレール部材8のランナー溝8a内で外側方向に移動され、このランナー16の外側方向の移動により、ロック部材21がランナー16内に退避してランナー溝8a上に乗り上げ、ロック部材21とロック孔部8bとのロック状態が解除される。
このロック状態の解除により、図15ないし図17に示される如く、巻取方向に付勢されているシェード生地12は巻取ローラ11に自動的に漸次巻き取られていくと共に、パネル支持機構9の後方移動によりスライドパネル5が開操作される。そして、連動操作体30の当接面30aとランナー16の前面16bとが離れると、引張バネ26の付勢力によりランナー16はレール部材8のランナー溝8a内における内側寄りに引き戻される。ここに、屋根部2の開口部4と天井開口部18aの双方が開放されて採光でき、車内換気や開放感が得られる。
この状態で、スライドパネル5を閉操作した際には、スライドパネル5のみが前方に移動操作され、開口部4を閉塞する構造とされている。この状態では、スライドパネル5を通じて車内に採光される状態となっている。
そして、採光が不要な場合には、ガーニッシュ14を前方に移動操作して車内側の天井開口部18aを閉じれば、巻取式ルーフシェード装置6によって屋根部2からの採光が遮光される。この際、ランナー16に装着されたロック部材21とレール部材8のロック孔部8bとが合致して、ロック孔部8bにロック部材21が嵌合され、ロック状態で保持される。
以上のように、本実施形態においては、巻取式ルーフシェード装置6の操作が手動と自動(スライドパネル5に連動した)との2ウエイ方式で行え、使い勝手に優れる。しかも、巻取式ルーフシェード装置6を閉状態で解除自在に保持するロック機構20が、ガーニッシュ14の両側部に配置された構造とされているため、車内天井部におけるセンター部の突起感が解消され、見栄えがよくなり外観性向上が図れる。
また、レール部材8やランナー16をロック機構20に兼用した構造であり、部材の兼用化による部品点数の削減が図れ、製造コスト削減も図れる利点もある。
さらに、解除操作杆25の外側方向への押動操作により、レール部材8のロック孔部8bに嵌合されているロック部材21がロック孔部8bから退避してロックが解除される構造であり、ロックの解除操作も容易に行える。
また、パネル支持機構9にランナー16の前面16bに接離自在に当接する連動操作体30を備え、ランナー16の前面16bと連動操作体30の当接面30aとが互いに摺動自在な傾斜面とされ、この相対摺動によりランナー16をレール部材8におけるランナー溝8aの外側方向に移動させる構造としているため、簡単な構造で、スライドパネル5の開操作に連動して巻取式ルーフシェード装置6におけるロック部材21とロック孔部8bとのロック状態も解除できる利点がある。
なお、本実施形態においては、巻取式ルーフシェード装置6が天井開口部18aの閉位置と開位置との2位置で停止される2ウエイ方式の構造とされているが、レール部材8における前後方向複数個所にロック孔部8bを設けておいて、複数個所でロック可能な構造としてもよく、何ら実施形態の構造に限られない。
また、後部側の巻取式ルーフシェード装置33においては、ランナー16とレール部材8との相互間の摩擦抵抗により無段階の任意の位置で停止する構造としてもよい。
さらに、ランナーユニット15は、その組付状態でユニット保持孔部14に装着可能な場合は、予め組み付けられた状態で準備しておけばよく、組付状態で装着不能な場合には、ガーニッシュ14に装着する際に組み付けていく構造とすればよい。
また、解除操作杆25の外側方向の押動操作により、レール部材8のランナー溝8aにおける内側寄りに配置されたランナー16を外側方向に移動させて、ロック部材21とロック孔部8bとの嵌合状態を解除する構造とされているが、ランナー溝8aにおける外側寄りにロック孔部8bを形成し、ロック孔部8bにロック部材21が嵌合したランナー16を解除操作杆25の内側方向の押動操作により、ランナー16を内側方向に移動させてロック部材21とロック孔部8bとの嵌合状態を解除する構造としてもよく、上記実施形態の構造に何ら限定されない。
さらに、実施形態では、ガーニッシュ14の下面側に、操作用キャップ28が突出状に備えられた構造を示しているが、図18および図19に示されるように、各解除操作杆25を左右の幅方向に長く延設配置した構造とし、ガーニッシュ14の中央部でかつ内部に対向状に各操作用キャップ28をそれぞれ配置し、ガーニッシュ14の中央部に配置される手動解除操作ボタン29の押し操作により、左右両側のロック状態が解除される構造としてもよい。
即ち、手動解除操作ボタン29はその上下にガイド突起29aがそれぞれ備えられ、ガーニッシュ14の対応する上下にそれぞれ形成された前後方向に適宜長さを有するガイド孔部14eに前後方向に沿って摺動自在に支持されている。
また、手動解除操作ボタン29は両操作用キャップ28間に位置して配置され、各操作用キャップ28と手動解除操作ボタン29とはそれぞれ相対摺動自在な傾斜面28a、29bで互いに当接された構造とされている。
そして、手動解除操作ボタン29を押し込み操作することにより、両操作用キャップ28が各引張バネ26の付勢力に抗して移動され、前記同様にしてロックが解除される構造とされ、押し込み操作を解除すれば、各引張バネ26の付勢力により図19に示される初期状態に復帰する構造とされている。
従って、ガーニッシュ14の中央部における一箇所の手動解除操作ボタン29の押し操作により両側のロックを解除でき、使い勝手に優れる利点がある。
本発明の実施形態にかかる車両の屋根部平面概略図である。 図1のII−II線断面矢視説明図である。 ガーニッシュの右側端部の平面図である。 同IV−IV線断面矢視図である。 図4のV−V線断面矢視図である。 ガーニッシュの右側端部の動作説明図である。 同VII−VII線断面矢視図である。 図7のVIII−VIII線断面矢視図である。 ガーニッシュの右側端部の動作説明図である。 同X−X線断面矢視図である。 図10のXI−XI線断面矢視図である。 ガーニッシュの右側端部の動作説明図である。 同XIII−XIII線断面矢視図である。 図13のXIV−XIV線断面矢視図である。 ガーニッシュの右側端部の動作説明図である。 同XVI−XVI線断面矢視図である。 図16のXVII−XVII線断面矢視図である。 他の実施形態を示す要部断面図である。 図18のXIX−XIX線断面矢視図である。
符号の説明
1 車両
2 屋根部
3 サンルーフ装置
4 開口部
5 スライドパネル
6 巻取式ルーフシェード装置
8 レール部材
9 パネル支持機構
11 巻取ローラ
12 シェード生地
14 ガーニッシュ
15 ランナーユニット
16 ランナー
16a 矩形開口
16b 前面
20 ロック機構
21 ロック部材
21a 退避テーパ面
22 押出バネ
25 解除操作杆
26 引張バネ
29 手動解除操作ボタン
30 連動操作体
30a 当接面

Claims (3)

  1. 車両の屋根部に開閉可能に窓支持部材によって支持される透光性窓の内側に、遮光性を有するシェード生地を引出自在にする巻取式ルーフシェード装置を備え、該巻取式ルーフシェード装置を閉状態に保持するロック機構を前記巻取式ルーフシェード装置の側部に配置して備えたサンルーフ装置において、
    前記ロック機構を手動操作により解除可能とする第1ロック解除部と、前記窓支持部材の移動により解除可能とする第2ロック解除部とを備え、
    前記ロック機構は、前記屋根部に固定され前記巻取式ルーフシェード装置を摺動するレール部材に形成されたロック孔部と、前記ロック孔部に嵌合可能となるロック部材を備える構成を有し、
    前記第1ロック解除部は、手動操作により前記ロック機構に備えられ前記ロック方向に付勢力を及す解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、
    前記第2ロック解除部は、前記窓支持部材の移動により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及す前記解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を前記ロック孔部から退避せしめ、前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、
    前記第1ロック解除部は、前記シェード生地の引出端部に幅方向に延びて取付けられてガーニッシュの中央部に配置される手動解除操作ボタンを備える構成を有することを特徴とするサンルーフ装置。
  2. 車両の屋根部に開閉可能に窓支持部材によって支持される透光性窓の内側に、遮光性を有するシェード生地を引出自在にする巻取式ルーフシェード装置を備え、該巻取式ルーフシェード装置を閉状態に保持するロック機構を前記巻取式ルーフシェード装置の側部に配置して備えたサンルーフ装置において、
    前記ロック機構を手動操作により解除可能とする第1ロック解除部と、前記窓支持部材の移動により解除可能とする第2ロック解除部とを備え、
    前記ロック機構は、前記屋根部に固定され前記巻取式ルーフシェード装置を摺動するレール部材に形成されたロック孔部と、前記ロック孔部に嵌合可能となるロック部材を備える構成を有し、
    前記第1ロック解除部は、手動操作により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及ぼす解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を移動させたとき、前記ロック部材に形成された退避テーパ面の作用により前記ロック孔部から前記ロック部材を解除する構成を有し、
    前記第2ロック解除部は、前記窓支持部材の移動により前記ロック機構に備えられロック方向に付勢力を及ぼす前記解除規制用付勢体に抗して前記ロック部材を移動させ、前記退避テーパ面の作用により前記ロック孔部から前記ロック部材を解除するために、前記ロック部材を支持するランナーまたは前記窓支持部材に固定される連動操作体の少なくともいずれか一方に傾斜面を形成した構成を有することを特徴とするサンルーフ装置。
  3. 請求項2記載のサンルーフ装置であって、
    前記第1ロック解除部は、前記シェード生地の引出端部に幅方向に延びて取付けられてガーニッシュの中央部に配置される手動解除操作ボタンを備える構成を有することを特徴とするサンルーフ装置。
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