JPH0722336Y2 - サンルーフシェードのロック構造 - Google Patents
サンルーフシェードのロック構造Info
- Publication number
- JPH0722336Y2 JPH0722336Y2 JP1989108861U JP10886189U JPH0722336Y2 JP H0722336 Y2 JPH0722336 Y2 JP H0722336Y2 JP 1989108861 U JP1989108861 U JP 1989108861U JP 10886189 U JP10886189 U JP 10886189U JP H0722336 Y2 JPH0722336 Y2 JP H0722336Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sunroof
- sunroof shade
- shade
- slider
- ceiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の車室天井部に形成される開口部分に
開閉可能に設けられるサンルーフガラスの内側にスライ
ド可能に設けられるサンルーフシェードのロック構造に
関する。
開閉可能に設けられるサンルーフガラスの内側にスライ
ド可能に設けられるサンルーフシェードのロック構造に
関する。
最近の自動車にあっては、その車室天井部の一部に開口
部を形成し、この開口部に透明なサンルーフガラスを開
閉可能な状態で設けるとともに、その内側に不透明な覆
いとしてサンルーフシェードを、同様に開閉可能な状態
で設けてなるサンルーフ機構を装備することが一般に行
なわれるようになっている。そして、このようなサンル
ーフ機構によれば、サンルーフガラスを閉じた状態でサ
ンルーフシェードを開閉することにより、車室内に明か
りを取り入れたり、自動車上方の景色を眺めることがで
き、またサンルーフガラスをサンルーフシェードと共に
開放することで、外の空気を取り込んだり、乗員が外を
覗いたりできるものである。
部を形成し、この開口部に透明なサンルーフガラスを開
閉可能な状態で設けるとともに、その内側に不透明な覆
いとしてサンルーフシェードを、同様に開閉可能な状態
で設けてなるサンルーフ機構を装備することが一般に行
なわれるようになっている。そして、このようなサンル
ーフ機構によれば、サンルーフガラスを閉じた状態でサ
ンルーフシェードを開閉することにより、車室内に明か
りを取り入れたり、自動車上方の景色を眺めることがで
き、またサンルーフガラスをサンルーフシェードと共に
開放することで、外の空気を取り込んだり、乗員が外を
覗いたりできるものである。
ところで、上述したサンルーフ機構において、サンルー
フシェードは、サンルーフガラスの内側において左、右
両側に付設したスライドレールに対し摺動アームを介し
てスライド可能に設けられ、必要に応じて開放または閉
塞されるように構成されていた。しかしながら、この種
のサンルーフシェードのスライド支持構造において従来
は、サンルーフシェードの位置規制をスライドレールに
対しての摺動アームの摩擦抵抗によって行なっているに
過ぎず、このサンルーフシェードを開放しているとき
に、自動車走行中に急制動がかけられたりすると、慣性
の影響により上述した摩擦抵抗に打ち勝つ作用力が働
き、自然に閉じてしまう等といった問題があった。
フシェードは、サンルーフガラスの内側において左、右
両側に付設したスライドレールに対し摺動アームを介し
てスライド可能に設けられ、必要に応じて開放または閉
塞されるように構成されていた。しかしながら、この種
のサンルーフシェードのスライド支持構造において従来
は、サンルーフシェードの位置規制をスライドレールに
対しての摺動アームの摩擦抵抗によって行なっているに
過ぎず、このサンルーフシェードを開放しているとき
に、自動車走行中に急制動がかけられたりすると、慣性
の影響により上述した摩擦抵抗に打ち勝つ作用力が働
き、自然に閉じてしまう等といった問題があった。
このような問題を解決するためには、サンルーフシェー
ドに対しても、サンルーフガラスとは別に、専用のロッ
ク機構を付設するとよいが、このようにすると、その開
閉操作をロック機構のロック、ロック解除操作を行ない
ながら、操作することが必要で煩雑さは避けられず、ま
た構造面でも複雑化し、特に板ばね等を弾性変形させる
ロック機構においては板ばね等の付勢力に逆らって作動
させるため、操作時に摩擦抵抗が著しく増大し、また板
ばねの弾力性を弱めるとロックが外れる虞れを有し、実
用上で問題となってしまうもので、このような点を考慮
し何らかの対策を講じることが望まれている。
ドに対しても、サンルーフガラスとは別に、専用のロッ
ク機構を付設するとよいが、このようにすると、その開
閉操作をロック機構のロック、ロック解除操作を行ない
ながら、操作することが必要で煩雑さは避けられず、ま
た構造面でも複雑化し、特に板ばね等を弾性変形させる
ロック機構においては板ばね等の付勢力に逆らって作動
させるため、操作時に摩擦抵抗が著しく増大し、また板
ばねの弾力性を弱めるとロックが外れる虞れを有し、実
用上で問題となってしまうもので、このような点を考慮
し何らかの対策を講じることが望まれている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
自動車の車室天井部に形成される開口部分を開閉するサ
ンルーフガラスの内側に、このサンルーフガラスとは独
立してスライド可能に設けられるサンルーフシェード
を、単純でしかも簡単なロック手段により確実に位置規
制して保持することが可能で、しかもサンルーフシェー
ドの操作時に摩擦抵抗を増大させる虞れがなく特別なロ
ック、ロック解除操作等は不要で操作性を著しく向上さ
せることができるサンルーフシェードのロック構造を得
ることを目的としている。
自動車の車室天井部に形成される開口部分を開閉するサ
ンルーフガラスの内側に、このサンルーフガラスとは独
立してスライド可能に設けられるサンルーフシェード
を、単純でしかも簡単なロック手段により確実に位置規
制して保持することが可能で、しかもサンルーフシェー
ドの操作時に摩擦抵抗を増大させる虞れがなく特別なロ
ック、ロック解除操作等は不要で操作性を著しく向上さ
せることができるサンルーフシェードのロック構造を得
ることを目的としている。
このような要請に応えるために本考案に係るサンルーフ
シェードのロック構造は、自動車の車室天井部の一部に
形成される開口を開閉するサンルーフガラス内側に開閉
可能に設けられるサンルーフシェードと、前記車室天井
部の開口からこの車室天井部を構成する天井パネルと天
井内装材との間に形成される格納部にかけて付設されサ
ンルーフシェードの左、右両側縁に設けられる左、右一
対をなすスライドレールと、前記サンルーフシェードの
左、右両側縁に設けられ、前記スライドレールに摺動自
在に嵌合された前、後側アームとを備えたサンルーフシ
ェードのロック構造において、前記前、後側アームはサ
ンルーフシェードに固着される基部と、該基部から前記
スライドレール方向に夫々延びる前後一対のアーム部
と、該アーム部の先端に設けられた摺動子とからなり、
前記摺動子は前記スライドレールを上下から挟持する上
下摺動片を有する断面略コ字状に形成され、前記前、後
側アームの摺動子のうち最前部の摺動子の上摺動片の車
室前後方向での幅寸法が、下摺動片及び他の摺動子の上
下摺動片よりも小さく設定されているとともに、最前部
の摺動子の上摺動片に上方に突出する係合部が形成さ
れ、前記幅寸法の小さい摺動子の上摺動片のみを、サン
ルーフシェード全開時において係入する切欠き部が、前
記スライドレール上に設けられていることを特徴とす
る。
シェードのロック構造は、自動車の車室天井部の一部に
形成される開口を開閉するサンルーフガラス内側に開閉
可能に設けられるサンルーフシェードと、前記車室天井
部の開口からこの車室天井部を構成する天井パネルと天
井内装材との間に形成される格納部にかけて付設されサ
ンルーフシェードの左、右両側縁に設けられる左、右一
対をなすスライドレールと、前記サンルーフシェードの
左、右両側縁に設けられ、前記スライドレールに摺動自
在に嵌合された前、後側アームとを備えたサンルーフシ
ェードのロック構造において、前記前、後側アームはサ
ンルーフシェードに固着される基部と、該基部から前記
スライドレール方向に夫々延びる前後一対のアーム部
と、該アーム部の先端に設けられた摺動子とからなり、
前記摺動子は前記スライドレールを上下から挟持する上
下摺動片を有する断面略コ字状に形成され、前記前、後
側アームの摺動子のうち最前部の摺動子の上摺動片の車
室前後方向での幅寸法が、下摺動片及び他の摺動子の上
下摺動片よりも小さく設定されているとともに、最前部
の摺動子の上摺動片に上方に突出する係合部が形成さ
れ、前記幅寸法の小さい摺動子の上摺動片のみを、サン
ルーフシェード全開時において係入する切欠き部が、前
記スライドレール上に設けられていることを特徴とす
る。
本考案によれば、サンルーフシェードを開放動作させて
格納部内に格納し全開させたときに、このサンルーフシ
ェードにおける最前部に位置する前側アームの先端の摺
動子の上摺動片が、スライドレールに形成されている切
欠き部に位置し、このサンルーフシェードの自重により
落下係入することで、上摺動片に形成された係合部が切
欠き部に係合し、サンルーフシェードをロックし、自動
車の急制動動作時等において慣性の影響でサンルーフシ
ェードが閉動作することを防止し得るとともに、乗員が
サンルーフシェードを閉じるように操作した際には、乗
員の腕の長さによって人間工学上から生じる上方への持
ち上げ力により前記切欠き部内への最前部に位置する摺
動子の上摺動片の係入状態が解除され、サンルーフシェ
ードを摩擦抵抗なく適切かつ確実に閉動作させ得るもの
である。
格納部内に格納し全開させたときに、このサンルーフシ
ェードにおける最前部に位置する前側アームの先端の摺
動子の上摺動片が、スライドレールに形成されている切
欠き部に位置し、このサンルーフシェードの自重により
落下係入することで、上摺動片に形成された係合部が切
欠き部に係合し、サンルーフシェードをロックし、自動
車の急制動動作時等において慣性の影響でサンルーフシ
ェードが閉動作することを防止し得るとともに、乗員が
サンルーフシェードを閉じるように操作した際には、乗
員の腕の長さによって人間工学上から生じる上方への持
ち上げ力により前記切欠き部内への最前部に位置する摺
動子の上摺動片の係入状態が解除され、サンルーフシェ
ードを摩擦抵抗なく適切かつ確実に閉動作させ得るもの
である。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
する。
第1図乃至第4図は本考案に係るサンルーフシェードの
ロック構造の一実施例を示すものであり、これらの図に
おいて、まず、自動車の車室天井部1に対してのサンル
ーフ機構2を、第4図により簡単に説明すると、同図中
3は開口部、4はこれを開閉可能に設けられたサンルー
フガラスで、図示を省略したが、所要のロック機構とス
ライド機構により開閉可能に設けられている。
ロック構造の一実施例を示すものであり、これらの図に
おいて、まず、自動車の車室天井部1に対してのサンル
ーフ機構2を、第4図により簡単に説明すると、同図中
3は開口部、4はこれを開閉可能に設けられたサンルー
フガラスで、図示を省略したが、所要のロック機構とス
ライド機構により開閉可能に設けられている。
サンルーフシェード5はサンルーフガラス4の内側で平
行して開閉可能に保持され、前記天井部1を構成する天
井パネル1aと成形天井等による天井内装材1bとの間に形
成される格納部6内に、前記サンルーフガラス4と共に
格納させるように構成されている。
行して開閉可能に保持され、前記天井部1を構成する天
井パネル1aと成形天井等による天井内装材1bとの間に形
成される格納部6内に、前記サンルーフガラス4と共に
格納させるように構成されている。
尚、図中7,8は自動車のフロント、リヤー側のウインド
ーガラスである。また、前記格納部6内に図示した符号
9で示すものは、後述するサンルーフシェード5の左、
右一対のスライドレール10,10と一体に設けられる固定
側のフレームである。
ーガラスである。また、前記格納部6内に図示した符号
9で示すものは、後述するサンルーフシェード5の左、
右一対のスライドレール10,10と一体に設けられる固定
側のフレームである。
更に、第1図や第2図において符号11,12はサンルーフ
シェード5の左、右両側縁の前、後4個所に設けられた
前、後側アームである。この前、後側アーム11,12は
左、右スライドレール10,10に摺動自在に保持される。
シェード5の左、右両側縁の前、後4個所に設けられた
前、後側アームである。この前、後側アーム11,12は
左、右スライドレール10,10に摺動自在に保持される。
前、後側アーム11,12はサンルーフシェード5に固着さ
れる基部13と、この基部13から前記スライドレール方向
に夫々延びる前後一対のアーム部14a,14bと、このアー
ム部14a,14bの先端に設けられた摺動子11a,11b;12a,12b
とからなる。前記摺動子11a,11b;12a,12bは前記スライ
ドレール10を上下から挟持する上下摺動片15a,15b;16a,
16bを有する断面略コ字状に形成されている。
れる基部13と、この基部13から前記スライドレール方向
に夫々延びる前後一対のアーム部14a,14bと、このアー
ム部14a,14bの先端に設けられた摺動子11a,11b;12a,12b
とからなる。前記摺動子11a,11b;12a,12bは前記スライ
ドレール10を上下から挟持する上下摺動片15a,15b;16a,
16bを有する断面略コ字状に形成されている。
さて、本考案によれば、上述した構成によるサンルーフ
機構2において、自動車の車室天井部1の開口部3から
格納部6にかけて付設されサンルーフシェード5の左、
右両側縁に設けられ左、右スライドレール10,10にスラ
イド自在に支持される前、後側アーム11,12の先端の摺
動子11a,11b;12a,12bのうち、サンルーフシェード5の
最前部に位置する前側アーム11の摺動子11aの上摺動片1
5aの車室前後方向での幅寸法l1が、下摺動片15b及び他
の摺動子11b,12a,12bの上下摺動片16a,16bの幅寸法l2よ
りも小さく設定されている。
機構2において、自動車の車室天井部1の開口部3から
格納部6にかけて付設されサンルーフシェード5の左、
右両側縁に設けられ左、右スライドレール10,10にスラ
イド自在に支持される前、後側アーム11,12の先端の摺
動子11a,11b;12a,12bのうち、サンルーフシェード5の
最前部に位置する前側アーム11の摺動子11aの上摺動片1
5aの車室前後方向での幅寸法l1が、下摺動片15b及び他
の摺動子11b,12a,12bの上下摺動片16a,16bの幅寸法l2よ
りも小さく設定されている。
また最前部の摺動子11aの上摺動片15aに上方に突出する
係合部20が形成され、この幅寸法の小さい摺動子11aの
上摺動片15aのみが、サンルーフシェード5全開時にお
いて係入する切欠き部21が、前記スライドレール10,10
上に設けられている。
係合部20が形成され、この幅寸法の小さい摺動子11aの
上摺動片15aのみが、サンルーフシェード5全開時にお
いて係入する切欠き部21が、前記スライドレール10,10
上に設けられている。
即ち、第1図から明らかなように、前、後側アーム11,1
2の摺動子11a,11b;12a,12bのうち最前部に位置する摺動
子11aにおける上摺動片15aの前後方向での幅寸法l1を、
下摺動片15b及び他の摺動子11b,12a,12bにおける上摺動
片16a,16bの幅寸法l2よりも小さいl1として形成し、か
つこの係合部20のみが係入し得る幅寸法l3を有する切欠
き部21を、レール10側に形成しているものである。
2の摺動子11a,11b;12a,12bのうち最前部に位置する摺動
子11aにおける上摺動片15aの前後方向での幅寸法l1を、
下摺動片15b及び他の摺動子11b,12a,12bにおける上摺動
片16a,16bの幅寸法l2よりも小さいl1として形成し、か
つこの係合部20のみが係入し得る幅寸法l3を有する切欠
き部21を、レール10側に形成しているものである。
ここで、各部の関係は、l1<l3<l2となるように設定す
るとよい。これは、サンルーフシェード5が全開された
ときにのみ、これをロック状態で保持し、それ以外はス
ライドレール10としての機能を確保し、適切なスライド
動作を行なわせるためである。
るとよい。これは、サンルーフシェード5が全開された
ときにのみ、これをロック状態で保持し、それ以外はス
ライドレール10としての機能を確保し、適切なスライド
動作を行なわせるためである。
このような構成によれば、サンルーフシェード5を開操
作して格納部6内に格納し全開させたときに、このサン
ルーフシェード5における最前部に位置する前側アーム
11,11の先端の摺動子11a,11aの上摺動片15aの係合部20,
20が、スライドレール10,10に形成されている切欠き部2
1,21に対向して位置し、このサンルーフシェード5自身
の自重により落下係入することで、サンルーフシェード
5をロックし得るもので、これにより自動車の急制動動
作時等において慣性の影響でサンルーフシェード5が閉
動作したりすることを適切かつ確実に防止し得るもので
ある。
作して格納部6内に格納し全開させたときに、このサン
ルーフシェード5における最前部に位置する前側アーム
11,11の先端の摺動子11a,11aの上摺動片15aの係合部20,
20が、スライドレール10,10に形成されている切欠き部2
1,21に対向して位置し、このサンルーフシェード5自身
の自重により落下係入することで、サンルーフシェード
5をロックし得るもので、これにより自動車の急制動動
作時等において慣性の影響でサンルーフシェード5が閉
動作したりすることを適切かつ確実に防止し得るもので
ある。
また、乗員30がサンルーフシェード5を閉じるように操
作した際には、第3図から明らかなように、乗員30の腕
30aの長さによって人間工学上から上方への持ち上げ力
が生じるものであり、これにより前記切欠き部21,21内
への最前部摺動子11a,11aの上摺動片15aの係合部20,20
の係入状態が解除され、サンルーフシェード5を適切か
つ確実にしかも板ばね等の摩擦抵抗なく円滑に閉動作さ
せ得ることは容易に理解されよう。
作した際には、第3図から明らかなように、乗員30の腕
30aの長さによって人間工学上から上方への持ち上げ力
が生じるものであり、これにより前記切欠き部21,21内
への最前部摺動子11a,11aの上摺動片15aの係合部20,20
の係入状態が解除され、サンルーフシェード5を適切か
つ確実にしかも板ばね等の摩擦抵抗なく円滑に閉動作さ
せ得ることは容易に理解されよう。
尚、本考案は上述した実施例構造に限定されず、サンル
ーフ機構2を始めとする各部の形状、構造等を、必要に
応じて適宜変形、変更することは自由であり、種々の変
形例が考えられよう。
ーフ機構2を始めとする各部の形状、構造等を、必要に
応じて適宜変形、変更することは自由であり、種々の変
形例が考えられよう。
以上説明したように本考案に係るサンルーフシェードの
ロック構造によれば、自動車の車室天井部の一部に形成
される開口を開閉するサンルーフガラス内側に開閉可能
に設けられるサンルーフシェードと、前記車室天井部の
開口からこの車室天井部を構成する天井パネルと天井内
装材との間に形成される格納部にかけて付設されサンル
ーフシェードの左、右両側縁に設けられる左、右一対を
なすスライドレールと、前記サンルーフシェードの左、
右両側縁に設けられ、前記スライドレールに摺動自在に
嵌合された前、後側アームとを備えたサンルーフシェー
ドのロック構造において、前記前、後側アームはサンル
ーフシェードに固着される基部と、該基部から前記スラ
イドレール方向に夫々延びる前後一対のアーム部と、該
アーム部の先端に設けられた摺動子とからなり、前記摺
動子は前記スライドレールを上下から挟持する上下摺動
片を有する断面略コ字状に形成され、前記前、後側アー
ムの摺動子のうち最前部の摺動子の上摺動片の車室前後
方向での幅寸法が、下摺動片及び他の摺動子の上下摺動
片よりも小さく設定されているとともに、最前部の摺動
子の上摺動片に上方に突出する係合部が形成され、前記
幅寸法の小さい摺動子の上摺動片のみを、サンルーフシ
ェード全開時において係入する切欠き部が、前記スライ
ドレール上に設けられているので、簡単かつ安価な構成
にもかかわらず、サンルーフシェードを開操作して全開
させたときに、このサンルーフシェード最前部に位置す
る前側アームの先端の摺動子の上摺動片が、スライドレ
ールに形成されている切欠き部に位置し、このサンルー
フシェードの自重により落下係入し、上摺動片に形成さ
れた係合部が切欠き部に係合してサンルーフシェードを
ロックし得るもので、これにより自動車の急制動動作時
等において慣性の影響でサンルーフシェードが自然に閉
動作したりすることを適切かつ確実に防止し得るもので
あり、また乗員がサンルーフシェードを閉じるように操
作した際には、乗員の腕の長さによって人間工学上から
生じる上方への持ち上げ力により前記切欠き部内への最
前部摺動子の上摺動片の係入状態が解除され、サンルー
フシェードを摩擦抵抗なく適切かつ確実に閉動作させ得
るという実用上種々優れた効果がある。
ロック構造によれば、自動車の車室天井部の一部に形成
される開口を開閉するサンルーフガラス内側に開閉可能
に設けられるサンルーフシェードと、前記車室天井部の
開口からこの車室天井部を構成する天井パネルと天井内
装材との間に形成される格納部にかけて付設されサンル
ーフシェードの左、右両側縁に設けられる左、右一対を
なすスライドレールと、前記サンルーフシェードの左、
右両側縁に設けられ、前記スライドレールに摺動自在に
嵌合された前、後側アームとを備えたサンルーフシェー
ドのロック構造において、前記前、後側アームはサンル
ーフシェードに固着される基部と、該基部から前記スラ
イドレール方向に夫々延びる前後一対のアーム部と、該
アーム部の先端に設けられた摺動子とからなり、前記摺
動子は前記スライドレールを上下から挟持する上下摺動
片を有する断面略コ字状に形成され、前記前、後側アー
ムの摺動子のうち最前部の摺動子の上摺動片の車室前後
方向での幅寸法が、下摺動片及び他の摺動子の上下摺動
片よりも小さく設定されているとともに、最前部の摺動
子の上摺動片に上方に突出する係合部が形成され、前記
幅寸法の小さい摺動子の上摺動片のみを、サンルーフシ
ェード全開時において係入する切欠き部が、前記スライ
ドレール上に設けられているので、簡単かつ安価な構成
にもかかわらず、サンルーフシェードを開操作して全開
させたときに、このサンルーフシェード最前部に位置す
る前側アームの先端の摺動子の上摺動片が、スライドレ
ールに形成されている切欠き部に位置し、このサンルー
フシェードの自重により落下係入し、上摺動片に形成さ
れた係合部が切欠き部に係合してサンルーフシェードを
ロックし得るもので、これにより自動車の急制動動作時
等において慣性の影響でサンルーフシェードが自然に閉
動作したりすることを適切かつ確実に防止し得るもので
あり、また乗員がサンルーフシェードを閉じるように操
作した際には、乗員の腕の長さによって人間工学上から
生じる上方への持ち上げ力により前記切欠き部内への最
前部摺動子の上摺動片の係入状態が解除され、サンルー
フシェードを摩擦抵抗なく適切かつ確実に閉動作させ得
るという実用上種々優れた効果がある。
第1図は本考案に係るサンルーフシェードのロック構造
の一実施例を示す要部構成の概略分解斜視図、第2図は
サンルーフシェード全体の概略構成を示す概略斜視図、
第3図はサンルーフシェードの閉操作時の状態を説明す
るための概略図、第4図は車室天井部を示す概略断面図
である。 図中、1……車室天井部、1a……天井パネル、1b……天
井内装材、2……サンルーフ機構、3……開口部、4…
…サンルーフガラス、5……サンルーフシェード、6…
…格納部、9……フレーム、10,10……左、右スライド
レール、11,12……前、後アーム、11a,11b;12a,12b……
先端の摺動子、13……基部、14a,14b……アーム部、15
a,16a……上摺動片、15b,16b……下摺動片、20……係合
部、21……切欠き部。
の一実施例を示す要部構成の概略分解斜視図、第2図は
サンルーフシェード全体の概略構成を示す概略斜視図、
第3図はサンルーフシェードの閉操作時の状態を説明す
るための概略図、第4図は車室天井部を示す概略断面図
である。 図中、1……車室天井部、1a……天井パネル、1b……天
井内装材、2……サンルーフ機構、3……開口部、4…
…サンルーフガラス、5……サンルーフシェード、6…
…格納部、9……フレーム、10,10……左、右スライド
レール、11,12……前、後アーム、11a,11b;12a,12b……
先端の摺動子、13……基部、14a,14b……アーム部、15
a,16a……上摺動片、15b,16b……下摺動片、20……係合
部、21……切欠き部。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車の車室天井部の一部に形成される開
口を開閉するサンルーフガラス内側に開閉可能に設けら
れるサンルーフシェードと、前記車室天井部の開口から
この車室天井部を構成する天井パネルと天井内装材との
間に形成される格納部にかけて付設されサンルーフシェ
ードの左、右両側縁に設けられる左、右一対をなすスラ
イドレールと、前記サンルーフシェードの左、右両側縁
に設けられ、前記スライドレールに摺動自在に嵌合され
た前、後側アームとを備えたサンルーフシェードのロッ
ク構造において、前記前、後側アームはサンルーフシェ
ードに固着される基部と、該基部から前記スライドレー
ル方向に夫々延びる前後一対のアーム部と、該アーム部
の先端に設けられた摺動子とからなり、前記摺動子は前
記スライドレールを上下から挟持する上下摺動片を有す
る断面略コ字状に形成され、前記前、後側アームの摺動
子のうち最前部の摺動子の上摺動片の車室前後方向での
幅寸法が、下摺動片及び他の摺動子の上下摺動片よりも
小さく設定されているとともに、最前部の摺動子の上摺
動片に上方に突出する係合部が形成され、前記幅寸法の
小さい摺動子の上摺動片のみを、サンルーフシェード全
開時において係入する切欠き部が、前記スライドレール
上に設けられていることを特徴とするサンルーフシェー
ドのロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989108861U JPH0722336Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | サンルーフシェードのロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989108861U JPH0722336Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | サンルーフシェードのロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347229U JPH0347229U (ja) | 1991-05-01 |
JPH0722336Y2 true JPH0722336Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31657476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989108861U Expired - Lifetime JPH0722336Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | サンルーフシェードのロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722336Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11222037A (ja) | 1998-02-03 | 1999-08-17 | Toyota Motor Corp | サンルーフ付き車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911771Y2 (ja) * | 1978-08-30 | 1984-04-10 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用日よけ板開閉装置 |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP1989108861U patent/JPH0722336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347229U (ja) | 1991-05-01 |
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