JPH0356097Y2 - - Google Patents

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JPH0356097Y2
JPH0356097Y2 JP1986001914U JP191486U JPH0356097Y2 JP H0356097 Y2 JPH0356097 Y2 JP H0356097Y2 JP 1986001914 U JP1986001914 U JP 1986001914U JP 191486 U JP191486 U JP 191486U JP H0356097 Y2 JPH0356097 Y2 JP H0356097Y2
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JP
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tilt
roof
opening
lock
reinforcing member
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JP1986001914U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のチルト式ルーフの構造に
関し、詳しくは、ルーフ上に設けられた開口部
に、前部を支点として後部がわずかにリフトアツ
プすることができるチルト式ルーフとしてのチル
トガラスと、このチルトガラスの内側において前
後にスライドするサンシエードとを設けてサンル
ーフを構成する場合、チルトガラスの後部をルー
フ開口にロツクするためのロツクハンドルを、サ
ンシエードのスライドを阻害することなくチルト
ガラスの幅方向中央部に設けることができる構造
に関する。
【従来の技術およびその問題点】
従来のこの種のチルト式ルーフのロツクとして
は、第7図に示すように、開閉機能をもつたリン
ク式のロツクが採用されることがある。この場
合、チルト式ルーフをチルトアツプさせるとき、
車体側のリンクが車室側に大きく突出しながら回
動するので、これが確実にロツクされていない場
合など、上記リンクが回動範囲の途中で止まる
と、これが天井から下垂する突起を形成し、上記
のリンクが障害となつてガラス製のチルトルーフ
の内側にスライド式のサンシエードを構成するこ
とが困難である。 この考案は、上記の事情のもとで考え出された
もので、上記の問題を解決し、チルトルーフの内
側にスライド式サンシエードを配置し、かつ、チ
ルトルーフの幅方向中央部にロツクハンドルを設
けることができる構造を提供することをその課題
とする。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、この考案では、次
の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案のチルト式ルーフの構造は、
開口を形成したルーフパネルの下面に、上記開口
と対応する開口をもつチルトルーフハウジングを
設け、上記ルーフパネルの開口の後部に対応する
ようにして、上記チルトルーフハウジングの左右
両枠部材間を車幅方向に掛け渡す補強部材を設け
るとともに、この補強部材の前縁部に凹溝状のレ
インガイドを設ける一方、 上記ルーフパネルに嵌まりこむチルトルーフ板
を、上記チルトルーフハウジングに対して前部を
支点として回動可能に支持するとともに、上記チ
ルトルーフ板をチルトアツプ方向に常時弾力付勢
するとともに最大チルトアツプ位置を規制する開
動手段を設け、かつ、 上記補強部材の車幅方向略中央部下面に溶接さ
れるロツクブラケツトと、上記チルトルーフ板の
後縁部下面における車幅方向略中央部に設けら
れ、かつ上記ロツクブラケツトとラツチ係合する
ロツク爪およびその解除機構をもつたロツクハン
ドルとからなるロツク機構を設けたことを特徴と
している。
【作用】
上記ロツクハンドルを操作してロツク爪のロツ
クを解除すると、チルトルーフ板は、開動手段に
よつて自動的に所定の開度までチルトアツプす
る。逆に、ロツクハンドルを操作してチルトルー
フ板を閉方向に回動させるだけで、ロツクハンド
ルのロツク爪が、ロツクブラケツトに対して自動
的にラツチ係合し、チルトルーフ板は、その閉状
態でロツクされる。上記ロツク爪は、チルトルー
フハウジングの両側枠部材間を掛け渡す補強部材
に対して溶接されており、しかもこの補強部材に
は、凹溝状のレインガイドが形成されているの
で、上記ロツクブラケツトが車幅方向中央部に設
けられているにもかかわらず、その取付け剛性は
充分なものとなつている。
【効果】 以上のことから、本考案のチルト式ルーフ構造
では、チルトルーフ板の開動および閉動ならびに
その閉状態でのロツクがワンタツチで行うことが
でき、その取扱い勝手が非常によい。 また、ロツクブラケツトを、ルーフ開口ないし
はこれに対応して支持されるチルトルーフハウジ
ングに掛け渡し状に設けた車幅方向に延びる補強
部材の中央部に設けていることから、チルトルー
フ板に設けるべきロツクハンドルをも車幅方向中
央部に設定することができ、その結果、ロツク機
構を、チルトルーフ板の開閉操作を運転席および
助手席の双方から行うことができる最適な位置に
強度上の問題を生じることなく設けることができ
るようになる。すなわち、上記チルトルーフハウ
ジングに設けるべき補強部材は、その前縁部に凹
溝状のレインガイドが設けられており、このレイ
ンガイドの下面にロツクブラケツトが溶接されて
いるので、上記補強部材の曲げ剛性が上記レイン
ガイドによつて著しく向上させられており、した
がつて、上記ロツクブラケツトの支持剛性が、上
記ロツクハンドルに対する繰り返しロツク操作に
充分耐えうるようになるのである。 さらに、本考案では、チルトルーフハウジング
の左右両側枠部材間を車幅方向に掛け渡す補強部
材をして、ルーフパネルの開口の後縁部に対応さ
せ、これをチルトルーフ板の後部に設けるべきロ
ツクハンドルがラツチ係合するロツクブラケツト
の支持部材としているので、この補強部材にレイ
ンガイドを設けることにより増強される曲げ剛性
によつてロツクブラケツトを車幅方向中央部に問
題なく設定することができることとあいまつて、
このチルトルーフハウジングの前後長さをさらに
延長することにより、サンシエードを問題なくこ
のチルトルーフハウジング内に収容装備すること
ができ、しかもこの場合においても、上記ロツク
機構を形成するために車体側に設ける部材が上記
のロツクブラケツトのみであることから、上記の
ようにチルトルーフハウジング内にスライド式の
サンシエードを設定しても、その上下方向厚みが
拡大することがないという優れた効果を発揮す
る。
【実施例の説明】
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的
に説明する。本例は、チルトルーフ板としてガラ
ス板を採用し、かつその下方に前後スライド式の
サンシエードを配置した例である。 第1図は、ルーフパネル1を仮想線で示す分解
斜視図、第2図はルーフ中央線に沿う断面図であ
る。 第2図に示すように、ルーフパネル1には、所
定の大きさのほぼ四辺形の開口3が開けられ、か
つ、その下部には、上記開口3よりやや小さい開
口4を備え、上記開口3より後方のルーフパネル
の下にサンシエード収容空間5をもつパン状のチ
ルトルーフハウジング6(以下、単にハウジング
6という)が固定される。このハウジング6にお
ける上記開口3の後縁部3aと対応する部位に
は、車幅方向の補強部材7が掛け渡し状に設けら
れている。そして、この補強部材7の前縁部に
は、第3図によく表れているように、車幅方向に
延びる凹溝が形成されておりこの段階は、その底
部に溶接されるルーフパネル1の開口の後縁部と
協働して、レインガイドを形成している。また、
このハウジング6における開口4を囲む部位に
は、サンシエード10を前後スライド可能に保持
するコ字状フレーム11が固定される。 チルトルーフ板8は、上記開口3と対応する形
状のガラス板で構成され、その前部における左右
2個所が、上記ハウジング6の前部に対し、ヒン
ジ9,9を介して開閉可能に取り付けられる。 上記チルトルーフ板8は、その左右両縁部裏面
と上記フレーム11の左右のガイド枠11a間に
介装された開動手段12により、常時開方向に弾
力付勢されるとともに、一定の開度で規制される
ようになつている。すなわち、この開動手段12
は、第4図に詳示するように、前後後方に長いベ
ース12aに対して、取り付け部12bが一対の
リンク12cを介して一定距離上下可能に支持さ
れ、かつリンク12cをバネ付勢することにより
取り付け部12bが常時上方に向け付勢されて構
成されている。 一方、上記チルトルーフ板8の後縁部裏面と、
上記補強部材7との間に、チルトルーフ板8を閉
状態でロツクするためのロツク機構13が設けら
れる。すなわち、開口部3の後縁に位置する上記
補強部材7の上記レインガイドの裏面において、
その車幅方向略中央部に基部がスポツト溶接さ
れ、かつ前方部において開口3に臨む横棒状の係
合部14をもつロツクブラケツト15が設けられ
るとともに、チルトルーフ板8の後縁部裏面の車
幅方向略中央部には、第5図に詳示するような、
上記係合部14に上方からラツチ係合するロツク
爪16と、プツシユボタン18を押動することに
よりこの係合爪16を退動させて係合部材14と
の係合を解除できるロツク解除機構と、乗員が把
持するハンドル部19とを備えたロツクハンドル
17が固定される。 以上の構成において、チルトルーフ板8がロツ
クされた状態から上記プツシユボタン18を押動
してロツクを解除すると、チルトルーフ板8は、
上記開動手段12の付勢力により、自動的に所定
の開度までチルトアツプする。また、逆に、チル
トアツプされた状態からハンドル部19を把持し
ながらチルトルーフ板8を下方に引くと、上記ロ
ツク爪16が自動的に係合部14にラツチ係合し
て、このチルトルーフ板8は、閉状態でロツクさ
れる。このように、本考案のチルト式ルーフの構
造では、その開閉およびロツク操作がきわめて軽
くかつ簡単に行なえる。 また、本例では、ガラス板でできたチルトルー
フ板8と、このチルトルーフ板の下方で前後にス
ライドしうるサンシエード10とを備えてサンル
ーフを構成しているので、外気を導入できるチル
トアツプ状態、天井に採光窓が形成されるムーン
ルーフ状態、および、採光を行なわないサンシエ
ード状態を選択することができる。 このように、本考案のチルト式ルーフの構造に
よれば、チルトルーフ板の車幅方向略中央部に設
けたロツクハンドルを操作するだけで、簡単にこ
のルーフ板のチルトアツプ状態と、閉状態とを選
択することができる。また、上記ロツクハンドル
がラツチ係合するために車体側に設けるべきロツ
クブラケツトはチルトルーフハンドルの左右両側
枠部間を掛け渡す補強部材に溶接され、しかもこ
の補強部材には、凹溝状のレインガイドを設ける
ことによりその曲げ剛性が高められているから、
上記のように車幅方向中央部にロツク機構を設け
ても、チルトルーフ板の開閉ないしはロツクを繰
り返し行ったとしても、このような操作に充分耐
えうる車体剛性が確保できる。しかも、本考案で
は、上記ロツクブラケツトを、単にチルトルーフ
ハウジングの適部に設けるのではなく、その左右
両側枠を掛け渡す補強部材を介して設けているの
で、このチルトルーフハウジングの前後長を延長
することにより、スペース効率よくスライド式の
サンシエードを収容装備することができるという
効果を発揮する。 もちろん、この考案の範囲は、上述した実施例
に限定されることはない。たとえば、開動手段と
して、実施例では、リンクを利用したものを使用
しているが、チルトルーフ板をそのヒンジ部近傍
においてバネにより上方に付勢するとともに、一
定距離相対スライド可能な一対のスライド部材で
できた規制部材を、チルトルーフ板とハウジング
との間に介装するなどしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を、ルーフパネルを仮
想線で表わしながら示した分解斜視図、第2図は
そのルーフ中央線に沿う断面図、第3図はその詳
細拡大図、第4図は開動手段の正面図、第5図ロ
ツクハンドルの平面図、第6図はロツクブラケツ
トの説明図、第7図は従来例の説明図である。 3……ルーフ開口、8……チルトルーフ板、1
2……開動手段、13……ロツク機構、14……
係合部、15……ロツクブラケツト、16……ロ
ツク爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口を形成したルーフパネルの下面に、上記開
    口と対応する開口をもつチルトルーフハウジング
    を設け、上記ルーフパネルの開口の後部に対応す
    るようにして、上記チルトルーフハウジングの左
    右両枠部材間を車幅方向に掛け渡す補強部材を設
    けるとともに、この補強部材の前縁部に凹溝状の
    レインガイドを設ける一方、 上記ルーフパネルに嵌まりこむチルトルーフ板
    を、上記チルトルーフハウジングに対して前部を
    支点として回動可能に支持するとともに、上記チ
    ルトルーフ板をチルトアツプ方向に常時弾力付勢
    するとともに最大チルトアツプ位置を規制する開
    動手段を設け、かつ、 上記補強部材の車幅方向略中央部下面に溶接さ
    れるロツクブラケツトと、上記チルトルーフ板の
    後縁部下面における車幅方向略中央部に設けら
    れ、かつ上記ロツクブラケツトとラツチ係合する
    ロツク爪およびその解除機構をもつたロツクハン
    ドルとからなるロツク機構を設けたことを特徴と
    する、チルト式ルーフの構造。
JP1986001914U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0356097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986001914U JPH0356097Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JP1986001914U JPH0356097Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JPS62112921U JPS62112921U (ja) 1987-07-18
JPH0356097Y2 true JPH0356097Y2 (ja) 1991-12-16

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JP1986001914U Expired JPH0356097Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146231B2 (ja) * 1982-05-13 1986-10-13 Sumitomo Light Metal Ind

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146231U (ja) * 1984-08-31 1986-03-27 トヨタ自動車株式会社 車両用サンル−フ構造

Patent Citations (1)

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JPS6146231B2 (ja) * 1982-05-13 1986-10-13 Sumitomo Light Metal Ind

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JPS62112921U (ja) 1987-07-18

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