JP2742748B2 - 自動車のルーフ開閉装置 - Google Patents

自動車のルーフ開閉装置

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JP2742748B2 JP4176092A JP17609292A JP2742748B2 JP 2742748 B2 JP2742748 B2 JP 2742748B2 JP 4176092 A JP4176092 A JP 4176092A JP 17609292 A JP17609292 A JP 17609292A JP 2742748 B2 JP2742748 B2 JP 2742748B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/047Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels movable to overlapping or nested relationship

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車用の、ルー
フ開閉装置であって、該ルーフの開口部の両側部で自動
車のルーフの頂部に固定された一対のレールと、一対の
ケーブルにより上記レール内を長手方向に並進し得るよ
うにした正面キャリッジ対及び後方キャリッジ対と、可
動パネルを支持し、該可動パネルを傾動させかつ該パネ
ルを自動車のルーフの上方で摺動させる一対のスライド
および該キャリッジに機能的に関係させた関節機構とを
備え、上記スライドの各々が正面部分及び後方部分を備
えることを特徴とするルーフ開閉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この型式のルーフ開閉装置は、
自動車のルーフの頂部に付属装置として直接固定され
る。これら公知の装置は、自動車のルーフの上方の厚さ
を著しく増大させるという欠点がある。かかる厚みの増
大により、自動車の抗力ファクタが著しく劣化し、自動
車の性能が損なわれる。また、この型式の装置の厚さの
ため、ルーフ表面に起伏が生じる結果、乱流が発生し、
自動車の搭乗者にとって不快な雑音が発生する。更に、
その大きな厚さにより自動車の全体的な外観が損なわれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、自動車のルーフ
の頂部に固定されるルーフ開閉装置の場合、可動パネル
が自動車のルーフ上で傾動しかつ摺動するのを許容する
可動パネル用の関節機構は、相当な高さ寸法のレールを
必要とし、このため、可動パネルを傾動させかつ摺動さ
せるのに必要な部材を受け入れるため、ルーフ開閉装置
の厚さを著しく大きくしなければならなかった。本発明
の一つの目的は、従来技術のかかる欠点を緩和すること
である。本発明の目的は、特に、自動車のルーフ上方の
厚さが最小であり、その厚さが18mm以下のルーフ開
閉装置を提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】基本的に、本発明による
ルーフ開閉装置は、スライドの正面で第1のガイド経路
手段に機能的に関係し、摺動するとき、可動パネルをル
ーフ上方に持ち上げる第1の正面キャリッジ対と、スラ
イドの後部で一対のリンクを介して第2、第3及び第4
のガイド経路手段に機能的に関係し、摺動するとき、可
動パネルをルーフの上方に持ち上げかつ該パネルを傾動
させる第2の後方キャリッジ対とを備えている。上記リ
ンクは、レールの高さを著しく低くするのを可能にし、
故に、ルーフ開閉装置は、可動パネルを自動車ルーフの
上方で傾動しかつ摺動させる機能を保持しつつ、その厚
さを薄くすることが可能になるものである。
【0005】より具体的には、本発明は、特に自動車の
ルーフ開閉装置にして、自動車のルーフの開口部の片側
に一つずつルーフの頂部に固定された一対のレールと、
前記レール内を長手方向に並進可能である正面キャリッ
ジ対及び後方キャリッジ対であって、一対のケーブルに
より並進されるキャリッジと、該キャリッジに機能的に
関連する間接機構とを備えたルーフ開閉装置において、
可動パネルを傾動させると共に、該パネルを自動車のル
ーフの上方で摺動させ、各々が正面キャリッジに面する
正面部分及び後方キャリッジに面する後方部分を備えた
一対のスライドを設けるとともに、前記間接機構が、前
記スライドの前部一側壁面に形成される第1のガイド通
路手段と、前記スライドの後部一側壁面に形成される第
2のガイド通路手段と、 前記スライドの一側壁面に形
成され、第2のガイド通路手段に略重ね合わされる第3
のガイド通路手段と、前記スライドの一側壁面で、か
つ、第2及び第3のガイド通路手段の後部に形成される
第4のガイド通路手段と、可動パネルが傾動したときに
可動パネルをルーフ上方に持ち上げるために、各々が第
2、第3及び第4のガイド通路手段内に受け入れられ、
かつ該ガイド通路手段内を動く第1、第2及び第3の
部材を支持する一対のリンクであって、各々が後方キ
ャリッジに回転可能に結合されたものとを備え、各正面
キャリッジが、可動パネルを摺動したときに可動パネル
を上方に持ち上げるために、第1のガイド通路手段内に
受け入れられかつ該ガイド通路手段内を動く第4の作動
部材を支持することを特徴とするルーフ開閉装置。
【0006】
【実施例】本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面
を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより、一層
良く理解されよう。図1を参照すると、ルーフ開閉装置
は、ルーフ8の頂部に固定されかつ自動車のルーフに形
成された開口部の形状に略適合する内側部分を有する樋
形プレート16及びそのシール20と、該開口部の横端
縁の各側部に一つずつ配置され、自動車のルーフに固定
された一対のレール5(その1つのみを図示)と、該レ
ール5内を長手方向に可動の二対のキャリッジ9、10
と、可動パネル1を支持すると共に、一対のケーブル1
1の動作に応答して可動キャリッジ9、10に機能的に
関係し、自動車のルーフの上方で可動パネルを傾動及び
/又は摺動させる一対のスライド3とを備えている。ケ
ーブル11は、双方向に並進可能であり、ハンドルモジ
ュール13、または、例えば電気モータのような任意の
同様のケーブル駆動手段により、ケーブルガイド管組立
体12内で操作することができる。正面装飾材17及び
一対の側部装飾材18のような表面部材がそれぞれルー
フ開閉装置の正面及びその側部に配置されてレール5を
覆う。側部装飾材18は、レール5に形成することも出
来る。可動パネルは、横方向の正面スチフナ2によりそ
の正面が補強される。シール6は樋形プレート16と可
動パネル1との間でルーフの開口部を囲繞するように取
り付けられる。二対の可動キャリッジ9、10は、第1
のキャリッジ対9と、第2の後方キャリッジ対10とを
備え、一方の正面キャリッジ及び一方の後方キャリッジ
は、同一のケーブル11により操作される。スライド3
は、スチフナ4により幅方向が補強される。
【0007】上述の本発明によるルーフ開閉装置は、自
動車の製造中に、または製造後の付属装置として自動車
のルーフ頂部に取り付け得るようにしてある。
【0008】図2には、図1のルーフ開閉装置の右側
部、従って、右側可動パネルの関節機構が示してある。
左右の関節機構は対称であり、故に、図1に示した本発
明によるルーフ開閉装置の右側の関節機構のみについて
以下に説明する。
【0009】図2を参照すると、関節機構は、スライド
3の側壁部分に形成されたガイド通路手段21、22、
23、24(以下、ガイド経路手段とする)と、それぞ
れのガイド経路手段22、23、24内に受け入れられ
かつこれら経路手段内を動く作部材32、33、34
(以下、作用スタッドとする)を支持するリンク7と、
該リンク7に機能的に関係した後方キャリッジ10と、
ガイド経路手段21内に受け入れられ該経路手段内を動
くスタッド31を支持する正面キャリッジ9とを備えて
いる。正面キャリッジ9及び後方キャリッジ10は、正
面キャリッジ9を越えてケーブルガイド管組立体12内
に伸長するケーブル11により接続される。従って、正
面キャリッジ9及び後方キャリッジ10は、開口部の横
端縁に沿って伸長するレール5内をケーブル11により
動かされて長手方向に並進する。この図に示すように、
スライド3の長さ寸法は可動パネル1の横寸法に略等し
く、スライド3は、接着剤またはその他の任意の同等の
手段により固定された可動パネル1を支持し得るように
略L字形の断面をしている。
【0010】ガイド経路手段21は、正面キャリッジ9
に対面するスライドの正面側にあり、ガイド経路手段2
2、23、24は、後方キャリッジ10に対面するスラ
イドの後方側にある。ガイド経路手段23は、ガイド経
路手段22に略重ね合わされ、ガイド経路手段24は、
2つのガイド経路手段22、23の後方に重ね合わされ
る。
【0011】ガイド経路手段22、23、24付近のス
チフナ70は、リンク7を受け入れ得るようにスライド
3の側壁部分に形成される。作用スタッド32、33、
34は、自動車のルーフ開口部に対し、即ち、可動パネ
ル1に対してリンク7の内面にあり、ガイド経路手段2
2、23、24内を摺動することが出来る。この図に示
すように、2つの作用スタッド32、33は、ルーフの
閉塞位置にてリンクの一端に重ね合わされ、第3の作用
スタッド34はリンクの他端にある。リンク7は開口部
に対するリンクの外面上で回転スタッド35によりキャ
リッジ10に接続され、該回転スタッド35は、後方キ
ャリッジ10の側壁部分に形成した開口部25内に受け
入れられ、その開口部内で自由に回転する。従って、リ
ンク7及び後方キャリッジ10は、軸線61を中心とし
て回転可能であり、レール5に沿って長手方向に並進可
能である。回転スタッド35及び作用スタッド34は、
ルーフの閉塞位置にて、軸線が縦方向に略重ね合うよう
に配置されている。
【0012】スライド3の後方に向かう方向に、ガイド
経路手段21は、自動車のルーフに向けて下降する湾曲
部分Bが続く略水平部分Aを備えている。ガイド経路手
段22は、これと同一方向に向け、ルーフに向けて下降
する湾曲部分Cを備え、作用スタッド33を案内する唯
一の壁を備える略水平部分Dがその後に続く。ガイド経
路手段23は、これと同一方向に向け、水平部分Dに対
し略平行な水平部分Eを備え、その後にルーフに向けて
下降する湾曲部分Fが続く。スライド3の後方に向かう
これと同一方向に、ガイド経路手段24は、ルーフから
上昇して離反し、開放端部を有する湾曲部分Gを備え、
その後に、部分Eに対し平行な略水平部分Hが続き、更
に、ルーフに向けて下降する湾曲部分Iが続く。
【0013】スライド3は、スライドに対面するレール
5内の対応する開口部42、43に当接部を形成する端
縁を有するその下面Kに2つのボス40、41を備えて
おり、該スライドをルーフの閉塞位置にロックし、可動
パネルが開口部内で望ましくない垂直方向に動くのを阻
止する。可動パネルは、シール6に重ね合わされたとき
に限り、即ち、スライドのボス40、41がそれぞれレ
ール内の開口部42、43に対面するときに限り、ルー
フ表面に対し垂直に動くようにする。開口部44、45
はスライド3の幅及び側壁部分でボス40、41に形成
され、ルーフ表面に対し垂直方向への可動パネルの遊び
を吸収する一方、可動パネルがルーフの頂部の上方を摺
動するときの雑音をボス41、42が垂直方向に変形す
ることにより減衰させることが出来る。
【0014】U字形切欠き50がルーフに対面するスラ
イド前端のスライド3の側壁部分に形成されており、ス
ライド3に対面するレール5の上方に突出する突状係止
部材であるロックスタッド51に係合する。勿論、ロッ
クスタッド51は、同様にルーフ開閉装置の別の構成要
素上に配置することが出来る。U字形切欠き50のた
め、ロックスタッド51は、可動パネルが傾動または閉
塞位置にあるときに、U字形切欠き50にロックスタッ
ド51が嵌入して、該可動パネルを固定する手段を形成
する。
【0015】次に、該関節機構に作用について説明す
る。上述のように、ハンドルモジュール13を操作した
とき、正面キャリッジ9及び後方キャリッジ10は、レ
ール5内を同時に長手方向に並進する。キャリッジ9、
10は前方(自動車の正面方向)に動いて可動パネルを
傾動させ、または後方(自動車の後部に向けて)に動い
て可動パネルをシール6から分離させる、即ち、該シー
ル6をルーフ8から上方の垂直方向に持ち上げ、次に、
該シール6をルーフの後方に摺動させる。ルーフが閉塞
位置にあるとき、ガイド経路手段21に受け入れられた
作用スタッド31は、水平部分Aと湾曲部分Bとの間の
接続部に略配置される。ガイド経路手段23内に受け入
れられた作用スタッド32は、水平部分Eの略中央に配
置される。ガイド経路手段22に受け入れられた作用ス
タッド33は、水平部分Dの略中央に配置される。ガイ
ド経路手段24内に受け入れられた作用スタッド26
は、水平部分Hの略中央に配置される。ルーフが閉塞位
置にあるとき、作用スタッド31、32、34は、レー
ル5に対し略水平に整列される。
【0016】ハンドル13を第1の方向に回転させる
と、キャリッジ9、10は、ルーフの正面に向けて動
き、作用スタッド31、32、33、34をガイド経路
手段21、22、23、24内で動かす。キャリッジ
9、10がこの方向に動くとき、作用スタッド31は、
ガイド経路手段21の水平部分A内を動く。作用スタッ
ド31のこの動作の効果は、ルーフが閉じたときの高さ
である下方位置にスライドの正面部分を保持することで
ある。スライド3がこの位置にあるとき、U字形切欠き
50には、ロックスタッド51が係合し、可動パネルの
並進動作を阻止する。後方キャリッジ10が前方に動く
ことにより、作用スタッド3はガイド経路手段23の
水平部分Eの一端に向けて動く一方、作用スタッド33
はガイド経路手段22の湾曲部分C内を動き、作用スタ
ッド34はガイド経路手段24の湾曲部分G内を動く。
後方キャリッジ10がこの方向に動くことにより、回転
スタッド35及び開口部25が協働し、作用スタッド3
3が作用スタッド32に対し枢動する結果、リンク7が
シャフト61を中心として枢動する。この動作が継続す
ると、作用スタッド34はその開放端26にてガイド経
路手段24から離脱し、その結果、略矩形のリンクは、
その長い寸法部分が略垂直となり、後方キャリッジ10
の長手方向軸線に対し90゜以下の角度となるまで枢動
する。リンクがこの位置にあるとき、可動パネル1は、
自動車のルーフ8の上方を傾動し、作用スタッド31
は、ガイド経路手段21の水平部分Aの端部に固定さ
れ、これで、可動パネルに対する関節動作軸線60を画
成する。可動パネルがこの傾動位置にあるとき、リンク
7は、ガイド経路手段22、23の部分C、Eの端部に
当接する2つの作用スタッド32、33により固定され
る。ケーブルを電気装置により操作するときの該リンク
の動きは、ハンドル13内に組み込まれたマイクロスイ
ッチにより監視される。
【0017】ハンドル13を反対方向に回すと、キャリ
ッジ9、10は、可動パネルの傾動位置またはその閉塞
位置の何れかからルーフの後方に向けて動く。可動パネ
ルの傾動位置から動くとき、作用スタッド31、32、
33、34はルーフの閉塞位置に達するまで、上述の方
向と反対経路に沿って動く。この位置から、そして、第
2の方向に駆動されるキャリッジ9、10の動作に応答
して、作用スタッド31は、ガイド経路手段21の湾曲
部分Bに係合する。かかる同一方向への動きにより、作
用スタッド32はガイド経路手段23の湾曲部分Fに係
合し、作用スタッド33はガイド経路手段22の水平部
分Dから離脱する一方、作用スタッド34はガイド経路
手段24の湾曲部分Iに係合する。湾曲部分B、F、I
に係合した作用スタッド31、32、34の作用の結
果、リンク7は軸線61を中心として枢動し、スライド
3の全体を持ち上げ、故に、可動パネル1をルーフから
上方に持ち上げ、U字形切欠き50をロックスタッド5
1から離脱させかつボス40、41を開口部42、43
から離脱させ、可動パネルをルーフの上方でルーフの後
方に向けて摺動させる。従って、可動パネル1は、最初
に持ち上げられてシール6から分離し、次に、ルーフの
上方を摺動し、開口部を開放する。この位置にあると
き、ボス40、41及び開口部44、45は、可動パネ
ルがルーフに対して垂直方向に変位するのを軽減する。
可動パネルをルーフに対し反対方向に摺動させることに
よりルーフを閉じると、ボス40、41は、可動パネル
をシール6に対して高い位置に保持し、パネル1がシー
ル6に対して擦り動作するのを阻止する。この高い位置
は、ボス40、41が開口部42、43に対面するまで
維持され、その後、可動パネル1は、シール6上まで下
降し、可動パネルがこの下降位置にあるとき、ルーフは
閉塞状態にある。当然、本発明は、上述の実施例にのみ
限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱せずに
その他の変形例が容易に案出可能である。
【0018】
【発明の効果】上述のように、本発明によるルーフ開閉
装置は、リンク7の動力学的設計により、その機能を果
たし、かつ、ルーフの上方を摺動する。可動パネルの傾
動程度は、リンク7の長さ寸法いかんにより決まること
が理解されよう。従って、本発明によるルーフの開閉装
置の傾動機能は、スライドの高さJと無関係である。故
に、本発明は、ルーフより上方に突出している部分の
18mm以下のルーフ開閉装置を提供することが出
来る。また、ルーフ開閉装置の厚さを薄くすることがで
きるので、ルーフ開閉装置をルーフよりも上部になるだ
けはみださせることなく、自動車の空気抵抗の阻害要因
がなくなり、その性能の改善を図ることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるルーフ開閉装置の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明による可動パネルの関節機構の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 可動パネル 2 正面スチフナ 3 スライド 4 スチフナ 5 レール 6 シール 7 リンク 8 ルーフ 9 正面キャリッジ 10 後方キャリッジ 11 ケーブル 12 ケーブルガイド管組立体 13 ハンドルモジュール 16 樋形プレート 17 正面装飾材 18 側面装飾材 20 シール 21〜24 ガイド経路手段 25 開口部 26 開放端 31〜34 作用スタッド 35 回転スタッド 40 ボス 41 ボス 42〜45 開口部 50 U字形切欠き 51 ロックスタッド 60 関節軸線 61 軸線 70 スチフナ A 水平部分 B 湾曲部分 C 湾曲部分 D 水平部分 E 水平部分 F 湾曲部分 G 湾曲部分 H 水平部分 I 湾曲部分 K 下面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−73326(JP,A) 実開 昭58−103918(JP,U) 実開 平2−112517(JP,U)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自動車のルーフ開閉装置にして、 自動車のルーフ(8)の開口部の片側に一つずつルーフ
    の頂部に固定された一対のレール(5)と、 前記レール内を長手方向に並進可能である正面キャリッ
    ジ対(9)及び後方キャリッジ対(10)であって、一
    対のケーブル(11)により並進されるキャリッジ
    (9、10)と、 該キャリッジに機能的に関連する間接機構とを備えたル
    ーフ開閉装置において、 可動パネル(1)を傾動させると共に、該パネルを自動
    車のルーフの上方で摺動させ、各々が正面キャリッジ
    (9)に面する正面部分及び後方キャリッジ(10)に
    面する後方部分を備えた一対のスライド(3)を設ける
    とともに、 前記間接機構が、前記スライドの前部一側壁面に形成さ
    れる第1のガイド通路手段(21)と、 前記スライドの後部一側壁面に形成される第2のガイド
    通路手段(22)と、 前記スライドの一側壁面に形成され、第2のガイド通路
    手段(22)に略重ね合わされる第3のガイド通路手段
    (23)と、 前記スライドの一側壁面で、かつ、第2及び第3のガイ
    ド通路手段(22、23)の後部に形成される第4のガ
    イド通路手段(24)と、 可動パネルが傾動したときに可動パネルをルーフ上方に
    持ち上げるために、各々が第2、第3及び第4のガイド
    通路手段(22、23、24)内に受け入れられ、かつ
    該ガイド通路手段内を動く第1、第2及び第3の作動部
    材(32、33、34)を支持する一対のリンク(7)
    であって、各々が後方キャリッジ(10)に回転可能に
    結合されたものとを備え、 各正面キャリッジ(9)が、可動パネルを摺動したとき
    に可動パネルを上方に持ち上げるために、第1のガイド
    通路手段(21)内に受け入れられかつ該ガイド通路手
    段内を動く第4の作動部材(31)を支持することを特
    徴とするルーフ開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2及び第3の作動部材(3
    2、33、34)が、開口部に対しリンクの内面に設け
    られ、それぞれ第2、第3及び第4のガイド通路手段
    (22、23、24)内を摺動する作用スタッドである
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の作動部材(32、3
    3)が、ルーフの閉塞位置にてリンクの一端に重ね合わ
    され、第3の作動部材(34)がリンクの他端にあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  4. 【請求項4】 リンク(7)が、開口部に対しリンクの
    外面に設けられた回転スタッド(35)により後方キャ
    リッジ(10)に結合され、前記後方キャリッジが、回
    転穴(25)内を自由回転する回転スタッド(35)を
    受け入れ得るようにした回転穴(25)を備えることを
    特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記回転スタッド(35)及び第3の作
    用スタッド(34)の軸線が、ルーフの閉塞位置にて
    方向に略重ね合うようにして配置されていることを特徴
    とする請求項2または4に記載のルーフ開閉装置。
  6. 【請求項6】 第1のガイド通路手段(21)が、スラ
    イドの後方に向けて略水平部分(A)を備え、その後
    に、ルーフに向けて下降する湾曲部分(B)が続くこと
    を特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  7. 【請求項7】 第2のガイド通路手段(22)が、スラ
    イドの後方に、ルーフに向けて下降する湾曲部分(C)
    を備え、その後に、略水平部分(D)が続くことを特徴
    とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  8. 【請求項8】 第3のガイド通路手段(23)が、スラ
    イドの後方に向けて略水平部分(E)を備え、その後
    に、ルーフに向けて下降する湾曲部分(F)が続くこと
    を特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  9. 【請求項9】 第4のガイド通路手段(24)が、スラ
    イドの後方に向けてルーフから上昇して離反する湾曲部
    分(G)を備え、その後に、略水平部分(H)、ルーフ
    に向けて下降する湾曲部分(I)が続くことを特徴とす
    る請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のルーフ開閉装置にし
    て、ルーフから上昇して離反する第4のガイド通路手段
    の湾曲部分(G)が、可動パネルが傾動位置にあると
    き、第3の作動部材(34)を第4のガイド通路手段
    (24)から開放させ得るようにした開放端(26)を
    備えることを特徴とする請求項9に記載のルーフ開閉
    置。
  11. 【請求項11】 正面キャリッジ(9)及び後方キャリ
    ッジ(10)が同一のケーブル(11)に接続された
    とを特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  12. 【請求項12】 各スライド(3)が、可動パネルが傾
    動位置にあるとき、キャリッジが並進運動するのを阻止
    する第1のロック手段(50)を、その正面端に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  13. 【請求項13】 第1のロック手段(50)がその正面
    端のスライド(3)の側壁にU字形切欠きを備え、前記
    U字形切欠きがルーフに対面し、スライドに対面するレ
    ール(5)に固定された突上部材(51)に、前記U字
    形切欠きが嵌合し得るようにしたことを特徴とする請求
    項12に記載のルーフ開閉装置。
  14. 【請求項14】 前記スライド(3)の各々が、可動パ
    ネルがルーフの上方で並進運動したとき、それが垂直方
    向に動くのを阻止し得るよう、スライドの下面に設けら
    れた第2及び第3のロック手段(40、41)を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーフ開閉装置。
  15. 【請求項15】 前記第2及び第3のロック手段(4
    0、41)が、スライドに対面するレール(5)内に形
    成された開口部(42、43)内に当接部を形成する端
    縁を有するスライド(3)の下面(K)に形成されたボ
    スを備えることを特徴とする請求項14に記載のルーフ
    開閉装置。
  16. 【請求項16】 スライド(3)に形成した前記ボス
    (40、41)に開口部があけられて、ダンパを構成し
    得ることを特徴とする請求項15に記載のルーフ開閉
    置。
  17. 【請求項17】 ルーフより上方に突出している装置の
    厚さが18mm以下であることを特徴とする請求項1か
    ら16のいずれか一に記載のルーフ開閉装置。
  18. 【請求項18】 前記リンクの各々が略矩形であり、ス
    ライドの第2、第3及び第4のガイド通路手段(22、
    23、24)がスライドのスチフナ(70)に形成さ
    れ、前記リンクがスライドの前記スチフナ内に受け入れ
    られることを特徴とする請求項1から17のいずれか一
    に記載のルーフ開閉装置。
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