JPH10100668A - 車両用窓装置 - Google Patents

車両用窓装置

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JPH10100668A
JPH10100668A JP25859696A JP25859696A JPH10100668A JP H10100668 A JPH10100668 A JP H10100668A JP 25859696 A JP25859696 A JP 25859696A JP 25859696 A JP25859696 A JP 25859696A JP H10100668 A JPH10100668 A JP H10100668A
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window glass
guide
bracket
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Tsunehiro Yoshino
倫弘 吉野
Yuji Matsuo
裕治 松尾
Masaki Takeno
聖樹 岳野
Hideo Nakagawa
秀男 中川
Hideaki Tsubota
英明 坪田
Junichi Kubota
淳一 久保田
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Nissan Shatai Co Ltd
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュサーフエス化に有利でしかも大き
な開口を得ることができる構造でありながら、開時の車
幅寸法変化の抑制、窓装置後方の車体などとの干渉防
止、電動化、加工容易化、見栄え向上を図ること。 【解決手段】 窓用開口部1のウエザストリップ3a,
5aよりも内側位置に上下ガイドレール11,12を設
け、このガイドレール11,12をスライドする上下ガ
イドブラケット13F,13R,20F,20Rと、ウ
インドガラス8の上下に固定された上下支持ブラケット
9F,9R,10F,10Rとを車幅方向に相対変位可
能にピン18,19と斜めのガイド長穴13a,20a
を有した連結構造で連結してウインドガラス8をシール
位置とフラップアウト位置とで車幅方向に移動可能に支
持し、その際、前側よりも後側の変位量を大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、車両の側面に設けら
れた車両用窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、いわゆるワンボックスカーのよ
うに車体側壁の面積が大きな車両において車体側壁に設
けられている窓装置として、スライド式のものとバタフ
ライ式のものが知られている。スライド式のものは、窓
の半分の面積で開閉できるという利点を有している反
面、ウインドガラスをスライド可能に支持する窓枠を有
し、重量が重くなるという問題を有しているとともに、
2枚のウインドガラスの間ならびにウインドガラスと窓
枠との間に段差が生じ、見栄えや風切り音の点で不利で
あるという問題があった。一方、バタフライ式のもの
は、窓枠が不要で構造が簡単で軽量であり、また、段差
が生じ難くいわゆるフラッシュサーフエス化に有利であ
る反面、窓を大きく開放できず開放感に劣るという問題
があった。
【0003】そこで、上述の問題を解決する車両用窓装
置として、実開平4−51812号公報に記載のものが
提案されている。この従来の車両用窓装置は、開口の上
下に窓枠の後端が車幅方向に回動可能に支持され、この
窓枠にウインドガラスが前後にスライド自在に支持さ
れ、前記ウインドガラスの窓枠よりも内側位置と車体と
の間にシール部材が設けられた構成であった。したがっ
て、窓枠を車体に対して回動させて、従来のバタフライ
式の窓装置と同様に開閉させることができ、さらに、ウ
インドガラスを窓枠に対して後方にスライドさせて大き
く開放することができるもので、フラッシュサーフエス
化の点で有利な構造でありながら、大きく開口でき大き
な開放感が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の従来の車両用窓装置にあっては、ウインドガラスが車
体側面に対して斜めを向いた窓枠に沿ってスライドする
ため、全開時にウインドガラスの後端が窓枠後端よりも
さらに車外側に突出してしまい、車幅寸法が大きく変化
して、運転者が車幅間隔をつかみにくいという問題があ
った。また、窓を開くまでの操作が回動操作とスライド
操作の2操作であるため、電動化が非常に難しく、しか
も、ウインドガラスを支持する窓枠がシール部材よりも
車外側に配置されているため、電動化を行うにはシール
部材よりも内側から外側に駆動伝達を行う部材を配索す
る必要があり、これによっても電動化が難しかった。加
えて、フラッシュサーフェイス化するためには、シール
部材よりも外側、すなわち車外に配置されている窓枠が
車体から突出しないようにアウタパネルを大きく車室側
へ凹ませる必要があり、変形代が大きく加工が困難であ
った。さらに、窓枠を有した構造であるため、重量の点
で不利であるとともに、窓枠が車外に露出していて、見
栄えの点でも不利であった。本発明は、上述の従来の問
題点に着目してなされたもので、窓を開いた時の車幅の
変化を低く抑えることができながらも、窓装置の後方の
車体などとの干渉を防止でき、しかも、アウタパネルの
変形代を小さくしてプレス加工を容易とし、軽量化・見
栄えの点で優れ、加えて、大きな開口とフラッシュサー
フエス化とを両立できながらも電動化を容易とする車両
用窓装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ため、請求項1記載の車両用窓装置は、車体側部に窓用
開口部が形成され、この窓用開口部の周囲に設けられた
シール部材に圧接されて前記窓用開口部を塞ぐウインド
ガラスの車内側面に、複数の支持ブラケットが少なくと
もウインドガラスの後端よりも前方位置において相互に
前後に離間して固定され、前記シール部材よりも車室内
側の位置に、前記窓用開口部の上下に沿って上側ガイド
レールおよび下側ガイドレールが前後方向に延在され、
各ガイドレールには、車幅方向への移動が規制された状
態でガイドレールを前後方向に移動するガイドブラケッ
トが前記支持ブラケットに対応する数だけ設けられ、各
ガイドブラケットと各支持ブラケットとが、一方に形成
された長穴とこの長穴に挿通されて他方に固定されたピ
ンとから成る連結構造で連結され、この連結構造の長穴
は、車両後方側ほど車内側に位置する向きに傾斜され
て、ウインドガラスを、シール部材に圧接したシール位
置とシール部材に圧接されないフラップアウト位置とに
車幅方向に移動させることが可能な車幅方向の変位量を
有した形状に形成され、かつ、この変位量が車両後方に
配置されたブラケットに形成されているものの方が、車
両前方に配置されたブラケットに形成されているものよ
りも大きく形成され、前記ガイドレールには、前記ウイ
ンドガラスがフラップアウト位置よりも後方に位置する
時に前記支持ブラケット側の部材と当接してウインドガ
ラスが車内方向へ移動するのを規制し、前記ウインドガ
ラスがフラップアウト位置に位置する時はこの規制を行
わないガイド面が形成されていることを特徴とする。ま
た、請求項2に記載しているように、前記ガイドブラケ
ットに、前記ガイドレールに沿って配索されてモータに
より駆動されるワイヤを連結した構成としてもよい。ま
た、請求項3に記載のように、前記ウインドガラスの後
端部に、車内方向に湾曲した追込み部を形成した構成と
してもよい。また、請求項4に記載のように、前記請求
項3記載の車両用窓装置のウインドガラスの後方に隣設
して、第2の窓装置を設け、この窓装置のウインドガラ
スが前端のヒンジ部を中心として車外方向に所定量回動
するよう構成してもよい。
【0006】
【作用】 (全閉時)全閉時には、ウインドガラスがシ
ール位置に配置されてシール部材に圧接されて、水密状
態で閉じられている。
【0007】(開時)上記全閉状態から窓用開口部を開
く時には、ガイドブラケットを上下ガイドレールに対し
て後方にスライドさせる。そうすると、ガイドブラケッ
トと支持ブラケットとのいずれか一方に設けられたピン
が他方に設けられた斜めの長穴に対して移動し、支持ブ
ラケットとガイドブラケットとは車幅方向に相対変位す
るが、ガイドブラケットはガイドレールにより車幅方向
の移動を規制されていることから支持ブラケットが車外
方向に変位し、これによりウインドガラスは、シール部
材に圧接されたシール位置からフラップアウト位置に移
動する。この時、各ガイドブラケットと各支持ブラケッ
トとを連結する連結構造における長穴は、車両前方に配
置されたブラケットに形成されているものよりも車両後
方に配置されたブラケットに形成されているものの方が
車幅方向の変位量が大きく設定されていることから、ウ
インドガラスにおいて前側のフラップアウト量よりも後
側のフラップアウト量の方が大きくなる。なお、上述の
ウインドガラスがシール位置からフラップアウト位置に
移動するにあたり、手動で開閉する構造では、ウインド
ガラスに開操作力を入力してシール位置からフラップア
ウト位置に移動させることもできるが、この場合は、ウ
インドガラスに対して車体外方に向けて操作力を加える
ことによりウインドガラスをフラップアウト位置に移動
させるとそれに伴ってガイドブラケットが後方にスライ
ドされることになる。また、請求項2記載のようにモー
タにより開閉を行う場合には、モータを駆動させるとそ
の駆動力がワイヤを介してガイドブラケットに入力され
てガイドブラケットがスライドするものである。
【0008】そして、上記のようにウインドガラスがフ
ラップアウト位置に達してピンが長穴の端部まで移動さ
れると、ピンと長穴との相対移動が規制されて、支持ブ
ラケットとガイドブラケットとが一体的にガイドレール
に沿って後方にスライドし、それに伴ってウインドガラ
スが後方にスライドして窓用開口部が開かれる。この全
開時において、請求項3記載のウインドガラスの後端部
には、車内方向に湾曲した追込み部が形成されている
が、上述したように本発明ではフラップアウト時にウイ
ンドガラスの後側ほど車外に位置するようにしているた
め、窓装置の後方の車体と干渉するのを防止できる。特
に、請求項4記載の発明では、車両用窓装置の後方に隣
設して第2の窓装置が設けられており、この第2の窓装
置はウインドガラスが前端のヒンジを中心として回動し
て開く構造となっているが、この第2の窓装置のウイン
ドガラスを開いていても、上述のようにウインドガラス
どうしが干渉しないようにすることができる。
【0009】(閉時)窓を閉じる時には、上記とは逆方
向にガイドブラケットあるいはウインドガラスに対し
て、前方に閉操作力を入力して移動させる。この時、支
持ブラケットとガイドブラケットとの間の連結構造で
は、ピンと長穴とが相対移動しようとする方向に閉操作
力が入力されるが、支持ブラケットの車内方向の移動が
ガイドレールのガイド面により規制されているため、ウ
インドガラスは車内方向に変位することなくフラップア
ウト位置に向けて前方移動する。そして、フラップアウ
ト位置に達したらガイド面による車内方向の移動規制が
無くなるため、ピンと長穴の相対変位が成され、ウイン
ドガラスはフラップアウト位置からシール位置へ車内方
向に移動してシール部材に圧接された状態となる。この
ようにピンと長穴との相対移動に基づいてウインドガラ
スを車内方向に引き込んでフラップアウト位置からシー
ル位置へ移動させた際に、請求項3記載の発明では、ウ
インドガラスの後端部に形成した追込み部が車外方向に
弾性変形しながらシール部材に当接され、その弾性変形
による復元力でウインドガラスがシール部材に密着され
る。
【0010】
【実施の形態】 本発明実施の形態を図面に基づいて説
明する。図3は、本発明実施の形態の車両用窓装置を適
用した自動車Cの側面図であって、この自動車Cの側面
には前側窓FWおよび後側窓RWが前後に並設されてお
り、実施の形態装置は前記前側窓FWに適用されてい
る。
【0011】図1は図3のS1−S1断面図、すなわち
前側窓FWの縦断面図であって、車体に窓用開口部1が
設けられている。この窓用開口部1の上側にはルーフレ
ール2が車両前後方向に延在されており、このルーフレ
ール2のルーフレールアウタ2aとルーフレールインナ
2bのフランジを重合させた部分にウエザストリップ
(シール部材)3aが一体となったウエルト3が取り付
けられている。一方、前記窓用開口部1の下側は、サイ
ドパネル4のアウタパネル4aとインナパネル4bのフ
ランジを重合させた部分にウエザストリップ(シール部
材)5aが一体となったウエルト5が取り付けられてい
る。また、インナパネル4bの上部には、凹部4cが前
後方向に延在されている。なお、前記サイドパネル4の
車内側は室内トリム6で覆われ、ルーフレール2の車内
側はルーフトリム7で覆われている。また、前記ウエル
ト5と室内トリム6とには上下に対向してリップ5b,
6aが設けられている。
【0012】前記窓用開口部1は、ウインドガラス8に
より開閉される。すなわち、前記ウインドガラス8にお
いて、ウエザストリップ3a,5aに当接する位置より
も内側の位置の上部と下部に上側支持ブラケット9F,
9Rと下側支持ブラケット10F,10Rとが、図4の
車室内側からの側面図に示すようにそれぞれ前後に離れ
て固定されている。なお、図示のように、前記ウインド
ガラス8は、上縁の前後長よりも下縁の前後長の方が短
い形状に形成されている。そして、前側の上側支持ブラ
ケット9Fは、ウインドガラス8の上縁の前端部に固定
され、後側の上側支持ブラケット9Rは、ウインドガラ
ス8の上縁の略中央部に固定され、前側の下側支持ブラ
ケット10Fは、ウインドガラスの下縁の前端部に固定
され、後側の下側支持ブラケット10Rは、ウインドガ
ラス8の下縁の略中央部に固定されている。また、図5
の想像線で示すように、ウインドガラス8の後端部に
は、車内方向に湾曲された追込み部8aが形成されてい
るもので、すなわち、同図において実線で示すようにウ
インドガラス8を全閉とした時に、この追込み部8aを
弾性変形させてその復元力によりウインドガラス8がウ
エザストリップ3a,5aに密着するように構成してい
る。なお、同図ではウインドガラス8の全開状態を想像
線で示しているが、この想像線による表示において、前
記追込み部8aの部分は、車内方向に湾曲した自然状態
の形状と、略後方に真っ直ぐな全閉状態における弾性変
形時の形状とを、両者の違いが分かるように両方表示し
ている。
【0013】各上側支持ブラケット9F,9Rは、上側
ガイドレール11に前後スライド自在に支持され、各下
側支持ブラケット10F,10Rは下側ガイドレール1
2に前後スライド自在に支持されている。このウインド
ガラスの支持構造を詳細に説明すると、図1に戻り、上
側ガイドレール11は、ルーフレールインナ2bに固定
されており、押出成形により、下方に開口されたガイド
溝11aと、車外方向に水平に突出した支持フランジ1
1bと、車内側に設けられて下方に開口したカーテンレ
ール部11cとが一体に形成されている。そして、前記
上側ガイドレール11には、略L字形状を成した2個の
上側ガイドブラケット13F,13Rが、それぞれ前記
上側支持ブラケット9F,9Rに対応する位置におい
て、その下面を支持フランジ11bに載置された状態で
上端部をガイド溝11aに挿入されて前後にスライド自
在に支持されている。なお、上側ガイドレール11の車
室内側はガーニッシュ14により覆われている。また、
図示のように、上側カーテンレール部11cには図外の
カーテンを吊り下げるランナ15が設けられている。ま
た、図2に示すように前記支持フランジ11bの先端に
は、後述するピン18のスライドをガイドするガイド面
11dが形成されている。
【0014】図1に戻り前記上側ガイドブラケット13
F,13Rの上端部は、押し引き可能であるとともに外
周にギヤが形成されたワイヤ16に連結され、このワイ
ヤ16はガイド溝11aの上端部に沿って配索されて、
図4に示すようにモータ17により回転されるギヤ機構
23に連結されている。なお、ワイヤ16は、上側ガイ
ドブラケット13Fのみに連結し、各ブラケット13
F,13Rどうしをロッドなどの連結手段で連結しても
よい。
【0015】そして、前記上側ガイドブラケット13
F,13Rには、図2に示すようにウインドガラス8の
開スライド方向である後方(矢印RR方向)ほど車内側
に変位した斜め形状のガイド長穴13a,13bが形成
されており、各ガイド長穴13a,13bにピン18を
挿通させて前記上側支持ブラケット9F,9Rが連結さ
れている。したがって、前記上側支持ブラケット9F,
9Rは、それぞれ上側ガイドブラケット13F,13R
と共に上側ガイドレール11に沿って前後にスライドす
る。なお、前記ガイド長穴13a,13bは、後側に配
置されている上側ガイドブラケット13Rに形成されて
いるガイド長穴13bの方が、前側に配置されている上
側ガイドブラケット13Fに形成されているガイド長穴
13aよりも車幅方向の変位量が大きな形状に形成され
ている。
【0016】次に、下側の支持構造について説明する
と、前記下側ガイドレール12は、図1に示すように室
内トリム6で覆われた凹部4cに配置されてインナパネ
ル4bに固定されており、押出成型により、ガイド溝1
2aと上部フランジ12bと下部フランジ12cとが一
体に形成され、下部フランジ12cの先端には後述する
ピン19のスライドをガイドするガイド面12dが形成
されている(図2参照のこと)。
【0017】そして、上側と同様に、下側ガイドレール
12のガイド溝12aに略T字形状の下側ガイドブラケ
ット20F,20Rが前後方向にスライド自在に設けら
れており、この下側ガイドブラケット20に形成された
ガイド長穴20a.20bにピン19を挿通させて前記
下側支持ブラケット10F,10Rの下部が連結されて
いる。なお、前記ガイド長穴20a,20bは、前記上
側ガイドブラケット13F,13Rに形成したガイド長
穴13,13bと同じ形状に形成されており、すなわ
ち、ガイド長穴20bの方がガイド長穴20aよりも車
幅方向の変位量が大きな形状に形成されている。また、
下側支持ブラケット10F,10Rには、下側ガイドレ
ール12の上部フランジ12bの上下との間にガタ防止
用の樹脂製のスペーサ21が介在されている。
【0018】そして、下側ガイドブラケット20F,2
0Rの下端部は、押し引き可能であるとともに外周にギ
ヤが形成されたワイヤ22に連結され、このワイヤ22
はガイド溝12aの下端部に沿って配索されて図4に示
すようにモータ17により回転されるギヤ機構23に連
結されている。なお、ギヤ機構23は、図示は省略する
がモータ17で駆動されるピニオンにさらにピニオンを
追加設定して両ワイヤ16,22の作動方向が同じにな
るように構成されている。また、上側ガイドブラケット
13F,13Rと同様に、各ブラケット20F,20R
どうしをロッドなどの連結手段で連結してもよい。
【0019】ところで、図2は上下ガイドレール11,
12のガイド面11d,12dと、上下ガイドブラケッ
ト13F,13R,20F,20Rと、上下支持ブラケ
ット9F,9R,10F,10Rとの関係を示している
もので、上下とも同様の構造であるので上側のみを図示
して説明するが、ガイド溝11a(12a)には、ウイ
ンドガラス8を全閉位置に配置したときにピン18(1
9)が配置される位置に、車内方向に凹んが全閉溝11
e(12e)が形成されている。そして、この全閉溝1
1e(12e)に対向する位置に車内方向に湾曲した形
状のガイド爪24aを配置させて引込ガイド部材24が
各ガイドレール11,12に固定されている。なお、全
閉溝11e,12eは後側のものの方が前側のものより
も室内側に深く入り込んでおり、この深さの差は、前記
ガイド長穴13a,20a,13b,20bの車幅方向
変位量の差に等しい。
【0020】図4に示すように、前記上下支持ブラケッ
ト9F,9R,10F,10Rは、ウインドガラス8の
上下縁の前端部と中央部とに設けられているが、ウイン
ドガラス8は、上縁の寸法が下縁の寸法よりも長く形成
されており、その結果、下側支持ブラケット10F,1
0Rの間隔L2が、上側支持ブラケット9F,9Rの間
隔L1よりも狭く形成されているのに対して、前記上側
ガイドブラケット13F,13Rの間隔L1と下側ガイ
ドブラケット20F,20Rの間隔L3は等しく設置さ
れている。すなわち、前側の下側支持ブラケット10F
は、図6,図7および図8に示すように下側ガイドレー
ル12をスライドする基部10eを有し、かつ、この基
部10eから前方にアーム部10fが延在され、このア
ーム部10fにより、前記下側支持ブラケット10Fと
下側ガイドブラケット20Fとの間に間隔L4を確保
し、上述のように上下のガイドブラケット13F,13
R,20F,20Rの間隔を等しくしている(L1=L
3)。
【0021】ところで、図5に示すように、前記後側窓
RWは、いわゆるバタフライ式のものでウインドガラス
28が前端部を図示を省略したヒンジにより水平方向に
回動可能に支持され、図において想像線で示す位置まで
開くよう構成されている。
【0022】次に、実施の形態の動作について説明す
る。 a)全閉時 本発明の実施の形態である前側窓FWは、全閉時には、
図1に示すようにウインドガラス8が車体の外表面と略
同一面上に配置されてウエザストリップ3a,5aに圧
接されてシールされている。この時、各支持ブラケット
9F,9R,10F,10Rならびに各ガイドブラケッ
ト13F,13R,20F,20Rは、各ガイドレール
11,12における前後ストローク範囲の前端に配置さ
れ、各ピン18,19が、図2(a)に示すように、各
ガイド長穴13a,13b,20a,20bの後端位置
に配置されているとともに、全閉溝11e,12e内に
配置されている。
【0023】b)窓開時 前側窓FWを開くときには、モータ17を正転駆動させ
て、ワイヤ16,22を後方に引っ張る。このワイヤ1
6,22の駆動により各ガイドブラケット13F,13
R,20F,20Rが各ガイドレール11,12を後方
(RR方向)に移動し、これに伴って、各ガイド長穴1
3a,13b,20,20bが各支持ブラケット9F,
9R,10F,10Rに固定されているピン18,19
に対して後方に相対移動し、それに伴って、各ガイド長
穴13a,13b,20a,20bが、前方ほど車外方
向に変位した形状に形成されているため、ピン18,1
9の位置が徐々に車外方向に変位し、このピン18,1
9が固定されている各支持ブラケット9F,9R,10
F,10Rも車外方向に変位する。したがって、ウイン
ドガラス8が車外方向に移動してウエザストリップ3
a,5aから離れる。なお、図2(a)に示すウインド
ガラス8の位置をシール位置といい、この位置では、ウ
インドガラス8が、図1,図5に示すようにウエザスト
リップ3a,5aに圧接されている。一方、このシール
位置から、上述のようにウインドガラス8が、図2
(b)に示すように車外側に移動した位置をフラップア
ウト位置という。そして、このフラップアウト位置では
ウィンドガラス8は後側の方が前側より開いた状態とな
るもので、これは後側のガイド長穴13b,20bの車
幅方向の変位量が、前側のガイド長穴13a,20aの
車幅方向の変位量よりも大きいために、このような状態
となる。
【0024】上述のようにして、ピン18,19がガイ
ド長穴13a,13b,20a,20bの前端まで移動
したら、ピン18,19と各ガイドブラケット13F,
13R,20F,20Rとの相対移動がなくなり、ピン
18,19が各ガイドレール11,12のガイド面11
d,12dに沿って移動し、これに伴ってウインドガラ
ス8がガイドレール11,12に沿って後方に移動し
て、窓用開口部1が開かれる。ちなみに、ウインドガラ
ス8の移動は図外のストッパにより所定位置で規制され
るもので、この位置までウインドガラス8が移動してス
トッパに移動規制されたことによる負荷増によりモータ
17が停止されるか、あるいは、その前の時点で、スイ
ッチ操作によりモータ17の駆動が停止されるかする
と、上述の開作動が停止される。
【0025】図5においてウインドガラス8の想像線で
示す位置が全開位置であり、前述のように、前側の上下
支持ブラケット9F,10Fの位置よりも後側の上下支
持ブラケット9R,10Rの位置の方が外側に位置して
いるため、ウインドガラス8の後端は、追込み部8aが
形成されているにもかかわらず、後側窓RWを開いてい
ても干渉することはない。すなわち、前側の上下支持ブ
ラケット9F,10Fを後側の上下支持ブラケット9
R,10Rと同量だけ車外側に配置させるのに比べて、
全体の車外への突出量を小さくしてできるだけ全閉時と
車幅寸法が変わらないようにしながら、全開時のウイン
ドガラス8の後端の位置を外側に配置させて後側窓RW
との干渉を防止することができる。
【0026】c)窓閉時 上述の前側窓FWの窓開状態から窓を閉じる時には、モ
ータ17を逆転駆動させてワイヤ16,22を押し出さ
せると、各ガイドブラケット13F,13R,20F,
20Rが各ガイドレール11,12を前方に移動し、こ
れに伴って各支持ブラケット9F,9R,10F,10
Rも前方に移動してウインドガラス8が前方に移動す
る。この時、ピン18,19は各ガイド長穴13a,1
3b,20a,20bと斜め方向に接していることでピ
ン18,19に車内方向への分力が生じるが、ピン1
8,19はガイド面11d,12dに当接して車内方向
への移動が規制されており、各ガイドブラケット13
F,13R,20F,20Rも各ガイドレール11,1
2により車幅方向への移動が規制されているため、ピン
18,19は各ガイドブラケット13F,13R,20
F,20Rに対して相対移動することなく、ガイド長穴
13a,13b,20a,20bの前端に配置された状
態を維持する。
【0027】そして、ウインドガラス8がフラップアウ
ト位置に達すると、ピン18,19が引込ガイド部材2
4のガイド爪24aに当接し、このガイド爪24aの車
内方向への湾曲面にガイドされて、ピン18,19は、
各ガイドブラケット13F,13R,20F,20Rに
対し、ガイド長穴13a,13b,20a,20bを後
方へ移動する相対移動を行いながら車内方向に移動し、
これによりウインドガラス8がシール位置に移動してウ
エザストリップ3a,5aに圧接される。この時、ウイ
ンドガラス8は、その後端部に設けた追込み部8aの分
だけ弾性変形しながらウエザストリップ3a,5aに圧
接されるため、その復元力により確実にシールされる。
【0028】以上説明したように、本実施の形態の車両
用窓装置にあっては、開時に、ウインドガラス8はシー
ル位置からフラップアウト位置に車外方向に移動した後
は後方へ平行移動するため、広い開口が得られながらも
車幅が殆ど変化することがない。また、各ガイドブラケ
ット13F,13R,20F,20Rを各ガイドレール
11,12に沿って後方に移動させるだけでフラップア
ウトならびに後方スライドを行うため、各ガイドブラケ
ット13F,13R,20F,20Rをモータ17によ
り駆動されるワイヤ16,22と連結するだけで電動化
することができ、電動化が容易である。加えて、モータ
17により駆動させるガイドブラケット13F,13
R,20F,20Rならびにこのガイドブラケット13
F,13R,20F,20Rを支持するガイドレール1
1,12は、シール面より内側に設けられているため
に、モータ17やワイヤ16,22の設置作業が容易で
あり、これによっても電動化が容易となり、しかも、フ
ラッシュサーフェス化を図るにあたり、アウタパネル4
aにウインドガラス8を外板の内側に配置させるだけの
凹みを設ければよいから、プレス成型上有利であり、さ
らに、各ガイドレール11,12を車外および車内から
見えないように配置させることができ見栄えが良い。
【0029】また、本実施の形態では、押出成型により
上側ガイドレール11にカーテンレール部11cを一体
に形成したため、これらの配置をコンパクトに行えると
ともに、コストダウンを図ることができる。
【0030】さらに、本実施の形態では、前側のガイド
ブラケット13F,20Fに対する支持ブラケット9
F,10Fの車幅方向の変位量よりも後側のガイドブラ
ケット13R,20Rに対する支持ブラケット9R,1
0Rの車幅方向の変位量の方を大きく設定したため、全
体のフリップアウト量を小さく抑えて開閉に伴う車幅の
変化を最小限としながら、全開時のウインドガラス8の
後端部をできるだけ車外に配置させて後側窓RWとの干
渉を防止できる。特に、本実施の形態では、ウインドガ
ラス8の後端部に追込み部8aを設けており、全開時に
ウインドガラス8の後端部と後側窓RWとが干渉しやす
くなっているため、上記構成がより効果的となってい
る。
【0031】また、本実施の形態では、後側の上下支持
ブラケット9R,10Rを、それぞれウインドガラス8
の上縁ならびに下縁の略中央に設け、前側の支持ブラケ
ット9F,10Fをそれぞれウインドガラスの上縁なら
びに下縁の前端部に設けたため、前側の支持ブラケット
9F,10Fが全開時に、それぞれ全閉時の後側の上下
支持ブラケット9R,10Rの位置よりも後方に移動す
ることのない構造において、ウインドガラス8の支持剛
性を確保しながら、できるだけ大きな開口面積を得るこ
とができる。すなわち、本実施の形態では、ウインドガ
ラス8の後端部よりも前で支持してウインドガラス8を
後方にスライドさせる構成を採用しており、ウインドガ
ラス8の支持は車内側から行っているため、車内側の部
材とウインドガラス8の支持点とを連結している部材
は、窓用開口部1よりも前後に移動することはできな
い。よって、後側の上下支持ブラケット9R,10R
は、できるだけ前側に設けた方が開口面積は広く確保で
きるが支持剛性は低くなる。そこで、本実施の形態で
は、後側の上下支持ブラケット9R,10Rを、それぞ
れウインドガラス8の上縁ならびに下縁の略中央に設け
るとともに、前側の支持ブラケット9F,10Fをそれ
ぞれウインドガラスの上縁ならびに下縁の前端部に設け
て、支持スパンをできるだけ広く採って支持剛性を確保
しながらも、後側の上下支持ブラケット9R,10Rは
できるだけ前側に設けて開口面積を広くしているもので
ある。なお、本実施の形態では、後側の上下支持ブラケ
ット9R,10Rを、それぞれウインドガラス8の上縁
ならびに下縁の略中央に設け、ウインドガラス8の後端
を支持ならびに車内方向に引き込まない構成としている
が、ウインドガラス8の後端部に追込み部8aを設ける
ことで全閉時にウインドガラス8の後端部がウエザスト
リップ3a,5aに密着するように構成しており、全閉
時のシール性ならびに支持剛性の確保を図っている。
【0032】さらに、本実施の形態では、下側支持ブラ
ケット10Fにアーム部10fを設けて下側支持ブラケ
ット10Fの基部10eよりも前方位置で下側ガイドブ
ラケット20Fに連結した構成としているため、これに
よってもできるだけ大きな開口面積を得ることができ
る。すなわち、図4において、下側ガイドブラケット1
3Fが下側支持ブラケット10Fと同じ位置に設けられ
ている場合、ウインドガラス8は図中L2で示す寸法し
か後方にスライドできなくなる(下側ガイドブラケット
13Fは全閉時の下側ガイドブラケット13Rの位置よ
りも後方にスライドできない)。それに対して、本願実
施の形態では、アーム部10fを設けて全閉時に下側ガ
イドブラケット13Fが図示のように下側支持ブラケッ
ト10Fの取付位置よりも寸法L4だけ前方に配置させ
ているため、この分スライド量が増えて広い開口を得る
ことができる。
【0033】以上、実施の形態について説明してきたが
具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあ
っても本発明に含まれる。例えば、実施の形態では、各
ガイドブラケット13F,13R,20F,20Rをモ
ータ17で駆動させるようにして電動化した例を示した
が、モータ17ならびにワイヤ16,22を廃止して手
動でウインドガラス8を移動させるようにしてもよい。
この場合、ウインドガラス8の内側に把手を設けると操
作がしやすくなる。また、実施の形態では各支持ブラケ
ット9F,9R,10F,10Rにピン18,19を固
定し、各ガイドブラケット13F,13R,20F,2
0Rにガイド長穴13a,13b,20a,20bを形
成した例を示したが、これとは逆に支持ブラケットに長
穴を形成してガイドブラケットにピンを設けるようにし
てもよい。
【0034】
【発明の効果】 以上説明してきたように本発明の車両
用窓装置は、窓用開口部のシール部材よりも内側位置に
ガイドレールを設け、このガイドレールをスライドする
ガイドブラケットと、ウインドガラスに固定された支持
ブラケットとを車幅方向に相対変位可能にピンと斜めの
長穴を有した連結構造で連結してウインドガラスをシー
ル部材に圧接されるシール位置と圧接されないフラップ
アウト位置とで車幅方向に移動可能に支持するととも
に、フラップアウト時の変位量を前側よりも後側の方が
大きくなるよう形成し、ガイドレールに全閉位置よりも
開方向側で支持ブラケットの一部に当接して車内方向の
移動を規制するガイド面を設けた構成としたために、窓
枠を有しないとともにガイドレールなどがシール部材よ
りも車内側に設けられていて、フラッシュサーフェス化
が容易でありながらウインドガラスがスライドして大き
な開口を得ることができるとともに、アウタパネルの変
形代を小さくできてプレス加工が容易となるという効果
が得られ、かつ、全ての支持ブラケットとガイドブラケ
ットとの間で車幅方向に相対移動させてウインドガラス
をシール位置からフラップアウト位置に車幅方向に移動
させる構造であり、全体の車幅方向の変位量を小さく抑
えることができながら、ウインドガラスの前側よりも後
側の変位量を大きくして、ウインドガラスを後方にスラ
イドさせた時に後方の車体などとの干渉防止を図ること
ができるという効果が得られ、かつ、ガイドブラケット
をガイドレールに沿って前後に移動させるだけでフラッ
プアウトならびにスライドを行うため、各ガイドブラケ
ットをモータにより駆動されるワイヤと連結するだけで
電動化することができ、電動化が容易であるという効果
が得られ、加えて、ガイドブラケットならびにこのガイ
ドブラケットを支持するガイドレールは、シール面より
内側に設けられているため、これによってもフラッシュ
サーフェス化が容易であるとともに、各ガイドレールが
車外および車内から見えないようにして見栄えに優れ、
さらに、モータなどの駆動手段の設置も容易であり、こ
れによっても電動化が容易であるという効果が得られ
る。請求項2記載の装置では、各ガイドブラケットをモ
ータにより駆動させて電動化が成されるという効果が得
られる。請求項3記載の装置では、ウインドガラスの後
端部に追込み部を設けているため、ウインドガラスをフ
ラップアウト位置からシール位置に引き込んだ時に、追
込み部が弾性変形してその復元力によりシール部材に密
着されて高いシール性能が得られるという効果を奏す
る。そして、このような効果を奏する追込み部がウイン
ドガラスの後端部に設けられている構成では、ウインド
ガラスを後方にスライドさせた時のウインドガラスの後
端部と車体との干渉が問題になるもので、請求項1に記
載した構成によりウインドガラスの後側の変位量を大き
くして前記干渉を防止することがより有効となる。請求
項4記載の発明では、請求項3記載の車両用窓装置の後
方に第2の窓装置を隣設しており、この第2の窓装置が
いわゆるバタフライ式で前端を中心に回動する構造であ
って、前側のウインドガラスの後端部の追込み部と第2
の窓装置のウインドガラスとが干渉しやい構造であるた
め、請求項1に記載した構成によりウインドガラスの後
側の変位量を大きくして前記干渉を防止することがより
いっそう有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の車両用窓装置を示す断面図
(図3のS1−S1断面)である。
【図2】実施の形態装置の動作を示す平面図であり
(a)はシール位置を示し、(b)はフラップアウト位
置を示す。
【図3】実施の形態装置を有した自動車を示す側面図で
ある。
【図4】実施の形態装置を車室内側から見た側面図であ
る。
【図5】実施の形態装置の動作を示す平面図である。
【図6】実施の形態装置の要部を示す縦断面図である。
【図7】実施の形態装置の下側支持ブラケットの斜視図
である。
【図8】実施の形態装置の要部の平面図である。
【符号の説明】
FW 前側窓 RW 後側窓 1 窓用開口部 2 ルーフレール 3a ウエザストリップ(シール部材) 4 サイドパネル 5a ウエザストリップ(シール部材) 8 ウインドガラス 8a 追込み部 6 室内トリム 7 ルーフトリム 9F 上側支持ブラケット 9R 上側支持ブラケット 10F 下側支持ブラケット 10R 下側支持ブラケット 10e 基部 10f アーム部 11 上側ガイドレール 11d ガイド面 11e 全閉溝 12 下側ガイドレール 12d ガイド面 12e 全閉溝 13F 上側ガイドブラケット 13R 上側ガイドブラケット 13a ガイド長穴 13b ガイド長穴 16,22 ワイヤ 17 モータ 18 ピン 19 ピン 20 下側ガイドブラケット 20a ガイド長穴 20b ガイド長穴 23 ギヤ機構 24 引込ガイド部材 28 ウインドガラス
フロントページの続き (72)発明者 岳野 聖樹 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 中川 秀男 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 坪田 英明 長野県上田市蒼久保1185ー1 株式会社城 南製作所内 (72)発明者 久保田 淳一 長野県上田市蒼久保1185ー1 株式会社城 南製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部に窓用開口部が形成され、 この窓用開口部の周囲に設けられたシール部材に圧接さ
    れて前記窓用開口部を塞ぐウインドガラスの車内側面
    に、複数の支持ブラケットが少なくともウインドガラス
    の後端よりも前方位置において相互に前後に離間して固
    定され、 前記シール部材よりも車室内側の位置に、前記窓用開口
    部の上下に沿って上側ガイドレールおよび下側ガイドレ
    ールが前後方向に延在され、 各ガイドレールには、車幅方向への移動が規制された状
    態でガイドレールを前後方向に移動するガイドブラケッ
    トが前記支持ブラケットに対応する数だけ設けられ、 各ガイドブラケットと各支持ブラケットとが、一方に形
    成された長穴とこの長穴に挿通されて他方に固定された
    ピンとから成る連結構造で連結され、 この連結構造の長穴は、車両後方側ほど車内側に位置す
    る向きに傾斜されて、ウインドガラスを、シール部材に
    圧接したシール位置とシール部材に圧接されないフラッ
    プアウト位置とに車幅方向に移動させることが可能な車
    幅方向の変位量を有した形状に形成され、かつ、この変
    位量が車両後方に配置されたブラケットに形成されてい
    るものの方が、車両前方に配置されたブラケットに形成
    されているものよりも大きく形成され、 前記ガイドレールには、前記ウインドガラスがフラップ
    アウト位置よりも後方に位置する時に前記支持ブラケッ
    ト側の部材と当接してウインドガラスが車内方向へ移動
    するのを規制し、前記ウインドガラスがフラップアウト
    位置に位置する時はこの規制を行わないガイド面が形成
    されていることを特徴とする車両用窓装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドブラケットに、前記ガイドレ
    ールに沿って配索されてモータにより駆動されるワイヤ
    が連結されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用窓装置。
  3. 【請求項3】 前記ウインドガラスの後端部には、車内
    方向に湾曲した追込み部が形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の車両用窓装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の車両用窓装置のウイ
    ンドガラスの後方に隣設して、第2の窓装置が設けら
    れ、この窓装置のウインドガラスが前端のヒンジ部を中
    心として車外方向に所定量回動するよう構成されている
    ことを特徴とする車両用窓装置。
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