JPH0349928Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0349928Y2 JPH0349928Y2 JP1985095184U JP9518485U JPH0349928Y2 JP H0349928 Y2 JPH0349928 Y2 JP H0349928Y2 JP 1985095184 U JP1985095184 U JP 1985095184U JP 9518485 U JP9518485 U JP 9518485U JP H0349928 Y2 JPH0349928 Y2 JP H0349928Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof panel
- locking
- operating lever
- hook
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は車体上部の開口を脱着式のルーフパネ
ルにより塞ぐようにした自動車の脱着ルーフのロ
ツク機構に関するものである。
ルにより塞ぐようにした自動車の脱着ルーフのロ
ツク機構に関するものである。
(従来技術)
自動車のなかには、車室上部の開口を脱着式の
ルーフパネルにより塞ぐようにして、例えば晴天
時にはこのルーフパネルを取外して解放感が得ら
れるようにする一方、雨天時等にはルーフパネル
により上記開口を塞いで車室内への雨水侵入を防
止し得るようにしたものがある。
ルーフパネルにより塞ぐようにして、例えば晴天
時にはこのルーフパネルを取外して解放感が得ら
れるようにする一方、雨天時等にはルーフパネル
により上記開口を塞いで車室内への雨水侵入を防
止し得るようにしたものがある。
このような脱着式のルーフパネルは、通常、そ
の取付け、取外しの容易化のため、例えばその前
端側を上記開口の前側周縁部に対して差し込み式
に係合させるようにする一方、ルーフパネルの後
端部のみをロツク機構によつて車体側へ固定する
ようにしてある(米国特許第584912号明細書参
照)。
の取付け、取外しの容易化のため、例えばその前
端側を上記開口の前側周縁部に対して差し込み式
に係合させるようにする一方、ルーフパネルの後
端部のみをロツク機構によつて車体側へ固定する
ようにしてある(米国特許第584912号明細書参
照)。
ところで、近時は、より大きな解放感を得るべ
く、脱着式のルーフパネルの面積が大きくなる傾
向にあり、この脱着式のルーフパネルを車幅方向
全長に渡つて構成するものも提案されている。す
なわち、米国特許第2086316号明細書に示すよう
に、逆U次状とされて車体側壁間に架設されると
共に、起立位置と車室後部に収納可能な傾倒位置
とをとり得るように回動可能とされた可倒ピラー
を備え、この可倒ピラーと車室後端縁部との間に
幌部材を張設する一方、起立位置にある可倒ピラ
ーのフロントウインド上端部との間に脱着式ルー
フパネルを架設するようにしたものがある。すな
わち、起立位置にある可倒ピラーとフロントウイ
ンド上端部との間にルーフパネルを架設したとき
に、車室上方がこのルーフパネルにより、また車
室後部が幌部材により覆われたクローズ状態とさ
れる一方、可倒ピラーを傾倒位置とすれば、ルー
フパネルおよび幌部材による覆いが無くなつて車
室上方および後方が解放されたオープンカーとな
る。
く、脱着式のルーフパネルの面積が大きくなる傾
向にあり、この脱着式のルーフパネルを車幅方向
全長に渡つて構成するものも提案されている。す
なわち、米国特許第2086316号明細書に示すよう
に、逆U次状とされて車体側壁間に架設されると
共に、起立位置と車室後部に収納可能な傾倒位置
とをとり得るように回動可能とされた可倒ピラー
を備え、この可倒ピラーと車室後端縁部との間に
幌部材を張設する一方、起立位置にある可倒ピラ
ーのフロントウインド上端部との間に脱着式ルー
フパネルを架設するようにしたものがある。すな
わち、起立位置にある可倒ピラーとフロントウイ
ンド上端部との間にルーフパネルを架設したとき
に、車室上方がこのルーフパネルにより、また車
室後部が幌部材により覆われたクローズ状態とさ
れる一方、可倒ピラーを傾倒位置とすれば、ルー
フパネルおよび幌部材による覆いが無くなつて車
室上方および後方が解放されたオープンカーとな
る。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来のように、脱着式のルーフ
パネルの前後端部のいずれか一方側を差し込み式
として他方側でのみロツクするものにあつては、
十分なロツク作用を得ることが難しくてがたつき
を生じ易いものであつた。特にこの脱着式のルー
フパネルが車幅方向全長に渡つて伸びるような場
合は、その左右方向のがたつきを規制することが
困難になる。
パネルの前後端部のいずれか一方側を差し込み式
として他方側でのみロツクするものにあつては、
十分なロツク作用を得ることが難しくてがたつき
を生じ易いものであつた。特にこの脱着式のルー
フパネルが車幅方向全長に渡つて伸びるような場
合は、その左右方向のがたつきを規制することが
困難になる。
したがつて、本考案の目的は、脱着式のルーフ
パネルの面積が大きくなつた場合にあつても、こ
のルーフパネルをしつかりと車体側へ固定し得る
と共に、大きな手間をかけることなくその脱着す
なわち、ルーフパネルのロツク、アンアロツクの
操作を行い得るようにした自動車の脱着ルーフの
ロツク機構を提供することにある。
パネルの面積が大きくなつた場合にあつても、こ
のルーフパネルをしつかりと車体側へ固定し得る
と共に、大きな手間をかけることなくその脱着す
なわち、ルーフパネルのロツク、アンアロツクの
操作を行い得るようにした自動車の脱着ルーフの
ロツク機構を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)
前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、脱着式のルーフパネルの前後端部共にロツク
機構によりロツクする一方、この前後のロツク機
構の操作を1本の操作レバーにより行うようにし
てある。具体的には、次のような構成としてあ
る。すなわち、 車体上部の開口を脱着式のルーフパネルにより
塞ぐようにした自動車において、 前記開口の前後の各周縁部にはそれぞれ係止部
が形成され、 前記ルーフパネルには、その前後各端部におい
て、係合フツクがれぞれ設けられ、 前記ルーフパネルに操作レバーが回動自在に設
けられ、 前記操作レバーと前記前後の係合フツクとは、
該操作レバーの回動操作に応じて、該各係合フツ
クが前記各係止部に対して係脱するようにそれぞ
れ連係されている、 ことを特徴とする自動車の脱着ルーフのロツク機
構、とした構成としてある。
は、脱着式のルーフパネルの前後端部共にロツク
機構によりロツクする一方、この前後のロツク機
構の操作を1本の操作レバーにより行うようにし
てある。具体的には、次のような構成としてあ
る。すなわち、 車体上部の開口を脱着式のルーフパネルにより
塞ぐようにした自動車において、 前記開口の前後の各周縁部にはそれぞれ係止部
が形成され、 前記ルーフパネルには、その前後各端部におい
て、係合フツクがれぞれ設けられ、 前記ルーフパネルに操作レバーが回動自在に設
けられ、 前記操作レバーと前記前後の係合フツクとは、
該操作レバーの回動操作に応じて、該各係合フツ
クが前記各係止部に対して係脱するようにそれぞ
れ連係されている、 ことを特徴とする自動車の脱着ルーフのロツク機
構、とした構成としてある。
このような構成とすることにより、脱着式のル
ーフパネルの前と後との両方で、係合フツクを、
車体に対して引込みクランプさせることができる
ことにより、脱着式ルーフパネルは車体に対して
がたつきなくしつかりと固定することができる。
ーフパネルの前と後との両方で、係合フツクを、
車体に対して引込みクランプさせることができる
ことにより、脱着式ルーフパネルは車体に対して
がたつきなくしつかりと固定することができる。
そして、このルーフパネルの脱着に際しては、
1本の操作レバーを操作することによりロツク、
アンロツクを行えるので、この脱着も容易になし
得ることとなる。
1本の操作レバーを操作することによりロツク、
アンロツクを行えるので、この脱着も容易になし
得ることとなる。
(実施例)
以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図〜第3図において、自動車Aは2ドアタ
イプとされて、逆U字状の可倒ピラー1を備えて
いる。この可倒ピラー1は、車体両側壁間に架設
されて、その左右各端部は、ドア2の直後方すな
わちリアフエンダパネル3の前端部において、ピ
ン4により回動可能として車体に取付けられてい
る。これにより可倒ピラー1は、第1図、第2図
に示す起立位置すなわちリアピラーを構成する位
置と、第3図に示す車室の後部に収納された傾倒
位置と、をとり得るようになつている。
イプとされて、逆U字状の可倒ピラー1を備えて
いる。この可倒ピラー1は、車体両側壁間に架設
されて、その左右各端部は、ドア2の直後方すな
わちリアフエンダパネル3の前端部において、ピ
ン4により回動可能として車体に取付けられてい
る。これにより可倒ピラー1は、第1図、第2図
に示す起立位置すなわちリアピラーを構成する位
置と、第3図に示す車室の後部に収納された傾倒
位置と、をとり得るようになつている。
自動車Aの上部は、上記可倒ピラー1を利用し
て、ルーフパネル5と幌部材6とによつて構成さ
れるようになつている。すなわち、起立位置にあ
る可倒ピラー1とフロントウインド7の上端部と
の間にルーフパネル5が脱着自在に取付けられる
ようになつており、また可倒ピラー1と車室後部
周縁部との間に幌部材6が張設されるようになつ
ている。これにより、自動車Aは、第1図に示す
ように、可倒ピラー1が起立位置にあつて、幌張
り状態とされた幌部材6により車室Y(第2図、
第3図参照)の後方が覆われると共にルーフパネ
ル5により車室Y上方が覆われたクローズ状態
と、この第1図に示すクローズ状態から第2図に
示すようにルーフパネル5のみを取外したハーフ
オープン状態と、第3図に示すように可倒ピラー
1を傾倒位置とすることによる車室Y上方と後方
とが共に解放されたフルオープン状態と、の3つ
の状態をとり得るようになつている。そして、第
1図、第2図に示す幌部材6が張られた状態で
は、幌部材6に設けたリアウインドガラス8を通
して後方視界が確保されるようになつている。
て、ルーフパネル5と幌部材6とによつて構成さ
れるようになつている。すなわち、起立位置にあ
る可倒ピラー1とフロントウインド7の上端部と
の間にルーフパネル5が脱着自在に取付けられる
ようになつており、また可倒ピラー1と車室後部
周縁部との間に幌部材6が張設されるようになつ
ている。これにより、自動車Aは、第1図に示す
ように、可倒ピラー1が起立位置にあつて、幌張
り状態とされた幌部材6により車室Y(第2図、
第3図参照)の後方が覆われると共にルーフパネ
ル5により車室Y上方が覆われたクローズ状態
と、この第1図に示すクローズ状態から第2図に
示すようにルーフパネル5のみを取外したハーフ
オープン状態と、第3図に示すように可倒ピラー
1を傾倒位置とすることによる車室Y上方と後方
とが共に解放されたフルオープン状態と、の3つ
の状態をとり得るようになつている。そして、第
1図、第2図に示す幌部材6が張られた状態で
は、幌部材6に設けたリアウインドガラス8を通
して後方視界が確保されるようになつている。
なお、第2図に示すハーフオープン状態とする
ためには、可倒ピラー1を起立位置にロツクする
機構を設けておけばよく、このようなロツク機構
を設けないで、第1図に示すクローズ状態と第3
図に示すフルオープン状態のみをとり得るように
してもよい。また、可倒ピラー1は、第4図に示
すように、この可倒ピラー1に固定されたブラケ
ツト1Aを利用して、リアフエンダパネル3の上
端よりも若干低い位置において車体内壁面に回動
可能に取付けられている。
ためには、可倒ピラー1を起立位置にロツクする
機構を設けておけばよく、このようなロツク機構
を設けないで、第1図に示すクローズ状態と第3
図に示すフルオープン状態のみをとり得るように
してもよい。また、可倒ピラー1は、第4図に示
すように、この可倒ピラー1に固定されたブラケ
ツト1Aを利用して、リアフエンダパネル3の上
端よりも若干低い位置において車体内壁面に回動
可能に取付けられている。
前記幌部材6は、可倒ピラー1が起立位置にあ
るときに所望形状となるように、幌張り機構が付
設されている。この幌張り機構は、上幌張りリン
ク9と、周縁幌張りリンク10と、リアウインド
ガラス8の左右に位置された一対のバンド11と
から構成されている。すなわち、両幌張りリンク
9,10は、共にU字状とされて、その両側端部
がそれぞれ車体の両側壁部に回動可能に取付けら
れて、上幌張りリンク9は、可倒ピラー1の若干
後方部分において幌部材6を張設する作用をな
し、周縁幌張りリンク10は、車室後端部近傍部
分において幌部材6を当該車室後端縁部の形状に
沿うように張設する作用をなす。そして、一対の
バンド11は、それぞれ、可倒ピラー1と両幌張
りリンク9,10とを連結して、リアウインドガ
ラス8の左右端付近において幌部材6を張設する
作用を行うようになつている。
るときに所望形状となるように、幌張り機構が付
設されている。この幌張り機構は、上幌張りリン
ク9と、周縁幌張りリンク10と、リアウインド
ガラス8の左右に位置された一対のバンド11と
から構成されている。すなわち、両幌張りリンク
9,10は、共にU字状とされて、その両側端部
がそれぞれ車体の両側壁部に回動可能に取付けら
れて、上幌張りリンク9は、可倒ピラー1の若干
後方部分において幌部材6を張設する作用をな
し、周縁幌張りリンク10は、車室後端部近傍部
分において幌部材6を当該車室後端縁部の形状に
沿うように張設する作用をなす。そして、一対の
バンド11は、それぞれ、可倒ピラー1と両幌張
りリンク9,10とを連結して、リアウインドガ
ラス8の左右端付近において幌部材6を張設する
作用を行うようになつている。
さて次にルーフパネル5のロツク機構部分につ
いて第5図を参照しつつ説明する。ルーフパネル
5は、アウタパネル5Aとインナパネル5Bとに
より構成されて、その全周縁部分が閉断面状とさ
れている。この車室上方の開口X(第2図参照)
を塞いだ状態では、その前端部5a側が、フロン
トウインド7の上端部としてのフロントヘツダ1
2上にシール部材13を介して着座、支持され、
またその後端部5b側が前述した可倒ピラー1に
対してシール部材14を介して着座、支持される
ようになつている。
いて第5図を参照しつつ説明する。ルーフパネル
5は、アウタパネル5Aとインナパネル5Bとに
より構成されて、その全周縁部分が閉断面状とさ
れている。この車室上方の開口X(第2図参照)
を塞いだ状態では、その前端部5a側が、フロン
トウインド7の上端部としてのフロントヘツダ1
2上にシール部材13を介して着座、支持され、
またその後端部5b側が前述した可倒ピラー1に
対してシール部材14を介して着座、支持される
ようになつている。
上記開口Xを塞ぐルーフパネル5を、車体すな
わちフロントヘツダ12および可倒ピラー1に対
して固定するため、その前後端部5a,5b側に
各々ロツク機構R1,R2が設けられている。こ
の前側にあるロツク機構R1は、フロントヘツダ
12下面に一体化された断面フツク状の係止部材
15と、この係止部材15に係脱可能に係合され
る係合フツク16と、を備え、係止部材15は、
係合フツク16のフツク部16bと同程度の幅間
隔の左右一対の側壁を有して、係合時には、係合
フツク16が係止部材15に対して左右方向に動
かないようにされている。この係合フツク16
は、その後端部がピン部17aによつて保持リン
ク18の下端部と回動自在に連結され、この保持
リンク18の上端部は、図示を略すブラケツトを
介してピン19によつてルーフパネル5の下面に
回動自在に連結されている。そして、ルーフパネ
ル5には、係合フツク16の側端面16aが当接
されるガイドピン20が設けられている。
わちフロントヘツダ12および可倒ピラー1に対
して固定するため、その前後端部5a,5b側に
各々ロツク機構R1,R2が設けられている。こ
の前側にあるロツク機構R1は、フロントヘツダ
12下面に一体化された断面フツク状の係止部材
15と、この係止部材15に係脱可能に係合され
る係合フツク16と、を備え、係止部材15は、
係合フツク16のフツク部16bと同程度の幅間
隔の左右一対の側壁を有して、係合時には、係合
フツク16が係止部材15に対して左右方向に動
かないようにされている。この係合フツク16
は、その後端部がピン部17aによつて保持リン
ク18の下端部と回動自在に連結され、この保持
リンク18の上端部は、図示を略すブラケツトを
介してピン19によつてルーフパネル5の下面に
回動自在に連結されている。そして、ルーフパネ
ル5には、係合フツク16の側端面16aが当接
されるガイドピン20が設けられている。
前記連結用のピン部17aは、連結ロツド17
の前側屈曲端として構成されており、この連結ロ
ツド17は、ロツク機構R1より後方へ伸びて、
ルーフパネル5の前後方向ほぼ中間部に配設され
た操作レバー21に対して、その後方側屈曲端に
より構成されたピン部17bによつて回動自在に
連結されている。この操作レバー21は、図示を
略すブラケツトを介して、ピン22によりルーフ
パネル5の下面の回動自在に連結されている。そ
して、操作レバー21の操作部21aがルーフパ
ネル5の板面にほぼ沿うようにされた第5図実線
位置では、係合フツク16のフツク部16bが係
止部材15に係合されたロツク状態となり、ま
た、第5図一点鎖線で示すように、操作レバー2
1がほぼ上下方向に伸びるように操作されたとき
は、この係合フツク16の係止部材15に対する
係合が解除されたアンロツク状態となる。なお、
このロツク、アンロツク間における係合フツク1
6は、ガイドピン20に接触しつつほぼこのガイ
ドピン20を中心としつつ回動されることにな
る。
の前側屈曲端として構成されており、この連結ロ
ツド17は、ロツク機構R1より後方へ伸びて、
ルーフパネル5の前後方向ほぼ中間部に配設され
た操作レバー21に対して、その後方側屈曲端に
より構成されたピン部17bによつて回動自在に
連結されている。この操作レバー21は、図示を
略すブラケツトを介して、ピン22によりルーフ
パネル5の下面の回動自在に連結されている。そ
して、操作レバー21の操作部21aがルーフパ
ネル5の板面にほぼ沿うようにされた第5図実線
位置では、係合フツク16のフツク部16bが係
止部材15に係合されたロツク状態となり、ま
た、第5図一点鎖線で示すように、操作レバー2
1がほぼ上下方向に伸びるように操作されたとき
は、この係合フツク16の係止部材15に対する
係合が解除されたアンロツク状態となる。なお、
このロツク、アンロツク間における係合フツク1
6は、ガイドピン20に接触しつつほぼこのガイ
ドピン20を中心としつつ回動されることにな
る。
一方、前記後方側のロツク機構R2は、可倒ピ
ラー1の下面に開口された係止孔23と、この係
止孔23に係脱自在に係合される係合フツク24
と、を備え、係止孔23の左右方向(車幅方向)
の幅は係合フツク24のフツク部24aの幅とほ
ぼ動程度とされて、係合時には、係合フツク24
が可倒ピラー1に対して左右方向に動かないよう
になつている。上記係止孔23は、アウタパネル
1Bとインナパネル1Cとにより閉断面状とされ
た可倒ピラー1の下面(内面)に一体化されたド
リム材25、およびインナパネル1Cに互いに共
孔状として開口される孔として構成されている。
また、上記係合フツク24は、ピン部26aによ
つて保持リンク27の下端部と回動自在に連結さ
れ、この保持リンク27の上端部は、図示を略す
ブラケツトを介して、ピン28によりルーフパネ
ル5の下面に回動自在に連結されている。そし
て、係合フツク24の側端面24bが当接される
ガイドピン29がルーフパネル5に設けられてい
る。
ラー1の下面に開口された係止孔23と、この係
止孔23に係脱自在に係合される係合フツク24
と、を備え、係止孔23の左右方向(車幅方向)
の幅は係合フツク24のフツク部24aの幅とほ
ぼ動程度とされて、係合時には、係合フツク24
が可倒ピラー1に対して左右方向に動かないよう
になつている。上記係止孔23は、アウタパネル
1Bとインナパネル1Cとにより閉断面状とされ
た可倒ピラー1の下面(内面)に一体化されたド
リム材25、およびインナパネル1Cに互いに共
孔状として開口される孔として構成されている。
また、上記係合フツク24は、ピン部26aによ
つて保持リンク27の下端部と回動自在に連結さ
れ、この保持リンク27の上端部は、図示を略す
ブラケツトを介して、ピン28によりルーフパネ
ル5の下面に回動自在に連結されている。そし
て、係合フツク24の側端面24bが当接される
ガイドピン29がルーフパネル5に設けられてい
る。
上記ピン部26aは、連結ロツド26の後方側
屈曲端として構成され、この連結ロツド26は前
方へ伸びて、その前方側屈曲端がピン部26bと
して、前記操作レバー21に回動自在に連結され
ている。これにより、操作レバー21を第5図実
線の位置としたときは、係合フツク24のフツク
部24aが係止孔23(の前側内周縁部)に係止
されたロツク状態となり、また、第5図一点鎖線
で示すように、操作レバー21はほぼ上下方向に
伸びるように操作されたときは、係合フツク24
の係止孔23に対する係合が解除されたアンロツ
ク状態となる。なお、このロツク、アンロツク間
における係合フツク24の動きは、ほぼガイドピ
ン29を中心とした回動運動となる。
屈曲端として構成され、この連結ロツド26は前
方へ伸びて、その前方側屈曲端がピン部26bと
して、前記操作レバー21に回動自在に連結され
ている。これにより、操作レバー21を第5図実
線の位置としたときは、係合フツク24のフツク
部24aが係止孔23(の前側内周縁部)に係止
されたロツク状態となり、また、第5図一点鎖線
で示すように、操作レバー21はほぼ上下方向に
伸びるように操作されたときは、係合フツク24
の係止孔23に対する係合が解除されたアンロツ
ク状態となる。なお、このロツク、アンロツク間
における係合フツク24の動きは、ほぼガイドピ
ン29を中心とした回動運動となる。
以上のように、前後2つのロツク機構R1,R
2は、只1つの操作レバー21を操作することに
よつて、共にロツク、アンロツクされることにな
る。そして、このロツク状態では、ルーフパネル
5は、シール部材13,14を介してフロントヘ
ツダ12および可倒ピラー1に対してしつかりと
押し付けられて、がたつきなく車体に固定される
ことになる。
2は、只1つの操作レバー21を操作することに
よつて、共にロツク、アンロツクされることにな
る。そして、このロツク状態では、ルーフパネル
5は、シール部材13,14を介してフロントヘ
ツダ12および可倒ピラー1に対してしつかりと
押し付けられて、がたつきなく車体に固定される
ことになる。
第6図、第7図は前方側のロツク機構R1の変
形例を示すもので、第5図に示したものと同一構
成要素には同一符号を付してその説明は省略す
る。本実施例では、第5図における保持リンク1
8の代りに、ルーフパネル5に固定したブラケツ
ト30(第7図参照)に対してガイド孔31を形
成し、このガイド孔31に対して、係合フツク1
6と連結ロツド17とを回動自在に連結するピン
17aを摺動自在に嵌挿したものとなつている。
そして、このガイド孔31の案内作用を利用し
て、第6図に示すロツク状態と、第7図に示すア
ンロツク状態との間における係合フツク24の動
きを制御するようにしてある。なお、ガイドピン
20は、アンロツク状態からロツク状態へと移動
する途中から係合フツク16(の側端面16a)
が当接して乗り上げられて、当該係合フツク16
(のフツク部16b)が係止部材15に対して係
合可能な高さとなるように利用する。
形例を示すもので、第5図に示したものと同一構
成要素には同一符号を付してその説明は省略す
る。本実施例では、第5図における保持リンク1
8の代りに、ルーフパネル5に固定したブラケツ
ト30(第7図参照)に対してガイド孔31を形
成し、このガイド孔31に対して、係合フツク1
6と連結ロツド17とを回動自在に連結するピン
17aを摺動自在に嵌挿したものとなつている。
そして、このガイド孔31の案内作用を利用し
て、第6図に示すロツク状態と、第7図に示すア
ンロツク状態との間における係合フツク24の動
きを制御するようにしてある。なお、ガイドピン
20は、アンロツク状態からロツク状態へと移動
する途中から係合フツク16(の側端面16a)
が当接して乗り上げられて、当該係合フツク16
(のフツク部16b)が係止部材15に対して係
合可能な高さとなるように利用する。
なお、この第6図、第7図では、連結ロツド1
7を板状としたため、ピン17a,17bはこの
連結ロツド17とは別途独立したものを用いてあ
る。勿論、図示は略してあるが、操作レバー21
は、後方側のロツク機構R2とも連係されている
ものであり、その連結部分を符号26bで示して
ある。
7を板状としたため、ピン17a,17bはこの
連結ロツド17とは別途独立したものを用いてあ
る。勿論、図示は略してあるが、操作レバー21
は、後方側のロツク機構R2とも連係されている
ものであり、その連結部分を符号26bで示して
ある。
以上実施例について説明したが、前後一組のロ
ツク機構R1,R2は、車幅方向中央部において
一組だけ設けるようにしてもよく、また車幅方向
に間隔をあけて左右2組設けるようにすることも
できる。
ツク機構R1,R2は、車幅方向中央部において
一組だけ設けるようにしてもよく、また車幅方向
に間隔をあけて左右2組設けるようにすることも
できる。
(考案の効果)
本考案は以上述べたことから明らかなように、
脱着式のルーフパネルがたとえ大きな面積を有す
るものであつても、このルーフパネルをしつかり
と車体に固定すなわちロツクして、そのがたつき
を防止することができる。また、このルーフパネ
ルの脱着に際しては、1つの操作レバーを操作す
るだけで同時に前後のロツクを解除することがで
きるので、操作性の点においても有利である。
脱着式のルーフパネルがたとえ大きな面積を有す
るものであつても、このルーフパネルをしつかり
と車体に固定すなわちロツクして、そのがたつき
を防止することができる。また、このルーフパネ
ルの脱着に際しては、1つの操作レバーを操作す
るだけで同時に前後のロツクを解除することがで
きるので、操作性の点においても有利である。
第1図〜第3図は本考案が適用された自動車の
斜視図で、第1図はクローズ状態を、第2図はハ
ーフオープン状態を、第3図はフルオープン状態
を示す。第4図は幌張り機構を示す後方斜視図。
第5図は本考案の一実施例を示すもので、ルーフ
パネル部分の側面断面図。第6図、第7図は本考
案の他の実施例を示す要部側面図で、第6図はロ
ツク状態を、第7図はアンロツク状態を示す。 A:自動車、X:開口、Y:車室、R1,R
2:ロツク機構、5:ルーフパネル、15,2
3:係止部、16,24:係合フツク、21:操
作レバー、17,26:連結ロツド。
斜視図で、第1図はクローズ状態を、第2図はハ
ーフオープン状態を、第3図はフルオープン状態
を示す。第4図は幌張り機構を示す後方斜視図。
第5図は本考案の一実施例を示すもので、ルーフ
パネル部分の側面断面図。第6図、第7図は本考
案の他の実施例を示す要部側面図で、第6図はロ
ツク状態を、第7図はアンロツク状態を示す。 A:自動車、X:開口、Y:車室、R1,R
2:ロツク機構、5:ルーフパネル、15,2
3:係止部、16,24:係合フツク、21:操
作レバー、17,26:連結ロツド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体上部の開口を脱着式のルーフパネルにより
塞ぐようにした自動車において、 前記開口の前後の各周縁部にはそれぞれ係止部
が形成され、 前記ルーフパネルには、その前後各端部におい
て、係合フツクがそれぞれ設けられ、 前記ルーフパネルに操作レバーが回動自在に設
けられ、 前記操作レバーと前記前後の係合フツクとは、
該操作レバーの回動操作に応じて、該各係合フツ
クが前記各係止部に対して係脱するようにそれぞ
れ連係されている、 ことを特徴とする自動車の脱着ルーフのロツク機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985095184U JPH0349928Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985095184U JPH0349928Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS623315U JPS623315U (ja) | 1987-01-10 |
| JPH0349928Y2 true JPH0349928Y2 (ja) | 1991-10-24 |
Family
ID=30654184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985095184U Expired JPH0349928Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0349928Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55121722U (ja) * | 1979-02-22 | 1980-08-29 | ||
| JPS5630624U (ja) * | 1979-08-17 | 1981-03-25 | ||
| JPH0243775Y2 (ja) * | 1985-02-28 | 1990-11-21 |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP1985095184U patent/JPH0349928Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS623315U (ja) | 1987-01-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4561690A (en) | Body structure of automotive vehicle having front swinging door and rear sliding door and having no pillar between front and rear doors | |
| US5018780A (en) | Vehicle lower body structure | |
| US4684167A (en) | Roof hinged door apparatus | |
| JPS5832048B2 (ja) | 車両用開閉式屋根のヒンジ取付部構造 | |
| JPH0349928Y2 (ja) | ||
| JP2000142494A (ja) | 自動車のバックドア構造 | |
| US4123099A (en) | Closure for truck bed | |
| JP3646483B2 (ja) | 車両の窓またはドアの開閉装置 | |
| JP3489103B2 (ja) | 車両の上部車体構造 | |
| JP3760752B2 (ja) | 車両のチャイルドシート固定構造 | |
| JP2005088711A (ja) | 自動車の車体構造 | |
| JP3231945B2 (ja) | 自動車のバックドア構造 | |
| JP3562606B2 (ja) | ルーフ跳上げ式自動車 | |
| JPH0112982Y2 (ja) | ||
| JPH07110572B2 (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
| JPH0351206Y2 (ja) | ||
| JPH067942Y2 (ja) | オープンカーのルーフ構造 | |
| JPS63176717A (ja) | 自動車の客室後部車体構造 | |
| JPS6116128A (ja) | 車両用開閉式ル−フ装置 | |
| JPH0638764Y2 (ja) | 自動車のルーフキャリア取付装置 | |
| JPH0431862Y2 (ja) | ||
| JPH0535850Y2 (ja) | ||
| JPH033063Y2 (ja) | ||
| JPH0380650B2 (ja) | ||
| JPH085857Y2 (ja) | 自動車等の開閉ルーフのロック装置 |