JPH085857Y2 - 自動車等の開閉ルーフのロック装置 - Google Patents

自動車等の開閉ルーフのロック装置

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JPH085857Y2
JPH085857Y2 JP40274790U JP40274790U JPH085857Y2 JP H085857 Y2 JPH085857 Y2 JP H085857Y2 JP 40274790 U JP40274790 U JP 40274790U JP 40274790 U JP40274790 U JP 40274790U JP H085857 Y2 JPH085857 Y2 JP H085857Y2
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JP
Japan
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roof
opening
hook
closing
lock
Prior art date
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JP40274790U
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JPH0492425U (ja
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富雄 小野
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等の車体に装備
される開閉ルーフを閉ルーフ状態で車体にロックするた
めの開閉ルーフのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に装備される開閉ルー
フとして、開閉動作の途中では車体の左右のルーフサイ
ドメンバに支持されない方式のものがある。このような
開閉ルーフとしては、例えば、着脱式の開閉ルーフや、
車体の後部に片持ち支持されてその車体の後部に折り畳
み可能な開閉ルーフなどがある。このような開閉ルーフ
は、その閉ルーフ状態にあっては、その左右の側部が、
車体のルーフサイドメンバに形成されたドレンチャンネ
ル内に入り込むようになっている。
【0003】このような開閉ルーフを閉ルーフ状態で車
体にロックするロック装置の1つとしては、その開閉ル
ーフの車体前方側の部分を車体のルーフフロントメンバ
にロックする装置がある。また、このような開閉ルーフ
の左右の側部を車体のルーフフロントメンバにロックす
る必要がある場合には、そのロックのためのロック装置
が前記ドレンチャンネルを避けた位置に装備されること
になる。この場合、そのロック装置は、必然的にルーフ
サイドメンバまたはドレンチャンネルの外周部に装備さ
れることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、ルーフサイドメンバまたはドレンチャンネルの外周
部に装備されるロック装置には、その装備位置の関係
上、車外および車内にできるだけ突出しないような取付
け構造でかつ充分なロック強度を確保できる構成である
ことが要求されることになり、設計上の大きな制約とな
っていた。
【0005】本考案の目的は、車体のルーフサイドメン
バに形成されるドレンチャンネルの内部にコンパクトに
装備できて、確実なロック機能を果すことができる自動
車等の開閉ルーフのロック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車等の開閉
ルーフのロック装置は、車体の左右のルーフサイドメン
バに形成されたドレンチャンネル内に閉ルーフ時におけ
る左右の側部がそれぞれ入り込む開閉ルーフを、閉ルー
フ状態で車体にロックする自動車等の開閉ルーフのロッ
ク装置において、前記ドレンチャンネル内に取付けられ
て、内部に前記開閉ルーフの側部が入り込み可能な断面
U字状のベースプレートと、前記開閉ルーフの側部に設
けられたフック受け部と、前記ベースプレートに回動自
在に取付けられて、一方向に回動したときに前記フック
受け部をロックし、かつ他方向に回動したときに前記フ
ック受け部のロックを解除するフックと、前記フックを
前記一方向に付勢する付勢手段と、前記フックを前記他
方向に回動操作可能な操作手段とを有してなることを特
徴とする。
【0007】
【作用】本考案の自動車等の開閉ルーフのロック装置
は、ルーフサイドメンバに形成されたドレンチャンネル
内に装備されて、開閉ルーフの側部をロックする構成で
あることにより、ロック装置の装備スペースを特別に確
保する必要をなくし、かつコンパクトに装備されて確実
なロック機能を果す。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】本実施例のロック装置は、図8および図9
に示すような自動車の開閉ルーフ1の側部を、車体のル
ーフサイドメンバ11にロックするための二次ロック装
置30としての適用例である。
【0010】そこで、まず開閉ルーフ1について簡単に
説明する。
【0011】この開閉ルーフ1は、その左右の両側部の
それぞれにリンク連結体2を有し、その左右のリンク連
結体2の相互間にキャンバス3を張り渡した構成となっ
ている。左右のリンク連結体2は、それぞれ3つのリン
ク2a,2bおよび2cを列状に連結した構造となって
おり、それぞれのリンク2cの端部は、車体のトランク
ルーム内の定位置P0 にて回動自在に支持されている。
これにより、開閉ルーフ1は、トランクルーム内の定位
置P0 にて片持ち支持され、そして図9に示すように、
トランクルーム内に折り畳んで収納されるようになって
いる。12は車体のトランクリッドであり、トランクル
ーム内から開閉ルーフ1を出し入れする際に、図9にお
いて2点鎖線で示すように開かれる。
【0012】このような構成の開閉ルーフ1は、図9に
おいて2点鎖線で示すように、開閉動作の途中ではルー
フサイドメンバ11に支持されず、閉ルーフ状態になっ
たときに、そのルーフサイドメンバ11に支持されるこ
とになる。そして、この開閉ルーフ1は、一次ロック装
置20および二次ロック装置30によって閉ルーフ状態
にロックされる。
【0013】一次ロック装置20は、開閉ルーフ1の車
体前方側の部分を車体のルーフフロントメンバ13にロ
ックするためのものであり、図8における左右2ヶ所の
部位P1 およびP2 、または中央1ヶ所の部位P3 に装
備されている。この一次ロック装置20は、開閉ルーフ
1側のロック受け部材21をロックしたり、そのロック
を解除できる一般的な構成となっている。
【0014】次に、本考案の実施例である二次ロック装
置30について説明する。
【0015】二次ロック装置30は、図8における左右
のルーフサイドメンバ11、11の車体前方側の2ヶ所
4 およびP5 の少なくともいずれか一方に装備されて
おり、リンク2aに設けたロックピン(フック受け部)
31をロックしたり、そのロックを解除できる構成とな
っている。
【0016】図1から図7は二次ロック装置30の構成
図である。
【0017】図1は、二次ロック装置30を車体の正面
側から視た図であり、この図1において、紙面の表裏方
向に延在するルーフサイドメンバ11は閉断面形状に構
成されており、このルーフサイドメンバ11の同図中左
側が車内側となっている。このルーフサイドメンバ11
の下側には、サイドウィンドガラス14の上端と接する
ウェザーストリップ15が取付けられている。また、ル
ーフサイドメンバ11には、一次ドレンチャンネル16
および二次ドレンチャンネル17が形成されており、一
次ドレンチャンネル16には、図1に示すように閉ルー
フ状態におけるキャンバス3の両側部が入り込み、また
二次ドレンチャンネル17には、図1に示すように閉ル
ーフ状態におけるリンク2aおよび2bが入り込むよう
になっている。
【0018】32は、二次ロック装置30のベースプレ
ートであり、このベースプレート32は断面U字状に形
成されていて、二次ドレンチャンネル17内に位置する
ように、右方の垂直部32aがボルト33によってルー
フサイドメンバ11に取付けられている。ベースプレー
ト32の水平部32bの下面には弾性の脚体34が取付
けられ、またベースプレート32の左方の垂直部32c
は、側面視にて略U字状に形成されていて、前記ロック
ピン31が上方から入り込むようになっている。また、
この左方の垂直部32cの周縁部には図1中の左方に折
曲するリブが形成され、そしてこのリブにはまり合うよ
うにして化粧板35が取付けられている。右方の垂直部
32aと水平部32bとの間の切り起こし部分32d
と、左方の垂直部32cとの間には、支持ピン36が架
け渡されている。
【0019】37はフックであり、正面視にては図7に
示すような略U字状を成し、同図中の左方がフック状部
37a、また右方が操作部37bとなっている。そし
て、このフック状部37aと操作部37bの下側部分を
前記支持ピン36が貫通することにより、フック37が
支持ピン36を中心として回動自在に取付けられてい
る。フック状部37aの先端部分にはカバー38が取付
けられており、また操作部37bの先端部分にはケーブ
ルワイヤ39の先端が連結されている。そのケーブルワ
イヤ39のアウターケーブル39aはベースプレート3
2のクランプ部32eにクランプされており、図示しな
い操作部によってケーブルワイヤ39を図3の右方に引
くことにより、フック37が時計回りに回動されるよう
になっている。
【0020】40は捩りばね(付勢手段)であり、支持
ピン36の回りに巻き付けられていて、フック37を図
3において左回動方向に付勢している。
【0021】次に、作用について説明する。
【0022】ケーブルワイヤ39を引き操作しないとき
は、フック37は、捩りばね40の力によって図3に示
すような反時計回り方向への回動限位置に保持されてい
る。このとき、フック37のフック状部37aとベース
プレート32の垂直部32cは、図3に示すようにロッ
クピン31の周部を囲むような状態となる。そして、ケ
ーブルワイヤ39を図3の右方に引き操作することによ
り、フック37は、図4に示すように捩りばね40の力
に抗して右方への回動限位置まで回動する。
【0023】このようなロック装置30は、二次ドレン
チャンネル17内に開閉ルーフ1のリンク2aが入り込
むことを妨げず、閉ルーフ時には、図1に示すように略
U字状のフック37内にリンク2aが入り込む。そし
て、この閉ルーフ時において、フック37を図3に示す
ような反時計回り方向への回動限位置に保持することに
より、そのフック37がリンク2aのロックピン31を
ロックすることになる。そのロックの解除は、ケーブル
ワイヤ39を引くことによって行なわれる。
【0024】ところで、このロック装置30は、前述し
た一次ロック装置20の一次的なロック機能に対して、
二次的(補助的)なロック機能を果す。すなわち、自動
車の走行中に一次ロック装置20による一次ロックが外
れた場合に、このロック装置30による二次ロックによ
って、開閉ルーフ1が風によって大きくあおられること
を防いで大事故の発生を回避する。また、本実施例にお
いては、このロック装置30が開閉ルーフ1の車体前方
側の端部から車体後方側に若干ずれた部位をロックする
ようにしているので、自動車の走行中に一次ロック装置
20による一次ロックが外れた場合には、開閉ルーフ1
の車体前方側の端部が風によってばたつくことになり、
一次ロックが外れたことを積極的に知らせることにな
る。
【0025】また、ロック装置30は、そのU字状のベ
ースプレート32およびフック37の内側に、閉ルーフ
時のリンク2aが入り込むことになるため、仮りに、開
閉ルーフ1が室内から上方に突き上げられたとしてもリ
ンク2aの左右方向の大きな変化が阻止され、ロックの
外れが防止されることになる。また、支持ピン36がフ
ック37の両側部分を貫通しているため、そのフック3
7のガタ振れがない。また、ロック装置30がドレンチ
ャンネル17内に装備されるため、防盗性や水密性に優
れている。
【0026】また、ケーブルワイヤ39を引き操作する
ための手段としては、種々の構成のものを採用すること
ができ、例えば、自動車の運転者の手動操作に連動する
構成、または他の関連装置に連動する構成のもの等を採
用することができる。
【0027】勿論、本考案のロック装置は、上述したよ
うな開閉ルーフ1の他、着脱式等の種々の形式の開閉ル
ーフ用として適用することができる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動車等
の開閉ルーフのロック装置は、ルーフサイドメンバに形
成されたドレンチャンネル内に装備されて、開閉ルーフ
の側部をロックする構成であるから、ロック装置の装備
スペースを特別に確保する必要がなく、しかもコンパク
トに装備できて確実なロック機能を果すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示すロック装置の平面図である。
【図3】図1に示すロック装置のロック動作時の側面図
である。
【図4】図1に示すロック装置のロック解除動作時の側
面図である。
【図5】図1に示すベースプレートの側面図である。
【図6】図1に示すベースプレートの平面図である。
【図7】図1に示すフックの正面図である。
【図8】開閉ルーフを装備した自動車の平面図である。
【図9】図8に示す自動車の部分側面図である。
【符号の説明】
1 開閉ルーフ 2a,2b,2c リンク 11 ルーフサイドメンバ 17 ドレンチャンネル 30 ロック装置 31 ロックピン(フック受け部) 32 ベースプレート 36 支持ピン 37 フック 37a フック状部 37b 操作部 39 ケーブルワイヤ 40 捩りばね(付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右のルーフサイドメンバに形成
    されたドレンチャンネル内に閉ルーフ時における左右の
    側部がそれぞれ入り込む開閉ルーフを、閉ルーフ状態で
    車体にロックする自動車等の開閉ルーフのロック装置に
    おいて、前記ドレンチャンネル内に取付けられて、内部
    に前記開閉ルーフの側部が入り込み可能な断面U字状の
    ベースプレートと、前記開閉ルーフの側部に設けられた
    フック受け部と、前記ベースプレートに回動自在に取付
    けられて、一方向に回動したときに前記フック受け部を
    ロックし、かつ他方向に回動したときに前記フック受け
    部のロックを解除するフックと、前記フックを前記一方
    向に付勢する付勢手段と、前記フックを前記他方向に回
    動操作可能な操作手段とを有してなることを特徴とする
    自動車等の開閉ルーフのロック装置。
JP40274790U 1990-12-28 1990-12-28 自動車等の開閉ルーフのロック装置 Expired - Lifetime JPH085857Y2 (ja)

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JPH0492425U JPH0492425U (ja) 1992-08-12
JPH085857Y2 true JPH085857Y2 (ja) 1996-02-21

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JP40274790U Expired - Lifetime JPH085857Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 自動車等の開閉ルーフのロック装置

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DE19516877C1 (de) * 1995-05-09 1996-10-17 Daimler Benz Ag Hardtop-Fahrzeug

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