JPH05229347A - オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装置 - Google Patents

オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装置

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JPH05229347A
JPH05229347A JP6929292A JP6929292A JPH05229347A JP H05229347 A JPH05229347 A JP H05229347A JP 6929292 A JP6929292 A JP 6929292A JP 6929292 A JP6929292 A JP 6929292A JP H05229347 A JPH05229347 A JP H05229347A
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
    • B60J7/10Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position readily detachable, e.g. tarpaulins with frames, or fastenings for tarpaulins
    • B60J7/106Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position readily detachable, e.g. tarpaulins with frames, or fastenings for tarpaulins readily detachable hard-tops

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフが着脱可能とされたオープンルーフ式
自動車において、取り外されたルーフがトランクルーム
内に収納されるようにしながら、そのトランクルームが
使用されるようにする。 【構成】 トランクルーム9内には、車体4から取り外
されたルーフ3を保持するルーフホルダ13が設けられ
ている。そのルーフホルダ13は、前端がトランクルー
ム9の前壁に上下方向に回動可能に連結され、後端がロ
ック部材16により車体4にロックされるようになって
いる。そして、そのルーフホルダ13は、そのように車
体4にロックしたとき、トランクルーム9の上部におい
てほぼ水平に支持されるようになっている。したがっ
て、トランクルーム9の下部には荷物収納スペースが確
保される。ルーフ3はそのルーフホルダ13に固定され
るようになっている。トランクルーム9内に荷物を収納
したりその荷物を取り出したりするときには、トランク
リッド8を開いた後、ルーフ3を保持させたままルーフ
ホルダ13を上方に回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室上方を覆うルーフ
を着脱可能とし、ルーフ開放時にはそのルーフをトラン
クルーム内に収納するようにしたオープンルーフ式自動
車に関するもので、特に、収納されるルーフを保持する
ための保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、好天時などに開放感
が得られるようにするために、車室上方のルーフを開閉
可能とすることが考えられている。そのようなオープン
ルーフ式自動車としても種々の形式のものが知られてい
るが、その中に、タルガルーフ車と呼ばれるものがあ
る。タルガルーフ車は、車室後方のロールバー部分を残
してルーフのほぼ全体を着脱可能としたもので、ルーフ
を取り外すことによって広い開放感を得ることができる
とともに、そのルーフに十分な強度を持たせることがで
きるという特徴を有している。
【0003】ところで、そのようにルーフを車体から取
り外して開放する自動車の場合には、ルーフの開放時、
取り外されたルーフが車体に保持されるようにすること
が必要となる。その場合、そのルーフによって自動車の
外観などが損なわれることのないようにしなければなら
ない。また、そのルーフが走行中に車体から脱落するよ
うなことがあってもいけない。そこで、一般には、その
ルーフはトランクルーム内に収納するようにしている。
その場合、従来は、取り外されたルーフはトランクルー
ムの底面上に載置して保持するものとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タルガ
ルーフ車のようにルーフのほぼ全体を開放するようにし
たオープンルーフ式自動車の場合には、取り外されるル
ーフが大形のものとなる。そのために、取り外したルー
フをトランクルームの底面上に載置すると、そのルーフ
によって大きな面積が占められることになり、ルーフを
開放して走行するとき、トランクルームを使用すること
ができなくなってしまう。収納されたルーフ上に荷物が
搭載されるようにしたり、ルーフを複数個に分割し、そ
れらを積み重ねて収納するようにしたりすることができ
ればよいが、そのようにすると、ルーフの開閉操作が煩
雑になるばかりでなく、走行中の振動等によってルーフ
の表面に傷が付く恐れがある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、トランクルーム内に収納
されるルーフが、そのトランクルーム内に荷物を出し入
れすることができるようにして保持されるようにするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、トランクルーム内の上部に、車体から
取り外されたルーフを保持し得るルーフホルダを設ける
ようにしている。そのルーフホルダは、前端側が車体に
対して上下方向に回動可能に連結されるとともに、後端
側が車体に対してロック可能とされている。
【0007】
【作用】このように構成することにより、ルーフホルダ
の後端側を車体に対してロックすると、そのルーフホル
ダはトランクルーム内の上部において固定される。した
がって、ルーフの開放時、車体から取り外したルーフを
そのルーフホルダに保持させれば、そのルーフはトラン
クルームの上部に収納されることになる。そして、その
ルーフホルダは車体に対して上下方向に回動可能とされ
ているので、後端側のロックを解除して上方に回動させ
るようにすれば、そのルーフホルダに保持されているル
ーフはともに上方に移動する。したがって、ルーフが収
納されているときにも、トランクルーム内に荷物を出し
入れすることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図は本発明による収納ルーフ保持装置の一実施例を
示すもので、図1はそのルーフ保持装置を備えたオープ
ンルーフ式自動車の概略斜視図であり、図2はその自動
車の後部の縦断側面図である。また、図3はその自動車
のルーフをトランクルーム内に収納した状態を示す斜視
図である。図1から明らかなように、この自動車1はタ
ルガルーフ車と呼ばれるオープンルーフ式自動車であっ
て、車室2の上方を覆うルーフ3は車体4に対して着脱
可能とされている。そのルーフ3は、通常時には、前縁
部がフロントピラー5,5の上端間を連結するフロント
クロスメンバ6に支持され、後縁部が車室2の後部に設
けられた門形のロールバー7(図2,3参照)に支持さ
れる状態で、適宜のロック装置により車体4に固定され
て、車室2の上方を閉鎖するようにされている。そし
て、そのルーフ3を車体4から取り外すことによって車
室2の上方が開放されるようになっている。図2に示さ
れているように、車室2の後方には、上面がトランクリ
ッド8によって開閉されるトランクルーム9が設けられ
ている。そのトランクリッド8の前端部下面にはヒンジ
アーム10が固着されており、そのヒンジアーム10
が、トランクルーム9の前壁をなすバルクヘッド11の
上部左右に固着されたヒンジブラケット12に回動可能
に連結されている。こうして、トランクリッド8は前端
側を中心として上下方向に回動可能とされ、上方に回動
させることによってトランクルーム9が開かれるように
なっている。
【0009】図2,3から明らかなように、トランクル
ーム9内にはルーフホルダ13が設けられている。図4
に示されているように、そのルーフホルダ13は円形断
面の棒状体からなる枠状のもので、その前端にはフック
14,14が取り付けられている。そして、そのフック
14が車体4側のヒンジブラケット12に設けられてい
る水平なヒンジピン15に係止され、それによって、ル
ーフホルダ13が上下方向に回動可能に支持されるよう
になっている。また、ルーフホルダ13の後端側中央に
は、ストライカを有するロック部材16が取り付けられ
ている。一方、トランクルーム9の後壁の中央部には、
その上部に、そのストライカと係合するラッチを備えた
ロック部材17が設けられている。これらストライカあ
るいはラッチを備えたロック部材16,17からなるロ
ック装置は通常のトランクリッドロック装置と同様のも
ので、ルーフホルダ13側のロック部材16を車体4側
のロック部材17に押し付けることによってストライカ
とラッチとが係合して自動的にロックされるようになっ
ている。こうして、ルーフホルダ13は、その前端側が
車体4に対して上下方向に回動可能に連結され、後端側
が車体4に対してロック可能とされている。そして、そ
の後端側を車体4にロックしたときには、ルーフホルダ
13はトランクルーム9内の上部においてほぼ水平状態
で固定されるようになっている。ルーフホルダ13は、
車体4から取り外されたルーフ3を載置支持し得るだけ
の大きさとされている。そして、そのルーフホルダ13
の後端部には、ロック部材16の両側に、そのルーフホ
ルダ13を回動させるときに把持される把持部18,1
8が設けられている。また、図5に示されているよう
に、車体4側のロック部材17には、ロック位置にある
ルーフホルダ13の把持部18を手でつかんだとき指が
掛かる位置に、ロック部材16,17のロックを解除す
る操作部材であるロック解除レバー19が設けられてい
る。
【0010】図4に示されているように、ルーフホルダ
13の前端部には、中央側及び後側が開いた箱状のカバ
ー部材20,20が取り付けられている。そのカバー部
材20,20は、ルーフホルダ13上にルーフ3を保持
させたとき、図3に示されているようにそのルーフ3の
前端の両隅部分を覆うものである。そのカバー部材20
は、ルーフ3とカバー部材20とが擦れたときにもルー
フ3の表面に傷が付くことのないようにするために、樹
脂などの比較的軟質な材料によって形成されている。図
6(A)に拡大して示されているように、カバー部材2
0の前壁には、後方に向かって突出する固定ピン21と
ラバーブロック22とが設けられている。また、そのカ
バー部材20の底壁上面には、前後方向に延びる凸条2
3が設けられている。一方、同図(B)に示されている
ように、ルーフ3の前端面には、その固定ピン21が嵌
合する係止孔24とラバーブロック22が当接する受け
部25とが設けられている。そして、ルーフ3の下面に
は、カバー部材20の凸条23と係合する突起26が設
けられている。こうして、ルーフ3をルーフホルダ13
に保持させるときには、ルーフ3下面の突起26をカバ
ー部材20の凸条23に係合させ、それをガイドとして
ルーフ3を前方に滑動させることにより、カバー部材2
0の固定ピン21がルーフ3前端面の係止孔24に嵌合
されるようになっている。また、そのときのルーフ3と
カバー部材20との衝突による衝撃は、カバー部材20
のラバーブロック22がルーフ3の受け部25に当接す
ることによって吸収されるようになっている。このよう
にして、ルーフ3をルーフホルダ13に対して着脱する
ときのルーフ3の損傷は、そのルーフホルダ13に取り
付けられているカバー部材20によって防止されるよう
になっている。
【0011】更に、ルーフホルダ13の後端部には、そ
の左右両側に、前後方向に進退可能なロックシャフト2
7,27が設けられている。そのロックシャフト27
は、ルーフホルダ13上に取り付けられているルーフロ
ックレバー28を回動させることにより前進あるいは後
退するようにされている。一方、図7に示されているよ
うに、ルーフ3の前端面には、そのロックシャフト27
が嵌合される係止孔29が設けられている。その係止孔
29は比較的浅いもので、ロックシャフト27を前進さ
せたときには、そのシャフト27の先端が係止孔29の
底面に当接し、ルーフ3が前方に向けて押圧されるよう
になっている。
【0012】図2に示されているように、ルーフホルダ
13とトランクルーム9のフロアとの間にはガスダンパ
30が設けられている。そのガスダンパ30の上端は、
カバー部材20の下面のルーフホルダ13への取付部に
連結されている。こうして、そのガスダンパ30によっ
て、ルーフホルダ13を回動させるときの操作力が補助
されるとともに、図8に示されているようにルーフホル
ダ13を上限まで回動させたとき、そのルーフホルダ1
3がその位置で支えられるようになっている。
【0013】次に、このように構成されたオープンルー
フ式自動車1における収納ルーフの保持装置の作用につ
いて説明する。通常は、図2に示されているように、ル
ーフ3は車体4に固定されて車室2の上方を覆う閉鎖状
態にあり、ルーフホルダ13はトランクルーム9内にお
いて後端側が車体4にロックされた状態で保持されてい
る。上述のようにルーフホルダ13は枠状のものとされ
ているので、その状態でもルーフホルダ13がトランク
ルーム9内の荷物の出し入れの支障となることはない。
ルーフ3を開くときには、まず、トランクリッド8のロ
ック装置を解除する。次いで、ルーフ3を車体4に固定
しているロック装置を外し、図1に示されているように
二人で両側からルーフ3を持ち上げて車体4から取り外
す。そして、トランクリッド8を開き、そのルーフ3を
トランクルーム9内のルーフホルダ13上に載置する。
その場合、ルーフ3の前端をルーフホルダ13に取り付
けられているカバー部材20の底壁上に載せ、ルーフ3
下面の突起26をカバー部材20の凸条23に係合させ
た状態で、ルーフ3を滑らせて前方に移動させる。する
と、前述したように、カバー部材20に設けられている
固定ピン21がルーフ3の前端面に設けられている係止
孔24に嵌合する。こうして、図3の状態となる。次い
で、ルーフホルダ13の後端部に設けられているルーフ
ロックレバー28を回動させてロックシャフト27を前
進させ、そのシャフト27の先端をルーフ3の後端面に
設けられている係止孔29に嵌合させる。それによっ
て、ルーフ3が前方に向けて押圧され、カバー部材20
のラバーブロック22とロックシャフト27とにより前
後から挟み付けられた状態となる。したがって、ルーフ
3の前後方向の移動が規制される。また、ルーフホルダ
13に設けられている固定ピン21及びロックシャフト
27がルーフ3の係止孔24,29に嵌合することによ
り、ルーフ3の上下左右方向の移動も規制される。こう
して、ルーフ3がルーフホルダ13に固定される。その
ルーフホルダ13は車体4に対してロックされている。
したがって、ルーフ3が車体4に固定されたことにな
る。そして、トランクリッド8を閉じれば、ルーフ3は
トランクルーム9内に収納された状態となり、自動車1
は走行可能状態となる。ルーフ3を閉じるときには逆の
手順で操作すればよい。
【0014】ところで、このようにルーフ3を開放して
走行するときには、そのルーフ3はトランクルーム9内
の上部に収納されることになる。したがって、トランク
ルーム9の下部には荷物収納スペースが形成される。ル
ーフ3をルーフホルダ13に固定した状態で荷物を出し
入れするときには、まず、トランクリッド8を開き、ロ
ック位置にあるルーフホルダ13の把持部18,18を
手でつかむ。そして、図5に示されているように、その
手でロック解除レバー19を操作し、ロック部材16,
17間のロックを解除する。次いで、ルーフホルダ13
を引き上げる。ロック解除レバー19がルーフホルダ1
3の把持部18をつかんだときに指が掛かる位置に設け
られているので、これらの操作は極めて容易に行うこと
ができる。ルーフホルダ13の後端側を引き上げると、
そのルーフホルダ13は、ルーフ3を保持したまま、そ
の前端のフック14が係止されているヒンジピン15を
中心として上方に回動する。その場合、ルーフホルダ1
3にはガスダンパ30によって上向きの力が加えられて
いるので、その回動に要する力は小さい。したがって、
ルーフ3を保持した状態でも、ルーフホルダ13は軽く
上昇させることができる。そして、図8に示されている
ようにルーフホルダ13を最も上方まで回動させると、
そのルーフホルダ13はガスダンパ30によって支えら
れるようになる。したがって、ルーフホルダ13から手
を離すことができる。こうして、トランクルーム9が開
放され、そのトランクルーム9内に荷物を収納したりそ
の荷物を取り出したりすることが可能となる。荷物の出
し入れが終ると、ルーフホルダ13の把持部18をつか
んで引き下ろし、押さえ付ける。すると、そのルーフホ
ルダ13の後端部に取り付けられているロック部材16
が車体4側のロック部材17に係合し、ルーフホルダ1
3の後端側が車体4に対してロックされる。したがっ
て、ルーフ3が車体4に固定されることになり、トラン
クリッド8を閉じるのみで走行可能となる。
【0015】このように、このオープンルーフ式自動車
1においては、ルーフ3を車体4から取り外してトラン
クルーム9内に収納した状態でも、そのトランクルーム
9を使用することが可能となる。しかも、ルーフ3を保
持したルーフホルダ13を、トランクリッド8と同様に
上下方向に回動させるのみでよいので、その操作も容易
である。また、ルーフ3はトランクルーム9内に収納し
得る大きさでありさえすればよい。したがって、取り外
されるルーフ3を大形のものとすることができる。そし
て、それによって広い開放感を得ることができる。更
に、ルーフ3は車体4に対して確実に固定される。した
がって、走行中の振動等によってルーフ3に傷が付くこ
ともない。
【0016】なお、上記実施例においては、ルーフホル
ダ13を枠状のものとしているが、ルーフ3がトランク
ルーム9内に収納されていなくても、トランクルーム9
内に荷物を出し入れするときにはルーフホルダ13を回
動させるものとすれば、そのルーフホルダ13は板状の
ものとすることもできる。また、ルーフホルダ13を車
体4に対してロックするロック装置の解除操作部材、す
なわちロック解除レバー19を、車体4側のロック部材
17に設けるものとしているが、ストライカとラッチと
を逆にすれば、そのロック解除レバー19をルーフホル
ダ13側のロック部材16に設けるようにすることもで
きる。更に、本発明は、上記実施例のようなタルガルー
フ車に限らず、ルーフの左右両側部分のみが取り外され
るTルーフ車などにも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、トランクルーム内の上部にルーフホルダを設
け、車体から取り外したルーフをそのルーフホルダに保
持させるようにしているので、トランクルーム内にルー
フを収納したときにも、そのトランクルーム内の下部に
荷物収納スペースを確保することができる。そして、そ
のルーフホルダを、前端側を中心として上下方向に回動
可能としているので、ルーフを保持した状態でルーフホ
ルダを上方に回動させることにより、トランクルームの
下部の荷物収納スペースを開放することができる。した
がって、ルーフを開放して走行するときにも、トランク
ルームを使用することができる。また、ルーフホルダの
後端側が車体に対してロックされるようにしているの
で、そのルーフホルダは車体に確実に固定することがで
きる。したがって、そのルーフホルダに保持されるルー
フも車体に対して固定されることになり、走行中の振動
等によってルーフががたつくことも防止される。更に、
ルーフホルダを車体にロックするロック装置の解除操作
部材を、そのルーフホルダを回動させるときに把持する
把持部の近傍に設けることにより、ルーフホルダの回動
時の操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による収納ルーフの保持装置を備えたオ
ープンルーフ式自動車を示す概略斜視図である。
【図2】その自動車のトランクルーム部分の縦断側面図
である。
【図3】その自動車のトランクルーム内にルーフを収納
した状態を示す斜視図である。
【図4】そのトランクルーム内に設けられているルーフ
ホルダの斜視図である。
【図5】そのルーフホルダのロック装置を外すときの操
作状態を示す斜視図である。
【図6】(A)はそのルーフホルダに取り付けられてい
るカバー部材の要部を拡大して示す斜視図であり、
(B)はそのカバー部材に対向するルーフの前端面部分
を示す斜視図である。
【図7】そのルーフホルダの後端側とルーフとをロック
するロック機構を示す斜視図である。
【図8】そのルーフホルダにルーフを保持させておきな
がらトランクルームを使用するときの状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 オープンルーフ式自動車 2 車室 3 ルーフ 4 車体 8 トランクリッド 9 トランクルーム 13 ルーフホルダ 14 フック 15 ヒンジピン 16 ルーフホルダ側のロック部材(ロック装置) 17 車体側のロック部材(ロック装置) 18 把持部 19 ロック解除レバー(ロック解除操作部材) 20 カバー部材 21 固定ピン 24 係止孔 27 ロックシャフト 28 ルーフロックレバー 29 係止孔 30 ガスダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 龍雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室上方を覆うルーフが着脱可能とさ
    れ、ルーフの開放時、そのルーフがトランクルーム内に
    収納されるようにされているオープンルーフ式自動車に
    おいて;前記トランクルーム内の上部に、前記ルーフを
    保持し得るルーフホルダが設けられており、 そのルーフホルダの前端側が車体に対して上下方向に回
    動可能に連結されるとともに、後端側が車体に対してロ
    ック可能とされていることを特徴とする、 オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ルーフホルダの後端部に、そのルー
    フホルダを上下方向に回動させるとき把持される把持部
    が設けられており、 前記ルーフホルダの後端側を車体に対してロックするロ
    ック装置の解除操作部材が、ロック位置にある前記ルー
    フホルダの把持部を手でつかんだとき指が掛かる位置に
    設けられていることを特徴とする、 請求項1記載の収納ルーフの保持装置。
JP4069292A 1992-02-20 1992-02-20 オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装置 Expired - Fee Related JP2981947B2 (ja)

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