JPH0132597Y2 - - Google Patents

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JPH0132597Y2
JPH0132597Y2 JP17795383U JP17795383U JPH0132597Y2 JP H0132597 Y2 JPH0132597 Y2 JP H0132597Y2 JP 17795383 U JP17795383 U JP 17795383U JP 17795383 U JP17795383 U JP 17795383U JP H0132597 Y2 JPH0132597 Y2 JP H0132597Y2
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belt
reinforcing member
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JP17795383U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のリヤシートから後方に向け
て配置されるベルト部材を車体側に固定するため
のベルトアンカー装置に関するものである。
(従来技術) ベルトアンカー装置の従来例としては、例えば
本出願人の出願に係るベルトアンカー装置(実開
昭57−15749号公報)の如く自動車のリヤシート
上に着脱自在に取付けられる子供用シートを固定
するベルトの一端を、該リヤシート部分から該リ
ヤシート後方に形成される荷室をまたいで車体後
端側に引き出して車体のリヤエンドパネルに着脱
自在に係止するようにしたものがある。
ところが、この公知例の如くベルトをリヤシー
トから荷室をまたいで車体後端部のリヤエンドパ
ネルに係止するようにしたものにおいては、ベル
トの長さが長くなるため(換言すれば)ベルトの
係止部がリヤシートから大きく離れているため)、
ベルトの着脱操作を行ないにくい場合があり、
又、ベルトが荷室の中央部を縦断した状態で配置
されるため、荷室への荷物の出入れが不自由であ
る等、着脱操作性及び荷物の収容性という点にお
いて改良の余地がある。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来のベルトアンカー装
置の現況に鑑み、ベルトの着脱時の操作性と荷物
の収容性を一層向上せしめるとともに、部品の兼
用化を促進して装置の低廉化を図るようにしたベ
ルトアンカー装置を提供することを目的としてな
されたものである。
(考案の構成) 本考案のベルトアンカー装置は、車体の後部に
リヤパツケージトレイを備え、該リヤパツケージ
トレイ上方に設けた開口部を開閉自在に覆うバツ
クドアを有する自動車において、前記リヤパツケ
ージトレイに車体の前後方向に延びる補強部材を
取付けて、該補強部材の前部に、リヤシートより
後方に向けて引き出されるベルトの一端を係止
し、また該補強部材の後部を車体の後部に係止す
ることにより該補強部材を介してベルトを車体の
後部に連結し、もつてベルトの短小化によるベル
ト着脱時の操作性の向上と荷室の搬入出スペース
の確保による荷物の収容性の向上及び部品の兼用
化による装置の低廉化を図るようにしたことを特
徴とするものである。
(実施例) 第1図及び第2図には本考案のベルトアンカー
装置を自動車のリヤシートに着脱自在に取付けら
れる子供用シートの固定ベルトのベルトアンカー
部分に適用した実施例が示されている。
この自動車は、車体1の後部に、該車体1のリ
ヤエンドパネル27とリヤシート2で囲まれ且つ
その上部を後述する平板状のリヤパツケージトレ
イ5で覆蓋してなる荷室3を有するとともに、該
リヤパツケージトレイ5の上方に設けた開口部3
0を後述するバツクドア4によつて開閉自在に覆
蓋するようになつている。
バツクドア4は、第1図、第2図及び第5図に
示す如く略短形枠状に形成されたバツクドアフレ
ーム23と該バツクドアフレーム23の開口部に
嵌装されたリヤウインド20とを有している。こ
のバツクドア4は、その上端縁部4a即ち、バツ
クドアフレーム23の上部23aを枢支ピン32
により車体1のルーフパネル31の後端縁部31
aに枢支することにより、第2図において鎖線図
示(符号4′)する如く上下方向に枢動開閉自在
とされるとともに、バツクドアフレーム23の下
部23bと車体1のリヤエンドパネル27の間に
設けた図示しないドアロツク装置によつて閉蓋状
態のまま位置保持されるようになつている。この
バツクドアフレーム23の下部23bは、第2図
及び第5図に示す如く車室側に位置するインナパ
ネル21と車外側に位置するアウタパネル22で
構成された空洞部25を有しており、しかも該空
洞部25内には、後述するリヤパツケージトレイ
5の補強部材7の一端を掛止するためのストライ
カ13を取付けている。このストライカ13は、
第4図及び第5図に示す如くブラケツト14を介
してバツクドアフレーム23のインナパネル21
に固定され、且つ該インナパネル21に形成した
開口24から荷室3内に臨ましめられている。
リヤパツケージトレイ5は、第1図及び第2図
並びに第6図に示す如く荷室3の上部開口を覆蓋
し得る大きさを有する平板状の基板6の下面のし
かも車幅方向に適宜離間した2位置に、後述する
一対の補強部材7,7を車体1の前後方向に向け
て締着固定して構成されている。尚、この補強部
材7の基板6に対する車幅方向の取付位置は、前
記リヤシート2の左右の着座位置に対応する位置
とされている。
このリヤパツケージトレイ5は、リヤシート2
の直後方に位置する前端部5aを図示しない枢支
機構によつて車体1側にしかも車体1の前後方向
に適宜寸法(後述するバツクドア4側のストライ
カ13と補強部材7の係止部12との水平方向間
隔Sに相当する寸法、第5図参照)だけ相対変位
可能に枢支せしめられているとともに、適宜の連
結部材26,26を介して前記バツクドア4に連
結されており、該バツクドア4の開閉動作に連動
して上下方向に開閉作動され、第2図において実
線図示する如く荷室3を覆蓋する閉蓋位置と鎖線
図示(符号5′)する如く荷室3を車体1の前記
開口部30側に開放せしめる開蓋位置の2位置に
位置決めされるようになつている。
補強部材7は、薄鋼板によつて棒状に一体形成
されており、の中央部を第6図に示す如く断面〓
形に形成して基板6に対する締着部とする一方、
基板6の前端部6aに位置する前部7aには、第
3図に示す如く後述する固定ベルト10の掛金具
11を掛止せしめる掛止ピン15が取付けられて
いる。
一方、補強部材7の後部7bは、第4図に示す
如く鈎形に屈曲形成され、且つ基板6の後端部6
bから後方に向けて突出せしめられており、前記
ストライカ13に対する係止部12とされてい
る。
この補強部材7の係止部12の寸法・形状は、
前記バツクドア4の開閉動作及び前記ストライカ
13の取付位置に関連して次の如く設定されてい
る。即ち、この係止部12は、第5図において実
線図示する如くバツクドア4が閉じられてリヤパ
ツケージトレイ5が閉蓋位置に位置決めされた状
態においては、バツクドアフレーム23のインナ
パネル21の開口24からその空洞部25内のし
かも前記ストライカ13より車体後方寄り位置ま
で突入せしめられている。この場合、係止部12
の湾曲した係合面12aは、ストライカ13と係
合可能な高さ位置においてしかも該ストライカ1
3と水平方向に寸法Sだけ離間せしめられてい
る。又、係止部12の先端面12cは、バツクド
ア4の開閉動を許容し得る如く該バツクドア4の
開閉時におけるストライカ13の回動軌跡L0
りも外側に位置せしめられている。
さらに、バツクドア4とリヤパツケージトレイ
5を連結する前記連結部材26の長さ寸法は、該
バツクドア4を開く場合には該バツクドア4の回
動変位に伴つて係止部12がバツクドアフレーム
23のインナパネル21の開口24から外方に引
き出された時点以後においてリヤパツケージトレ
イ5がバツクドア4に連動して閉蓋位置から開き
始め、逆にバツクドア4を閉める場合には、該バ
ツクドア4の回動変位に伴つて先ずリヤパツケー
ジトレイ5が開蓋状態から閉蓋位置に位置決めさ
れ、しかる後に係止部12がインナパネル21の
開口24から空洞部25内に収容せしめられる如
く適宜に設定されている。
一方、リヤシート2の着座位置には、子供用シ
ート8,8が載置されている。この子供用シート
8は、リヤシート2に設けたリヤシートベルト9
と該子供用シート8の上端部8aに設けた固定ベ
ルト10によつて車体1側に固定される。この固
定ベルト10の一端10aは子供用シート8の上
端部8aに固定されているが、他の一端8bには
係脱自在の掛金具11が取付けられており、該掛
金具11は前記リヤパツケージトレイ5の補強部
材7の前部7aに設けた掛止ピン15に係脱自在
に掛止せしめられる。
続いて、この実施例のベルトアンカー装置の作
用を説明すると、子供をリヤシート2に乗せる場
合には、先ず子供用シート8をリヤシート2の所
定の着座位置に載置してその固定ベルト10の掛
金具11をリヤパツケージトレイ5の補強部材7
の前部7aに設けた掛止ピン15に掛止するとと
もに、該子供用シート8と該子供用シート8上に
座つた子供の腰部とをリヤシート2に設けたリヤ
シートベルト9によつて締縛固定する。この状態
においては、補強部材7の係止部12が第5図に
示す如くバツクドア4に取付けたストライカ13
と非係合とされており、従つて、該バツクドア4
の開閉は自由である。
一方、バツクドア4を閉じて自動車を走行させ
ている状態において、例えば先行車に追突したよ
うな場合には走行慣性により子供とともに子供用
リヤシート8を車体前方側に放り出すような衝撃
力が作用する。この子供用リヤシート8に作用し
た衝撃力は、固定ベルト10の張力としてリヤパ
ツケージトレイ5の補強部材7に伝達され、該補
強部材7を第5図において実線図示する位置から
鎖線図示(符号7′)する如くその係止部12の
係合面12aがストライカ13と水平方向におい
て相互に係合する位置まで水平移動せしめる。従
つて、子供用シート8の固定ベルト10が補強部
材7を介してバツクドア4側に連結されるため、
子供用シート8の前倒が未然に防止され、該子供
用シート8に着座した子供の安全が確保される。
尚、この実施例においては、補強部材7を剛性
をもつた棒状体で構成しているが、本考案の他の
実施例においては例えばこの補強部材7の中間部
を適度の可撓性をもつたベルト等で構成すること
もできる。このように補強部材7に可撓性をもた
せると、例えば後続車に追突されてバツクドア4
が車室側に押し込まれたような場合でも補強部材
7を介して直接追突時の衝撃力がリヤシート2に
伝達されるというようなことがなく、それだけリ
ヤシート2上に着座した搭乗者の安全性をより一
層高めることができるという利点がある。
(考案の効果) 本考案のベルトアンカー装置は、車体の後部に
リヤパツケージトレイを備えるとともに、該リヤ
パツケージトレイ上方に設けた開口部を開閉自在
に覆うバツクドアを有する自動車において、リヤ
パツケージトレイに前後方向に延びる補強部材を
取付け、該補強部材を介してリヤシートより後方
に向けて配置されるベルト部材をバツクドア側に
連結するようにしているため、従来例(例えば実
開昭57−15749号公報)の如くベルト部材を直接
車体後部に掛止するようにした場合に比して補強
部材の長さ分だけベルト部材の長さを短くして該
ベルト部材の着脱をリヤシートに近い位置で行な
うことができ、それだけベルト部材の着脱操作の
簡易化を図り得るという効果がある。
又、リヤパツケージトレイに取付けられしかも
該リヤパツケージトレイと一体的に開閉される補
強部材を介してベルト部材をバツクドア側に連結
するようにしているため、ベルト部材の装着状態
においてリヤパツケージトレイを開けても該補強
部材によつて荷室の開口部が複数の区画に分割さ
れるというようなことがなく、従来例(例えば実
開昭57−15749号公報)の如くベルト部材の装着
状態においては荷室の開口部がベルト部材によつ
て2分されるような場合に比して荷室への荷物の
収容性を一層向上せしめることができるという効
果がある。
さらに、リヤパツケージトレイの強度アツプを
図るために設けられる補強部材をベルトアンカー
装置の構成部材のひとつとして兼用するようにし
ているため、専用部品を用いることなくベルト部
材の短小化を図ることができ、それだけ装置の低
廉化を図り得るという実用的効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベルトアンカー装置を自動車
のリヤシートに設けられる子供用シートの固定ベ
ルト部に適用した場合の要部斜視図、第2図は第
1図の−矢視図、第3図は第1図の部拡大
図、第4図は第1図の部拡大図、第5図は第2
図の部拡大図、第6図は第1図の−縦断面
図である。 1……車体、2……リヤシート、3……荷室、
4……バツクドア、5……リヤパツケージトレ
イ、6……基板、7……補強部材、8……子供用
シート、9……リヤシートベルト、10……固定
ベルト、11……掛金具、12……係止部、13
……ストライカ、14……ブラケツト、15……
掛止ピン、20……リヤウインド、21……イン
ナパネル、22……アウタパネル、23……バツ
クドアフレーム、24……開口、25……空洞
部、26……連結部材、27……リヤエンドパネ
ル、30……開口部、31……ルーフパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体の後部にリヤパツケージトレイを備え、
    該リヤパツケージトレイ上方に設けた開口部を
    開閉自在に覆うバツクドアを有する自動車にお
    いて、前記リヤパツケージトレイに前後方向に
    延びる補強部材が設けられ、該補強部材の前部
    には、リヤシートより後方に向けて配置される
    ベルト部材が連結され、該補強部材の後部に
    は、車体の後部に形成された掛止部に係止され
    る係止部が設けられていることを特徴とするベ
    ルトアンカー装置。 2 掛止部は、車体の後部に取付けられたバツク
    ドアの下端に固定され、上記係止部を係止する
    ストライカであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のベルトアンカー装
    置。
JP17795383U 1983-11-16 1983-11-16 ベルトアンカ−装置 Granted JPS6085263U (ja)

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JP17795383U JPS6085263U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 ベルトアンカ−装置

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JP17795383U JPS6085263U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 ベルトアンカ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS6085263U JPS6085263U (ja) 1985-06-12
JPH0132597Y2 true JPH0132597Y2 (ja) 1989-10-04

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ID=30386482

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