JP3099592B2 - 乗り物用シート構造 - Google Patents
乗り物用シート構造Info
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Description
側空間部に収納容器を設けた乗り物用シート構造に関す
る。
れていることから、荷物の収納には自ずから限りがあ
る。そこで、たとえば、自動車ではシート下部空間を利
用するようにしたものがある。
を設けるようにしたシート構造で、このシート構造はシ
ートクッション100の下部空間に、前後方向に互いに
対向するレール101を設け、このレール101に沿っ
てスライド可能なアンダートレイ102を設けたもので
ある。この従来技術によると、アンダートレイ102の
取り外しを簡単に行うことができないばかりでなく、後
部座席からの取り出しは不可能であった。
ション本体を前方に立ち上がるように回動させて、クッ
ション本体の下部空間を利用するようにした従来技術
(実開平2ー61746号公報)が知られている。この
従来技術は、図13に示すように、クッション本体10
3の前端をフレーム104に回動可能に装着し、このフ
レーム104の内側に箱状体105を配置したものであ
る。
れに利用するもので、クッション本体103を前方に引
き起こして、箱状体105の上面を開口するようにした
ものである。
来技術によると、箱状体105の取り出しが困難で、箱
状体105を篭代わりに持ち運ぶことはできなかった。
また、箱状体105がフレーム104内でガタ付く虞が
ある。また、クッション本体103の隙間に手を入れて
クッション本体103を引き起こすのが困難であった。
体の引き起こしが容易であり、かつ収納容器を簡単に取
り出すことができる乗り物用シート構造を提供すること
を目的とする。
するため、クッションフレームとクッション本体からな
るシートクッションと、このシートクッションの後端部
に装着されたシートバックで構成され、上記シートクッ
ションのクッション本体を前端部を中心に前方に向けて
回動可能に上記クッションフレームに装着し、該クッシ
ョン本体の下部の前記クッションフレーム内に収納容器
を脱着可能に取り付けた乗り物用シート構造において、
前記クッションフレームは車両の前後方向に延びる一対
のサイドフレームと該サイドフレームをその前後で連結
する前部パイプと後部パイプとサイドフレームの上部に
形成される上端フレーム部から構成されるとともに、前
記クッション本体は、前記前部パイプにヒンジ機構を介
して連結され、前記収納容器は上端両側部に外方に向け
て前記上端フレーム部に係合するフランジ部が形成さ
れ、該フランジ部の内側に位置する収納容器の内側の立
壁面であってフランジ部上面より低い位置に取っ手の両
端を回動可能に装着するとともに、該収納容器を前記ク
ッションフレーム内に挿入し、前記フランジ部を前記上
端フレーム部に係合させ吊り下げる際、前記取っ手を前
記収納容器のフランジ部の上面より低い位置で係合固定
する留め部を形成したことにある。
バンドを引くと、ラッチ本体が引かれてストライカとの
係合が解除される。そして、バンドを更に引いてクッシ
ョン本体を引き起こす。こうして、クッション本体はヒ
ンジ機構を中心に回動して前方に引き起こされる。クッ
ション本体が引き起こされると、収納容器の上面が開口
して、買い物等をした荷物を収納容器内に収納すること
ができる。収納容器は取っ手を留め部から外して、引き
上げることにより、サイドフレームの上端フレーム部か
ら外して持ち歩くことができる。
例を詳細に説明する。図1ないし図4において、1は自
動車の助手席に適用されたシートである。このシート1
はシートクッション2と、シートクッション2の後端部
にリクライニング機構(図示せず)を介して設けられた
シートバック3とで構成されている。シートクッション
2はクッションフレーム4とクッション本体5とで構成
されており、クッション本体5はクッションフレーム4
との間に設けられたヒンジ機構6を介して前端部を中心
にして前方に向けて回動可能に設けられている。
図6に示すように、四辺形に構成した一対のサイドフレ
ーム7、7と、これらサイドフレーム7、7の前端上部
相互間および後端上部相互間に、上面枠を構成するよう
に掛け渡された前部パイプ8および後部パイプ9とで構
成されている。このクッションフレーム4の片側のサイ
ドフレーム7にはシートベルト用バックル10が装着さ
れている。
ト11が溶着されており、このブラケット11をスライ
ドレール12に取り付けている。このスライドレール1
2は上記ブラケット11にボルト13およびナット14
を介して固定されるアッパーレール15と、このアッパ
ーレール15をスライド可能に支持すると共にフロア1
6に設けられたブラケット17等に前後のブラケット1
8を介して固定されるロアレール19とで構成されてい
る。このブラケット18はロアレール19の前部に設け
られたブラケット18aと、ロアレール19の後部に設
けられたブラケット18bの他にロアレール19の後部
室内側のブラケット18bに一体成形され、かつフロア
16中央のフロアトンネル(図示せず)に固定されるブ
ラケット18cで構成されている。このスライドレール
12のアッパーレール15とロアレール19は横断面コ
字型のレール部15a、19aを互いに対向させて構成
され、アッパーレール15の上部側フランジ部15bを
ロアレール19の上部側フランジ部15bの下部側に位
置するように横断面U字状に形成し、ロアレール19の
下部側フランジ部15cをアッパーレール15の下部側
フランジ部15cの上部側に位置するように横断面逆U
字状に形成している。
バー20が設けられており、このカバー20の外側にリ
クライニング装置のレバー21が設けられている。上記
クッション本体5の後端部にはクッション本体5を引き
起こすバンド22が設けられており、このバンド22は
クッション本体5に設けられたラッチ機構23を解除す
るためのものである。ラッチ機構23は、図7に示すよ
うに、ラッチケース24内に内蔵されたバネ(図示せ
ず)によってラッチ本体25が付勢されており、このラ
ッチ本体25に係合するストライカ26がクッションフ
レーム4の後部パイプ9に装着されている。ラッチ機構
23は上記バンド22を引くことでラッチ本体25をバ
ネに抗して作動し、ラッチ本体25とストライカ26の
係合を解除するものである。
間部に、脱着可能に配設された収納容器であり、この収
納容器27は、図8ないし図11に示すように構成され
ている。この収納容器27は上端両側部および前後部に
外方に向けて横断面略半円状に湾曲したフランジ部28
が形成されており、このフランジ部28のうち両側部の
フランジ部28bを、上記クッションフレーム4のサイ
ドフレーム7、7の上端フレーム部7aに係合し、フラ
ンジ部28のうち前部のフランジ部28aを、前部パイ
プ8に係合させて取り付けられている。この収納容器2
7には、両側上端部に、ワイヤー製の取っ手29の両端
が回動可能に装着されており、この取っ手29は収納容
器27の前端部上面に一体成形で設けられた留め部30
に係止されている。この留め部30は取っ手29の回動
位置に取っ手29を留めるスリット31を形成するよう
に、収納容器27の一部を観音開きに切り起こしたもの
である。
に、クッション本体5の両側下面に装着されたストッパ
ーゴム32によってフランジ部28の上面が上端フレー
ム部7aとの間で押さえられている。
と、収納容器27を使用するときは、クッション本体5
のバンド22を引くと、ラッチ本体25が引かれてスト
ライカ26との係合が解除される。そして、バンド22
を更に引いてクッション本体5を引き起こす。こうし
て、クッション本体5はヒンジ6を中心に回動して前方
に引き起こされる。
納容器27の上面が開口して、買い物等をした荷物を収
納容器27内に収納することができる。収納容器27は
取っ手29を留め部30から外して、引き上げることに
より、サイドフレーム7、7の上端フレーム部7aから
外して持ち歩くことができる。
端フレーム部7aにフランジ部28を介して取付け、ク
ッション本体5を後ろに倒すとラッチ本体25がストラ
イカ26に係合してクッション本体5がロックされる。
このとき、収納容器27はクッション本体5の両側下面
に装着されたストッパーゴム32によってフランジ部2
8bが押さえられているので、走行中にガタ付く虞がな
い。
たとえば、乗り物用シート構造は自動車のみならずモー
タボート等のシートにも適用できるとともに、助手席シ
ートに限らず、運転席シートに適用することもできる。
また、ワンボックスカー等の後部シートにも適用するこ
とができる。
用シート構造によれば次のような効果を奏することがで
きる。シートクッションを支持するクッションフレーム
内に着脱自在に収納容器を配設したことにより、収納容
器自体を取り外すことができるので、収納容器内への収
納物の出し入れが容易になり、収納容器自体が運搬容器
として利用できる。また、回動自在の取っ手を収納容器
のフランジ部より低い位置に装着するので、クッション
本体を収納容器上にセットする際、取っ手が邪魔になら
ず、留め具により取っ手が固定されているので、走行時
にがたつかない。さらに、前部パイプをサイドフレーム
の上端フレーム部より低く配設し、留め具を前部パイプ
のフランジ部に形成したので、留め具の配設位置がレイ
アウト上、容易に確保できる。
示す斜視図である。
す斜視図である。
である。
る。
フレームを示す斜視図である。
面斜視図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 クッションフレームとクッション本体か
らなるシートクッションと、このシートクッションの後
端部に装着されたシートバックで構成され、上記シート
クッションのクッション本体を前端部を中心に前方に向
けて回動可能に上記クッションフレームに装着し、該ク
ッション本体の下部の前記クッションフレーム内に収納
容器を脱着可能に取り付けた乗り物用シート構造におい
て、前記クッションフレームは車両の前後方向に延びる
一対のサイドフレームと、該サイドフレームをその前後
で連結する前部パイプおよび後部パイプとから構成され
るとともに、前記クッション本体は、前記前部パイプに
ヒンジ機構を介して連結され、前記収納容器は上端両側
部に外方に向けて前記サイドフレームの上部に形成され
る上端フレーム部に係合するフランジ部が形成され、該
フランジ部の内側に位置する収納容器の内側の立壁面で
あってフランジ部上面より低い位置に取っ手の両端を回
動可能に装着するとともに、該収納容器を前記クッショ
ンフレーム内に挿入し、前記収納容器のフランジ部を前
記サイドフレームの上端フレーム部に係合させて吊り下
げる際、前記取っ手を前記収納容器のフランジ部の上面
より低い位置で係合固定する留め部を形成したことを特
徴とする乗り物用シート構造。 - 【請求項2】 前記前部パイプを前記サイドフレームの
上端フレーム部より下方に配設し、前記留め具を前部パ
イプに係合する収納容器の前部フランジ部に形成したこ
とを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05185773A JP3099592B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 乗り物用シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05185773A JP3099592B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 乗り物用シート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740784A JPH0740784A (ja) | 1995-02-10 |
JP3099592B2 true JP3099592B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=16176643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05185773A Expired - Fee Related JP3099592B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 乗り物用シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099592B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020013329A1 (ja) | 2018-07-13 | 2020-01-16 | テイ・エス テック株式会社 | 乗り物用シート |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP05185773A patent/JP3099592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740784A (ja) | 1995-02-10 |
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