JP2000108967A - 自動二輪車のロック装置収納構造 - Google Patents
自動二輪車のロック装置収納構造Info
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Abstract
車のロック装置収納構造を提供するにある。 【解決手段】フロントシート17Fおよびリヤシート1
7Rに前後方向に分割されて配置される運転シート17
の下方にその上面が斜後ろ上がりに形成されたリヤフェ
ンダ20を配置し、このリヤフェンダ20の両側部にフ
レームカバー19を配置する一方、リヤフェンダ20上
面に収納スペース21F,21Rを形成し、この収納ス
ペース21F,21Rの開口22F,22Rを運転シー
ト17で塞ぐように構成した自動二輪車において、収納
スペース21F,21R内には略U字状に折曲された係
止部26とこの係止部26の開放端部間に着脱自在に架
設されるバー状のロック部27とから構成されるロック
装置25が収納され、係止部26はリヤフェンダ20の
上面に沿って斜後ろ上がり状態で載置されると共に、係
止部26の前部をフロントシート17Fの下部まで延在
させ、さらに係止部26の後部をリヤシート17R下方
の開口22Rに臨んだ状態で載置したものである。
Description
ク装置収納構造に関する。
ロック装置と呼ばれる盗難防止具が用いられている。こ
の型の盗難防止具は比較的大型部材であってかさばるた
め、車両の外観を損なわずに自動二輪車に搭載・収納す
る場合さまざまな工夫がなされている。
例えば特開平8−80882号公報や特開平10−11
9854号公報に示すように、盗難防止具を運転シート
の下部スペースに収納する方法が一般的である。
ヤフェンダが配置されており、重心をエンジンに近付け
る目的でバッテリなどの電装品はリヤフェンダの上面前
部に配置され、盗難防止具はリヤフェンダの上面後部に
ほぼ水平状態で収納されている。
ートがフロントおよびリヤの前後に分割された自動二輪
車の場合、盗難防止具の収納場所はリヤシートの下部に
なってしまい、また盗難防止具の出し入れもリヤシート
下部の開口から行う必要がある。
べて小型のものが多く、その下方の収納スペースも狭い
ため、盗難防止具の水平状態での出し入れおよび収納は
容易でない。近年、自動二輪車の大型化に伴って盗難防
止具も大型のものが求められており、特にU字型のロッ
ク装置は長尺になるので従来の収納方法では十分に対応
しきれず、U字型ロック装置の形状や大きさに制約があ
った。
もので、大型の盗難防止具を容易に収納可能な自動二輪
車のロック装置収納構造を提供することを目的とする。
のロック装置収納構造は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、運転シートがフロント
シートおよびリヤシートに前後方向に分割されて配置さ
れると共に、これらの運転シートの下方にその上面が斜
後ろ上がりに形成されたリヤフェンダを配置し、このリ
ヤフェンダの両側部にフレームカバーを配置する一方、
上記リヤフェンダ上面と、上記フレームカバーと、上記
運転シートの下面とで囲まれた空間内に収納スペースを
形成し、この収納スペースの開口を上記運転シートで塞
ぐように構成した自動二輪車において、上記収納スペー
ス内には略U字状に折曲された係止部とこの係止部の開
放端部間に着脱自在に架設されるバー状のロック部とか
ら構成されるロック装置が収納され、上記係止部は上記
リヤフェンダの上面に沿って斜後ろ上がり状態で載置さ
れると共に、上記係止部の前部を上記フロントシートの
下部まで延在させ、さらに上記係止部の後部を上記リヤ
シート下方の開口に臨んだ状態で載置したものである。
求項2に記載したように、上記係止部はその開放端部側
を前にして上記フロントシートの下部まで延在した状態
で収納され、この係止部の両軸間に車載補器を配置した
ものである。
基づいて説明する。
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、その前頭部にヘッ
ドパイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には前輪4を
回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク5やハ
ンドルバー6等のステアリング機構7が設けられ、ハン
ドルバー6により前輪4が左右に回動自在に操舵され
る。
ンクレール8が斜め下後方に向かって延び、その後端部
には上下方向に延びる左右一対のセンターフレーム9が
設けられる。また、タンクレール8の下方、センターフ
レーム9前方の空間にエンジン10が配置され、タンク
レール8の上方には燃料タンク11が配置される。
ピボット軸12が架設され、このピボット軸12に車体
フレーム2の後方に向かって延びるスイングアーム13
がピボット軸12廻りにスイング自在に枢着されると共
に、このスイングアーム13の後端に後輪14が回動自
在に軸支される。
は左右一対のシートレール15が斜め後上方に向かって
延びる。また、センターフレーム9の上端からは左右一
対のサポートレール16がシートレール15の途中に向
かって延びる。そして、シートレール15およびサポー
トレール16の上方には運転シート17がライダ用のフ
ロントシート17Fおよび同乗者用のリヤシート17R
に前後方向に分割されて配置される。なお、フロントシ
ート17Fとリヤシート17Rとには高低差が付けら
れ、本実施形態においてはリヤシート17Rの方が上方
に配置される。
のステアリング機構7廻りをフロントカウリング18
で、また、シートレール15の両側方を後部フレームカ
バー19でそれぞれ覆って空気抵抗の低減および外観の
向上を図っている。
また、図3は車体後部の拡大平面図である。図2および
図3に示すように、左右のシートレール15間にはリヤ
フェンダ20が配置される。
であり、図5は、図2のV−V線に沿う断面図である。
また、図6は、リヤフェンダ20単体の左側面図であ
る。
0の上面は斜後ろ上がりに形成され、このリヤフェンダ
20上面と後部フレームカバー19と、フロントシート
17Fおよびリヤシート17Rの下面とで囲まれた空間
内に収納スペース21F,21Rを形成する。一方、フ
ロントシート17Fおよびリヤシート17Rは開閉自在
または着脱自在に設けられており、両シートの下方にそ
れぞれ形成される開口22F,22Rを塞ぐ蓋体を兼ね
る。そして、これらの開口22F,22Rから収納スペ
ース21F,21R内にアクセス可能に構成される。
21Fは主にバッテリ23等の電装品等の収納部に設定
されると共に、リヤシート17R下方の収納スペース2
1Rはその他の物品の収納部に設定される。また、フロ
ントシート17F下方には電装品ホルダ24が備えら
れ、この電装品ホルダ24は例えば左右のサポートレー
ル16間に架設される。
Rにはロック装置25が収納される。このロック装置2
5は、金属製の棒材を略U字状に折曲した係止部26
と、この係止部26の開放端部間に着脱自在に架設され
るバー状のロック部27とから構成された一般にU字型
ロック装置と呼ばれるものである。
27とが分離された状態で収納される。係止部26はそ
の開放端部側を前に、リヤシート17R下方の開口22
Rからリヤシート17R下方の収納スペース21R内に
挿入され、リヤフェンダ20の上面に沿って斜後ろ上が
り状態で載置される。この時、係止部26の開放端部は
フロントシート17Fの下部まで延在され、例えば前記
電装品ホルダ24の壁面に当接して係止部26が前下部
に向かって滑る落ちるのが防止される。また、係止部2
6のU字状に曲成された部位はリヤシート17R下方の
開口22Rに臨んだ状態で載置される。なお、ロック部
27は係止部26上の任意の場所に載置可能である。
れた係止部26の両軸26a間には例えばフューズボッ
クス28等の車載補器が配置される。
る。
をリヤシート17R下方の開口22Rからリヤシート1
7R下方の収納スペース21R内に挿入し、リヤフェン
ダ20の上面に沿って斜後ろ上がり状態で載置すれば、
長さの長い係止部26でも収納可能になる。また、係止
部26を、その開放端部側を前にしてフロントシート1
7Fの下部まで延在させ、さらに係止部26のU字状に
曲成された部位をリヤシート17R下方の開口22Rに
臨んだ状態で載置するようにすれば、収納スペース21
F,21Rが有効に利用できると共に、係止部26の両
軸26a間のリヤフェンダ20上面に車載補器28を配
置したままで係止部26の出し入れが可能になり、ま
た、その出し入れも容易になる。
二輪車のロック装置収納構造によれば、運転シートがフ
ロントシートおよびリヤシートに前後方向に分割されて
配置されると共に、これらの運転シートの下方にその上
面が斜後ろ上がりに形成されたリヤフェンダを配置し、
このリヤフェンダの両側部にフレームカバーを配置する
一方、上記リヤフェンダ上面と、上記フレームカバー
と、上記運転シートの下面とで囲まれた空間内に収納ス
ペースを形成し、この収納スペースの開口を上記運転シ
ートで塞ぐように構成した自動二輪車において、上記収
納スペース内には略U字状に折曲された係止部とこの係
止部の開放端部間に着脱自在に架設されるバー状のロッ
ク部とから構成されるロック装置が収納され、上記係止
部は上記リヤフェンダの上面に沿って斜後ろ上がり状態
で載置されると共に、上記係止部の前部を上記フロント
シートの下部まで延在させ、さらに上記係止部の後部を
上記リヤシート下方の開口に臨んだ状態で載置したた
め、長さの長いロック装置が収納可能になる。
して上記フロントシートの下部まで延在した状態で収納
され、この係止部の両軸間に車載補器を配置したため、
収納スペースが有効に利用できると共に、ロック装置の
出し入れも容易になる。
の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 運転シートがフロントシートおよびリヤ
シートに前後方向に分割されて配置されると共に、これ
らの運転シートの下方にその上面が斜後ろ上がりに形成
されたリヤフェンダを配置し、このリヤフェンダの両側
部にフレームカバーを配置する一方、上記リヤフェンダ
上面と、上記フレームカバーと、上記運転シートの下面
とで囲まれた空間内に収納スペースを形成し、この収納
スペースの開口を上記運転シートで塞ぐように構成した
自動二輪車において、上記収納スペース21F,21R
内には略U字状に折曲された係止部26とこの係止部2
6の開放端部間に着脱自在に架設されるバー状のロック
部27とから構成されるロック装置25が収納され、上
記係止部26は上記リヤフェンダ20の上面に沿って斜
後ろ上がり状態で載置されると共に、上記係止部26の
前部を上記フロントシート17Fの下部まで延在させ、
さらに上記係止部26の後部を上記リヤシート17R下
方の開口22Rに臨んだ状態で載置したことを特徴とす
る自動二輪車のロック装置収納構造。 - 【請求項2】 上記係止部26はその開放端部側を前に
して上記フロントシート17Fの下部まで延在した状態
で収納され、この係止部26の両軸26a間に車載補器
28を配置した請求項1記載の自動二輪車のロック装置
収納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27878898A JP3695172B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 自動二輪車のロック装置収納構造 |
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JP3695172B2 JP3695172B2 (ja) | 2005-09-14 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100471109B1 (ko) * | 2003-06-10 | 2005-03-09 | 대림자동차공업주식회사 | 이륜자동차용 수납실의 커버 로킹구조 |
EP2213565A3 (en) * | 2009-02-03 | 2011-08-17 | Suzuki Motor Corporation | Article storage structure of motorcycle |
JP2013052751A (ja) * | 2011-09-04 | 2013-03-21 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
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1998
- 1998-09-30 JP JP27878898A patent/JP3695172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8366169B2 (en) | 2009-02-03 | 2013-02-05 | Suzuki Motor Corporation | Article storage structure of motorcycle |
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