JP4401350B2 - シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタに装備される補助シート装置等のシート装置に関するものである。
トラクタにあっては、運転者が座る運転席以外に、運転者以外の別の者を座らせるための補助シート装置が設けられる場合がある(特許文献1〜4参照)。
前記補助シート装置にあっては、座るための座部が不使用時において邪魔物とならないように、該座部を座部取付面に上下揺動自在に枢支して使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とすると共に、この座部を使用姿勢で支えるシートサポートを備えたものがある。
米国特許第5374106号明細書 米国特許第6142572号明細書 米国特許第5797649号明細書 特開平7−300047号公報
ところで、補助シート装置の座部を不使用時に折り畳み可能な構造のものとするのに、座部の下面側に設けたガイド板にガイド溝を設け、シートサポートの一端側を座部取付面に枢支すると共に該シートサポートの他端側を前記ガイド溝に係合させ、使用姿勢ではシートサポートによって座部を支えて該座部を使用姿勢に保持し、該使用姿勢から不使用姿勢へと座部を姿勢変更させるときには、シートサポートが、座部の姿勢変更にともなって揺動すると共にシートサポートの他端側がガイド溝内を移動して座部の不使用姿勢への姿勢変更を許容するように構成することが考えられている。
このような補助シート装置にあっては、座部が使用姿勢にあるときに不慮に不使用姿勢へ姿勢変更するのを防止するためにロックすることが必要であると共に、座部を不使用姿勢としたときに座部のばたつきを防止することが必要であるが、使用姿勢で座部をロックするロック部材と、不使用姿勢で座部のばたつきを防止するばたつき規制部材とを設けると構造の複雑化、コストアップを招き、また、座部の不使用時において、座部ができるだけ邪魔にならないように、該座部を座部取付面にできるだけ近接させるようにすると、不使用姿勢での座部のばたつきを規制する部材を設けるスペースを採るのが困難になるという問題を生じる。
そこで、本発明は、前記問題を解消したシート装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、座部取付面に上下揺動自在に枢支されていて使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とされた座部と、この座部を使用姿勢で支えるシートサポートとを備え、前記シートサポートは、一端側が座部取付面に枢支され他端側に設けた係合部が座部の下面側に設けたガイド溝に係合することにより使用姿勢にある座部を支持するサポート本体と、座部の下面側に設けた係止部に係合して使用姿勢における座部を姿勢変更不能にロックするロック部材とを備え、前記サポート本体は、座部を使用姿勢から不使用姿勢へ姿勢変更する際において該姿勢変更にともなって揺動すると共に係合部がガイド溝内を移動して座部の不使用姿勢への姿勢変更を許容するように構成され、前記ロック部材は座部が不使用姿勢であるときに前記ガイド溝に係合することで座部の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成され
ロック部材はシートサポートの前記係合部を設けた他端側に設けられ、座部の下面側にガイド板が設けられ、該ガイド板に、前記ガイド溝と係止部とが設けられ、ガイド溝は座部を使用姿勢にすべく係合部を係合する溝部をガイド板の座部枢支側端部に有し、前記係止部は前記溝部の近傍に位置するように前記ガイド板の座部枢支側端部に設けられていることを特徴とする。
またシートサポートは、一端側が座部取付面に枢支連結された第1、2アーム部と、第1アーム部の他端側から延出されていて前記ガイド溝を挿通する係合部と、この係合部の延出側端部及び前記第2アーム部の他端側に固着され且つロック部材を支持する支持筒とから構成されているのがよい。
本発明によれば、座部が使用姿勢のときに該座部を姿勢変更不能にロックするロック部材を、座部が不使用姿勢であるときに、使用姿勢時において座部を支えるサポート本体の係合部が係合するガイド溝に係合させることにより座部の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成しているので、1つの部材で座部の使用姿勢でのロックと座部の不使用姿勢でのばたつき防止とができ、構造の簡素化が図れ、しかも、座部を使用姿勢にロックするロック部材を座部のガイド溝に係合させることにより座部の不使用姿勢での姿勢変更を規制するようにしているので、座部の不使用時でのばたつき防止のための構造を採るためのスペースを特に必要としない。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図8〜図10において、1はトラクタ等の車輌に搭載されるキャビンの骨格となるキャビンフレームであり、該キャビンフレーム1は以下のように構成されている。
このキャビンフレーム1は、左右一対の前支柱2と、左右一対の後支柱3と、これら左右の前支柱2と左右の後支柱3の前後中間に位置する左右一対の中間支柱4とを備えており、左右の後支柱3及び左右の中間支柱4の上部は左右の前支柱2の上部と略同じ高さに位置し下端部は前支柱2の上下方向中間部位置に位置している。
左右同側にある前支柱2、後支柱3及び中間支柱4の上部は側上枠材5で連結され、左右の前支柱2の上端同志は前上枠材6で連結され、左右の後支柱3の上端同志は後上枠材で連結され、中間支柱4と後支柱3の下端同志は中間側枠材8で連結され、後支柱3の下端部同志は後中間横枠材9で連結され、左右前支柱2の下端部同志は下前面枠10で連結されている。
また、後中間横枠材9の左右両側から前下方に向けて下後支柱11が延出され、この左右の下後支柱11の下端と下前面枠10とが前後方向に配設された左右一対の側下枠材12によって連結され、下後支柱11の中間部同志は連結枠材13によって連結されている。
また、左右各中間支柱4の下端から前下方に向けて下中間支柱14が前支柱2の下端位置まで延出され、左右同側にある下中間支柱14の下端と前支柱2の下端とは下連結枠材によって連結されている。
前記構成のキャビンフレーム1の左右両側面の後側下部(下中間支柱14の後方側で且つ中間側枠材8の下方側で且つ側下枠材12よりも左右方向外方側)には、後輪のタイヤハウス(後輪の収容空間)を形成するタイヤハウス形成部材16が設けられている。
このタイヤハウス形成部材16は板材からなり、側下枠材12から上方に延出された立壁部17と、この立壁部17の上端で屈曲されて該上端から中間側枠材8にかけて設けられた上傾斜壁部18と、立壁部17の前端で屈曲されて該前端から下中間支柱14にかけて設けられた前傾斜壁部19とから構成されている。
立壁部17の上端は中間側枠材8と略平行状とされていて上傾斜壁部18は上方に行くに従って左右方向外方側に移行する傾斜状に形成され、立壁部17の前端は下中間支柱14と略平行状とされていて前傾斜壁部19は前方に行くに従って下方に移行する傾斜状で且つ前方に行くに従って左右方向外方に移行する傾斜状とされている
なお、このタイヤハウス形成部材16のキャビン室内側には内装材が張られる。
また、中間側枠材8及び下中間支柱14には、後輪の前方側及び上方側を覆うフェンダが取り付けられる。
また、キャビンフレーム1の下面側には、キャビンの床面を構成するフロアーシート20が設けられ、このフロアーシート20の後部側は、前部側のステップ部分21(足置き部分)に比べて一段高く形成された運転席配置部22とされ、この運転席配置部22に運転者が着座する運転席が設けられる。
したがって、運転席の左右両側にタイヤハウス形成部材16が位置している。
なお、フロアーシート20の後端側は連結枠材13にまで延設され、この連結枠材13と後中間横枠材9との間には窓ガラスが嵌め込まれ、左右前支柱2間にはフロントガラスが嵌め込まれ、前支柱2と中間支柱4及び下中間支柱14との間にはドアが開閉自在に嵌め込まれ、中間支柱4と後支柱3との間にはサイドガラスが嵌め込まれ、左右後支柱3間にはリヤガラスが嵌め込まれ、キャビンフレーム1の上面側にはルーフが設けられる。
キャビンフレーム1のキャビン室内側には、運転者以外の者を座らせることができるように補助シート装置23が設けられている。
この補助シート装置23は、キャビン室内側の左側の、タイヤハウス形成部材16の(前傾斜壁部19の)前方側に配置されていて前傾斜壁部19に取り付けられており、この左側の前傾斜壁部19が補助シート装置23を取り付けるシート取付壁部19とされている。
図1〜図7に示すように、補助シート装置23は、シート取付壁部19(キャビンフレーム1)に取付固定されるシートブラケット24と、このシートブラケット24に取り付けられた、座るための座部25及び背中をもたれかけさせるための背もたれ26と、座部25を支持するシートサポート27とを備えている。
シートブラケット24は、厚板材によって形成されており、シート取付壁部19に取り付けられる被取付壁28と、背もたれ26が取り付けられる背もたれ取付壁29と、シートベルト装置が取り付けられるシートベルト取付部30とを備えている。
シートブラケット24の被取付壁28はシート取付壁部19の前面側に所定の間隔をおいて対向状(平行状)に配置され、該被取付壁28とシート取付壁部19の間には、内部がねじ穴とされた筒状のスペーサ部材31が設けられ、該スペーサ部材31はシート取付壁部19に溶接等によって固定されている。
スペーサ部材31は、被取付壁28の上部側と下部側とに設けられ、上下のスペーサ部材31はさらに左右一対設けられており、各スペーサ部材31には、被取付壁28を上方側から貫通する取付ボルト32が螺合されており、これによってシートサポート27がシート取付壁部19に取り付けられている。
被取付壁28の前面側は座部25を取り付ける座部取付面33とされ、この座部取付面33にシートサポート27も取り付けられている。
座部取付面33の上部側には座部25を取り付ける座部取付ブラケット34が取り付けられ、この座部取付ブラケット34はシートブラケット24を取付固定するための上側の取付ボルト32によって共締めされてシートブラケット24に取り付けられている。
座部取付ブラケット34は、座部取付面33に取り付けられる被取付壁35と、この被取付壁35の左右両側から座部取付面33に直交する方向に延出された支持壁36とから構成されている。
一方、座部25は、基板37と、座部本体38とから構成され、座部本体38は、クッション39内の下面側に板材からなる芯材40を埋設してなり、芯材40を基板37の上面側にボルト固定することにより座部本体38が基板37に取り付けられている。
基板37の下面の後部側には、座部取付ブラケット34の支持壁36の内側に配置される左右一対の取付片41が固着され、この左右取付片41及び左右支持壁36を貫通する枢軸42によって、座部25が座部取付ブラケット34(座部取付面33)に左右方向に関してシート取付壁部19に沿う方向の軸心回りに上下揺動自在に取り付けられており、座部25を枢軸42回りに上下揺動させることにより、座部25が、略水平状とされた図2に示す使用姿勢と、座部取付面33(シート取付壁部19)に対して略平行状(対向状)とされた図3に示す不使用姿勢とに姿勢変更可能とされている。
また、座部25の下面側(基板37の下面側)の前部側の左右方向中央側には、ガイド板43が固着されている。
このガイド板43について座部25が使用姿勢とされた状態で説明すると、該ガイド板43は板厚方向がシート取付壁部19の前面に沿う方向となるように配置されていると共に、前後方向に関して長い帯板状に形成されており、このガイド板43にはガイド溝44が板厚方向に貫通状に形成されている。
このガイド溝44は、ガイド板43の長手方向直線状に形成された直線溝部45と、この直線溝部45の後端側から後上方に延びるように形成された傾斜溝部46とから構成されている。
また、ガイド板43の後端側の傾斜溝部46の後側には、係止孔47(係止部)が左右方向貫通状に形成され、この係止孔47の左側は左方側に向けて拡径するテーパ状に形成されている。
座部取付面33の下部側にはシートサポート27を取り付けるサポート取付ブラケット48が取り付けら、このサポート取付ブラケット48はシートブラケット24を取付固定するための下側の取付ボルト32によって共締めされてシートブラケット24に取り付けられている。
サポート取付ブラケット48は、座部取付面33に取り付けられる被取付壁49と、この被取付壁49の左右両側から座部取付面33に直交する方向に延出された支持壁50とから構成され、左右の支持壁50にわたって前記枢軸42の軸心と平行な軸心を有する支軸51が設けられている。
一方、シートサポート27は、一端側がサポート取付ブラケット48の右側の支持壁50に前記支軸51を介して該支軸51の軸心回りに回動自在に枢支連結された第1アーム部52と、この第1アーム部52の他端側から左方側に延出されていて前記ガイド溝44を直交状に挿通する(係合する)係合部53と、一端側がサポート取付ブラケット48左側の支持壁50に前記支軸51を介して該支軸51の軸心回りに回動自在に枢支連結された第2アーム部54と、この第2アーム部54の他端側及び前記係合部53の左端側に固着され且つ係合部53と平行な軸心を有する支持筒55と、この支持筒55に軸心方向移動自在に挿通されたロック部材56とを備えている。
第1アーム部52と係合部53とは棒材を折曲させることで形成され、これら第1アーム部52と係合部53とでサポート本体57が構成されている。
ロック部材56は丸棒材によって形成され、左端側に把持するためのグリップ58が取り付けられ、該ロック部材56の、右端側と支持筒55との間に固定状に設けられたバネ受部材82と支持筒55との間には、ロック部材56に套嵌された圧縮コイルバネからなるバネ部材60が介装され、このバネ部材60によってロック部材56が右方側に向けて付勢され、ロック部材56の、グリップ58と支持筒55との間に設けられた止め輪からなるストッパ61が支持筒55に接当することで、バネ部材59の付勢力によるロック部材56の右方側への移動が規制されている。
そして、このストッパ61が支持筒55に接当した状態で、ロック部材56の右端側が、前記係止孔47又はガイド溝44を挿通可能とされており、前記バネ部材60の付勢力に抗して、ロック部材56を左方側に移動させることにより、ロック部材56の右端側が係止孔47又はガイド溝44から抜脱可能とされている。
また、ロック部材56の軸心は係合部53の軸心と平行状とされ、第2アーム部54は棒材によって形成され、この第2アーム部54の軸心の延長線はロック部材56の軸心及び係合部53の軸心と直交する。
前記構成によって、座部25は運転者以外のものを乗せないときや運転者が乗降するときなどの不使用時に、邪魔物とならないように折畳み自在とされている。
すなわち、使用姿勢であるときには、図2に示すように、座部25は略水平状態(座面が上を向く状態)とされていると共にサポート本体57の係合部53はガイド溝44の傾斜溝部46に位置しており、この状態において、サポート本体57が支軸51回りに下方に揺動しようとしても、係合部53が傾斜溝部46の前側に接当するのでサポート本体57が下方側に揺動することはなく、したがって、シートサポート27によって座部25が支えられて使用姿勢に保持される。
この使用姿勢において、ロック部材56の軸心と係止孔47の軸心とが一致して該ロック部材56が係止孔47に挿通可能とされ、ロック部材56が係止孔47に挿通することにより、座部25が使用姿勢にロックされ、不慮に不使用姿勢へと揺動することはない。
この使用姿勢から座部25を不使用姿勢へと折り畳むときには、ロック部材56を係止孔47から抜脱し、この状態で座部25の前端側を少し上げると、ガイド溝44の傾斜溝部46の前側と係合部53との間に隙間ができるので、シートサポート27が支軸51回りに下方に揺動可能となる。
そして、シートサポート27を支軸51回りに下方揺動させて係合部53を直線溝部45の後端側に移動させると、係合部53が直線溝部45内を前端側へと相対的に移動可能となるので、座部25が枢軸42回りに下方側に揺動可能となり、座部25を下方揺動させることにより、シートサポート27が支軸51回りに揺動すると共に係合部53が直線溝部45内を前端側へと相対移動し、座部25が、図3に示すように、不使用姿勢に折り畳まれる。
座部25が不使用姿勢になると、ロック部材56がガイド溝44に挿入可能となり、ロック部材56をガイド溝44に挿入することにより、座部25の枢軸42回りの上下揺動が規制され、座部25が不使用姿勢で振動等によってばたつくのが防止される。
また、不使用姿勢から使用姿勢へと姿勢変更する場合は、ロック部材56をガイド溝44から抜脱して座部25を上方に揺動させることにより、使用姿勢へと姿勢変更させることができる。
また、ロック部材56はバネ部材60によって、係止孔47又はガイド溝44に挿入する方向に付勢されているので、座部25を使用姿勢から少し下げた状態でグリップ58から手を放してロック部材56に対する係止孔47からの引抜力を解除すると、ロック部材56は、バネ部材60によって付勢されてガイド板43の側面に接当し、この状態から座部25を不使用姿勢へと揺動させると、ロック部材56の先端側がガイド板43の側面上を摺動し、ロック部材56がガイド溝44に挿通可能な位置に位置すると、バネ部材60の付勢力によってロック部材56が自動的にガイド溝44に挿入する。
また、不使用姿勢から使用姿勢へと姿勢変更させるときにあっても、同様に、座部25を不使用姿勢から少し上げた状態でグリップ58から手を放してロック部材56に対するガイド溝44からの引抜力を解除すると、ロック部材56は、バネ部材60によって付勢されてガイド板43の側面に接当し、この状態から座部25を使用姿勢へと揺動させると、ロック部材56の先端側がガイド板43の側面上を摺動し、ロック部材56が係止孔47に挿通可能な位置に位置すると、バネ部材60の付勢力によってロック部材56が自動的に係止孔47に挿入する。
シートベルト取付部30は、シートブラケット24の被取付壁28の左右両側に設けられ、右側のシートベルト取付部30にはタングプレートを備えたウエビングが取り付けられ、左側のシートベルト取付部30にはタングプレートを係合させるバックル装置が取り付けられる。
シートブラケット24の上端側にはシート取付壁部19に沿って上方側に延出された延出壁62が設けられ、この延出壁62の上端側に背もたれ取付壁29が設けられている。
この背もたれ取付壁29は、シート取付壁部19に沿う上方に行く従って該シート取付壁部19との間隔が漸次広がるように延出壁62との接続部分で屈曲されている。
なお、背もたれ取付壁29はシート取付壁部19に沿う上方に行く従って該シート取付壁部19に略沿うように形成されていてもよい。
また、この背もたれ取付壁29は、左右方向に関しては、シート取付壁部19に略沿うように形成されている。
なお、図例では、背もたれ取付壁29は左右方向内方に行くに従ってシート取付壁部19から前方側に離反するように該シート取付壁部19に対して左右方向に関して若干傾斜している。
背もたれ26は、背もたれ本体63と、この背もたれ本体63をシート取付壁部19に取り付けるための取付ブラケット64とから主構成されている。
背もたれ本体63はクッション65内の背面側に板材からなる芯材66を埋設してなる。
取付ブラケット64は、背もたれ本体63を支持する支持プレート67と、シート取付壁部19に取り付けられる取付プレート68とを備えてなる。
支持プレート67は板材からなり、背もたれ26の背面に重合されており、該支持プレート67に背もたれ本体63の芯材66がボルト固定されることにより背もたれ本体63が取付ブラケット64に取付支持されている。
取付プレート68は、板材からなり支持プレート67の背面側に配置されており、背もたれ取付壁29の前面側に重合されて取り付けられる被取付部69と、この被取付部69の左右両側から前方側に延出されて前端側が支持プレート67の背面に固着された一対の延出部70L,70Rとから構成されている。
右側の延出部70Rの前端側は支持プレート67の左右方向中間部に固着されかつ左側の延出部70Lは支持プレート67の左端側に固着されていると共に、右側の延出部70は左側の延出部70に対して前方側に長く延出されており、図5に示すように、前記取付ブラケット64は、背もたれ本体63が前方側を向き且つ背もたれ取付壁29から左右方向内方側に突出する使用姿勢において、左右方向内方に行くに従って背もたれ本体63と背もたれ取付壁29の取付面71(前面)との間隔が拡開するように背もたれ本体63を支持している。
これによって、背もたれ取付壁29が使用姿勢における背もたれ本体63の背面に沿う方向に設けられ且つ背もたれ本体63が背もたれ取付壁29に直接(取付ブラケット64を介さずに)取り付けられた場合に比べて、背もたれ取付壁29の右側をシート取付壁部19に近接させることができ、背もたれ取付壁29を左右方向に関してシート取付壁部19に略沿わせることができる。
また、取付ブラケット64は背もたれ取付壁29に回動支軸72を介して背もたれ取付壁29の取付面71に直交する方向の軸心回りに回動自在に支持されている。
前記回動支軸72は、背もたれ取付壁29の左右方向外方寄りで且つ上部側に(使用姿勢における背もたれ本体63の左右方向外方寄りで且つ上下方向中途部に)設けられており、不使用時にあっては背もたれ26を前述した使用姿勢から回動支軸72回りに背もたれ26の右側(左右方向内方側)が下方移動するように90°回動させることにより、背もたれ26が図6に示す不使用姿勢へと姿勢変更可能とされている。
この不使用姿勢では、延出長さの短い左側の延出部70Lが上側に位置し延出長さの長い右側の延出部70Rが下側に位置することとなり、また、背もたれ取付壁29が左右方向に関して、シート取付壁部19に略沿うように設けられているので、背もたれ取付壁29がシート取付壁部19に沿う上方に行く従ってシート取付壁部19との間隔が漸次広がるように設けられているものであっても、背もたれ本体63がシート取付壁部19の前面に略沿う形で収められ、不使用時に背もたれ26が邪魔にならないように使用位置から退避させることができる。
これに対して、背もたれ取付壁29が使用姿勢における背もたれ本体63の背面に沿う方向に設けられ且つ背もたれ本体63が背もたれ取付壁29に直接取り付けられた場合は、シート取付壁部19に対して背もたれ26が使用姿勢からあまり退避しなく、不使用姿勢においてもシート取付壁部19に対して背もたれ26が飛び出た形となり、背もたれ26が邪魔物となる。
前記補助シート装置23は、背もたれ26を使用姿勢と不使用姿勢とにおいてロックするロック機構73を備えている。
このロック機構73は、背もたれ取付壁29の右側上部に設けられた保持筒74と、この保持筒74に挿通されたロック部材75と、使用姿勢と不使用姿勢とにおいてロック部材75が係合する一対の係止部材76と、ロック部材75を係止部材76に対して係合する方向に付勢するバネ77と、ロック部材75を把持するためのグリップ78とを備えている。
保持筒74は、背もたれ取付壁29に直交する方向の軸心を有し、背もたれ取付壁29を貫通し且つ前端側が開口状とされていると共に前面側が背もたれ取付壁29の前面側と面一状とされ、且つ背もたれ取付壁29から後方側に突出状として設けられている。
ロック部材75は棒材から形成され、保持筒74に軸心方向移動自在に挿通されていて保持筒74から前方側に突出可能とされている。
また、ロック部材75は保持筒74の後側の壁部を貫通して後方側に突出しており、この突出部分にグリップ78が螺合されて取付固定されており、このグリップ78を固定するロックナット79が保持筒74背面に接当することによりロック部材75の前方側への移動が規制されるように構成されている。
また、取付プレート68の被取付部69には、ロック部材75の前端側を、該被取付部69の前方側に突出させるための挿通部80が板厚方向に貫通状に形成され、この挿通部80は回動支軸72の軸心を中心とする円弧状の溝によって構成されている。
バネ77は、コイルバネからなり保持筒74内に収納されていると共にロック部材75に套嵌され、ロック部材75に設けられたバネ受け部81と保持筒74の後端側壁部との間に圧縮状に介装されていて、ロック部材75を前方側に付勢している。
係止部材76は、筒体から構成されていて前記挿通部80の一端側と他端側とに配置され、取付プレート68の被取付部69の前面側にその軸心が該被取付部69の前面側に直交するように固着されている。
ロック部材75は背もたれ26が使用姿勢であるときに、取付プレート68の被取付部69から挿通部80を介して前方側に突出して一方の係止部材76を挿通することにより背もたれ26を使用姿勢にロック(保持)し、背もたれ26が不使用姿勢であるときに、取付プレート68の被取付部69から挿通部80を介して前方側に突出して他方の係止部材76を挿通することにより背もたれ26を不使用姿勢にロックする。
背もたれ26を使用姿勢から不使用姿勢にするときには、グリップ78を把持してロック部材75をバネ77の付勢力に抗して後方側に移動させて係止部材76から抜脱し、この状態で背もたれ26を回動支軸72回りに回動させて不使用姿勢にし、該姿勢でロック部材75を係止部材76に挿通させる。
不使用姿勢から使用姿勢にするときは、この動作の逆の動作を行う。
なお、背もたれ26を使用姿勢と不使用姿勢とでロックするだけであれば、前記挿通部80を回動支軸72を中心とする円弧状の溝に形成する必要はないが、回動支軸72を中心とする円弧状の溝によって挿通部80を構成することにより、背もたれ26を回動させるときに、ロック部材75を挿通部80から抜脱してロック部材75の先端(前端)を取付プレート68の被取付部69の後方位置に位置させなくてもよく、ロック部材75の先端が挿通部80内にあっても背もたれ26を回動でき、ロック部材75を係止部材76から抜脱する際において、ロック部材75の後方移動量を少なくすることができ、グリップ78とシート取付壁部19との間の隙間が少ないときに好都合であり、また、取付プレート68の被取付部69の板厚分だけ背もたれ26をシート取付壁部19に寄せることができる。
(a)はシート取付壁部に沿った方向からみた補助シート装置の側面図、(b)は(a)のA矢示図である。 座部の使用状態を示す側面図である。 座部の不使用状態を示す側面面である。 座部の平面拡大図である。 背もたれの使用状態を示す平面図である。 背もたれの不使用状態を示す側面図である。 背もたれの図1矢示A図である。 キャビンフレームの正面図である。 キャビンフレームの側面図である。 キャビンフレームの平面図である。
符号の説明
25 座部
27 シートサポート
33 座部取付面
44 ガイド溝
47 係止部
52 第1アーム部
53 係合部
54 第2アーム部
55 支持筒
56 ロック部材
57 サポート本体

Claims (2)

  1. 座部取付面(33)に上下揺動自在に枢支されていて使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とされた座部(25)と、この座部(25)を使用姿勢で支えるシートサポート(27)とを備え、前記シートサポート(27)は、一端側が座部取付面(33)に枢支され他端側に設けた係合部(53)が座部(25)の下面側に設けたガイド溝(44)に係合することにより使用姿勢にある座部(25)を支持するサポート本体(57)と、座部(25)の下面側に設けた係止部(47)に係合して使用姿勢における座部(25)を姿勢変更不能にロックするロック部材(56)とを備え、前記サポート本体(57)は、座部(25)を使用姿勢から不使用姿勢へ姿勢変更する際において該姿勢変更にともなって揺動すると共に係合部(53)がガイド溝(44)内を移動して座部(25)の不使用姿勢への姿勢変更を許容するように構成され、前記ロック部材(56)は座部(25)が不使用姿勢であるときに前記ガイド溝(44)に係合することで座部(25)の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成され
    ロック部材(56)はシートサポート(27)の前記係合部(53)を設けた他端側に設けられ、座部(25)の下面側にガイド板(43)が設けられ、該ガイド板(53)に、前記ガイド溝(44)と係止部(47)とが設けられ、ガイド溝(44)は座部(25)を使用姿勢にすべく係合部(53)を係合する溝部(46)をガイド板(43)の座部(25)枢支側端部に有し、前記係止部(47)は前記溝部(46)の近傍に位置するように前記ガイド板(43)の座部(25)枢支側端部に設けられていることを特徴とするシート装置。
  2. シートサポート(27)は、一端側が座部取付面(33)に枢支連結された第1、2アーム部(52,54)と、第1アーム部(52)の他端側から延出されていて前記ガイド溝(44)を挿通する係合部(53)と、この係合部(53)の延出側端部及び前記第2アーム部(54)の他端側に固着され且つロック部材(56)を支持する支持筒(55)とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート装置。
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