JP3992696B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、背もたれを背後方向に傾倒して折り畳み可能とした車椅子に関するものである。
従来、車椅子においては、非使用時の運搬が容易となるよう種々の方法により折り畳んでコンパクトにできるものが提案されており、例えば以下の特許文献において示されているように、背もたれを背後方向に傾倒して折り畳み可能としたものが知られている。
特開平10−118128号公報
図11に示すように、電動の車椅子1は、主として中空の金属パイプにより形成した車体フレーム2と、車体フレーム2に軸支された左右一対の駆動輪3及びキャスタ4とを備えている。車体フレーム2は、背もたれ部の支柱フレームであって駆動輪3が取付けられるバックパイプ21と、バックパイプ21に接合され、アームレスト(肘あて)8が取付けられるアームパイプ22と、アームパイプ22の前端部から下方に伸びたフロントパイプ23と、バックパイプ21とフロントパイプ23とを連結する座席部分のシートパイプ24と、フロントパイプ23に接合され、乗員の脚を沿わせる部分のレッグパイプ25と、フロントパイプ23に固定され、キャスタ4が取付けられるキャスタブラケット26と、バックパイプ21とフロントパイプ23とを連結し、さらにレッグパイプ25とも接合されたベースパイプ27とを主たる構成部材として、これらを左右一対に設けたものを、背後から見た場合にX字状となる2本のクロスバー28によって車体の幅方向に連結して構成されたものである。また、車体フレーム2の幅方向左右のフレーム間には、乗員の着座部分及び背もたれ部分となるシート7が張架されている。
バックパイプ21は、さらに3つの部分から構成されており、ベースパイプ27との接続を成す下部パイプ21aと、その上部に立設されたバッテリー収納部兼車軸保持部21bと、さらにその上部に立設され且つその端部から略水平に延伸された上部パイプ21cとにより構成されている。上部パイプ21cの端部には、介護者が握るグリップ6が取付けられている。
バッテリー収納部兼車軸保持部21bの詳細構造は、バックパイプ21のバッテリー収納部兼車軸保持部21bと上部パイプ21cとを主として示す部分側面図である図12に示すように、駆動輪3の車軸を保持する車軸保持部21b1と、この車軸保持部21b1と接合され、バッテリーを収納する筒状のバッテリー収納部21b2と、バッテリー収納部21b2の上部開口を塞ぐように設けられた蓋状部材21b3とにより構成されている。蓋状部材21b3は、ピン21b4及び21b5によりバッテリー収納部21b2の上端部と締結されている。
ここで、ピン21b4は固定されているが、ピン21b5はその軸方向に抜き差し可能である。図示の状態では、ピン21b5が差し込まれ、バッテリー収納部21b2の上端部に嵌合してロックされている。上記の蓋状部材21b3は、溶接により上部パイプ21cと接合されている。また、車軸保持部21b1は溶接により下部パイプ21aと接合されている。
次に、バックパイプ21の折り畳みは、まず、ピン21b5をロック解除して引き抜き、ピン21b4を中心として反時計回り方向に上部パイプ21cを回動させる。このとき、バッテリー収納部兼車軸保持部21bの後部には何も設けられていないため、上部パイプ21cの回動を妨げる物はなく、上部パイプ21cは、二点鎖線に示す状態まで回動できる。これにより、電動車椅子1の全高が大幅に低減されるとともに、全長も短縮される。
すなわち、車椅子を左右方向に折り畳んでコンパクトにできるだけでなく、背もたれも背後方向に折り畳むことにより更にコンパクトにすることができ、運搬が更に容易となるものである。
しかし、これによると背もたれを折り畳むことができるのみで、背もたれを背後方向に段階的に傾倒させるリクライニング機能を実現することはできない。
一方、折り畳み可能且つリクライニング可能な車椅子としては、例えば以下の特許文献において示されるものが知られている。
特開2003−62015号公報
図13に示すように、車椅子1は、左右方向に折り畳み可能で、乗員が自分で車輪を回して移動できる自走タイプのものであり、金属製のパイプ材を、ほぼ左右対称に組み立てて構成された車体フレーム2を有している。この車体フレーム2は、ベースフレーム63と、このベースフレーム63の後部(図13の右部)に設けられたバックフレーム64とで構成されている。なお、駆動輪やキャスタ、シート、アームレストなど、車椅子の基本的な構成要素は前記特許文献1の場合と同様に有している。
バックフレーム64は、左右方向に互いに間隔を存し、上下方向に互いに平行に延びる左右一対のバックフレーム本体61、61を有している。各バックフレーム本体61の下端部は、それに対応する側方のベースフレーム本体44に、左右方向に延びる水平な連結軸62(軸線)を介して、回動自在に連結されている。また、左右のバックフレーム本体61、61間には、布状の背シート65が設けられており、これら左右のバックフレーム本体61、61および背シート65によって、車椅子1の背もたれ60が構成されている。
したがって、この背もたれ60は、ほぼ鉛直方向に起立した起立位置(図13の実線で示す位置)と、斜め後ろ上がりに傾斜した傾斜位置(同図の2点鎖線で示す位置)との間で、連結軸62を中心に回動できるようになっている。
この背もたれ60の背面側には、背もたれ60を、回動駆動するとともに、起立位置と傾斜位置との間の任意の位置(リクライニング位置)に保持するための左右一対のアクチュエータ66、66(背もたれ駆動装置)が設けられている。
各アクチュエータ66は、シリンダ66aおよびピストンロッド66bを有するガススプリングあるいはオイルスプリングなどで構成されており、常時は、ピストンロッド66bがシリンダ66aに対してロックされる一方、後述するリクライニングレバー67が操作されることでそのロックが解除されたときには、ピストンロッド66bがシリンダ66aから出る方向にばね力が生じるようになっている。
そして、これら左右のアクチュエータ66、66は、ベースフレーム本体44と、これに連結されたバックフレーム本体61とを連結するように、背もたれ60の背面側の左右両側にそれぞれ設けられている。より具体的には、各アクチュエータ66は、ピストンロッド66bの先端部がベースフレーム本体44の上部後端部に回動自在に連結される一方、シリンダ66aの先端部がバックフレーム本体61の上下方向のほぼ中央部に回動自在に連結されている。
車椅子1の座部68の左右両側の上方には、左右一対の肘掛け69、69が設けられている。各肘掛け69は、前後方向に所定長さ延びており、その後端部がバックフレーム本体61に回動自在に連結される一方、前端寄りの部分が、上下方向に延びる連結リンク70(肘掛け連動機構)を介して、ベースフレーム本体44に回動自在に連結されている。
また、左側の肘掛け69の先端部には、背もたれ60の傾斜角度を調整するための単一のリクライニングレバー67(操作部、操作部材)が設けられている。このリクライニングレバー67を操作することにより、左右のアクチュエータ66、66のピストンロッド66b、66bのロックが同時に解除される。
前記背もたれ60の上部には、ヘッドレスト41が取付けられている。このヘッドレスト41は、車椅子1に座った乗員の頭を後ろから支えるヘッドレスト本体42と、このヘッドレスト本体42を左右のバックフレーム本体61、61に取付けるための取付装置43(折り畳み機構)とで構成されている。取付装置43は、ヘッドレスト本体42を前後方向および上下方向に位置調整自在に支持する支持体45と、この支持体45と左右のバックフレーム本体61、61の上端部の取付部61a、61aとの間を連結する左右一対の折り畳み用リンク46、46とで構成されている。
次に、上記のように構成された車椅子1のリクライニング操作および折り畳み操作について説明する。
まず、背もたれ60が起立位置にある状態で、車椅子1に座った乗員が、左側の肘掛け69に設けられたリクライニングレバー67を操作する。乗員がリクライニングレバー67を操作しながら、背もたれ60に自分の体重をかけるようにもたれ掛かると、左右のアクチュエータ66、66の各ピストンロッド66bがシリンダ66a内に入る方向に移動し、これにより、背もたれ60が傾斜位置に向かって回動するとともに、左右の肘掛け69、69も、後方に移動しながら若干下降する。そして、その背もたれ60が所望の傾斜角度になったところで、乗員がリクライニングレバー67から手を離す。これにより、左右のアクチュエータ66、66がロックされ、背もたれ60が所望の傾斜角度のリクライニング位置に保持される。
逆に、リクライニング位置の背もたれ60を起立位置に戻す場合には、乗員が上体をある程度起こしてから、リクライニングレバー67を操作する。これにより、左右のアクチュエータ66、66のロックが解除され、各ピストンロッド66bがばね力によってシリンダ66aから出る方向に駆動されることにより、背もたれ60が起立位置に自動復帰する。
また、車椅子1を折り畳む場合にはまず、ヘッドレスト41を押し下げ、支持・連結部材を、左右の折り畳み用リンク46、46の支点を超えるよう下降させる。そして、一般的な車椅子と同様に、座シート47の左右方向の中央部を山折りするようにして座部68を持上げながら、クロスリンク48を左右方向に縮める。これにより、左右のベースフレーム本体44、44同士および左右のバックフレーム本体61、61同士を、それぞれ接近させながら、ベースフレーム63を左右方向に折り畳む。これに伴い、左右の折り畳み用リンク46、46も、左右方向に折り畳まれる。
このように、この車椅子1では、ヘッドレスト41の位置を下げて車椅子1自体を左右方向に折り畳むことができるとともに、背もたれをリクライニングすることができる。
しかし、この車椅子はリクライニング機能を実現するための構造が複雑となってしまう。また、リクライニング機能を実現するためには車体フレームから特別の設計をしなければならず、既存の車椅子にリクライニング機構を組み込むことができない。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、背もたれを背後方向に折り畳むことによりコンパクトにして運搬を容易にすることができるとともに、既存の車椅子にも容易に適用可能な簡単な構造により、背もたれをリクライニングすることができる車椅子を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、座面の背後側より上方に突出する椅子本体側支柱の上端に、背もたれ側支柱の下端を回動自在に連結し、背もたれを背後方向に傾倒して折り畳む車椅子において、椅子本体側支柱の上端外周に沿って、U字型の枠補助部材およびその外側を覆う枠部材本体とからなる全体U字形の枠部材を覆うように嵌め込み、枠部材本体両側面のネジボルトの取付け孔を介しての第1のネジボルトにより締め付けて枠部材本体を椅子本体側支柱の上端に着脱自在に固定し、第2のネジボルトを枠部材の枠部材本体及び枠補助部材と背もたれ側支柱下端に貫通させてこれを椅子本体側支柱に対する背もたれ側支柱の回動軸とし、背もたれ側支柱の下側には、U字型の係止部材を嵌め込んでネジ止め固定し、係止部材を外側から覆う前記枠部材の枠部材本体に係止ピンの挿入孔を設けるとともに、前記係止部材に係止孔を複数設け、背もたれを各角度に傾倒した際に背もたれ側支柱に固定して移動する前記係止部材の前記係止孔に枠部材本体に係止ピンの挿入孔を対応させて、係止ピンを前記挿入孔を介して枠部材を貫通させて前記係止孔に係止して枠部材と係止部材とを位置決め固定することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、背もたれを背後方向に折り畳むことによりコンパクトにして運搬を容易にすることができるとともに、係止部材に設けた係止孔に係止ピンを挿入して係止することにより背もたれを傾倒した状態で固定することができ、背もたれをリクライニングすることができる。また、このリクライニング機構を実現するためには、係止部材と枠部材と係止ピンのみを既存の車椅子に別途取付ければ済む簡単な構造なので、既存の車椅子にも容易に適用可能である。
また、背もたれの各傾倒角度における挿入孔の位置に対応する複数の係止孔を設けたから、背もたれの各傾倒角度に合わせた係止孔に係止ピンを係止することにより、背もたれを様々な角度にリクライニングさせることができる。
更に、係止部材は背もたれ側支柱にネジで固定し、枠部材の固定及び背もたれ側支柱と椅子本体側支柱との連結も、ネジボルトにより行うようにしたから、リクライニング機構を構成する各要素を容易に組み立てて取付け、または分解して取り外すことができる。
請求項2記載の発明は、背もたれ側支柱の下側に、規定位置においてその前後が背もたれ側支柱より突出し、且つ、後方に移動させた際に規定位置に戻るようバネにより前方に付勢し、また、操作レバーでこの原理により支柱固定ピンの頭部を後方に引いて支柱固定ピンを後方に移動させる支柱固定ピンを前後方向に貫通して移動可能に設けるとともに、リクライニングを解除した際に支柱固定ピンに係止する支柱固定用係止穴を枠部材の内面前方側に設けたことを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、リクライニングを解除した状態、すなわち背もたれが最も起き上がっている状態において、背もたれ側支柱の下側を貫通する支柱固定ピンを前方に移動して、椅子本体側支柱に固定する枠部材の支柱固定用係止穴に挿入することができるから、リクライニングを解除した状態で背もたれ側支柱を椅子本体側支柱に固定することができる。背もたれ側支柱は介護者が車椅子を押す際に使用するグリップと一体であることが一般的であることから、このように構成することにより、介護者が車椅子を押す際、背もたれ側支柱が安定して安全を保つことができる。
また、クライニングを解除して背もたれを起こすと、支柱固定ピンが弾性力により背もたれ側支柱前方に付勢されて、その先端が支柱固定用係止穴に嵌るから、リクライニングを解除した際に別途支柱固定ピンを操作する手間が省け、効率が良い。
請求項3記載の発明は、係止ピンは係止ピンの挿入孔を備える枠部材本体側のハウジングを貫通させ、ハウジング内には係止ピンを係止部材の離間方向に移動した際に弾性力を加え、係止ピンを係止部材方向に付勢するコイルバネを備え、コイルバネは、係止ピンを係止部材から離間方向に移動した際に、弾性力を加え、係止ピンを係止部材方向に付勢することを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、リクライニングの角度調整をする際には、係止ピンを係止部材の離間方向に引いて係止孔への係止を解除した後、目的とする角度に背もたれを移動し、そこで係止ピンを持つ手を離せば、弾性力により係止ピンが係止部材方向に付勢されて所定の係止孔に嵌るから、リクライニングの角度を変更した際に別途係止ピンを操作する手間が省け、効率が良い。
請求項3記載の本発明によれば、リクライニングを解除して背もたれを起こすと、支柱固定ピンが弾性力により背もたれ側支柱前方に付勢されて、その先端が支柱固定用係止穴に嵌るから、リクライニングを解除した際に別途支柱固定ピンを操作する手間が省け、効率が良い。
請求項4記載の発明は、係止ピンは一端にノブを備えてこれを係止ピンの拡径部とし、係止ピンの前記ノブ寄りに、平行ピンを取付け、該平行ピンはその存在により係止ピンの挿入孔に対峙する前記拡径部の側の一部に凸部を形成するものとし、前記挿入孔を備えるハウジング端には、係止ピンが係止孔に係合した状態でこの凸部を収容する深い溝と、係止ピンが係止孔から離間して係合を解除した状態で凸部を保持する浅い溝とを、縦横に設けることを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、リクライニングの角度調整をする際には、係止ピンを係止部材の離間方向に引いて拡径部の凸部と枠部材の深い溝との噛合いを外して係止ピンの係止孔への係止を解除した後、係止ピンを周方向に回転させて両凹凸の噛合い位置からずらし、拡径部の凸部を浅い溝に嵌めれば、その後その位置で手を離しても係止ピンの解除状態を保つことができるので、リクライニングの角度を時間をかけて慎重に調整するような場合であっても、常に係止ピンを手で持っている必要がなく、操作性が良い。
以上述べたように本発明の車椅子は、背もたれを背後方向に折り畳むことによりコンパクトにして運搬を容易にすることができるとともに、既存の車椅子にも容易に適用可能な簡単な構造により、背もたれをリクライニングすることができる。また、本発明の金具は、背もたれを背後方向に折り畳むことによりコンパクトにして運搬を容易にすることができるとともに、簡単な構造により背もたれをリクライニングすることができ、既存の車椅子にも容易に取付けることが出来る。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の車椅子の1実施形態を示す全体斜視図、図2はリクライニング機構部分の拡大側面図、図3は同上縦断正面図、図4は同上横断平面図である。
本発明の車椅子1も、従来と同様に左右方向に折り畳み可能で、乗員が自分で車輪を回して移動できる自走タイプのものであり、中空の金属パイプにより形成した車体フレーム2と、車体フレーム2に軸支された左右一対の駆動輪3及びキャスタ4とを備えている。車体フレーム2は、背もたれ部の支柱フレームであって駆動輪3が取付けられるバックパイプ21と、バックパイプ21に接合し、アームレスト(肘あて)8を取付けるアームパイプ22と、アームパイプ22の前端部から下方に伸びるフロントパイプ23と、バックパイプ21とフロントパイプ23とを連結する座席部分のシートパイプ24と、フロントパイプ23に接合し、乗員の脚を沿わせる部分のレッグパイプ25と、フロントパイプ23に固定し、キャスタ4を取付けるキャスタブラケット26と、バックパイプ21とフロントパイプ23とを連結し、さらにレッグパイプ25とも接合するベースパイプ27とを主たる構成部材として、これらを左右一対に設けたものを、X字状の2本のクロスバー28によって車体の幅方向に連結して構成したものである。
また、レッグパイプ25の前方下部には乗員の足を置くためのフットプレート5を取付ける。車体フレーム2の幅方向左右のフレーム間には、乗員の着座部分(座面)、脚の保持部分、及び背もたれ部分となるシート7を張架する。駆動輪3のブレーキを操作する操作レバー9はシートパイプ24に取付ける。バックパイプ21の上端部には、介護者が握るグリップ6を取付ける。
次に、背もたれのリクライニング機構の構成について説明する。バックパイプ21は、座面の背後側より上方に突出する椅子本体側支柱20aと、背もたれ部分となるシート7を張架する背もたれ側支柱20bとに分けてなり、更に、椅子本体側支柱20aに対して背もたれ側支柱20bを傾倒させる(リクライニングさせる)ために、背もたれ側支柱20bの下側より背後方向に延在する係止部材17、椅子本体側支柱20aの上側及び背もたれ側支柱20bの下側を前面より覆うU字型の枠部材35、後述する係止ピン19、同じく後述する支柱固定ピン14、及び支柱固定ピン14を操作するための支柱固定ピン操作レバー11を備える。
リクライニング機構の詳細構造は、図2〜図4に示すように、背もたれ側支柱20bの下側には、係止部材17をその長片が背もたれ側支柱20bの後方に延在するようにネジ13により固定して取付ける。なお、係止部材17は図5に示すように一方の片が長片となるU字型に形成し、その長片に後述の係止ピン19の係止孔2a〜2dを設け、前方にネジ13の取付け孔33を設け、更に、背もたれ側支柱20bに取付けた際に前後方向へ位置ズレしないよう、ネジ15で固定するための切り欠き34を側方に設ける。
再び図2〜図4に示すように、背もたれ側支柱20bの更にその下側には、背もたれ側支柱20bを前後方向に貫通して移動可能に支柱固定ピン14を設ける。支柱固定ピン14は規定位置においてその前後が背もたれ側支柱20bより突出し、且つ、後方に移動させた際に規定位置に戻るよう、不図示のバネにより前方に付勢する。また、支柱固定ピン14後方を拡径して頭部12を設け、てこの原理によりこの頭部12を後方に引いて支柱固定ピン14を後方に移動させる支柱固定ピン操作レバー11を備える。
また、椅子本体側支柱20aの上端には、枠部材35を後述のネジボルトにより取付ける。枠部材35は、椅子本体側支柱20aの上端及び背もたれ側支柱20bの下端をその外周に沿って前面より覆うU字型の枠補助部材35bと、更にその外側を前面より覆う枠部材本体35aとで構成する。
枠部材35はその前面に支柱固定ピン14が嵌る支柱固定用係止孔18を有しており、図6に示すように、枠部材本体35a両側面にはネジボルトの取付け孔7a〜7dを有する。更に、枠部材本体35aの上部側面であって係止部材17の長片に対応する側には、後述の係止ピン19を挿入する挿入孔36aを備えたハウジング36を有している。
再び図2〜図4に示すように、ネジボルト10a、10bにより枠部材35を椅子本体側支柱20aに固定する。この際、下側に位置するネジボルト(第1のネジボルト)10bは枠部材本体35aを椅子本体側支柱20aに固定するものであり、上側に位置するネジボルト(第2のネジボルト)10aは枠部材本体35a及び枠補助部材35bを貫通して椅子本体側支柱20aに固定するとともに背もたれ側支柱20bの下端をも貫通して、背もたれ側支柱20bの回動軸となる。
係止ピン19は金属製の軸39の一端にノブ19aを備えたものであり、金属製の軸39の一端にネジ山39aを切り、一方、プラスチック製のノブ19aに六角ナット38を埋め込み、ネジ山39aにその六角ナット38を取付けて更に六角ナット38aで固定することにより構成する。また、軸39は他端寄りに鍔39bを備えている。
係止ピン19は枠部材本体35aのハウジング36を貫通してその先端を係止部材17の係止孔2a〜2dに挿入して係止する。ハウジング36内には軸39が中心を通るようにコイルバネ16を備え、コイルバネ16は、係止ピン19を係止部材17の離間方向に移動した際に、鍔39bに対して弾性力を加え、係止ピン19を係止部材17方向に付勢する。
次に、本車椅子の使用方法及び動作について図2を参照して説明する。リクライニングを解除した状態においては、背もたれ側支柱20bは図中一点鎖線で示すように最も起立した位置にあり、係止ピン19の先端は係止孔2a〜2dのうち最も後方に位置する係止孔2aに係止している。また、支柱固定ピン14は枠部材35の支柱固定用係止孔18に係止している。
背もたれ側支柱20bは、支柱固定ピン14及び係止ピン19の係止によって椅子本体側支柱20aに固定されているため、これらの係止を解除する必要がある。
まず、支柱固定ピン14の係止を解除するため、波線で示す位置にある支柱固定ピン操作レバー11を図中矢印A方向に動かすことにより2点鎖線で示す位置まで移動し、てこの原理により支柱固定ピン14の頭部12を後方に引き、支柱固定ピン14を後方へ移動する。これにより、支柱固定ピン14の先端が枠部材35の支柱固定用係止孔18から外れて係止が解除される。
次に、係止ピン19のノブ19aを図中手前側に引いて係止ピン19の先端を係止孔2aから外して係止を解除する。これらの操作により、背もたれ側支柱20bがネジボルト10aを回動軸として椅子本体側支柱20aに対して回動自在となる。
この状態で、背もたれ側支柱20bを矢印B方向へ移動して後方へ傾倒させると、背もたれ側支柱20bにネジ13により固定した係止部材17もこれに伴い移動する。これにより、係止ピン19は係止部材17に対し相対的に前方に移動する。係止部材17の係止孔2a〜2dは背もたれ側支柱20bを傾倒した際に係止ピン19に対応する位置に設けており、適当に傾倒させてから係止ピン19を持つ手を離すと、コイルバネ16(図2において図示せず)の弾性力により付勢されて係止ピン19が適当な係止孔2b〜2dに係止する。いま、係止ピン19が係止孔2bに係止したとすると、これにより、背もたれ側支柱20bがその位置で固定され、背もたれのリクライニングが完了する。
なお、同様の操作により背もたれを除々にリクライニングすると、係止ピン19は係止孔2c、2dの順に係止することになるが、更にリクライニングすると、係止ピン19が係止できる係止孔がなくなり、背もたれ側支柱20bを背後方向に折り畳むことができるようになる。すなわち、背もたれを車椅子の背後方向に傾倒して折り畳むことができる。また、この構造によれば車椅子を左右方向に折り畳むことを妨げないので、左右方向に折り畳む公知の車椅子にも利用して更にコンパクトに折り畳むことができる。
次に、再び係止ピン19を図中手前側に引いて背もたれ側支柱20bを起こし、リクライニングを解除すると、支柱固定ピン14が再び支柱固定用係止孔18に係止し、係止ピン19が係止孔2aに係止して背もたれ側支柱20bが椅子本体側支柱20aに対して固定される。更に、枠部材35が背もたれ側支柱20bの下側を前面より覆うから、背もたれ側支柱20bは前方に傾倒してしまうこともなく、椅子本体側支柱20aに対する固定が安定する。
これにより、介護者は背もたれ側支柱20bに設けたグリップ6を把持して安定して車椅子を押すことができる。
なお、係止ピン19及び枠部材本体35aに設けた係止ピン19の挿入孔を以下のように構成すれば、リクライニングの動作を行う際に、常に係止ピン19を把持しておくことが不要となる。
図7及び図8に示すように、係止ピン19の軸39のノブ19a寄りに、平行ピン30を取付け、座金37によりノブ19aとの隙間を埋めて固定する。なお、平行ピン30の取付け方向は、図7においては図中前後方向、図8においては図中上下方向である。ノブ19aはその存在により係止ピン19の一端を拡径して拡径部19bを形成するものであり、平行ピン30はその存在により、拡径部19bの挿入孔36aに対峙する側の一部に凸部を形成する。
一方、挿入孔36aの周囲には、平行ピン30が嵌る溝を形成する。図8のC−C矢視図である図9において示すように、挿入孔36aの周囲には、図中縦方向に深い溝31を、図中横方向に浅い溝32を形成する。深い溝31の深さは、係止ピン19が係止孔2a〜2dに係止している場合に平行ピン30を完全に収容して、挿入孔36aの周囲と拡径部19bとの凹凸が互いに噛合う程度の深さに設定する。
また、浅い溝32の深さは、平行ピン30を位置決め固定でき、且つ、浅い溝32の底面と深い溝31の底面との段差が、係止ピン19と係止孔2a〜2dとの係合を解除する際の係止ピン19の移動距離以上の距離となる深さに設定する。
いま、図8に示すように、係止ピン19が係止孔2a〜2dに係止している状態からノブ19aを手で掴んで図中左側へ引くと、深い溝31に完全に嵌っていた平行ピン30が深い溝31から引きぬかれる。
次に、ノブ19aを90度回転して手を離すと、図10に示すように平行ピン30は浅い溝32に嵌り、係止ピン19の係止孔2a〜2dへの係止を解除した状態で平行ピン30を位置決め固定することができる。この状態で、片方の手で支柱固定ピン操作レバー11を引いて支柱固定ピンを外すと、もう片方の手で背もたれ側支柱20bを動かすことができ、操作性が向上する。
なお、ネジボルト10a、10bを外すだけで容易に枠部材35、係止ピン19、係止部材17及び背もたれ側支柱20bを椅子本体側支柱20aより取り外すことができるから、リクライニング機構が不要となった場合にはこれらを取り外して通常の背もたれを取付けることもできる。また、リクライニング機構が必要となった場合には既存の車椅子のバックパイプ21を適当な位置で切断し、枠部材35、係止ピン19、係止部材17及び背もたれ側支柱20bをネジボルト10a、10bにより固定するだけで足りる。
本発明の車椅子の1実施形態を示す全体斜視図である。 リクライニング機構部分の側面図である。 リクライニング機構部分の縦断正面図である。 リクライニング機構部分の横断平面図である。 リクライニング機構の構成要素である係止部材の斜視図である。 リクライニング機構の構成要素である枠部材の斜視図である。 リクライニング機構部分の他の実施形態を示す正面図である。 係止ピンが係止孔に係止した状態を示す横断平面図である。 図8のC−C矢視図である。 係止ピンの係止孔への係止を解除した状態を示す横断平面図である。 従来の車椅子の一例を示す側面図である。 従来の車椅子の一例の要部を示す側面図である。 従来の車椅子の他の例を示す側面図である。
符号の説明
1 車椅子 2 車体フレーム
2a〜2d 係止孔 3 駆動輪
4 キャスタ 5 フットプレート
6 グリップ 7 シート
7a〜7d 取付け孔 8 アームレスト
9 操作レバー 10a、10b ネジボルト
11 支柱固定ピン操作レバー 12 頭部
13、15 ネジ 14 支柱固定ピン
16 コイルバネ
17 係止部材 18 支柱固定用係止孔
19 係止ピン 19a ノブ
19b 拡径部 20a 椅子本体側支柱
20b 背もたれ側支柱 21 バックパイプ
21a 下部パイプ 21b バッテリー収納部兼車軸保持部
21b1 車軸保持部 21b2 バッテリー収納部
21b3 蓋状部材 21b4、21b5 ピン
21c 上部パイプ 22 アームパイプ
23 フロントパイプ 24 シートパイプ
25 レッグパイプ 26 キャスタブラケット
27 ベースパイプ 28 クロスバー
30 平行ピン 31 深い溝
32 浅い溝 33 取付け孔
34 切り欠き 35 枠部材
35a 枠部材本体 35b 枠補助部材
36 ハウジング 36a 挿入孔
37 座金 38、38a 六角ナット
39 軸 39a ネジ山
39b 鍔 41 ヘッドレスト
42 ヘッドレスト本体 43 取付装置
44 ベースフレーム本体 45 支持体
46 折り畳み用リンク 47 座シート
48 クロスリンク 60 背もたれ
61 バックフレーム本体 61a 取付部
62 連結軸
63 ベースフレーム 64 バックフレーム
65 背シート 66 アクチュエータ
66a シリンダ 66b ピストンロッド
67 リクライニングレバー 68 座部
69 肘掛け 70 連結リンク

Claims (4)

  1. 座面の背後側より上方に突出する椅子本体側支柱の上端に、背もたれ側支柱の下端を回動自在に連結し、背もたれを背後方向に傾倒して折り畳む車椅子において、椅子本体側支柱の上端外周に沿って、U字型の枠補助部材およびその外側を覆う枠部材本体とからなる全体U字形の枠部材を覆うように嵌め込み、枠部材本体両側面のネジボルトの取付け孔を介しての第1のネジボルトにより締め付けて枠部材本体を椅子本体側支柱の上端に着脱自在に固定し、第2のネジボルトを枠部材の枠部材本体及び枠補助部材と背もたれ側支柱下端に貫通させてこれを椅子本体側支柱に対する背もたれ側支柱の回動軸とし、背もたれ側支柱の下側には、U字型の係止部材を嵌め込んでネジ止め固定し、係止部材を外側から覆う前記枠部材の枠部材本体に係止ピンの挿入孔を設けるとともに、前記係止部材に係止孔を複数設け、背もたれを各角度に傾倒した際に背もたれ側支柱に固定して移動する前記係止部材の前記係止孔に枠部材本体に係止ピンの挿入孔を対応させて、係止ピンを前記挿入孔を介して枠部材を貫通させて前記係止孔に係止して枠部材と係止部材とを位置決め固定することを特徴とする車椅子。
  2. 背もたれ側支柱の下側に、規定位置においてその前後が背もたれ側支柱より突出し、且つ、後方に移動させた際に規定位置に戻るようバネにより前方に付勢し、また、操作レバーでこの原理により支柱固定ピンの頭部を後方に引いて支柱固定ピンを後方に移動させる支柱固定ピンを前後方向に貫通して移動可能に設けるとともに、リクライニングを解除した際に支柱固定ピンに係止する支柱固定用係止穴を枠部材の内面前方側に設けた請求項1記載の車椅子。
  3. 係止ピンは係止ピンの挿入孔を備える枠部材本体側のハウジングを貫通させ、ハウジング内には係止ピンを係止部材の離間方向に移動した際に弾性力を加え、係止ピンを係止部材方向に付勢するコイルバネを備え、コイルバネは、係止ピンを係止部材から離間方向に移動した際に、弾性力を加え、係止ピンを係止部材方向に付勢する請求項1または請求項2のいずれかに記載の車椅子。
  4. 係止ピンは一端にノブを備えてこれを係止ピンの拡径部とし、係止ピンの前記ノブ寄りに、平行ピンを取付け、該平行ピンはその存在により係止ピンの挿入孔に対峙する前記拡径部の側の一部に凸部を形成するものとし、前記挿入孔を備えるハウジング端には、係止ピンが係止孔に係合した状態でこの凸部を収容する深い溝と、係止ピンが係止孔から離間して係合を解除した状態で凸部を保持する浅い溝とを、縦横に設ける請求項記載の車椅子。
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