JP6170517B2 - 鞍乗り型車両の燃料タンク - Google Patents

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Description

本発明は、上下2分割とされた鞍乗り型車両の燃料タンクに関する。
従来、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから車幅方向に広がりつつ後下方に延びる左右一対のメインフレームと、左右のメインフレームに渡されるクロス部材とを備え、左右のメインフレームとクロス部材とで囲まれる空間に燃料タンクを配置し、燃料タンクが、上下二分割の合わせ面をメインフレームの上端近傍に配置する構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−34379号公報
上下割りの燃料タンクにおいて、燃料タンク内に燃料ポンプを配置する際の良好な配置が求められる。
本発明の目的は、燃料タンク内に良好に配置される鞍乗り型車両の燃料ポンプを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、上下割りの上タンク(31U)及び下タンク(31L)が溶接で接合された合わせ部(31a)が、前後方向に傾斜しつつ延びる左右一対のフレーム部材(22)の上方に沿うように配置され、燃料ポンプ(73)が、前記下タンク(31L)に設けられた開口(31r)を通じて内部に配置されるとともに、前記燃料ポンプ(73)に備える蓋部材(73a)で前記開口(31r)が塞がれた鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、前記下タンク(31L)は、略水平な底板(31p)を備え、前記底板(31p)には、前記フレーム部材(22)の傾斜方向下側に前記開口(31r)を備え、前記合わせ部(31a)は、前記上タンク(31U)と前記下タンク(31L)との合わせ部であるフランジであり、前記合わせ部(31a)の前端部と後端部とが前記フレーム部材(22)側に締結され、前記上タンク(31U)は、傾斜方向下側で前記合わせ部(31a)に向けて延びる垂下壁(31h)を備え、前記燃料ポンプ(73)は、前記開口(31r)から鉛直方向上方に立てて配置され、前記燃料ポンプ(73)の上端が側面視で前記合わせ部(31a)よりも上方に配置されることを特徴とする。
上記構成において、前記垂下壁(31h)の後方に配置されたシート(17)は、前記上タンク(31U)の上面で支持されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記フレーム部材は、ヘッドパイプ(21)から左右に広がりつつ後下方へ延びるメインフレーム(22)であっても良い。
また、上記構成において、前記上タンク(31U)及び前記下タンク(31L)は、チタンの板状部材から切り出され、プレスにより成形されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記合わせ部(31a)は、前記燃料タンク(31)の前上部から後下部にかけて配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記燃料タンク(31)は、前記上タンク(31U)の上部に給油キャップ(72)が配置され、前記給油キャップ(72)と前記シート(17)との間に凸部(31k)を備えるようにしても良い。
本発明の下タンクは、略水平な底板を備え、底板には、フレーム部材の傾斜方向下側に開口を備えるので、略水平な底壁に燃料ポンプを配置することで、燃料ポンプ周辺の燃料を均一に吸い込むことができ、また、燃料ポンプより下に溜まる燃料をより少なくすることができる。また、傾斜する合わせ部と略水平な底板との距離が近くなる傾斜方向下側に燃料ポンプを挿入する開口を配置して、その開口を重量物である燃料ポンプの蓋部材で塞ぐことで、合わせ部に燃料ポンプを近づけて配置することができる。車両がジャンプするなどして過大な荷重が燃料タンクに作用したとしても、合わせ部で荷重を受けやすくなり、且つ合わせ部に作用する荷重をより小さくでき、燃料タンク内へ燃料ポンプを良好に配置することができる。
また、上タンクは、傾斜方向下側で合わせ部に向けて延びる垂下壁を備え、燃料ポンプは、開口から鉛直方向上方に立てて配置され、燃料ポンプの上端が側面視で合わせ部よりも上方に配置され、垂下壁の後方に配置されたシートは、上タンクの上面で支持されるので、燃料タンクの容量を拡大しつつ、シートを所定の高さに支持できる。
また、フレーム部材は、ヘッドパイプから左右に広がりつつ後下方へ延びるメインフレームであるので、後下方へ傾斜するメインフレームであって、左右のメインフレームの幅広な後部側に燃料ポンプを配置することとなり、燃料ポンプ近傍の燃料タンクの側壁とメインフレームとの干渉を避けることができる。
また、上タンク及び下タンクは、チタンの板状部材から切り出され、プレスにより成形されるので、フレーム部材より高く配置される燃料タンクに軽量なチタン材を用いることで、車体の上部を軽量化し、マスの集中化を図ることができる。
また、燃料タンクは、側面視略矩形とし、合わせ部は、矩形の前上部から後下部にかけて配置されるので、合わせ部の溶接長を長くして重量物である燃料ポンプを備える大容量の燃料タンクの荷重をフレーム部材で良好に支持することができる。
また、燃料タンクは、上タンクの上部に給油キャップが配置され、給油キャップとシートとの間に凸部を備えるので、給油キャップの突出の影響をなくして、ライダーの体重移動動作をスムーズに行うことができる。
本発明に係る第1実施形態の燃料タンクが搭載された自動二輪車を示す左側面図である。 燃料タンク及びその周囲を示す左側面図である。 ヘッドパイプの軸線方向上方から見た燃料タンク及びその周囲を示す図である。 燃料タンクを示す左側面図である。 燃料タンクを示す底面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図6の要部拡大図である。 燃料タンクをメインフレームと共に模式的に示す左側面図である。 第2実施形態の燃料タンク及びその周囲を示す左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の燃料タンク31が搭載された自動二輪車10を示す左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の後部下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に支持されたシート17とを備える。このように、自動二輪車10は、運転者がシート17に跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートフレーム24、ダウンフレーム26、左右一対のロアフレーム27、左右一対のサブフレーム28を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成し、フロントフォーク12を操舵可能に支持している。左右のメインフレーム22(図3も参照)は、ヘッドパイプ21の上部から左右の後方斜め下方に延びるとともに後方に向かうにつれてそれぞれの間隔が広がるように延び、シート17と、シート17の前方に配置された燃料タンク31とを支持している。センターフレーム23は、メインフレーム22の後端部から後方斜め下方及び略下方に延び、左右のメインフレーム22には、スイングアーム14の前端部を揺動可能に支持するピボット軸33が渡されている。
シートフレーム24は、左右のセンターフレーム23の上端から後方斜め上方に延び、上部でシート17を支持している。ダウンフレーム26は、ヘッドパイプ21の下部から略下方に延びている。左右のロアフレーム27は、ダウンフレーム26の下端部から左右下方にそれぞれ延び、更に後方に延びて左右のセンターフレーム23の下端部にそれぞれ接続されている。サブフレーム28は、左右のセンターフレーム23から後方斜め上方に延びて後端部が左右のシートフレーム24にそれぞれ接続されている。
上記の左右のセンターフレーム23、ダウンフレーム26及び左右のロアフレーム27にはエンジン35が支持されている。
フロントフォーク12は、その上端部にバーハンドル37が支持され、下端部に前車軸38を介して前輪13が支持されている。スイングアーム14は、後端部に後車軸39を介して後輪16が支持されている。
エンジン35は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から上方に延びるシリンダ部42とを備える。
クランクケース41の後部には、変速機44が一体的に設けられている。変速機44は、その出力軸46にドライブスプロケット47が取付けられ、ドライブスプロケット47と、後輪16に一体的に設けられたドリブンスプロケット48とにチェーン49が架け渡されている。また、変速機44は、運転者が変速操作を行うためにクランクケース41の下部の左側方に配置されたギアチェンジペダル51を備える。
シリンダ部42は、シリンダヘッド53を備え、シリンダヘッド53の後部に吸気装置(不図示)が接続され、前部に排気装置55が接続されている。排気装置55は、シリンダヘッド53に接続された排気管57と、排気管57の後端部に接続されたマフラ58とを備える。
車体の前部下部には、エンジン35及び左右のロアフレーム27を前方及び下方から覆うエンジンガード61が配置されている。
なお、図中の符号65は前輪13を上方から覆うフロントフェンダ、66は車体前部上部のメインフレーム22及びダウンフレーム26を側方から覆う左右一対のシュラウド、67は後輪16を上方から覆うリヤフェンダである。
図2は、燃料タンク31及びその周囲を示す左側面図である。
燃料タンク31は、上タンク31Uと下タンク31Lとを上下に合わせて形成された側面視略矩形の容器である。矩形の一方の対角線(矩形の前上部と後下部とを繋ぐ後下がりとなる対角線)位置には、上タンク31Uと下タンク31Lとの合わせ部であるフランジ31aが設けられ、フランジ31aの前端部と後端部とが左右のメインフレーム22又はメインフレーム22の周辺部材に弾性部材(ゴム)を介して弾性支持され、締結されている。以下では、フランジ31aが弾性支持されるメインフレーム22又はフランジ31aが弾性支持されるメインフレーム22の周辺部材を、メインフレーム22側と表現する。
符号71はフランジ31aをメインフレーム22側に弾性部材を介して締結するボルトである。
メインフレーム22の上面22aは、後下がりの平面に形成され、フランジ31aは、上面22aの上方に隔てて配置されるとともに上面22aに略平行に延びている。
上タンク31Uは、前部上部に上方に突出する給油口31bが設けられ、後部上部にシート17の前端部底部を係止するシート係止部31cが形成されてシート17を支持している。給油口31bは、給油キャップ72で塞がれている。
下タンク31Lは、底部前部がメインフレーム22よりも下方に突出し、底部後部に燃料ポンプ73が固定されている。燃料ポンプ73のポンプ本体部73b(図4参照)は、燃料タンク31に内蔵されている。
図中の符号81はダウンフレーム26の左右両側に配置されたラジエータ、82はシリンダヘッド53の上部開口を塞ぐヘッドカバー、83はシリンダ部42を支持するためにセンターフレーム23の上端部に取付けられたエンジンハンガ、84はメインフレーム22とダウンフレーム26とを接続する左右一対の補強フレームである。
図3は、ヘッドパイプ21の軸線方向上方から見た燃料タンク31及びその周囲を示す図である。
左右のメインフレーム22,22は、ヘッドパイプ21から後方斜め側方に広がるように延び、後端部に近づくにつれてそれぞれが後方に延びるようになる。なお、符号87は左右のセンターフレーム23,23を接続するクロスフレームであり、車幅方向に延びている。
燃料タンク31の上タンク31U及び下タンク31L(図2参照)は、その側面形状がメインフレーム22に沿って形成され、下タンク31Lは左右のメインフレーム22,22間に挿入されている。
フランジ31aは、前端が車幅方向中央部1カ所、後端が車幅方向に隔てた2カ所で固定されている。
燃料ポンプ73は、下タンク31Lの後部の車幅方向の幅が最も大きい部分に設けられている。
図4は、燃料タンク31を示す左側面図である。なお、燃料タンク31のフランジ31aについては、その形状の把握を容易にするために板厚を誇張して描いている。
燃料タンク31は、上タンク31Uの下端に平板状に形成された環状の上フランジ部31dと、下タンク31Lの上端に平板状に形成された環状の下フランジ部31eとが電気抵抗溶接(シーム溶接)にて接合されている。上フランジ部31dと下フランジ部31eとは、フランジ31aを構成する。
上タンク31U及び下タンク31Lは、チタン製の平板に切り出されたブランク材からプレスにより成形される。
燃料タンク31は、側面視で略矩形に形成され、矩形の対角線の一つである後下がりの対角線に略沿うようにフランジ31aが形成される。即ち、上タンク31U及び下タンク31Lは、一方を180°回転させることにより他方に略重なる形状に形成されている。従って、上タンク31U及び下タンク31Lのプレス成形前のブランク材を、同形状にすることができ、共用することでコストを低減することができる。
上タンク31Uは、上壁31f、左右の側壁31g、後壁31hを備える。
上壁31fは、筒状でおねじ部31jが形成された給油口31bと、給油口31bの後方でシート係止部31cの前方に上方に突出するように形成された凸部31kとを一体に備える。凸部31kは、図2に示したように、シート17の前方に配置され且つシート17の前端部の高さと略同じ高さに形成されているため、運転者がシート17の前端よりも前方に移動した際に、給油キャップ72が取付けられた給油口31bを前方にスムーズに越えることが可能になる。
図4に戻って、後壁31hは、上フランジ部31dから略鉛直に立ち上げられている。
下タンク31Lは、前壁31m、左右の側壁31n、底壁31pを備える。
前壁31mは、下フランジ部31eから略鉛直に下方に延びている。底壁31pは、その後部が略水平に形成され、その略水平な部分に燃料ポンプ73が取付けられている。
燃料ポンプ73は、下タンク31Lの底壁31pに取付けられるポンプフランジ部73aと、ポンプフランジ部73aから上方に延びるポンプ本体部73bとから構成される。
ポンプ本体部73bは、動力を発生させるモーター、燃料をろ過するフィルター等を備える。
図5は、燃料タンク31を示す底面図である。
燃料タンク31の下タンク31Lは、その底壁31pの後部に、円形で略水平な平坦部31qが形成されている。平坦部31qは、その周囲よりも燃料タンク31の内方に位置する部分であり、平坦部31qの中央に、燃料ポンプ73のポンプ本体部73bが挿入される円形の開口31rが形成されている。また、開口31rの周囲の平坦部31qには、燃料ポンプ73のポンプフランジ部73aを締結するための複数本のスタッドボルト91をそれぞれ備える複数の円弧状のボルト支持部材92が接合されている。スタッドボルト91には、ポンプフランジ部73aに開けられたボルト挿通穴(不図示)が嵌められ、スタッドボルト91の先端部にナットがねじ結合されて、下タンク31Lに燃料ポンプ73が固定される。
図中の符号31sは、燃料タンク31をメインフレーム22(図1参照)側に取付けるためにフランジ31aの後端部に形成されたタンク後部固定部、31tはタンク後部固定部31sを取付けるボルトを通すボルト挿通穴である。なお、フランジ31aの前端部をメインフレーム22側に取付けるためのタンク前部固定部31u(図3参照)は、底面視では、下タンク31Lの前部に重なって見えない。
図6は、図5のVI−VI線断面図である。図7は、図6の要部拡大図である。
図6及び図7に示すように、下タンク31Lの平坦部31qに設けられた開口31rは、平坦部31qと一体に成形された環状壁部31vから形成される。このように、開口31rを単なる穴にするのに比べて環状壁部31vとすることで、環状壁部31vが補強リブの役目をし、開口31rを補強することができる。
平坦部31qは、その周囲の部分に比べて高い位置に形成されている。これにより、平坦部31qに設けられたスタッドボルト91の下端位置を高くすることができ、燃料タンク31の下方に位置するエンジン35(図1参照)を高く配置することができる。この結果、エンジン35の最低地上高を高くすることができる。これと共に、平坦部31qの周囲を下げることで、燃料タンク31の容量を確保することができる。
図8は、燃料タンク31をメインフレーム22と共に模式的に示す左側面図である。図中の三角印は、車体フレーム11側の燃料タンク支持部95,96であり、フランジ31aを締結するボルト71(図2参照)に相当する。
上タンク31Uは、フランジ31aに向けて略鉛直に延びる後壁31hを備え、下タンク31Lは、フランジ31aに向けて略鉛直に延びる前壁31mを備える。
例えば、車両がジャンプした後に着地した際には、下タンク31Lに、燃料タンク31内の燃料及び燃料ポンプ73の重量と着地時の加速度とによる荷重が下向きに作用する。
この荷重の一部は、下タンク31Lの前壁31mに引張力として作用する。例えば、前壁31mが鉛直に対して傾斜していれば、前壁31mに作用する曲げ力が大きくなり、変形等が発生することになる。これに対して、略鉛直な前壁31mでは、上記の荷重を変形等を抑制しながら支えることができる。
また、燃料ポンプ73に作用する下向きの荷重は、燃料タンク31を燃料タンク支持部96を中心としたモーメントを発生させるが、燃料ポンプ73がフランジ31aの傾斜方向下側の燃料タンク支持部96に近づけて配置されるため、上記モーメントをより小さくすることができる。即ち、フランジ31aに作用する荷重をより小さくできる。
また、側面視で、上タンク31Uにおけるフランジ31aと上壁31fとの合流部97(黒丸で示した部分である。)は、下タンク31Lにおけるフランジ31aと前壁31mとの合流部にほぼ一致する。同様に、側面視で、上タンク31Uにおけるフランジ31aと後壁31hとの合流部98(黒丸で示した部分である。)は、下タンク31Lにおけるフランジ31aと底壁31pの合流部にほぼ一致する。このように上タンク31Uと下タンク31Lとのほぼ一致した合流部97,98を設けることで、上タンク31U及び下タンク31Lの各ブランク材を同一形状とすることが可能になる。これにより、上タンク31U及び下タンク31Lの各ブランク材が異なる場合に比べて、無駄になる部分を減らすことができ、コストを低減することができる。
上記した図2、図4、図5及び図7に示したように、上下割りの上タンク31U及び下タンク31Lが溶接で接合された合わせ部としてのフランジ31aが、前後方向に傾斜しつつ延びる左右一対のフレーム部材としてのメインフレーム22の上方に沿うように配置され、燃料ポンプ73が、下タンク31Lに設けられた開口31rを通じて内部に配置されるとともに、燃料ポンプ73に備える蓋部材としてのポンプフランジ部73aで開口31rが塞がれた鞍乗り型車両としての自動二輪車10の燃料タンク31において、下タンク31Lは、略水平な底板としての底壁31pを備え、底壁31pには、メインフレーム22の傾斜方向下側に開口31rを備える。
この構成によれば、略水平な底壁31p(詳しくは、平坦部31q)に燃料ポンプ73を配置することで、燃料ポンプ73の周辺の燃料を均一に吸い込むことができ、また、燃料ポンプ73より下に溜まる燃料をより少なくすることができる。また、傾斜するフランジ31aと略水平な平坦部31qとの距離が近くなる傾斜方向下側に燃料ポンプ73を挿入する開口31rを配置して、その開口31rを重量物である燃料ポンプ73のポンプフランジ部73aで塞ぐことで、フランジ31aに燃料ポンプ73を近づけて配置することができる。車両がジャンプするなどして過大な荷重が燃料タンク31に作用したとしても、フランジ31aで荷重を受けやすくなり、且つフランジ31aに作用する荷重をより小さくでき、燃料タンク31内へ燃料ポンプ73を良好に配置することができる。
また、図2、図4及び図6に示したように、上タンク31Uは、傾斜方向下側でフランジ31aに向けて延びる垂下壁としての後壁31hを備え、燃料ポンプ73は、開口31rから鉛直方向上方に立てて配置され、燃料ポンプ73の上端が側面視でフランジ31aよりも上方に配置され、後壁31hの後方に配置されたシート17は、上タンク31Uの上面で支持されるので、燃料タンク31の容量を拡大しつつ、シート17を所定の高さに支持できる。
また、図2及び図3に示したように、フレーム部材は、ヘッドパイプ21から左右に広がりつつ後下方へ延びるメインフレーム22であるので、後下方へ傾斜するメインフレーム22であって、左右のメインフレーム22の幅広な後部側に燃料ポンプ73を配置することとなり、燃料ポンプ73の近傍の燃料タンク31の側壁31g,31n(図4参照)とメインフレーム22との干渉を避けることができる。
また、上タンク31U及び下タンク31Lは、チタンの板状部材に切り出されたブランク材がプレスにより成形されるので、メインフレーム22より高く配置される燃料タンク31に軽量なチタン材を用いることで、車体の上部を軽量化し、マスの集中化を図ることができる。
また、図4に示したように、燃料タンク31は、側面視略矩形とし、フランジ31aは、矩形の前上部から後下部にかけて配置されるので、フランジ31aの溶接長を長くして重量物である燃料ポンプ73を備える大容量の燃料タンク31の荷重をメインフレーム22で良好に支持することができる。
また、図2に示したように、燃料タンク31は、上タンク31Uの上部に給油キャップ72が配置され、給油キャップ72とシート17との間に凸部31kを備えるので、給油口31b及び給油キャップ72の突出の影響をなくして、運転者の体重移動動作をスムーズに行うことができる。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の燃料タンク101及びその周囲を示す左側面図である。図1、図2に示した第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
燃料タンク101は、上タンク101Uと下タンク101Lとを上下に合わせた容器である。上タンク101Uと下タンク101Lとのシーム溶接による合わせ部であるフランジ101aは、その前部と後端部とが左右一対の後上りに傾斜したシートフレーム24に弾性部材(ゴム)を介して弾性支持されている。符号103はフランジ101aをシートフレーム24に弾性部材を介して締結するボルトである。
シートフレーム24の上面24aは、後上がりの平面に形成され、フランジ101aは、上面24aの上方に隔てて配置されるとともに上面24aに略平行に延びている。
上タンク101U及び下タンク101Lは、チタン製の平板に切り出されたブランク材からプレスにより成形される。
上タンク101Uは、後部上部に上方に突出する給油口101bが設けられている。給油口101bは、給油キャップ72で塞がれている。下タンク101Lは、底部前部に略水平な平坦部101cが形成され、平坦部101cに開口(不図示)が形成され、開口内に燃料ポンプ73のポンプ本体部73bが挿入されるとともに、燃料ポンプ73のポンプフランジ部73aが平坦部101cに固定される。燃料ポンプ73のポンプ本体部73bは、燃料タンク101に内蔵されている。
即ち、下タンク31Lは、その底壁101eに略水平な平坦部101cを備え、平坦部101cには、シートフレーム24の傾斜方向下側に開口を備える。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
17 シート
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム(フレーム部材)
31 燃料タンク
31a フランジ(合わせ部)
31h 後壁(垂下壁)
31L 下タンク
31p 底壁(底板)
31r 開口
31U 上タンク
72 給油キャップ
73 燃料ポンプ
73a ポンプフランジ部(蓋部材)

Claims (6)

  1. 上下割りの上タンク(31U)及び下タンク(31L)が溶接で接合された合わせ部(31a)が、前後方向に傾斜しつつ延びる左右一対のフレーム部材(22)の上方に沿うように配置され、燃料ポンプ(73)が、前記下タンク(31L)に設けられた開口(31r)を通じて内部に配置されるとともに、前記燃料ポンプ(73)に備える蓋部材(73a)で前記開口(31r)が塞がれた鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、
    前記下タンク(31L)は、略水平な底板(31p)を備え、前記底板(31p)には、前記フレーム部材(22)の傾斜方向下側に前記開口(31r)を備え
    前記合わせ部(31a)は、前記上タンク(31U)と前記下タンク(31L)との合わせ部であるフランジであり、前記合わせ部(31a)の前端部と後端部とが前記フレーム部材(22)側に締結され、
    前記上タンク(31U)は、傾斜方向下側で前記合わせ部(31a)に向けて延びる垂下壁(31h)を備え、前記燃料ポンプ(73)は、前記開口(31r)から鉛直方向上方に立てて配置され、前記燃料ポンプ(73)の上端が側面視で前記合わせ部(31a)よりも上方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク。
  2. 記垂下壁(31h)の後方に配置されたシート(17)は、前記上タンク(31U)の上面で支持されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
  3. 前記フレーム部材は、ヘッドパイプ(21)から左右に広がりつつ後下方へ延びるメインフレーム(22)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
  4. 前記上タンク(31U)及び前記下タンク(31L)は、チタンの板状部材から切り出され、プレスにより成形されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
  5. 記合わせ部(31a)は、前記燃料タンク(31)の前上部から後下部にかけて配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
  6. 前記燃料タンク(31)は、前記上タンク(31U)の上部に給油キャップ(72)が配置され、前記給油キャップ(72)と前記シート(17)との間に凸部(31k)を備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
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