JP6215883B2 - 鞍乗り型車両の燃料タンク - Google Patents
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Description
また、ボディ又はボトムの曲げエ程では、幅の狭い空間を有する断面袋状の部分を作ることが困難であり、例えば、燃料タンクのニーグリップ部を車幅方向に狭く形成したいにもかかわらず車幅方向に広くなってしまっていた。
本発明の目的は、ボディの曲げ加工に使用する型を容易に抜くことが可能で、且つニーグリップ部の成形が容易な鞍乗り型車両の燃料タンクを提供することにある。
また、上記構成において、前記燃料タンク(41)の前部には、前記ヘッドパイプ(21)に向いた前記溶接面(89e)が設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記燃料タンク(41)の下方にエンジン(51)が配置され、このエンジン(51)のシリンダ部(53)が前記溶接面(89e)よりも車幅方向外側に張り出していても良い。
また、上記構成において、前記ボディ合わせ部(85b)と前記ボトム合わせ部(87b)との溶接部(89)に形成される前記溶接面(89e)は、その傾斜角度が連続して変化し、前記ニーグリップ部(85a)よりも前方では、車幅方向内方斜め下方を指向し、前記ニーグリップ部(85a)では、下方を指向し、前記ニーグリップ(85a)よりも後方では、車幅方向外方斜め下方を指向するようにしても良い。
また、溶接面に沿って意匠面が形成されるので、溶接面を目立たなくすることができる。
また、燃料タンクの前部には、ヘッドパイプに向いた溶接面が設けられるので、溶接面とヘッドパイプとのクリアランスを小さくでき、タンク容量を拡大することができる。
また、燃料タンクの下方にエンジンが配置され、このエンジンのシリンダ部が溶接面よりも車幅方向外側に張り出しているので、溶接面を車幅方向外側の斜め下方から覗きにくくすることができ、目立たなくすることができる。
また、ボディ合わせ部とボトム合わせ部との溶接部に形成される溶接面は、その傾斜角度が連続して変化し、ニーグリップ部よりも前方では、車幅方向内方斜め下方を指向し、ニーグリップ部では、下方を指向し、ニーグリップ部よりも後方では、車幅方向外方斜め下方を指向するので、溶接面の傾斜角度を連続して変化させることで、ボディ合わせ部及びボトム合わせ部の曲げ加工や溶接作業を効率良く行うことができ、作業性を向上させることができる。
図1は、本発明に係る燃料タンク41を備えた自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12が設けられ、車体フレーム11の下部にスイングアーム14が設けられ、フロントフォーク12の下端部に前輪16、スイングアーム14の後端部に後輪17が支持された鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートレール24、左右一対のダウンフレーム26、左右一対のピボットプレート27及び左右一対のリヤフレーム28を備える。
スイングアーム14は、その後端部にリヤクッションユニット37の下端部が連結され、スイングアーム14の後端部に車軸39を介して後輪17が支持されている。リヤクッションユニット37の上端部は、シート42の下方の車体フレーム11に連結されている。
燃料タンク41の下方であって、車体フレーム11で囲まれた空間には多気筒のエンジン51が配置されている。
エンジン51は、メインフレーム22、ダウンフレーム26等で支持され、クランクケース52と、クランクケース52の前部から立ち上げられたシリンダ部53とを備える。シリンダ部53は、クランクケース52側から順に配置されたシリンダブロック55、シリンダヘッド56及びヘッドカバー57を備える。
図中に示す符号71はヘッドライト、72は前輪16の上方を覆うフロントフェンダ、73は運転者用のステップ、76は後輪17を上方から覆うリヤフェンダ、77はテールランプである。
燃料タンク41は、前端部がヘッドパイプ21の後方に近接し、左右のメインフレーム22の前端部から左右のシートレール24の前部までを上方から覆うように前後方向に延び、車体フレーム11に支持されている。燃料タンク41の後端部は、シート42の前端部に上方及び後方から覆われている。
また、燃料タンク41は、その外側を形成するプレス成形された外板としてのボディ85と、ボディ85の内側に配置されるプレス成形された底板としてのボトム87とが溶接されて形成されている。
燃料タンク41の前部の下方には、エンジン51のシリンダ部53が位置する。
なお、符号91は左右のメインフレーム22の後部に車幅方向に延びるように渡された上部クロスパイプであり、上部クロスパイプ91に左右のシートレール24の前端が接続されている。符号92はヘッドパイプ21の下部からメインフレーム22に斜めに渡された左右一対の補強パイプである。
図3(A)に示すように、ボディ85とボトム87とには、それぞれ輪郭の全周に連続するようにボディフランジ85b、ボトムフランジ87bが形成され、ボディフランジ85bとボトムフランジ87bとが重ねられて溶接されている。ここで、ボディフランジ85bとボトムフランジ87bとが重ねられて溶接された部分を溶接部89とする。
ボディ85は、左右のボディ側壁85c,85cと、ボディ側壁85c,85cの上端同士を接続するボディ上壁85dとから構成されている。
ボトム87は、左右のボトム側壁87c,87c(一方のボトム側壁87cのみ図示)を備え、ボトム側壁87c,87cに、燃料タンク41の前部を車体フレーム11(図2参照)側に係止するためのフック部87eをそれぞれ備える。なお、燃料タンク41の後端部は、固定用プレート(不図示)を介して車体フレーム11に固定される。
また、ボディ85は、左右2つ割りのボディ半体85L,85Rが車幅方向中央で溶接にて接合されている。即ち、ボディ半体85L,85Rは、それぞれが、ボディ側壁85cと、ボディ側壁85cの上端から車幅方向内側に延びるボディ上壁半体85fとから一体に形成される。ボディ上壁半体85fは、ボディ上壁85dを車幅方向中央で左右に分割して出来た一方の部分である。
ボディ85は、平面視で左右のボディ半体85L,85Rが前後方向に延びる接合部85gで溶接により接合されている。ボディ側壁85cは、その前部が車幅方向外側に膨出する膨出部85hと、膨出部85hから後方に向かうにつれて次第にすぼまるように設けられたニーグリップ部85aとを備える。ニーグリップ部85aは、前部に対して括れるとともに下方に向かうにつれて次第に車幅方向外側に広がっている。ボディ上壁85dの後端は、車幅方向に略直線状に延びている。
燃料タンク41のボトム87は、左右のボトム側壁87c,87cと、ボトム側壁87c,87cを一体に接続するボトム上壁87aとから形成される。
ボトム上壁87aの後部には、燃料ポンプ(不図示)を燃料タンク41内に挿入するためのポンプ用開口87fと、ポンプ用開口87fの縁に燃料ポンプを取付けるために形成されたポンプ取付け部87gとが形成されている。
ボトム87は、その周縁にボトムフランジ87bが形成され、ボトムフランジ87bが、ボディ85の周縁に形成されたボディフランジ85bに重ねられて溶接される。
ボディフランジ85bとボトムフランジ87bとの溶接部89は、帯状で且つ無端状の部分であり、ヘッドパイプ21に臨む前部溶接部89aと、前後方向に延びる左右の側部溶接部89b,89bと、燃料タンク41の後端部に位置する後部溶接部89cとから構成される。
左右の膨出部85h,85hの下方には、近接してエンジン51のシリンダ部53が配置されている。左右の側部溶接部89b,89bは、シリンダ部53の左右端部よりも車幅方向内側に位置する。このように、シリンダ部53が左右側方に突出することで、側部溶接部89bが車体側方斜め下方から見えにくくなる。
図5(A)は、前側部溶接部89fの断面を示している。ボディ85(詳しくは、ボディ側壁85c)の下端部には、車幅方向外側から順に、車幅方向内側に屈曲するボディ下屈曲部85j、ボディフランジ85bが形成されている。ここで、ボディ85の外面85kにおけるボディ下屈曲部85j及びボディフランジ85bの屈曲する点をそれぞれ第1屈曲点B1、第2屈曲点B2とする。
また、ボトム87(詳しくは、ボトム側壁87c)の下端部には、ボトムフランジ87bが形成されている。ここで、ボトム87の外面87hにおけるボトムフランジ87bの屈曲する点をボトム屈曲点B3とする。ボトムフランジ87bは、水平線96に対してボディ85のボディフランジ85bと同一の角度(θ2)又は略同一の角度だけ下方に屈曲している。
ボディ85の第2屈曲点B2からボトム87のボトム屈曲点B3までの範囲が、溶接部89である。
また、従来の燃料タンクのような溶接されて下方に突出するフランジが無いので、その分、燃料タンク41の容量を大きくしたり、燃料タンク41を小型・スリムに見せたりすることができ、見る者に新規な印象を与えることができる。
また、ボトム側壁87cの下端部には、ボトムフランジ87bが形成されている。ボトムフランジ87bは、水平線96に対してボディ85のボディフランジ85bと同一の角度(θ3)又は略同一の角度だけ上方に屈曲している。
上記のボディフランジ85bの外面85mにボトムフランジ87bの内面87kが重ねられ、ボディフランジ85bの外面85mとボトムフランジ87bの端面87mとの隅部がすみ肉溶接されて重ね継手が形成される。
後側部溶接部89rの溶接面89eは、車幅方向外方斜め下方(図の左斜め下方)を指向している。
上記したように、ボディフランジ85bは、水平よりも下方に屈曲しているので、後側部溶接部89rは外側方から視認可能である。但し、後側部溶接部89rの前後方向の長さL(図2及び図4参照)は短く、しかも運転者が乗車したときには、運転者の脚部で後側部溶接部89rが隠れるので、外観性の低下を招きにくい。
この後側部溶接部89rに対して前側部溶接部89f(図5(A)参照)は、その前後方向の長さが、長さLよりも大きいので、より一層外観性の向上に寄与している。
燃料タンク41のニーグリップ部85aは、下方に向かうにつれて次第に車幅方向外側に広がっている。ニーグリップ部85aの下端部に形成されたボディフランジ85bは、車幅方向内側に水平又は水平よりも下方に緩く屈曲している。また、ボトムフランジ87bは車幅方向外側に、ボディフランジ85bと同一角度又は略同一角度になるように屈曲している。そして、ボディフランジ85bの外面85mにボトムフランジ87bの内面87kが重ねられ、ボディフランジ85bの外面85mとボトムフランジ87bの端面87m(図5(A)参照)との隅部がすみ肉溶接されて重ね継手が形成され、溶接部89の溶接面89eは水平又は略水平となる。
ニーグリップ部85aでは、その車幅方向内側にメインフレーム22と、左右のメインフレーム22を接続する上部クロスパイプ91が設けられ、上部クロスパイプ91の車幅方向外側で、溶接部89の溶接面89eが水平又は略水平となっている。即ち、上部クロスパイプ91の車幅方向外側で、溶接部89の溶接面89eの傾きの方向が変化している。
側面視で、上部クロスパイプ91の位置は、燃料タンク41の前部に対して、燃料タンク41の下縁が下方にわずかに突出し始める位置であり、また、燃料タンク41の下縁からメインフレーム22が突出して見える部分でもある。このような上部クロスパイプ91の位置で、溶接面89eが外側方から見える又は見えない傾斜の境界を設けることで、このような境界の存在を目立たなくすることができる。
図7(A)に示すように、燃料タンク41の前端部には、車体フレーム11(図1参照)の前部を通す前部開口41cが形成され、前部開口41cの縁部に前部溶接部89aが設けられている。
前部開口41cは、上側から下側に次第に幅が広がるように形成されている。前部溶接部89aも、前部開口41cと同様に形成されて前方から視認可能となっている。
図7(B)に示すように、前部溶接部89aは、その前方に位置するヘッドパイプ21に臨んでいる。
ボディフランジ85bの外面85mにはボトムフランジ87bの内面87kが重ねられ、ボディフランジ85bの外面85mとボトムフランジ87bの端面87mとの隅部がすみ肉溶接されて重ね継手が形成される。
図8(A)に示すように、燃料タンク41の後部溶接部89cは、その車幅方向中央部分が略水平で、車幅方向両端部が車幅方向外側に向かうにつれて次第に下がるように傾斜している。
図8(B)に示すように、後部溶接部89cでは、ボディフランジ85bは、鉛直線99に対して角度θ5だけ前方に屈曲している。また、ボトムフランジ87bは、鉛直線99に対してボディ85のボディフランジ85bと同一の角度(θ5)又は略同一の角度だけ後方に屈曲している。即ち、ボディフランジ85b及びボトムフランジ87bから形成される溶接面89eは後傾している。
後部溶接部89cの溶接面89eは、後方斜め下方を指向している、即ち、後傾している。このように、後部溶接部89cの溶接面89eは後傾しているので、燃料タンク41単体では後部溶接部89cは、上方からは見えず、後方からは見える。燃料タンク41が車両に搭載された場合、図2に示したように、燃料タンク41の後部は上方及び側方からシート42で覆われるので、後部溶接部89cは外部に露出せず、外観性は損なわれない。
ボディフランジ85bの側部溶接部89bを、その全体に亘って、例えば水平に対して上方に屈曲させた場合には、ボディフランジを曲げるための型を抜くことは困難である。これに対して、本実施形態では、ボディフランジ85bを、前側部溶接部89fでは水平に対して上方に屈曲させ、後側部溶接部89rでは水平に対して下方に屈曲させることで、ボディフランジ85bを曲げるための型を、上下方向に移動させたり傾けたりする動作を伴いながら後方に抜きやすくなった。
この構成によれば、ボディフランジ85bの側部の後部を車幅方向内方斜め下方に突出させることで、ボディ85のボディ半体85L,85Rのそれぞれを形成する際に、ボディフランジ85bを曲げ加工する型が一体型であってもボディフランジ85bの側部の後部側から型を容易に抜くことができる。
また、図4及び図5(A),(B)で説明したように、ボディフランジ85bとボトムフランジ87bとで形成される溶接面89eに沿って意匠面としての外面85nが形成されるので、燃料タンク41の下部を車体側方から見たときに、外面85nに視線が注がれやすくなり、溶接面89eを目立たなくすることができる。
また、図7(A)〜(C)で説明したように、燃料タンク41の前部には、ヘッドパイプ21に向いた溶接面89eが設けられるので、溶接面89eとヘッドパイプ21とのクリアランスを小さくでき、燃料タンク41のタンク容量を拡大することができる。
また、図2及び図4で説明したように、燃料タンク41の下方にエンジン51が配置され、このエンジン51のシリンダ部53が溶接面89eよりも車幅方向外側に張り出しているので、溶接面89eを車幅方向外側の斜め下方から覗きにくくすることができ、溶接面89eを目立たなくすることができる。
また、図2、図5(A),(B)及び図6で説明したように、ボディフランジ85bとボトムフランジ87bとの溶接部89に形成される溶接面89eは、その傾斜角度が連続して変化し、ニーグリップ部85aよりも前方では、車幅方向内方斜め下方を指向し、ニーグリップ部85aでは、下方を指向し、ニーグリップ部85aよりも後方では、車幅方向外方斜め下方を指向するので、溶接面89eの傾斜角度を連続して変化させることで、ボディフランジ85b及びボトムフランジ87bの曲げ加工や溶接作業を効率良く行うことができ、作業性を向上させることができる。
例えば、本実施形態では、図2及び図6に示したように、ニーグリップ部85aでは、上部クロスパイプ91の車幅方向外側で、溶接部89の溶接面89eが水平又は略水平となるようにしたが、これに限らず、上部クロスパイプ91の車幅方向外側で、溶接面89eが水平又は略水平とならなくても良い。要は、ニーグリップ部85aの範囲内の箇所で、溶接面89eが水平又は略水平となれば良い。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
11 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
41 燃料タンク
42 シート
51 エンジン
53 シリンダ部
85 ボディ(外板)
85a ニーグリップ部
85b ボディフランジ(ボディ合わせ部)
85c ボディ側壁(側壁)
85L,85R ボディ半体(左右分割部)
85n ボディ下屈曲部85jの外面(意匠面)
87 ボトム(底板)
87b ボトムフランジ(ボトム合わせ部)
87c ボトム側壁(側壁)
89e 溶接面
Claims (7)
- ヘッドパイプ(21)の後部にメインフレーム(22)が連結される車体フレーム(11)を備え、前記ヘッドパイプ(21)の後方で前記車体フレーム(11)に前から順に燃料タンク(41)、シート(42)が支持され、上側に設けられる外板からなるボディ(85)と下側に設けられる底板からなるボトム(87)とは、それぞれ側壁(85c,87c)を備え、前記ボディ(85)の側壁(85c)の下端部にボディ合わせ部(85b)が形成され、前記ボトム(87)の側壁(87c)の下端部にボトム合わせ部(87b)が形成され、前記ボディ合わせ部(85b)と前記ボトム合わせ部(87b)とが溶接されて溶接面(89e)が形成されるとともに後端がシート(42)下方に配置される鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、
前記ボディ合わせ部(85b)は、前記ボディ(85)の外周縁全周に前記ボトム(87)に重ねて溶接されるように形成され、前記ボディ合わせ部(85b)の側部の後部は、車幅方向内方斜め下方に突出し、前記ボディ合わせ部(85b)の側部の後部以外は車幅方向内方斜め上方に突出し、
前記ボディ(85)の側壁(85c)に前後方向中央部から後部に亘ってニーグリップ部(85a)が形成され、前記ニーグリップ部(85a)には、当該ニーグリップ部(85a)の車幅方向内側に配置された前記ボトム(87)の側壁(87c)とで、車幅方向に幅の狭い狭幅部(41b)が前記メインフレーム(22)の側方に近接するように形成され、
前記狭幅部(41b)の下端では、車幅方向で前記メインフレーム(22)の内側方向に略水平に曲げられた前記ボディ合わせ部(85b)と、車幅方向で前記メインフレーム(22)の外側方向に略水平に曲げられた前記ボトム合わせ部(87b)とが上下に重ねられて溶接されることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク。 - 前記ボディ(85)は、車幅方向に二分割された左右分割部(85L,85R)が一体的に接合され、前記ニーグリップ部(85a)は、下側が上側より車幅方向に広がる形状を有し、前記ボディ合わせ部(85b)は、水平よりも下向きの緩い角度に曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記溶接面(89e)に沿って意匠面(85n)が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記燃料タンク(41)の前部には、前記ヘッドパイプ(21)に向いた前記溶接面(89e)が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記ヘッドパイプ(21)に向いた前記溶接面(89e)は、斜め下向きに形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記燃料タンク(41)の下方にエンジン(51)が配置され、このエンジン(51)のシリンダ部(53)が前記溶接面(89e)よりも車幅方向外側に張り出していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記ボディ合わせ部(85b)と前記ボトム合わせ部(87b)との溶接部(89)に形成される前記溶接面(89e)は、その傾斜角度が連続して変化し、前記ニーグリップ部(85a)よりも前方では、車幅方向内方斜め下方を指向し、前記ニーグリップ部(85a)では、下方を指向し、前記ニーグリップ部(85a)よりも後方では、車幅方向外方斜め下方を指向することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
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