JP2005059031A - 溶接装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】溶接治具を軽量化するとともに、ワークを均一に保持して熱引けを良好にして溶接作業を容易とし、かつ溶接治具の汎用性を高める。
【構成】燃料タンク1を構成する薄板プレスされた容器状の上側ワーク2Aと下側ワーク3Aを合わせて、溶接するときに使用する溶接治具のうち上側ワーク2Aを支持する上固定治具10を、横フレーム13と縦フレーム14を格子状に形成し、これら横フレーム13,縦フレーム14の適所に複数の固定部材15を取付ける。固定部材15はバネにより固定足55を上側ワーク2Aの表面へ押し付け、これにより上側ワーク2Aを上固定治具10へ浮動支持する。下側ワーク3Aを支持した下固定治具20を上固定治具10へ取付けて一体化し、この状態における上固定治具10の上部取付座16を溶接ロボットへ支持させ、自由に姿勢を変化させて溶接する。
【選択図】 図3
【構成】燃料タンク1を構成する薄板プレスされた容器状の上側ワーク2Aと下側ワーク3Aを合わせて、溶接するときに使用する溶接治具のうち上側ワーク2Aを支持する上固定治具10を、横フレーム13と縦フレーム14を格子状に形成し、これら横フレーム13,縦フレーム14の適所に複数の固定部材15を取付ける。固定部材15はバネにより固定足55を上側ワーク2Aの表面へ押し付け、これにより上側ワーク2Aを上固定治具10へ浮動支持する。下側ワーク3Aを支持した下固定治具20を上固定治具10へ取付けて一体化し、この状態における上固定治具10の上部取付座16を溶接ロボットへ支持させ、自由に姿勢を変化させて溶接する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、自動2輪車用燃料タンク等の薄板プレス成形品を対象とする溶接に好適な溶接装置に関する。
燃料タンクを製造するとき、燃料タンクを例えば上下に半割したものとなるように薄板プレス成形し、略U字形に湾曲している一方の半割ワークをその曲面形状に合わせた内面形状を持つ受け治具や支持アームで保持し、これに他方の半割ワークを合わせ、それぞれの突き合わせ部を押さえ治具で挟み込んで溶接作業を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭63−31833号公報
前記従来例におけるワーク保持の場合は、プレス成形後のスプリングバック等による表面形状誤差があるため、受け治具や支持アームで保持した際、溶接箇所の合わせ部に誤差による隙間が生じないようにする必要がある。
また、受け治具や支持アームの内面が直接広範囲にワークと接する際、ワークから空気中への溶接熱放熱面積が少なくなったり、受け治具や支持アームとワークとの接触面に熱がこもりやすくなると、ワークの熱歪みによる変形を助長させ、溶接軌道の不安定化や溶接部に亀裂を発生させる可能性がある。したがって、治具設計や溶接工程に注意を要した。
さらに、受け治具や支持アームの内面が直接ワークを保持するため、溶接によりワークに熱歪みが発生すると、変形応力の逃げ場が無くなって、応力集中によるしわや亀裂がワークに発生する可能性がある。したがって、治具設計や溶接工程に注意を要した。
そのうえ、従来の燃料タンク溶接治具は燃料タンクが複雑な曲面を有する場合、ワーク形状に対応ための部材追加等により治具が重くなる場合があり、例えば、自動ロボットを使用時には、最大積載量の関係で治具に重量制限があるので、治具重量を軽くすることが望まれていた。
そこで本願発明は、溶接時におけるワークの保持を容易にできるようにすることを目的とする。
そこで本願発明は、溶接時におけるワークの保持を容易にできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1は、曲面を有する金属成形品のワークへ別部材を溶接するため、前記ワークを固定保持するワーク保持治具を備えた溶接装置において、前記ワーク保持治具は、前記ワークの外形に略沿った形状のフレームと、このフレームから内側に突き出して前記ワークを保持する固定足を備えかつこの固定足と前記フレームとの距離を調整可能とした複数の固定部材と、を備えることを特徴とする。
請求項2は上記請求項1において、前記固定部材は、前記固定足を前記フレームへ弾力付勢する弾性部材を備えるものを含むことを特徴とする。
請求項3は上記請求項2において、前記固定部材のうち、溶接による熱歪み等によって発生するワークの変形量が大きい部位を支持するものほど、前記弾性部材の弾力を小さくすることを特徴とする。
請求項4は上記請求項2又は3において、前記固定部材のうち少なくとも1つ以上は、前記固定足が前記弾性部材を介さずに前記ワークを保持することを特徴とする。
請求項5は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記固定部材は、前記固定足が前記ワークの被保持面に合わせて角度調整可能であることを特徴とする。
請求項6は上記請求項1〜5のいずれかにおいて、前記フレームは、板部材や棒材等を肋骨状に組み上げて構成したものであることを特徴とする。
請求項7は上記請求項1〜6のいずれかにおいて、前記ワークは、下向きに開放された開口部を有する燃料タンクの容器状薄板プレス成形部品であり、前記別部材は、燃料タンクの下側を構成する薄板プレス成形部品であることを特徴とする。
請求項1によれば、以下の作用効果がある。
(1)ワークの表面の形状誤差に合わせて、フレームと複数の固定足部との距離を調節できるので、ワークの適切な位置決めが可能となる。
(2)フレームとワークが直接密着することなく、複数の固定足がワークを保持するため、ワークから空気中への溶接熱放熱面積を大きく設定することが可能となる。
(3)ワークの外形に略沿った形状のフレームから内側に突き出した複数の固定足を適切な間隔で配置することにより、ワークと固定部材接触による熱だまり箇所を分散させることができ、溶接軌道の不安定化や溶接部の亀裂発生を減少させることができる。
(1)ワークの表面の形状誤差に合わせて、フレームと複数の固定足部との距離を調節できるので、ワークの適切な位置決めが可能となる。
(2)フレームとワークが直接密着することなく、複数の固定足がワークを保持するため、ワークから空気中への溶接熱放熱面積を大きく設定することが可能となる。
(3)ワークの外形に略沿った形状のフレームから内側に突き出した複数の固定足を適切な間隔で配置することにより、ワークと固定部材接触による熱だまり箇所を分散させることができ、溶接軌道の不安定化や溶接部の亀裂発生を減少させることができる。
請求項2によれば、弾性部材を有する固定部材は、フレームと固定足の間に弾性部材を介したため、ワークを浮動支持することができ、溶接によりワークに熱歪みが発生しても、変形応力を逃がすことができるので、応力集中による溶接中の溶接合わせ箇所のずれが減少する。このため、溶接軌道の不安定化や溶接部の亀裂発生を防ぐことができる。
請求項3によれば、溶接による熱歪み等によって発生するワークの変形量が大きい部位を支持する固定部材ほど、弾性部材の弾力を小さくすることにより、変形応力を緩和できる。また、ワークの熱歪みの小さい部位を支持する固定部材における弾性部材の弾力を大きくすることにより、ワークに対する保持力や位置決め精度を確保できる。
請求項4によれば、ワークの熱歪みが少なく、表面形状精度の良い部位を保持する固定部材に弾性部材を使用しないことにより、ワークの位置決め精度をより向上させることができる。
請求項5によれば、以下の作用効果がある。
(1)フレーム形状を複雑にすることなく、固定部材の固定足をワークの被保持面形状に合わせて角度調整して密着させることができる。
(2)ワークの被保持面に形状誤差や熱歪みによる変形が起こっても、固定部材の固定足をワークの被保持面に密着させることができる。
(3)基本形状が異なるワークにも、ある程度まで1種類のワーク保持治具で対応可能となり、汎用性が増す。
(1)フレーム形状を複雑にすることなく、固定部材の固定足をワークの被保持面形状に合わせて角度調整して密着させることができる。
(2)ワークの被保持面に形状誤差や熱歪みによる変形が起こっても、固定部材の固定足をワークの被保持面に密着させることができる。
(3)基本形状が異なるワークにも、ある程度まで1種類のワーク保持治具で対応可能となり、汎用性が増す。
請求項6によれば、ワーク保持治具を比較的軽量に作ることができるので、治具組替え等の作業性が向上する。また、治具設置台を3次元的に可動にするとともに、ワーク保持治具に重量制限のある自動溶接ロボット等にも対応させやすくなる。
請求項7によれば、燃料タンクを例えば上下分割して薄板プレス成形のワークを作るとき、上側ワークは複雑な曲面形状を持つことが多く、燃料タンクにおける外形部のほとんどを占めるため大きな容器状になり、熱変形を起こし易い特性がある。しかし本願発明のワーク保持治具は、このような特性の上側ワークであっても好適に保持することができる。
以下、図面に基づいて自動2輪車用燃料タンクを溶接で製造する場合について説明する。なお、以下の説明において上下・左右・前後とは製品の使用状態を基準とし、上下方向は図1及び図2の図示状態における上下と一致し、左右方向は図2における左右と一致し、前後方向は図1の左右方向と一致している(図1の左方が前方、右方が後方)。
図1は本溶接装置により組み立てられる自動2輪車用燃料タンクの側面図であり、この燃料タンク1は、下向きに開放された容器状をなす表板2と、その開口部を覆って下側から取付けられる底板3とを備え、底板3の外周を表板2の開口縁部に重ねて溶接することにより、中空状の燃料タンク1をなしている。
図2は図1の2−2線断面であり、この図に示すように、燃料タンク1の中央部は上げ底になって、その下方に中央凹部4を形成するとともに、この中央凹部4を左右から挟むようにサイド部5,5が形成されている。
表板2はサイド部5,5の下端を巻いて中央凹部4内へ臨み、かつ若干上方へ曲がった状態の開口縁部6、6をなし、この開口縁部6、6に囲まれた開口部が下向きに開口している。
底板3は中央凹部4内へ入り、端部7、7が開口縁部6、6と重なるテーパー状をなし、さらに端部7、7から略垂直な側壁8、8となり、その上部は略水平に曲がった頂部9をなす。表板2と底板3は、それぞれ鉄板等の適宜金属材料の薄板を用いて個々にプレス成形して得られる。
表板2及び底板3、特に表板2は、複雑な3次元曲面をなしている。表板2を図示のように下向きに開口させ、底板3を下から中央凹部4内へ入れ、開口縁部6、6と端部7、7を重ねて、底板3で表板2の開口を覆うとともに、重なり合った部分を溶接することにより燃料タンク1が組み立てられる。
図3は、図2と同断面部位における溶接方法を示し、表板に相当する上側ワーク2Aは上固定治具10に取付けられ、底板に相当する下側ワーク3Aは下固定治具20に取付けられ、上固定治具10と下固定治具20は略記するボルト等の結合部材12、12で連結一体化される。このとき上側ワーク2Aの開口縁部6Aと下側ワーク3Aの端部7Aが重なって溶接部分が位置決めされる。
上固定治具10は上側ワーク2Aの外形に概略沿う湾曲形状の横フレーム13と、これと略格子状に交差する縦フレーム14を備え、上固定治具10の中央部に上部取付座16が設けられ、この横フレーム13等のフレーム部材に取付けられた複数の略記した固定部材15により、上側ワーク2Aを浮動支持するようになっている。
上部取付座16と溶接ロボットのロボットアーム先端17とをボルト18で結合することにより、上側ワーク2A及び下側ワーク3Aを固定した状態の上固定治具10と下固定治具20が一体になって溶接ロボットへ支持される。
下固定治具20は略平板状の基部21と、その中央から上方へ突出して左右の側壁8A,8A間を上方へ延びて上端が頂部9Aへ当接又は若干の間隙をもって位置する支柱部22、22と、この支柱部22、22の上部を横断する横部材23を備え、横部材23の長さ方向両先端部に左右の側壁8A,8Aへ当接する支持部24、24を設ける。
この支持部24、24は必要により、後述する固定部材と置き換えることができる。基部21の外周部には通し穴25を設けて、結合部材12を通す。結合部材12は通し穴25に対応して横フレーム13等の端部に設けられた上固定治具10の取付穴26と一致し、この取付穴26をナット状にしておけば、ボルトとしての結合部材12を締結できる。
図4は上固定治具10の平面図であり、上固定治具10は上側ワークの外形に略沿うように複数の縦フレーム14が前後方向へ長く配置される。この図からは明らかではないが、各縦フレーム14は上側ワーク2Aの外形とほぼ一定の間隔をもって沿うように形状変化している。
なお、縦フレーム14は必ずしも前後へ通した連続部材とする必要はなく、必要により中間部をカットしたり隣接する縦フレーム14,14の間隔を変化させてもよい。この例では、中央に略平行する一対の縦フレーム14,14が上部取付座16を挟んで分断され、かつその前後で間隔が変化している。さらに、これら縦フレーム14を横断するように複数の横フレーム13が格子状に交差して設けられる。
縦フレーム14は上部取付座16より前側で、上部取付座16より若干広い幅で平行する一対の中央前部30,30、上部取付座16より後方側へ上部取付座16と略同じ幅で平行に延びる一対の中央後部31,31、上側ワークのサイド部5A(図3参照)外方を左右側部から後部まで連続して囲む側方部32、左右の側方部32の前端部と中央前部30,30の各前部間を結ぶ側方前部33,33を有する。
中央前部30,30は上側ワークの頂部上方に相当する位置となる上部取付座16から前方へ向かって斜めに前下がり状をなす。中央前部30,30間には丸棒状の横連結部材34,35が設けられている。このうち前側の丸棒状の横連結部材34は直接左右の中央前部30,30をつなぎ、後ろ側の横連結部材35は上部取付座16を介して連結する。16aはロボットアーム先端部17を嵌合するための大径穴、16bはボルト18を締結するナット穴であり、大径穴16aを囲んで複数設けられている。
中央後部31,31は上部取付座16から上側ワークの上面後半部に沿って斜め下がりに後方へ延びる。中央後部31,31間は角パイプ状の横連結部材36,36で連結されている。横連結部材34,35,36は上側ワークの上面における略平坦部上方に位置するため、直線状の部材である。また、中央後部31,31の後端間は肉厚の板状をなす後端横連結部材37で連結されている。
横フレーム13は前側から前部横フレーム40、中間横フレーム41、後部横フレーム42を備える。前部横フレーム40は側方部32の前端部と中央前部30の中間部をつなぎ、中間横フレーム41は側方部32の前部と中央後部31の上部取付座16近傍部を結び、後部横フレーム42は側方部32の後部と中央後部31の後部を結ぶ。
横フレーム13と縦フレーム14並びに上部取付座16との接続部は相互に溶接されている。なお、横フレーム13,縦フレーム14は、横連結部材34,36を除き、板状又は角パイプ状の部材である。また、各部材は熱伝導率が良く軽量な金属材料から構成され、好ましくはアルミ合金製である。
図5に示すように、横フレーム13の前部横フレーム40,中間横フレーム41,後部横フレーム42は上側ワークの横断面における曲面に沿うよう曲がっており、略肋骨状に配置される。
図3〜図5に示すように、横フレーム13及び縦フレーム14の適所に固定部材15が取付けられている。但し、これらの図における固定部材15は略記してある。また上側ワークの表面へ当接する先端部(後述する固定足)は当接曲面に対して垂直になることが好ましく、横フレーム13及び縦フレーム14の曲線形状によって固定部材15の向きが変化している。
図6は固定部材15の一部を破断した正面図、図7は側面図である。これらの図に示すように(主として図6により説明する)、固定部材15は、フレーム取付部50に対してガイド51を介してバネ受け部52を上下移動してフレーム取付部50との間隔調整自在に設け、かつガイド51の周囲へ取付けたコイルスプリング53によりバネ受け部52をフレーム取付部50から離間方向へ付勢している。
ガイド51は上端部がネジ51aになっており、バネ受け部52を上下方向に貫通して設けられた通し穴52aから通されてフレーム取付部50のナット穴50aへ着脱自在に締結される。したがって、バネ受け部52がコイルスプリング53の弾力に抗して上動するとき等におけるバネ受け部52の上下動をガイドする。またガイド51を取り外せばコイルスプリング53を交換できる。なお、コイルスプリング53はバネ受け部52を下方へ付勢できるものであれば、公知の各種バネ部材からなる弾性部材に代えることができる。
バネ受け部52の中央部には図の上下に貫通するナット穴52bが設けられ、これを調節ネジ54が上下へ貫通し、ナット穴52bにてネジ結合している。調節ネジ54の上端側は、フレーム取付部50の中央部に上下へ貫通して形成された通し穴50bを貫通して上方へ突出ている。
調節ネジ54の下部は、バネ受け部52を貫通して下方へ突出し、ネジ部が形成されずかつネジ部の外径よりも細い細径部54aをなし、この部分がバネ受け部52の下方に位置して固定足55を軸着する足支持部56の上部56aに設けられた通し穴56bを貫通し、抜け止めピン57で上下両方向に抜け止めされている。抜け止めピン57は足支持部56に対して調節ネジ54と軸直交方向に設けられたピン穴56cへ圧入され、拡大部に略直角方向断面で示すように、細径部54aの周囲へ形成された環状溝54b内を抜け止めピン57の一部が通過することにより、細径部54aを回転自在かつ軸方向への抜け止めをした状態で係合する。なお、抜け止めピン57は細径部54aを挟んで平行する一対で設られる(図7参照)。
バネ受け部52の中央下部には、足支持部56の上部56aを嵌合する凹部52cが設けられ、ここに入り込んでいる足支持部56の上部56aが、調節ネジ54の進退に応じて上下動自在になっており、固定足55とフレーム取付部50との間隔に相当する固定足55の突出高さが調節自在になっている。
すなわち、調節ネジ54の上端部を回すことにより、バネ受け部52に対する調節ネジ54の下端部側を進退調節して、足支持部56を固定足55と一体に上下させて、バネ受け部52と固定足55の間隔を調整自在とする。同時にフレーム取付部50と足支持部56の間隔、すなわち固定足55の突出高さが調整自在となる。
なお足支持部56の上部56aは略四角形であり、凹部52cに嵌合している状態で調節ネジ54を回転させると回り止めされて凹部52c内を上下動する。また、調節ネジ54をナット穴52bから十分長く下方へ突出させ、足支持部56の上部56aを凹部52cから脱出させれば、調節ネジ54の軸回りに回転できるため、固定足55の回動中心軸である軸57の方向を90度変化させ、固定足55の回動方向を変える(例えば、図示状態で紙面の前後方向へ回動するのに対して、紙面の左右方向へ回動させる)ことができる。
足支持部56には下方へ開放された略コ字状部56dが設けられ、ここに略T字状をなす固定足55の基部55aが嵌合され、略コ字状部56dの対向部に形成された貫通穴56eと基部55aに形成された貫通穴55bに挿通された軸58によりその軸回りへ回動自在に連結されている。軸58は抜け止めピン57と平行に設けられる。
固定足55には平坦状をなす当接部55cが設けられ、ここが上側ワークの表面(すなわち被保持面)へ当接する。また、固定足55は軸58の周りに回動自在であるから、ワークに対する当接部55cの当接角度を自在に変化でき、上側ワークの曲面に適合して当接部55cの角度を自在に調節して面接触状態で当接可能になっている。これによって鋭い曲面や平面でも対応できる。
さらに、フレーム取付部50の側面には通し穴59が設けられ、図4中の拡大部に示すように、この通し穴59へボルト59a等を通して横フレーム13又は縦フレーム14へ設けたナット穴59bへ締結して取付けられるようになっている。但し、横フレーム13又は縦フレーム14にはナット穴59bに代えて通し穴を設けナットでボルトと締結させても良い。
固定部材15の横フレーム13又は縦フレーム14に対する取付けは中心軸線(調節ネジ54の軸線方向と一致する)がワークの支持面と垂直を保つようにする。横フレーム13又は縦フレーム14にはこのための取付穴を予め設けておく。
横フレーム13及び縦フレーム14を肋骨のように組立てて上側ワークの表面に略沿わせ、横フレーム13及び縦フレーム14の側面(肉厚幅の端面と直角な幅広になっている面)をワーク表面となるべく垂直にする(ワーク表面は曲面なので横フレーム13及び縦フレーム14が通る面のバランスを考慮して、極度の鋭角にならずに平均で垂直を保つようにする)。
この上固定治具10に対して、各固定部材15の固定足55がそれぞれ上側ワークの表面へ当接して支持することにより、上側ワークがコイルスプリング53を介して上固定治具10にフローティング支持される。このとき調節ネジ54の進退量を調節して固定足55の当接部55cによる上側ワーク表面に対する押し当て程度を調節することによりコイルスプリング53のバネ圧を加圧又は減圧に調整することができる。この調節により、ワークの歪みによってできる固定足55との隙間を埋めるように調整ができる。
これにより、多数の固定足55による小さな受け面を多く設けて上側ワークの全面を均等に満遍なく受け止め、上側ワークの全面に一定の加圧が掛かった状態で上側固定治具10へしっかり固定できる。このとき、上側ワークの反力は、当接部55c→足支持部56→調節ネジ54→バネ受け部52→コイルスプリング53と伝達され、コイルスプリング53の予め設定されたバネ荷重で弾性支持される。
また、予め各固定部材15における固定足55の突出高さを設定した状態で上側固定治具10に上側ワークを支持させたとき、上側ワークにおける少々の誤差・異形によりその部分の加圧が高まったり減少しても、この上側ワーク側における被保持面の状況に応じてバネ受け部52が上下動し、この動きをコイルスプリング53が受け止めて吸収する。したがって、上側固定治具10を上側ワークの形状に略合わせればほとんどの曲面に対応できる。
さらに、コイルスプリング53にバネの強さが異なる複数種類を備えておき、コイルスプリング53を取り替えることによりバネの強さを任意に変更できる。したがって、予想されるワークの変形に応じてバネの強さを変更する。例えば、変形がスプリングバックによる場合、スプリングバックの最も強いところバネを最も弱くし、他の部分ではスプリングバックの強さに応じて最適のバネとなるコイルスプリング53を選択する。
すなわち、固定部材15は、バネの強さが異なるコイルスプリング53を選択することにより、固定足55の上側ワークに対するバネ荷重を場所毎に調整できるから、上側ワークの歪みの出やすい所や溶接歪みによる熱変形の大きな所はなるべく荷重を減らし、曲面にあまり変化が生じない場所はバネ荷重を増やして上側ワークの固定力を大きくし、全体がバランス良く支持できるようにする。このバランスがとれたときは上側ワークの取付けがし易くなり、溶接による溶接時の熱歪みで上側ワークの溶接箇所に応力が集中することが無くなり、溶接箇所の亀裂発生を減少できる。
なお、殆どスプリングバックのない面精度の高いところはコイルスプリング53を用いずに、調節ネジ54をねじ込んで固定足55の当接部55cを強くワークの表面へ押しつけてリジッドに固定することができる。この例を、図5において中央の横連結部材36,36に取付けられたコイルスプリングの無い固定部材15、・・として示してある。
また、ワークを固定部材15によって上記リジットに固定する場合は、図9に示すように、固定部材15において、コイルスプリングの代わりに管状のスペーサー70をガイド51の周囲へ嵌合配置してもよい。このようにすれば、スペーサー70によりフレーム取付部50とバネ受け部52との距離が一定に保たれるので、固定足によるワーク表面に対する固定がリジットになる。なお、図6との共通部には共通符号を付してある。
次に、本例の作用を説明する。図3に示すように、上固定治具10の凹部空間内へ上側ワーク2Aを入れ、固定部材15の固定足55(図6、7)を上側ワーク2Aの表面へ当接させる。固定部材15は上固定治具10の複数箇所に設けられ、上側ワーク2Aの各部に当接し、固定足55が調節ネジ54により押し付けられるから、上側ワーク2Aは上固定治具10へ浮動支持される。
また、底板3に相当する下側ワーク3Aを支持した下固定治具20を上固定治具10へ取付けると、上側ワーク2Aの開口縁部6Aと下側ワーク3Aの端部7Aが重なり、下側ワーク3Aで上側ワーク2Aの開口を覆う状態で位置決めされ、上固定治具10と下固定治具20が一体化する。
このとき、上側ワーク2Aの固定方法を従来のように数カ所の大きい受け面で固定するのではなく、固定足55の小さな受け面を多く設けて上側ワーク2Aの全面を均等に満遍なく受け止め、上側ワーク2Aや上側固定治具10にかかる応力を分散させる。また、その一つ一つに自由度を持たせ、なおかつ保持力を一つ一つ異なる力で調整して上側ワーク2Aの表面積誤差にも対応できるようにする。
これにより、上側ワーク2Aの表面の形状誤差に合わせて、横フレーム13及び縦フレーム14と複数の固定部材15との距離を調節できるので、上側ワーク2Aの適切な位置決めが可能となる。また、横フレーム13及び縦フレーム14は上側ワーク2Aに略沿う程度の概略形状で足りるから、形状を複雑にすることなく、固定部材15の固定足55を上側ワーク2A表面に密着させることができる。
したがって、燃料タンクを例えば上下分割して薄板プレス成形の上側ワーク2Aを作るとき、上側ワーク2Aは複雑な曲面形状を持つことが多く、燃料タンクにおける外形部のほとんどを占めるため大きな容器状になり、熱変形を起こし易い特性がある。しかし本願発明のワーク保持治具は、このような特性の上側ワーク2Aであっても好適に保持することができる。
上固定治具10と下固定治具20が一体化した状態で、上部取付座16をロボットアーム先端17へボルト18で取付けると(図3参照)、上固定治具10及び下固定治具20は多軸(例えば6軸)のワーク保持用自動ロボットへ支持して自由に姿勢制御できる。
そこで、図8に略図で示すように、ワーク保持用自動ロボット60のロボットアーム61により、上固定治具10及び下固定治具20を支持させて開口縁部6Aと端部7Aの合わせ部を最適位置になるよう姿勢制御しながら、別の溶接用自動ロボット62を用いて溶接する。符号63は溶接用自動ロボット62のロボットアーム、64はそのロボットアーム63の先端に保持された溶接部材、65は溶接部である。
すなわち、溶接用自動ロボット62とタンク保持自動ロボット60を2機使用して溶接する。このとき、ロー付けであれば、ワーク保持用自動ロボット60は、ロボットアーム61を自在に曲げて、開口縁部6Aと端部7Aの合わせ部を水平に保ち、これに対して溶接用自動ロボット62もロボットアーム63を自在に曲げて溶接部材64を開口縁部6と端部7の合わせ部上へ移動させて溶接する。
このとき、ワーク保持用自動ロボット60は、溶接部65において溶けたロー材が流れ落ちないよう、常時ワークの姿勢を最適に変化させ、かつ溶接用自動ロボット62もワークの姿勢変化に応じて溶接部材64を移動させる。このようにすると、ロー材の流れ落ちを防止できるので、ロー付けの場合において特に有利である。
また、固定部材15を含めて上固定治具10及び下固定治具20の構成部材を軽量なアルミ合金製とし、板材や棒材等を組み合わせて組立てることにより全体を軽量にしたので、治具設置台が3次元的に可動するとともに重量制限がある多関節自動ロボットへの適用が容易になる。しかも、軽量.のために治具組替え等の作業性が向上する。
そのうえ、上固定治具10及び下固定治具20は、熱伝導性の良いアルミ合金製であり、横フレーム13及び縦フレーム14と上側ワーク2Aが直接密着することなく、複数の固定部材15が上側ワーク2Aを保持するため、上側ワーク2Aに接触している箇所が外部の空気へ広く面することになり、ワーク側から空気中への溶接熱放熱面積を大きく設定することが可能となる。
したがって、上固定治具10及び下固定治具20の熱引きも良好であり、治具側に熱がこもりにくくなる。また溶接時における上側ワーク2Aの熱は全体へ均等に伝わるので、局部の熱引きと熱だまりが無くなり、溶接の熱歪みもスプリングで吸収するので溶接箇所に応力集中が無くなり、溶接亀裂が減少する。
また、溶接ビードの安定と溶接箇所の亀裂発生減少にも寄与する。
また、溶接ビードの安定と溶接箇所の亀裂発生減少にも寄与する。
上側ワーク2Aの外形に略沿った形状の横フレーム13及び縦フレーム14から内側に突き出した複数の固定部材15を適切な間隔で配置し、横フレーム13及び縦フレーム14と固定足55がコイルスプリング53を介することにより、上側ワーク2Aを浮動支持するため、溶接により上側ワーク2Aに熱歪みが発生しても、変形応力を逃がすことができ、応力集中による溶接中の溶接合わせ箇所のずれが減少する。
また、上側ワーク2Aに多少の歪みがあっても、各所のコイルスプリング53により全体として上側ワーク2A位置が変わらず、上側ワーク2Aの溶接面の位置移動が少ないので、自動溶接時の溶接軌道も安定する。したがって、溶接軌道の不安定化や溶接部の亀裂発生を減少させることができる。
さらに、溶接による上側ワーク2Aの熱歪みの大きい部位を支持する固定部材15ほど、コイルスプリング53の弾力を小さくすることにより、変形応力を緩和できる。また、上側ワーク2Aの熱歪みの小さい部位を支持する固定部材15のバネを大きくすることにより、上側ワーク2Aに対する保持力や位置決め精度を確保できる。
また、上側ワーク2Aの熱歪みが少なく、表面形状精度の良い部位を保持する固定部材15に弾性部材を使用せずリジッドに固定すれば、上側ワーク2Aの位置決め精度をより向上させることができる。
しかも、上側ワーク2Aの表面形状誤差や熱歪みによる変形が起こっても、固定部材15の固定足55を上側ワーク2A表面に密着させることができる。そのうえ、基本形状が異なるワークに対しても、ある程度まで1種類の固定治具を共通使用できるので汎用性が増す。
なお、本願発明は上記の例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、固定部材15の支持軸線はワークの曲面に垂直に出すのが理想である。したがって軸57で回動する固定足55を廃止して固定部材15の構造をより簡単にすることもできる。
また、横フレーム13や縦フレーム14に対して直接取付けた弾性部材によりワークを支持するようにすれば、自動ロボットの先端負荷軽減を考慮してより軽量化を図ることができる。軽量にすることで自動ロボットのアーム先端における振動ぶれを防止して溶接等の加工精度を上げることができる。
なお、自動溶接ロボットとの併用ではなく、溶接側が固定されて溶接工具を自在に制御できない構造の場合でも、ワーク保持側が自動ロボットであれば、ワークの姿勢制御を自在にできるので前記効果を上げることができる。この場合、相手側が固定シーム溶接機の場合であっても、少々のシーム位置誤差はコイルスプリング53で吸収できる利点がある。
さらに、ワークを従来例のように数カ所の大きい受け面で固定するのではなく、小さな受け面を多く設けてワークの全面を均等に満遍なく受け止め、ワークや治具に掛かる応力を分散させるものであれば、コイルスプリング53のような弾性部材を省略して、全固定部材15がそれぞれワークをリジッドに固定するようにしてもよい。
また、保持対象は燃料タンクに限らず、各種の溶接用ワークが可能である。但し本願発明は、薄板プレス成形品のワークを保持する場合に最も適している。
1:燃料タンク、2:表板、2A:上側ワーク、3:底板、3A:下側ワーク、6:開口縁部、7:端部、10:上固定治具、11:下固定治具20、13:横フレーム、14:縦フレーム、15:固定部材、54:調節ネジ、55:固定足、58:軸
Claims (7)
- 曲面を有する金属成形品のワークへ別部材を溶接するため、前記ワークを固定保持するワーク保持治具を備えた溶接装置において、
前記ワーク保持治具は、前記ワークの外形に略沿った形状のフレームと、
このフレームから内側に突き出して前記ワークを保持する固定足を備えかつこの固定足と前記フレームとの距離を調整可能とした複数の固定部材と、
を備えることを特徴とする溶接装置。 - 前記固定部材は、前記固定足を前記フレームへ弾力付勢する弾性部材を備えるものを含むことを特徴とする請求項1の溶接装置。
- 前記固定部材のうち、溶接による熱歪み等によって発生するワークの変形量が大きい部位を支持するものほど、前記弾性部材の弾力を小さくすることを特徴とする請求項2の溶接装置。
- 前記固定部材のうち少なくとも1つ以上は、前記固定足が前記弾性部材を介さずに前記ワークを保持することを特徴とする請求項2又は3の溶接装置。
- 前記固定部材は、前記固定足が前記ワークの被保持面に合わせて角度調整可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した溶接装置。
- 前記フレームは、板部材や棒材等を肋骨状に組み上げて構成したものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載した溶接装置。
- 前記ワークは、下向きに開放された開口部を有する燃料タンクの容器状薄板プレス成形部品であり、前記別部材は、燃料タンクの下側を構成する薄板プレス成形部品であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載した溶接装置。
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-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003290137A patent/JP2005059031A/ja not_active Withdrawn
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