JP4847905B2 - 自動二輪車の燃料タンク - Google Patents

自動二輪車の燃料タンク Download PDF

Info

Publication number
JP4847905B2
JP4847905B2 JP2007080584A JP2007080584A JP4847905B2 JP 4847905 B2 JP4847905 B2 JP 4847905B2 JP 2007080584 A JP2007080584 A JP 2007080584A JP 2007080584 A JP2007080584 A JP 2007080584A JP 4847905 B2 JP4847905 B2 JP 4847905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
tank
fuel
engine
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007080584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008238904A (ja
Inventor
健 志村
友之 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007080584A priority Critical patent/JP4847905B2/ja
Publication of JP2008238904A publication Critical patent/JP2008238904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847905B2 publication Critical patent/JP4847905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、樹脂材料で成形した燃料タンクを備えた自動二輪車の燃料タンクに関する。
自動二輪車等において、燃料タンクを樹脂材料で成形したものが知られている。このような樹脂材料の成形方法としては、現在、ブロー成形、射出成形、回転成形などがあり、自動車などの燃料タンクでは、燃料タンクの全体を一体成形することで製造コストを低く抑えることのできるブロー成形が多く用いられている。一方、ブロー成形では、燃料タンクの壁部の板厚を薄く又は均一にすることが困難であることから、射出成形によるものも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
一方、射出成形品において、成形に使用されるポリアミド樹脂を発泡させた樹脂発泡成形品が知られている。この技術によれば、さらに成形品を軽量化することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−98886号公報 特開2006−8952号公報
自動二輪車では、エンジンの上方に燃料タンクが配置されることが多い。そのため、走行中にエンジンから放出される熱は、燃料タンクの下側を加熱することがあり、この熱によって燃料タンク内の燃料温度が上昇してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、エンジンから放出される熱によって燃料温度を上昇させ難い自動二輪車の燃料タンクを提供することを目的とする。
本発明では、前輪と後輪との間にエンジンを備え、そのエンジンの上方に燃料タンクを備えた自動二輪車であって、前記燃料タンクを樹脂製のアッパタンクとロアタンクを接合して構成すると共に、前記ロアタンクの一部であってエンジンと向き合う部分に樹脂発泡成形によって成形される発泡部を前記ロアタンクと一体成形したことを特徴とする。
この構成によれば、エンジンから放出される熱が発泡部によって遮断されるようになり、熱が燃料に伝わり難くなる。
また、前記エンジンはクランクケースから上方に延びるシリンダを備え、そのシリンダの上方に吸気ボックスを備え、吸気ボックスの後方でクランクケースの上方に燃料タンクを配置し、前記アッパタンクとロアタンクの接合面を燃料タンクの後部よりも前部を高くし、前記吸気ボックスとクランクケースとロアタンクとが向き合うようにすることもできる。
この構成によれば、熱を放熱するエンジンと燃料タンクが向き合って配置されたとしても、発泡部が熱を遮断することにより、熱が燃料に伝わり難くなる。
本発明によれば、前記燃料タンクを樹脂製のアッパタンクとロアタンクを接合して構成すると共に、前記ロアタンクの一部であってエンジンと向き合う部分に樹脂発泡成形によって成形される発泡部を前記ロアタンクと一体成形しているので、エンジンから放出される熱が発泡部によって遮断されるようになり、熱が燃料に伝わり難くなる。そのため、燃料の温度が上昇し難くすることができる。
また、発泡部をロアタンクに一体に成形しているので、熱を遮断させるための追加部品を設けることなく、燃料タンク内の燃料への熱の影響を緩和することができる。これにより、部品点数の増加によるコストアップを回避することができる。
また、前記エンジンはクランクケースから上方に延びるシリンダを備え、そのシリンダの上方に吸気ボックスを備え、吸気ボックスの後方でクランクケースの上方に燃料タンクを配置し、前記アッパタンクとロアタンクの接合面を燃料タンクの後部よりも前部を高くし、前記吸気ボックスとクランクケースとロアタンクとが向き合うようにしているので、熱を放熱するエンジンと燃料タンクのロアタンクが向き合って配置されたとしても、発泡部が熱を遮断することにより、熱が燃料タンク内の燃料に伝わり難くなる。そのため、熱の影響をあまり考慮せずにエンジンと燃料タンクとの配置を決定することができ、設計自由度が向上する。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の燃料タンクについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンクを搭載した自動二輪車の側面図である。なお、以下の説明において、上下方向および前後方向とは、図1を基準とした方向を示すものとし、左右方向とは、運転者から見た方向をいうものとする。
自動二輪車1は、図1に示すように、車体フレーム6を備え、この車体フレーム6は、ヘッドパイプ61と、このヘッドパイプ61から後方斜め下方に延在する左右一対のメインフレーム62と、これらのメインフレーム62の後方に連接された左右一対のピボットプレート63と、これらのピボットプレート63を互いに水平に連結する図示しないクロスメンバーとで構成されている。
車体フレーム6のヘッドパイプ61には、図1に示すように、フロントフォーク3が揺動自在に連結されている。フロントフォーク3の下端部には、油圧式ディスクブレーキを備えた前輪2が回転自在に支持されており、前輪2の上方には、フロントフェンダ20が設けられている。このフロントフェンダ20は、フロントフォーク3に支持される態様で取り付けられている。また、フロントフォーク3の上端部には、ステアリングハンドル5が取り付けられている。
車体フレーム6の中央部の下側には、図1に示すように、水冷直列4気筒横置き型のエンジン19が搭載されている。このエンジン19は、クランクケースから上方に延びるシリンダ14を備えている。このエンジン19の左右両側には、ミドルカウル8が設けられており、このミドルカウル8は、アッパーカウル7と連続する態様で車体に対して着脱自在に取り付けられている。また、アッパーカウル7には、二灯式のヘッドライト28、ウインドスクリーン29、左右一対のフロントウィンカ27、左右一対のバックミラー30が取り付けられている。
エンジン19の下方には、ロアカウル9が取り付けられている。このロアカウル9は、ミドルカウル8と連続する態様で車体に対して着脱自在に取り付けられている。また、エンジン19の上方であって車体フレーム6の上側には、燃料タンク21が載置されており、この燃料タンク21は、その全体が燃料タンクカバー24によって覆われている。フロントシート22の後方には、リアシート51(ピリオンシート)が装着されており、このリアシート51の下側には、リアカウル41およびリアフェンダ42が取り付けられている。このリアフェンダ42には、ストップランプ43、左右一対のリアウインカ44が取り付けられている。
一方、車体フレーム6の後方下部には、図1に示すように、スイングアーム23(リアフォーク)が揺動自在に支持されており、スイングアーム23の後端部には、油圧式ディスクブレーキを備えたチェーン駆動式の後輪25が、リアフェンダ42の下方で回転自在に支持されている。
図2は、図1に示す燃料タンク21の取付部分の拡大図である。また、図3は、燃料タンク21を覆う燃料タンクカバー24を取り外した状態を、後方斜め左側から見た分解斜視図である。
燃料タンク21の前側であって、エンジン19のクランクケースから上方に延びるシリンダ14(図1参照)の上方には、吸気ボックス72が配置されている。この燃料タンク21及び吸気ボックス72は、図2及び図3に示す燃料タンクカバー24によって上方を覆われている。この燃料タンクカバー24は、図3に示すように、燃料タンクカバー24の外側から複数のマウントボルト13及び図示しないグロメット等によって車体側に締結されており、このマウントボルト13等を取り外すことにより、燃料タンクカバー24が自動二輪車の本体側から取り外すことができるようになっている。
吸気ボックス72は、車体前側に位置する吸気口73(図1参照)から走行風を取り込んで、フィルタで清浄した空気を吸気ボックス72の付近に配置されるスロットルボディ(図示せず)へと供給するようになっている。このように、この自動二輪車1は、吸気ボックス72を燃料タンク21の前側に配置することにより、吸気ボックス72からスロットルボディ、吸気ポートまでをほぼ直線上に配設して、吸気系及び排気系の高効率化を実現させている。
燃料タンク21の内部には、燃料タンク21内の燃料を排出するための燃料ポンプ70が取り付けられている。この燃料ポンプ70は、燃料タンク21の下側外部に排出部70dを備えており、この排出部70dから排出される燃料が、燃料パイプ90を介して図示しないスロットルボディへと送られるようになっている。
なお、図2において、燃料ポンプ70は、燃料を燃料タンク21の外部へ送出するためのポンプ70a、燃料をろ過するフィルタ70b、燃料タンク21内の燃料の残量を検出するためのフロートスイッチ70cなどを備えている。
また、燃料タンク21は、図3に示す揺動軸71を中心に燃料タンク21の前部を上方に向けて回動できるように、本体側に軸支されている。これにより、燃料タンクカバー24を取り外して、燃料タンク21の前部上方に向けて回動させることにより、吸気ボックス72の点検や燃料ポンプ70の調整等をするためのメンテナンススペースを確保することができるようになっている。
なお、図3において、11はトップブリッジ、12はヘッドパイプである。
図4は、図3の状態から燃料タンクを取り外した状態を示す分解斜視図である。
燃料タンク21は、車体フレーム6の外側から着脱可能なマウントボルト15によって取り付けられている。この燃料タンク21の下側には、図4に示すように、エンジン19のクランクケースが配置されている。すなわち、燃料タンク21の底部及び吸気ボックス72と、エンジン19のクランクケースとは上下に所定の隙間をあけて向き合うように配置されている。そのため、走行中のエンジン19の熱は、エンジン19の上部に位置する燃料タンク21の底部へ放出(伝達)されることになる。
図5は、燃料タンク21を単体で示す側面図である。なお、図4において、左側が車体前方になる。
燃料タンク21は、アッパタンク110とロアタンク120とで2分割で構成されており、図5において左上側(車体前方上側)から斜め右下(車体後方下側)まで延在する接合部100でそれぞれ接合されている。
このアッパタンク110とロアタンク120とは、射出成形によってそれぞれ成形されている。
アッパタンク110は、接合部100から車体後方斜め上側に向けて窪んだ腕型の形状をなしている。このアッパタンク110には、その上側に燃料供給口111が形成されており、アッパタンク110の車体後方の下側には、燃料タンク21を車体側に固定するための取付部21a、112が設けられている。また、接合部100を構成するための分割開口部の縁部には、ロアタンク120のフランジ部123(詳細は後述する)と接合させるためのフランジ部113が分割開口部の周方向に連続して設けられている。このアッパタンク110は、燃料供給口111の形状が射出成形で形成されるように、その射出成形用の金型が図5における上下方向に2分割されるようになっている。
ロアタンク120は、接合部100から下側に向けて窪む腕型形状をなしている。このロアタンク120には、その底部120aに燃料ポンプ70が取り付けられる開口部121が形成されている。また、接合部100を構成するための分割開口部の縁部には、アッパタンク110のフランジ部113と接合させるためのフランジ部123が分割開口部の周方向に連続して設けられている。さらに、ロアタンク120についても、射出成形用の金型が図4における上下方向に2分割されるようになっている。
このロアタンク120の開口部121の周辺であって、エンジン19と向き合う部分には、樹脂発泡成形がなされた発泡部122が形成されている。この発泡部122では、樹脂材料を発泡させていることにより、他の部分の壁部よりも壁板が厚くなっており、この厚い壁部及び内部の空隙によって、壁部を通過する熱を遮断することができる。
このエンジン19と向き合う部分とは、エンジン19のクランクケースと燃料タンクの外表面とが空間(隙間)をあけて対向する部分をいうが、その他に、エンジン19のクランクケースと直接に対向しない部分であっても、エンジン19のクランクケースからの熱の影響を受けるため、その熱を遮断させるために何らかの対策を施すことが好ましい部分をも含む。
ここで、樹脂発泡成形とは、成形材料を成形する際に外部から添加された、あるいは成形材料から遊離した発泡剤により気泡形成して多孔質体を形成する成形方法である。発泡剤としては、熱によって分解する化学発泡剤(重曹,クエン酸,ADCAなどが有名)、成形時の温度により気化する物理発泡剤(水,ブタンなど)がある。
この樹脂発泡成形は、種々の方法によって成形品の一部分を発泡させることができる。例えば、ガスアシスト射出成形法がある。この成形方法は、加圧がスタイで加圧状態に保持されたカウンタープレッシャ状金型キャビティに発泡樹脂を射出し、次いで加圧ガスを注入して中空対を一旦形成し、樹脂が冷却する前に中空部のガスを放出して、樹脂を中空部に向かって発泡させるものである。この方法は、注入する気体が抵抗の少ない厚肉部の中心に集まるという現象を利用したものであり、薄肉成形品への適用が可能である。
また、GAIM成形法がある。この成形方法は、溶融樹脂と高圧ガスを金型内に射出し、このガス圧力により賦型と保圧を行いながら溶融樹脂の冷却を行い、冷却完了後に成形品内よりガスを放出または回収し、離型する方法である。この方法によれば、薄肉部に選択的にガス体を流すことで発泡部122を形成することができる。
さらには、最も多く使用されているショートショット法がある。この成形方法は、発泡材や核材を配合した発泡性樹脂を金型キャビティを満たすに不十分な量だけ射出し、発泡材の発泡力により金型キャビティを満たすものであり、もっとも簡単な成形方法である。
これらのアッパタンク110及びロアタンク120に使用される樹脂材料としては、ガス透過性が低く、かつエンジン19から対流する熱の影響を受け難い耐熱性に優れた種々の樹脂材料であって、発泡性の良い材料、例えば、ポリアミド樹脂が使用可能である。
ポリアミド樹脂の主要構成成分の代表例としては、例えば、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、p−アミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂肪族、脂環族、芳香族のジアミン、およびアジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳香族のジカルボン酸が挙げられ、本発明においては、これらの原料から誘導されるポリアミドホモポリマーまたはコポリマーを、各々単独または混合物の形で用いることができる。
一方、アッパタンク110とロアタンク120との接合は、アッパタンク110のフランジ部113とロアタンク120のフランジ部123とを重ね合わせた後に、このフランジ部113、123の全周に亘って強固に接合される。この接合は、例えば、接合面を溶融して直接接合してもよく、間に溶融樹脂を注入して接合してもよい。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の燃料タンクによれば、燃料タンク21を樹脂製のアッパタンク110とロアタンク120を接合して構成すると共に、ロアタンク120の一部であってエンジン19と向き合う部分に樹脂発泡成形によって成形される発泡部122をロアタンク120と一体成形しているので、エンジン19から放出される熱が発泡部122によって遮断されるようになり、熱が燃料に伝わり難くなる。そのため、燃料の温度が上昇し難くすることができる。
また、発泡部122を一体で成形しているので、熱を遮断させるための追加部品を設けることなく、燃料タンク21内の燃料への熱の影響を緩和することができる。これにより、部品点数の増加によるコストアップを回避することができる。
さらに、エンジン19はクランクケースから上方に延びるシリンダ14を備え、そのシリンダ14の上方に吸気ボックス72を備え、吸気ボックス72の後方でクランクケースの上方に燃料タンク21を配置し、アッパタンク110とロアタンク120の接合部100を燃料タンクの後部よりも前部を高くし、吸気ボックス72とエンジン19のクランクケースとロアタンク120とが向き合うようにしているので、熱を放熱するエンジン19と燃料タンク21のロアタンク120とが向き合って配置されたとしても、発泡部122が熱を遮断することにより、熱が燃料タンク21内の燃料に伝わり難くなる。そのため、熱の影響をあまり考慮せずにエンジン19と燃料タンク21との配置を決定することができ、設計自由度が向上する。
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、発泡部122をロアタンク120の開口部の周辺であって、エンジン19と向き合う一部の部分に形成したが、ロアタンク120の全体を発泡成形することにより、ロアタンク120の壁部の全体を厚く形成してもよい。これにより、ロアタンク120全体の軽量化を図ることができる。また、本願の効果と同様に、エンジン19のクランクケースから放出される熱の影響を遮断させ、燃料タンク21内の燃料の温度を上昇し難くすることができる。
また、ロアタンク120だけでなく、アッパタンク110の一部、例えば、運転者が燃料タンク21と接する部分や、直射日光を受ける部分を発泡成形することもできる。これにより、燃料タンクカバーを設けて燃料タンクの外部を覆わなくても、運転者が燃料タンク21から受ける熱を遮断させることができる。また、直射日光が当たることで燃料タンク内の燃料が暖められ難くすることができる。
さらに、燃料タンク21の剛性が十分である場合には、ガスアシスト射出成形法によって発泡部122の内部を中空形状にすることもできる。すなわち、金型内の樹脂の冷却後にガスを放出することで、内部を中空形状にしている。これにより、この中空部分で熱を遮断して燃料タンク21内の燃料が暖められ難くすることができると共に、燃料タンク21をさらに軽量化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンクを搭載した自動二輪車の側面図である。 図1の燃料タンクが取り付けられている部分の拡大図である。 燃料タンクカバーを本体側から分解した状態を示す分解斜視図である。 図3から燃料タンクを取り外した状態を示す分解斜視図である。 燃料タンク単体の側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 前輪
6 車体フレーム
14 シリンダ
19 エンジン
21 燃料タンク
24 燃料タンクカバー
25 後輪
62 メインフレーム
70 燃料ポンプ
72 吸気ボックス
73 吸気口
100 接合部(接合面)
110 アッパタンク
111 燃料供給口
113、123 フランジ部
120 ロアタンク
121 開口部
122 発泡部

Claims (2)

  1. 前輪と後輪との間にエンジンを備え、そのエンジンの上方に燃料タンクを備えた自動二輪車であって、
    前記燃料タンクを樹脂製のアッパタンクとロアタンクを接合して構成すると共に、前記ロアタンクの一部であってエンジンと向き合う部分に樹脂発泡成形によって成形される発泡部を前記ロアタンクと一体成形したことを特徴とする自動二輪車の燃料タンク。
  2. 前記エンジンはクランクケースから上方に延びるシリンダを備え、そのシリンダの上方に吸気ボックスを備え、吸気ボックスの後方でクランクケースの上方に燃料タンクを配置し、前記アッパタンクとロアタンクの接合面を燃料タンクの後部よりも前部を高くし、前記吸気ボックスとクランクケースとロアタンクとが向き合うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の燃料タンク。
JP2007080584A 2007-03-27 2007-03-27 自動二輪車の燃料タンク Expired - Fee Related JP4847905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080584A JP4847905B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 自動二輪車の燃料タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080584A JP4847905B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 自動二輪車の燃料タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008238904A JP2008238904A (ja) 2008-10-09
JP4847905B2 true JP4847905B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39910764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007080584A Expired - Fee Related JP4847905B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 自動二輪車の燃料タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847905B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5566246B2 (ja) * 2010-10-04 2014-08-06 川崎重工業株式会社 燃料ホース
USD737192S1 (en) * 2014-01-28 2015-08-25 Paul Yaffe Motorcycle fuel tank
JP6170517B2 (ja) 2015-03-26 2017-07-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の燃料タンク
JP6704885B2 (ja) * 2017-09-28 2020-06-03 本田技研工業株式会社 樹脂製燃料タンク
DE102018120441B4 (de) 2017-09-28 2021-12-16 Honda Motor Co., Ltd. Aus Harz hergestellter Kraftstoffbehälter

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981221A (ja) * 1982-10-29 1984-05-10 Nissan Motor Co Ltd プラスチツク製燃料タンク
JP3214654B2 (ja) * 1995-02-03 2001-10-02 スズキ株式会社 自動二輪車の燃料タンク
JP4383064B2 (ja) * 2003-02-07 2009-12-16 本田技研工業株式会社 自動二輪車のシート構造
JP4252816B2 (ja) * 2003-02-20 2009-04-08 本田技研工業株式会社 自動2輪車の構造
JP2006205619A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyoda Gosei Co Ltd 樹脂成形品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008238904A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847905B2 (ja) 自動二輪車の燃料タンク
US9919756B2 (en) Saddle-ride type vehicle
US9140222B2 (en) Intake passage structure for vehicle
JP5001077B2 (ja) 自動二輪車のステップホルダ取付構造
US9016769B2 (en) Saddle type vehicle
US7614468B2 (en) Straddle-type vehicle
JP2007085235A (ja) 自動二輪車の排気マフラー
JP5187748B2 (ja) 自動二輪車
JP2006240345A (ja) 自動二輪車のシートフレーム
JP4991346B2 (ja) 自動二輪車の燃料タンク
JP6798973B2 (ja) 車両用樹脂部品
JP2011148451A (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP2010188888A (ja) 車両のシート構造
JP4559165B2 (ja) 鞍乗型車両の燃料タンク取付構造
JP2014177917A (ja) 鞍乗型車両及びその製造方法
JP2018086907A (ja) 鞍乗型車両
JP5478182B2 (ja) 鞍乗型車両のシートカウル構造
JP4173337B2 (ja) 自動二輪車における導風装置
JP5903263B2 (ja) 水冷式v型エンジン
JP2017190092A (ja) 鞍乗型車両用フェンダおよび鞍乗型車両
JP2005119571A (ja) スクータ型車両の前部カバー構造
JP4847904B2 (ja) 自動二輪車の燃料タンク
JP2018086909A (ja) 鞍乗型車両
JP6322909B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP6759564B2 (ja) 鞍乗型車両の熱交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4847905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees