JP5751916B2 - 鞍乗り型車両用燃料タンク - Google Patents

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    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof

Description

本発明は、鞍乗り型車両用燃料タンクの改良に関する。
燃料タンクの側壁を伝わって落ちる燃料や、雨水等の流動体が他の車両部品に付着することを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1(図1、図4)参照。)。
特許文献1の図1に示すように、自動二輪車(10)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の前部に、燃料タンク(50)が設けられ、この燃料タンク(50)の車幅方向外方に、燃料タンク(50)の一部を覆う車体カバーとしてのシュラウド(60)が設けられている。
同文献1の図4に示すように、燃料タンク(50)のタンクフランジ(52)に、案内部材(100)が取付けられている。この案内部材(100)は、タンクフランジ(52)の縁を挟むようにして取付けられる挟持部(110)と、この挟持部(110)から延ばされ燃料タンク(50)に沿って流れ落ちる流体を受ける流動体案内部(150)とを備える。
特許文献1の技術では、案内部材(100)によって、タンクフランジ(52)が保護されている。すなわち、タンクフランジ(52)を保護するためには、案内部材(100)が必要であった。
車両コストの低減が求められる中、部品点数の増加を伴うことなくタンクフランジを保護することができる技術が望まれる。
特開2009−214621公報
本発明は、鞍乗り型車両用燃料タンクにおいて、部品点数の増加を伴うことなくタンクフランジを保護することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、鞍乗り型車両に搭載され、下半体と上半体とを突き合わせ接合してなる鞍乗り型車両用燃料タンクであって、下半体は、上方側が開放され、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左下フランジ部及び右下フランジ部とを有し、上半体は、下方側が開放され、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左上フランジ部及び右上フランジ部とを有し、左下フランジ部と左上フランジ部とが溶接され、右下フランジ部と右上フランジ部とが溶接されることで燃料タンクが構成され、左右の下フランジ部又は左右の上フランジ部のうちの一方に、上方又は下方に折り曲げた左右の折曲部が設けられ、燃料タンクは、燃料タンクの少なくとも一部を覆うタンクカバーを含み、このタンクカバーの内面に、左右の折曲部と高さ方向に沿って同じ向きに形成され、タンクカバーが変形したときに左右の折曲部に当接する当接面が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、下方側に折り曲げられた左右の折曲部は、左上フランジ部及び右上フランジ部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、上方側に折り曲げられた左右の折曲部は、左下フランジ部及び右下フランジ部に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、当接面は、タンクカバーの内面から車幅方向内方に離間するようにしてタンクカバーと一体に設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、タンクカバーは、その前部が閉じ側で上部、後部及び下部が開放され、燃料タンクの左右フランジ後端に、タンクカバーの後端が結合され、燃料タンクの後端に連続して乗員が座るシートが設けられることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、左右の折曲部は、車幅方向左右にて車両長手方向に延びており、タンクカバーの内面に、当接面が複数設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、燃料タンクの下面から下方へ、タンクカバーが取付けられるカバー取付部が延ばされ、このカバー取付部に係合するカバー係合部がタンクカバーの高さ方向略中央に備えられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、左右の下フランジ部又は左右の上フランジ部のうちの一方に、上方又は下方へ折り曲げる左右の折曲部が設けられている。
上方又は下方へ折り曲げる左右の折曲部で、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされるフランジ部を覆うようにしたので、部品点数を増加を伴うことなくフランジ部の保護を行わせることができる。
また、タンクカバーの内面に、タンクカバーが変形したときに、左右の折曲部に当接する当接面が設けられている。
乗員がニークリップすること等によりタンクカバーが車幅方向内方へ変形したときに、タンクカバーの当接面は、燃料タンクの折曲部で受けられる。タンクカバーの当接面にかかる力が面で受けられるように燃料タンクに折曲部を設け、タンクカバーの車幅方向内方への力を折曲部の面で受けるようにすれば、タンクカバーの当接面を折曲部の点又は線で受ける場合に較べ、タンクカバーに無理な力が掛かり難くなると共にタンクカバーの変形を抑制することができる。
請求項2に係る発明では、左上フランジ部及び右上フランジ部を下方に折り曲げるだけで折曲部が形成される。従って、左上下フランジ部及び右上下フランジ部を下方に折り曲げる場合に較べて簡便に折曲部を形成することができる。
請求項3に係る発明では、左下フランジ部及び右下フランジ部を上方に折り曲げるだけで折曲部が形成される。従って、左上下フランジ部及び右上下フランジ部を上方に折り曲げる場合に較べて簡便に折曲部を形成することができる。
請求項に係る発明では、燃料タンクの下面から下方へカバー取付部が延ばされ、このカバー取付部に係合するカバー係合部がタンクカバーの高さ方向略中央に備えられている。すなわち、タンクカバーの高さ方向略中央が燃料タンクの下面よりも下方に位置し、タンクカバーが燃料タンクの下方まで延びている場合であっても、タンクカバーに車幅方向外側から力がかかった場合であって、燃料タンクとタンクカバーとの位置関係を保ちながら、タンクカバーを確実に保持させることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車のフレームの斜視図である。 自動二輪車のフレームの左側面図である。 燃料タンクを装着したフレームの平面図である。 図1の5−5線断面図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 燃料タンク周りの分解斜視図である。 図7の別実施例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車両の骨格をなすフレーム11と、このフレーム11に懸架される駆動源としてのエンジン12と、フレーム11の前端に設けられハンドル13によって操向可能な前輪15と、フレーム11の後部に設けられエンジン12によって駆動される後輪16と、前輪15と後輪16の間に設けられるシート17とを有し、このシート17に乗員が跨って座る態様の鞍乗り型車両である。
次に、フレームの構造について説明する。
図2に示すように、フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両長手方向に延びる中空のメインフレーム22と、このメインフレーム22の中間部から下方へ延びスイングアーム23を揺動自在に支持するピボットフレーム24と、ヘッドパイプ21の下部から車両斜め下後方へ延びエンジン12の前部を支持するダウンフレーム25と、メインフレーム22の中間部分にて折り曲げられる折曲部26に車幅方向に渡されるクロスパイプ27と、このクロスパイプ27の後方位置でメインフレーム22とピボットフレーム24の間に渡されるサブフレーム31と、クロスパイプ27の車両後方位置で車幅方向に延ばされると共にメインフレーム22の上面に固着されリヤクッション(図)1、符号32)の上端が取付けられるクッションフレーム33と、クロスフレーム11の車両後方にて折曲部の左右壁35、36から各々メインフレーム22に沿って車両後方へ延ばされ、後端部がクッションフレーム33に接合される左右の補強フレーム37、38と、からなる。
なお、ピボットフレーム24がメインフレーム22から分岐する位置の車両後方に、メインフレーム22の折曲部26が配置される。
メインフレーム22から下方に延ばされるピボットフレーム24は、板材を折り曲げたものであり、上半部45が断面ロ字状で、下半部46が車両前方に開放する断面コ字状を呈する。下半部46にピボット軸(図1、符号47)が通る筒部48が車幅方向に渡されている。
図1に戻って、メインフレーム22は、折曲部26で折り曲げられ車両側面視でV字形を呈する。スイングアーム23は、ピボットフレーム24に設けた筒部48に揺動自在に支持される。
次に、フレーム11に取付けられる部材について説明する。
ヘッドパイプ21に前輪15を支えるフロントフォーク41が操向可能に設けられ、ヘッドパイプ21の上方にてフロントフォーク41に一体化され乗員が操向操作をするハンドル13が設けられる。フロントフォーク41の側に、フロントフェンダ42、ヘッドライト43及びメータ44が取付けられる。
ダウンフレーム25の下部にエンジンハンガ51が設けられ、このエンジンハンガ51にエンジンの前部12aが取付けられる。また、ピボットフレーム24にエンジンの後部12bが取付けられている。エンジン12の上方位置にてメインフレーム22に、燃料タンク52が取付けられ、この燃料タンク52の後端に連続して車両後方へ延びるようにシート17がメインフレーム22に取付けられている。メインフレーム22は、シート17を支持するシートレール107を含む、いわゆるモノバックボーンフレームである。
エンジン12は、変速機を内蔵するクランクケース61と、このクランクケース61から上方に延びるシリンダブロック62、シリンダヘッド63からなるシリンダ部64と、このシリンダ部64のシリンダヘッド63を覆うヘッドカバー65と、シリンダヘッド63の後壁63bに接続される吸気系70と、シリンダヘッドの前壁63aに接続され車両前方から後方へ延びる排気系80とからなる。
排気系80は、シリンダヘッド63から前方、下方さらには車両後方にこの順で延びている排気管81と、この排気管81の車両後端に接続され車両後方に延びている消音器82とからなる。
吸気系70は、シート17の下方に配置されるエアクリーナ71と、このエアクリーナ71から車両前方に延ばされるコネクテイングチューブ72と、このコネクテイングチューブ72の先に接続されるスロットルボデイ73と、このスロットルボデイ73から車両前方に延ばされシリンダヘッドの後壁63bに接続されるインテーク管74とを有する。
ピボットフレーム24の下部に、車幅方向左右にピボット軸47が延ばされ、このピボット軸47から車両後方へスイングアーム23が延ばされ、このスイングアーム23の後端にエンジン12に駆動される後輪16が取付けられる。スイングアーム23の車両後端23bとメインフレームの後部22bの間にリヤクッション32が渡されることで、フレーム11に揺動自在に後輪16が支持される。
図3に示すように、メインフレーム22の前部上面に燃料タンク(図1、符号52)の前端を支持する前タンクステー91が立設され、クロスパイプ27に燃料タンク52の後端を部を支持する後タンクステー92が立設される。
次に、燃料タンクの取付構造について説明する。
図4に示すように、前タンクステー91の車幅方向中心に締結ボルト111を介して燃料タンク52の前部が締結され、後タンクステー92を構成するタンク受け部95に、締結ボルト111、111を介して燃料タンク52の後部が締結される。
図1に戻って、燃料タンクを覆うタンクカバーと車体カバーについて説明する。
燃料タンク52は、この燃料タンク52の側方にタンクカバー113が配置される。このタンクカバー113で燃料タンク52が覆われている。このタンクカバー113の車両後方でタンクカバー113の車両後方に連続するようにしてサイドカバー114L、114R(図手前側の符号114Lのみ示す。)が配置される。サイドカバー114L、114Rで車両中間部の側方が覆われている。
以下、図5〜7では、燃料タンクとこの燃料タンクを覆うタンクカバーを含む燃料タンク構造を説明する。
図5に示すように、燃料タンク構造は、自動二輪車用燃料タンク52(以下、「燃料タンク52」とも云う。)と、この燃料タンク52の車幅方向左右側方を覆うタンクカバー113とを含んでいる。
燃料タンクの下半体141は、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされ、燃料タンクの上半体142が接合される左下フランジ部143及び右下フランジ部144とを有する。
燃料タンクの上半体142は、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされ燃料タンクの下半体141が接合される左上フランジ部145及び右上フランジ部146とを有する。
左下フランジ部143と左上フランジ部145とが溶接され、右下フランジ部144と右上フランジ部146とが溶接されることで燃料タンク52が構成される。
下方側に折り曲げられた左右の折曲部151、152は、左上フランジ部145及び右上フランジ部146の一部を折り曲げたものである。
左上フランジ部145及び右上フランジ部146を下方に折り曲げるだけで左右の折曲部151、152が形成される。従って、左上下フランジ部143、145及び右上下フランジ部144、146を各々下方に一度に折り曲げる場合に較べて容易にフランジ部を保護する折曲部151、152を形成することができる。
この他、ピボットフレーム24にバッテリ139を収納するバッテリトレイ138が取付けられ、このバッテリトレイ138に車幅方向右側から右サイドカバー114Rが着脱可能に取付けられている。
図6に示すように、燃料タンク52は、上方側が開放される下半体141と下方側が開放される上半体142とを突き合わせ接合してなる。タンクカバー113の車幅方向内側を向いている内面113bに、タンクカバー113が変形したときに、左右の折曲部151、152に当接する左右の当接面153、154が設けられている。
左右の折曲部151、152と左右の当接面153、154は、いずれも高さ方向に沿って同じ向きに形成されており、タンクカバー113が乗員のニーグリップ等により車幅方向内方に生じた変位は、左右の当接面153、154が車両内方に変位して、これらの左右の当接面153、154が燃料タンク52の左右の折曲部151、152に当接することにより、燃料タンク52の左右の折曲部151、152でしっかりと受けることができる。
図7に示すように、燃料タンクの下面52bから下方へ、タンクカバー113が取付けられるカバー取付部155、156が延ばされ、これらのカバー取付部155、156に係合するカバー係合部157、158がタンクカバー113の高さ方向略中央にて車幅方向内方へ突設するように備えられている。
カバー係合部157、158がタンクカバー113の高さ方向略中央に備えられていれば、カバー係合部157、158がタンクカバー113の高さ方向上部又は下部に設けられている場合に較べて、タンクカバー113が車幅方向外方から力を受けたときに、より安定的に受け止めることができる。
燃料タンクの上面52aに給油口161が開けられ、この給油口161に給油キャップ162が開閉可能に設けられている。
図8に示すように、メインフレーム22の前後に立設した前タンクステー91及び後タンクステー92に、上半体142と下半体141とを接合してなる燃料タンク52が3本の締結ボルト111を介して締結される。
この燃料タンクの下面52bに、高さ方向に沿って延びる係合面163とこの係合面163に開けた係合孔164とを各々有するステー状の左右のカバー取付部155、156が付設され、これらの左右のカバー取付部155、156の係合孔164、164に、車幅方向外方からカバー係合部157、158を係合させるようにしてタンクカバー113を被せた。なお、左右の係合面163、163とこれらの左右の係合面163、163に各々当接するカバー係合部157、158に形成した面157a、158aは、いずれも高さ方向に同じ向きとなっている。
燃料タンク52のフランジ部145、146に開けたカバー止め孔165、165にピン部材166、166を介してタンクカバーの後端113dが止められている。
タンクカバー113は、その前部が閉じ側で上部、後部及び下部が開放される樹脂製の部材であり、その内面左右に、タンクカバー113が車幅内方に押圧されたとき、左右の上フランジ部145、146の一部を下方に折り曲げた左右折曲部151、152(図手前側の符号151のみ示す。)に当接する複数の当接面153、154(図奥側の符号154のみ示す。)をもつ。
以上に述べた自動二輪車用燃料タンクの作用を次に述べる。
図6に戻って、左右の下フランジ部143、144又は左右の上フランジ部145、146のうちの左右の上フランジ部145、146に、下方へ折り曲げる左右の折曲部151、152が設けられている。
下方へ折り曲げる左右の折曲部151、152で、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左右の下フランジ部143、144を覆うようにしたので、部品点数を増加を伴うことなくフランジ部の保護を行わせることができる。
なお、左右の下フランジ部143、144に設けられ、上方に折り曲げる左右の折曲部で、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左右の上フランジ部145、146を覆うようにすることは差し支えない。左右の折曲部を設けることは差し支えない。
タンクカバーの内面113bに、左右の折曲部151、152に当接する当接面153、154が設けられている。
乗員がニーグリップすること等によりタンクカバー113が車幅方向内方へ変形したときに、タンクカバーの当接面153、154は、折曲部151、152で受けられる。タンクカバーの当接面153、154にかかる力が面で受けられるように折曲部151、152を設け、タンクカバー113の車幅方向内方への力を折曲部151、152の面で受けるようにすれば、タンクカバーの当接面153、154を折曲部の点又は線で受ける場合に較べ、タンクカバー113に無理な力が掛かり難くすることができると共にタンクカバー113の変形を抑制することができる。
図7に戻って、燃料タンクの下面52bから下方へカバー取付部155、156が延ばされ、このカバー取付部155、156に係合するカバー係合部157、158がタンクカバー113の高さ方向略中央に備えられている。
すなわち、タンクカバー113の高さ方向略中央が燃料タンクの下面52bよりも下方に位置し、タンクカバー113が燃料タンク52の下方まで延びている場合であっても、タンクカバー113に車幅方向外側から力がかかった場合であって、燃料タンク52とタンクカバー113との位置関係を保ちながら、タンクカバー113を確実に保持させることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図9に示すように、上方側に折り曲げられた左右の折曲部151B、152Bは、左下フランジ部143及び右下フランジ部144の一部を折り曲げたものである。
実施例1と大きく異なる点は、下半体141に設けた左右の下フランジ部143、1446の一部を上方に折り曲げ折曲部151B、152Bとした点にあり、これらの折曲部151B、152Bで、図6に示されている左右の当接面153、154を受けることができるようにした。その他、大きく異なるところはない。
左下フランジ部143及び右下フランジ部144を上方に折り曲げるだけでフランジ部を保護する折曲部151B、152Bが形成される。従って、左上下フランジ部143、145及び右上下フランジ部144、146を上方に折り曲げる場合に較べて簡便に折曲部151B、152Bを形成することができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車用燃料タンクに好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、52…鞍乗り型車両用燃料タンク(燃料タンク)、52b…燃料タンクの下面、113…タンクカバー、113b…タンクカバーの内面、141…下半体、142…上半体、143…左下フランジ部、144…右下フランジ部、145…左上フランジ部、146…右上フランジ部、151、151B…左の折曲部、152、152B…右の折曲部、153…当接面、154…当接面、155…カバー取付部、156…カバー取付部、157…カバー係合部、158…カバー係合部。

Claims (7)

  1. 鞍乗り型車両に搭載され、下半体(141)と上半体(142)とを突き合わせ接合してなる鞍乗り型車両用燃料タンクであって、
    前記下半体(141)は、上方側が開放され、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左下フランジ部(143)及び右下フランジ部(144)とを有し、
    前記上半体(142)は、下方側が開放され、車幅方向左右にて車両長手方向に延ばされる左上フランジ部(145)及び右上フランジ部(146)とを有し、
    前記左下フランジ部(143)と前記左上フランジ部(145)とが溶接され、前記右下フランジ部(144)と前記右上フランジ部(146)とが溶接されることで前記燃料タンク(52)が構成され、
    前記左右の下フランジ部(143、144)又は前記左右の上フランジ部(145、146)のうちの一方に、上方又は下方に折り曲げた左右の折曲部(151、152)が設けられ
    前記燃料タンク(52)は、前記燃料タンク(52)の少なくとも一部を覆うタンクカバー(113)を含み、
    このタンクカバー(113)の内面(113b)に、前記左右の折曲部(151、152)と高さ方向に沿って同じ向きに形成され、前記タンクカバー(113)が変形したときに前記左右の折曲部(151、152)に当接する当接面(153、154)が設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両用燃料タンク。
  2. 前記下方側に折り曲げられた左右の折曲部(151、152)は、前記左上フランジ部(145)及び前記右上フランジ部(146)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
  3. 前記上方側に折り曲げられた左右の折曲部(151B、152B)は、前記左下フランジ部(143)及び前記右下フランジ部(144)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
  4. 前記当接面(153、154)は、前記タンクカバー(113)の内面(113b)から車幅方向内方に離間するようにして前記タンクカバー(113)と一体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
  5. 前記タンクカバー(113)は、その前部が閉じ側で上部、後部及び下部が開放され、前記燃料タンク(52)の左右フランジ(145、146)後端に、前記タンクカバー(113)の後端(113d)が結合され、前記燃料タンク(52)の後端に連続して乗員が座るシート(17)が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
  6. 前記左右の折曲部(151、152)は、車幅方向左右にて車両長手方向に延びており、前記タンクカバー(113)の内面(113b)に、前記当接面(153、154)が複数設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
  7. 前記燃料タンクの下面(52b)から下方へ、前記タンクカバー(113)が取付けられるカバー取付部(155、156)が延ばされ、このカバー取付部(155、156)に係合するカバー係合部(157、158)が前記タンクカバー(113)の高さ方向略中央に備えられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用燃料タンク。
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