JP4176895B2 - 自動二・三輪車の前部収納構造 - Google Patents

自動二・三輪車の前部収納構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動二・三輪車の前部収納構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車や自動三輪車は、車体前部に運転者の脚部を覆うためのレッグシールドを備え、このレッグシールドの上部後部に収納室を備えたものが、多く採用されている。このような前部収納構造として、例えば実開昭62−143582号「自動二輪車等の車両用物入れ装置」がある。
上記従来の技術は、その公報の第1図〜第3図及び第5図によれば、レッグシールド8(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)の上部後部に物入れケース16をボルト止めしたものである。この物入れケース16は、前後二分割された後ケース部材17と前ケース部材18とをボルト止めし、後ケース部材17の背面に開けた開口をリッド21で塞ぐことによって、物入れ室19となすものである。
上記従来の技術によれば、レッグシールド8としての本来の全体形状を維持しつつ、レッグシールド8に物入れケース16を設けることができる。しかも、レッグシールド8の上部後部に物入れ室19を設けるので、下部に設けた場合に比べて、運転者の乗り降りは容易である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術によれば、二分割された後・前ケース17,18の組合せ構造からなる物入れケース16を、レッグシールド8に取付けるようにしたので、構成が複雑で部品数が多くなり、組立工数が嵩む。
部品数を低減するために、単に、レッグシールド8に物入れケース16を一体に形成しても、レッグシールド8としての本来の全体形状を維持しつつ、物入れ室19を形成することは、成形用型の負担が大きく、製造が容易でない。特に、比較的大容量の物入れ室19に小さい開口を開ける場合には、型抜きを可能にするために複雑な成形用型を必要とし、成形用型の負担が更に大きい。また、単一部材として成形された物入れケース16を、レッグシールド8に取付ける場合にも、同様である。
【0004】
そこで本発明の目的は、(1)運転者の脚部を覆うレッグシールドとしての本来の全体形状を維持しつつ、レッグシールドの上部後部に、部品数が少なく構成が簡単な収納室を設けること、(2)成形用型の負担が小さく、製造が容易な、レッグシールド並びに収納室を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、運転者の脚部を覆うためのレッグシールドの上部後部に、運転者側に開口を有する収納室を設けた自動二・三輪車の前部収納構造において、レッグシールドを下半部とこの下半部の上端に取付けた上半部とで構成し、下半部の上端に且つ運転者側に上方開放の開口部を有する収納底部を形成し、上半部の運転者側にレッグシールドの概ね全幅にわたって収納可能な収納凹部を形成し、この収納凹部に運転者側のほぼ全面並びに収納底部側に開放した開口部を形成し、収納底部の開口部並びに収納凹部の開口部をリッドで塞ぐことにより、これらの収納底部と収納凹部とリッドによって収納室を構成してなり、リッドは、収納凹部の開口部の縁並びに収納底部の開口部の縁に沿って、運転者側に張出した張出し部材であるとともに、収納底部は、運転者側の上後方へ湾曲しつつ延びた収納ケース下部であることを特徴とする。
【0006】
レッグシールドの下半部で収納底部を兼ね、レッグシールドの上半部で収納凹部を兼ね、収納底部と収納凹部とリッドによって収納室を構成した。リッドが、収納凹部の開口部の縁並びに収納底部の開口部の縁に沿って、運転者側に張出した張出し部材であるとともに、収納底部が、運転者側の上後方へ湾曲しつつ延びた収納ケース下部であり、別部材からなる収納室は不要である。
レッグシールドを、収納底部を兼ねる下半部と、収納凹部を兼ねる上半部とに分離し、下半部の上端に上半部を取付けるようにした。運転者の脚部を覆うレッグシールドとしての本来の全体形状を維持しつつ、レッグシールドの上部後部に収納室を設けることができる。互いに分離した収納底部と収納凹部を成形するときの型抜き方向は、別々に設定すればよい。従って、収納室を成形するときの型抜きは容易であり、成形用型は簡素なものですむ。
【0007】
請求項2は、ッドの奥行を前記収納凹部の奥行と概ね同一に、若しくはリッドの奥行を収納凹部の奥行よりも大きく設定したことを特徴とする。
収納開口が大きくとれ、一層容易に収納できる。
請求項3は、収納凹部の開口部の縁にパッキン取付溝を形成し、このパッキン取付溝にパッキンを取付けたことを特徴とする。
請求項4は、レッグシールドが、上半部及と下半部とからなる上下二分割体であり、下半部が構成される下レッグシールド部の延長線上に、上半部が構成される上レッグシールド部が配置されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、CLは車幅中心を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0009】
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に左右回転可能に取付けたフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けた前輪14並びにフロントフェンダ15と、フロントフォーク13に連結したハンドル16と、ハンドル16周りを覆ったハンドルカバー17と、車体フレーム11の中央部に取付けたエンジン21付パワーユニット22と、車体フレーム11の後部に上下スイング可能に取付けたスイングアーム23と、スイングアーム23の後部に取付けた後輪24と、スイングアーム23の後部を懸架したリヤクッション25と、車体フレーム11の後部上部に取付けたシート26と、車体フレーム11を覆うボディカバー40とからなる、2人乗り自動二輪車である。
【0010】
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下方へ延びた車幅中央の1本のメインパイプ31と、メインパイプ31の後端に接合し後上方へ延びたリヤパイプ32と、メインパイプ31とリヤパイプ32の接合部分を補強する補強パイプ33とからなる。
シート26は、運転者並びに同乗者が着座可能な座部を備えたダブルシートである。
【0011】
ボディカバー40は、ヘッドパイプ12の前部を覆うフロントカバー41と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド42と、車体フレーム11の中央部から後部にかけて覆うセンターカバー43と、車体フレーム11の側面を覆うサイドカバー44と、後輪24の上部を覆うリヤフェンダ45とからなる。
図中、51はヘッドランプ、52はキャリア、53は運転者用バー状ステップ、54はシフトペダル、55はメインスタンド、56はバー状補助ステップ、57は後輪用サイドカバー、58はテールランプ、59はチェーンカバーである。
【0012】
図2は本発明に係るレッグシールド周りの左側面図である。
レッグシールド42は、運転者における脚部の前部を覆う他に、ヘッドパイプ12の後部並びにメインパイプ31の前部周りをも覆うカバー部材であり、さらに上部後部に、すなわち、ヘッドパイプ12の後部近傍に、運転者側(この図の右側)へ張り出す収納室48を設けたことを特徴とする。
【0013】
図3は本発明に係るフロントカバー、レッグシールド及び収納室の斜視図(その1)であり、収納室48のリッド80を閉じた状態を示す。
レッグシールド42は、下半部60とこの下半部60の上端に取付けた上半部70とからなる上下二分割体であり、これらの下半部60並びに上半部70に渡って、収納室48を設けたものである。
【0014】
下半部60は、車幅中央に設けた背面視下方開放のフレームカバー部61と、フレームカバー部61の前端から左右へ延びる一対の下レッグシールド部62,62とを一体に形成したものである。フレームカバー部61は、図2に示すエンジン21並びにメインパイプ31の前部を覆う役割を果たし、下レッグシールド部62,62は、運転者の脚部を覆う役割を果たす。
リッド80は、下部左右のヒンジ81,81にて収納底部63に前後開閉可能に取付けるとともに、想像線にて示すキー82で施錠・開錠するロック機構83を取付けたものである。
【0015】
図4は本発明に係るフロントカバー、レッグシールド及び収納室の斜視図(その2)であり、収納室48のリッド80を開けた状態を示す。
収納室48は、下半部60の上端に且つ運転者側(背面)に一体に形成した収納底部63と、上半部70の運転者側に一体に形成した収納凹部73と、収納底部63の開口部64並びに収納凹部73の開口部74を塞ぐリッド80とからなる。
リッド80は、収納底部63の開口部64の縁並びに収納凹部73の開口部74の縁に沿って、運転者側に張出した張出し部材である。
上記フロントカバー41、下半部60、上半部70、リッド80はポリプロピレン樹脂等の樹脂成形品である。
【0016】
図5は本発明に係るフロントカバー並びにレッグシールドの分解斜視図である。
収納底部63は、上方開放並びに前方開放の開口部64を形成するように、レッグシールド42の上端から張出した部材である。詳しくは、収納底部63は、フレームカバー部61の上端とこれに連なる左右の下レッグシールド部62,62の上端にかけての、車幅方向の全範囲に渡って、上後方へ湾曲しつつ延びた収納ケース下部である。なお、収納底部63の上方の開口部64、すなわち、上端のレベルは、上記図2に示すヘッドパイプ12の下端近傍にある。
【0017】
上半部70は、下端の輪郭を、フレームカバー部61の上端や下レッグシールド部62,62の上端の輪郭に沿わせた形状を呈する部材であり、左右の下レッグシールド部62,62の延長上に左右の上レッグシールド部71,71を設け、車幅中央に、ヘッドパイプ12(図2参照)を通すために所定間隔を開けて左右一対の仕切板72,72を形成したものである。
【0018】
収納凹部73は、運転者側並びに収納底部63側に開放する開口部74を形成した凹部であり、この凹部は、上レッグシールド部71,71の背面から側板75,75を運転者側へ延し、これらの上レッグシールド部71,71と側板75,75によって囲った空間部を設けるようにした、収納ケース上部である。
【0019】
図6は図3の6−6線断面図であり、収納凹部73が、運転者側にレッグシールド42の概ね全幅にわたって、すなわち、上半部70の概ね全幅にわたって、収納可能な大きさであることを示す。収納凹部73の開口部74は、運転者側の全面に開放した大きさである。図5に示す収納底部63の大きさ並びに収納底部63の開口部64の大きさも、収納凹部73並びに開口部74と同様である。
【0020】
収納室48は、リッド80の奥行L1を収納凹部73の奥行L2と概ね同一にしたことを特徴とする。従って、開口が大きくなり、収納が一層容易である。
収納凹部73は、開口部74の縁にパッキン取付溝76を形成し、このパッキン取付溝76にパッキン77を取付けたものである。パッキン77によって、開口部74とリッド80との間のシールをすることができる。
【0021】
図7は図3の7−7線断面図であり、リッド80の奥行を大きくしたことによって、収納室48の開口が大きくなったことを示す。収納底部63の前端に収納凹部73の後端を嵌合し、ビス止めすることによって、これら両部材63,73を接合することができる。なお、収納底部63の前端と収納凹部73の後端との間は、シール剤を塗布することによって、シールをすることができる。
【0022】
図8は本発明に係る収納室の開口部周りの要部斜視図であり、収納凹部73の開口部74において、リッド80(図7参照)との当り面の全周囲に、パッキン77を取付けたことを示す。
【0023】
図9は本発明に係るレッグシールドの下半部の外観構成並びに取付け構造を示す分解斜視図である。
レッグシールド42の下半部60は、前部上部に延びる平面視略コ字状のヘッドカバー部65を一体に形成し、このヘッドカバー部65でヘッドパイプ12の後部を覆うようにしたものである。
(1)ヘッドパイプ12のガセット34に、ヘッドカバー部65の側壁をボルト91,91にて取付け、(2)メインパイプ31のブラケット35に、フレームカバー部61の後部下部の側壁をボルト92,92にて取付け、(3)エンジン21のシリンダブロック28に、フレームカバー部61の中央下部の側壁をボルト93,93にて取付けることによって、下半部60を確実に且つ堅固に取付けることができる。
【0024】
一旦図5に戻って説明を続けると、下半部60に上半部70を取付けるには、(1)ヘッドカバー部65の側面に仕切板72,72を嵌合して、ビス94,94にて取付け、(2)収納底部63の前端に収納凹部73の後端を嵌合して、下レッグシールド部62,62に上レッグシールド部71,71を、ビス95,95(この図では左の1個のみ示す。)にて取付ける。
さらに、上半部70にフロントカバー41を取付けるには、(1)上半部70の前部にフロントカバー41を被せ、(2)フロントカバー41を上レッグシールド部71,71と共に上記ビス95,95にて共締めし、(3)上レッグシールド部71,71の上部にフロントカバー41をビス96,96(この図では左の1個のみ示す。)にて取付ける。
このようにビス止めすることによって、下半部60に上半部70を取付けて
レッグシールド42を組立るとともに、このレッグシールド42にフロントカバー41を組付けることができる。
66は点検用リッド、78,78はボルト逃げ溝である。
【0025】
次に、上記構成の前部収納構造の作用を説明する。
(1)上記図1に示すように、レッグシールド42の上部に収納室48を設けたので、下部に設けた場合に比べて、運転者の乗り降りは容易である。
(2)上記図2に示すように、車体フレーム11に取付けたレッグシールド42の収納底部63で、収納物の重量を直接受けるので、比較的重い収納物を収納することができる。
(3)上記図4に示すように、レッグシールド42の概ね全幅にわたって収納可能な収納凹部73を形成し、この収納凹部73に運転者側の全面に開放する開口部74を形成したので、大容量で開口面積が大きい収納室48となり、カバンB等の大きい収納物を容易に収納することができる。
【0026】
(4)上記図5に示すように、レッグシールド42の下半部60で収納底部63を兼ね、レッグシールド42の上半部70で収納凹部73を兼ね、収納底部63と収納凹部73とリッド80によって収納室48(図4参照)を構成するので、別部材からなる収納室は不要である。従って、収納室48をなす部品数を低減することができる。
(5)さらには、レッグシールド42を、収納底部63を兼ねる下半部60と、収納凹部73を兼ねる上半部70とに分離し、下半部60の上端に上半部70を取付けるようにしたので、運転者の脚部を覆うレッグシールド42としての本来の全体形状を維持しつつ、レッグシールド42の上部後部に、簡単な構成の収納室48を設けることができる。
(6)しかも、互いに分離した収納底部63と収納凹部73を成形するときに、開口部64の向きや開口部74の向きに合せて、型抜き方向を別々に設定することができる。従って、収納室48(図4参照)を成形するときの型抜きは容易であり、成形用型は簡素なものですむ。このため、レッグシールド42並びに収納室48を成形するための成形用型の負担が低減し、製造が容易である。
【0027】
なお、上記本発明の実施の形態において、(1)自動二輪車10にはスクータ型自動二輪車を包含する。収納室48は、自動二輪車10のレッグシールド42に設ける他に、自動三輪車のレッグシールドに設けるものであってもよい。
(2)フロントカバー41の形状、寸法は任意であり、また、フロントカバー41の有無も任意である。
(3)レッグシールド42には、スクータ型自動二輪車の場合のように、フロントカバー41の裏側に取付けるインナカバーを包含する。例えば、下半部60をレッグシールドとし、上半部70をインナカバーとし、このような下半部60に収納底部63を形成し、上半部70に収納凹部73を形成してもよい。
(4)リッド80は、収納底部63の開口部64並びに収納凹部73の開口部74を塞ぐものであればよく、ヒンジ81の有無は任意である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、レッグシールドの下半部で収納底部を兼ね、レッグシールドの上半部で収納凹部を兼ね、収納底部と収納凹部とリッドによって収納室を構成され、リッドが、収納凹部の開口部の縁並びに収納底部の開口部の縁に沿って、運転者側に張出した張出し部材であるとともに、収納底部が、運転者側の上後方へ湾曲しつつ延びた収納ケース下部であるので、別部材からなる収納室は不要である。従って、収納室をなす部品数を低減することができる。さらには、レッグシールドを、収納底部を兼ねる下半部と、収納凹部を兼ねる上半部とに分離し、下半部の上端に上半部を取付けるようにしたので、運転者の脚部を覆うレッグシールドとしての本来の全体形状を維持しつつ、レッグシールドの上部後部に、簡単な構成の収納室を設けることができる。しかも、互いに分離した収納底部と収納凹部を成形するときに、それぞれの開口部の向きに合せて、型抜き方向を別々に設定することができる。従って、収納室を成形するときの型抜きは容易であり、成形用型は簡素なものですむ。このため、レッグシールド並びに収納室を成形するための成形用型の負担が低減し、製造が容易である。
【0029】
さらにまた、レッグシールドの概ね全幅にわたって収納可能な収納凹部を形成し、この収納凹部に運転者側のほぼ全面に開放する開口部を形成したので、大容量で開口面積が大きい収納室となり、カバン等の大きい収納物を容易に収納することができる。
また、車体フレームに取付けるレッグシールドの収納底部で、収納物の重量を直接受けるので、比較的重い収納物を収納することができる。
さらに、レッグシールドの上部に収納室を設けたので、下部に設けた場合に比べて、運転者の乗り降りが容易である。
【0030】
請求項2は、ッドの奥行を前記収納凹部の奥行と概ね同一に、若しくはリッドの奥行を収納凹部の奥行よりも大きく設定したので、開口が大きくなり、収納が一層容易である。
請求項3は、収納凹部の開口部の縁にパッキン取付溝を形成し、このパッキン取付溝にパッキンを取付けた。
請求項4は、レッグシールドが、上半部及と下半部とからなる上下二分割体であり、下半部が構成される下レッグシールド部の延長線上に、上半部が構成される上レッグシールド部が配置された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の左側面図
【図2】本発明に係るレッグシールド周りの左側面図
【図3】本発明に係るフロントカバー、レッグシールド及び収納室の斜視図(その1)
【図4】本発明に係るフロントカバー、レッグシールド及び収納室の斜視図(その2)
【図5】本発明に係るフロントカバー並びにレッグシールドの分解斜視図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】本発明に係る収納室の開口部周りの要部斜視図
【図9】本発明に係るレッグシールドの下半部の外観構成並びに取付け構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
1…自動二輪車、41…フロントカバー、42…レッグシールド、48…収納室、60…下半部、63…収納底部、64…収納底部の開口部、70…上半部、73…収納凹部、74…収納凹部の開口部、80…リッド、L1…リッドの奥行、L2…収納凹部の奥行。

Claims (4)

  1. 運転者の脚部を覆うためのレッグシールドの上部後部に、運転者側に開口を有する収納室を設けた自動二・三輪車の前部収納構造において、前記レッグシールドを下半部とこの下半部の上端に取付けた上半部とで構成し、下半部の上端に且つ運転者側に上方開放の開口部を有する収納底部を形成し、上半部の運転者側にレッグシールドの概ね全幅にわたって収納可能な収納凹部を形成し、この収納凹部に運転者側のほぼ全面並びに収納底部側に開放した開口部を形成し、収納底部の開口部並びに収納凹部の開口部をリッドで塞ぐことにより、これらの収納底部と収納凹部とリッドによって前記収納室を構成してなり、
    前記リッドは、前記収納凹部の開口部の縁並びに前記収納底部の開口部の縁に沿って、運転者側に張出した張出し部材であるとともに、前記収納底部は、運転者側の上後方へ湾曲しつつ延びた収納ケース下部であることを特徴とする自動二・三輪車の前部収納構造。
  2. 記リッドの奥行を前記収納凹部の奥行と概ね同一に、若しくは前記リッドの奥行を前記収納凹部の奥行よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の自動二・三輪車の前部収納構造。
  3. 前記収納凹部の開口部の縁にパッキン取付溝を形成し、このパッキン取付溝にパッキンを取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二・三輪車の前部収納構造。
  4. 前記レッグシールドは、上半部及と下半部とからなる上下二分割体であり、前記下半部が構成される下レッグシールド部の延長線上に、前記上半部が構成される上レッグシールド部が配置されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二・三輪車の前部収納構造。
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