JP4447539B2 - 自動二輪車のインナボックス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、レッグシールドの後面に収納凹部を設け、この収納凹部の開口部をリッドによって開閉自在に覆う自動二輪車のインナボックス構造に関する。
自動二輪車のインナボックス構造の一例として、収納凹部内への雨水等の浸入を防止するために、収納凹部の周縁部とリッドとの突き合わせ部に、シール機構を設けたものが知られている。このような自動二輪車のインナボックス構造では、そのシール機構として、収納凹部の周囲にゴムパッキン等のシール部材を備え、このシール部材に先端を当接させるリブをリッドの周縁部に一体形成している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3094164号公報(第4図)
ところで、近年、上記特許文献1に記載されるようなインナボックスを装備するタイプの自動二輪車に、バッグや買い物袋等の紐部を掛けるための荷掛けフックを設けることが強く要望されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の自動二輪車のインナボックス構造に荷掛けフックを設ける場合、荷掛けフックを収納凹部の上方に取り付けると、この取付け部が外部に露出してしまうことがあり、外観の向上が望まれている。
また、上記特許文献1に記載の自動二輪車のインナボックス構造では、そのシール機構が収納凹部の周囲にゴムパッキン等のシール部材を装備しているため、この収納凹部の周縁を跨ぐように荷掛けフック等の別部材を取り付けようとすると、シール部材の一部が荷掛けフックにより遮られて、リッドのリブがシール部材に当接できない部分が生じ、その対応も課題であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、収納凹部の周縁を跨ぐように荷掛けフックを取り付けたとしても、インナボックスのシール性能を確実に確保することができ、外観を良好にすることができる自動二輪車のインナボックス構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レッグシールドの後面に収納凹部を設け、収納凹部の開口部をリッドによって開閉自在に覆う自動二輪車のインナボックス構造であって、収納凹部内に配置され、リッドが収納凹部を閉塞した際にリッドにより覆い隠される取付け部と、収納凹部の外部に突出するように設けられるフック部と、を有する荷掛けフックを備え、荷掛けフックの取付け部の上方位置に第1封止突条を設けると共に、収納凹部の内周縁部に第2封止突条を設け、第1封止突条及び第2封止突条と、リッドの内面全周に亘って設けられるシール部材と、を当接させることによって、リッドと収納凹部との間をシールすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、荷掛けフックの第1封止突条の端部と、第1封止突条の端部に連続する収納凹部の第2封止突条の端部と、を互いに重ね合わせることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、荷掛けフックの第1封止突条の端部に断面V字状の連結用溝を設けると共に、収納凹部の第2封止突条の端部に連結用溝に嵌合する断面V字状の連結部を設け、連結用溝と連結部とを互いに重ね合わせることを特徴とする。
請求項1に記載の自動二輪車のインナボックス構造によれば、収納凹部内に配置され、リッドが収納凹部を閉塞した際にリッドにより覆い隠される取付け部と、収納凹部の外部に突出するように設けられるフック部と、を有する荷掛けフックを備え、荷掛けフックの取付け部の上方位置に第1封止突条を設けると共に、収納凹部の内周縁部に第2封止突条を設け、第1封止突条及び第2封止突条と、リッドの内面全周に亘って設けられるシール部材と、を当接させることによって、リッドと収納凹部との間をシールするため、リッドによって荷掛けフックの取付け部が覆い隠されるので、取付け部が外部に露出することで外観が損なわれることがなく、インナボックスの周囲の外観を良好にすることができる。また、リッドと収納凹部との間を確実にシールすることができるので、インナボックスのシール性能を確実に確保することができる。
請求項2に記載の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフックの第1封止突条の端部と、第1封止突条の端部に連続する収納凹部の第2封止突条の端部と、を互いに重ね合わせるため、第1封止突条及び第2封止突条の端部同士の重ね合わせ部分の連続性を向上させることができる。これにより、重ね合わせ部分におけるシール性能の低下を防止することができるので、接着剤やシール剤の塗布をしなくても、良好なシール性能を得ることができる。
請求項3に記載の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフックの第1封止突条の端部に断面V字状の連結用溝を設けると共に、収納凹部の第2封止突条の端部に連結用溝に嵌合する断面V字状の連結部を設け、連結用溝と連結部とを互いに重ね合わせるため、連結用溝と連結部との重ね合わせ部分に良好な密着性を確保することができるので、インナボックスのシール性能を確実に確保することができる。
また、連結用溝と連結部とをV字状の形状同士で重ね合わせるため、荷掛けフックやレッグシールドの成形時の型抜き方向が異なることで寸法誤差が生じたとしても、連結用溝と連結部との接触性を良好にすることができる。これにより、荷掛けフックやレッグシールドの寸法精度を高めなくても、部材同士の良好な接触性を得ることができるので、製造コストを低減することができる。
以下、本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造の一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図11は本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造の一実施形態を示すもので、図1は本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造を備えた自動二輪車の側面図、図2は本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造の拡大断面図、図3は図1に示した自動二輪車のレッグシールドの単体の正面図、図4は図2に示した荷掛けフックの単体の斜視図、図5は図4に示した荷掛けフックの正面図、図6は図5のA−A線矢視断面図、図7は図5のB矢視図、図8は図6のX矢視図、図9はレッグシールドに取り付けられた荷掛けフックを説明するための図、図10は図2に示したインナボックスのリッドを閉じた状態の要部拡大断面図、図11は図10のC−C線矢視断面図で、荷掛けフックの封止突条とレッグシールドの封止突条との連絡部分の構造を説明するための図である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、スクータ型の自動二輪車10は、車体前部上方をフロントカバー11で覆い、このフロントカバー11の側部下方に配置される左右一対のフロントサイドカバー12(図では、左側のフロントサイドカバーのみを示す。)で、車体前部下方の側部を覆う。また、各フロントサイドカバー12の前端部には、灯火器としてのウインカ13が取り付けられており、フロントカバー11の前方には、前かご、荷台、ナンバープレート等を配置するために車体側から延ばした取付部材を通す開口部14が設けられている。
ここで、図中符号15は、ハンドル16を覆うハンドルカバー、17はハンドルカバー15に取り付けられたヘッドランプ、18はブレーキレバー、19はバックミラー、20は前輪21の上方を覆うフロントフェンダである。
また、フロントカバー11の後部には、合成樹脂により形成されて運転者の脚部を覆うレッグシールド22が、前輪21を支持するフロントフォーク23とハンドル16との間を連結するヘッドパイプ24(図2参照)を囲むようにして取り付けられている。このレッグシールド22の後端部には、運転者及び同乗者が足を載せるステップフロア25が連結されており、ステップフロア25の側部は一対のサイドカバー26(図では左側のサイドカバーのみを示す)で覆われ、サイドカバー26の下方はアンダーカバー27で覆われている。
また、シート28の下方周囲をボディカバー29及び一対のボディサイドカバー30(図では、左側のボディサイドカバーのみを示す)で覆い、車体の後部には同乗者が捕まるキャリア一体型のグラブレール31が取り付けられている。グラブレール31の下方には、テールランプ32が配置される。
ボディカバー29及びディサイドカバー30の下方から露出するパワーユニット33の後端には後輪34が取り付けられ、後輪34の上方をリヤフェンダ35で覆い、パワーユニット33の後端と車体側との間にはリヤクッションユニット36が掛け渡されている。
図2及び図3に示すように、レッグシールド22は、裏面上部に形成される取付け孔37を、ヘッドパイプ24の上部から後方へ延びる背面側ステー38に、ボルト39で荷掛けフック40と共に共締めし、且つレッグシールド22の周縁部に形成されるねじ止め用ボス部41を、フロントカバー11及びフロントサイドカバー12の対応部位に形成されるボス(図示せず)にビス止めすることによって、車体側に固定される。また、レッグシールド22の取付け孔37の周辺領域は略一様な肉厚を有するように形成されており、取付け孔37は、略半円状の開口部37aの一端に回り止め用の細長い開口部37bが繋がる略鍵穴状に形成されている。
レッグシールド22の表面には、前方に向かって凹設した収納凹部42が一体に形成されており、後方に向かって開放される収納凹部42の開口部は合成樹脂製のリッド43によって開閉自在に覆われている。従って、収納凹部42とリッド43とによってインナボックスが構成される。また、収納凹部42の中央部は、ヘッドパイプ24及びヘッドパイプ24に連結されるダウンチューブ44を逃げるように形成されており、収納凹部42の中央部上方には、上述した取付け孔37が形成されている。
また、レッグシールド22の収納凹部42の中央部には、荷掛けフック40を収容し、取付け孔37の下方を略U字状に囲うように設けられる凹陥部22aが一体に形成され、この凹陥部22aの下端には、上端が凹陥部22aに連通し、下端が排水口22cに連通する凹溝22bが一体に形成される。そして、凹陥部22aの周囲には、凹陥部22aを囲い込むように略U字状の隔壁45が立設されている。
リッド43は、その下縁の両端部にそれぞれ形成されるヒンジ部46の軸部46aがレッグシールド22側に形成されるヒンジ受け47に回動自在に支持されることによって、収納凹部42を開閉可能にレッグシールド22に取り付けられる。また、収納凹部42の下部の両端部にそれぞれ形成される開口48(図3参照。)は、リッド43の開閉時に、ヒンジ部46のアーム部46bが出入りするものである。
また、リッド43の両側端縁には、収納凹部42の両側端縁に開口するガイド穴49に挿通される不図示のサイドストッパがそれぞれ一体形成されており、このサイドストッパは、その先端に形成される係止突起がガイド穴49の周縁部の裏面に引っ掛かることによって、リッド43を所定の角度に保持する。
また、リッド43は、その中間部上方に周囲の他の表面よりも一段低く形成された段差面50を備えており、段差面50は、レッグシールド22の収納凹部42の隔壁45と対応して略U字状に形成されている。そして、この段差面50には、ロック部材51が取り付けられており、このロック部材51は、収納凹部42がリッド43で閉じられた際に、凹陥部22aの荷掛けフック40と凹溝22bとの間の空間に入り込み、不図示のキーによりロック部材51のロック片51aを作動させることによって、このロック片51aが後述する荷掛けフック40の係止部40dに係合して、リッド43をロック状態にする。
荷掛けフック40は、図4〜図7に示すように、ボルト39が挿入されるボルト挿通孔40aとボルト39の頭部を埋没させる座ぐり部53とが連通形成される略リング状の取付け部40bと、この取付け部40bの上端外周から上方に延出するフック部40cと、取付け部40bの下端外周から下方に延出してロック部材51のロック片51aが係合する係止部40dと、取付け部40bの上方位置に車幅方向に沿って直線状に形成される第1封止突条40eと、を合成樹脂により一体形成したものである。そして、取付け部40bは、図2に示すように、収納凹部42内に配置されており、収納凹部42がリッド43で閉じられた際には、リッド43により覆い隠された状態になる。
また、レッグシールド22に接触する取付け部40bの接触面54には、図6及び図7に示すように、レッグシールド22の取付け孔37に嵌合する嵌合凸部55が形成されている。この嵌合凸部55は、図8に示すように、取付け孔37の略半円状の開口部37aに嵌合する凸部本体55aと、取付け孔37の細長い開口部37bに嵌合する回り止め用凸部55bと、を有している。
フック部40cは、図6に示すように、取付け部40bの上端外周から車体後方に向かって延出する第1腕部56と、この第1腕部56の先端から上方に向かって延出する第2腕部57と、を有し、全体として鉤形状をしている。第1腕部56は、図2に示すように、収納凹部42の深さ寸法よりも大きく設定されており、荷掛けフック40をレッグシールド22と共に背面側ステー38に固定すると、第1腕部56の一部と第2腕部57とが収納凹部42から突出した状態になる。
そして、図9に示すように、荷掛けフック40が、収納凹部42の凹陥部22aに収納され、ボルト39により固定された状態になると、荷掛けフック40の第1封止突条40eと、収納凹部42の内周縁部に形成される第2封止突条67と、が連続するように配置され、収納凹部42の周囲を連続状態で一周する封止突条を形成する。
また、リッド43の内面全周及び隔壁45と対応する位置には、図2及び図10に示すように、収納凹部42側に開放した溝61を有する凹状部材63が形成され、この溝61には、ゴムパッキン等のシール部材64が嵌入・装着されている。そして、上述した第1、第2封止突条40e,67と、シール部材64と、を押圧接触(当接)させることによって、リッド43と収納凹部42との間をシールして、収納凹部42に雨水や塵埃等が浸入することを防止する。
第1、第2封止突条40e,67は、リッド43を閉じた時に先端がシール部材64に食い込むように、シール部材64に向かって略V字状の断面形状に形成されている。
また、本実施形態では、第1、第2封止突条40e,67は、図9〜図11に示すように、第1封止突条40eの端部71と、この端部71に連続する第2封止突条67の端部72とを、互いに重ね合わせている。
また、本実施形態のでは、第1、第2封止突条40e,67は、図4〜図11に示すように、第1封止突条40eの端部71に断面V字状の連結用溝71aを形成すると共に、第2封止突条67の端部72に連結用溝71aに嵌合する断面V字状の連結部72aを形成し、これら連結用溝71aと連結部72aとを互いに重ね合わせている。
さらに、本実施形態では、第1封止突条40eの端部71には、図4、図5、図9及び図11に示すように、略V字状の頂部を内側に向け、その頂部から外側に向かうに従って前後方向の肉厚を薄くしたR面71bが形成される。このR面71bは、第1封止突条40eと第2封止突条67との連絡を滑らかな曲線状にして、第1、第2封止突条40e,67とシール部材64との接触性を向上させる。なお、第1封止突条40eの端部71は、R面71bの代わりに、なだらかな傾斜面にしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、収納凹部42内に配置され、リッド43が収納凹部42を閉塞した際にリッド43により覆い隠される取付け部40bと、収納凹部42の外部に突出するように設けられるフック部40cと、を有する荷掛けフック40を備え、荷掛けフック40の取付け部40bの上方位置に第1封止突条40eを設けると共に、収納凹部42の内周縁部に第2封止突条67を設け、第1封止突条40e及び第2封止突条67と、リッド43の内面全周に亘って設けられるシール部材64と、を当接させることによって、リッド43と収納凹部42との間をシールするため、リッド43によって荷掛けフックの取付け部が覆い隠されるので、取付け部が外部に露出することで外観が損なわれることがなく、インナボックスの周囲の外観を良好にすることができる。また、リッドと収納凹部との間を確実にシールすることができるので、インナボックスのシール性能を確実に確保することができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフック40の取付け部40bを収納凹部42内に移すことができるため、荷掛けフック40をレッグシールド22との共締めで車体に固定することができる。これにより、レッグシールド22を固定するためのステーを荷掛けフック40の固定に兼用することができるため、荷掛けフック40を固定するための補強用ステーや取り付けボルトを追加する必要がないので、部品点数や組立工数の増加によるコストアップを抑えることができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフック40の第1封止突条40eの端部71と、第1封止突条40eの端部71に連続する収納凹部42の第2封止突条67の端部72と、を互いに重ね合わせるため、第1封止突条40e及び第2封止突条67の端部71,72同士の重ね合わせ部分の連続性を向上させることができる。これにより、重ね合わせ部分におけるシール性能の低下を防止することができるので、接着剤やシール剤の塗布をしなくても、良好なシール性能を得ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフック40の第1封止突条40eの端部71に断面V字状の連結用溝71aを設けると共に、収納凹部42の第2封止突条67の端部72に連結用溝71aに嵌合する断面V字状の連結部72aを設け、連結用溝71aと連結部72aとを互いに重ね合わせるため、連結用溝71aと連結部72aとの重ね合わせ部分に良好な密着性を確保することができるので、インナボックスのシール性能を確実に確保することができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、連結用溝71aと連結部72aとをV字状の形状同士で重ね合わせるため、荷掛けフック40やレッグシールド22の成形時の型抜き方向が異なることで寸法誤差が生じたとしても、連結用溝71aと連結部72aとの接触性を良好にすることができる。これにより、荷掛けフック40やレッグシールド22の寸法精度を高めなくても、部材同士の良好な接触性を得ることができるので、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、リッド43は、ロック部材51が取り付けられる段差面50が、他の表面よりも内側に形成されるため、ロック部材51の長さを短くすることができると共に、インナボックスの前後方向の深さを大きくして、インナボックスの容積を大きくすることができる。
また、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、荷掛けフック40にリッド43に装備されたロック部材51のロック片51を係止する係止部40dを設けるため、ロック部材51を係止するための部品を用意する必要がないので、部品点数や組立工数を少なくすることができ、また、ロック部材51を係止するための係止孔をレッグシールド22に形成する必要もないことから、この係止孔に対する防水構造が不要となるので、インナボックス構造を簡潔なものにすることができる。
さらに、本実施形態の自動二輪車のインナボックス構造によれば、レッグシールド22の収納凹部42の中央部に、略U字状の凹陥部22aと、上端が凹陥部22aに連通し、下端が排水口22cに連通する凹溝22bと、略U字状の隔壁45と、を設けるため、万が一、荷掛けフック40付近から雨水や塵埃等が浸入したとしても、雨水や塵埃等は、凹陥部22a、凹溝22b及び隔壁45によって下方に収集され、排水口22cから速やかに外部に排出されるので、収集凹部42内に雨水や塵埃等が浸入することを確実に防止することができる。
本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造を備えた自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車のインナボックス構造の拡大断面図である。 図1に示した自動二輪車のレッグシールドの単体の正面図である。 図2に示した荷掛けフックの単体の斜視図である。 図4に示した荷掛けフックの正面図である。 図5のA−A線矢視断面図である。 図5のB矢視図である。 図6のX矢視図である。 レッグシールドに取り付けられた荷掛けフックを説明するための図である。 図2に示したインナボックスのリッドを閉じた状態の要部拡大断面図である。 図10のC−C線矢視断面図で、荷掛けフックの封止突条とレッグシールドの封止突条との連絡部分の構造を説明するための図である。
符号の説明
10 自動二輪車
22 レッグシールド
22a 凹陥部
22b 凹溝
22c 排水口
40 荷掛けフック
40a ボルト挿通孔
40b 取付け部
40c フック部
40d 係止部
40e 第1封止突条
42 収納凹部
43 リッド
45 隔壁
51 ロック部材
51a ロック片
63 凹状部材
64 シール部材
67 第2封止突条
71,72 端部
71a 連結用溝
71b R面
72a 連結部

Claims (3)

  1. レッグシールドの後面に収納凹部を設け、前記収納凹部の開口部をリッドによって開閉自在に覆う自動二輪車のインナボックス構造であって、
    前記収納凹部内に配置され、前記リッドが前記収納凹部を閉塞した際に前記リッドにより覆い隠される取付け部と、前記収納凹部の外部に突出するように設けられるフック部と、を有する荷掛けフックを備え、
    前記荷掛けフックの前記取付け部の上方位置に第1封止突条を設けると共に、前記収納凹部の内周縁部に第2封止突条を設け、
    前記第1封止突条及び前記第2封止突条と、前記リッドの内面全周に亘って設けられるシール部材と、を当接させることによって、前記リッドと前記収納凹部との間をシールすることを特徴とする自動二輪車のインナボックス構造。
  2. 前記荷掛けフックの前記第1封止突条の端部と、前記第1封止突条の端部に連続する前記収納凹部の前記第2封止突条の端部と、を互いに重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のインナボックス構造。
  3. 前記荷掛けフックの前記第1封止突条の端部に断面V字状の連結用溝を設けると共に、前記収納凹部の前記第2封止突条の端部に前記連結用溝に嵌合する断面V字状の連結部を設け、前記連結用溝と前記連結部とを互いに重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のインナボックス構造。
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