JP4431026B2 - 車両用収納構造 - Google Patents

車両用収納構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4431026B2
JP4431026B2 JP2004336592A JP2004336592A JP4431026B2 JP 4431026 B2 JP4431026 B2 JP 4431026B2 JP 2004336592 A JP2004336592 A JP 2004336592A JP 2004336592 A JP2004336592 A JP 2004336592A JP 4431026 B2 JP4431026 B2 JP 4431026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
storage
vehicle
opening
storage portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004336592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006143023A (ja
Inventor
晃 小牧
由喜 水庫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004336592A priority Critical patent/JP4431026B2/ja
Publication of JP2006143023A publication Critical patent/JP2006143023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4431026B2 publication Critical patent/JP4431026B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、車両用収納構造の改良に関するものである。
従来の車両用収納構造として、ヘッドパイプの後方に収納ボックスを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3319633号公報
特許文献1を説明する。なお、符号については同公報に記載されているものを使用した。
同公報の図1及び図2には、ヘッドパイプ7の後方にインナカバー16を配置し、このインナカバー16に後方からレッグシールド12を被せ、これらのインナカバー16とレッグシールド12とで収納ボックス17を形成したことが記載されている。
上記の収納ボックス17は、レッグシールド12に形成された収納用開口12cによって上方に開放されているため、埃や雨等の外部からの影響を受け易かった。
そこで、収納用開口12cを開閉自在なリッドで塞ぐと、特に、頻繁に出し入れする収納物では、その出し入れが煩わしくなり、使い勝手が低下する。
また、リッドのヒンジをレッグシールド12に設ける場合に、ヒンジの支持部の剛性を確保するために補強を施す等の特別な構造が必要になる。
本発明の目的は、車両用収納構造を改良することで、収納部の使い勝手を向上させるととともに、リッドのヒンジ支持部の支持剛性を簡単な構造で高めることにある。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプの後方に第1カバーを配置し、この第1カバーの更に後方に第2カバーを配置し、これらの第1カバー及び第2カバーで第1収納部を形成した車両用収納構造において、第1収納部が、常時開口する第1収納部開口を有し、第1カバーに第2収納部開口を設け、この第2収納部開口の奥に第2収納部を設け、第2収納部開口を開閉自在なリッドで覆い、このリッドが、ヒンジにより開閉自在であって、ヒンジが、第1カバーと第2カバーとに挟み込まれて支持されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1カバーから突出させた第1突部と、第2カバーから突出させた第2突部との両部材でヒンジを支持することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1カバーの背面の左右いずれか一方に凸部、他方に凹部を備え、第1収納部を、凹部と第2カバーとで形成し、第2収納部を、凸部に設けられた開口の奥に配置された収納ボックスにより形成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1収納部の上方にメインスイッチ用キーシリンダを配置し、リッドに設けられたリッド開閉用キーシリンダの軸線と、メインスイッチ用キーシリンダの軸線とを共に車両後方斜め上方へ指向させたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1カバーの車幅中心近傍に第2カバー側に近接するように突出する突出部を設け、第1収納部に、突出部と第2カバーとの間に形成される狭い狭収納部を含み、この狭収納部の一側方を第2収納部の壁部で覆ったことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1カバーの突出部に荷掛けフックを設け、第1収納部と第2収納部とを荷掛けフックを挟んで車幅方向の左右に振り分けて配置し、荷掛けフックを、メインスイッチ用キーシリンダとリッド開閉用キーシリンダとを結ぶ線分よりも下方に配置したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第2収納部に、車体後方から見たときに、開口よりも下方に延出した延出収納部を備え、延出収納部の車体後方側で、第1カバーと第2カバーとの二重構造とし、延出収納部の下端部で第1カバーと第2カバーとを接するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1収納部が、常時開口する第1収納部開口を有し、第1カバーに第2収納部開口を設け、この第2収納部開口の奥に第2収納部を設け、第2収納部開口を開閉自在なリッドで覆い、このリッドが、ヒンジにより開閉自在であって、ヒンジが、第1カバーと第2カバーとに挟み込まれて支持されるので、頻繁に出し入れするものを第1収納部に収納でき、また、外部からの影響を受け難くしたいものや頻繁に出し入れしないもの、例えば、雨具などを第2収納部に収納でき、使い勝手を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、第1カバーから突出させた第1突部と、第2カバーから突出させた第2突部との両部材でヒンジを支持するので、ヒンジを簡単な構造で支持することができるとともに、ヒンジの支持剛性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、第1カバーの背面の左右いずれか一方に凸部、他方に凹部を備え、第1収納部を、凹部と第2カバーとで形成し、第2収納部を開口の奥に配置された収納ボックスにより形成したので、凹部によって第1収納部の容量を確保し易くすることができ、凸部によって第2収納部の容量を確保し易くすることができる。
請求項4に係る発明では、リッド開閉用キーシリンダの軸線とメインスイッチ用キーシリンダの軸線とを共に車両後方斜め上方へ指向させたので、リッド開閉用キーシリンダの軸線と、メインスイッチ用キーシリンダの軸線とが平行になるため、キー操作がし易くなり、使い勝手を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、第1収納部に、突出部と第2カバーとの間に形成される狭い狭収納部を含み、この狭収納部の一側方を第2収納部の壁部で覆ったので、狭収納部に収納物を挟んで固定することが可能になり、厚さの小さな収納物等を特別な固定具を用いずに容易に収納することができる。
請求項6に係る発明では、荷掛けフックを、メインスイッチ用キーシリンダとリッド開閉用キーシリンダとを結ぶ線分よりも下方に配置したので、荷掛けフックに荷物を掛けた状態で、メインスイッチ用キーシリンダ及びリッド開閉用キーシリンダへのキーの抜き差し、キー操作を荷物に妨げられることなく容易に行うことができる。
請求項7に係る発明では、延出収納部の車体後方側で、第1カバーと第2カバーとを二重構造とし、延出収納部の下端部で第1カバーと第2カバーとを接するようにしたので、延出収納部によって、第2収納部の収納容量を大きくすることができるとともに、リッドを小さくすることができ、また、第1カバーと第2カバーとが接するので、第1カバー及び第2カバーの両方で第2収納部の剛性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る収納構造を備えた車両の側面図であり、スクータ型車両10は、車体前部上部にフロントカバー11を設け、フロントカバー11の側部下方に左右のフロントサイドカバー12,13(手前側の符号12のみ示す。)を配置し、これらのフロントサイドカバー12,13の前部端部にそれぞれウインカ15,16(手前側の符号15のみ示す。)を取付け、フロントカバー11の後部でフロントフォーク18を回転自在に支持するヘッドパイプ21の後方にフロントインナ第1カバー22を取付け、このフロントインナ第1カバー22の更に後部にフロントインナ第2カバー23を取付けたスクータ型自動二輪車である。
ここで、25はハンドル、26はハンドル25を覆うハンドルカバー、27はハンドルカバー26に取付けたヘッドランプ、28はフロントフォーク18の下端に取付けた前輪、31は前輪・後輪用ブレーキレバー、32はバックミラー、34は前輪28の上方を覆うフロントフェンダである。
更に、車両10は、運転者及び同乗者が足を載せるステップフロア42の側部をサイドカバー43,44(手前側の符号43のみ示す。)で覆い、更にサイドカバー43,44の下方をアンダカバー46で覆い、シート47の下方周囲をボディカバー51及びボディサイドカバー52,53(手前側の符号52のみ示す。)で覆い、車体の後部に同乗者が掴まるキャリア一体型のグラブレール54を取付け、このグラブレール54の下方にテールランプ56を配置し、ボディカバー51及びボディサイドカバー52の下方から露出するパワーユニット57の後端に後輪58を取付け、この後輪58の上方をリヤフェンダ61で覆い、パワーユニット57の後端と車体側との間にリヤクッションユニット62を渡したものである。
図2は本発明に係る車両の斜視図であり、車両後方斜め左方から見た図である。
車両10は、フロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とで上方に開口する第1収納部64と、開閉自在なリッド65を設けた第2収納部66とを形成し、フロントインナ第1カバー22の右側にキーシリンダ式のイグニッションスイッチ67を設けたものである。なお、68はリッド65を施錠するキーシリンダ式のロック装置である。これらのイグニッションスイッチ67及びロック装置68は、図1に戻って、それぞれの軸線67a,68aを車両後方斜め上方へ指向させたものである。
図2において、第1収納部64と第2収納部66とは、ヘッドパイプ21(図1参照)を挟んで左右に配置したものであり、リッドのない第1収納部64と、リッド65の付いた第2収納部66とを設けることで種々の用途に対応することができる。
また、ロック装置68を設けることで、第2収納部66内の収納物の持ち出しを禁止することができる。
図3は本発明に係るフロントインナ第1カバー及びフロントインナ第2カバーを示す背面図であり、横長の第1収納部64と縦長の第2収納部66とを左右に並べて配置し、リッド65を第2収納部66の上半部に設け、イグニッションスイッチ67とロック装置68とを結ぶ線分69よりも下方でヘッドパイプ21(図1参照)の後方に位置するフロントインナ第1カバー22の縦長膨出部71に、荷物を掛けるための荷掛けフック72を取付けたことを示す。
図4は本発明に係る収納構造を示す分解斜視図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、フロントインナ第1カバー22と、このフロントインナ第1カバー22に設けた開口75を塞ぐリッド65と、これらのフロントインナ第1カバー22及びリッド65の車両前方側に設けた収納ボックス76と、フロントインナ第2カバー23とは、それぞれフロント収納部組立体77を構成する樹脂製の部材である。
フロントインナ第1カバー22は、その背面22Aに、縦長膨出部71と、この縦長膨出部の右側に位置する凹部81と、膨出部71の左側に位置する凸部82とを形成し、更に、凹部81の上部にイグニッションスイッチ67(図3参照)を取付けるための上部突出部83を形成し、凹部81の下部に第1収納部64(図3参照)の底壁84を形成し、凸部82に前述の開口75を開けた部材である。なお、82aは凸部82の側壁を構成する壁部であり、後述する左収納部136(図8参照)の一側方を覆う。85はイグニッションスイッチ67(図3参照)を取付ける取付穴である。
フロントインナ第2カバー23は、後方に膨出する横長膨出部86と、この横長膨出部86の中央下部から下方に延びる下部膨出部87とを備える。
リッド65は、ロック装置68(図3参照)を取付ける取付穴88を備える。
収納ボックス76は、開口部91を有する箱型の部材であり、4つの側壁92〜95と、底壁96とからなる。
図5は本発明に係るフロント収納部組立体の側面図であり、フロント収納部組立体77は、側面視がほぼくの字形状であり、第2収納部66の高さはフロント収納部組立体77の高さの約半分で、第2収納部66の高さの約半分をリッド65の縦の長さとしたものである。
図6は図3の6−6線断面図であり、フロントインナ第1カバー22の下部に、後部側が前部側よりも高くなるように傾斜させた底壁84を形成し、この底壁84の後端部に複数のビス101でフロントインナ第2カバー23の横長膨出部86を取付けて上方に開口部102を有する第1収納部64を形成したことを示す。
ここで、22cは底壁84の後端部底面から突出するように一体成形した突出壁、23aは横長膨出部86の下部に一体成形することで突出壁22cに通したビス101をねじ込むボス部、23bは収納物が飛び出し難いように横長膨出部86の上縁に設けた折曲げ部である。
図7は図3の7−7線断面図であり、第2収納部66の断面を示す。
第2収納部66は、フロントインナ第1カバー22の開口75の縁の周囲を形成する開口周辺部105と、この開口周辺部105の前部に取付けた収納ボックス76と、リッド65とからなる。
開口周辺部105は、第2収納部66の気密性を高めるラバー製のシール材107を嵌めるために開口75の全周囲に設けた溝部108と、ロック装置68を係止するための係止部111と、この係止部111の上部から車両前方へ延ばした上壁112と、リッド65の後述するヒンジを支持する第1ヒンジ支持部113と、開口75の下部に設けた後壁114と、後壁114の下縁から車両前方に延ばした下壁116と、上壁112の端部及び下壁116の端部のそれぞれに接続する側壁117,118(奥側の符号118のみ示す。)とからなる。なお、121は係止部111に設けた切欠き部である。
後壁114はフロントインナ第2カバー23を近接配置することで二重構造とした部分であり、下端部に、フロントインナ第2カバー23に接する、詳しくは接合した接合面114aを備え、このように、フロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とを接合面114aで接するようにすることで、第2収納部66の剛性を高めることができる。
シール部材107は、開口75の全周囲に設けた溝部108に切れ目なく嵌められているため、シール性を確保することができる。
収納ボックス76は、側壁92〜95(側壁95については図4参照)の縁に開口周辺部105側の上壁112、下壁116及び側壁117,118に嵌合させて接合する段部123を形成したものである。
リッド65は、上記のシール材107に当てる枠状突出部125と、下部に一体に成形したヒンジ126とを備える。
リッド65に取付けたロック装置68は、端部に開口周辺部105の切欠き部121に係合可能な係合片128を取付けたものであり、ロック装置68にキー130を差し込んで回すことで係合片128を回転させ、係合片128と切欠き部121との係合又は係合解除を行う。
フロントインナ第2カバー23は、リッド65のヒンジ126を支持する第2ヒンジ支持部132を備える。
第2収納部66は、縦長で、リッド65よりも下方に収納空間としての延出収納部133を含む部分である。このように、延出収納部133を設けることで、リッド65を開けたときに、第2収納部66に収納した物が脱落するのを防止することができ、また、リッド65を小さくすることができて、リッド65を開閉し易くすることができる。
図8は図3の8−8線断面図であり、第1収納部64は、車幅方向右側に設けた奥行きの大きな右収納部135と、車幅方向左側に設けた奥行きの小さな左収納部136とからなり、左収納部136は、前後に狭い空間を利用して、縦長膨出部71と横長膨出部86との間に収納物を挟んで固定するのに好適な部分である。
以上に述べたヒンジ支持構造の作用を次に説明する。
図9(a)〜(c)は本発明に係るヒンジ支持構造に作用を示す作用図である。
(a)において、フロントインナ第1カバー22の第1ヒンジ支持部113に設けた、断面に円弧を含む第1凹部113aと、フロントインナ第2カバー23の第2ヒンジ支持部132に設けた、断面に円弧を含む第2凹部132aとの間に、リッド65のヒンジ126、詳しくは、ヒンジ126に備えるヒンジ軸126aを挟み込む。これで、ヒンジ126の支持、即ち、リッド65の取付が完了する。
(b)において、ヒンジ軸126aを中心にして矢印の向きにリッド65をスイングさせると、(c)に示すように、リッド65を開けることができる。138はリッド65の開く範囲を規制するためにフロントインナ第2カバー23に設けたストッパである。
以上の図3及び図8で説明したように、本発明は第1に、ヘッドパイプ21の後方に第1カバーとしてのフロントインナ第1カバー22を配置し、このフロントインナ第1カバー22の更に後方に第2カバーとしてのフロントインナ第2カバー23を配置し、これらのフロントインナ第1カバー22及びフロントインナ第2カバー23で第1収納部64を形成した車両用収納構造において、フロントインナ第1カバー22に開口75を設け、この開口75の奥に第2収納部66を設け、開口75を開閉自在なリッド65で覆ったことを特徴とする。
フロントインナ第1カバー22に開口75を設け、この開口75の奥に第2収納部66を設け、開口75を開閉自在なリッド65で覆ったので、頻繁に出し入れするものを第1収納部64に収納でき、また、外部からの影響を受け難くしたいものや頻繁に出し入れしないもの、例えば、雨具などを第2収納部66に収納でき、使い勝手を向上させることができる。
本発明は第2に、上記の構成において、好ましくは、図4及び図8に示したように、フロントインナ第1カバー22の背面22Aの左右いずれか一方に凸部82、他方に凹部81を備え、第1収納部64を、凹部81とフロントインナ第2カバー23とで形成し、第2収納部66を、凸部82に設けられた開口75の奥に配置された収納ボックス76により形成したことを特徴とする。
フロントインナ第1カバー22の背面22Aの左右いずれか一方に凸部82、他方に凹部81を備え、第1収納部64を、凹部81とフロントインナ第2カバー23とで形成し、第2収納部66を開口75の奥に配置された収納ボックス76により形成したので、凹部81によって第1収納部64の容量を確保し易くすることができ、凸部82によって第2収納部66の容量を確保し易くすることができる。
本発明は第3に、上記の構成において、好ましくは、図1及び図3に示したように、第1収納部64の上方にメインスイッチ用キーシリンダとしてのイグニッションスイッチ67を配置し、リッド65に設けられたリッド開閉用キーシリンダとしてのロック装置68の軸線68aと、イグニッションスイッチ67の軸線67aとを共に車両後方斜め上方へ指向させたことを特徴とする。
ロック装置68の軸線68aとイグニッションスイッチ67の軸線67aとを共に車両後方斜め上方へ指向させたので、ロック装置68の軸線68aと、イグニッションスイッチ67の軸線67aとが平行になるため、キー操作がし易くなり、使い勝手を向上させることができる。
本発明は第4に、上記の構成において、好ましくは、図4及び図8に示したように、フロントインナ第1カバー22の車幅中心近傍にフロントインナ第2カバー23側に近接するように突出する突出部としての縦長膨出部71を設け、第1収納部64に、縦長膨出部71とフロントインナ第2カバー23との間に形成される狭い狭収納部としての左収納部136を含み、この左収納部136の一側方を第2収納部66の壁部82aで覆ったことを特徴とする。
第1収納部64に、縦長膨出部71とフロントインナ第2カバー23との間に形成される狭い左収納部136を含み、この左収納部136の一側方を第2収納部66の壁部82aで覆ったので、左収納部136に収納物を挟んで固定することが可能になり、厚さの小さな収納物等を特別な固定具を用いずに容易に収納することができる。
本発明は第5に、上記の構成において、好ましくは、図3に示したように、フロント第1カバー22の縦長膨出部71に荷掛けフック72を設け、第1収納部64と第2収納部66とを荷掛けフック72を挟んで車幅方向の左右に振り分けて配置し、荷掛けフック72を、イグニッションスイッチ67とロック装置68とを結ぶ線分69よりも下方に配置したことを特徴とする。
荷掛けフック72を、イグニッションスイッチ67とロック装置68とを結ぶ線分69よりも下方に配置したので、荷掛けフック72に荷物を掛けた状態で、イグニッションスイッチ67及びロック装置68へのキー130の抜き差し、キー操作を荷物に妨げられることなく容易に行うことができる。
本発明は第6に、上記の構成において、好ましくは、図3及び図7に示したように、第2収納部66に、車体後方から見たときに、開口75よりも下方に延出した延出収納部133を備え、延出収納部133の車体後方側で、フロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23との二重構造とし、延出収納部133の下端部でフロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とを接するようにしたことを特徴とする。
延出収納部133の車体後方側で、フロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とを二重構造とし、延出収納部133の下端部でフロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とを接するようにしたので、延出収納部133によって、第2収納部66の収納容量を大きくすることができるとともに、リッド65を小さくすることができ、また、フロントインナ第1カバー22とフロントインナ第2カバー23とが接するので、フロントインナ第1カバー22及びフロントインナ第2カバー23の両方で第2収納部66の剛性を向上させることができる。
本発明は第7に、図4及び図7に示したように、車体前部にアウタカバーとしてのフロントインナ第1カバー22を配置し、このフロントインナ第1カバー22の後方にインナカバーとしてのフロントインナ第2カバー23を配置し、フロントインナ第1カバー22に設けられた開口75をリッド65で開閉自在に覆う車両用収納構造において、フロントインナ第1カバー22から突出させた第1突部としての第1ヒンジ支持部113と、フロントインナ第2カバー23から突出させた第2突部としての第2ヒンジ支持部132との両部材でリッド65のヒンジ126を支持することを特徴とする。
第1ヒンジ支持部113と第2ヒンジ支持部132との両部材でリッド65のヒンジ126を支持するので、ヒンジ126を簡単な構造で支持することができるとともに、ヒンジ126の支持剛性を向上させることができる。
本発明は第8に、上記の構成において、好ましくは、図1及び図7に示したように、フロントインナ第1カバー22を、ヘッドパイプ21の後方に配置したことを特徴とする。
フロントインナ第1カバー22を、ヘッドパイプ21の後方に配置したので、フロントインナ第1カバー22側とフロントインナ第2カバー23側とからそれぞれ第1ヒンジ支持部113、第2ヒンジ支持部132を突出させてヒンジ126を支持するために、例えばヘッドパイプからステーをヒンジまで延ばしてヒンジの支持剛性を高める場合のような部品数の増加による重量増・コスト増を本発明では抑えることができると共に、ヒンジ126を効果的に支持することができる。
尚、本発明では、荷掛けフックを第1カバーの突出部に設けたが、これに限らず、荷掛けフックを第2カバー(例えば、横長膨出部86(図3参照))に設けてもよい。
本発明の収納構造は、スクータ型自動二輪車に好適である。
本発明に係る収納構造を備えた車両の側面図である。 本発明に係る車両の斜視図である。 本発明に係るフロントインナ第1カバー及びフロントインナ第2カバーを示す背面図である。 本発明に係る収納構造を示す分解斜視図である。 本発明に係るフロント収納部組立体の側面図である。 図3の6−6線断面図である。 図3の7−7線断面図である。 図3の8−8線断面図である。 本発明に係るヒンジ支持構造に作用を示す作用図である。
10…車両、21…ヘッドパイプ、22…第1カバー(フロントインナ第1カバー)、22A…背面、23…第2カバー(フロントインナ第2カバー)、64…第1収納部、65…リッド、66…第2収納部、67…メインスイッチ用キーシリンダ(イグニッションスイッチ)、67a,68a…軸線、68…リッド開閉用キーシリンダ(ロック装置)、69…線分、71…突出部(縦長膨出部)、72…荷掛けフック、75…第2収納部開口(開口、76…収納ボックス、81…凹部、82…凸部、82a…壁部、102…第1収納部開口(開口部)、113…第1突部(第1ヒンジ支持部)、126…ヒンジ、132…第2突部(第2ヒンジ支持部)、133…延出収納部、136…狭収納部(左収納部)。

Claims (7)

  1. ヘッドパイプの後方に第1カバーを配置し、この第1カバーの更に後方に第2カバーを配置し、これらの第1カバー及び第2カバーで第1収納部を形成した車両用収納構造において、
    前記第1収納部は、常時開口する第1収納部開口を有し、
    前記第1カバーに第2収納部開口を設け、この第2収納部開口の奥に第2収納部を設け、前記第2収納部開口を開閉自在なリッドで覆い、
    このリッドは、ヒンジにより開閉自在であって、前記ヒンジは、前記第1カバーと前記第2カバーとに挟み込まれて支持されることを特徴とする車両用収納構造。
  2. 前記第1カバーから突出させた第1突部と、前記第2カバーから突出させた第2突部との両部材で前記ヒンジを支持することを特徴とする請求項1記載の車両用収納構造。
  3. 前記第1カバーは、その背面の左右いずれか一方に凸部、他方に凹部を備え、
    前記第1収納部は、前記凹部と前記第2カバーとで形成され、
    前記第2収納部は、前記凸部に設けられた前記開口の奥に配置された収納ボックスにより形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用収納構造。
  4. 前記第1収納部の上方にメインスイッチ用キーシリンダを配置し、
    前記リッドに設けられたリッド開閉用キーシリンダの軸線と、前記メインスイッチ用キーシリンダの軸線とを共に車両後方斜め上方へ指向させたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両用収納構造。
  5. 前記第1カバーは、車幅中心近傍に前記第2カバー側に近接するように突出する突出部が設けられ、
    前記第1収納部は、前記突出部と前記第2カバーとの間に形成される狭い狭収納部を含み、
    この狭収納部の一側方は前記第2収納部の壁部で覆われることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の車両用収納構造。
  6. 前記第1カバーの前記突出部に荷掛けフックを設け、
    前記第1収納部と前記第2収納部とが前記荷掛けフックを挟んで車幅方向の左右に振り分けて配置され、
    前記荷掛けフックは、前記メインスイッチ用キーシリンダと前記リッド開閉用キーシリンダとを結ぶ線分よりも下方に配置されたことを特徴とする請求項5記載の車両用収納構造。
  7. 前記第2収納部は、車体後方から見たときに、前記開口よりも下方に延出した延出収納部を備え、
    前記延出収納部の車体後方側は、前記第1カバーと前記第2カバーとが二重構造を成し、
    前記延出収納部の下端部で前記第1カバーと前記第2カバーとが接することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の車両用収納構造。
JP2004336592A 2004-11-19 2004-11-19 車両用収納構造 Expired - Fee Related JP4431026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336592A JP4431026B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 車両用収納構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336592A JP4431026B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 車両用収納構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006143023A JP2006143023A (ja) 2006-06-08
JP4431026B2 true JP4431026B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=36623200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004336592A Expired - Fee Related JP4431026B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 車両用収納構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4431026B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7216913B1 (en) * 2006-02-22 2007-05-15 Volsey Ii Jack J Hinged glove box door for motorcycles
JP5593131B2 (ja) * 2010-06-11 2014-09-17 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
MY174073A (en) * 2013-05-31 2020-03-08 Honda Motor Co Ltd Article storage structure for automatic two-wheeled vehicles
JP6086887B2 (ja) * 2014-09-18 2017-03-01 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の車体前部構造
JP6072745B2 (ja) * 2014-09-25 2017-02-01 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP6722082B2 (ja) * 2016-09-30 2020-07-15 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の収納部構造
CN109367663A (zh) * 2018-11-06 2019-02-22 洛阳北方易初摩托车有限公司 一种下弯梁两轮摩托车前置物箱结构
JP7177766B2 (ja) * 2019-12-23 2022-11-24 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の収納部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006143023A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4431026B2 (ja) 車両用収納構造
JP2000219178A (ja) 自動二・三輪車の前部収納構造
JPH11198878A (ja) スクータ型車両の物入れ装置
JP4284660B2 (ja) 車両用ルーフコンソールボックス
JP2006281920A (ja) 自動二輪車の車体構造
JP3585920B2 (ja) 自動二輪車における物品収納構造
JP5088084B2 (ja) 自動二輪車の小物入れ
JP2006219081A (ja) 車両の収納装置
JP2011201515A (ja) サドルバックおよび該バッグを備えた自動二輪車
JP2004099007A (ja) 自動二輪車のシート取付構造
EP3381783B1 (en) Seat catch mounting structure of straddle type vehicle
JP4851843B2 (ja) 乗物におけるシール取付構造及び自動二輪車
JP5863630B2 (ja) 車載電装部品の配置構造
JP2007152986A (ja) 自動二輪車における収納構造
JP5633709B2 (ja) ツールボックス
JP2004099008A (ja) 自動二輪車のシートロック構造
JP4515290B2 (ja) 自動二輪車の車体構造
JP5062491B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2010158970A (ja) 車両の荷室構造
JP2017114343A (ja) バッテリ収納部構造
JP2007091022A (ja) 鞍乗型車両
JP6782142B2 (ja) 荷籠の取付構造
JPH04208682A (ja) スクータ型車両
JP4309730B2 (ja) 物品収納装置
JP6072553B2 (ja) 鞍乗型車両のバッテリ配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4431026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees