JP6072553B2 - 鞍乗型車両のバッテリ配置構造 - Google Patents

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本発明は、鞍乗型車両のバッテリ配置構造の改良に関する。
シートの下方に収納ボックスを設け、この収納ボックスの後方にバッテリを配置する鞍乗型車両のバッテリ配置構造が知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1に示すように、鞍乗型車両は、車体フレーム(1)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)が車体カバーで覆われ、シート(12)の下方にヘルメット等を収納する収納ボックス(13)が配置されている。この収納ボックス(13)の後方に且つシート(12)の下方にバッテリ(17)が配置されている。
バッテリ(17)を着脱するには、着脱用スペースが必要である。しかし、収納ボックス(13)の後方に且つシート(12)の下方にバッテリ(17)を配置する場合、バッテリ(17)の周辺に、車体フレーム(1)や収納ボックス(13)等が配置されるため、バッテリ(17)の着脱用スペースを設けることが困難である。このため、バッテリ(17)を着脱する際には、収納ボックス(13)を取り外してバッテリ(17)を着脱したり、または、収納ボックス(13)にメンテナンスリッドを設け、このメンテナンスリッドを外して収納ボックス(13)内からバッテリ(17)を着脱する必要がある。すなわち、バッテリを着脱する際の作業性の向上が望まれている。
特開平4−292278号公報
本発明は、バッテリを着脱する作業性の向上を図ることができる鞍乗型車両のバッテリ配置構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームに設けられ乗員が着座するシートと、このシートの下方に配置され物品を収納する収納ボックスと、この収納ボックスの後方に且つ前記シートの下方に配置されバッテリを収納するバッテリ収納部と、前記収納ボックスの後方に配置され後輪の上方及び後方を覆う後部フェンダとを有する鞍乗型車両のバッテリ配置構造において、前記後部フェンダの上部に前記バッテリ収納部を設け、前記車体フレームに前記後部フェンダを固定するとともに前記後部フェンダの前部を中心に回動することにより前記後部フェンダの後部を開閉可能に形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、後部フェンダは、テールライトユニットの後方に設けられ、後部フェンダの上方にテールライトユニットの下方を覆うリアカバーが設けられ、このリアカバーを着脱することで、後部フェンダの回動位置を固定する締結部が露出することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、バッテリは、車幅方向の一方側にオフセットして配置され、後輪を弾性支持するクッションユニットが設けられ、このクッションユニットは、車幅方向の他方側にオフセットして配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、後部フェンダは、その後部に後輪を後方から覆う垂れ部が形成され、この垂れ部は、後部フェンダが下方に回動し、後輪と当接することにより後部フェンダの回動が規制されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、後部フェンダの側部に、クッションユニットとの干渉を回避するために側方に開放する凹部が形成され、後部フェンダが下方に回動し、クッションユニットに凹部が当接することにより後部フェンダの回動が規制されることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、バッテリ収納部は、後部フェンダから上方に延出し且つ車両方向に延びる左右一対の隔壁が形成され、これらの隔壁間にバッテリが配置され、左右の隔壁の延長上に後部フェンダの回動中心となる回動軸を受ける回動軸部が形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、車体フレームは、左右一対に形成された部分を連結するクロスメンバを有し、このクロスメンバの下方に、バッテリが配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、バッテリは、バッテリ端子が車両後方を向くように配置されることを特徴とする。
請求項9に係る発明では、回動軸は、クロスメンバに回動可能に設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、後部フェンダの上部にバッテリ収納部を設け、車体フレームに後部フェンダを固定するとともに後部フェンダの前部を中心に回動することにより後部フェンダの後部を開閉可能に形成したので、後部フェンダの後部を開くことで、バッテリを着脱する着脱用スペースを作ることができ、バッテリを車両後方から着脱することができる。結果、収納ボックスを取り外したり、収納ボックスにメンテナンスリッドを設けることなくバッテリの着脱が可能となり、収納ボックス、車体フレーム及びバッテリを集約してコンパクトに配置しても、バッテリを着脱する作業性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、後部フェンダは、テールライトユニットの後方に設けられ、後部フェンダの上方にテールライトユニットの下方を覆うリアカバーが設けられる。テールライトユニットを着脱しなくても、リアカバーのみを着脱することで、後部フェンダの回動位置を固定する締結部が露出するので、締結部に容易に工具が届き、後部フェンダを開閉する作業性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、バッテリは、車幅方向の一方側にオフセットして配置され、後輪を弾性支持するクッションユニットは、車幅方向の他方側にオフセットして配置されている。バッテリとクッションユニットを車幅方向左右にバランス良く配置するので、車両の運動性能を向上させることができる。
請求項4に係る発明では、後部フェンダが下方に回動し、後部フェンダの垂れ部が後輪と当接することにより後部フェンダの回動位置が規制される。後輪は弾性体であり、この後輪により後部フェンダの下方への回動を規制するので、余分な回動規制用の弾性体部品を設けることなく、後部フェンダの下方回動位置を規制することができる。
請求項5に係る発明では、後部フェンダが下方に回動し、クッションユニットに後部フェンダの凹部が当接することにより後部フェンダの回動が規制される。クッションユニットは強度が高い部品であり、このクッションユニットにより後部フェンダの下方への回動を規制するので、余分な回動規制用の高強度部品を設けることなく、後部フェンダの下方回動位置を規制することができる。
請求項6に係る発明では、バッテリ収納部は、後部フェンダから上方に延出し且つ車両方向に延びる左右一対の隔壁が形成される。左右の隔壁の延長上に後部フェンダの回動中心となる回動軸を受ける回動軸部が形成したので、回動軸部周辺の剛性が向上する。結果、重力物であるバッテリを収納する場合であっても、後部フェンダの軽量化を図ることができる。
請求項7に係る発明では、車体フレームは、左右一対に形成された部分を連結するクロスメンバを有する。クロスメンバの下方にバッテリが配置されるので、余分なスペースを必要とせず、コンパクトにバッテリを収納でき、車両の小型化を図ることができる。
請求項8に係る発明では、バッテリは、バッテリ端子が車両後方を向くように配置される。車両後方の車両構造物がない方向にバッテリ端子が向けられるので、バッテリ端子の着脱作業に際し、車両構造物が邪魔になることがなく、バッテリ端子を着脱する作業性が向上する。
請求項9に係る発明では、回動軸は、クロスメンバに回動可能に設けられる。車幅方向に延びるクロスメンバに回動軸を設けるので、回動軸の車幅方向の位置を任意に設定することができる。結果、重量物であるバッテリの大きさに適合するように、回動軸の車幅方向の位置を調整することができ、後部フェンダの剛性が高い最適化された位置に回動軸を配置することができる。加えて、回動軸の位置を調整する部品を必要とせず、車両の軽量化を図ることができる。
本発明に係る鞍乗型車両の左側面図である。 図1の2矢視図である。 図2の鞍乗型車両からリアカバーを外した図である。 図3の要部拡大図である。 図4の5矢視図である。 後部フェンダの左側面図である。 後部フェンダの斜視図である。 後部フェンダの平面図である。 本発明に係る鞍乗型車両の作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両10は、鞍乗型車両である。車両10は、車体フレーム20の前部を形成するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21に回転可能に支持される操舵軸11と、この操舵軸11の上部に設けられるアッパブラケット12と、このアッパブラケット12に設けられるハンドルホルダ13と、このハンドルホルダ13に固定されるハンドルバー14とを備える。アッパブラケット12にメータステー30が設けられ、このメータステー30にメータ31が固定される。
また、車両10は、ヘッドパイプ21の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク15の上端を支持するボトムブリッジ16と、ヘッドパイプ21の前方に配置され車両前方に向かって点灯する前照灯17と、フロントフォーク15に支持され上方がフロントフェンダ18に覆われる前輪19とを備える。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21から後下がりに延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から後上がりに延ばされ直接又は間接的にシート41を支持するシートレール23とを備える。シートレール23の上方に運転者が着座するシート41が設けられ、このシート41の下方にヘルメット等を収納する収納ボックス42が設けられる。
また、メインフレーム22にリンク24を介してパワーユニット50が揺動自在に設けられる。パワーユニット50は、エンジン51及び変速機52から構成される。パワーユニット50の後部に後輪53が回転可能に設けられ、エンジン51の出力は、変速機52を介して後輪53に伝達される。さらに、パワーユニット50の後部とシートレール23の間に後輪53への衝撃を吸収するクッションユニット54が設けられる。
シートレール23の後方に、テールライトユニット55が設けられる。このテールライトユニット55の下方に且つ収納ボックス42の後方に、後輪53の上方及び後方を覆う後部フェンダ60が配置される。収納ボックス42の後方に且つシート41の下方にバッテリ56が配置される。なお、このバッテリ56は、後部フェンダ60の上部に載置される。車両10は、車体フレーム20等を覆う車体カバー70を備える。
車体カバー70は、ヘッドパイプ21の少なくとも一部を覆うフロントカバー71と、メインフレーム22の上方を覆うメインフレームカバー72と、このメインフレームカバー72の下部に接続され運転者が足を載せるフロア73と、このフロア73に接続され車両10の下部を覆うアンダーカバー74と、このアンダーカバー74に接続され車幅方向側方及び車両後部の車幅方向を覆うリアサイドカバー75と、ハンドルバー14を覆うハンドルカバー76とを有する。
次に車両の後部について説明する。
図2に示すように、車体カバー70は、リアサイドカバー75の後端にテールライトユニット55の下方を覆うリアカバー77を有する。このリアカバー77は、後部フェンダ77の上方且つ後方に配置されており、ボルト81によりリアサイドカバー75に取り付けられている。車両10は、パワーユニット50の上方にエアクリーナ57が設けられ、後輪53を挟んでエアクリーナ57の反対側にマフラー58が設けられる。
次にリアカバーを外した状態の車両の後部について説明する。
図3に示すように、リアサイドカバー75の後端にカバー締結部82が設けられ、これらのカバー締結部82に締結されたボルト81を外すことにより、リアサイドカバー75からリアカバー77を取り外すことができる。このように、車両10の外部から直接ボルト81を外すだけで、リアカバー77を取り外すことができるので、リアカバー77の着脱が容易である。
また、リアサイドカバー75の後端からリアカバー77を外すと、後部フェンダ60を固定する締結部83が露出する。さらに、車両10の後方からバッテリ56を目視することができる。
次に車体カバーを外した状態における車両の後部について詳しく説明する。
図4に示すように、車体フレーム20は、左右一対に形成されたシートレール23を連結するクロスメンバ25と、シートレール23に設けられ後部フェンダ60を回動位置を固定するフェンダ用ステー84とを有する。
後部フェンダ60の上部に、バッテリ56を収納するバッテリ収納部61が設けられている。バッテリ56は、バンド62によりバッテリ収納部61に固定される。このバッテリ収納部61の近傍に、ヒューズボックス63が設けられる。
また、後部フェンダ60の上部に、バッテリ56及びヒューズボックス63を挟むようにして締結部83が設けられる。これらの締結部83は、ボルト85をフェンダ用ステー84に締結することにより、フェンダ用ステー84に固定される。
クロスメンバ25に回動軸用ステー86が設けられ、この回動軸用ステー86に後部フェンダ60の前部を回動可能に支持する回動軸87が設けられる。後部フェンダ60の前部に、回動軸87を受ける回動軸部64が設けられる。
バッテリ56は、クロスメンバ25の下方に配置されるとともに、バッテリ端子59が車両後方を向くように配置される。クッションユニット54は、後輪53の車幅方向左側に配置される。
図5に示すように、車体フレーム20に後部フェンダ60を固定するとともに、後部フェンダ60の前部を中心に回動することにより後部フェンダ60の後部が開閉可能に形成される。具体的には、車体フレーム20に後部フェンダ60の前部を回動可能に支持する回動軸87を設け、この回動軸87を中心に後部フェンダ60の後部を開閉可能に形成した。回動軸87は、クロスメンバ25に回動軸用ステー86を介して回転可能に設けられている。回動軸部64は後部フェンダ69の前部に設けられており、締結部83は後部フェンダ69の前後方向中程に設けられている。このため、締結部83側のボルト85を外すことで、後部フェンダ60は回動軸87を中心にして回動し、後部フェンダ60の後部を開閉させることができる。
なお、実施例では、後部フェンダ60の前部に回動軸87を設けることで、後部フェンダ60の前部を中心に回動できるようにしたが、これに限定されず、後部フェンダ60の前部の一部に撓み可能な可撓部を形成することで、後部フェンダ60の前部を中心に回動できるようにしても差し支えない。また、樹脂製の後部フェンダ60を形成する場合は、後部フェンダ60の前部に樹脂ヒンジ等を設け、後部フェンダ60の後部を開閉可能に形成しても差し支えない。
後部フェンダ60は、後輪53を後方から覆う垂れ部65を有する。回動軸87を中心にして後部フェンダ60の垂れ部65を下方へ回動させた場合、垂れ部65を後輪53に当接させることにより、後部フェンダ60の回動を規制することができる。後輪53は弾性体であり、この後輪53により後部フェンダ60の下方への回動を規制するので、余分な回動規制用の弾性体部品を設ける必要がない。結果、部品を削減することができ、部品コストを低減することができる。
次に後部フェンダ60について図6〜図8で詳しく説明する。
図6に示すように、後部フェンダ60は、前部上端に設けられる回動軸部64と、この回動軸部64の後部に形成されるバッテリ収納部61と、このバッテリ収納部61の後部に設けられる締結部83と、この締結部83の後方から後ろ下がりに延びる垂れ部65とを有する。
回動軸部64と締結部83との間にバッテリ収納部61が設けられているので、バッテリ収納部61に重量物であるバッテリ(図5、符号56)を収納した際、前後からバッテリ56を安定して支持することができる。
図7に示すように、後部フェンダ60のバッテリ収納部61は、後部フェンダ60の上面66と、この上面66から上方に延出し且つ車両前後方向に延びる左右一対の隔壁67と、左右一対の隔壁67の前端を連結するように形成される前壁68とからなる。
バッテリ(図5、符号56)を、左右一対の隔壁67間に配置することで、バッテリ56の車幅方向への移動を規制することができる。さらに、左右一対の隔壁67、前壁68及び上面66でバッテリ56を囲うことにより、バッテリ56を保護することができる。また、前壁68の上部に、バッテリ56を押さえるためのバンド(図4、符号62)を引っ掛けるフック部69が形成されている。
図8に示すように、バッテリ56は車幅方向右側にオフセットして配置され、クッションユニット54は車幅方向左側にオフセットして配置されている。後部フェンダ60の側部には、クッションユニット54との干渉を回避するために側方に開放した凹部69aが形成されている。重量物であるバッテリ56とクッションユニット54とを車幅方向の左右にバランス良く配置するので、車両10の運動性能を向上させることができる。
また、左右一対の隔壁67の延長上に回動軸部64が形成されているので、左右一対の隔壁67がリブの役割を果たし、回動軸部64周辺の剛性を向上させることができる。
左右の隔壁の延長上に回動軸を受ける回動軸部が形成したので、回動軸部64周辺の剛性が向上する。
このように、左右一対の隔壁67は、バッテリ収納部61を形成するとともに回動軸部64周辺の剛性向上させる機能も兼ねているので、バッテリ56を収納する場合であっても、後部フェンダ60の軽量化を図ることができる。
以上の述べた鞍乗型車両のバッテリ配置構造の作用を次に述べる。
図9(a)は、リアカバー(図3、符号77)を外した状態を示す図であり、テールライトユニット55の下端から後部フェンダ60の上面までの距離はL1である。締結部83からボルト85を外し、後部フェンダ60を矢印(1)のように回動させる。
図9(b)は、後部フェンダ60が後輪56に当接した状態を示す図であり、後部フェンダ60は後輪56により、回動が規制される。テールライトユニット55の下端から後部フェンダ60の上面までの距離はL2であり、L1<L2である。結果、車両10後部の開口部が広くなり、手や工具をバッテリ収納部61へのアクセスが容易になり、バッテリ56を着脱する作業性が向上する。
なお、実施例では、後輪53により後部フェンダ60の回動を規制したが、これに限定されず、後部フェンダ60の凹部(図8、符号69a)をクッションユニット(図8、符号54)に当接さえることにより、後部フェンダ60の回動を規制しても差し支えない。この場合、クッションユニット54は強度が高い部品であり、余分な回動規制用の高強度部品を設けることなく、部品点数を削減し、部品コストを低減させることができる。
尚、本発明の鞍乗型車両のバッテリ配置構造は、実施の形態ではバッテリを車幅方向右側にオフセットして配置し、クッションユニットを車幅方向左側にオフセットして配置したが、これに限定されず、バッテリ及びクッションユニットの左右の位置を逆にし、オフセットして配置しても差し支えない。
本発明のバッテリ配置構造は、鞍乗型車両に好適である。
10…車両、20…車体フレーム、25…クロスメンバ、41…シート、42…収納ボックス、53…後輪、54…クッションユニット、55…テールライトユニット、56…バッテリ、59…バッテリ端子、60…後部フェンダ、61…バッテリ収納部、64…観点軸部、65…垂れ部、66…上面、67…隔壁、69a…凹部、77…リアカバー、83…締結部、87…回動軸。

Claims (9)

  1. 車体フレーム(20)に設けられ乗員が着座するシート(41)と、このシート(41)の下方に配置され物品を収納する収納ボックス(42)と、この収納ボックス(42)の後方に且つ前記シート(41)の下方に配置されバッテリ(56)を収納するバッテリ収納部(61)と、前記収納ボックス(42)の後方に配置され後輪(53)の上方及び後方を覆う後部フェンダ(60)とを有する鞍乗型車両のバッテリ配置構造において、
    前記後部フェンダ(60)の上部に前記バッテリ収納部(61)を設け、
    前記車体フレーム(20)に前記後部フェンダ(60)を固定するとともに前記後部フェンダ(60)の前部を中心に回動することにより前記後部フェンダ(60)の後部を開閉可能に形成したことを特徴とする鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  2. 前記後部フェンダ(60)は、テールライトユニット(55)の後方に設けられ、
    前記後部フェンダ(60)の上方に前記テールライトユニット(55)の下方を覆うリアカバー(77)が設けられ、
    このリアカバー(77)を着脱することで、前記後部フェンダ(60)の回動位置を固定する締結部(83)が露出することを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  3. 前記バッテリ(56)は、車幅方向の一方側にオフセットして配置され、
    前記後輪(53)を弾性支持するクッションユニット(54)が設けられ、このクッションユニット(54)は、車幅方向の他方側にオフセットして配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  4. 前記後部フェンダ(60)は、その後部に前記後輪(53)を後方から覆う垂れ部(65)が形成され、
    この垂れ部(65)は、前記後部フェンダ(60)が下方に回動し、前記後輪(53)と当接することにより前記後部フェンダ(60)の回動が規制されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  5. 前記後部フェンダ(60)の側部に、前記クッションユニット(54)との干渉を回避するために側方に開放する凹部(69a)が形成され、
    前記後部フェンダ(60)が下方に回動し、前記クッションユニット(54)に前記凹部(69a)が当接することにより前記後部フェンダ(60)の回動が規制されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  6. 前記バッテリ収納部(61)は、前記後部フェンダ(60)から上方に延出し且つ車両前後方向に延びる左右一対の隔壁(67)が形成され、
    これらの隔壁(67)間に前記バッテリ(56)が配置され、
    前記左右の隔壁(67)の延長上に前記後部フェンダ(60)の回動中心となる回動軸(87)を受ける回動軸部(64)が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  7. 前記車体フレーム(20)は、左右一対に形成された部分を連結するクロスメンバ(25)を有し、
    このクロスメンバ(25)の下方に、前記バッテリ(56)が配置されることを特徴とする請求項記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  8. 前記バッテリ(56)は、バッテリ端子(59)が車両後方を向くように配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
  9. 前記回動軸(87)は、前記クロスメンバ(25)に回動可能に設けられることを特徴とする請求項7記載の鞍乗型車両のバッテリ配置構造。
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