JP5633709B2 - ツールボックス - Google Patents

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Description

本発明はツールボックスに関する。
従来、タイヤ交換などに必要な工具を収納して車両に搭載するツールボックスとして、例えば特許文献1に開示されているように、各工具の形状に合わせた複数の嵌合凹部を板状の工具パットの一面側に分散配設し、この工具パットの一面側を覆う薄板状の開閉蓋を設け、複数の嵌合凹部に複数の工具を各別に嵌め込むとともに、前記開閉蓋で前記嵌合凹部を覆って各工具を収納するという構造があった。
実開昭57−31249号公報
上記従来の構造によれば、各工具の形状に合わせた複数の嵌合凹部を一枚の板状の工具パットの一面側に分散配設してあったために、工具パットの剛性を確保するのに、特許文献1の第2図に開示されているように、工具パッドをかなり厚肉に設定しなければならず、工具パットが大型化していた。
本発明の目的は小型化できるツールボックスを提供する点にある。
本発明の特徴は、工具を収納するボックス本体と、前記ボックス本体の開口部を覆うカバーとを備え、 前記ボックス本体の側壁に、前記開口部の外方側に開放する切り欠きを形成し、前記切り欠きに嵌合する嵌合凸部を前記カバーに設け、前記カバーは前記ボックス本体の開口部に内嵌し、前記カバーの前記ボックス本体への装着状態で閉断面が形成され、前記カバーは前記ボックス本体の長さよりも短く、前記ボックス本体への前記カバーの装着状態で前記工具の長手方向の両端部が露出している点にある。
上記の構成によれば、ボックス本体の切り欠きにカバーの嵌合凸部が嵌合するとともに、カバーがボックス本体の開口部に内嵌することで、カバーをボックス本体にしっかりと固定することができる。そして、カバーのボックス本体への装着状態で閉断面が形成されるから、ツールボックスを薄肉に設定してもツールボックスの剛性・強度を確保することができて、ツールボックスを小型化・軽量化・省スペース化することができる。しかも、工具の収納状態の有無を確認することができる。
本発明において、
前記カバーの前記ボックス本体への装着状態で、前記ボックス本体内の工具を押圧する第1凸部を前記カバーの裏側に突設してあると、工具をボックス本体に確実に固定することができて、ボックス本体内の工具のがたつきを防止することができる。
本発明において、
前記第1凸部は前記ボックス本体内の隣り合う工具同士の間に位置して、前記隣り合う工具同士の干渉を防止していると、隣り合う工具同士の干渉による音の発生を防止することができる。
本発明において、
前記カバーを前記ボックス本体に対して締め付け固定するバンドを設けてあると、カバーをボックス本体に対して確実に固定することができる。
本発明において、
前記カバーを前記ボックス本体に対して前記バンドで締め付けて、前記カバーと前記ボックス本体の底壁とで前記ボックス本体内の工具を挟持固定すると、バンドの締め付け力で工具をボックス本体により確実に固定することができて、ボックス本体内の工具のがたつきを防止することができる。
本発明において、
前記工具はパンタグラフ式のジャッキであり、 前記カバーと前記ボックス本体の底壁とで前記ジャッキを挟持した状態で、前記ジャッキのシャフトが挿通したジャッキリングに圧接する第2凸部を前記ボックス本体の底壁又は前記カバーに突設してあると、次の作用を奏することができる。
前記第2凸部をジャッキリングに当接させることで、ジャッキリングにカバーからの押圧力とは逆方向の力が加わる。これにより、ジャッキリングがボックス本体に固定されるとともに、ジャッキのシャフトもジャッキリングに押圧されてボックス本体に固定され、ジャッキの騒音発生源であるジャッキリングとシャフトの動きが阻止されていわゆるガチャガチャ音の発生を防止することができ、不快な音鳴りを防止することができる。
本発明によれば、小型化・軽量化・省スペース化できるツールボックスを提供することができた。
ツールボックスをツールボックス収納部に収納した状態の車体後部構造の斜視図である。 ツールボックスをツールボックス収納部から取り出した状態の車体後部構造の斜視図である。 ツールボックスのボックス本体をツールボックスの開口側から見た図である。 (a)はツールボックスを開口側から見た図、(b)はツールボックスの側面図、(c)はツールボックスのボックス本体の側面図である。 図4(a)のA−A断面図である。 図4(a)のB−B断面図である。 図4(a)のC−C断面図(シートバック等も示す)である。 リヤシートの正面図(車両前方側から見た図)である。 図8のG−G断面図である。 カバーの斜視図である。 バンドで締め付け固定したツールボックスをツールボックスの開口側から見た図(工具は図示せず)である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2、図8および図9に示すように、リヤシート1のシートバック2の裏側(車両後方側Rr)に大型のバッテリー4(電池)とツールボックス収納部5を左右に並ぶ状態に設けて電気自動車の車体後部構造を構成してある。バッテリー4はシートバック2の裏側の後部荷室の大半を占め、ツールボックス収納部5は後部荷室の幅方向の一端部側(右端部側)に、バッテリー4に比べて小さく形成されている。
前記リヤシート1は、シートクッション3と、シートクッション3に対して下側の横軸芯周りに揺動自在なシートバック2と、ヘッドレスト34とから成る。シートバック2の両側には左右一対の縦フレーム31が立設されている。また、左右一対の縦フレーム31の上端部間に上側横フレーム6U(図7参照)が架設され、左右一対の縦フレーム31の下端部間に下側横フレーム6Kが架設されている。そして、左右一対の縦フレーム31と上下の横フレーム6U,6Kの間に、バッテリー4を車両前方側Frから覆う縦壁7が架設されている。
前記上側横フレーム6Uと下側横フレーム6Kは角パイプ状に形成され、左右一対の縦フレーム31と上側横フレーム6Uと下側横フレーム6Kとでバッテリーブラケットを構成している。
図2および図7に示すように、前記ツールボックス収納部5は、縦壁7の幅方向の一端部に形成された縦長の角孔8と、角孔8の上端部側に位置する上側横フレーム部分6U1と、角孔8の下端部側に位置する下側横フレーム部分6K1とで構成されている。このツールボックス収納部5にツールボックス9をそのツールボックス9の長手方向が上下方向に沿うように(より詳しくは上側ほど車両後方側Rrに位置するように)収納する。
前記ツールボックス9は角孔8に緩やかに嵌合し、ツールボックス9の上端部から上方に張り出す厚肉のフランジ部9Fが上側横フレーム部分6U1に車両後方側Rrから受け止め支持され、ツールボックス9の下端部が下側横フレーム部分6K1に載置する。このツールボックス9はツールボックス収納部5に車両前方側Frに取り出し自在に収納される。
そして、シートバック2に設けられたロック機構のロックを解除してシートバック2を前記横軸芯周りに前倒しすると、ツールボックス収納部5に収納されたツールボックス9が露出し、ツールボックス9をツールボックス収納部5から車両前方側Frに取り外すと、バッテリー4の緊急停止スイッチ10が操作可能に露出する。
シートバック2は前記前倒し状態で、図1に示す傾斜状態からさらに車両前方側Frに揺動してシートクッション3に重なる。これにより、ツールボックス9が大きく露出し、ツールボックス9を取り出しやすくすることができる。
前記緊急停止スイッチ10は緊急時にバッテリー4を停止させるスイッチであり、通常の自動車の使用の際には必要としない。そのために、不用意にスイッチ操作がされないようにツールボックス9の奥側に配置してある。しかしながら、緊急時には特別な工具を用いずに緊急停止スイッチ10にアクセスできなければならない。そこで、上記のように、ツールボックス9をツールボックス収納部5から車両前方側Frに取り外すと、バッテリー4の緊急停止スイッチ10が操作可能に露出するよう構成してある。
[ツールボックス9の構造]
前記ツールボックス9は、工具を収納するボックス本体11と、ボックス本体11の開口を覆うカバー12とから成る。ボックス本体11とカバー12は成形性・断熱性に優れた軽量の発泡樹脂材で成形されている。そして、シートバック2を前倒しすると、カバー12をボックス本体11から取り外し操作可能になる。
ツールボックス収納部5にツールボックス9を収納した状態で、ボックス本体11には、工具を上下方向に沿う姿勢に収容する(図1、図3、図7参照)。図3に二点鎖線で示すように、本実施形態ではボックス本体11に収納される工具は、ジャッキハンドル29・パンタグラフ式のジャッキ13・ホイールレンチ14・パンク修理キッド39などのタイヤ交換用の工具である。
図4(a)〜図4(c)、図5および図6に示すように、ボックス本体11はボックス本体11の開口部11K(図5〜図7参照)側から見て長方形状の底壁15(図7参照)と、底壁15の周部から立ち上がる断面長方形状の周壁16と、各工具の収納部18,19,20,21を仕切る仕切り壁17とを備えている。
ボックス本体11には、ジャッキ13・ホイールレンチ14などの長尺の工具を収納することから、各工具の各収納部はボックス本体11の長手方向に沿う長方形状に形成されてボックス本体11の幅方向に並んでいる。すなわち、図5に示すように、幅方向一端部側から順に、ジャッキハンドル収納部18・ジャッキ収納部19・ホイールレンチ収納部20・パンク修理キッド収納部21がそれぞれ形成されている。
図4(c)に示すように、前記周壁16を構成する側壁22のうち、前記収納状態で上側に位置する上半部の側壁22の頂面22Tは、ツールボックス収納部5にツールボックス9を収納した状態で上側ほど高さ寸法が短くなるように傾斜している。これにより、上端部側ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜したシートバック2の裏面(図7参照)とツールボックス9の側壁22の頂面22Tとの干渉を回避することができる。
図4(a)および図4(c)に示すように、前記ボックス本体11の両側壁22の長手方向中間部に、開口部11K(図5〜図7参照)の外方側(底壁15とは反対側)に開放する切り欠き23,24が形成されている。車幅方向内側に位置する一方の切り欠き23は車幅方向外側に位置する他方の切り欠き24よりもボックス本体11の長手方向に長く、かつ、深く形成されている。
図4(c)に示すように、前記一方の切り欠き23は側壁22の頂面22Tの長手方向に長く形成され、ツールボックス収納部5にツールボックス9を収納した状態で下側に位置する下半部の切り欠き部分23Aが、前記頂面22Tの長手方向に長い長方形状に形成され、上半部の切り欠き部分23Bが前記下半部の切り欠き部分23Aよりも深い形状に形成されて、両切り欠き部分が滑らかに連なっている。
そして、図10に示すように、前記切り欠き23,24に嵌合する左右一対の嵌合凸部25,26がカバー12に設けられている。前記左右一対の嵌合凸部25,26が左右一対の切り欠き23,24に各別に嵌合してカバー12がボックス本体11の長手方向中間部の両側壁22の頂部に装着される。嵌合凸部25,26はボックス本体11の切り欠き23,24に対応した形状に形成され、前記切り欠き23,24に嵌合してツールボックス9の側壁の一部分を構成する。
カバー12はボックス本体11の長さよりも短く設定され、ボックス本体11へのカバー12の装着状態で各工具の長手方向の両端部(上下両端部)が露出する。従って、各工具の収納状態の有無を確認することができるとともに、カバー12の小型化・軽量化・材料コストの低廉化を図ることができる。
図5および図6に示すように、前記カバー12の幅方向の両端部はボックス本体11の両側壁22間に嵌合(内嵌)し、嵌合凸部25,26が前記切り欠き23,24に嵌合したカバー12のボックス本体11への装着状態でツールボックス9に閉断面が形成されるよう構成してある。
このように、ボックス本体11の切り欠き23,24にカバー12の嵌合凸部25,26が嵌合するとともに、カバー12がボックス本体11の両側壁22間に嵌合することで、カバー12をボックス本体11にしっかりと固定することができる。そして、カバー12のボックス本体11への装着状態で閉断面が形成されるから、ツールボックス9を薄肉に設定してもツールボックス9の剛性・強度を確保することができて、ツールボックス9を小型化・軽量化・省スペース化することができる。
図10に示すように、カバー12の幅方向の端部の裏側と幅方向中央部の裏側に左右一対の断面長方形状の第1凸部27,37を突設し、カバー12のボックス本体11への装着状態で、図5および図6に示すように、ボックス本体11のジャッキハンドル収納部18のジャッキハンドル29の長手方向中間部と、ホイールレンチ収納部20のホイールレンチ14の長手方向中間部とを、前記左右一対の第1凸部27,37で車両前方側Frから各別に押圧するよう構成してある。
前記第1凸部27,37はボックス本体11内の隣り合う工具同士の間に位置して、隣り合う工具同士の干渉を防止し、この干渉による音の発生を防止している。
これにより、工具をボックス本体11に確実に固定することができて、ボックス本体11内の工具のがたつきを防止することができる。すなわち、ジャッキ13に対してジャッキハンドル29・ホイールレンチ14が立体交差するレイアウト(図3参照)にしてあっても、ジャッキ13とジャッキハンドル29、ジャッキ13とホイールレンチ14がぶつかることを防止できて音が発生することを防止することができる。
図1および図11に示すように、前記カバー12を前記ボックス本体11に対して締め付け固定し、かつ、カバー12及びボックス本体11を車体に対して締め付け固定するバンド30を設けてある。バンド30の一端部は前記縦壁7に固定されている。バンド30の他端部にはフック30Aが設けられ、このフック30Aをクオータパネル50に設けられた係合部50Aに係合させるよう構成してある。カバー12の表側の面にはカバー12の幅方向に沿うバンド巻き付け用の溝12M(図4(a)参照)を形成してある。
前記バンド30でカバー12をボックス本体11に対して締め付け固定するとともに、カバー12及びボックス本体11を車体に対して締め付け固定することで、ツールボックス9内の工具の走行時の振動による異音の発生を防止することができる。
また、上記のように、カバー12を前記ボックス本体11に対してバンド30で締め付けて、カバー12とボックス本体11の底壁15とでボックス本体11内のジャッキ13(他の工具であってもよい)を挟持固定している。これにより、ジャッキ13に対する挟持力を強くすることができて、ジャッキ13をボックス本体11により確実に固定することができる。
図7に示すように、カバー12とボックス本体11の底壁15とでジャッキ13を挟持した状態で、ジャッキ13のシャフトが挿通したジャッキリング32に圧接する第2凸部28をボックス本体11の底壁15に突設してある。前記ジャッキリング32に圧接する第2凸部28をカバー12の裏側に突設してあってもよい。
ジャッキリング32はジャッキハンドル29の係合部が係合するU字状の被係合部に隣接する部材である。前記被係合部がジャッキハンドル29を介して操作者に回転操作されると、ジャッキ13のシャフトがシャフトの軸芯周りに回転してジャッキ13が伸縮する。
このような構造のジャッキ13において、前記第2凸部28をジャッキリング32に当接させることで、ジャッキリング32にカバー12からの押圧力とは逆方向の力が加わる。これにより、ジャッキリング32がボックス本体11に固定されるとともに、ジャッキ13のシャフトもジャッキリング32に押圧されてボックス本体11に固定され、ジャッキ13の騒音発生源であるジャッキリング32とシャフトの動きが阻止されて、いわゆるガチャガチャ音の発生を防止することができ、不快な音鳴りを防止することができる。
通常、荷室のスペアタイヤ上部のボードに工具を配置する場合は、荷室空間に沿って水平に複数の工具を並べてできるだけ平らに収納することが多く、そのために広い面積が必要になる。これに対して、本発明の上記構成によれば、ツールボックス9をシートバック2の裏面に沿う上下方向に長い縦置き姿勢に配置するので、図3,図7に示すように、ジャッキ13・ホイールレンチ14などの長尺のツール類を車両前後方向に位置ずれさせて立体的に配置することができる。図7の符号60はトーイングフックボルトであり、ジャッキ13よりも底壁15側のフックボルト収納部61に収納されている。これにより、ツールボックス9をより小型化でき、より省スペース化と材料コストの低廉化を達成することができる。
[工具の取り出し]
上記の構造により、工具を次の手順でツールボックス9から取り出す。
(1) シートバック2のロック機構のロックを解除してシートバック2を前倒しする。
(2) 車両前方側Fr(リヤシート1側)から前記バンド30の締め付けを解除する。
(3) カバー12を開放してボックス本体11から取り外し、ボックス本体11から工
具を取り出す。
このように、ボックス本体11をツールボックス収納部5から取り外すことなくボックス本体11から工具を取り出すことができる。また、ツールボックス9は上側ほど車両後方側Rrに位置する傾斜姿勢でツールボックス収納部5に収納されているから、乗員が前上方からツールボックス9のカバー12を取り外して工具を取り出しやすくすることができる。工具をツールボックス9の各収納部に収納する時は上記の手順と逆の手順で収納する。
[緊急停止スイッチ10の操作]
緊急時には次の手順でバッテリー4の緊急停止スイッチ10にアクセスする。
(1) シートバック2のロック機構のロックを解除してシートバック2を前倒しする。
(2) 車両前方側Fr(リヤシート1側)からバンド30の締め付けを解除する。
(3) ツールボックス9をツールボックス収納部5から取り外す。これにより、縦壁7の開口(角孔8)を通して緊急停止スイッチ10が露出して緊急停止スイッチ10を操作可能になる。
バッテリー4の緊急停止スイッチ10が操作可能に露出するまでに、シートバック2を前倒しする手間と、バンド30の締め付けを解除する手間と、ツールボックス9をツールボックス収納部5から取り外す手間とを操作者にかけさせることができる。
これにより、確実な操作者の意図に基づく操作の場合のみ、緊急停止スイッチ10へのアクセスを可能とすることができ、意に沿わない緊急停止スイッチ10の操作をより確実に防止することができる。
そして、上記の手間をかけさせる手段として、緊急停止スイッチ10をツールボックス9で覆い隠しているから、緊急停止スイッチ10を覆い隠すための専用のカバー12を設ける必要がなくなって、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、製作コストを低廉化することができる。
さらに、ツールボックス9のボックス本体11とカバー12は断熱性を備えた発泡樹脂材で成形されているから、バッテリー4の発熱により縦壁7の開口(角孔8)からシートバック2に熱が伝わることを防止することができる。その結果、シートバック2の温度の上昇を抑制することができて、乗員に不快感を与えるのを防止することができる。
上記の構成によれば、前記シートバック2の裏側にバッテリー4とツールボックス収納部5を左右に並ぶ状態に設けてあるから、大型のバッテリー4を搭載しなければならない前後長が短い車両の車体後部構造であっても、ツールボックス9をシートバック2の後方に配置することができる。
[別実施形態]
図示はしないが、本発明は次の構造にも適用することができる。
すなわち、前記カバー12の背面をラゲッジカーペットの裏面に取り付け、フロアパネルに形成した凹部に前記開口部11Kが上側に向かって開口する状態にボックス本体11を取り付ける。これにより、カーペットの自重でボックス本体11や工具を押さえる力が生じる。従って、ツールボックス9の省スペース化や騒音防止が可能となりラゲッジルームやトランクルームの積載容量をより多く確保できる。
11 ボックス本体
11K 開口部
12 カバー
13 工具(ジャッキ)
14 工具(ホイールレンチ)
15 底壁(ボックス本体の底壁)
22 側壁
23,24 切り欠き
25,26 嵌合凸部
27,37 第1凸部
28 第2凸部
29 工具(ジャッキハンドル)
30 バンド
32 ジャッキリング
39 工具(パンク修理キッド)

Claims (7)

  1. 工具を収納するボックス本体と、前記ボックス本体の開口部を覆うカバーとを備え、前記ボックス本体の側壁に、前記開口部の外方側に開放する切り欠きを形成し、前記切り欠きに嵌合する嵌合凸部を前記カバーに設け、前記カバーは前記ボックス本体の開口部に内嵌し、前記カバーの前記ボックス本体への装着状態で閉断面が形成され、前記カバーは前記ボックス本体の長さよりも短く、前記ボックス本体への前記カバーの装着状態で前記工具の長手方向の両端部が露出しているツールボックス。
  2. 前記ボックス本体と前記カバーとが発泡樹脂材で成形されている請求項1に記載のツールボックス。
  3. 前記カバーの前記ボックス本体への装着状態で、前記ボックス本体内の工具を押圧する第1凸部を前記カバーの裏側に突設してある請求項1または2のいずれかに記載のツールボックス。
  4. 前記第1凸部は前記ボックス本体内の隣り合う工具同士の間に位置して、前記隣り合う工具同士の干渉を防止している請求項に記載のツールボックス。
  5. 前記カバーを前記ボックス本体に対して締め付け固定するバンドを設けてある請求項1〜4のいずれか一つに記載のツールボックス。
  6. 前記カバーを前記ボックス本体に対して前記バンドで締め付けて、前記カバーと前記ボックス本体の底壁とで前記ボックス本体内の工具を挟持固定する請求項5に記載のツールボックス。
  7. 前記工具はパンタグラフ式のジャッキであり、前記カバーと前記ボックス本体の底壁とで前記ジャッキを挟持した状態で、前記ジャッキのシャフトが挿通したジャッキリングに圧接する第2凸部を前記ボックス本体の底壁又は前記カバーに突設してある請求項6に記載のツールボックス。
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