JP2014043188A - 鞍乗り型車両の収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の収納物の収納・取り出し性を向上させた鞍乗り型車両の収納構造を提供する。
【解決手段】前部カバーの後面かつ乗員に対向する位置に開口部132Kを有し、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長い物品収納部132を備え、物品収納部132の奥壁132Aより蓋部134に近接する位置に、周辺部に立ち上がり壁824を有するとともに着脱自在なトレー821を設けるようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、フロントカバーの後面かつ乗員に対向する位置に開口部を有する収納部を備えた鞍乗り型車両の収納構造に関する。
スクータ型自動二輪車などの鞍乗り型車両には、フロントカバーの後面かつ乗員に対向する位置に開口部を有する収納部を備えたものが知られている。この種の車両には、車両上下方向に長い収納部、つまり、縦長の収納部を形成し、この収納部内に上下に間隔を空けて棚板を設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−32576号公報
しかし、従来の構成は、縦長の収納部を有効に利用できるものの、収納部が車両の前後方向に長く形成される場合には収納物の収納・取り出しがし難くなってしまう。鞍乗り型車両は、収納スペースが制約されるため、小型の収納物の収納・取り出し性を向上させた構造が求められている。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、小型の収納物の収納・取り出し性を向上させた鞍乗り型車両の収納構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、鞍乗り型車両の前部を覆う前部カバー(130)と、前部カバー(130)内に設けられるとともに、前部カバー(130)の後面かつ乗員に対向する位置に開口部(132K)を有する収納部(132)と、開口部(132K)を開閉自在に覆う蓋部(134)とを有する鞍乗り型車両の収納構造において、前記収納部(132)は、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長く形成され、前記収納部(132)の奥壁(132A)より前記蓋部(134)に近接する位置に、周縁部に立ち上がり壁(824)を有するとともに着脱自在なトレー(821)を設けたことを特徴とする。
この構成では、収納部が、前部カバーの後面かつ乗員に対向する位置に開口部を有し、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長く形成され、この収納部の奥壁より蓋部に近接する位置に、周縁部に立ち上がり壁を有するとともに着脱自在なトレーを設けているので、トレーによって小型の収納物の収納・取り出し性を向上させることができる。また、トレーを外すことによって大型の収納物を収納させることができる。
上記構成において、前輪(2)を操舵自在に軸支するヘッドパイプ(12)と、前記ヘッドパイプ(12)の後方で車幅中心に設けられるシート(10)とを備え、前記収納部(132)が、前記ヘッドパイプ(12)の車幅方向一側に設けられ、前記トレー(821)が、前記収納部(132)の底壁(132C)の車幅方向一側に設けられるようにしても良い。この構成によれば、乗員が開口部から収納物を臨んだ際に、トレー及びトレー内の収納物が確認し易くなり、これによっても、収納・取り出し性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記収納部(132)の底壁(132C)は、前記開口部(132K)よりも下方に形成されるようにしても良い。この構成によれば、収納空間を下方に拡げることができるとともに、トレーを取り付けることで収納位置を高くすることができ、小型の収納物の視認性や収納・取り出し性を確保できる。また、トレー自体を着脱することによってもトレーの収納物を取り出すことができる。
また、上記構成において、前記トレー(821)は、前記収納部(132)の車幅方向外側の側壁(132D)及び後壁(132A)に隣接して設けられるとともに、前記側壁(132D)に隣接する前記立ち上がり壁(824B)が、隣接しない前記立ち上がり壁(824A,824C)よりも低く形成されるようにしても良い。この構成によれば、トレーの収納空間を、物品収納部を利用して区画でき、トレーの収納容量を増加させるとともに、収納物の出し入れを容易にすることができる。
また、上記構成において、前記収納部(132)に電力供給口(180)が設けられ、前記電力供給口(180)の下方に前記トレー(821)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、外部電力が望まれる小型電子機器をトレーに配置して電力供給することが可能になるとともに、電源線を他の収納物に阻害されることなく取り回すことができる。
また、上記構成において、前記トレー(821)に設けられる突起部(831B,832B)と、前記収納部(132)に設けられ、前記突起部(831B,832B)が出入り自在な隙間が空くとともにその奥側で前記突起部(831B,832B)が嵌合するコ字状嵌合部(132M,132N)とを備えるようにしても良い。この構成によれば、トレーの着脱性が向上する。
また、上記構成において、前記トレー(821)の底壁(822)は、車幅方向中心に行くほど低くなるように傾斜するようにしても良い。この構成によれば、トレーの収納物を、底壁の傾斜により車幅方向中央に寄せて収納することができ、収納物の取り出し性などの利便性が向上する。
本発明は、収納部が、前部カバーの後面かつ乗員に対向する位置に開口部を有し、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長く形成され、この収納部の奥壁より蓋部に近接する位置に、周縁部に立ち上がり壁を有するとともに着脱自在なトレーを設けているので、小型の収納物の収納・取り出し性を向上させることができる。
また、収納部が、前輪を操舵自在に軸支するヘッドパイプの車幅方向一側に設けられ、トレーが、収納部の底壁の車幅方向一側に設けられるようにすれば、トレー及びトレー内の収納物が確認し易くなる。
また、収納部の底壁は、開口部よりも下方に形成されるようにすれば、収納空間を下方に拡げつつ、トレーによって小型の収納物の視認性や収納・取り出し性を確保できる。
また、トレーは、収納部の車幅方向外側の側壁及び後壁に隣接して設けられるとともに、側壁に隣接する立ち上がり壁が、隣接しない立ち上がり壁よりも低く形成されるようにすれば、トレーの収納空間を、物品収納部を利用して区画でき、トレーの収納容量を増加させるとともに、収納物の出し入れを容易にすることができる。
また、収納部に電力供給口が設けられ、電力供給口の下方にトレーが設けられるようにすれば、外部電力が望まれる小型電子機器をトレーに配置して電力供給することが可能になる。
また、トレーに設けられる突起部と、収納部に設けられ、突起部が出入り自在な隙間が空くとともにその奥側で前記突起部が嵌合するコ字状嵌合部とを備えるようにすれば、トレーの着脱性が向上する。
また、トレーの底壁は、車幅方向中心に行くほど低くなるように傾斜するようにすれば、トレーの収納物を、車幅方向中央に寄せて収納することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す右側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体前部を後側から見た図である。 図5のVI−VI断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 上部レッグシールドを周辺構成と共に示す斜視図である。 右側の物品収納部を略中央で切断した側断面図である。 図9のX−X断面図である。 トレーを周辺構成と共に上方から見た図である。 図11からトレーを取り外した図である。 トレーの斜視図である。 (A)はトレーの左側面図であり、(B)は上面図であり、(C)は下面図であり、(D)は後方から見た図である。 一対の被係止部を車体前側から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図であり、図2は、自動二輪車1の内部構造を示す左側面図であり、図3は、自動二輪車1の内部構造を示す右側面図である。
自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、シート10に着座した乗員(運転者)RDが足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図2〜図3)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン(ユニットスイングパワーユニットとも言う)Uに軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。なお、図2及び図3では車体カバーCの一部を取り外している。
図4は、車体フレームFを示している。
図2〜図4に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対の下側ダウンフレーム13,13と、下側ダウンフレーム13,13の前下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12から下側ダウンフレーム13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対の上側ダウンフレーム(以下、アッパーフレームと称する)15,15とを有している。
下側ダウンフレーム13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
図4に示すように、メインフレーム11には、左右のフレームを連結するクロスメンバとして、下側ダウンフレーム13,13の下方延出部70,70の上部間を連結する前上部クロスメンバ16と、下方延出部70,70の下部間を連結する前クロスメンバ17と、下側ダウンフレーム13,13の水平延出部71,71間を連結する水平部クロスメンバ18と、アッパーフレーム15,15間を連結する前後一対のクロスメンバ19と、シートレール14,14間を連結する中間クロスメンバ20と、シートレール14,14の後部間を連結する後部クロスメンバ21とを有している。水平部クロスメンバ18は、水平延出部71,71にボルト止めによって連結されている。
下側ダウンフレーム13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。
ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、下側ダウンフレーム13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23(図2、図3)が設けられている。
図2〜図4に示すように、前輪2を操向する操舵系は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト9(図2)と、このステアリングシャフト9の上部に連結されるハンドル25とを有している。上記ステアリングシャフト9の下端は、左右一対のフロントフォーク26,26に連結されており、前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンU(図1〜図3)は、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、下側ダウンフレーム13,13の後部に連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。なお、リンク部材27の前端は、左右一対のパワーユニット支持部85,85を介して下側ダウンフレーム13,13の後部に連結されている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32(図2、図3)を結合して構成されている。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部33(図3)が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部とアーム部33の後部との間に設けられる車軸3Aに支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構を介して後輪3に伝達される。
伝動ケースMの後端及びアーム部33の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35(図1、図2)が設けられている。エアクリーナボックス35は、シリンダヘッド32の上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディ36(図3)に、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、アーム部33の外側(右側)に固定されたマフラー38(図3)に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
エンジンE用の燃料を貯留する燃料タンク40は、側面視において、前面が下側ダウンフレーム13の下方延出部70に沿って後下がりに傾斜するとともに、後面がアッパーフレーム15に沿って後下がりに傾斜する形状に形成されており、上下方向では、ヘッドパイプ12の下部の後方から下側ダウンフレーム13の水平延出部71近傍まで上下に長く延在している。つまり、燃料タンク40は、左右の下側ダウンフレーム13,13及びアッパーフレーム15間を後下がりに傾斜するタンクに形成されている。
燃料タンク40の前部の下方に空く空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられ、ラジエータ41と燃料タンク40とを前後方向にコンパクトに配置している。
ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42(図2)は、ラジエータ41の左側部から延出し、車両の左側(一側)のステップフレーム23(図3)の下方を後方へ延び、下側ダウンフレーム13の内側を通ってエンジンEに接続される。
左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
ラジエータ41の冷却水の一部を貯留するリザーバタンク46(図3)は、ラジエータ41の後方において、車両の右側(他側)のステップフレーム23の下方に配置されている。また、燃料タンク40の蒸発燃料を吸着するキャニスター43(図3)は、リザーバタンク46の後方において右側のステップフレーム23の下方に設けられている。
燃料タンク40の後方には、物品を収納可能な大容量の収納ボックス44(図2、図3)が配設されている。この収納ボックス44は、幅(車幅方向の長さ)に比して前後方向に長いボックス形状に形成され、シートレール14,14に設けられたボックスステー80,80(図4)を介してシートレール14,14に取り付けられ、シートレール14,14間を、燃料タンク40の後部の近傍から伝動ケースMの上方まで、シートレール14,14に沿って後上がりに延在する。
収納ボックス44は、燃料タンク40と下側ダウンフレーム13の斜め上方延出部72との間に配置される前部収納部44Aと、ユニットスイングエンジンUの上方に配置される後部収納部44Bとを有し、これらが樹脂成形によって一体に形成されている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10(図1)によって開閉自在に塞がれている。シート10は、その前端を支点にして上下に回動自在に車体フレームFに支持され、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
図1に示すように、車体カバーCは、ヘッドパイプ12の前方及び左右側方を覆うとともに、下方延出部70の前方を下方に延びるフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結されるフロントロアカバー51と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結されてヘッドパイプ12、アッパーフレーム15,15及び下方延出部70を後方及び側方から覆う上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の下縁に連結され、アッパーフレーム15,15及び下方延出部70を覆う左右一対の下部インナーカバー54,54と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結され、ステップフレーム23,23を上方から覆う左右一対のステップカバー55,55と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結されてステップフレーム23,23を側方から覆う左右一対の前部フロアスカート56,56と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延び、下側ダウンフレーム13,13を覆う左右一対の後部フロアスカート57,57と、左右の水平延出部71,71を下方から覆うアンダーカバー58と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結され、シート10の下方で収納ボックス44及びシートレール14,14を側方から覆う左右一対のボディサイドカバー59,59と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した乗員RDが足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
上記の上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55は、ハンドル25、シート10間の下方に配置されるセンタートンネル部250形成する部品である。
センタートンネル部250は、左右のステップフロア68より高い位置に配置される左右一対のアッパーフレーム15,15及び燃料タンク40を上方から覆うようにシート10下方と後述するレッグシールド601とを連結する。
このセンタートンネル部250では、レッグシールド601に隣接する部分、つまり、上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54からなる足跨ぎ部250Aが後方に行くほど車幅中心側になるように傾斜し、乗員RDの乗降性が向上している。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、ヘッドライト62が設けられ、左右一対のウインカー63は、ヘッドライト62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。フロントフェンダー65の上方においてフロントロアカバー51の上部とフロントカバー50との間には、前輪2を配置するための開放部187が形成されており、操舵系は、開放部187を貫通して上下に延在する。
ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67(図1)は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
上記のフロントカバー50と、上部カバー52と、上部インナーカバー53とによって、ヘッドパイプ12近傍(車両前部)を覆うフロントカウルとなる前部カバー130が構成されている。
図5は車体前部を後側(シート10側)から見た図である。
前部カバー130には、収納物を収納可能な前部収納ボックス(収納部)131が設けられている。前部収納ボックス131は、ヘッドパイプ12の左側に設けられる物品収納部132と、ヘッドパイプ12の右側に設けられる物品収納部133(収納部)とを有しており、各物品収納部132,133は、フロントカバー50内を前後に延在してフロントカバー50の後面かつ乗員RDに対向する位置に、収納物の取出口として機能する開口部132K,133Kを有する箱形状に形成されている。また、フロントカバー50には、各物品収納部132,133の開口部132K,133Kの下辺部を支点にして開閉自在な蓋部134,135が設けられており、各蓋部134,135を閉じることによって各物品収納部132,133の開口部132K,133Kを覆った状態に保持でき、各蓋部134,135を開くことによって各開口部132K,133Kを開いて各各物品収納部132,133へアクセスできるように構成されている。
ハンドル25後方から左右の蓋部134,135間の領域は、センターパネル138で覆われている。また、蓋部134,135の上方、かつ、センターパネル138の左右は、左右一対の上面カバー139,140で覆われている。センターパネル138は、後下がりの傾斜で後方に延び、このセンターパネル138には、メインキーによって操作されることで車両のイグニッションスイッチのオン/オフを切り替え可能なキーシリンダー部141と、左右一対の押下式操作子142,143とが設けられている。一方(本構成では左側)の操作子142は左側の物品収納部132の蓋部134のロックを解除する操作子として機能し、他方(本構成では右側)の操作子143は、シートロックを解除するシートロック解除用操作子として機能する。各操作子142,143には、不図示の操作ケーブル(配管)の一端が各々連結され、各操作子142,143の操作に応じて操作ケーブルが牽引され、各操作子を介して物品収納部132の蓋部134のロックを解除し、また、シートロックを解除する。すなわち、これらは車体前方の物品収納部ロック解除装置、及び、シートロック解除装置を構成している。
なお、図5中、符号137は、上部カバー52から後ろ上がりに延びるメーターバイザーである。
図6は図5のVI−VI断面図であり、図7は図7のVII−VII断面図である。
図6に示すように、前部カバー130内には、ヘッドパイプ12の前面に固定される籠状の前部フレーム24が配置されている。前部フレーム24は、車幅中央(左右中央に相当)に配置されて前方へ延びる一本の下フレーム24Aと、下フレーム24Aの前部に結合されて上下に延びる前側枠状フレーム24Bと、下フレーム24Aの後部に結合されて上下に延びる後側枠状フレーム24Cと、前側枠状フレーム24Bの上部と後側枠状フレーム24Cの上部とを前後に連結する上フレーム24D(図7)とを有している。
ヘッドライト62(図6)は、前側枠状フレーム24Bの前側に固定され、フロントカバー50の前端に配置されている。各ウインカー63,63は、外側に露出するウインカーレンズ63Aと、前部カバー130の内部に配置されるバルブ収納部63Bとを有し、発光するバルブ63Cは、バルブ収納部63Bの後端に設けられている。バルブ収納部63Bは、ヘッドライト62の上後方において前部フレーム24の左右側方にそれぞれ配置されている。
上フレーム24Dには、車両の速度等を表示するメーターユニット191(図7)が取り付けられており、メーターユニット191は、上部カバー52に設けられた不図示の開口部を介して乗員RDから視認可能となっている。
下フレーム24Aには、車両の制動装置(不図示)のロックを制御するABSモジュレータ(ABSユニット)192(図6)が、車幅方向の中心よりも右側のバルブ収納部63B側に寄せて配置されている。ABSモジュレータ192は、前輪2及び後輪3の制動装置の液圧をコントロールして制動装置のロックを制御するものであり、箱状に形成され、内部に複数の制御弁等を備えている。
図6に示すように、右側の物品収納部133は、上部インナーカバー53(図1)上方で前方へ膨出する略直方体の箱形状であって、ヘッドパイプ12の右側方において前部フレーム24よりも後方に配置された奥行きの浅い(前後長が小さい)小型の収納ボックスに形成されている。このため、この右側の物品収納部133の奥壁702の前方にスペースが空き、この奥壁702に箱型の盗難抑制装置705を取り付けることによって上記空きスペースを効率よく利用するようにしている。
より具体的には、この物品収納部133は、車両の前後方向に沿う前後長(最も短い前後長)が高さより短い形状を有しており、蓋部135を開けると内部が簡易に一望でき、雨具等の比較的大型の収納物を収納するには狭い場合があるが、チケットやコインなどの小型の収納物については収納・取り出しが容易となっている。
図6及び図7に示すように、左側の物品収納部132は、上部インナーカバー53(図1)上方で前方へ膨出する略直方体の箱状であって、右側の物品収納部133よりも前後に長大な収納ボックスに形成されており、左側のウインカー63の下方スペースまで延在している。この左側の物品収納部132については後段で詳述する。
次に、この自動二輪車1のレッグシールド構造を説明する。
図5に示すように、上部インナーカバー53及び下部インナーカバー54,54は、乗員RD(図1)の前方にてシート10よりも車幅方向外側に張り出すとともに、この張り出し部分が上下に隙間無く連接して上下に延在し、これによって乗員RDの足の前方を覆うレッグシールド601を形成している。
つまり、上部インナーカバー53は、乗員RDの膝周辺の前方を覆う左右の上部レッグシールド602を構成し、下部インナーカバー54,54は、乗員RDのつま先周辺の前方を覆う下部レッグシールド603を構成し、これら上下のレッグシールド602,603によって乗員の足全体の前方を上下に渡って覆う大型のレッグシールド601を形成している。
同図5に示すように、この自動二輪車1では、レッグシールド601の左右の側端部に、車体前方からの走行風(開放部187を通して前部カバー130内に入った走行風に相当)を後方に抜く左右一対の排風口641,641が設けられるとともに、レッグシールド601の左右中央にも、車体前方からの走行風を後方に抜く左右一対の排風口651,651が設けられている。各排風口641、641は左右対称形状であり、各排風口651、651も左右対称形状である。
このように、レッグシールド601の左右の側端部に、車体前方からの走行風を後方に抜く左右一対の排風口641,641を設けたため、車体前方からの走行風を乗員RDの左右に供給し、自動二輪車1の左右側方を流れる走行風が、車幅方向内側(乗員RD側)へ巻き込むことを抑制することができ、乗員RDの空間が負圧になることを抑制することができる。
さらに、レッグシールド601の左右中央にも排風口651,651を設けているため、車体前方からの走行風をレッグシールド601の左右中央に供給し、かかる部位の負圧をより低減することができる。
図8は、上部レッグシールド602を周辺構成と共に斜め下方から見た斜視図である。
図8に示すように、上部レッグシールド602は、側面視で後方へ向かって上下に拡がるV字形状のカバーに形成されている。詳述すると、上部レッグシールド602は、後ろ上がりに延びる上辺部602Aと、上辺部602Aの前端から後ろ下がりに延びる下辺部602Bとを一体に有しており、上辺部602Aは、車体前部に設けられる前部収納ボックス131を車幅方向外側から覆うように前後方向に延びる側方覆い部602A1と、前部収納ボックス131を下方から覆うように前後方向に延びる底覆い部602A2とを一体に備えている。これによって、上辺部602Aは、前部収納ボックス131の側方及び下方を覆うカバーに形成されている。
上述した排風口641,641は、上辺部602A,602Aの上縁に設けられており、縦長の枠体642,642と、枠体642,642内を上下方向に渡って延在する単一の縦フィン643,643と、枠体642,642内を左右方向に渡って延在する複数の横フィン644,644とを一体に有している。また、上述した排風口651、651は、上部レッグシールド602の底覆い部602A2に設けられており、横長の枠体652,652と、枠体652,652内を左右に間隔を空けて前後方向に渡って延在する複数の縦フィン653,653とを一体に有している。
同図8に示すように、左右の排風口641,641は、フロントカバー50の左右の壁部50A,50Aによって車幅方向外側から覆われるので、フロントカバー50内に埋設された外観形状にすることができる。また、排風口651、651は、車体上下方向に抜ける開口に形成されるため、車体前方からの走行風が直接排風口651、651から抜けることがなく、その向きを下方向きに変えて排風口651、651から排出させることができる。このため、走行風については排風口651、651から容易に排出させる一方、走行風と共に入る塵埃や雨水等については、排風口651、651を通過し難くすることができる。
図9は、右側の物品収納部133を略中央で切断した側断面図であり、図10は図9のX−X断面図である。
図7,図9及び図10に示すように、左側の物品収納部132は、奥壁132A(前壁とも称する)と、天井壁132Bと、天井壁132Bに対向する底壁132Cと、左右の側壁132D,132E(図11)とを備え、上下半割構造で形成されている。
天井壁132Bは、前方に行く途中で一段下がる段差部を構成する縦壁811(図7,図10)が設けられ、この縦壁811には、車両のバッテリー(不図示)に接続された電力供給口180が設けられている。
電力供給口180は、車幅方向の外側寄りに設けられ、開口部132Kに向けて配置される。このように、天井壁132Bに設けた段差部(縦壁811)に電力供給口180を取り付けたため、図7に示すように、前後に長い筒状の電力供給口180を物品収納部132の前方に出っ張らせることなくコンパクトに配置できるとともに、電力供給口180が開口部132K(収納物の取出口に相当)に近くなり、乗員RD側から電力供給口180へアクセスし易くなる。
図7及び図9に示すように、左側の物品収納部132の底壁132Cは、開口部132K近傍から下方に延びる縦壁132C1と、縦壁132C1の下端から前下がりに延びる傾斜底壁132C2とを備えている。
縦壁132C1は、開口部132K近傍に設けられており、この縦壁132C1によって、自動二輪車1の加速時などに、この縦壁132C1と奥壁132Aとの間に収納された収納物が開口部132Kへ移動することを規制することができる。この縦壁132C1は、左側の物品収納部132の後方に立ち上がる壁、つまり、後壁としても機能している。
傾斜底壁132C2は、開口部132Kよりも下方にて上部レッグシールド602の底覆い部602A2に沿って平行に延びる板状に形成されており、側面視で前下がりに傾斜するとともに、車体背面視で(図10参照)、車幅中心に近づくほど低くなる傾斜で延在している。このため、傾斜底壁132C2を底覆い部602A2に近接配置でき、物品収納部132の収納スペースを効率よく確保できる。
詳述すると、傾斜底壁132C2と底覆い部602A2との間には、排風口651へ走行風を流すための比較的狭い隙間KLが形成されている。そして、傾斜底壁132C2の下面には、図7及び図9に示すように、排風口651の前方近傍にて上方に窪む窪み部K1が設けられるとともに、図10に示すように、排風口651の左右及び前方を囲うように下方へ延びるリブ壁K2が一体に形成されている。
このリブ壁K2は、車体下面視で後方に開放するU字形状であって、左側の排風口651の前縁及び左右の側縁を囲うように延在するリブに形成されており、このリブ壁K2によって、上記隙間KLを車体前後方向及び車体左右方向のいずれも上下に屈曲する屈曲通路にして走行風のラビリンス通路が形成されるとともに、物品収納部132の底壁801の強度を高めることができる。
また、傾斜底壁132C2の窪み部K1によっても、走行風を上下に屈曲させるラビリンス通路が形成されるとともに、左側の排風口651へ走行風を案内させ易くできる。これらによって、走行風と共に入る塵埃や雨水等を通り難くするとともに、走行風の流速を下げ、適切な風量で乗員RD側に送ることが可能になる。
さらに、上部レッグシールド602の底覆い部602A2には、排風口651の左右にて前後に延びると共に上方に立ち上がる左右一対の縦リブ130A,130Bが一体に設けられる。このため、外部の塵埃や雨水等が上記隙間KLに流入した場合に、左右の縦リブ130A,130Bが、排風口651への流入を避けて前部カバー130の傾斜面に沿わせてカバー130外に排出させるガイドとして機能する。また、排風口651から前部カバー130内への塵埃や雨水等の侵入を抑制することもできる。更に、縦リブ130A,130Bを設けたことによって、排風口651周囲のカバー剛性を向上させることも可能である。
図9に示すように、本構成では、左側の物品収納部132内にトレー821を備えている。このトレー821は、物品収納部132の奥壁132Aよりも蓋部134側に近接する位置に着脱自在に設けられている。
図11は、トレー821を周辺構成と共に上方から見た図であり、図12は、図11からトレー821を取り外した図である。
また、図13は、トレー821の斜視図であり、図14(A)はトレー821の左側面図であり、図14(B)は上面図であり、図14(C)は下面図であり、図14(D)は後方(乗員RD側)から見た図である。
図9乃至図12に示すように、トレー821は、左側の物品収納部132の奥壁132Aから後方に離れた位置であって、車幅方向の外側寄りに着脱自在に設けられている。このトレー821は、収納物が載置される略矩形平板状の底壁(以下、トレー底壁と言う)822と、トレー底壁822の全周縁から立ち上がる立ち上がり壁824と、トレー底壁822の下方に延出し、物品収納部132に底壁132Cに載置される台座部826とを一体に備えている。
図11及び図14に示すように、立ち上がり壁824は、トレー底壁822の前縁から立ち上がる立ち上がり壁(以下、前側立上壁と言う)824Aと、トレー底壁822の左右の側縁の各々から立ち上がる立ち上がり壁824B,824C(以下、左側立上壁824B,右側立上壁824Cと言う)と、トレー底壁822の後縁から立ち上がる立ち上がり壁(以下、後側立上壁と言う)824Dとを備えており、隣接する壁同士は互いに連結されており、トレー821内の収納物の脱落を立ち上がり壁824で抑止可能に構成されている。
これら4辺の立ち上がり壁824A〜824Dのうち、物品収納部132の内壁(左側壁132D,縦壁132C1)に近接する左側立上壁824B及び後側立上壁824Dについては、小型収納物の脱落を抑止可能な範囲で低い壁に形成され、物品収納部132の内壁から離れた前側立上壁824A及び右側立上壁824Cについては、比較的大きな収納物の脱落を防止可能な高い壁に形成されている。
このように、物品収納部132の内壁に隣接する壁(左側立上壁824B、後側立上壁824D)を相対的に低くすることで、トレー821の収納容積を物品収納部132の内壁まで拡げることができ、かつ、トレー821内の収納物の移動を、物品収納部132の内壁によって防止することができる。また、物品収納部132の内壁から離れた壁(前側立上壁824A及び右側立上壁824C)については高い壁としているので、トレー821内の収納物が、トレー外に飛び出てしまうことを防止することができる。また、この高い壁(前側立上壁824A及び右側立上壁824C)によって物品収納部132内を使い勝手良く前後及び左右に仕切ることも可能である。
例えば、このトレー821は、乗員RDが携帯する携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの小型電子機器を入れておくスペースとして利用される。
また、トレー821の右側立上壁824Cによって左右に仕切られたトレー821外の空間は、雨具などの比較的長さのある収納物を入れるスペースとして利用することができる。このようにすれば、前後に長い物品収納部132に、前後に長い収納物を収納可能にしつつ、小型電子機器が物品収納部132の奥に入って取り出し難くなる事態を回避することができる。さらに、図10に示すように、このトレー821の上方には、電力供給口180が露出するので、小型電子機器の動作電力或いは充電電力を、電力供給口180から容易に得ることが可能である。
なお、トレー821は、小型電子機器に限らず、任意の収納物を適宜に収納することが可能であるが、取り出し性に優れるので、特に頻繁に収納・取り出しを行う小型の収納物の収納に好適である。
また、トレー821の前側立上壁824Aで仕切られたトレー821前方の空間は、使用頻度の少ない小型収納物(例えば、ウエスや非常時のツール等)を入れておくのに好適である。この奥のスペースも利用できるので、前後に長い物品収納部132のスペース全体を効率よく利用することができる。
なお、この物品収納部132に、より大型の収納物を収納したい場合は、トレー821を取り外せば良い。これによって、自由度の高い収納スペースを提供することが可能になる。
次いで、トレー底壁822及び台座部826を説明する。
トレー底壁822は、物品収納部132の底壁132C(傾斜底壁132C2)に沿った傾斜形状に形成されており、つまり、車両側面視(図9参照)で前下がり、かつ、車幅方向断面視(図10参照)で車幅中心に近づくほど低くなる傾斜に形成されている。これによって、トレー底壁822を、物品収納部132の底壁132Cに近接配置してトレー821上のスペースを広く確保できるとともに、トレー821内の収納物(例えば、小型電子機器)を、トレー821前寄りかつ車幅中心寄りに略位置決めさせることができる。
このため、収納物を乗員RD側に寄せて配置することができ、取り出し性などの利便性が向上する。また、トレー底壁822を水平の平坦形状にした場合に比して、自動二輪車1の前後左右の動きの影響を受け難くすることができる、という効果も得られる。
また、トレー821の台座部826は、下面視で略L字の縦リブ形状に形成され、トレー底壁822をフローティング支持するように物品収納部132の底壁132C(傾斜底壁132C2)に沿って延在する。フローティング支持することによって、トレー821上の収納物の位置が高くなり、開口部132Kよりも下方に傾斜底壁132C2を形成する構造であっても、開口部132Kが開口した場合に乗員RDが収納物を視認し易くなり、収納・取り出し性が向上する。
この台座部826は、車体設置状態で、前後方向に直線状に延びる第1台座部826Aと、第1台座部826Aの前端から直交方向(車幅方向に相当)に直線状に延びる第2台座部826Bとを有している。第1台座部826Aは、図10に示すように、トレー821に対し、車幅方向中心寄りの位置にて前後に延びるので、トレー821上で車幅中心寄りに配置される収納物の荷重を適切に支えることができる。また、第2台座部826Bは、トレー821の左右に渡って延在するので、トレー821の左右のガタツキを効率よく抑えることができる。更に、これら第1及び第2台座部826A,826Bによってトレー821の剛性が向上する、という効果も得られる。
ここで、上述したように、トレー821が装着される物品収納部132の底壁132Cは、単純な平坦面ではなく、排風口651の前方近傍にて上方に窪む窪み部K1を形成するように上方凸に膨らむ複雑な曲面形状をしている。
そして、台座部826の第1台座部826Aは、図9に示すように、物品収納部132の底壁132Cの形状に沿った形状に形成されることで、排風口651の前方近傍にて上方に窪む窪み部K1を前後に跨いで物品収納部132の傾斜底壁132C2に当接するように載置される。このため、複雑な面形状に沿ってトレー821が当接し、トレー821の位置固定を容易に行うことができ、トレー821のコンパクト化を図ることができる。
さらに、複雑な面形状とすることで、物品収納部132周辺の構造(部品レイアウトなど)を考慮しながら、物品収納部132の容量を可及的に拡大することができ、利便性が向上する。さらに、トレー821の上面は平面に形成されるので、小型電子機器などの小型で平面を有する収納物を収まりよく収納することができる。
続いて、トレー821の係止構造を説明する。
トレー821は、一対の係止部831,832(図14)を備え、各係止部831,832を、物品収納部132に予め設けられた被係止部132M,132N(図12)に係止させることによって、物品収納部132にトレー821が固定される。図14に示すように、一対の係止部831,832は、右側立上壁824Cの最後端部と、この部分から最も離れた位置である前側立上壁824Aの車幅方向外側の端部とに一体に設けられ、いずれも上端に位置する基端部831A,832Aから下方に向かって突出する突起部831B,832Bを備えた形状に形成されている。
図15は、一対の被係止部132M,132Nを車体前側から見た図を示している。
図15及び図12に示すように、被係止部132M,132Nは、一対の係止部831,832の突起部831B,832Bが各々上方から出入り自在な隙間を有するとともに、その奥側で突起部831B,832Bが係合するコ字状嵌合部に形成されている。このため、トレー821に設けられた一対の係止部831,832を、上方から、物品収納部132に設けられている被係止部132M,132Nの各々に差し込むことによって、トレー821を物品収納部132に係止させて固定することができる。
この場合、締結部材を用いずに装着できるので、トレー821の着脱に工具等が不要であり、着脱が容易である。しかも、一対の係止部831,832は、前後方向及び左右方向に間隔を空けて形成されるとともに(図14(A)(C))、かつ、図14(D)及び図15に示すように、上下にも間隔を開けて形成されるので、車体振動などで、トレー821に前後左右又は上下方向の力が作用しても、トレー821が外れ難い、といった効果も得られる。
さらに、図12に示すように、一対の被係止部132M,132Nは、物品収納部132の車幅方向外側の壁である左側壁132Dと、開口部132K近傍の底壁132Cを構成する縦壁132C1とに隣接して設けられているので、トレー821を外した場合でも、これら一対の被係止部132M,132Nが、物品収納部132内で邪魔にならず、物品収納部132の大容量を利用して大型の収納物を容易に収納することができる。さらに、これら一対の被係止部132M,132Nの強度を、物品収納部132の壁面で補強することもできるので、一対の被係止部132M,132Nの軽量・コンパクト化が可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、前部カバー130の後面かつ乗員に対向する位置に開口部132Kを有し、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長い物品収納部132を備え、物品収納部132の奥壁132Aより蓋部134に近接する位置に、周辺部に立ち上がり壁824(824A〜824D)を有するとともに着脱自在なトレー821を設けたため、前後長が長い収納空間であっても、トレー821により小型の収納物の収納・取り出し性を向上させることができる。
また、比較的大型の収納物を収納する際にはトレー821を外すことによって大型の収納物を収納させることができる。これによって、様々な大きさの収納物の収納・取り出し性を向上させ、自動二輪車1に好適なユーティリティスペースを提供することが可能になる。
また、物品収納部132は、前輪2を操舵自在に支持するヘッドパイプ12の車幅方向一側に設けられ、トレー821は、物品収納部132の底壁132Cの車幅方向一側に寄せて設けられるので、乗員RDが開口部132Kから収納物を臨んだ際に、トレー821及びトレー821内の収納物が確認し易くなり、これによっても、収納・取り出し性を向上させることができる。
また、物品収納部132の底壁132Cを形成する傾斜底壁132C2は、開口部132Kよりも下方に形成されるので、収納空間を下方に拡げることができるとともに、トレー821を取り付けることで収納位置を高くすることができ、小型の収納物の視認性や収納・取り出し性を確保できる。また、トレー821自体を着脱することによってもトレー821の収納物を取り出すことができる。
また、上記トレー821は、物品収納部132の車幅方向外側の左側壁132D及び奥壁132Aに隣接して設けられるとともに、左側壁132Dに隣接する左側立上壁824Bが、隣接しない立ち上がり壁(前側立上壁824A及び右側立上壁824C)よりも低く形成されるので、トレー821の収納空間を、物品収納部132を利用して区画でき、トレー821の収納容量を増加させるとともに、収納物の出し入れを容易にすることができる。
また、トレー821の後側立上壁824Dも、左側壁132Dに隣接する左側立上壁824Bと同様に低い壁に形成するので、これによっても、トレー821の収納容量を増加させるとともに、収納物の取り出しを容易にすることができる。
また、物品収納部132に電力供給口180が設けられ、この電力供給口180の下方にトレー821が設けられるので、外部電力が望まれる小型電子機器をトレー821に配置して電力供給することが可能になるとともに、電源線を他の収納物に阻害されることなく取り回すことができる。
また、トレー821に設けられる突起部831B,832Bと、物品収納部132に設けられて突起部831B,832Bが出入り自在な隙間が空くとともにその奥側で突起部831B,832Bが嵌合するコ字状嵌合部(被係止部132M,132N)とを備えるので、トレー821の着脱性が向上する。
また、トレー底壁822は、車幅方向中心に行くほど低くなるように傾斜するので、トレー821の収納物を、トレー底壁822の傾斜により車幅方向中央に寄せて収納することができ、収納物の取り出し性などの利便性が向上する。
また、トレー821が装着される物品収納部132の底壁132C(傾斜底壁132C2)は、上方に窪む窪み部K1を形成するように上方凸に膨らむ曲面形状を有し、トレー821は、この底壁132Cの曲面形状に沿って当接する台座部826を有するので、物品収納部132周辺の構造を考慮しながら、物品収納部132の容量を可及的に拡大しつつ、トレー821の位置固定を容易かつコンパクトに行うことが可能になる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
3 後輪
10 シート
12 ヘッドパイプ
130 前部カバー
131 前部収納ボックス(収納部)
132 物品収納部
132A 奥壁(前壁)
132C 底壁
132C1 縦壁(後壁)
132C2 傾斜底壁
132D 左側壁
132E 右側壁
132K,133K 開口部
132M,132N 被係止部(コ字状嵌合部)
134,135 蓋部
180 電力供給口
821 トレー
822 トレー底壁
824 立ち上がり壁
824A 前側立上壁
824B 左側立上壁
824C 右側立上壁
824D 後側立上壁
831,832 係止部
831B,832B 突起部

Claims (7)

  1. 鞍乗り型車両の前部を覆う前部カバー(130)と、前部カバー(130)内に設けられるとともに、前部カバー(130)の後面かつ乗員に対向する位置に開口部(132K)を有する収納部(132)と、開口部(132K)を開閉自在に覆う蓋部(134)とを有する鞍乗り型車両の収納構造において、
    前記収納部(132)は、車両の前後方向に沿う前後長が高さよりも長く形成され、
    前記収納部(132)の奥壁(132A)より前記蓋部(134)に近接する位置に、周縁部に立ち上がり壁(824)を有するとともに着脱自在なトレー(821)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。
  2. 前輪(2)を操舵自在に軸支するヘッドパイプ(12)と、
    前記ヘッドパイプ(12)の後方で車幅中心に設けられるシート(10)とを備え、
    前記収納部(132)が、前記ヘッドパイプ(12)の車幅方向一側に設けられ、前記トレー(821)が、前記収納部(132)の底壁(132C)の車幅方向一側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  3. 前記収納部(132)の底壁(132C)は、前記開口部(132K)よりも下方に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  4. 前記トレー(821)は、前記収納部(132)の車幅方向外側の側壁(132D)及び後壁(132A)に隣接して設けられるとともに、前記側壁(132D)に隣接する前記立ち上がり壁(824B)が、隣接しない前記立ち上がり壁(824A,824C)よりも低く形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  5. 前記収納部(132)に電力供給口(180)が設けられ、前記電力供給口(180)の下方に前記トレー(821)が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  6. 前記トレー(821)に設けられる突起部(831B,832B)と、
    前記収納部(132)に設けられ、前記突起部(831B,832B)が出入り自在な隙間が空くとともにその奥側で前記突起部(831B,832B)が嵌合するコ字状嵌合部(132M,132N)とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
  7. 前記トレー(821)の底壁(822)は、車幅方向中心に行くほど低くなるように傾斜することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
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