JP5882803B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドパイプの周囲を覆う前部カバー内に設けられる盗難抑制装置を備えた鞍乗り型車両に関する。
従来、ヘッドパイプの周囲を覆う前部カバーを備えた鞍乗り型車両において、乗員側の前部カバーを前方に突出させて収納部を形成し、盗難抑制装置を、前部カバー内で収納部の上壁に固定する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−184001号公報
しかし、上記従来の鞍乗り型車両では、収納部の上壁に盗難抑制装置を設けるため、収納部の上方にインストルメンタルパネル等を配置する車両では、収納部の上方の空間の拡張性が制限されてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、前部カバー内に盗難抑制装置を設けながら、収納部の上方の空間の拡張性を確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドパイプ(12)の周囲を覆う前部カバー(130)と、当該前部カバー(130)の後壁側に開口部(190)を有するとともに、前記前部カバー(130)内に膨出する収納空間を形成する底壁(701)、奥壁(702)、天井壁(700)、及び、側壁(703,704)を有する収納部(133)と、前記前部カバー(130)内に設けられる盗難抑制装置(705)とを備えた鞍乗り型車両において、前記盗難抑制装置(705)は、前記収納部(133)の前記奥壁(702)に固定され、当該奥壁(702)より前方に配置され、前記盗難抑制装置(705)の下方に、前記奥壁(702)から前方に延出する遮蔽壁(716)を有することを特徴とする。
この構成によれば、盗難抑制装置は、前部カバー内に膨出する収納空間を形成する底壁、奥壁、天井壁、及び、側壁を有する収納部の奥壁に固定され、奥壁より前方に配置されるため、収納部の上方に空間を設けることができ、収納部の上方の空間の拡張性を確保することができる。また、盗難抑制装置の下方に、奥壁から前方に延出する遮蔽壁を有するため、収納部の前方に盗難抑制装置を設ける構成であっても、下方からの水や埃等が盗難抑制装置に及ぼす影響を遮蔽壁で抑制することができる。
た、前記盗難抑制装置(705)は、配線(719)が着脱自在に接続されるコネクタ部(710)を有し、当該コネクタ部(710)は、前記盗難抑制装置(705)の下方で、前記盗難抑制装置(705)と前記遮蔽壁(716)との間に設けられる構成としても良い。
この場合、配線が着脱自在に接続される盗難抑制装置のコネクタ部は、盗難抑制装置の下方で、盗難抑制装置と遮蔽壁との間に設けられるため、盗難抑制装置が固定された状態では、コネクタ部の着脱が困難となり、外側からコネクタ部にアクセスし難くなる。このため、盗難抑制効果が向上する。
さらに、前記盗難抑制装置(705)は、前後に延びる締結軸(709B)を有する締結部(708,708)を有し、当該締結部(708,708)によって、前記奥壁(702)に設けられたボス部(712,713)に締結される構成としても良い。
この場合、盗難抑制装置は、前後に延びる締結軸を有する締結部を有し、締結部によって、奥壁に設けられたボス部に締結されるため、盗難抑制装置にコネクタ部が接続された状態であっても、コネクタ部が邪魔にならず、盗難抑制装置を締結部を介して奥壁のボス部に容易に締結できる。
また、前記盗難抑制装置(705)は、警笛を鳴らす警報装置(706)を有し、前記盗難抑制装置(705)は、前記奥壁(702)に対向する前記盗難抑制装置(705)の対向面(707A)と前記奥壁(702)との間に隙間(G)をあけて配置され、前記盗難抑制装置(705)の前記対向面側(707A)には、前記警報装置(706)の音を通過させるスリット(711)が形成されている構成としても良い。
この場合、盗難抑制装置は警報装置を有し、盗難抑制装置は、奥壁に対向する盗難抑制装置の対向面と奥壁との間に隙間をあけて配置され、盗難抑制装置の対向面側には、警報装置の音を通過させるスリットが形成されているため、スリットに水や埃等が侵入し難く、盗難抑制装置への水や埃等の侵入を防止できるとともに、スリットから出て奥壁に当たる音の反射を利用して、警報装置の警笛音を周囲に伝達することができる。
また、前記収納部(133)の上方には、前記ヘッドパイプ(12)に支持されるハンドル(25)が設けられ、前記前部カバー(130)の一部として、前記ハンドル(25)の下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネル(140)が設けられ、当該インストルメンタルパネル(140)の前方且つ前記収納部(133)の前方に灯火器(63)が配置され、前記インストルメンタルパネル(140)が取り外されることで、前記灯火器(63)のバルブ(63C)のメンテナンスが可能になる構成としても良い。
この場合、前部カバーの一部として、ハンドルの下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネルが設けられ、インストルメンタルパネルの前方且つ収納部の前方に灯火器が配置され、インストルメンタルパネルが取り外されることで、灯火器のバルブのメンテナンスが可能になり、収納部の上方の空間を利用してバルブをメンテナンスできるため、メンテナンス性が良い。
さらに、前記盗難抑制装置(705)は前記ヘッドパイプ(12)の側方に配置され、高さ方向において前記盗難抑制装置(705)と重なる位置で、車幅方向で車両中心上、且つ、前記ヘッドパイプ(12)の前方に制動装置のABSユニット(192)が配置され、高さ方向において前記盗難抑制装置(705)と重なる位置で前記盗難抑制装置(705)の前方に灯火器(63)が配置され、前記ヘッドパイプ(12)の下方に、前記ヘッドパイプ(12)に支持される操舵系(5)を貫通させる開放部(187)が形成されている構成としても良い。
この場合、盗難抑制装置はヘッドパイプの側方に配置され、高さ方向において盗難抑制装置と重なる位置で、車幅方向で車両中心上、且つ、ヘッドパイプの前方にABSユニットが配置され、高さ方向において盗難抑制装置と重なる位置で盗難抑制装置の前方に灯火器が配置され、ヘッドパイプの下方に、ヘッドパイプに支持される操舵系を貫通させる開放部が形成されており、盗難抑制装置に高さ方向で重なる位置で盗難抑制装置の周囲に配置されるABSユニットや灯火器によって盗難抑制装置の警笛音を反響させることができるとともに、操舵系を貫通させる開放部から警笛音を効率良く周囲に伝達できる。
本発明に係る鞍乗り型車両では、盗難抑制装置は、前部カバー内に膨出する収納空間を形成する底壁、奥壁、天井壁、及び、側壁を有する収納部の奥壁に固定され、奥壁より前方に配置されるため、収納部の上方に空間を設けることができ、収納部の上方の空間の拡張性を確保することができる。
また、盗難抑制装置の下方に設けられた遮蔽壁によって、下方からの水や埃等が盗難抑制装置に及ぼす影響を抑制することができる。
また、盗難抑制装置のコネクタ部は、盗難抑制装置と遮蔽壁との間に設けられるため、盗難抑制装置が固定された状態では、コネクタ部の着脱が困難となり、外側からコネクタ部にアクセスし難くなる。このため、盗難抑制効果が向上する。
さらに、盗難抑制装置は、前後に延びる締結軸を有する締結部によって、奥壁に設けられたボス部に締結されるため、盗難抑制装置にコネクタ部が接続された状態であっても、コネクタ部が邪魔にならず、盗難抑制装置を奥壁のボス部に容易に締結できる。
また、盗難抑制装置は、奥壁に対向する対向面と奥壁との間に隙間をあけて配置され、盗難抑制装置の対向面側には、警報装置の音を通過させるスリットが形成されているため、スリットに水や埃等が侵入し難く、盗難抑制装置への水や埃等の侵入を防止できるとともに、スリットから出て奥壁に当たる音の反射を利用して、警報装置の警笛音を周囲に伝達することができる。
また、ハンドルの下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネルが設けられ、インストルメンタルパネルが取り外されることで、灯火器のバルブのメンテナンスが可能になり、収納部の上方の空間を利用してバルブをメンテナンスできるため、メンテナンス性が良い。
また、ヘッドパイプに支持される操舵系を貫通させる開放部がヘッドパイプの下方に形成されており、盗難抑制装置に高さ方向で重なる位置で盗難抑制装置の周囲に配置されるABSユニットや灯火器で反響した盗難抑制装置の警笛音を、操舵系を貫通させる開放部から効率良く周囲に伝達できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。 自動二輪車を前方から見た正面図である。 車両の前部をシート側から見た図である。 図4においてV−V線で切断した上面断面図である。 図5においてVI−VI線で切断した側面断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 図5のVIII−VIII断面図である。 図8のIX−IX断面図である。 フロントカバー及び上面カバーを取り外した状態の車両の前部を示す右側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1(鞍乗り型車両)は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図2)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジンU(ユニットスイングパワーユニット)に軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図2は、自動二輪車1の内部構造を示す左側面図である。ここで、図2では、車体カバーCの一部が取り外された状態が示されている。また、図1及び図2では、左右一対のフレーム及び各部品は、左側のみが図示されている。
図2に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対のダウンチューブ13,13と、ダウンチューブ13,13の下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12からダウンチューブ13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対のアッパーチューブ15,15とを有している。
ダウンチューブ13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
また、メインフレーム11には、左右のフレームを連結する複数のクロスメンバ(不図示)が設けられている。
ダウンチューブ13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。
ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、ダウンチューブ13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23,23が設けられている。
図1及び図2に示すように、前輪2を操向する操舵系5は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト9と、このステアリングシャフト9の上部に連結されるハンドル25と、ステアリングシャフト9の下端に連結される左右一対のフロントフォーク26,26とを有している。前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンUは、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構(不図示)が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、ダウンチューブ13,13の後部に連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。リンク部材27を介してユニットスイングエンジンUを支持する左右一対のパワーユニット支持部85,85は、各斜め上方延出部72の後面に形成されている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32を結合して構成されている。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部(不図示)が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部と上記アーム部の後部との間に設けられる車軸(不図示)に支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構を介して後輪3に伝達される。
伝動ケースMの後端及び上記アーム部の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35が設けられている。エアクリーナボックス35は、シリンダヘッド32の上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディ(不図示)に、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、上記アーム部の外側面に固定されたマフラー38(図3)に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
エンジンE用の燃料を貯留する燃料タンク40は、側面視において、前面がダウンチューブ13の下方延出部70に沿うとともに、後面がアッパーチューブ15に沿うように形成されており、上下方向では、ヘッドパイプ12の下部の後方からダウンチューブ13の水平延出部71近傍まで上下に長く延在している。燃料タンク40は、左右のダウンチューブ13,13の間に前傾して配置されている。
前傾した燃料タンク40の前部の下方の空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられている。ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42は、ラジエータ41の左側部から延出され、車両の左側(一側)のステップフレーム23(図2)の下方を後方へ延び、ダウンチューブ13の内側を通ってエンジンEに接続される。車両の右側(他側)のステップフレーム23の下方には、ラジエータ41のリザーバータンク(不図示)や、燃料タンク40の蒸発燃料を吸着するキャニスター(不図示)が配置されている。
左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
物品が収納される収納ボックス44は、シートレール14,14間に配置されており、燃料タンク40の後部の近傍から伝動ケースMの上方まで、シートレール14,14に沿って後上がりに延在している。収納ボックス44は、燃料タンク40とダウンチューブ13の斜め上方延出部72との間に配置される前部収納部44Aと、ユニットスイングエンジンUの上方に配置される後部収納部44Bとが、樹脂成形によって一体に形成されている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10によって開閉自在に塞がれている。シート10は、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
図3は、自動二輪車1を前方から見た正面図である。
図1〜図3に示すように、車体カバーCは、ヘッドパイプ12の前方及び左右側方を覆うとともに、下方延出部70の前方を下方に延びるフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結され、前輪2の後方に位置するフロントロアカバー51と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結されてヘッドパイプ12、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を後方及び側方から覆う上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の下縁に連結され、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を覆う左右一対の下部インナーカバー54,54と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結され、ステップフレーム23,23を上方から覆う左右一対のステップカバー55,55と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結されてステップフレーム23,23を側方から覆う左右一対の前部フロアスカート56,56と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延び、ダウンチューブ13,13を覆う左右一対の後部フロアスカート57,57と、左右の水平延出部71,71を下方から覆うアンダーカバー58と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結され、シート10の下方で収納ボックス44及びシートレール14,14を側方から覆う左右一対のボディサイドカバー59,59と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、左右一対のヘッドライト62,62が設けられ、左右一対のウインカー63,63(灯火器)は、ヘッドライト62,62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62,62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。フロントフェンダー65の上方においてフロントロアカバー51の上部とフロントカバー50との間には、操舵系5が貫通する開放部187が形成されており、操舵系5は、開放部187内のスペースで回動する。
ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
図4は、車両の前部をシート10側から見た図である。
図4に示すように、ヘッドパイプ12の近傍の車両の前部を覆う前部カバー130は、フロントカバー50と、上部カバー52と、前部カバー130の後壁を構成する上部インナーカバー53とを備えて構成されている。前部カバー130内には、収納物を収納可能な前部収納ボックス131が設けられている。前部収納ボックス131は、ヘッドパイプ12の左側に設けられる物品収納部132と、ヘッドパイプ12の右側に設けられる物品収納部133(収納部)とを有している。
左側の物品収納部132は、上部インナーカバー53の左上部に開口する左開口部142を有し、右側の物品収納部133は、上部インナーカバー53の右上部に開口する右開口部190(開口部)を有し、左開口部142及び右開口部190は、上部インナーカバー53に連結される左側リッド134及び右側リッド135によって開閉可能に塞がれている。
左開口部142及び右開口部190が形成される上部インナーカバー53(図1)の上部は側面視で後上がりに傾斜しており、左側リッド134及び右側リッド135も後上がりに配置されている。左側リッド134及び右側リッド135は、左開口部142及び右開口部190の下方に設けられるヒンジ部(不図示)によって上下に回動自在に支持されている。
ヘッドパイプ12に軸支されるステアリングシャフト9(図2)の上端にはハンドルポスト136(図4)が連結されており、ハンドル25はハンドルポスト136に固定される。ヘッドパイプ12の軸線Lは、車幅方向において車体中心に位置している。
上部カバー52は、フロントカバー50の上部の内縁部に沿うように枠状に形成されたメーターバイザー137と、ハンドルポスト136の周囲を覆うセンターパネル138と、センターパネル138とメーターバイザー137との間に配置されるとともに、ハンドルポスト136から左右に延びるハンドル25の延出部25A,25Aの下方に位置する左右一対の上面カバー139,140とを有している。左右の上面カバー139,140の後縁は左側リッド134及び右側リッド135の上縁にそれぞれ連続している。また、上面カバー139は、ステアリングシャフト9の側方に配置されるとともに、物品収納部132,133を上方から覆っている。
ハンドルポスト136の後方のセンターパネル138には、メインキーによって操作されることで車両のイグニッションスイッチのオン/オフを切り替え可能なキーシリンダー部141が設けられている。
図5は、図4においてV−V線で切断した上面断面図である。図6は、図5においてVI−VI線で切断した側面断面図である。
図2、図5及び図6に示すように、前部カバー130内には、ヘッドパイプ12の前面に固定される籠状の前部フレーム24が配置されている。前部フレーム24は、車幅方向の中央に配置されて前方へ延びる一本の下フレーム24Aと、下フレーム24Aの前部に結合されて上下に延びる前側枠状フレーム24Bと、下フレーム24Aの後部に結合されて上下に延びる後側枠状フレーム24Cと、前側枠状フレーム24Bの上部と後側枠状フレーム24Cの上部とを前後に連結する上フレーム24Dとを有している。
ヘッドライト62,62は、前側枠状フレーム24Bの前側に固定され、フロントカバー50の前端に配置されている。各ウインカー63,63は、外側に露出するウインカレンズ63Aと、前部カバー130の内部に配置されるバルブ収納部63Bとを有し、発光するバルブ63Cは、バルブ収納部63Bの後端に設けられる。バルブ収納部63Bは、ヘッドライト62,62の上後方において前部フレーム24の左右側方にそれぞれ配置されている。
メーターバイザー137は、ウインドスクリーン61が固定される前側メーターバイザー137Aと、前側メーターバイザー137Aの後部に連結される後側メーターバイザー137Bとを有している。車両の速度等を表示するメーターユニット191は、上面カバー139,140の前方に設けられた後側メーターバイザー137Bの開口部から上方に露出し、前部フレーム24の上部に支持されている。
上面カバー139,140は、メーターユニット191の後部からシート10側へ後下がりに傾斜して配置されている。
車両の制動装置(不図示)のロックを制御するABSモジュレータ192(ABSユニット)は、前側枠状フレーム24Bと後側枠状フレーム24Cとの間において下フレーム24A上に支持され、車幅方向の中心よりも右側のバルブ収納部63B側に寄せて配置されている。ABSモジュレータ192は、前輪2及び後輪3の制動装置の液圧をコントロールして制動装置のロックを制御するものであり、箱状に形成され、内部に複数の制御弁等を備えている。
図5及び図6に示すように、右側の物品収納部133は、上部インナーカバー53の後壁部から前部カバー130内に前方へ膨出する略直方体の箱状に形成されており、略水平に前方へ延びる天井壁700と、天井壁700に対向する底壁701と、天井壁700及び底壁701の前縁を連結する奥壁702と、天井壁700、底壁701及び奥壁702の各左右両端部の間に掛け渡される左側壁703(側壁)及び右側壁704(側壁)とを備えて構成されている。右開口部190は、奥壁702に略対向して設けられている。
物品収納部133は、ヘッドパイプ12の右側方において前部フレーム24よりも後方に配置されており、奥壁702は、後側枠状フレーム24C及び右側のバルブ収納部63Bよりも後方に位置している。
左側の物品収納部132は、右側の物品収納部133よりも大型の収納部であり、前後に長い略直方体の箱状に形成されている。物品収納部132は、ヘッドパイプ12の右側方に配置されてバルブ収納部63Bの下方まで延びており、奥の壁132Aは、前側枠状フレーム24Bと後側枠状フレーム24Cとの間に位置している。
物品収納部132,133は、上面カバー139,140から下方に離間して配置されており、物品収納部132の上壁132Bと上面カバー139との間、及び、物品収納部133の天井壁700と上面カバー140(インストルメンタルパネル)との間には、空間Sが形成されている。空間Sには、車両のオプションとして用意される部品、例えば、音響装置のスピーカー等を、上面カバー139,140に替えて配置することができる。
左側の物品収納部132の奥壁702には、箱型の盗難抑制装置705が固定されている。盗難抑制装置705は、盗難抑制装置705のシステムの作動中に車両に加えられた振動を検出する加速度センサ(不図示)と、この加速度センサの検出値に基づいて警笛音を発生させる警報装置706とを備えている。また、盗難抑制装置705はキーシリンダー部141のイグニッションスイッチに配線719(図9)を介して接続されており、盗難抑制装置705のシステムの作動中にキーシリンダー部141が操作されると、配線719を介して警報装置706に信号が送られ、警報装置706によって警笛音が発せられる機能を備えている。
本実施の形態では、物品収納部132の奥壁702に盗難抑制装置705を固定し、奥壁702よりも前方に盗難抑制装置705を配置したため、物品収納部132の上方に空間Sを確保でき、この空間Sに上記スピーカー等のオプション部品を配置することができる。
図7は、図6のVII−VII断面図である。
図5〜図7に示すように、盗難抑制装置705は略直方体のケース707を有し、ケース707は、物品収納部133の奥壁702に対向する対向壁部707A(対向面)と、対向壁部707Aに対向して対向壁部707Aの前方に位置する前壁部707Bと、対向壁部707A及び前壁部707Bを上端及び下端で連結する上壁部707C及び下壁部707Dと、対向壁部707A及び前壁部707Bを左端及び右端で連結する左壁部707E及び右壁部707Fとを有している。
左壁部707E及び右壁部707Fの上部には、前壁部707Bに連続して車幅方向の外側へ延びる板状の締結部708,708が設けられている。各締結部708には、ビス孔709が形成されており、盗難抑制装置705は、ビス孔709に挿通されるビス709Aによって奥壁702に固定される。ビス孔709の軸線709B(締結軸)は、前後方向に延びている。
盗難抑制装置705の下壁部707Dには、コネクタ部710が設けられており、このコネクタ部710には、盗難抑制装置705をキーシリンダー部141のイグニッションスイッチに接続する配線719が着脱自在に接続される。
警報装置706は、ブロック状に形成されており、対向壁部707Aの外側面の下部において、右壁部707F側に寄せて配置されている。警報装置706の背面706Aには、スリット711(図8)が形成されており、警報装置706の警笛音はスリット711を通って外側に発せられる。
物品収納部133の奥壁702の上部には、右側壁704の近傍で前方に突出する柱状の外側ボス部712(ボス部)と、外側ボス部712よりも車幅方向の内側に位置し、左側壁703の近傍で前方に突出する柱状の内側ボス部713(ボス部)とが形成されている。外側ボス部712及び内側ボス部713の突出高さは略同一に形成されており、外側ボス部712及び内側ボス部713の頂部には、ビス709Aが螺合されるねじ穴712A,713Aが形成されている。また、奥壁702の上部において外側ボス部712と内側ボス部713との間には、奥壁702の一部が前方へ突出する上部膨出部717が形成されている。
盗難抑制装置705は、スリット711が奥壁702に対向する向きで締結部708,708が外側ボス部712及び内側ボス部713の頂部に当接され、前方から各ビス709Aが締結されることで奥壁702に固定される。
盗難抑制装置705は、奥壁702に固定された状態では、奥壁702を前方に投影した面の内側に納まるように配置されており、上壁部707C及び下壁部707Dは、高さ方向において天井壁700と底壁701との間に位置し、左壁部707E及び右壁部707Fは、車幅方向において左側壁703と右側壁704との間に位置している。
外側ボス部712及び内側ボス部713の突出高さは、盗難抑制装置705の対向壁部707A及びスリット711と物品収納部133の奥壁702との間に隙間Gが形成されるように設定されており、警報装置706の警笛音は、スリット711から出て奥壁702に当たって反射し、隙間Gを通って外部に伝達される。
このように、盗難抑制装置705は、スリット711が奥壁702に対向する向きで設けられて隠れるため、スリット711を介して盗難抑制装置705内に水や埃が侵入することを防止でき、且つ、外側ボス部712及び内側ボス部713によって隙間Gが確保された状態で固定されるため、隙間Gを介して外側に警笛音を効果的に伝達することができる。このため、防水性・防塵性及び盗難抑制効果を両立できる。
図8は、図5のVIII−VIII断面図である。
図5、図6及び図8に示すように、物品収納部133の天井壁700の後部には、上壁部707Cに重なる位置まで前方へ略水平に延びる延長壁部714が形成されており、隙間Gにより形成された空間は、上部の一部を延長壁部714によって覆われている。
図8に示すように、奥壁702の下部には、盗難抑制装置705の下壁部707Dの下方において対向壁部707Aの近傍まで膨出する膨出壁部715が形成されており、隙間Gにより形成された空間は、下部の一部を膨出壁部715によって覆われている。膨出壁部715と下壁部707Dとの間には、間隔が確保されている。
図9は、図8のIX−IX断面図である。
図8及び図9に示すように、膨出壁部715の下部において底壁701の近傍には、前方に略水平に延出して盗難抑制装置705を下方から覆う遮蔽壁716が形成されている。下面視において、遮蔽壁716は、前端が盗難抑制装置705の前壁部707Bに略重なる位置まで延びるとともに、左右の端が左壁部707E及び右壁部707Fに略重なる位置まで延びており、下壁部707Dのほぼ全体を覆っている。このため、遮蔽壁716によって遮蔽壁716の下方に侵入した水や埃を遮蔽でき、盗難抑制装置705に水や埃が影響することを防止できる。
盗難抑制装置705の下壁部707Dに設けられているコネクタ部710は、下壁部707Dと遮蔽壁716との間に配置されている。コネクタ部710に接続された配線719は、下壁部707Dと遮蔽壁716との間から車幅方向の外側に引き出されている。このように、コネクタ部710が下壁部707Dと遮蔽壁716とで挟まれた位置に設けられることで、外側からコネクタ部710にアクセスすることが困難になるため、コネクタ部710が外されることを防止でき、盗難抑制効果が向上する。また、盗難抑制装置705は、コネクタ部710に配線719を接続した後に、外側ボス部712及び内側ボス部713にセットされ、ビス709Aによって前方側から締結されて取り付けられるため、下壁部707Dと遮蔽壁716との間にコネクタ部710が設けられる構成であっても遮蔽壁716が邪魔にならず、容易に盗難抑制装置705を組み付けることができる。
図5に示すように、盗難抑制装置705は、高さ方向において、ABSモジュレータ192及びウインカー63に重なる位置に設けられるとともに、その周囲を、ヘッドパイプ12、ABSモジュレータ192、ウインカー63、フロントカバー50の右側面部、及び、奥壁702によって囲まれ、さらに、上部カバー52によって上方から覆われており、盗難抑制装置705の上方及び側方には、警報装置706の警笛音が直接的に伝達され難くなっている。一方、盗難抑制装置705の下方には、操舵系5が貫通する開放部187(図3)が形成されており、警報装置706の警笛音は、前部カバー130内で反射して、開放部187から下方に集中的に放出される。このため、警報装置706の警笛音を効率良く外側に伝達できる。
図10は、フロントカバー50及び上面カバー140を取り外した状態の車両の前部を示す右側面図である。
図5及び図10に示すように、盗難抑制装置705の前方には、右側のウインカー63のバルブ63Cが配置されている。また、盗難抑制装置705の右側方には、ヒューズボックス718が配置されている。バルブ63C及びヒューズボックス718は、高さ方向において盗難抑制装置705に重なっている。
図10に示すように、上面カバー140を取り外した状態では、空間Sが上方に露出し、作業者は、空間Sを介してバルブ63C及びヒューズボックス718等の電装部品のメンテナンスを容易に行うことができる。図10ではフロントカバー50が取り外されているが、バルブ63C及びヒューズボックス718のメンテナンスには、フロントカバー50を取り外す必要は無い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、盗難抑制装置705は、前部カバー130内に膨出する収納空間を形成する底壁701、奥壁702、天井壁700、左側壁703、及び、右側壁704を有する物品収納部133の奥壁702に固定され、奥壁702より前方に配置されるため、物品収納部133の上方に空間Sを設けることができ、物品収納部133の上方の空間の拡張性を確保することができる。このため、例えばスピーカー等のオプション部品を容易に追加できる。
また、盗難抑制装置705の下方で、奥壁702から前方に延出する遮蔽壁716を有するため、物品収納部133の前方に盗難抑制装置705を設ける構成であっても、下方からの水や埃等が盗難抑制装置705に及ぼす影響を遮蔽壁716で抑制することができる。
また、配線719が着脱自在に接続される盗難抑制装置705のコネクタ部710は、盗難抑制装置705の下方で、盗難抑制装置705と遮蔽壁716との間に設けられるため、盗難抑制装置705が固定された状態では、コネクタ部710の配線719の着脱が困難となり、外側からコネクタ部710にアクセスし難くなる。このため、盗難抑制効果が向上する。
さらに、盗難抑制装置705は、前後に延びる軸線709Bを有する締結部708,708を有し、締結部708,708によって、奥壁702に設けられた外側ボス部712及び内側ボス部713に締結されるため、盗難抑制装置705にコネクタ部710が接続された状態であっても、コネクタ部710が邪魔にならず、盗難抑制装置705を締結部708,708を介して奥壁702の外側ボス部712及び内側ボス部713に容易に締結できる。
また、盗難抑制装置705は警報装置706を有し、盗難抑制装置705は、奥壁702に対向する盗難抑制装置705の対向壁部707Aと奥壁702との間に隙間Gをあけて配置され、盗難抑制装置705の対向壁部707A側には、警報装置706の警笛音を通過させるスリット711が形成されているため、スリット711に水や埃等が侵入し難く、盗難抑制装置705への水や埃等の侵入を防止できるとともに、スリット711から出て奥壁702に当たる音の反射を利用して、警報装置706の警笛音を周囲に伝達することができる。
また、前部カバー130の一部として、ハンドル25の下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネルとしての上面カバー140が設けられ、上面カバー140の前方且つ物品収納部133の前方にウインカー63が配置され、上面カバー140が取り外されることで、空間Sが露出し、収納部の上方の空間Sを利用してウインカー63のバルブ63Cをメンテナンスできるため、メンテナンス性が良い。
さらに、盗難抑制装置705はヘッドパイプ12の側方に配置され、高さ方向において盗難抑制装置705と重なる位置で、車幅方向で車両中心上、且つ、ヘッドパイプ12の前方にABSモジュレータ192が配置され、高さ方向において盗難抑制装置705と重なる位置で盗難抑制装置705の前方にウインカー63が配置され、ヘッドパイプ12の下方に、ヘッドパイプ12に支持される操舵系5を貫通させる開放部187が形成されており、盗難抑制装置705に高さ方向で重なる位置で盗難抑制装置705の周囲に配置されるABSモジュレータ192やウインカー63によって盗難抑制装置705の警笛音を反響させることができるとともに、操舵系5を貫通させる開放部187から警笛音を効率良く周囲に伝達できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記の実施の形態では、警報装置706は、盗難抑制装置705の対向壁部707Aの外側面に配置されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、盗難抑制装置705のケース707内に警報装置を設け、対向壁部707Aに形成したスリットから上記警報装置の警笛音を発する構成としても良い。
また、上記の実施の形態では、コネクタ部710には、盗難抑制装置705をキーシリンダー部141のイグニッションスイッチに接続する配線719が接続されるものとして説明したが、これに限らず、コネクタ部710には、例えば、自動二輪車1のバッテリーに接続される配線が接続されても良い。
また、盗難抑制装置705は、加速度センサの検出値に基づいて警笛音を発生させるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、盗難抑制装置は、例えば、自動二輪車1の傾斜を検出する傾斜センサの検出値に基づいて警笛音を発生させたり、内蔵されたGPS(Global Positioning System)が検出した自動二輪車1の現在位置を外部に送信したりする機能を備えていても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 操舵系
12 ヘッドパイプ
25 ハンドル
63 ウインカー(灯火器)
63C バルブ
130 前部カバー
133 物品収納部(収納部)
140 上面カバー(インストルメンタルパネル)
187 開放部
190 右開口部(開口部)
192 ABSモジュレータ(ABSユニット)
700 天井壁
701 底壁
702 奥壁
703 左側壁(側壁)
704 右側壁(側壁)
705 盗難抑制装置
706 警報装置
707A 対向壁部(対向面)
708,708 締結部
709B 軸線(締結軸)
710 コネクタ部
711 スリット
712 外側ボス部(ボス部)
713 内側ボス部(ボス部)
716 遮蔽壁
719 配線
G 隙間

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(12)の周囲を覆う前部カバー(130)と、当該前部カバー(130)の後壁側に開口部(190)を有するとともに、前記前部カバー(130)内に膨出する収納空間を形成する底壁(701)、奥壁(702)、天井壁(700)、及び、側壁(703,704)を有する収納部(133)と、前記前部カバー(130)内に設けられる盗難抑制装置(705)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記盗難抑制装置(705)は、前記収納部(133)の前記奥壁(702)に固定され、当該奥壁(702)より前方に配置され
    前記盗難抑制装置(705)の下方に、前記奥壁(702)から前方に延出する遮蔽壁(716)を有することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記盗難抑制装置(705)は、配線(719)が着脱自在に接続されるコネクタ部(710)を有し、当該コネクタ部(710)は、前記盗難抑制装置(705)の下方で、前記盗難抑制装置(705)と前記遮蔽壁(716)との間に設けられることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記盗難抑制装置(705)は、前後に延びる締結軸(709B)を有する締結部(708,708)を有し、当該締結部(708,708)によって、前記奥壁(702)に設けられたボス部(712,713)に締結されることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記盗難抑制装置(705)は、警笛を鳴らす警報装置(706)を有し、
    前記盗難抑制装置(705)は、前記奥壁(702)に対向する前記盗難抑制装置(705)の対向面(707A)と前記奥壁(702)との間に隙間(G)をあけて配置され、前記盗難抑制装置(705)の前記対向面側(707A)には、前記警報装置(706)の音を通過させるスリット(711)が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記収納部(133)の上方には、前記ヘッドパイプ(12)に支持されるハンドル(25)が設けられ、前記前部カバー(130)の一部として、前記ハンドル(25)の下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネル(140)が設けられ、当該インストルメンタルパネル(140)の前方且つ前記収納部(133)の前方に灯火器(63)が配置され、前記インストルメンタルパネル(140)が取り外されることで、前記灯火器(63)のバルブ(63C)のメンテナンスが可能になることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記盗難抑制装置(705)は前記ヘッドパイプ(12)の側方に配置され、
    高さ方向において前記盗難抑制装置(705)と重なる位置で、車幅方向で車両中心上、且つ、前記ヘッドパイプ(12)の前方に制動装置のABSユニット(192)が配置され、高さ方向において前記盗難抑制装置(705)と重なる位置で前記盗難抑制装置(705)の前方に灯火器(63)が配置され、
    前記ヘッドパイプ(12)の下方に、前記ヘッドパイプ(12)に支持される操舵系(5)を貫通させる開放部(187)が形成されていることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
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