JP4189154B2 - 自動二輪車の盗難対策装置設置構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも識別情報を無線送信して現在位置を報知する機能を通した通信装置(盗難対策装置)を自動二輪車に設置するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の盗難に対処するために、種々な発明が提案されている。
特開昭61―30450号公報には、車輛に盗難検知手段と送信手段とを設け、持ち主が携帯する表示器で車輛から盗難検知信号を受信して表示し、また、表示器側から信号を送信して車輛に設けた警報機を起動させる車輛用盗難防止装置が提案されている。
また、特許第2665478号公報には、車輛に盗難検出器と位置検出器を設け、検出器が盗難を検出したことに応じて位置検出器を起動させて、その後の位置情報を自動的に送信する車輛盗難対策装置が提案されている。
【0003】
近年、衛星を用いた測位システム(GPS:Global Positioning System)が広く実用に供せられ、衛星からの電波を受信することで現在位置の情報を正確に検出することができる。
また、近年の無線通信システムの発展により、PHS(パーソナルハンディーフォンシステム)を利用した測位サービスが実施されており、何処の基地局装置の無線通信サービスエリアに存するかによって当該PHS通信端末の位置を割り出すことができるようになっている。
【0004】
すなわち、GPSを利用するのであればGPSで取得した現在位置情報と自己の識別情報とを無線送信し、PHSを利用するのであれば自己の識別情報とを無線送信すると言ったように、通信端末装置から少なくとも識別情報を無線送信することにより、遠隔の所有者や管理者に現在位置を報知することができる。
したがって、このような通信端末装置を盗難対策装置として自動二輪車に搭載設置しておけば、自動二輪車が盗難された場合には、盗難対策装置からの報知によっていち早く盗難車を発見することが可能となる。
【0005】
なお、本願出願人は、特願2001―9071号として、車輛が盗難された場合に、車輛のメーカー名、車種、車体の色などといった当該車輛自体の属性も特定できるようにした車両の盗難対策に適したシステムを提案した。
また、本願出願人は、特開2000―196529号公報に記載されるように、Gセンサにより盗難を検出して使用者へ通知する機能を有した携帯電話機を、自動二輪車のシート下部に設けたトランク内に保持させ、駐車中などはシートをトランクの蓋として施錠しておくことで、携帯電話機の盗難を防止することができる発明も提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、盗難対策のための装置の設置構造として特に自動二輪車に適したものが未だ実現されていなかった。
すなわち、車両が盗難された事態を無線通報する盗難対策装置は、犯人にそれ自体が車両から取り外されてしまわないように、犯人が容易に見付けることができないように設置する必要がある。しかしながら、ドアーを施錠できる自動車であればこのような設置場所は容易に得ることができるが、車体のほとんどの部分が剥き出しな自動二輪車にあっては施錠ができ且つ人目に付かない場所を確保するのが極めて困難である。
【0007】
また、盗難対策装置は無線通信機能を有することから、正常に電力が供給されているか、正常に動作しているかなどといった作動状態を表示するインジケータを備えており、人目に付かない場所に設置したとしても、使用者が必要に応じて容易にインジケータ確認ができるようにする必要がある。
また、自動二輪車は車体のほとんどの部分が剥き出しな状態であることから、雨水などに対する盗難対策装置の防水を図る必要があり、また、自動二輪車は自動車などに較べて走行中の振動が大きいことから、盗難対策装置の故障を惹起させないように防振を図る必要もあり、このような要求を合理的に満足させ得る設置構造が未だ実現されていなかった。
【0008】
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、上記要求を合理的に満足させて、盗難に対する通報を無線送信する装置を自動二輪車に設置する構造を提供することを目的とする。
なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも識別情報を無線送信して位置を報知する機能を有した盗難対策装置を、自動二輪車に設置する構造であって、自動二輪車に開閉可能な蓋を有し且つ当該蓋を施錠可能な物入れ部を形成し、当該物入れ部内に盗難対策装置を設置したことを特徴とする。
したがって、GPSやPHS測位システムを利用して盗難車輌の位置を報知する盗難対策装置を、例えば、シートを施錠可能な開閉蓋としたシート下のヘルメットボックスや小物入れ、カウルに設けた施錠可能な蓋を有する物入れなどの中に設置することにより、開錠しなければ他人が容易に見付けられず、所有者は蓋を開けることによって容易にインジケータ確認ができ、雨水の浸入を防止できる位置に盗難対策装置を設置することができる。
【0010】
更に、本発明では、盗難対策装置はケースに納めて設置され、当該ケースは、少なくとも車体側への取付け部位が防振材により形成され、盗難対策装置に設けられたインジケータを透視させる透明部位を有することを特徴とする。
したがって、ケースに納めて取り付けることにより盗難対策装置を振動からより確実に保護することができ、しかも、インジケータの視認性を確保することができる。
【0011】
更に、本発明は、盗難対策装置はケースに納めて設置され、当該ケースは、車体側へ取付けられるホルダと、ホルダに防水構造をもって取り付けられるカバーとから構成され、 ホルダは少なくともその車体側への取付け部位が防振材により形成され、カバーは盗難対策装置に設けられたインジケータを透視させる透明部位を有することを特徴とする。
本発明において、ケースは筒状であってもよいが、このようにホルダとカバーとに分離できる構造とすることにより、盗難対策装置のケースへの収納及び取出しが容易となってメンテナンス作業性が向上するとともに、例えば、ホルダを防振ゴムにより成形し、カバーを透明樹脂により成形するといったように、防振性の高い材料と透視性の高い材料とをそれぞれの性能を活かして使い分けることができ、ケースの製作が容易となる。
【0012】
更に、本発明は、ケースの車体に面する部位には、緩衝材が設けられていることを特徴とする。
例えば、ケースと車体(物入れ部の内壁など)との間に、防振ゴム、シリコングリス、ゲル状防振剤などを設けておくことにより、盗難対策装置を振動からより確実に保護することができる。
【0013】
更に、本発明は、盗難対策装置と自動二輪車に搭載されたバッテリとを接続するコードがケースから引き出されており、当該コードはケースに設けた係止部に掛け回されてバッテリ側へ延設されていることを特徴とする。
本発明で、盗難対策装置は内蔵バッテリのみを電源としたものであってもよいが、車輌に搭載されたバッテリからコードを介して直接電力を受ける或いは内蔵バッテリを充電することにより、長時間にわたって盗難対策装置を動作させることできる。そして、このようにコード接続した場合、コードに何らかの引張り力がかかったときには、例えば、コードと盗難対策装置側との接続不良、ケースのコード引き出し部に雨水を浸入させてしまうような隙間の形成などが懸念されるが、コードを係止部に掛け回すことによって、引っ張り力が係止部から盗難対策装置側の部分に作用するのを防止することができる。
【0014】
更に、本発明は、盗難対策装置は、物入れ部の内壁と、当該内壁を覆う内装シートとの間に設置されることを特徴とする。
また更に、本発明は、物入れ部内に凹部を形成し、盗難対策装置は、物入れ部の凹部内に納めて設置し、当該凹部を覆う蓋部材で覆ったことを特徴とする。
本発明において、盗難対策装置の設置態様は種々考えられるが、特に上記の2つの態様は、自動二輪車において期間や電装品などの配置に制約を受けずに容易に設置スペースを確保することができ、施錠及び人目からの秘匿性を確保でき、使用者による視認性やメンテナンス生を確保できる好ましい構造を得ることができる。
【0015】
なお、自動二輪車と略同様な構成で後輪を2輪とした自動三輪車が知られているが、本発明に言う自動二輪車にはこのような自動三輪車も包含される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明を図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には本実施例に係るスクータ型の自動二輪車の全体を示し、図2及び図3にはその物入れボックスの周辺を示してある。
この自動二輪車には、車体フレーム1の略中央部にエンジン2を取り付け、エンジン2に上下スイング自在に取り付けた動力伝達機構3で後輪4を駆動するものであり、車体フレーム1の後部(後輪4の上部)にヘルメットH1、H2などを収納する物入れボックス5が取り付けられ、物入れボックス5の上にシート6をその先端部をヒンジ7として開閉可能に取り付け、物入れボックス5の上面開口を開閉できるようになっている。
【0017】
なお、物入れボックス5の後端部にはロック機構8が設けられており、当該ロック機構8によってシート6を物入れボックス5を閉じた状態で施錠することができ、また、キーを用いて当該ロック機構8を開錠して物入れボックス5を開けることができるようになっている。
また、エンジン2の上部でシート6の下部の空所にはエアクリーナ9などの補器類が設けられており、当該空所にはエンジン電装及び後述する盗難対策装置用の電源となるバッテリ10も設けられている。
【0018】
この自動二輪車は、車体前部を覆うカウル状のフロントカバー12、車体中央部を覆うセンタカバー13、車体後部を覆うリヤカバー14などからなるボディカバーで車体フレーム1を覆ったものである。
【0019】
ここで、図3及び図4に例示するように、本発明に係る盗難対策装置20は物入れボックス5内に設けられ、この設置態様では好ましい一例としては、物入れボックス5の車輌前後方向の略中央の側部に盗難対策装置20を設ける。
図1に示すような2人乗り可能な自動二輪車にあっては物入れボックス5内に2つのヘルメットH1、H2を収納する場合もあり、このような位置に盗難対策装置20を設ければ、2つのヘルメットの間に形成される空所を利用することができ、物入れボックス5内にヘルメット収納スペースを確保した状態で盗難対策装置20の設置を行うことができる。なお、このような位置への設置は図13を参照して後述する設置態様において有効である。
【0020】
図5には本例の盗難対策装置20を示してある。
盗難対策装置20は、例えば特願2001―9071号として提案したような異常通報端末装置であり、少なくとも車輌を特定するための識別情報を無線送信する機能を有し、GPSやPHSの測位システムを利用して、盗難の際には使用者や管理センタなどに現在位置を把握できるように自動的に通報を行う装置である。
【0021】
例えば、盗難対策装置20は、車輌に設けられたGセンサなどの盗難検出手段からの盗難情報と、メモリに記憶された車輌を一意に特定するための識別情報と、メモリに記憶された車輌自体の色や車種などの属性を示す属性情報と、車輌の現在位置を示す位置情報とを互いに関連付けた異常通報を無線送信する機能を有した端末装置である。
【0022】
また、例えば、盗難対策装置20は、複数の基地局装置を備えた無線通信システムによる通信サービスを利用する端末装置であって、車輌に設けられた盗難検出手段からの盗難情報と、メモリに記憶された車輌を一意に特定するための識別情報と、メモリに記憶された車輌自体の属性を示す属性情報とを互いに関連付けた異常通報を、異常通報に含まれる識別情報に基づいていずれの基地局装置にサービスエリアに存するかによって割り出される当該異常通報の送信元の位置情報を取得する機能を有する管理装置に受信させるために、無線送信する機能を有する端末装置である。
【0023】
また、例えば、盗難対策装置20は、車輌に設けられた盗難検出手段からの異常情報と、メモリに記憶された車輌を一意に特定するための識別情報と、車輌の現在位置を示す位置情報とを互いに関連付けた異常通報を、異常通報に含まれる識別情報に基づいて車輌自体の属性情報を記憶したデータベースから当該異常通報の送信元の属性情報を取得する機能を有する管理装置に受信させるために、無線送信する機能を有する端末装置である。
【0024】
また、例えば、盗難対策装置20は、車輌に生じた異常を通報するために車輌に搭載され、複数の基地局装置を備えた無線通信システムによる通信サービスを利用する端末装置であって、車輌に設けられた盗難検出手段からの盗難情報と、メモリに記憶された車輌を一意に特定するための識別情報とを互いに関連付けた異常通報を、受信した異常通報に含まれる識別情報に基づいていずれの基地局装置にサービスエリアに存するかによって割り出される当該異常通報の送信元の位置情報を取得する機能及び車輌自体の属性情報を記憶したデータベースから当該異常通報の送信元の属性情報を取得する機能を有する管理装置に受信させるために、無線送信する機能を有する端末装置である。
【0025】
盗難対策装置20にはリチウム電池などの充電可能なバッテリが電源として内蔵されており、当該内蔵バッテリは盗難対策装置20にコネクタ25で接続されたコード26を介して車載充電器27に接続され、車載充電器27がコード28を介してコネクタ29により車載バッテリ10側に接続されて、盗難対策装置20が自動二輪車に設置搭載された状態ではその内蔵バッテリは車載バッテリ10によって充電されるようになっている。
なお、盗難対策装置20にはその充電状態や作動状態をLEDなどの発光で表示するインジケータ21が設けられている。
【0026】
そして、盗難対策装置20は、物入れボックス5のように施錠可能な物入れ部内に設置すれば、日常的な防水性や施錠及び人目からの秘匿性を確保できるが、本例では、より一層の秘匿性や防水性、更には防振性をもって設置するために、盗難対策装置20をケースに収納した状態で設置し、また、その設置構造にも工夫を凝らしている。
図6及び図7には盗難対策装置20を収納するケース30を示し、図8〜図12にはケース30に納めた盗難対策装置20を示してある。
【0027】
ケース30は図6に示すホルダ40と図7に示すカバー50との半割構成であり、ホルダ40とカバー50とを水密構造で嵌合させて一体化することにより、ケース30の内部に盗難対策装置20及びコネクタ25を防水構造にて収納し、更に後述するように物入れボックス5内などの車体側に防振構造で取り付けられる。
【0028】
ケースのホルダ40は弾性及び防水性を有する材料(本例では、ゴム)により形成されており、底板部41の周縁を立壁部42で囲った船形となっている。そして、底板部41には盗難対策装置20に係合して位置決めするリブ43及びコネクタ25に係合して位置決めするリブ44が数箇所設けられており、また、立壁部42の一端にはコネクタ25から延びるコード26を通すための円筒部45が設けられている。
【0029】
また、立壁部42の略中央部にはカバー50と結合させるための一対の門型耳部46及び車体側に取付けるための一対の門型耳部47が形成されており、更に、立壁部42の内面には連続した周溝48が形成されている。
【0030】
図7に示すカバー50はインジケータ21を透視することができように透明な樹脂により形成されており、その略中央部には門型耳部46に係合する一対の鉤部51が設けられている。
そして、カバー50の上面にはコード26を掛け回すための爪溝52が設けられており、更に、カバー50の周縁には周溝48に嵌合する連続したフランジ53が形成されている。
【0031】
すなわち、全体外観を表す図8、そのカバー側からの透視平面で表す図9、そのA−A矢視断面を表す図10、そのB−B矢視断面を表す図11、円筒部45側から見た外観を表す図12に示すように、盗難対策装置20とコネクタ25とはケース30内に収容され、コード26が円筒部45を通して外部に引き出されて爪溝52に係合させて掛け回されている。
なお、図8には、図7と異なって、インジケータ21を透視させる透明樹脂からなる窓55が設けられたカバー50を示してある。他の部分は図7に示したものと同じであるが、このようにカバー50の一部分を透明とすることでインジケータ21の視認性を確保するようにしてもよい。
【0032】
そして、門型耳部46に鉤部51を係合させることによりカバー50はホルダ40に取り付けられるが、周溝48内にフランジ53をゴムの弾性を利用して密着して係合させることにより、カバー50とホルダ40との合わせ面での水密が図られている。
更に、円筒部45の内面には突条45aが形成されており、コード26の表面を被覆しているゴムやビニールなどの弾性材が突条45aに噛み合って変形密着し、コード26を引き出している円筒部45においても水密性が図られている。
【0033】
したがって、盗難対策装置20はケース30に納めることによって確実な防水が図られている。
そして、円筒部45から引き出したコード26を爪溝52に掛け回しているため、コード26に何らかの引っ張り力がかかった場合でも、爪溝52によってこの引っ張り力を支持することができるので、円筒部45内のコード26が動いて水密性を損なうような隙間が形成されてしまう事態を防止し、更に、コネクタ25との接触不良が生じてしまう事態を防止している。
【0034】
図8に示すように、例示のケース30は車体側に設けた取付け具60に嵌合させることにより取り付けられ、取付け具60の一対の鉤部に一対の門型耳部47を嵌合させることにより車体側への取り付けがなされる。
ここで、門型耳部47はホルダ40と共に弾性ゴムなどにより形成されているため、車体側からの振動に対して防振効果を得ることができる。
【0035】
上記のようなケース30に納めた盗難対策装置20(或いは、ケースに納めない状態の盗難対策装置)は自動二輪車に設けられた施錠可能な物入れ可能な部位に取付け設置されるが、例えば物入れボックス5を車幅方向で断面して表す図13〜図15に示すような構造で自動二輪車に設置される。
【0036】
図13に示す例では、物入れボックス5内の低部の隅に盗難対策装置20を取付け設置し、物入れボックス5の内面を覆う内装シート61によって盗難対策装置20を覆っている。なお、この例では、図3及び図4に示したように、物入れボックス5の車輌前後方向の略中央の側部に盗難対策装置20を設けるのが好ましい。
したがって、シート6により施錠閉止することができる物入れボックス5内に設置することで他人による取外し防止や日常的な防水が図られ、更に、内装シート61で覆うことにより秘匿性を得ることができる。しかも、使用者であれば、解錠して物入れボックス5を開け、内装シート61を捲って盗難対策装置20のインジケータ21を目視確認することが容易にできる。
【0037】
図14に示す例では、物入れボックス5内の低部に凹部5aを形成し、当該凹部5a内に盗難対策装置20を納めて取付け設置し、物入れボックス5の内面を覆う内装シート61によって盗難対策装置20を覆っている。
したがって、上記の例と同様に、物入れボックス5内に設置することで他人による取外し防止や日常的な防水が図られ、更に、内装シート61で覆うことにより秘匿性を得ることができ、しかも、使用者によるインジケータ21の目視確認を容易に行わせることができる。そして更に、本例では、物入れボックス5内の低部をフラットな状態とすることができ、物入れボックス5の使い勝手の良さを維持することができるとともに盗難対策装置20の設置場所を他人には判り難くすることができる。
【0038】
図15に示す例では、物入れボックス5とリヤカバー14との間の空所に盗難対策装置20を取付け設置しており、物入れボックス5はネジプラグ5bなどの手作業で容易に着脱できる締結具によって車体フレームに取り付けられている。したがって、、物入れボックス5とリヤカバー14との間の空所に設置することで他人による取外し防止や日常的な防水が図られ、更に、秘匿性を得ることができ、しかも、ネジプラグ5bを外して物入れボックス5を取外すという簡単な作業で、使用者によるインジケータ21の目視確認を容易に行わせることができる。
【0039】
なお、本発明においては、盗難対策装置20を取付け設置位置として上記以外にも施錠ができる場所であれば種々採用することができ、例えば、フロントカバー12やセンタカバー13などに設けた施錠可能な蓋付きの物入れボックス、車体に対して施錠可能なシートと車体との間に形成された工具などの小物を収容して物入れ空間などに盗難対策装置20を取付け設置してもよい。
【0040】
ここで、上記のようにケースのホルダ40を弾性材で形成し、このホルダ40側で車体側への取り付けを行うことにより、ホルダ40の弾性によって内部の盗難対策装置20の防振を図ることができ、更には、図8に示したような取付け具60を用いることによってより振動伝播経路を間接的にするとともに弾性を高めて一層の防振効果を得ることができるが、更なる弾性体を利用した防振構造を採用することにより防振効果をより一層高めることができる。
【0041】
例えば、ホルダ40の側面視を表す図16(a)、その底面視を表す同図(b)、ホルダ40の底面と物入れボックス5の内壁面とを拡大して表す同図(c)に示すように、ホルダ40の底面に円錐状の弾性突起49を多数設け、形状的に変形し易くなった弾性突起49の先端部が物入れボックス5の内壁面に接触して変形することで、ケース30(すなわち、盗難対策装置20)への振動伝達を低減させるようにする。この場合、円錐状の弾性突起49の基部に環状溝部49aを設ければ、弾性突起49の変形がより一層容易となるため振動伝達の低減効果を増すことができる。
【0042】
また、上記のようにホルダ立壁部42の内周に形成した周溝48にカバー50に形成したフランジ53を密着嵌合させ、円筒部45に形成した突条45aとコード26の被覆をと噛み合わすことにより、洗車などの非日常的な水の浸入に対してもケース30内部への水の侵入を防止することができるが、例えば図17に示すような防水構造とすることにより、ケース内部の結露を防止することができる。
【0043】
すなわち、ホルダ立壁部42の端面に周溝48aを形成し、当該周溝48aの内面に段違いの突起48bを複数形成する。そして、カバー50の周縁を当該周溝48a内に挿し込んで突起48bと密着させ、ホルダ立壁部42の端面(すなわち、周溝48aの開口端面)にフランジ53を当てて、ホルダ40にカバー50を取付ける。
これにより、フランジ53が軒となって周溝48a内への水の浸入を防止し、段違いの突起48b及び壁54の適所に設けた切欠きによって形成されるラビリンス通路によってケース30内の湿気が外部に放出される。
【0044】
図18には自動二輪車に搭載される盗難対策装置20に適した車載充電器27の構成の一例を示してある。
盗難対策装置20の内蔵バッテリ71は内蔵変圧器72を介してコード26により車載充電器27に接続され、車載充電器27はコード28を介して車載バッテリ10に接続され、車載充電器27に内蔵された変圧器73で車載バッテリ10の電圧を変換し(例えば、12Vを5.2Vへ)、更に、内蔵変圧器72で電圧を変換して(例えば、5.2Vを4.2Vへ)、内蔵バッテリ71を充電する。
【0045】
ここで、内蔵バッテリ71へ常時充電電圧を印加すると盗難対策装置20の制御回路(マイコンなど)が定期的な休止(スリープ)状態つまり低消費電力状態に入らず連続動作して消費電力が増大し、結果として、車載バッテリ10の電力消耗が促進されてしまうと言う懸念があるが、車載バッテリ10の容量が比較的小さい自動二輪車にあっては大きな問題となる。また、内蔵バッテリ71としてリチウムイオン電池を用いる場合では40℃以上の高温環境や零下5℃以下の低温環境で充電すると、電池71の耐久性に影響を及ぼすことになるため、内蔵変圧器72にその様な温度環境下では充電しない機能を備えてある。しかし、自動二輪車の使用環境及び保管環境を考えればこのような高温又は低温環境となっている可能性が高い。
【0046】
そこで、盗難対策装置20との接続をオン・オフするスイッチ74を車載充電器27に設け或る時間間隔でスイッチ74をオンさせて内蔵バッテリ71の充電状態をチェックし、これ以外の時にはスイッチ74をオフさせる制御機能手段75を車載充電器27に設け、スイッチ74がオフの間は盗難対策装置20の制御回路が休止状態に入れるようにすることで車載バッテリ10の浪費を防止する。
また、環境温度を検出して所定の温度範囲を外れる時はスイッチ74をオンさせない制御機能手段を車載充電器27に設け、内蔵バッテリ71の許容温度以外での充電を防止してもよい。
【0047】
更に、制御機能手段75による制御によって、内蔵バッテリ71の充電状態チェックを通常のインターバル(例えば、36時間間隔)で行い、これら充電状態チェックにおいて所定回数(例えば、3回)連続して内蔵バッテリ71が充電不要状態であった場合は、充電状態チェックインターバルを短くし(例えば、6時間間隔)で行い、これら充電状態チェックにおいて所定回数(例えば、5回)連続して内蔵バッテリ71が充電不要状態であった場合には、内蔵バッテリ71や盗難対策装置20自体の故障と判断して、インジケータ21から異常通報表示を行ったり、通報オンを鳴動させる制御機能を設けるようにしてもよい。1日24時間に対し36時間のインターバルとすることにより、今回の充電状態チェックが真夏の昼の高温下であったとしても、次回の充電状態チェックは涼しい朝に行うようにすることができ、状態チェック及び充電が適切な温度環境下で行われる機会を増すことができる。
【0048】
ここで、内蔵バッテリ71が充電可能か否かをチェックする上記の充電状態チェックインターバルの制御処理について、更に詳しく説明する。
上記の処理は、所定のプログラムによって制御処理を行うマイクロコンピュータなどから構成される制御機能手段75の制御によって、充電状態チェックを予め設定したインターバルで行うバッテリ充電方法又はバッテリ充電器の発明として把握することができる。
この充電状態チェックのインターバル及びその制御方法は種々な態様で設定することが可能であり、以下にそれらについて説明する。
【0049】
まず、一つの態様としては、バッテリ充電状態チェックを所定のインターバルで定期的に行うバッテリ充電方法又はバッテリ充電器において、当該インターバルは毎回の充電状態チェック動作が前回のチェック動作の時刻と異なった時刻に行われるように24時間(一日)に対して所定のずれ時間として設定されており、当該インタバールでチェック動作を複数回繰り返し行うことにより、当該ずれ時間が累積して以前のチェック動作時刻に戻るようにした、方法又は制御機能手段で制御する充電器である。
【0050】
このずれ時間(すなわち、インターバル)は、種々な時間として設定することが可能である。しかしながら、バッテリは環境温度の変動によって充電効率が変動する温度依存性があるため(特に、リチュームイオン電池である場合には顕著)、例えば充電効率が最も悪い時間帯だけで繰り返しチェックを行って適切な充電状態が検出されない事態を防止するため、例えば24時間(一日)を2以上の自然数で除した値(12、8、6、・・・)とするのが好ましく、特に、インターバルは6時間とするのが好ましい。
【0051】
ここで、一日の気温変動は一般的に、早朝の日の出前が最も低く、その後は気温が上昇し、真昼から午後2時にかけてが最も高くなり、そして、午後2時を過ぎると宵の口にかけて気温が低下し、更に、この気温の低下は早朝の日の出前まで続く。これを気温変動の観点からみると、一日を、朝、真昼、夕方、深夜の4つに区分した時間帯として捉えることができ、各時間帯の間隔は6時間となる。したがって、上記のような一日を2以上の自然数で除した値をインターバルとして設定することにより、時間帯を異ならせてチェック動作を実行することができ、バッテリの温度依存性に基づく偏りのないチェック動作を行うことができる。
【0052】
なお、この場合、インターバルを各時間帯の間隔である6時間より短くする場合には温度差がそれほど大きくない同じ時間帯でチェック動作を繰り返すことにもなり、チェック動作の度に盗難対策装置の通信機能が休止(スリープ)状態から通常の動作状態に起動されて、動作電力の消費が多くなって車載バッテリの電力消費を大きくしてしまうと言う懸念を生じてしまう。このような観点及び特徴的な温度状態となる各時間帯でのチェックが実施できると言う利点から、インターバルは6時間とするのが好ましい。
【0053】
他の態様としては、インターバルは、バッテリの電力がもつ所定の日数分の時間(24時間×日数)に対して24時間未満の時間だけずらすことによりチェック動作を行う時間帯が毎回ずれていくようにすることができるとともに、複数回のチェック動作を1セットとして以前の時間帯に戻ってチェック動作を行うことができる。そして、更には、同日のうちの4つの時間帯全てでチェック動作を繰り返し行わずともよい場合には、同日の4つの時間帯のうちのいずれか少なくとも1つでチェック動作を行うようにすればよい。
このような場合には、6時間の自然数倍づつずれるようにインターバルを設定するのが好ましい。
【0054】
更に他の態様としては、インタバールを、24時間の自然数倍を除く時間とする、或いは、24時間の除数を除く時間とするようにしてもよく、このようにすれば、繰り返されるチェック動作がそれぞれ異なる時刻になされ、時間帯による温度依存性への偏りを防止することができる。
なお、制御機能手段の構成によっては、或いは、激しい温度変化にさらされる車輌への搭載態様によっては、当該制御機能手段自体(例えば、タイマ回路)の温度依存性によってインタバール自体にずれが生ずる場合もあり、このような場合には、上記のように24時間の除数にインタバールを設定した場合でも、同様なチェック動作時刻の変更がなされる。
【0055】
また、上記のチェック動作は、充電可能な状態を検出したときにはバッテリへの充電動作を伴うが、この充電動作においては、バッテリの電圧値や電流値を監視して満充電となるまで行ってもよく、或いは、チェック動作のインターバル時間に消費される電力と略等しい電力を充電するようにしてもよく、或いは、チェック動作のインターバル複数回分に相当する時間に消費される電力と略等しい電力を充電するようにしてもよい。なお、インターバル時間に消費される電力と略等しい電力を充電する場合に較べ、複数回分に相当する時間に消費される電力と略等しい電力を充電するようにすれば、充電動作時の温度が高温や低温といったように不適切なために満足な充電が行えないことがあっても、次のインターバルまでにバッテリの電力が切れてしまう自体を防止することができる。
【0056】
更に、インターバルを通常の時間とそれより短い時間の複数種類に設定する幾つかの態様について、図19を参照してより具体的に説明する。
まず、同図中に実施例[1]として示すように、通常のインターバルを36時間に設定した場合、1日(24時間)に対して12時間(半日)長いので、インターバル1回目の36時間(1日半)後で前回の動作時刻に対するずれが12時間となり、チェック動作のインターバル2回目の72時間(3日間)後にチェック動作の時刻が元に戻る。
【0057】
ここで、チェック動作にともなって行われる充電に際して、バッテリの電圧や電流値を検出して充電が充分に行えたか否かを検出し、この検出結果を制御機能手段75に通知するようにし、制御機能手段75は、最後に充電可能であった回以降、充電不可或いは充分に充電できないとの判断を所定のインターバル回数(本例では2回であるが、これ以上の回数であってもよい)連続した場合は、短いインターバルに変更して以後のチェック動作を行う。なお、この短いインターバルは、前述のように6時間が好ましい。
【0058】
そして更に、この短いインターバルでのチェック動作により、充電不可或いは充分に充電できないとの判断を所定の回数(本例では5回であるが、これ以外の回数であってもよい)連続した場合は、制御機能手段75は、前述のように内蔵バッテリ71や盗難対策装置20自体の故障と判断してその措置をとるようにするとよい。
なお、短いインターバルでのチェック動作の繰り返しの当該所定回数に至らない何回目かで充電が可能或いは十分に充電ができた場合、制御機能手段75は、通常のインターバル(36時間)でのチェック動作に復帰するのが好ましい。
【0059】
次に、図19中に実施例[2]として示すように、通常のインターバルを30時間に設定した場合、1日(24時間)に対して6時間(1/4日)長いので、インターバル2回目の60時間(2日半)後で前回の動作時刻に対するずれが12時間となり、チェック動作のインターバル4回目の120時間(5日間)後にチェック動作の時刻が元に戻る。
【0060】
ここで、上記と同様に、制御機能手段75は、最後に充電可能であった回以降、充電不可或いは充分に充電できないとの判断を所定のインターバル回数(本例では4回であるが、これ以上の回数であってもよい)連続した場合は、短いインターバルに変更して以後のチェック動作を行う。なお、この短いインターバルは、前述のように6時間が好ましい。
そして更に、この短いインターバルでのチェック動作により、充電不可或いは充分に充電できないとの判断を所定の回数連続した場合は、制御機能手段75は、前述のように内蔵バッテリ71や盗難対策装置20自体の故障と判断してその措置をとるようにするとよく、また、短いインターバルでのチェック動作の繰り返しの当該所定回数に至らない何回目かで充電が可能或いは十分に充電ができた場合、制御機能手段75は、通常のインターバル(30時間)でのチェック動作に復帰するのが好ましい。
【0061】
次に、図19中に実施例[3]として示す42時間、或いは、実施例[4]として示す18時間ように、通常のインターバルを設定した場合についても、制御機能手段75の制御により上記と同様な動作が行われる。
ここで、盗難対策装置20の無線通信機の暗電流値やバッテリの容量などの条件によっては、6時間を3倍した18時間を1日24時間に加えた42時間という比較的長いインターバルに設定してもよい。また、24時間から6時間を減じて18時間という比較的短いインターバルに設定することも可能である。
【0062】
なお、上記では、盗難対策装置を例にとって本発明を説明したが、本発明は車輌に搭載されるバッテリ電源の無線通信機に広く適用することができるものであり、特に、上記の充電状態チェックインターバルに係る発明は、当該無線通信機の電源バッテリを車輌に搭載した他のバッテリで充電する方式を採用した場合に、当該他の車載バッテリの電力浪費を防止して車輌本来の性能を損なうことを防止することができると言う効果がある。
【0063】
上記のチェック動作制御は、例えば、更に次のような発明として捉えることができる。
バッテリ充電状態のチェック動作(充電可否の判定及び充電動作を含む)を所定のインターバルで繰り返し実施する方法又は充電器であって、当該動作を制御する制御手段に、1日24時間を4等分する6時間毎を1単位とした第1から第4までの区分時間帯を設定し、区分時間帯の複数単位(例えば、6単位)毎に1回のチェック動作を行う第1のモードと、第1のモードより少ない区分時間帯単位(例えば、1単位)毎に1回のチェック動作を行う第2のモードとを設定し、制御手段は、前回のチェック動作にて充電可(充電が正常に行われた正常状態)と判定した場合又は正常状態でないと判定した連続した以前の動作回数が第1の所定回数未満であると判定した場合には第1のモードで制御を行い、正常状態でないと判定した連続した以前の動作回数が第1の所定回数以上であると判定した場合には第2のモードで制御を行う。
【0064】
更には、上記の方法又は充電器の発明において、制御手段は、第2のモードへ変更した後のチェック動作により、正常状態でないと判定した回数が第2の所定回数以上となった場合には、充電対象装置(バッテリや通信機)の不良と判定する。
更には、上記の方法又は充電器の発明において、制御手段は、チェック動作にて充電可と判定した時には、バッテリを満充電する、或いは、連続した複数回のインターバルで消費されると略等しい電力をバッテリに充電する。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他人によって発見されて取外されてしまわないように盗難対策装置を自動二輪車に設置することができ、しかも、防振や防水を図って盗難防止装置の故障を防止することができ、自動二輪車の限られたスペースを合理的且つ有効に利用して、盗難対策装置の機能を発揮させることができる。
また、本発明によれば、バッテリの充電を効率的に行うことができ、特に車載バッテリによって無線通信機のバッテリを充電する場合、車載バッテリの浪費を防止すること、無線通信機のスリープモードを無用に解除してそのバッテリ電力を浪費させてしまいことを防止すること、無線通信機のバッテリを適切に充電すること等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自動二輪車の一例を示す側面図である。
【図2】 その自動二輪車の物入れ部分を示す側面図である。
【図3】 その自動二輪車の物入れ部分を示す斜視図である。
【図4】 その自動二輪車の物入れ部分を示す平面図である。
【図5】 本発明の一例に係る盗難対策装置及び電力供給系を示す斜視図である。
【図6】 本発明の一例に係るケースのホルダを示す斜視図である。
【図7】 本発明の一例に係るケースのカバーを示す斜視図である。
【図8】 本発明の一例に係る盗難対策装置を納めたケースを示す斜視図である。
【図9】 本発明の一例に係る盗難対策装置を納めたケースを透視して示す平面図である。
【図10】 図9中のA−A矢視断面図である。
【図11】 図9中のB−B矢視断面図である。
【図12】 図9中の円筒部側から正面図である。
【図13】 本発明の一例に係る盗難対策装置の設置構造を示す断面図である。
【図14】 本発明の他の一例に係る盗難対策装置の設置構造を示す断面図である。
【図15】 本発明の他の一例に係る盗難対策装置の設置構造を示す断面図である。
【図16】 ケースホルダの防振構造を説明する図である。
【図17】 ケースの防水構造の他の一例を説明する図である。
【図18】 盗難対策装置20から車載バッテリに至る電気系を説明する回路図である。
【図19】 充電状態チェックのインターバルを説明する図である。
【符号の説明】
5:物入れボックス、 5a:凹部、
6:シート(物入れボックスの蓋)、 8:施錠機構、
10:車載バッテリ、 20:盗難対策装置、
21:インジケータ、 26:コード、
30:ケース、 40:ケースホルダ、
45:円筒部、 48、48a:周溝、
49:弾性突起、 50ケースカバー、
52:爪溝、 53:フランジ、
55:窓、 61:内装シート、

Claims (6)

  1. 充電可能なバッテリを電源として内蔵して、少なくとも識別情報を無線送信して位置を報知する機能を有した盗難対策装置を、自動二輪車に設置する構造であって、
    自動二輪車に開閉可能な蓋を有し且つ当該蓋を施錠可能な物入れ部を形成し、当該物入れ部内に盗難対策装置を設置し、当該盗難対策装置に内蔵された前記バッテリと自動二輪車に搭載されたバッテリとをコードを介して接続されており、
    盗難対策装置はケースに収めて設置され、
    当該ケースは、少なくとも車体側への取付け部位が防振材により形成され、盗難対策装置に設けられたインジケータを透視させる透明部位を有することを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  2. 充電可能なバッテリを電源として内蔵して、少なくとも識別情報を無線送信して位置を報知する機能を有した盗難対策装置を、自動二輪車に設置する構造であって、
    自動二輪車に開閉可能な蓋を有し且つ当該蓋を施錠可能な物入れ部を形成し、当該物入れ部内に盗難対策装置を設置し、当該盗難対策装置に内蔵された前記バッテリと自動二輪車に搭載されたバッテリとをコードを介して接続されており、
    盗難対策装置はケースに納めて設置され、
    当該ケースは、車体側へ取付けられるホルダと、ホルダに防水構造をもって取り付けられるカバーとから構成され、
    ホルダは少なくともその車体側への取付け部位が防振材により形成され、カバーは盗難対策装置に設けられたインジケータを透視させる透明部位を有することを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  3. 請求項又は請求項に記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、
    ケースの車体に面する部位には、緩衝材が設けられていることを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  4. 請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、
    盗難対策装置に内蔵されたバッテリと自動二輪車に搭載されたバッテリとを接続する前記コードがケースから引き出されており、
    当該コードはケースに設けた爪溝に掛け回されて前記自動二輪車に搭載されたバッテリ側へ延設されていることを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、
    盗難対策装置は、物入れ部の内壁と、当該内壁を覆う内装シートとの間に設置されることを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、
    物入れ部内に凹部を形成し、
    盗難対策装置は、物入れ部の凹部内に納めて設置し、当該物入れ部の内壁を覆う内装シートで当該凹部を覆ったことを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
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