JP2005242659A - タグ取付方法及びタグ付金属部品 - Google Patents

タグ取付方法及びタグ付金属部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2005242659A
JP2005242659A JP2004051569A JP2004051569A JP2005242659A JP 2005242659 A JP2005242659 A JP 2005242659A JP 2004051569 A JP2004051569 A JP 2004051569A JP 2004051569 A JP2004051569 A JP 2004051569A JP 2005242659 A JP2005242659 A JP 2005242659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
vehicle
resin
recess
mounting method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004051569A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yamagiwa
登志夫 山際
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004051569A priority Critical patent/JP2005242659A/ja
Priority to DE602005001121T priority patent/DE602005001121T2/de
Priority to EP05000072A priority patent/EP1568583B1/en
Priority to EP06025132A priority patent/EP1754656B1/en
Priority to DE602005005477T priority patent/DE602005005477T2/de
Priority to US11/052,363 priority patent/US20050190043A1/en
Publication of JP2005242659A publication Critical patent/JP2005242659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • B62H5/20Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles indicating unauthorised use, e.g. acting on signalling devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】 商品の情報を記憶させたタグを金属部品に確実に取り付けることができるタグ取付方法及びタグ付金属部品を提供する。
【解決手段】 ホイール40に凹部41を設け、この凹部に自動二輪車やホイール40の情報を記憶させたICタグを埋め込み、ICタグ全体がすべて覆われるように接着性樹脂で封止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、商品の情報を記憶させたタグを商品を構成する金属部品に取り付けるタグ取付方法及びタグ付金属部品に関する。
従来、商品管理のために盗難検出用デバイスを用いて商品の盗難を検出する技術が存在する。例えば、特許文献1には、IDタグをフューエルリッド等の車体部品に封入し、車両生産時、並びに、車両出荷後において、IDタグに記憶された車種情報を非接触式読取装置にて読取ることにより、車種情報を識別する。
特開平5−221352号公報
上述のセンサはタグに対して共振周波数の電波を出力し、タグ内に設けられたトランスポンダがこの電波を受信して共振して、盗難検出をセンサに通知する。ここで送受信される電波はプラスチックの存在によって影響を受けることはないため、樹脂成型品であるフューエルリッド内に埋め込んでも読み取り障害は発生しない。
一方で、商品の金属部位は、強度が高くタグを取り付けるのに好ましい点があるが当該金属部品の内部にタグを埋め込んだ場合には、金属部品は電波を反射するため、タグからの電波が弱くなったり、センサ側で読み取り障害が発生する可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その第1の目的は、商品の情報を記憶させたタグを強度の高い金属部品に確実に取り付けた上で、送受信が良好となるタグ取付方法及びタグ付金属部品を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、商品の情報を記憶させたタグから確実に情報を読み出せる金属部品へのタグ取付方法及びタグ付金属部品を提供することにある。
本発明は、商品(例えば、実施の形態における自動二輪車1)の情報を記憶させたタグ(例えば、実施の形態におけるICタグ70)を前記商品を構成する金属部品(例えば、実施の形態におけるヘッドパイプ6、メインフレーム7、タイヤホイール40)に取り付けるタグ取付方法において、前記金属部品に外部に開口する凹部(例えば、実施の形態における凹部41、50、60)を設け、当該凹部に前記タグを埋め込み、当該タグ全体がすべて覆われるように樹脂(例えば、実施の形態における接着性樹脂71)で封止することを特徴とする。
このように構成することで、タグは凹部内で樹脂より封止された状態で金属部品に取り付けられる。一方、タグに対する読み書き信号は樹脂を透過して、受信される。
また、本発明は、前記凹部に高透磁率磁性体(例えば、ガラスエポキシ)を埋め込み、当該高透磁率磁性体の上から前記タグを埋め込んで、当該タグ全体がすべて覆われるように樹脂で封止することを特徴とする。
このように構成することで、ICタグは凹部内で高透磁率磁性体の上に設置され、その上から樹脂より封止された状態で金属部品に取り付けられる。一方、ICタグに対する読み書き信号は樹脂を透過して、ICタグに受信され、かつ高透磁率磁性体に吸収される。
また、本発明は、金属部品によって構成される商品の情報を記憶させたタグを埋め込んだタグ付金属部品であって、前記金属部品は凹部を有し、当該凹部に前記タグが埋め込まれて、当該タグ全体がすべて覆われるように樹脂で封止されたことを特徴とする。
また、本発明は、所定の車両情報を記憶したICタグ(例えば、実施の形態におけるICタグ70)が取り付けられる車両において、前記ICタグは、前記車両の車体(例えば、実施の形態における車両を構成する樹脂部品90)上に付着された接着剤(例えば、実施の形態におけるUV硬化樹脂(基台)72)に載せられて、前記接着剤とともにICタグ全体(例えば、実施の形態におけるICタグ72及びUV硬化樹脂(基台)72)がすべて覆われるように樹脂(例えば、実施の形態におけるUV硬化樹脂(封止)71)で封止されることを特徴とする。
このように構成することで、車両の車体上に付着された接着剤ともにICタグは、すべて樹脂で覆われた状態となる。一方、ICタグに対する読み書き信号(電磁波)は樹脂部材を透過して、受信される。
また、本発明は、前記樹脂は、UV硬化性樹脂であることを特徴とする。
このように構成することで、車両の車体上に付着された接着剤ともにICタグは、すべて樹脂で覆われた状態で紫外線を照射されるとUV硬化性樹脂が硬化して車体上によりしっかりと付着された状態となる。
また、本発明は、前記凹部をフロントのホイールリムのハブ側を向いた面に設けたことを特徴とする。
このように構成することで、フロントタイヤの空気圧チェックと同時にデータの読み出しができる。
また、本発明は、前記凹部を車両の側方に露出する左側のメインフレームに設けたことを特徴とする。
このように構成することで、ツインチューブフレーム等であれば、フレームが外部に露出するので、データの読み出しが容易になる。
また、本発明は、前記凹部を車両の左側のタンデムステップブラケットに設けたことを特徴とする。
このように構成することで、車両側方にタンデムステップが露出するので、データの読み出しが容易になる。
また、本発明は、前記凹部を車両に起立状態で搭載されるエンジンのヘッドカバーに設けたことを特徴とする
このように構成することで、エンジンの中でも特に、上部のヘッドカバーにICタグが埋め込まれるので、データの読み出しが容易になるとともに、不具合の場合には、ヘッドカバーのダッチャクだけでメンテナンス作業ができる。
以上説明したように、本発明によれば、車両の車体上に付着された接着剤ともにICタグは、すべて樹脂で覆われた状態となる。一方、ICタグに対する読み書き信号(電磁波)は樹脂部材を透過して、受信される。
したがって、ICタグを読み書き可能な状態に保持しつつ、樹脂で覆うことでICタグの耐久性や信頼性を向上させることができる効果が得られる。
また、本発明によれば、ICタグがICタグ読取装置から送信される読み書き信号を受信して、ICタグ内のメモリへの書き込みやメモリに書き込まれた所定の車両情報の読み込みを行い、読み込んだ車両情報を電波に乗せて送信する。
したがって、無線を用いて車両情報の読み書きが実現できる。特に2輪車や4輪車の車体下部等に取り付けが容易となるとともに、車両情報の読み書きが容易となる効果が得られる。
また、本発明によれば、車両の車体上に付着された接着剤ともにICタグは、すべて樹脂で覆われた状態で紫外線を照射されるとUV硬化性樹脂が硬化して車体上によりしっかりと付着された状態となる。
したがって、ICタグの取り付けが容易になるとともに、ICタグを読み書き可能な状態に保持しつつ、樹脂で覆うことでICタグの耐久性や信頼性をより向上させることができる効果が得られる。
また、本発明によれば、タグは凹部内で樹脂より封止された状態で金属部品に取り付けられる。一方、タグに対する読み書き信号は樹脂を透過して、受信される。したがって、タグを読み書き可能な状態に保持しつつ、金属部品の表面に直接タグを取り付ける場合に比べて、確実にタグを金属に取り付けることができ、ICタグの耐久性や信頼性を向上させることができる効果が得られる。
また、本発明によれば、ICタグは凹部内で高透磁率磁性体の上に設置され、その上から樹脂より封止された状態で金属部品に取り付けられる。一方、ICタグに対する読み書き信号は樹脂を透過して、ICタグに受信され、かつ高透磁率磁性体に吸収される。したがって、金属部品による電波の反射波が抑制され、商品情報を確実に読み取ることができる効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きの記載は車両における向きと同一のものとする。
図1は、本発明のタグ付金属部品で構成される自動二輪車1を示す。図1に示すように、自動二輪車1の前輪2を軸支するフロントフォーク3はステアリングステム4を介して車体フレーム5の前端部に設けられたヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。ヘッドパイプ6からは車体フレーム5のメインフレーム7が斜め下後方に延び、その後端部が下方に屈曲してピボットプレート8に連なる。また、メインフレーム7の後部には斜め上後方に延びるシートフレーム9の前端部が接続される。
ピボットプレート8にはピボット軸11を介してスイングアーム13の基端部がスイング可能に取り付けられ、このスイングアーム13の先端部には後輪12が軸支される。スイングアーム13の基端側の上部にはクッションユニット14の上端部が取り付けられ、このクッションユニット14の下端部がリンク機構15を介してピボット軸11よりも下位置でピボットプレート8に連結される。
メインフレーム7の上方には燃料タンク17が、メインフレーム7の下方には水冷式直列四気筒型のエンジン18が各々搭載される。また、燃料タンク17の後方には運転者用のシート19及び後部搭乗者用のピリオンシート20が設けられる。ピボットプレート8の後部には運転者用のステップ21が取り付けられ、シートフレーム9の下部には後部搭乗者用のステップ22が取り付けられる。
フロントフォーク3の上端部にはハンドル23が取り付けられる。また、フロントフォーク3の下端部にはキャリパブラケット42を介してブレーキキャリパ24が取り付けられ、前輪2のハブ部にはブレーキキャリパ24に対応するブレーキディスク25が取り付けられて、この発明に係るフロントディスクブレーキ(ディスクブレーキ)26が構成される。なお、後輪12の右側には、フロントディスクブレーキ26と同様の構成を有するリアディスクブレーキが設けられる。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル27により覆われ、シートフレーム9周辺はリアカウル28により覆われる。後輪12の左側にはリアスプロケット29が取り付けられ、このリアスプロケットとエンジン18の後部左側に配設されたドライブスプロケット30とにドライブチェーン31が掛け回されて、エンジン18の駆動力が後輪12に伝達される。
エンジン18のシリンダ32の後部には各気筒に対応するスロットルボディ33が接続され、各スロットルボディ33はメインフレーム7と燃料タンク17との間に配置されたエアクリーナケース34に接続される。シリンダ32の前部には各気筒に対応する排気管35が接続され、この排気管35がシリンダ32の前壁部から下方に向かって湾曲し、クランクケース36下方を通過した後にピボットプレート8後方で上方に向かって屈曲してシートフレーム9に支持されたサイレンサ37に接続される。排気管35の前方にはエンジン18冷却用のラジエータ38が配設される。
図2に示すように、前輪2(後輪12)を構成する金属部品(アルミ鋳造品)であるタイヤホイール40には、ICタグ70を埋め込むための凹部41が形成される。具体的には、図3に示すように、凹部41をフロントのホイールリムのハブ側を向いた面や前輪2側を向いた面に設ける。これにより、フロントタイヤの空気圧チェックと同時にデータの読み出しができる。
ICタグ70と凹部41とは、図4に示すように、凹部41に対してICタグ70が収容されるような形状にそれぞれ成型される。例えば、凹部41は丸穴、角穴等の形状に金属(鉄、アルミ等)の種類に応じて加工され、ICタグ70も凹部41と同様に丸型、角型に加工される。
このように加工されたICタグ70を凹部41に埋め込み、その上からICタグ70全体がすべて覆われるように接着性樹脂71で封止する。これにより、凹部41内の底部側にICタグ70が設置され、凹部41内におけるICタグ70の上部に接着性樹脂71が充填され、凹部41内でのICタグ70の露出部分全体がすべて覆われる。接着性樹脂71としては、例えば、UV硬化性接着剤等を利用することが考えられる。紫外線を照射されるとUV硬化性樹脂が硬化して、ICタグ70は、タイヤホイール40によりしっかりと付着された状態となる。これにより、ICタグ70は、凹部41内で樹脂より封止された状態でタイヤホイール40(金属部品)に取り付けられる。したがって、ICタグ70には、外部からの衝撃が直接加わることがなくなるため、金属部品の表面に直接タグを取り付ける場合に比べて、確実にタグを金属に取り付けることができる。
なお、接着性樹脂71に代えて、ウレタン系塗装等(樹脂)でICタグ70全体がすべて覆われるように封止してもよい。これにより、凹部41の上部に表出した接着性樹脂71がタイヤホイール40と同じように塗料で表面が覆われ、外観からは凹部41が認識できないようになる。したがって、金属部品の表面に直接タグを取り付ける場合に比べて、人為的にタグが剥がされてしまう恐れがなくなるため、タグの耐久性や信頼性を向上させることができる。
この状態でICタグ70に対して読取装置から読み書き信号を送信すると、ICタグ70に対する読み書き信号は接着性樹脂71を透過して、ICタグ70に到達する。ICタグ70は、この読み書き信号を受信して、内蔵メモリへの書き込みやメモリに書き込まれた商品の情報の読み込みを行い、読み込んだ情報を電波に乗せて送信する。読取装置に対する読み書き信号は接着性樹脂71を透過して読取装置に受信され、ICタグ70に記憶された商品の情報が読み出される。
したがって、金属部品の表面に直接タグを取り付ける場合に比べて、確実にタグを金属に取り付けた状態で、無線を用いて商品の情報の読み書きが実現できる。
ところで、この状態で読取装置からICタグ70に対して送信された読み書き信号は、ICタグ70を透過してICタグ70の裏部にも到達する。そうすると、金属部品であるタイヤホイール40において、電波(読み書き信号)が反射し、この反射波が読取装置に受信されてしまう。読取装置は、ICタグ70が送信するデータ信号とともにこの反射波を受信すると、この反射波が原因となって読取障害を起こす。
したがって、このような読み取り障害防止のために、凹部41にICタグ70を埋め込む前に、まず高透磁率磁性体72を埋め込む。そして、この高透磁率磁性体72の上からICタグ70を埋め込んで、ICタグ70全体がすべて覆われるように接着性樹脂71で封止する。高透磁率磁性体72の例としては、ガラスエポキシが考えられる。
そうすると、ICタグ70は凹部41内で高透磁率磁性体72の上に設置され、その上から樹脂より封止された状態で金属部品に取り付けられる。一方、ICタグに対する読み書き信号は樹脂を透過して、ICタグに受信され、かつ高透磁率磁性体に吸収される。したがって、金属部品による電波の反射波が抑制され、商品情報を確実に読み取ることができる効果が得られる。
なお、ICタグ70を取り付ける金属部品としては、タイヤホイール40の他に、図1に示すヘッドパイプ6やメインフレーム7、エンジン32が考えられる。例えば、図5に示すように、車両の側方に露出する左側のメインフレーム7に凹部60を設け、これに高透磁率磁性体72、ICタグ70を埋め込んで、その上からICタグ70全体がすべて覆われるように接着性樹脂71で封止する。これにより、ツインチューブフレーム等であれば、フレームが外部に露出するので、データの読み出しが容易になる。
ヘッドパイプ6についてもこれと同様に、図6に示すように、外部に露出する面に凹部50を設けて、高透磁率磁性体72、ICタグ70を順に埋め込み、接着性樹脂71で封止する(図7を参照)。
また、エンジン32についても、図8に示すように、凹部80を設けて、高透磁率磁性体72、ICタグ70を順に埋め込み、接着性樹脂71で封止する。図8において、シリンダ83のシリンダヘッド82の側部にカムチェーン室84が設けられ、このカムホルダー部85の上部の位置であって、外部に露出するエンジンカバー81の上面に凹部80を設ける。これにより、タイヤホイール40の場合と同様に、ヘッドパイプ6やメインフレーム7、エンジン32による電波の反射波が抑制され、商品情報を確実に読み取ることができる効果が得られる。また、エンジンの中でも特に、上部のヘッドカバーにICタグが埋め込まれるので、データの読み出しが容易になるとともに、不具合の場合には、ヘッドカバーのダッチャクだけでメンテナンス作業ができる。
なお、この他にも、凹部を車両の左側のタンデムステップブラケットに設けることが考えられる。このように構成することで、車両側方にタンデムステップが露出するので、データの読み出しが容易になる。
なお、上記実施例においては、商品の具体例、商品情報の具体的なデータ構成については特に限定しなかったが、例えば、商品の具体例としては、輸送機器として、自動二輪車1以外の車両(乗用車、バス、トラック、自動二輪車、原動機付自転車、自転車、四輪バギー車など)あるいは航空機、船、ボート、ヨット、マリンバイクなどが考えられる。また、商品情報の具体的なデータ構成としては、商品である自動二輪車1、タイヤホイール40等の識別情報(車両ID、ホイールID等)を1又は複数組み合わせて書き込むことが考えられる。このように商品情報として商品の識別情報を書き込んでおくことで、ICタグ70が取り付けられている商品個体を識別できる。
また、商品の登録情報(車両の車籍情報、所有者の氏名、住所、電子メールアドレス等の情報など)又は履歴情報(製造、登録、所有者移転、給油、メンテナンス、点検、修理、部品交換、輸出入、登録抹消などの履歴情報)の少なくともいずれか一方の情報を商品の識別情報と関連付けて、外部コンピュータシステムのデータベース、あるいはICタグ70内のメモリに書き込んでおき、識別情報に基づいて、当該商品個体に関する登録情報又は履歴情報を出力するように構成することで、出力された情報を人が確認することが可能となる。
したがって、ICタグ70を金属部品の表面に単に取り付ける場合に比較して、本実施例のように、長期にわたってICタグ70の耐久性を保持できる場合においては、より商品個体のトレーサビリティを向上させることができる。
次に、この発明の第2の実施例を図面に基づいて説明する。
図9、図10は、ICタグ70の取り付け断面(側面、上面)を示す。図9において、ICタグ70の基台となるUV硬化性樹脂接着剤(基台)72は、車両の車体を構成する樹脂部品90上に付着され、樹脂部品90が接着された面と反対側において、UV硬化性樹脂接着剤(基台)72上にICタグ70が載せられる。そして、ICタグ70及びUV硬化性樹脂接着剤(基台)72の上から、UV硬化性樹脂接着剤(封止)71を重ねることで、ICタグ全体(ICタグ70及びUV硬化性樹脂接着剤(基台)72)がすべて覆われるようにUV硬化性樹脂接着剤(封止)71で封止する。
なお、ICタグ全体が容易にすべて覆われるようにするためには、図10に示すように、ICタグ70がUV硬化性樹脂接着剤(基台)72からはみ出さないように、内側に設置できるような大きさとすることが望ましい。また、ICタグ全体の接着強度を高めるため、UV硬化性樹脂接着剤(封止)71は、円形、長円形等の形状で硬化させて、樹脂部品90と接着させる。
これにより、樹脂部品90上に付着されたUV硬化性樹脂接着剤(基台)72とともにICタグ70は、すべてUV硬化性樹脂接着剤(封止)71で覆われた状態となる。また、ICタグ70の角部分が覆われるとともに、UV硬化性樹脂接着剤(封止)71も同様に角部分を有しない状態となる。また、樹脂部品90上に付着されたUV硬化性樹脂接着剤(基台)72ともにICタグ70は、すべてUV硬化性樹脂接着剤(封止)71で覆われた状態で紫外線を照射されるとUV硬化性樹脂接着剤(封止)71が硬化して樹脂部品90上によりしっかりと付着された状態となる。
一方、ICタグ70に対する読み書き信号(電磁波)はUV硬化性樹脂接着剤(封止)71を透過して、受信される。
したがって、ICタグ70を読み書き可能な状態に保持しつつ、UV硬化性樹脂接着剤(封止)71で覆うことで、接着強度をより高めることができるとともに、ICタグ70の角部分に力がかかって剥がれ落ちることを防止することができるため、ICタグ70の耐久性や信頼性を向上させることができる効果が得られる。
また、ICタグ70は、ICタグ70の読取装置から送信される読み書き信号を受信して、ICタグ70内のメモリへの書き込みやメモリに書き込まれた所定の車両情報の読み込みを行い、読み込んだ車両情報を電波に乗せて送信する。
したがって、無線を用いて車両情報の読み書きが実現できる。特に2輪車や4輪車の車体下部等に取り付けが容易となるとともに、車両情報の読み書きが容易となる効果が得られる。
本実施例の自動二輪車を左側から見た側面図。 タイヤホイール40の側面図。 タイヤホイール40の断面図(正面)。 凹部41の説明図。 メインフレーム7の上面図。 ヘッドパイプ6の上面図。 凹部50の説明図。 エンジン32を左側から見た側面図。 RFIDの取り付け方法を示す断面図(側面)。 RFIDの取り付け方法を示す断面図(上面)。
符号の説明
6…ヘッドパイプ、7…メインフレーム、40…タイヤホイール(商品、金属部品)、41、50、60…凹部、70…ICタグ、71…接着性樹脂(樹脂)、72…高透磁率磁性体

Claims (9)

  1. 商品の情報を記憶させたタグを樹脂材料で一体化して商品に取り付けるタグ取付方法において、
    前記商品の金属部品に外部に開口する凹部を設け、当該凹部に前記タグを樹脂で封止たことを特徴とするタグ取付方法。
  2. 前記凹部に高透磁率磁性体を埋め込み、当該高透磁率磁性体の上から前記タグを埋め込んで、当該タグが覆われるように樹脂で封止することを特徴とする請求項1に記載のタグ取付方法。
  3. 前記高透磁率磁性体は、ガラスエポキシであることを特徴とする請求項2に記載のタグ取付方法。
  4. 所定の車両情報を記憶したタグが取り付けられる車両において、前記タグは、前記車両の車体上に付着された接着剤に載せられて、前記接着剤とともにタグ全体がすべて覆われるように樹脂で封止されることを特徴とする車両。
  5. 前記樹脂は、UV硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項4のいずれかの項に記載の車両。
  6. 前記凹部をフロントのホイールリムのハブ側を向いた面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のタグ取付方法。
  7. 前記凹部を車両の側方に露出する左側のメインフレームに設けたことを特徴とする請求項1に記載のタグ取付方法。
  8. 前記凹部を車両の左側のタンデムステップブラケットに設けたことを特徴とする請求項1に記載のタグ取付方法。
  9. 前記凹部を車両に起立状態で搭載されるエンジンのヘッドカバーに設けたことを特徴とする請求項1に記載のタグ取付方法。

JP2004051569A 2004-02-26 2004-02-26 タグ取付方法及びタグ付金属部品 Pending JP2005242659A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051569A JP2005242659A (ja) 2004-02-26 2004-02-26 タグ取付方法及びタグ付金属部品
DE602005001121T DE602005001121T2 (de) 2004-02-26 2005-01-04 Verfahren zum Befestigen eines Chips und Metallkomponente mit Chip
EP05000072A EP1568583B1 (en) 2004-02-26 2005-01-04 Tag fitting method and tagged metal component
EP06025132A EP1754656B1 (en) 2004-02-26 2005-01-04 Tag fitting method and tagged metal component
DE602005005477T DE602005005477T2 (de) 2004-02-26 2005-01-04 Verfahren zum Befestigen eines Chips und Metallkomponente mit Chip
US11/052,363 US20050190043A1 (en) 2004-02-26 2005-02-07 Tag mounting method and tagged vehicle component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051569A JP2005242659A (ja) 2004-02-26 2004-02-26 タグ取付方法及びタグ付金属部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005242659A true JP2005242659A (ja) 2005-09-08

Family

ID=34747508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004051569A Pending JP2005242659A (ja) 2004-02-26 2004-02-26 タグ取付方法及びタグ付金属部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050190043A1 (ja)
EP (2) EP1568583B1 (ja)
JP (1) JP2005242659A (ja)
DE (2) DE602005001121T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321348A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd Icタグ搭載構造
JP2008250673A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Dainippon Printing Co Ltd Icタグの取り付け構造
JP2011162276A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Bridgestone Corp コンベヤベルト及びコンベヤベルト磨耗検知システム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050285440A1 (en) * 2004-06-23 2005-12-29 Bal Pushpinder S Wheel traceability system
JP2008015403A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Nec Lcd Technologies Ltd フレキシブル配線シートおよびそれを備えた平面表示装置およびその製造方法
US8376450B1 (en) * 2010-08-13 2013-02-19 Kodiak Innovations, LLC Apparatus and method for mounting an aerodynamic add-on device onto a transport vehicle
GB2552114B (en) * 2015-11-17 2018-12-26 David Mcbride Paul Wheel recutting
US20200238632A1 (en) * 2019-01-25 2020-07-30 GM Global Technology Operations LLC Installation of components of an internal combustion engine using wireless tags

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3756658A (en) * 1969-09-15 1973-09-04 Motor Wheel Corp Composite styled wheel construction
US4555414A (en) * 1983-04-15 1985-11-26 Polyonics Corporation Process for producing composite product having patterned metal layer
DE3817428A1 (de) * 1988-05-21 1989-11-23 Uwe Huber Verfahren zur sicherung von mobilen gegenstaenden gegen diebstahl
US5202680A (en) * 1991-11-18 1993-04-13 Paul C. Koomey System for drill string tallying, tracking and service factor measurement
US5521815A (en) * 1992-01-31 1996-05-28 K.L.E. Irrevocable Trust Uniform system for verifying and tracking articles of value
JPH05221352A (ja) 1992-02-10 1993-08-31 Suzuki Motor Corp 車種情報の識別システム
US5776278A (en) * 1992-06-17 1998-07-07 Micron Communications, Inc. Method of manufacturing an enclosed transceiver
US5552789A (en) * 1994-02-14 1996-09-03 Texas Instruments Deutschland Gmbh Integrated vehicle communications system
US5955965A (en) * 1997-03-10 1999-09-21 Calandruccio; Michael J. Bicycle locating system
US6459426B1 (en) * 1998-08-17 2002-10-01 Genesis Microchip (Delaware) Inc. Monolithic integrated circuit implemented in a digital display unit for generating digital data elements from an analog display signal received at high frequencies
JP4340929B2 (ja) * 1998-10-02 2009-10-07 ソニー株式会社 メモリicタグ装置
US6360208B1 (en) * 1999-02-04 2002-03-19 Intermec Ip Corp. Method and apparatus for automatic tax verification
US6349881B1 (en) * 1999-06-30 2002-02-26 Richard Bruce Wilkey Identification system for personal property
JP2001088789A (ja) * 1999-09-24 2001-04-03 Yamaha Motor Co Ltd 小型推進艇の盗難防止装置
JP2001132002A (ja) * 1999-11-09 2001-05-15 Kubota Corp 蓋体へのidタグ取り付け方法
WO2001047789A1 (fr) * 1999-12-28 2001-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support d'enregistrement de donnees, etiquette sans contact a circuit integre, dispositif d'acces, systeme d'acces, systeme de gestion de cycle de vie, procede d'entree/sortie et procede d'acces
US20020133942A1 (en) * 2001-03-20 2002-09-26 Kenison Michael H. Extended life electronic tags
JP4189154B2 (ja) * 2001-04-02 2008-12-03 本田技研工業株式会社 自動二輪車の盗難対策装置設置構造
JP2004147925A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Aruze Corp Icタグ入りコイン及びその製造方法
KR101018723B1 (ko) * 2003-02-14 2011-03-04 엔티엔 가부시키가이샤 Ic 태그를 사용한 기계 부품 및 그 품질 관리 방법 및이상 검사 시스템

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321348A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd Icタグ搭載構造
JP4628867B2 (ja) * 2005-05-18 2011-02-09 本田技研工業株式会社 Icタグ搭載構造
DE102006022347B4 (de) * 2005-05-18 2013-02-21 Honda Motor Co., Ltd. IC-Tag-Befestigungsstruktur
JP2008250673A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Dainippon Printing Co Ltd Icタグの取り付け構造
JP2011162276A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Bridgestone Corp コンベヤベルト及びコンベヤベルト磨耗検知システム

Also Published As

Publication number Publication date
DE602005005477T2 (de) 2009-04-16
DE602005001121D1 (de) 2007-06-28
EP1568583A1 (en) 2005-08-31
EP1754656B1 (en) 2008-03-19
DE602005005477D1 (de) 2008-04-30
EP1568583B1 (en) 2007-05-16
EP1754656A3 (en) 2007-04-11
EP1754656A2 (en) 2007-02-21
US20050190043A1 (en) 2005-09-01
DE602005001121T2 (de) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1609710B1 (en) Motor vehicle mounted with ic tag and control system for the same
US20050190043A1 (en) Tag mounting method and tagged vehicle component
US7503506B2 (en) IC tag mounting structure
JP5427735B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5783994B2 (ja) 車輪速センサーリング取り付け構造
JP5583068B2 (ja) 自動二輪車
US9156453B2 (en) Saddle type vehicle
TWI691417B (zh) 跨坐型車輛
JP7078710B2 (ja) 鞍乗型車両
CN108698658A (zh) 两轮摩托车
CN205287916U (zh) 一种预埋有rfid电子标签的空气过滤器滤芯
KR100703605B1 (ko) 알에프아이디 태그를 장착한 타이어
CN108025791B (zh) 鞍乘型车辆的前叉
JP2009073328A (ja) 自転車管理システム
JP3967257B2 (ja) 乗物の盗難防止装置
ES2368060T3 (es) Sistema de gestión de artículos.
JP5946123B2 (ja) 自動二輪車の盗難防止装置
JP2008143195A (ja) スクータ型自動二輪車
JP2010287198A (ja) 車載機器の盗難防止装置
JP6699696B2 (ja) 車両
JP4701880B2 (ja) 動物識別タグ
TWI537160B (zh) Locomotive wheel speed sensing device
CN2825874Y (zh) 棚车色环施封锁
JP3628805B2 (ja) 車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法
TWI252189B (en) Identification method for preventing theft of motorcycles

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090106

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090319