JP2006321348A - Icタグ搭載構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に搭載されるICタグが補修やメンテナンスで交換されてしまうおそれを少なくしたICタグ搭載構造を提供する。
【解決手段】 前記車両のエンジンの主要機能部品及び内部部品、吸気系部品、ブレーキ系部品、後輪懸架系部品、施錠可能な収納ボックスの何れかに、ICタグ340を取り付けたことを特徴とする。
【選択図】 図18

Description

この発明は、自動二輪車等の車両へのICタグの搭載構造に関する。
従来、上記車両の盗難防止等を目的として、該車両の主要部品にICタグを一体に設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−178483号公報
ところで、上記ICタグに車両の生産から販売、検査、修理、廃棄あるいはリサイクルに関する情報を登録してこれを活用する管理システムも提案されつつある。
この場合、上記ICタグは頻繁にデータが読み書きされるため、その通信を良好に行えるように車両外観を構成する部品にICタグを設けることが好ましいが、このような部品の中には車両のユーザーが補修やメンテナンスで交換してしまう部品もあることから、ICタグを半永久的に車両に存在させることを考慮した上でその設置部品を決定する必要がある。
そこでこの発明は、車両に搭載されるICタグが補修やメンテナンスで交換されてしまうおそれを少なくしたICタグ搭載構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、所定の車両情報を登録したICタグ(例えば実施例のICタグ340)の車両(例えば実施例の自動二輪車301)への搭載構造において、前記車両のエンジンの主要機能部品(例えば実施例のシリンダ332a、シリンダヘッド332b、クランクケース336)に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記エンジンの主要機能部品は、該エンジンの内部部品(例えば実施例のピストン353、コンロッド354、クランクシャフト355)を含むことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記エンジンの主要機能部品は、シリンダ、シリンダヘッド、クランクケースのどれかであることを特徴とする。
を特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記エンジンの内部部品は、ピストン、コンロッド、クランクシャフトのどれかであることを特徴とする。
上記構成によれば、車両のエンジン系部品にICタグを取り付けることで、該ICタグが補修やメンテナンスで交換されてしまうおそれが少なくなるため、ICタグを半永久的に車両に存在させることができる。また、エンジン系部品の多くは鋳造品であり、ICタグ取り付け用の凹部等を容易に形成することができるため、ICタグを容易に一体的に設けることができる。
請求項5に記載した発明は、所定の車両情報を登録したICタグ(例えば実施例のICタグ340)の車両(例えば実施例の自動二輪車301)への搭載構造において、前記車両の吸気系部品(例えば実施例の燃料供給装置333、エアクリーナボックス334)に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記吸気系部品は、燃料供給装置、エアクリーナボックスのどれかであることを特徴とする。
上記構成によれば、前記エンジン系部品に近い吸気系部品にICタグを取り付けることで、該ICタグが補修やメンテナンスで取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグを長期に渡って車両に維持することができる。また、吸気系部品はエンジン熱の影響も少なくかつ冷却性も良好であるため、ICタグの耐久性等に有利な配置とすることができる。
請求項7に記載した発明は、所定の車両情報を登録したICタグ(例えば実施例のICタグ340)の車両(例えば実施例の自動二輪車301)への搭載構造において、前記車両のブレーキ系部品(例えば実施例のブレーキキャリパ324、フロントブレーキマスタシリンダ357、ブレーキリザーバタンク357b、リアブレーキマスタシリンダ358、ABSモジュレータ359、ブレーキホース360、ブレーキパネル361)に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記ブレーキ系部品は、ブレ−キキャリパ、ブレーキマスタシリンダ、ブレーキリザーバタンク、ABSモジュレータ、ドラムブレーキパネル、ブレーキホースのどれかであることを特徴とする。
上記構成によれば、重要保安部品であるブレーキ系部品はユーザーが直接メンテナンスする機会が少なく、該ブレーキ系部品にICタグを取り付けることでこれが取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグの長期維持に好適な配置とすることができる。
請求項9に記載した発明は、所定の車両情報を登録したICタグ(例えば実施例のICタグ340)の車両(例えば実施例の自動二輪車301)への搭載構造において、前記車両の後輪懸架系部品(例えば実施例のクッションユニット314、スイングアーム313)に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記後輪懸架系部品は、スイングアーム、クッションユニットのどれかであることを特徴とする。
上記構成によれば、後輪懸架系部品は分解が容易ではないのでユーザーが直接メンテナンスする機会が少なく、該後輪懸架系部品にICタグを取り付けることでこれが取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグの長期維持に好適な配置とすることができる。
請求項11に記載した発明は、所定の車両情報を登録したICタグ(例えば実施例のICタグ340)の車両(例えば実施例の自動二輪車301,1)への搭載構造において、前記車両の収納ボックス(例えば実施例の収納ボックス319a,16a)に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、前記収納ボックスが、施錠機構(例えば実施例の施錠機構319b,16b)を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、施錠可能な収納ボックスにICタグを設けることで、第三者によるアクセス(悪戯等)を効果的に防止できると共に、収納ボックスは車両外観に露出しないことから、ユーザーによる補修やメンテナンスで交換される可能性も低いため、ICタグの長期維持に好適な配置とすることができる。また、収納ボックスの多くは樹脂成形品であり、ICタグ取り付け用の凹部等を容易に形成できると共にICタグのインサート成形も可能となるため、該ICタグを容易に一体的に設けることができる。
請求項1〜4に記載した発明によれば、ICタグを容易に一体的に設けると共に、該ICタグを半永久的に車両に存在させることができる。
請求項5,6に記載した発明によれば、ICタグの耐久性等に有利な配置とした上で、該ICタグを長期に渡って車両に維持することができる。
請求項7〜10に記載した発明によれば、ICタグの長期維持に好適な配置とすることができる。
請求項11,12に記載した発明によれば、ICタグを容易に一体的に設けると共に、第三者による悪戯を効果的に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の各実施形態に限定されるものではなく、例えばこれら実施形態の構成要素同士を適宜組み合わせてもよい。
図1は、本発明を適用したスクータ型自動二輪車の外観側面図であり、車体前部1と車体後部2とは低いフロア部3を介して連結されており、それらの部分の骨格は、概ねダウンチューブとメインパイプとから構成される車体フレームにより形成されている。
車体前部1、車体後部2およびフロア部3は、それぞれフロントカバー4、ボディカバー5およびセンタカバー6で覆われている。車体前部1には、ステアリングヘッドに軸支されて上方にハンドル7が設けられ、下方にフロントフォーク8が延び、その下端に前輪9Fが軸支されている。
メインパイプ7の立ち上がり部下端には、スイングユニット20がリンク部材18を介して揺動自在に連結支持されている。スイングユニット20の前部には4単気筒の4サイクルエンジン13が搭載されている。エンジン13のクランク軸には、バッテリ電圧の低下時にエンジンを始動するためのキックペダル19が連結されている。このエンジン13から後方にかけてベルト式無断変速機21が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設けられた減速機構14に後輪9Rが軸支されている。減速機構14の上部とメインパイプとの間にはリヤクッション15が介装されている。
ハンドル7の上部は計器板を兼ねたハンドルカバー10で覆われている。ステアリングヘッド、フロントフォーク8およびハンドル7は、操舵手段を構成している。ハンドルカバー10から車体左右に向けてハンドル7のグリップ部分が突き出し、上方にサイドミラー11L(11R)が突き出している。ハンドルロックモジュール12は、ハンドル7をロックして操舵を不能にする。
ボディカバー5の上方には、収納ボックスを覆うようにシート16が設けられている。シート16は開閉可能であり、その下部の収納ボックスにはヘルメットなどを収納できる。ボディカバー5の後部にはナンバープレート取付部17、荷台、テールランプなどが設けられている。エンジンに付随して吸気管、気化器、エアクリーナなども配設されているが図示を省略している。
図2は、前記ハンドルカバー10に内蔵されたメータユニット30の正面図であり、図3は、その断面構造を示した図である。
メータユニット30の本体ケースおよびメータパネル31はいずれも、電波に対して透過性を有する樹脂材料からなり、前記メータパネル31には、速度計32、燃料計33、走行距離計34、左右のウインカインジケータ35L、35Rおよびイグニッションインジケータ36が配置されている。前記メータパネル31の裏面には、図3に示したように、データ形式が統一されているIDコードの登録されたICタグ40が装着されている。
図4は、前記ICタグ40の主要部の構成を示したブロック図であり、RF帯域の電波を送受信するRFアンテナ401と、前記RFアンテナ制御するRFコントローラ402と、メモリ404に記憶されている情報を変調して前記RFアンテナ401から送信すると共に、前記RFアンテナ401で受信された電波を検波する送受信モデム403と、前記各ブロックを制御するCPU400とを含む。本実施形態では、ICタグ40が樹脂モールドされてメータパネル31の裏面に装着される。本実施形態では、前記モールド樹脂も電波に対して透過性を有するので、モールド樹脂、メータパネル31およびメータユニット30のケースがICタグ40の送受信波に対して遮蔽物として作用することがない。
前記ICタグ40には、当該車両を特定する車両IDが少なくとも登録されるほか、当該車両をリサイクルする際に参考となるリサイクル情報や、マニフェスト制度において記載を義務付けられた情報として、例えば産業廃棄物の種類、数量、形状・荷姿、収集・運搬業者名、処分業者名、最終処分の場所、取り扱い上の注意事項を登録することができる。
当該車両の構成部品ごとにその材質を示す識別情報や、ヘッドライト、タイヤあるいはエンジオイルといった消耗品の交換時期や交換請負業者を特定する識別情報や、当該車両の整備内容、整備請負業者名、整備時における走行距離などの整備記録や修理記録、当該車両の保険契約の記録として、例えば保険の種別、契約者名、契約内容あるいは保険期間や、当該車両の納税記録や、当該車両の車検証に記録された情報や、当該車両の所有者に関する情報なども登録することができる。これらの情報は、専用端末を利用した無線通信により読み出しおよび記録が可能になる。
このように、本実施形態によればICタグ40が密閉性の高いメータユニット内に収容されるので、屋外使用される車両に装着しても風雨の影響を受けることが無い。しかも、ICタグ40がメータパネル31の裏面に装着されるので紫外線の影響を受けにくいのみならず、メータパネル31を電波に対して透過性を有する樹脂材料で形成したので、無線通信の感度を低下させることなく上記した効果を発揮させることができる。
本実施形態によればICタグ40に車両IDを登録できるので、当該車両が不法投棄された際の所有者の特定が容易になるのみならず、当該車両が盗難されたときでも、その照合が容易になるので、盗難車両の発見が容易になり、盗難車両の不正輸出等を防止できる。
本実施形態によれば、ICタグ40に整備記録や修理記録を登録できるので、整備履歴や修理履歴の確認が可能になるのみならず、整備時や修理時に走行距離を登録するようにすれば、走行距離を偽造するためのメータ戻しの有無を確認できるようになる。本実施形態によれば、ICタグ40に保険契約の記録、納税記録あるいは車検証の内容を登録できるので、これらの照合が容易になる。
上記した実施形態ではICタグ40を樹脂モールドしたうえでメータパネル31の裏面に装着するものとして説明したが、樹脂製ケースの樹脂内に、インサート形成等の適宜の技術により埋設するようにしても良い。
上記した実施形態では、車両IDを含む各種の情報が全てICタグ40に登録されるものとして説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、図5に示した第2実施形態のように、ICタグ40には車両IDのみを登録しておき、その他の情報(以下、タグ情報と表現する)はネットワーク50上に設けられたホストサーバ51で管理し、車両IDを検索キーとしてサーバ51のデータベース(DB)52から適宜に読み出せるようにしても良い。
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図5において、ネットワーク50はインターネットに代表される広域ネットワークであり、当該ネットワーク50にはホストサーバ51が接続されている。ホストサーバ51にはデータベース52が接続されている。当該データベース52には、多数の車両に関して、そのリサイクル情報やマニフェスト制度において記載を義務付けられた情報、あるいは整備記録、修理記録、保険契約の記録、納税記録、当該車両の所有者情報など、前記第1実施形態では各車両のICタグ40に登録されていた情報が、タグ情報として車両IDで管理されて記憶されている。
前記ネットワーク50には更に、車両製造業者、車両販売店、修理・整備請負業者、リサイクル業者、廃棄物処理業者ごとに設置されたICタグ送受信端末53,54…が接続されており、各端末53,54はネットワーク50を介して前記ホストサーバ51およびそのデータベース52にアクセスできる。各端末53,54は、車両1に搭載されたICタグ40と無線通信し、当該ICタグ40に登録されている車両IDを呼び出すことができる。
図6は、上記した実施形態の動作を示したフローチャートであり、ここではホストサーバ51の動作を中心にして、本実施形態に係るICタグ搭載車両管理システムの動作を説明する。
例えば、修理・整備請負業者が車両1の整備を請け負うと、当該車両1のICタグ40に登録されている車両IDが端末53で読み取られ、この車両IDが各請負業者に固有の業者IDと共にネットワーク50上へ送信される。
ホストサーバ51は、この車両IDおよび業者IDをステップS1で受信すると、ステップS2では、この業者IDが当該サーバ51へのアクセスを許可された正規の既登録業者であるかが判別される。業者IDが既登録であればステップS3へ進み、前記車両IDを検索キーとしてデータベース52が検索する。
ステップS4では、当該車両IDに関して登録されている多数のタグ情報のうち、前記業者IDで特定される業者に対してアクセスが許可されたタグ情報のみが抽出され、ステップS5において前記端末53に宛てて送信される。前記車両整備を請け負った修理・整備請負業者は、前記抽出されたタグ情報を端末53の画面に表示して参照し、車両1に対して実施した整備内容に応じて、その一部は全てのタグ情報を更新する。ホストサーバ51では、更新内容をステップS6で受信すると、ステップS7において、データベース52に既登録のタグ情報を更新後のタグ情報と置換することでデータベース52を更新する。
このように、本実施形態によれば、車両1に搭載されるICタグ40には車両IDのみが登録され、他のタグ情報はホストサーバ51のデータベース52で集中管理されるので、ICタグ40の記憶容量を小さくできる。
以下、図面を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図7は、本発明を適用したスクータ型(鞍乗り型)自動二輪車の運転席から見た前方ハンドル廻りの外観斜視図である。
これらの図において、車体前部1のハンドル7は、ハンドル回転軸の頂部に固着され、ハンドル回転軸は、車体フレームのヘッドパイプ部に回動自在、軸方向移動不能に軸支され、その下端は、左右一対のフロントフォーク8に連結されて、前輪9Fが操向される。
ハンドル7の周囲は、メータユニット30とグリップ部分を除いた大部分がハンドルカバーによって覆われており、ハンドルカバーは、フロントハンドルカバー60とリアハンドルカバー61とにより構成される。
ハンドルカバーは、リアハンドルカバー61が、ハンドル7に固着された取り付け手段(図示されず)にボルト等によりネジ止めされ、フロントハンドルカバー60が、リアハンドルカバー61にボルト等によりネジ止めされるか、凸部と凹部との嵌合関係により固定されて、全体として、ハンドル7に固定、支持される。
フロントハンドルカバー60、リアハンドルカバー61内に埋設される形態、は、裏側に固着される形態で、図8に示すように、データ形式が統一されているIDコードの登録されたICタグ40が装着されている。車両前方の部品としてはフェンダー等にICタグ40を装着してもよい。車両の後方の部品にICタグ40を装着してもよい。具体的には、図1に示すナンバープレート取付部(ナンバープレート取付ステー)17やシート16の後方部、荷台、テールランプ等にICタグ40を装着する。シート16については、樹脂カバー類と同様に、シート16内に埋設される形態、は、裏側に固着される形態でICタグ40を装着してもよい。
以上の説明では、自動二輪車(原動機付き自転車も同様)の場合についてICタグの取り付け位置を示したが、自動二輪車以外にも、自転車やパーソナルウォータークラフト(PWC)や4輪バギー車などの鞍乗り型の乗り物において前方ハンドル7廻りの部品や後方ナンバープレート取付部17廻りの部品にICタグ40を設けるようにすることができる。
このような鞍乗り型の乗り物は、並列に複数並べて輸送・保管されるため、乗り物の側方からではなく、前方又は後方から携帯型のICタグ読取装置を向けられる。そうすると、鞍乗り型車両の前方ハンドル近傍や車体後方のナンバープレート近傍に装着されたICタグの出力する送受信電波が読取装置に遮蔽されずに届く。したがって、乗り物の中央のフロア部3廻りやボディカバー5及びセンタカバー6に装着するよりも読み取り距離が短くなり、電波状態がよいため、データ読み取りが容易になるとともに、ICタグ40や読取装置の電波出力を低減させることができるため、ICタグの小型化、読取装置の電波出力によるコスト削減を図ることができる。
ハンドル廻りやメータ廻り、フェンダー廻り、ナンバープレート取付部17、シート16の後方部、荷台、テールランプ等はもちろんのこと、ハンドルカバー60、リアハンドルカバー61、シート16等の中や裏側においても電磁波は透過するので、このように車両前方部品にICタグを取り付けることは、電磁波の信号を用いてICタグの記憶情報を読んだり書いたりするために好都合である。ICタグは、車両の製造から廃棄に至るまで車両に固着されるようにするが、ICタグをハンドルカバー60、リアハンドルカバー61、シート16内に設けることによってICタグが容易にはずれてしまうことがないという利点もある。
以下、図面を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図9は、同実施形態による車両管理システムの構成を示すブロック図である。図9において、符号210は車両情報管理サーバであり、この車両情報管理サーバ210は内部に制御部201(識別手段、情報出力手段、手配対象識別情報記憶手段、比較手段、所有者情報抽出手段、廃棄物管理票発行手段、投棄物品情報出力手段)と車両情報データベース202(物品情報記憶手段、部品構成情報記憶手段、所有者情報記憶手段、廃棄物処理情報記憶手段)とを備えている。220は、車両製造工場や車両の販売店や車両の修理工場や給油スタンドや車両の廃棄業者や税関や車両利用者宅などにそれぞれ設けられた端末である。端末220には必要に応じてICタグ読み書き装置(タグ情報読み取り手段)が接続されており、車両に設けられたICタグや車籍証明証に埋め込まれたICタグ内のメモリの情報を読み書きできる。廃棄業者には、廃棄物の排出を行う排出事業者と、排出された廃棄物を収集・運搬する収集・運搬事業者と、廃棄物の中間処理を行う中間処理事業者と、中間処理後の最終処理を行う最終処理事業者などが含まれる。221は、例えば車両利用者が保有する携帯端末である。230は、通信ネットワークを介していわゆるウェブインタフェースを用いて車両を販売するために設けられている車両販売ウェブサイトのサーバである。
280は通信ネットワークであり、車両情報管理サーバ210や端末220や携帯端末221や車両販売ウェブサイトのサーバ230は、この通信ネットワーク280を介して相互に通信することが可能となっている。携帯端末221は、携帯電話網281を介して通信ネットワーク280に接続できる。ここで、携帯電話網281と通信ネットワーク280とは、図示しないゲートウェイ装置等を介して接続されている。
車両情報管理サーバ210内において、車両情報データベース202は、各車両に関して、その車両が工場から出荷される段階から廃棄処分とされる段階までのライフサイクル全体にわたる管理情報を保持している。制御部201は、後述するように、端末220や携帯端末221や車両販売ウェブサイトのサーバ230などとデータのやり取りを行いながら、車両情報データベース202に格納されているデータを参照したり、車両情報データベース202にデータを書き込んだりする。
車両情報管理サーバ210や端末220や車両販売ウェブサイトのサーバ230は、コンピュータを用いて実現する。携帯端末221としては、携帯型電話端末(携帯電話端末あるいはPHS(登録商標、パーソナル・ハンディフォン・システム)端末)やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などを用いる。これらの各装置は、内部にCPU(中央処理装置)を備えている。これら各装置が行う処理の過程は、コンピュータプログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをCPUが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータに設けられたCPUが当該プログラムを実行するようにしても良い。
次に、本システムにおいて、車両を個々に識別するための手段について説明する。車両には、車両IDによって識別可能なICタグを設ける。このICタグ72内には、半導体メモリが内蔵されており、この半導体メモリには書き換え禁止領域と書き換え可能領域との両方が存在している。この書き換え禁止領域には、少なくとも車両を識別するための車両IDが予め書き込まれている。
ICタグ72の取り付け位置は、車両(自動2輪車、4輪車、自転車、パーソナルウォータークラフト(PWC)、4輪バギー車)などの乗り物において、例えば、シート内に設けることができる。シートは電磁波を通す樹脂部材でできているため、このようにシート内部にICタグを取り付けることは、電磁波の信号を用いてICタグの記憶情報を読んだり書いたりするために好都合である。鞍乗り型の乗り物では、通常、シートの上方を覆う金属製の屋根などがないため、例えば、給油スタンドや修理工場や道路上などにおいて車両の停止位置などの上方にICタグ読み書き装置を設置することもでき、好都合である。ICタグは、車両の製造から廃棄に至るまで車両に固着されるようにするが、ICタグをシート内に設けることによってICタグが容易にはずれてしまうことがないという利点もある。
金属製の屋根を有する乗用車やバスやトラックなど車両等の場合には、シート内にICタグを取り付けておいて、ハンディ型の読み書き装置を車両内部に持ち込むことによって、そのICタグの情報を読み書きする。あるいは、乗用車のフロントウィンドウ付近あるいはリアウィンドウ付近にICタグを取り付ける。例えば、ダッシュボード部分にICタグを取り付けて、車外上方などから、ICタグの読み書きするようにしても良い。ダッシュボード部分を構成する樹脂部材の中にICタグを取り付けるようにしても良い。
次に、本システムで用いる車籍証明証について説明する。図10は、車籍証明証券面の一例を示す概略図である。この図において、車籍証明証250は、車両毎に1枚発行される証明証であり、図示するように、その表面に、対象の車両の車種と年式(「モデル 2003」と表示)と製造番号と製造会社名とが記載されており、車両の写真が印刷又は貼付されている。符号72は、車籍証明証250内に埋め込まれているICタグである。このICタグ72内には、半導体メモリが内蔵されており、この半導体メモリには書き換え禁止領域と書き換え可能領域との両方が存在している。
この車籍証明証は、車両を製造する製造業者や車籍を管理する公的機関等によって発行されるものとする。この車籍証明証のサイズは、例えば、縦5.3センチメートル、横8.5センチメートルのクレジットカードサイズ程度で、その材質はプラスチック等とする。
次に、車両に設けられているICタグおよび車籍証明証250に埋め込まれているICタグ72が保持する情報について説明する。図11は、これらのICタグ内のメモリに記憶されているデータの構成を示す概略図である。図示するように、メモリ内には書き換え禁止領域と書き換え可能領域とが存在している。書き換え禁止領域は、例えば、ROM(リードオンリーメモリ)を用いることによって書き換え禁止とする。あるいは、ICタグが備える制御機能により、書き換え禁止領域を書き換えないように制御する。
書き換え禁止領域には、タグ種別コードと車両IDとが記憶されており、予備領域が設けられている。タグ種別コードは、当該ICタグが車両に設けられたICタグであるか車籍証明証に設けられたICタグであるかを判別するためのコード情報である。車両IDは、車両を個別に識別するためのコード情報である。
書き換え可能領域には、所有者データと、部品構成データと、車両履歴データと、廃棄物管理票発行データとが記憶されており、予備領域が設けられている。これら所有者データと部品構成データと車両履歴データと廃棄物管理票発行データは、後述するように、車両情報データベース202においても同様の情報が保持され管理されている。本システムでは、通信ネットワーク280を介して車両管理サーバ210と端末220とが通信可能となっているため、車両情報データベース202に記憶されているデータ(所有者データと部品構成データと車両履歴データと廃棄物管理票発行データ)とICタグに記憶されているデータ(所有者データと部品構成データと車両履歴データと廃棄物管理票発行データ)とは、必要に応じて適宜、同期的に更新される。ICタグの記憶容量には限りがあるため、車両情報データベース202にはこれらの各データのフルセットを持たせておき、ICタグにはこれらの各データのサブセットのみを持たせるようにしても良い。
次に、図12から図15までを参照しながら、車両情報データベース202が保持する各データについて説明する。但し、図12から図15までに示すデータは、車両毎に、ICタグ側にもその一部又は全部が保持されている。
図12は、車両情報データベースに含まれる所有者データのデータ構造を示す概略図である。図示するように、所有者データには、車両IDと対応付けられた所有者情報が含まれている。所有者情報とは、所有者の氏名、生年月日、住所等の情報である。
図13は、車両情報データベースに含まれる部品構成データのデータ構造を示す概略図である。図示する例のように、部品構成データは、車両毎(車両ID毎)にその部品構成に関する情報を木構造のデータとして保持しており、符号N1〜N7はこの木構造におけるノードである。ノードN1は、車両に対応しており、車両IDや車両登録日などのデータ項目を含む。この車両は、部品01、部品02、部品03、・・・から構成されており、これら各部品に関する情報は、それぞれ、ノードN2、ノードN6、ノードN7に格納されている。部品の構成は階層的になっている。例えば部品01は、部品01−01、部品01−02、部品01−03、・・・から構成されており、これら各部品に関する情報は、それぞれ、ノードN3、ノードN4、ノードN5に格納されている。ノードN2〜N7の各々は、部品の名称を表わす部品名、部品の種別を識別するための部品コード、部品個体毎に振られている部品製造番号、部品製造時のロットを表わす部品ロット番号、部品が製造された日を表わす部品製造日、部品が車両に取り付けられた日又は上位の部品に取り付けられた日を表わす部品取付日、部品を取り付けた理由(事象、例えば「新車製造」や「修理による交換」など)を表わす部品取り付け理由などのデータ項目が含まれている。
図13では、部品階層数が2階層の場合を例示しているが、階層数はいくつでも良い。
図14は、車両情報データベースに含まれる車両履歴データのデータ構造を示す概略図である。図示する例のように、車両履歴データは、車両毎(車両ID毎)にその履歴情報を保持しており、日付と履歴概略と詳細の各データ項目を少なくとも含んでいる。履歴概略の項目の値は、例えば、「新車製造」、「所有者登録」、「所有者変更」、「給油」、「修理」、「登録抹消」、「廃棄物管理票発行」などである。これらの履歴情報は、それぞれの事象が発生する都度、端末220において情報が発生する。その情報は、車両に設けられたICタグや車籍証明証のICタグに必要に応じて書き込まれるとともに、端末220から制御部201に伝達される。制御部201は、その伝達された情報に基づいてデータベースへの
書き込みを行う。
履歴概略が「新車製造」の場合には、製造会社名や工場名が詳細データとして書き込まれている。履歴概略が「所有者登録」の場合には、所有者名や所有者住所などが詳細データとして書き込まれている。履歴概略が「給油」の場合には、給油所を特定する情報や給油量や給油時点の走行距離計情報などが詳細データとして書き込まれている。履歴概略が「修理」の場合には、修理工場名や修理内容の情報などが詳細データとして書き込まれている。履歴概略が「所有者変更」の場合には、新たな所有者名やその新たな所有者の住所などが詳細データとして書き込まれている。
図15は、車両情報データベースに含まれる廃棄物管理票発行データの概略を示す。図示する例のように、廃棄物管理票発行データは、車両毎(車両ID毎)に、廃棄物管理票発行済フラグと廃棄物処理コードと排出事業者情報と収集・運搬事業者情報と中間処理事業者情報と最終処理事業者情報と、排出事業者の公開鍵と収集・運搬事業者の公開鍵と中間処理事業者の公開鍵と最終処理事業者の公開鍵などのデータ項目を含んでいる。廃棄物管理票発行済フラグは、既に廃棄物管理票(マニュフェスト)が発行されているか否かを表わす情報である。廃棄物処理コードは、廃棄物管理票が紙の形態で発行されているか電子的な形態で発行されているかを表わす情報である。各公開鍵に対応する秘密鍵は、各事業者のコンピュータによって保持されている。各段階の事業者(例えば中間処理事業者)は、その処理内容に応じて複数の事業者であっても良く、その場合には事業者毎の公開鍵情報がこの廃棄物管理票発行データ内に保持される。
図16は、車両情報管理サーバ210の制御部201が有する機能の一覧を示す概略図である。図示するように、本実施形態では、制御部201は、大別して、車両ライフサイクル管理系機能(a)と、手配系機能(b)と、廃棄・リサイクル系機能(c)とを有している。
詳細に言うと、車両ライフサイクル管理系機能には、(1)新規車両登録、(2)新車販売(所有者新規登録)、(3)輸入、(4)中古車移転(所有者変更登録)、(5)輸出、(6)車両登録情報抹消(排出事業者登録)、(7)給油、(8)修理などの各機能が含まれている。手配系機能には、(11)車両盗難手配、(12)特定車種・特定部品手配、(13)不法投棄車両管理などの各機能が含まれている。廃棄・リサイクル系機能には、(21)廃棄物管理票(マニュフェスト)発行、(22)排出管理、(23)収集・運搬管理、(24)中間処理管理、(25)最終処理管理などの各機能が含まれている。以下、各機能の概要について説明する。
(1)新規車両登録機能は、車両製造工場などの端末220から新規車両の車両IDや部品構成データなどを受信し、車両情報データベース202に新規車両のデータを登録する。このとき、車両に設けられるICタグや車籍証明証に埋め込まれるICタグなどに書き込む情報も同時に生成される。
(2)新車販売(所有者新規登録)機能は、販売店の端末220や車両販売ウェブサイトのサーバ230などから所有者の氏名・住所などのデータを受信し、車両情報データベース202の所有者データを登録する。
(3)輸入機能は、当該車両管理システムによる管理対象国(地域)からの輸入の場合には後述する中古車移転と同様の処理を行う。その他の国(地域)からの輸入の場合には、新たな車両として、その所有者データや部品構成データを登録するとともに、過去の履歴情報を車両履歴データとして登録する。輸入機能の処理に必要な機能は、例えば税関の端末220から受信する。
(4)中古車移転(所有者変更登録)機能は、中古車販売店の端末220などから移転後の所有者の氏名・住所などのデータを受信し、車両情報データベース202に新たな所有者のデータを登録するとともに、車両履歴データを追加する。
(5)輸出機能は、当該車両管理システムによる管理対象国(地域)への輸出の場合には前述の中古車移転と同様の処理を行う。その他の国(地域)への輸出の場合には、所有者データを更新又は抹消するとともに、輸出の記録を車両履歴データとして追加する。輸出機能の処理に必要な機能は、例えば税関の端末220から受信する。
(6)車両登録情報抹消(排出事業者登録)機能は、登録抹消を表わす情報を車両履歴データとして追加するとともに、廃棄物処理を請け負う第1の業者である排出事業者を車両情報データベース202に登録する処理を行う。
(7)給油機能は、給油スタンドの端末220から給油に関するデータ(給油量情報、走行距離計情報、給油地情報など)を受信し、これを車両履歴データとして登録する処理を行う。
(8)修理機能は、修理工場の端末220から修理に関するデータを受信し、これを車両履歴データとして登録する。修理において部品の交換等が行われた場合には、車両情報データベースの部品構成データの更新も行う。
(11)車両盗難手配機能は、車両の盗難などの場合に、当該車両IDによる盗難手配を行う。盗難手配の情報は、税関や修理工場や給油スタンドなどの端末220に伝えられる。例えば、給油スタンドにおいて、給油のために車両が停止する位置で車両に設けられたICタグから車両IDを読み取れるようにしておき、車両のICタグから読み取った車両IDと盗難手配情報の車両IDとを比較することができるようにする。比較の結果、両者が一致した場合には、自動的に給油を中断させ、当該給油スタンドの場所の情報を車両情報管理サーバ側に通知するようにしてもよい。これらにより、盗難車両の所在を比較的容易に把握することが可能となる。
(12)特定車種・特定部品手配機能は、例えば、特定ロットの部品の寿命が近付いてきた場合などに、車両情報データベース202の中の部品構成データを検索することによって該当部品を有している車両を特定し、その車両の所有者データを得る。これにより、所有者に対して部品交換等の案内を送ることが可能になる。車両履歴データの一部に、車検を受けた履歴や、タイヤなどの部品を交換した履歴や、メンテナンスあるいは点検などを行った履歴などを含めるようにしておき、この車両履歴データに基づいて、前回の車検・部品交換・点検などから所定期間経過したときに、次回の車検・部品交換・点検等の案内を送ることも可能になる。これらの案内は、所有者の住所宛てに郵送するようにしても良いし、所有者データとして電子メールアドレスを保持しておいてそのアドレス宛てに電子メールとして送るようにしても良い。部品の寿命の場合以外にも、例えばソフトウェアによる制御手段が組み込まれている部品において、そのソフトウェアの機能追加などのために所有者に対して案内を送るようにしても良い。
(13)不法投棄車両管理機能は、不法投棄された車両に関する情報を出力する。例えば、不法投棄された車両が発見された場合、投棄現場においてハンディ端末装置等(可搬型端末装置)を用いることによってその車両に設けられたICタグから車両IDを読み取る。この車両IDを車両IDを基に制御部201は、該当する車両の車両履歴データや所有者データを車両情報データベース202から読み出す。もしその車両が既に登録抹消されていて廃棄処理にまわっている場合には、後述する廃棄・リサイクル系の機能から車両情報データベース202に書かれたデータに基づいて、廃棄物処理の状況を追跡する。
次に廃棄・リサイクル系機能について説明する。図17は、廃棄・リサイクル系機能における処理とデータの流れを示す概略図である。図17において、排出管理、収集・運搬管理、中間処理管理、最終処理管理は、制御部201が有する機能である。この図で示す処理は、電子的な廃棄物管理票が既に発行されていることを前提とする。つまり、車両登録情報抹消の処理を行ったときに、連動して、廃棄物管理票発行の処理が行われ、電子データとしての廃棄物管理票(廃棄物管理票データ)が車両情報データベース202に記録されている。この廃棄物管理票データ内には車両IDが含まれており、この車両IDによって、廃棄物管理票データと車両情報データベース内の他のデータとを関連付ける。廃棄物管理票データを車両情報データベース202に保持する代わりに、車両情報管理サーバ210内の他の記憶領域あるいは他のコンピュータ内の磁気ディスク等の記録媒体(図示せず)に記録して保持するようにしても良い。
以下、図17の流れに沿って説明する。まず、制御部201が有する排出管理機能は、車両情報データベース202から廃棄対象の車両の車両IDを読み出し、排出情報(排出事業者に関する情報を含む)を付加する(ステップS110)。通信ネットワーク280を介してこの車両IDおよび排出情報を含む情報を排出事業者の端末220に送信し暗号化を依頼する。排出事業者側では排出事業者の秘密鍵でこの情報を暗号化してから制御部201の排出管理機能に返す。排出管理機能は、返送された暗号化後の情報を排出事業者情報として車両情報データベース202に書き込むとともに、排出事業者の公開鍵も車両情報データベース202に書き込む(ステップS111)。
次に、制御部201が有する収集・運搬管理機能は、車両情報データベース202から排出事業者情報を読み出し、収集・運搬情報(収集・運搬事業者に関する情報を含む)を付加する(ステップS120)。通信ネットワーク280を介してこの付加後の情報を収集・運搬事業者の端末220に送信し、暗号化を依頼する。収集・運搬事業者側では収集・運搬事業者の秘密鍵でこの情報を暗号化してから制御部201の収集・運搬管理機能に返す。収集・運搬管理機能は、返送された暗号化後の情報を収集・運搬事業者情報として車両情報データベース202に書き込むとともに、収集・運搬事業者の公開鍵も車両情報データベース202に書き込む(ステップS121)。
次に、制御部201が有する中間処理管理機能は、車両情報データベース202から収集・運搬事業者情報を読み出し、中間処理情報(中間処理事業者に関する情報を含む)を付加する(ステップS130)。通信ネットワーク280を介してこの付加後の情報を中間処理事業者の端末220に送信し、暗号化を依頼する。中間処理事業者側では中間処理事業者の秘密鍵でこの情報を暗号化してから制御部201の中間処理管理機能に返す。中間処理管理機能は、返送された暗号化後の情報を中間処理事業者情報として車両情報データベース202に書き込むとともに、中間処理事業者の公開鍵も車両情報データベース202に書き込む(ステップS131)。
次に、制御部201が有する最終処理管理機能は、車両情報データベース202から中間処理事業者情報を読み出し、最終処理情報(最終処理事業者に関する情報を含む)を付加する(ステップS140)。通信ネットワーク280を介してこの付加後の情報を最終処理事業者の端末220に送信し、暗号化を依頼する。最終処理事業者側では最終処理事業者の秘密鍵でこの情報を暗号化してから制御部201の最終処理管理機能に返す。最終処理管理機能は、返送された暗号化後の情報を最終処理事業者情報として車両情報データベース202に書き込むとともに、最終処理事業者の公開鍵も車両情報データベース202に書き込む(ステップS141)。
以上のように、廃棄物の処理の各段階に応じてステップS110からS141までの処理を行い廃棄物の情報を管理することにより、廃棄処理の状況に関する情報を一元的に管理できる。この情報は各事業者の秘密鍵で暗号化されているため、対応する公開鍵を用いて復号化することによって、確実にその事業者が付加した情報であることが保証でき、廃棄物処理の過程を正確に追跡するのに充分な情報を車両情報データベース内に保持できる。廃棄物処理に関する情報は、当該車両の車両IDと関連付けられており、その車両IDは、車籍証明証や車両そのものに設けられたICタグに書き込まれている車両IDと対応するため、廃棄物として処理対象となっている車両個体を確実に識別することができる。
図17の例では、排出事業者〜収集・運搬事業者〜中間処理事業者〜最終処理事業者の順に処理していくことを前提としているが、必ずしもこの順序でなくても良く、段階的に廃棄・リサイクル系の事業者の情報を暗号化しながら追加していけば良い。例えば、単一の事業者が例えば収集・運搬と中間処理の両方をまとめて行っていたり、中間処理が複数の事業者による複数の段階に分かれていたり、廃棄物を構成する物質等に応じて処理事業者が分かれたりしていても良い。
上述の車両情報管理サーバ210、端末220、携帯端末221、車両販売ウェブサイトのサーバ230などは内部に、コンピュータシステムを有している。上述した車両情報管理の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
以下、この発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明における前後左右等の向きの記載は車両における向きと同一のものとする。
図18は、この発明のICタグ搭載構造を適用した自動二輪車301を示す。本図に示すように、自動二輪車301の前輪302を軸支するフロントフォーク303はステアリングステム304を介して車体フレーム305の前端部に設けられたヘッドパイプ306に操舵可能に枢支される。ヘッドパイプ306からは車体フレーム305のメインフレーム307が斜め下後方に延び、その後端部が下方に屈曲してピボットプレート308に連なる。メインフレーム307の後部には斜め上後方に延びるシートフレーム309の前端部が接続される。
ピボットプレート308にはピボット軸311を介してスイングアーム313の基端部がスイング可能に取り付けられ、このスイングアーム313の先端部には後輪312が軸支される。スイングアーム313の基端側の上部にはクッションユニット314の上端部が取り付けられ、このクッションユニット314の下端部がリンク機構315を介してピボット軸311よりも下位置でピボットプレート308に連結される。
メインフレーム307の上方には燃料タンク317が、メインフレーム307の下方には水冷式直列四気筒型のエンジン318が各々搭載される。燃料タンク317の後方には運転者用のシート319及び後部搭乗者用のピリオンシート320が設けられる。ピボットプレート308の後部には運転者用のステップ321が取り付けられ、シートフレーム309の下部には後部搭乗者用のステップ322が取り付けられる。
フロントフォーク303の上端部にはハンドル323が取り付けられる。フロントフォーク303の下端部にはブレーキキャリパ324が取り付けられ、前輪302のハブ部にはブレーキキャリパ324に対応するブレーキディスク325が取り付けられて、自動二輪車301のフロントディスクブレーキ326が構成される。後輪312の右側には、フロントディスクブレーキ326と同様の構成のリアディスクブレーキが設けられる。
自動二輪車301の車体前部はフロントカウル327により覆われ、シート319下方両側はサイドカバー347により覆われ、シートフレーム309周辺はテールカウル348により覆われる。後輪312の左側にはドリブンスプロケット329が取り付けられ、このドリブンスプロケット329とエンジン318の後部左側に配設されたドライブスプロケット330とにドライブチェーン331が掛け回されて、エンジン318の駆動力が後輪312に伝達される。
エンジン318のシリンダ部332の後部には各気筒に対応する燃料供給装置(スロットルボディ)333が接続され、各燃料供給装置333はメインフレーム307と燃料タンク317との間に配置されたエアクリーナボックス334に接続される。シリンダ部332の前部には各気筒に対応する排気管335が接続され、この排気管335がシリンダ部332の前壁部から下方に向かって湾曲し、クランクケース336下方を通過した後にピボットプレート308後方で上方に向かって屈曲してシートフレーム309に支持されたサイレンサ337に接続される。排気管335の前方にはエンジン318冷却用のラジエータ338が配設される。
図19は、自動二輪車301の車体を後方から見た図である。テールランプ349の真下にはセンターアップ型のサイレンサ337が配置される。サイレンサ337の下方にはリアフェンダー346とライセンスプレート345が配置される。ICタグ340は、ライセンスプレート345あるいはその周辺に配置されており、高周波(RF,無線)リーダとICタグ340との間の読み出し及び書き込みに障害のない位置に配置される。このような位置にICタグ340を配置することによって、自動二輪車301から離間されたリーダからの送受信信号を容易にICタグ340に供給することができる。ライセンスプレート345の近傍であれば、テールカウル348、リアフェンダー346にICタグ340を配置しても発明の効果は全く同様なものとなる。
ここで、上記ICタグ340を各部品に取り付ける際は、まず、その部品が外装部品等の樹脂成形品である場合には、その成形時にICタグ340をインサートして一体に成形することが可能である。一方、ICタグ取り付け部品がエンジン系部品等のアルミニウムや鉄等の鋳造品である場合には、図20(a)に示すように、当該部品Pの外面にICタグ340に対応する凹部340aを設け、該凹部内にICタグ340を配置すると共に該ICタグ340全体を覆うように接着性樹脂Sを充填し、該樹脂を硬化させてICタグ340を部品内に一体に封入するようにすればよい。なお、図中符号Gは、ガラスエポキシ等の高透磁率磁性体を示す。
この構成によれば、樹脂は通常ICタグ340の電波に対する影響が少ないことから、ICタグ340に対する読み書き信号が封入樹脂を透過して良好な通信状態が維持されると共に、ICタグ340を確実に保持でき、かつ外的要因による剥がれや破損あるいは第三者の悪戯等からICタグ340を保護できる。また、部品Pが金属製である場合にも、ICタグ340下に高透磁率磁性体を配したことで、ICタグ340の電波の反射波が抑制されて良好な通信状態が維持される。
また、ICタグ取り付け部品がプレス部品等の鋼板加工品である場合には、図20(b)に示すように、当該部品P’の外面にICタグ340を接着剤や両面テープ等の粘着層Nで一体に貼付するようにしてもよい。さらに、図20(c)に示すように、ステッカーやラベル等の添付物Tが貼付される部品P”にICタグ340を取り付ける場合には、その添付物の下にICタグ340を配置してこれらを当該部品の外面に一体に貼付するようにしてもよい。
以下、ICタグ340を自動二輪車301の各部品に設けた例を図18を併せて参照して順次説明する。
図21(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品であるシリンダ部332のシリンダ332aにおいて、その一側のカムチェーン室351の外壁部外面にICタグ340を設けた例を示す。
上記カムチェーン室351は、シリンダ部332内のエンジンオイルがクランクケース336に戻る際の通路としても用いられ、かつその外壁部はシリンダ内壁からも離間しているため、冷却性が良好でかつエンジン熱の影響も受け難く、ICタグ340の耐久性や信頼性を向上できる。また、ICタグ340がシリンダ332aの外側面に位置することで、その通信にも有利な配置となる。またこのとき、ICタグ340がシリンダ332aにおけるインテーク側(図中IN側)に位置していれば、さらに熱的に有利な配置となる。なお、図示都合上、図21のシリンダ332aは自動二輪車301のものとは異なるものとした。
図22(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の主要部品であるシリンダ部332のシリンダヘッド332bにおいて、その一側のカムチェーン室352の外壁部外面にICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、上記同様に冷却性が良好でかつエンジン熱の影響も受け難く、しかも通信に有利なICタグ340の配置となる。またこのとき、ICタグ340がシリンダヘッド332bにおけるインテーク側(図中IN側)に位置していれば、さらに熱的に有利な配置となる。なお、図示都合上、図22のシリンダヘッド332bは自動二輪車301のものとは異なるものとした。
図23(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品であるクランクケース336において、その上壁部上面にICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、クランクケース336の下壁部にICタグ340を設けた場合と比べてその通信に有利な配置となる。また、クランクケース336の側壁部にICタグ340を設けた場合と比べて、外部との接触や衝突等の外的要因による影響を受け難く、かつ第三者に気付かれ難いことから悪戯による影響も受け難いため、ICタグ340の耐久性や信頼性を向上できる。またこのとき、ICタグ340がシリンダ部332から離間するべくクランクケース336の後側に位置していれば、熱的にも有利な配置となる。なお、図示都合上、図23のクランクケース336は自動二輪車301のものとは異なるものとした。また、図中符号Cはクランク軸線を示す。
図24(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品(内部部品)であるピストン353において、ピストンピン353aに略直交するピストン壁部353bの外面にICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、上記ピストン壁部353b両側に位置するスカート部353cにICタグ340を設ける場合と比べて、ピストンピン353aを中心としたピストン353の倒れによるシリンダ内壁との摩擦等の影響を受け難くなり、ICタグ340には良好な配置となる。またこのとき、ICタグ340がピストン353におけるインテーク側(図中IN側)に位置していれば、熱的にも有利な配置となる。
図25(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品(内部部品)であるコンロッド354において、その小端部354a及び大端部354bの間に渡る腕部354cの側面にICタグ340を設けた例を示す。
上記腕部354cの両側面には肉抜きが施され、該肉抜き部の底面が部品識別用の印字面として用いられると共にICタグ340の設置面としても用いられる。すなわち、ピストンやクランクシャフトからの荷重を受け難くなるだけでなく、ICタグ340を設け易くかつ認識し易くなるため、ICタグ340には良好な配置となる。
図26(a),(b),(c)は、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品(内部部品)であるクランクシャフト355において、そのクランクウェブ355aのクランクピン355b側の内側面、あるいはジャーナル355c側の外側面にICタグ340を設けた例を示す。
クランクウェブ355aのコンロッド側でもある内側面は、クランクピン355bが偏倚していることからICタグ340を設置可能な面積が広く、ICタグ340のレイアウト自由度が高まる。一方、クランクウェブ355aの外面側は、相対回転物であるコンロッドによる外乱の影響を受け難く、ICタグ340には良好な配置となる。
図27は、自動二輪車301のエンジン318のクランクケース336後部左側に取り付けられるドライブスプロケットカバー330aにおいて、その外側面にICタグ340を設けた例を示す。
上記ドライブスプロケットカバー330aは、ドライブスプロケット330周辺を側方から覆うもので、ICタグ340の設置面積が広くそのレイアウト自由度が高まる。また、ドライブスプロケットカバー330aは、ICタグ340の設置面積が広い反面、スプロケット回転音及びチェーン騒音を抑えるという点では不利となるが、その広面積部分の強度をICタグ340の設置により補うことで防音効果の向上が期待できる。さらに、ドライブスプロケットカバー330aが樹脂成形品あるいはダイキャスト品であれば、ICタグ340をインサートあるいは樹脂封入により一体に設け易くなる。
図28は、自動二輪車301のエンジン318のクランクケース336左側に取り付けられるクランクケース左カバー336aにおいて、その外側面にICタグ340を設けた例を示す。
上記クランクケース左カバー336aは、クランクシャフト左端周辺を側方から覆うもので、ICタグ340の設置面積が広くそのレイアウト自由度が高まる。また、クランクケース左カバー336aにおいて、ICタグ340を設置可能な広面積部分の強度をICタグ340の設置により補うことで、クランクシャフト等の回転音に対する防音効果の向上に寄与できる。さらに、クランクケース左カバー336aが樹脂成形品あるいはダイキャスト品であれば、ICタグ340をインサートあるいは樹脂封入により一体に設け易くなる。なお、図中符号Cはクランク軸線を示す。
図29は、自動二輪車301のエンジン318のクランクケース336右側に取り付けられるクランクケース右カバー336bにおいて、その外側面にICタグ340を設けた例を示す。
上記クランクケース右カバー336bは、クランクシャフト右端周辺を側方から覆うもので、ICタグ340の設置面積が広くそのレイアウト自由度が高まる。また、クランクケース右カバー336bにおいては、ICタグ340を設置可能な広面積部分の強度をICタグ340の設置により補うことで、クランクシャフト等の回転音に対する防音効果の向上に寄与できる。さらに、クランクケース右カバー336bが樹脂成形品あるいはダイキャスト品であれば、ICタグ340をインサートあるいは樹脂封入により一体に設け易くなる。なお、図中符号Cはクランク軸線を示す。
図30(a),(b)は、自動二輪車301のエンジン318の吸気系部品である燃料供給装置333(図示都合上、図30における燃料供給装置はキャブレターとした)において、そのボディ333aの外面にICタグ340を設けた例を示す。なお、図中EN側はエンジン側(前側)を、AC側はエアクリーナ側(後側)を示す。
上記ボディ333aは例えばアルミニウム鋳造品であり、その例えば左側壁部には、アクセルワイヤが係合する鋼板加工品であるスロットルドラム333bが設けられる。一方、ボディ333aの右側壁部には、チョークワイヤーが係合するチョーク機構333cが設けられる。なお、図中符号333dはスロットルセンサを示す。
上記ボディ333aのエンジン側の前壁部にICタグ340を設ける場合には、通常は吸気出口が吸気入口よりも縮径することから、ICタグ340を設置可能な面積が広くレイアウト自由度が高まる。一方、ボディ333aの後壁部にICタグ340を設ける場合には、該ICタグ340がエンジン318から離間することから熱的に有利な配置となる。さらに、ボディ333aの右側壁部にICタグ340を設ける場合には、該ICタグ340が本体外側面に位置することでその通信に有利となる上に、鋼板製のスロットルドラム333bと反対側に位置することで一層通信が良好になる。なお、自動二輪車301の燃料供給装置333はスロットルボディであるが、これに上記構成を適用した場合にも同様の作用効果を奏するものとする。
図31は、自動二輪車301のエンジン318の吸気系部品であるエアクリーナボックス334において、そのケーシング334aにICタグ340を設けた例を示す。
上記ケーシング334aはICタグ340を設置可能な面積が十分に広く、レイアウト自由度が大幅に高まる。またこのとき、ケーシング334aにおけるエアクリーナエレメント334bよりも上流側にICタグ340を設けることで、エンジン318から離間して熱的に有利な配置となる上、吸気(走行風)によりICタグ340が良好に冷却される。また、ケーシング334aが樹脂成形品であれば、ICタグ340をインサートして容易に一体化できる。なお、図中鎖線矢印は吸気の流れを示す。また、符号334cは、ケーシングに設置されるインジェクタを示す。
図32は、自動二輪車301のブレーキ系部品であるブレーキキャリパ324において、そのキャリパボディ324aの外面にICタグ340を設けた例を示す。
上記キャリパボディ324aは例えばアルミニウム鋳造品であり、そのシリンダ外側部324bやブレーキディスク325を跨ぐブリッジ部324cはICタグ340を設置可能な面積が広く、該外側部324bあるいはブリッジ部324cを利用することで、ICタグ340のレイアウト自由度が高まると共に通信にも有利な配置となる。また、重要保安部品であることからユーザーが直接メンテナンスする機械が少なく、ICタグ340には好適な配置となる。なお、ブレーキキャリパ324がフロントブレーキのものかリアブレーキのものか、あるいは対向ピストン型かフローティング型か等は問わない。
図33(a)は、自動二輪車301のブレーキ系部品であるフロントブレーキマスタシリンダ357において、そのボディ357aあるいはブレーキリザーバタンク357bの外面にICタグ340を設けた例を示す。
上記ボディ357a及びブレーキリザーバタンク357bは、例えば互いに一体に形成されたアルミニウム鋳造品であり、これらは通常は車両外観に露出しているため、これらの何れにICタグ340を設ける場合でもその通信に有利な配置となり、かつ重要保安部品であることでユーザーが直接メンテナンスする機会も少なく、ICタグ340に好適な配置となる。なお、フロントブレーキマスタシリンダ357とブレーキリザーバタンク357bとが別体である場合にも上記同様の作用効果を奏するものとする。
また、図33(b)は、同じく自動二輪車301のブレーキ系部品であるリアブレーキマスタシリンダ358において、そのボディ358aの外面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合にも、ICタグ340の通信に有利な配置となり、かつ重要保安部品であることでユーザーが直接メンテナンスする機会も少なく、ICタグ340に好適な配置となる。なお、リアブレーキマスタシリンダ358においても、ブレーキリザーバタンクが一体か否かは問わない。
図34は、自動二輪車301のブレーキ系部品であるABS(アンチロックブレーキシステム)モジュレータ(ブレーキ圧増減装置)359において、そのボディ外面にICタグ340を設けた例を示す。
ABSモジュレータ359は車体内部に設けられることが多く、かつユーザーが直接メンテナンスする機会も極めて少ないため、ICタグ340には非常に好適な配置となる。
図35は、自動二輪車301のブレーキ系部品であるブレーキホース360において、その内外層間にICタグ340を設けた例を示す。
上記ブレーキホース360は、内外のゴム層360a,360bの間にポリエステル等の繊維を編み込んだ補強層360cを設けてなり、その内外層360a,360b間に補強層360cと共にICタグ340を織り込むことで、ブレーキホース360の長手方向で任意の場所にICタグ340を設置可能となり、レイアウト自由度が高まると共にその存在を第三者に気付かれ難く、悪戯等の影響を効果的に防止できる。なお、上記ブレーキホース360は、その内層がPTFE(ポリテトラフロエラエチレン)、外層がステンレス線編組の低膨張タイプであってもよい。
図36は、自動二輪車301がドラムブレーキを備える場合において、そのブレーキ系部品であるブレーキパネル(バックプレート)361の外側にICタグ340を設けた例を示す。
上記ブレーキパネル361は通常はダイキャスト製であり、例えば一対のブレーキシュー361aを開作動可能に保持するもので、その外側面はICタグ340の設置面積が広く、そのレイアウト自由度を高めると共に通信にも有利な配置となる。なお、図中符号361bは、ブレーキ操作子と連係してブレーキシュー361aを開作動させるブレーキアームを示す。
図37は、自動二輪車301の後輪懸架系部品であるクッションユニット314において、そのクッションリザーバタンク314aの外面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合、ICタグ340の設置面積が広く、そのレイアウト自由度が高まる。また、上記クッションリザーバタンク314aがダイキャスト製のものであれば、ICタグ340封入用の凹部を形成し易くこれを一体に設け易くなる。
図38(a),(b)は、自動二輪車301の後輪懸架系部品であるスイングアーム313において、その各構成部材の外面にICタグ340を設けた例を示す。
具体的には、スイングアーム313のアーム本体313aの上面、スイングアーム313基端側(前端側)におけるアーム本体313aの外側面やクッションユニット314支持用の突部313bの外側面あるいは左右に渡るクロスメンバ313cの上面、あるいはアーム本体313aが補強フレーム313dを有する場合にはその外面の何れかにICタグ340を設けている。
このようにICタグ340をスイングアーム313の外面に設けることで、単にアーム本体313aの側面にICタグ340を設ける場合と比べてその存在が第三者に気付かれ難く、悪戯等の影響を効果的に防止できる。また、スイングアーム313の下面にICタグ340を設ける場合と比べて、その通信に有利な配置となる。さらに、スイングアーム313におけるダイキャスト製の部品にICタグ340を設けた場合には、これを容易に一体化できる。なお、スイングアーム313は、左右一対のアーム本体を有する両持ち型か左右何れか一本のアーム本体を有する片持ち型かは問わない。
図39(a),(b)は、自動二輪車301の前輪302又は後輪312のホイール362において、該ホイール362がリム部362a、スポーク部362b、ハブ部362cを例えばアルミニウム合金で一体に鋳造したキャストホイールである場合に、前記各部の何れかの外面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合も、ICタグ340をホイール362の外面に設けることで、その通信に有利な配置となる。
また、図39(c)は、自動二輪車301の前輪302又は後輪312のホイール363において、該ホイール363がリム部363aとハブ部363cとを多数のワイヤスポーク363bで連結したワイヤスポークホイールである場合に、そのハブ部363cの外側面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合、通常はダイキャスト製のハブ部363cがICタグ340の設置部品として好適であり、かつ該ICタグ340をハブ部363cの外側面に設けることで、その通信にも有利な配置となる。なお、リム部とハブ部とを例えば板状のスポーク部材で連結した組み立て構造式のホイールにも上記構成は適用可能である。
図40は、自動二輪車301の後輪312のホイールハブ部にダンパーラバーを介して係合するドリブンフランジ364において、その外側面にICタグ340を設けた例を示す。
上記ドリブンフランジ364は通常はダイキャスト製であり、その外側(左外側)にはドリブンスプロケット329が固定される。このドリブンフランジ364の外側面にICタグ340を設けることで、その通信に有利な配置となり、かつICタグ340を一体に設け易くなる。
図41は、自動二輪車301の前輪302又は後輪312のチューブレスタイヤ365において、そのトレッド部365a内にICタグ340を設けた例を示す。
上記トレッド部365aはサイドウォール部365bよりも高剛性であり、ICタグ340に加わるストレスも少ないため、その設置箇所として好適である。また、ICタグ340の存在を第三者に気付かれ難く、悪戯等の影響を効果的に防止できる。
図42は、自動二輪車301の前輪302又は後輪312のチューブ入りタイヤ365cにおいて、そのタイヤチューブ365d内にICタグ340を設けた例を示す。
この場合においても、ICタグ340の存在を第三者に気付かれ難く、悪戯等の影響を効果的に防止できる。
図43は、自動二輪車301の前輪懸架系部品であるテレスコピック式のフロントフォーク303において、そのアウターチューブ303aの外面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合、ICタグ340の設置面積が広く、そのレイアウト自由度が高まると共に通信にも有利な配置となる。また、上記アウターチューブ303aがダイキャスト製のものであれば、ICタグ340封入用の凹部を形成し易くこれを一体に設け易くなる。なお、図43のフロントフォーク303はアウターチューブ303aが下側(前輪302側)、インナーチューブ303bが上側(ステアリングステム304側)の正立型であるが、これがその上下を入れ替えた倒立型のものであってもよい。
図44は、自動二輪車301の前輪操舵系部品であるステアリングステム304のボトムブリッジ304aにおいて、その上面にICタグ340を設けた例を示す。
上記ボトムブリッジ304aの上面はICタグ340の設置面積が広く、そのレイアウト自由度が高まると共に通信にも有利な配置となる。また、ボトムブリッジ304aがダイキャスト製のものであれば、ICタグ340を一体に設け易くなる。なお、図中符号304bは、ヘッドパイプ306に回動自在に支持されるステアリングシャフトを示す。
図45は、自動二輪車301の前輪操舵系部品であるステアリングステム304のトップブリッジ304cにおいて、その上面にICタグ340を設けた例を示す。
この場合においても、トップブリッジ304cの上面はICタグ340の設置面積が広く、そのレイアウト自由度が高まると共に通信にも有利な配置となる。また、トップブリッジ304cがダイキャスト製のものであれば、ICタグ340を一体に設け易くなる。
図46は、自動二輪車301の車体フレーム305において、その各フレーム部材の外面にICタグ340を設けた例を示す。
具体的には、車体フレーム305のヘッドパイプ306の外側面、メインフレーム307の外側面、シートフレーム309の後端部上面、あるいは左右のフレーム部材に渡るクロスメンバ305aの上面の何れかにICタグ340を設けている。このようにICタグ340を車体フレーム305の外面に設けることで、該ICタグ340を半永久的に自動二輪車301に存在させることができる。なお、図示都合上、図46の車体フレーム305は自動二輪車301のものとは異なるもの(鋼管を主とするダブルクレードル型)としたが、これがアルミ合金製のツインチューブ型のものであれば、ICタグ340が車両外観に近接することで通信が良好になる。また、該車体フレームにおけるダイキャスト製の部品にICタグ340を設ける場合には、これらを容易に一体化できる。
図47は、自動二輪車301の燃料タンク317にICタグ340を設けた例を示す。
燃料タンク317は例えば鋼板加工品であり、かつ車両外観の一部を構成するもので、この燃料タンク317の外面にICタグ340を設けることで、その通信に有利な配置となる。このとき、燃料タンク317に貼付されるブランドマークやペットネーム等のステッカーやコーション等のラベル等の貼付物317aの下にICタグ340を配置してこれらを燃料タンク317に一体に貼付すれば、第三者にその存在を気付かれ難い配置を容易に実現できる。
また、燃料タンク317の車体への固定部317bは、通常はシートやカウル等で隠れることから、このような部位もICタグ340の配置に好適である。さらに、燃料タンク317の溶接フランジ317cの裏面側も、ICタグ340の配置に好適であるといえる。さらにまた、燃料タンク317がタンクカバー等で覆われる場合には、燃料タンク317の外面あるいはタンクカバーの内面に接着剤や両面テープ等でICタグ340を貼付するのみとしてもよい。なお、燃料タンク317が樹脂成形品である場合には、ICタグ340のインサート成形によりこれを一体化してもよい。
図48は、自動二輪車301の車体外観を構成する樹脂製のフロントカウル327、サイドカバー347、テールカウル348の何れかにICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、ICタグ340の電波が阻害されずその通信に良好な配置となると共に、ICタグ340の設置面積も十分に広いことからそのレイアウト自由度が大幅に高まる。また、ICタグ340のインサート成形によりこれを容易に一体化できると共に、ステッカーやラベルの下にICタグ340を設けることもできる。なお、第一実施形態の自動二輪車301と同様に、自動二輪車301においても、そのフロントカウル327内のメータユニット327b内にICタグ340を配置するようにしてもよい(図8参照)。
図49は、自動二輪車301のフロントフェンダ327aにICタグ340を設けた例を示す。
この場合、例えばフロントフェンダ327aの例えば前端部にICタグ340を設けることで、その通信に良好な配置となる。また、フロントフェンダ327aにおけるフロントフォーク303と側面視でラップする部位にICタグ340を設けることで、第三者による悪戯を効果的に防止できる。さらに、フロントフェンダ327aが樹脂成形品であれば、ICタグ340を容易に一体化できる。なお、フロントフェンダ327aは鋼板加工品であってもよい。
図50(a)は、自動二輪車301のバックミラー366において、そのミラー筐体366aにICタグ340を設けた例を示す。
この場合、ミラー筐体366aと共に車体上部でかつ側方に張り出した位置にICタグ340を配置することとなり、その通信には非常に有利な配置となる。またこのとき、ミラー筐体366aが樹脂成形品である場合には、ICタグ340をインサートして容易に一体化できる。
また、バックミラー366はそのステー366bが鋼材であるが、図50(b)に示すバックミラー367はそのステー367bが中空の樹脂成形品あるいはダイキャスト品であり、この場合には該ステー367bにICタグ340を一体に設けることも可能である。なお、バックミラー367におけるミラー筐体367aとステー367bとが一体か否かは問わない。
図51(a)は、自動二輪車301のシート319下の収納ボックス319aにICタグ340を設けた例を示す。
上記収納ボックス319aは例えば樹脂成形品であり、ICタグ340を容易に一体化できると共に通信にも良好な配置となる。また、収納ボックス319a(シート319)は施錠機構319bを備えており、該施錠可能な収納ボックス319aにICタグ340を設けることで、通信時にはICタグ340にアクセス可能とした上で、通常時には第三者によるアクセスを困難にして悪戯等を効果的に防止できる。
また、図51(b)は、第一実施形態で示したスクータ型の自動二輪車1におけるシート16下の収納ボックス(ヘルメットボックス)16aにICタグ340を設けた例を示す。
上記収納ボックス16aも樹脂成形品でかつ施錠機構16bを備えており、この収納ボックス16aにICタグ340を設けた場合にも、上記同様の作用効果を奏する。
図52(a)は、自動二輪車301のハンドルグリップ368にICタグ340を設けた例を示す。
上記ハンドルグリップ368は、その内層を樹脂製のスリーブ368aとし、これにゴム製のグリップ本体386bを一体に装着してなる。このようなハンドルグリップ368にICタグ340を設ける場合には、スリーブ368aとグリップ本体368bとの間にICタグ340を挟み込むかどちらかにインサートして一体に設ければよい。
また、図52(b)に示すハンドルグリップ369はゴム製の単一部品であり、このようなハンドルグリップ369にICタグ340を設ける場合には、該ハンドルグリップ369にICタグ340をインサートして一体に設ければよい。
図53(a),(b)は、自動二輪車301のサイレンサ337の支持ステー337aあるいはカバー337bにICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、サイレンサ本体337cにICタグ340を設ける場合と比べて熱的に有利な配置となる。また、第三者にICタグ340の存在が気付かれ難く、悪戯等の影響を効果的に防止できる。なお、図示都合上、図53のサイレンサ337は自動二輪車301のものとは異なるものとした。
図54は、自動二輪車301のエンジン318冷却用のラジエータ338において、そのラジエータコア338a両側の冷却水タンク338bの外面(外側面)にICタグ340を設けた例を示す。
この構成によれば、ICタグ340の冷却性が向上すると共に通信にも有利な配置となる。なお、ラジエータ338がクロスフロー型かバーチカルフロー型かは問わない。
以上説明したように、上記実施例によれば、自動二輪車301のエンジン318の主要機能部品にICタグ340を取り付けたことで、該ICタグ340が補修やメンテナンスで交換されてしまうおそれが少なくなるため、ICタグ340を半永久的に車両に存在させることができる。また、エンジン系部品の多くは鋳造品であり、ICタグ340取り付け用の凹部等を容易に形成することができるため、ICタグ340を容易に一体的に設けることができる。
また、上記実施例によれば、上記エンジン系部品に近い吸気系部品にICタグ340を取り付けたことで、該ICタグ340が補修やメンテナンスで取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグ340を長期に渡って車両に維持することができる。また、吸気系部品はエンジン熱の影響も少なくかつ冷却性も良好であるため、ICタグ340の耐久性等に有利な配置とすることができる。
また、上記実施例によれば、所定重要保安部品であるブレーキ系部品にICタグ340を取り付けたことで、ユーザーが直接メンテナンスする機会が少なく、ICタグ340が取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグ340の長期維持に好適な配置とすることができる。
また、上記実施例によれば、自動二輪車301の後輪懸架系部品にICタグ340を取り付けたことで、上記同様にユーザーが直接メンテナンスする機会が少なく、ICタグ340が取り外されるおそれが少なくなるため、ICタグ340の長期維持に好適な配置とすることができる。
さらに、上記実施例によれば、施錠機構を備える収納ボックスにICタグ340を取り付けたことで、第三者によるアクセス(悪戯等)を効果的に防止できると共に、収納ボックスは車両外観に露出しないことから、ユーザーによる補修やメンテナンスで交換される可能性も低いため、ICタグ340の長期維持に好適な配置とすることができる。また、収納ボックスの多くは樹脂成形品であり、ICタグ340取り付け用の凹部等を容易に形成できると共にICタグ340のインサート成形も可能となるため、該ICタグ340を容易に一体的に設けることができる。
上記実施形態においては、商品の具体例、商品情報の具体的なデータ構成については特に限定しなかったが、例えば、商品の具体例としては、輸送機器として、自動二輪車301以外の車両(乗用車、バス、トラック、自動二輪車、原動機付自転車、自転車、四輪バギー車など)あるいは航空機、船、ボート、ヨット、マリンバイクなどが考えられる。
商品の登録情報(車両の車籍情報、所有者の氏名、住所、電子メールアドレス等の情報など)又は履歴情報(製造、登録、所有者移転、給油、メンテナンス、点検、修理、部品交換、輸出入、登録抹消などの履歴情報)の少なくともいずれか一方の情報を商品の識別情報と関連付けて、外部コンピュータシステムのデータベース、あるいはICタグ内のメモリに書き込んでおき、識別情報に基づいて、当該商品個体に関する登録情報又は履歴情報を出力するように構成することで、出力された情報を人が確認することが可能となる。
本発明の第1実施形態としてのICタグ搭載車両の外観側面図である。 メータユニットの正面図である。 メータユニットの断面構造図である。 ICタグの主要部のブロック図である。 本発明の第2実施形態としてのICタグ搭載車両管理システムのブロック図である。 前記ICタグ搭載車両管理システムの動作を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態としてのICタグ搭載車両の前方ハンドル廻りを運転席から見た斜視図である。 前記前方ハンドル廻りの平面図である。 本発明の第4実施形態としての車両管理システムの構成図である。 車籍証明書の概略図である。 ICタグ内のメモリに記憶されているデータの構成図である。 所有者データのデータ構造図である。 部品構成データのデータ構造図である。 車両履歴データのデータ構造図である。 廃棄物管理票発行データのデータ構造図である。 車両情報管理サーバの制御部の機能一覧図である。 廃棄・リサイクル系機能における処理とデータのフローチャートである。 本発明の第5実施形態としての自動二輪車を左側から見た側面図である。 前記自動二輪車の後面図である。 (a)はICタグが樹脂封入された部品の断面図、(b)はICタグが貼付された部品の断面図、(c)はICタグが貼付物の下に配置された部品の断面図である。 (a)はエンジン系部品であるシリンダのヘッド側から見た平面図、(b)は(a)のA矢視図である。 (a)はエンジン系部品であるシリンダヘッドの平面図、(b)は(a)のB矢視図である。 (a)はエンジン系部品であるクランクケースの側面図、(b)は前記クランクケースの後面図である。 (a)はエンジン系部品であるピストンの側面図、(b)は(a)のD矢視図である。 (a)はエンジン系部品であるコンロッドの側面図、(b)は(a)のE矢視図である。 (a)はエンジン系部品であるクランクシャフトの軸線に沿う断面図、(b)は(a)のF矢視図、(c)は(a)のG矢視図である。 エンジンのドライブスプロケットカバーの側面図である。 エンジンのクランクケース左カバーの側面図である。 エンジンのクランクケース右カバーの側面図である。 (a)はエンジン吸気系部品である燃料供給装置の側面図、(b)は(a)のH矢視図である。 エンジン吸気系部品であるエアクリーナボックスの断面説明図である。 ブレーキ系部品であるブレーキキャリパの斜視図である。 (a)はブレーキ系部品であるフロントブレーキマスタシリンダの斜視図、(b)は同じくブレーキ系部品であるリアブレーキマスタシリンダの斜視図である。 ブレーキ系部品であるABSモジュレータの斜視図である。 ブレーキ系部品であるブレーキホースの構成を説明する斜視図である。 ブレーキ系部品であるブレーキパネルの斜視図である。 後輪懸架系部品であるクッションユニットの斜視図である。 (a)は後輪懸架系部品であるスイングアームの側面図、(b)は(a)のJ矢視図である。 (a)はキャストホイールを備える前輪又は後輪の斜視図、(b)は(a)のK断面図、(c)はワイヤスポークホイールを備える前輪又は後輪の斜視図である。 ドリブンフランジの斜視図である。 チューブレスタイヤの周方向に直交する断面図である。 チューブ入りタイヤの周方向に直行する断面図である。 前輪懸架系部品であるフロントフォークの斜視図である。 前輪操舵系部品であるボトムブリッジの斜視図である。 前輪操舵系部品であるトップブリッジの斜視図である。 車体フレームの斜視図である。 燃料タンクの斜視図である。 フロントカウル、サイドカバー、及びテールカウルの側面図である。 フロントフェンダの斜視図である。 (a)はステーが鋼材であるバックミラーの斜視図、(b)はステーが樹脂成形品あるいはダイキャスト品であるバックミラーの斜視図である。 (a)は図18に示す自動二輪車のシート下の収納ボックスの側面図、(b)は図1に示すスクータ型の自動二輪車のシート下の収納ボックスの側面図である。 (a)はスリーブを有するハンドルグリップの軸線に沿う断面図、(b)は単体のハンドルグリップの軸線に沿う断面図である。 (a)はサイレンサの斜視図、(b)は(a)のL断面図である。 ラジエータの斜視図である。
符号の説明
1,301 自動二輪車(車両)
16a,319a 収納ボックス
16b,319b 施錠機構
340 ICタグ
313 スイングアーム(後輪懸架系部品)
314 クッションユニット(後輪懸架系部品)
324 ブレーキキャリパ(ブレーキ系部品)
332a シリンダ(エンジンの主要機能部品)
332b シリンダヘッド(エンジンの主要機能部品)
333 燃料供給装置(吸気系部品)
334 エアクリーナボックス(吸気系部品)
336 クランクケース(エンジンの主要機能部品)
353 ピストン(エンジンの主要機能部品かつ内部部品)
354 コンロッド(エンジンの主要機能部品かつ内部部品)
355 クランクシャフト(エンジンの主要機能部品かつ内部部品)
357 フロントブレーキマスタシリンダ(ブレーキ系部品)
357b ブレーキリザーバタンク(ブレーキ系部品)
358 リアブレーキマスタシリンダ(ブレーキ系部品)
359 ABSモジュレータ(ブレーキ系部品)
360 ブレーキホース(ブレーキ系部品)
361 ブレーキパネル(ブレーキ系部品)

Claims (12)

  1. 所定の車両情報を登録したICタグの車両への搭載構造において、前記車両のエンジンの主要機能部品に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とするICタグ搭載構造。
  2. 前記エンジンの主要機能部品は、該エンジンの内部部品を含むことを特徴とする請求項1に記載のICタグ搭載構造。
  3. 前記エンジンの主要機能部品は、シリンダ、シリンダヘッド、クランクケースのどれかであることを特徴とする請求項1に記載のICタグ搭載構造。
  4. 前記エンジンの内部部品は、ピストン、コンロッド、クランクシャフトのどれかであることを特徴とする請求項2に記載のICタグ搭載構造。
  5. 所定の車両情報を登録したICタグの車両への搭載構造において、前記車両の吸気系部品に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とするICタグ搭載構造。
  6. 前記吸気系部品は、燃料供給装置、エアクリーナボックスのどれかであることを特徴とする請求項5に記載のICタグ搭載構造。
  7. 所定の車両情報を登録したICタグの車両への搭載構造において、前記車両のブレーキ系部品に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とするICタグ搭載構造。
  8. 前記ブレーキ系部品は、ブレ−キキャリパ、ブレーキマスタシリンダ、ブレーキリザーバタンク、ABSモジュレータ、ドラムブレーキパネル、ブレーキホースのどれかであることを特徴とする請求項7に記載のICタグ搭載構造。
  9. 所定の車両情報を登録したICタグの車両への搭載構造において、前記車両の後輪懸架系部品に、前記ICタグを取り付けたことを特徴とするICタグ搭載構造。
  10. 前記後輪懸架系部品は、スイングアーム、クッションユニットのどれかであることを特徴とする請求項9に記載のICタグ搭載構造。
  11. 所定の車両情報を登録したICタグの車両への搭載構造において、前記車両の収納ボックスに、前記ICタグを取り付けたことを特徴とするICタグ搭載構造。
  12. 前記収納ボックスが、施錠機構を備えることを特徴とする請求項11に記載のICタグ搭載構造。

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