JPH08495Y2 - エンジンの補強部材 - Google Patents
エンジンの補強部材Info
- Publication number
- JPH08495Y2 JPH08495Y2 JP414690U JP414690U JPH08495Y2 JP H08495 Y2 JPH08495 Y2 JP H08495Y2 JP 414690 U JP414690 U JP 414690U JP 414690 U JP414690 U JP 414690U JP H08495 Y2 JPH08495 Y2 JP H08495Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- oil pump
- water pump
- cylinder
- pump body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばV型エンジンのシリンダブロック
側のジャーナル部を補強するようなエンジンの補強部材
に関する。
側のジャーナル部を補強するようなエンジンの補強部材
に関する。
(従来技術) 従来、上述例のV型エンジンとしては例えば特開昭62
-93426号公報に記載のエンジンがある。
-93426号公報に記載のエンジンがある。
すなわち、V型エンジンの前側にクランクシャフトに
より駆動されるオイルポンプを配設すると共に、このオ
イルポンプの上方にウォータポンプを配設した構造であ
る。
より駆動されるオイルポンプを配設すると共に、このオ
イルポンプの上方にウォータポンプを配設した構造であ
る。
上述の構造においては一般にシリンダブロック側のジ
ャーナル部の前後にリブを一体形成して、該ジャーナル
部の変形を抑制する手段がとられている。
ャーナル部の前後にリブを一体形成して、該ジャーナル
部の変形を抑制する手段がとられている。
しかし、前端の気筒に対応するジャーナル部には補強
用リブを片側(後側)のみにしか形成することができな
いので、この前端のジャーナル部が前後方向に揺れやす
く、軸受けが焼付いたり或は振動がエンジンマウントを
介して車室内にゴロゴロ音となって伝わる等の問題点が
あった。
用リブを片側(後側)のみにしか形成することができな
いので、この前端のジャーナル部が前後方向に揺れやす
く、軸受けが焼付いたり或は振動がエンジンマウントを
介して車室内にゴロゴロ音となって伝わる等の問題点が
あった。
(考案の目的) この考案は、シリンダブロックにおける前端のジャー
ナル部の前後方向の振動を抑制し、軸受けの焼付き防止
および騒音低減を図ることができるエンジンの補強部材
の提供を目的とする。
ナル部の前後方向の振動を抑制し、軸受けの焼付き防止
および騒音低減を図ることができるエンジンの補強部材
の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、エンジン前側にクランクシャフトにより
駆動されるオイルポンプを配設し、上記オイルポンプの
上方にウォータポンプを配設したエンジンにおいて、上
記オイルポンプのボディと上記ウォータポンプのボディ
とをブラケットで上下方向に連結したエンジンの補強部
材であることを特徴とする。
駆動されるオイルポンプを配設し、上記オイルポンプの
上方にウォータポンプを配設したエンジンにおいて、上
記オイルポンプのボディと上記ウォータポンプのボディ
とをブラケットで上下方向に連結したエンジンの補強部
材であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述のオイルポンプボディとウォ
ータポンプボディとをブラケットで上下方向に連結した
ので、この連結構造体により、シリンダブロックにおけ
る前端のジャーナル部の前後方向の振動を抑制すること
ができる。
ータポンプボディとをブラケットで上下方向に連結した
ので、この連結構造体により、シリンダブロックにおけ
る前端のジャーナル部の前後方向の振動を抑制すること
ができる。
この結果、軸受けの焼付きを防止することができると
共に、騒音の低減を図ることができる効果がある。
共に、騒音の低減を図ることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はV型エンジンの補強部材を示し、第1図、第2
図において、一方側バンク1と他方側バンク2とをV字
状に配設したV型6気筒エンジン3を設け、このエンジ
ン3のシリンダブロック4の下部にドレンパン(図示せ
ず)を取付ける一方、クランクシャフト5の前側には、
このクランクシャフト5により駆動されるオイルポンプ
6を配設すると共に、上述のクランクシャフト5の前端
部にはクランクシャフトタイミングプーリ7とクランク
プーリ8とを同軸上に取付けている。
図において、一方側バンク1と他方側バンク2とをV字
状に配設したV型6気筒エンジン3を設け、このエンジ
ン3のシリンダブロック4の下部にドレンパン(図示せ
ず)を取付ける一方、クランクシャフト5の前側には、
このクランクシャフト5により駆動されるオイルポンプ
6を配設すると共に、上述のクランクシャフト5の前端
部にはクランクシャフトタイミングプーリ7とクランク
プーリ8とを同軸上に取付けている。
また、上述のオイルポンプ6の上方においてシリンダ
ブロック4の前側にはウォータポンプ9を配設してい
る。
ブロック4の前側にはウォータポンプ9を配設してい
る。
ここで、上述のオイルポンプ6は、オイルポンプボデ
ィ10とオイルポンプカバー11との間にアウタおよびイン
ナの各ロータ12を配設したトロコイドタイプのポンプで
ある。
ィ10とオイルポンプカバー11との間にアウタおよびイン
ナの各ロータ12を配設したトロコイドタイプのポンプで
ある。
一方、上述のウォータポンプ9は、ウォータポンプボ
ディ13内に、ポンププーリ14により駆動されるポンプシ
ャフト15を軸架し、このポンプシャフト15の内端にイン
ペラ(羽根車)16を取付けて、エンジン冷却水に圧力を
加えて強制的に循環させるうず巻き型のポンプである。
ディ13内に、ポンププーリ14により駆動されるポンプシ
ャフト15を軸架し、このポンプシャフト15の内端にイン
ペラ(羽根車)16を取付けて、エンジン冷却水に圧力を
加えて強制的に循環させるうず巻き型のポンプである。
ところで、シリンダブロック4の両バンク1,2のトッ
プデッキ4a,4b(第3図参照)には、シリンダヘッドを
介してシリンダヘッドカバーを取付けると共に、これら
両バンク1,2の動弁室には気筒列方向に沿ってカムシャ
フトを配設し、このカムシャフトの前端には第1図に示
すようにカムシャフトプーリ17,18を嵌合している。
プデッキ4a,4b(第3図参照)には、シリンダヘッドを
介してシリンダヘッドカバーを取付けると共に、これら
両バンク1,2の動弁室には気筒列方向に沿ってカムシャ
フトを配設し、このカムシャフトの前端には第1図に示
すようにカムシャフトプーリ17,18を嵌合している。
そして、これらの各カムシャフトプーリ17,18と上記
のクランクシャフトタイミングプーリ7との間にタイミ
ングベルト19を張架し、タイミングベルト・トレーンに
は2つのアイドラ20,21と、オートテンショナ22により
自動調整されるテンショナプーリ23とを配設して、タイ
ミングベルト19の張りを調整すべく構成している。
のクランクシャフトタイミングプーリ7との間にタイミ
ングベルト19を張架し、タイミングベルト・トレーンに
は2つのアイドラ20,21と、オートテンショナ22により
自動調整されるテンショナプーリ23とを配設して、タイ
ミングベルト19の張りを調整すべく構成している。
上述のオートテンショナ22はシリンダチューブ内にピ
ストンおよびピストンロッド24を配設すると共に、ヘッ
ド側室にスプリングを、またピストン背面にボール弁を
それぞれ取付け、ロッド中の通路を通るオイルにより温
間時、冷間時に対応して上述のピストンロッド24を没
入、突出させ、プーリブラケット25のボルトボス部26を
支点としてテンショナプーリ23を自動調整する。
ストンおよびピストンロッド24を配設すると共に、ヘッ
ド側室にスプリングを、またピストン背面にボール弁を
それぞれ取付け、ロッド中の通路を通るオイルにより温
間時、冷間時に対応して上述のピストンロッド24を没
入、突出させ、プーリブラケット25のボルトボス部26を
支点としてテンショナプーリ23を自動調整する。
上述のプーリブラケット25のボルトボス部26は第4図
の如く支持されている。
の如く支持されている。
すなわち、シリンダボア27を囲繞するシリンダライナ
28およびシリンダチューブ29の外周部にウォータジャケ
ット30を形成し、このウォータジャケット30を囲繞する
外壁31に、シリンダブロック4の前端面と面一状になる
ようにボス部31aを一体形成し、このボス部31aおよび外
壁31にネジ孔32を貫通形成している。
28およびシリンダチューブ29の外周部にウォータジャケ
ット30を形成し、このウォータジャケット30を囲繞する
外壁31に、シリンダブロック4の前端面と面一状になる
ようにボス部31aを一体形成し、このボス部31aおよび外
壁31にネジ孔32を貫通形成している。
そして、上述のネジ孔32に対して、締付け用の六角座
33を有するスタッドボルト34を植込み固定し、このスタ
ッドボルト34の突出部にカラー35を介して上述のプーリ
ブラケット25のボルトボス部26を配設した後に、スタッ
ドボルト34にナット36を螺合することで、プーリブラケ
ット25のボルトボス部26を支持している。
33を有するスタッドボルト34を植込み固定し、このスタ
ッドボルト34の突出部にカラー35を介して上述のプーリ
ブラケット25のボルトボス部26を配設した後に、スタッ
ドボルト34にナット36を螺合することで、プーリブラケ
ット25のボルトボス部26を支持している。
このように、上述のスタッドボルト34を用いること
で、外壁31内面の裏ボスを不要とし、ボルト軸力がシリ
ンダライナ28に直接付加されるのを防止して、ライナ変
形をなくすことができると共に、上述の六角座33により
軸力および面圧を確保すべく構成している。
で、外壁31内面の裏ボスを不要とし、ボルト軸力がシリ
ンダライナ28に直接付加されるのを防止して、ライナ変
形をなくすことができると共に、上述の六角座33により
軸力および面圧を確保すべく構成している。
ところで、第1図、第2図に示すように上述のオイル
ポンプボディ10とウォータポンプボディ13とを上下方向
に連結する断面略逆L字状のブラケット37を設け、ウォ
ータポンプボディ13に対する該ブラケット37の締結ポイ
ントを前方に、オイルポンプボディ10に対する該ブラケ
ット37の締結ポイントを後方に設定して、これら締結ポ
イントを前後方向にオフセットさせた状態で、上述のブ
ラケット37を各2本のボルト38,38,39,39を用いてウォ
ータポンプボディ13とオイルポンプボディ10とに連結固
定して、これら三者10,13,37でトラス連結構造体を構成
している。
ポンプボディ10とウォータポンプボディ13とを上下方向
に連結する断面略逆L字状のブラケット37を設け、ウォ
ータポンプボディ13に対する該ブラケット37の締結ポイ
ントを前方に、オイルポンプボディ10に対する該ブラケ
ット37の締結ポイントを後方に設定して、これら締結ポ
イントを前後方向にオフセットさせた状態で、上述のブ
ラケット37を各2本のボルト38,38,39,39を用いてウォ
ータポンプボディ13とオイルポンプボディ10とに連結固
定して、これら三者10,13,37でトラス連結構造体を構成
している。
このように、上述のオイルポンプボディ10とウォータ
ポンプボディ13とをブラケット37で上下方向に連結した
ので、この連結構造体によりシリンダブロック4におけ
る前端のジャーナル部4cの前後方向の振動を抑制するこ
とができる。
ポンプボディ13とをブラケット37で上下方向に連結した
ので、この連結構造体によりシリンダブロック4におけ
る前端のジャーナル部4cの前後方向の振動を抑制するこ
とができる。
しかも、実施例で示したように上述の連結構造体をト
ラス(truss)構造にすると、ジャーナル部4cの振動を
より一層効果的に抑制することができる。
ラス(truss)構造にすると、ジャーナル部4cの振動を
より一層効果的に抑制することができる。
この結果、軸受けの焼付きを防止することができると
共に、騒音の低減を図ることができる効果がある。
共に、騒音の低減を図ることができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のエンジンは、実施例のV型6気筒エンジン
3に対応し、 以下同様に、 オイルポンプのボディは、オイルポンプボディ10に対
応し、 ウォータポンプボディは、ウォータポンプボディ13に
対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
3に対応し、 以下同様に、 オイルポンプのボディは、オイルポンプボディ10に対
応し、 ウォータポンプボディは、ウォータポンプボディ13に
対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はV型6気筒エンジンの補強部材を示す正面図、 第2図は第1図の縦断面図、 第3図はシリンダブロックの正面図、 第4図はシリンダブロックの一方側バンクの平面図であ
る。 3……V型6気筒エンジン 5……クランクシャフト 6……オイルポンプ 9……ウォータポンプ 10……オイルポンプボディ 13……ウォータポンプボディ 37……ブラケット
る。 3……V型6気筒エンジン 5……クランクシャフト 6……オイルポンプ 9……ウォータポンプ 10……オイルポンプボディ 13……ウォータポンプボディ 37……ブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン前側にクランクシャフトにより駆
動されるオイルポンプを配設し、 上記オイルポンプの上方にウォータポンプを配設したエ
ンジンにおいて、 上記オイルポンプのボディと上記ウォータポンプのボデ
ィとをブラケットで上下方向に連結した エンジンの補強部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP414690U JPH08495Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | エンジンの補強部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP414690U JPH08495Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | エンジンの補強部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0395035U JPH0395035U (ja) | 1991-09-27 |
JPH08495Y2 true JPH08495Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31507909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP414690U Expired - Lifetime JPH08495Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | エンジンの補強部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08495Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4628867B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-02-09 | 本田技研工業株式会社 | Icタグ搭載構造 |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP414690U patent/JPH08495Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0395035U (ja) | 1991-09-27 |
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