JPH0716506Y2 - スラント型内燃機関の支持ブラケット装置 - Google Patents

スラント型内燃機関の支持ブラケット装置

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JPH0716506Y2
JPH0716506Y2 JP7935188U JP7935188U JPH0716506Y2 JP H0716506 Y2 JPH0716506 Y2 JP H0716506Y2 JP 7935188 U JP7935188 U JP 7935188U JP 7935188 U JP7935188 U JP 7935188U JP H0716506 Y2 JPH0716506 Y2 JP H0716506Y2
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
support bracket
type internal
slant type
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JP7935188U
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JPH023920U (ja
Inventor
浩 川村
明生 守屋
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダブロックにおけるシリンダボアの軸
線をクランク軸の方向から見て水平面に対して傾斜して
成るスラント型内燃機関を、キャブオーバー型の自動車
に搭載する場合における支持ブラケット装置に関するも
のである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
キャブオーバー型の自動車には、シリンダブロックにお
けるシリンダボアの軸線をクランク軸の方向から見て水
平面に対して傾斜して成るスラント型内燃機関を搭載す
ることは良く知られている。
このようにキャブオーバー型の自動車に搭載されるスラ
ント型内燃機関では、当該内燃機関に対する冷却水ポン
プ、発電機、スタータモータ及びクーラ用コンプレッサ
等のエンジン補機類を、これらの整備性を確保するため
にスラントした内燃機関の上面側の部位に配設する一
方、潤滑油の油量を点検するためのオイルレベルゲージ
も、スラントした内燃機関の上面側から抜き差しできる
ように構成する。
従って、従来のスラント型内燃機関では、その上面側に
おいて支持することができず、内燃機関における総ての
重量を、例えば、実開昭56−124527号公報又は実開昭56
−102724号公報等に記載されているように、内燃機関の
下面側において支持するように構成しているから、内燃
機関の振動幅が大きくなると共に、内燃機関に対する支
持ブラケットの取付け部に大きい力が集中して作用する
から、支持ブラケット及びその取付け部を著しく頑丈な
ものに構成しなければならず、重量の増大を招来するも
のであった。
また、内燃機関を、その上面側においても支持するとし
ても、当該上面側における支持ブラケットは、各種エン
ジン補機及びオイルレベルゲーシを避けるために、頑丈
なものに構成することができないのであった。
本考案は、この問題を解消することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、シリンダブロックに
おけるシリンダボアの軸線を、クランク軸の方向から見
て水平面に対して傾斜して成るスラント型内燃機関にお
いて、前記シリンダブロックの上面には、内燃機関にお
ける出力側である後側面と、出力側とは反対側の前側面
との略中間の部位に、支持ブラケットの基端を取付け、
該支持ブラケットの先端を、車体フレーム側のマウント
部材に支持する一方、前記支持ブラケットに、内燃機関
に対するオイルレベルゲージを、抜き差しできるように
した貫通孔を穿設する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
スラント型内燃機関の上面側に配設される各種エンジン
補機のうちスタータモータは、当該スタータモータにて
クランク軸を回転するために、内燃機関における出力側
である後側面に近い部位に配設される一方、各種エンジ
ン補機のうち冷却水ポンプ及び発電機並びにクーラ用コ
ンプレッサは、これらをクランク軸からの動力伝達によ
って回転駆動するために、前記後側面とは反対側の前側
面の近い部位に配設されるものであって、後側面に近い
部位に配設されるスタータモータと、前側面に近い部位
に配設される冷却水ポンプ及び発電機並びにクーラ用コ
ンプレッサとの間には、隙間が存在するものであるか
ら、前記のように、シリンダブロックの上面のうち内燃
機関における後側面と前側面との略中間の部位に、支持
ブラケットを取付けることにより、内燃機関を車体フレ
ームに対して、当該内燃機関における上面側において支
持することができるのである。
また、前記支持ブラケットに貫通孔を穿設して、この貫
通孔から、内燃機関に対するオイルレベルゲージを抜き
差しするように構成したから、内燃機関に対するオイル
レベルゲージのために、内燃機関をその上面側において
支持するための支持ブラケットを頑丈なものに構成する
ことができなくなる事態を回避できるのである。
従って本考案によると、スラント型内燃機関の上面側
に、各種エンジン補機及びオイルレベルゲージを配設し
た状態のもとで、スラント型内燃機関をその上面側にお
いても頑丈な支持ブラケットにて確実に支持することが
できるから、キャブオーバー型自動車に搭載されるスラ
ント型内燃機関の振動幅を小さくできると共に、内燃機
関の下面側に対する支持ブラケットの取付け部に大きい
力が集中することを回避できて、軽量化を図ることがで
きる効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明すると、図に
おいて符号1は、シリンダブロック2におけるシリンダ
ボアの軸線3を、クランク軸4の方向から見て水平面5
に対して適宜角度(θ)だけ傾斜したスラント型の内燃
機関を示し、該内燃機関1のシリンダブロック2におけ
る底部には、内燃機関1の上面側から抜き差しするよう
にしたオイルレベルゲージ7を備えたオイルパン6が締
結されている。
前記内燃機関1の上面側のうち後側面1aに近い部位に
は、クランク軸4の出力端におけるフライホイール8に
設けたリング歯車9に噛合するスタータモータ10が配設
され、また、内燃機関1の上面側のうち前側面1bに近い
部位には、クランク軸4の前端に取付くプーリ11からV
ベルト12にて動力伝達される冷却水ポンプ13、発電機14
及びクーラ用コンプレッサ15が配設されている。
そして、前記シリンダブロック2の上面には、内燃機関
1における後側面1aの前側面1bとの略中間の部位、つま
り、前記スタータモータ10と、冷却水ポンプ13及び発電
機14並びにクーラ用コンプレッサ15との間の部位に、支
持ブラケット16の基端を、ボルト17の締結にて取付ける
一方、この支持ブラケット16の他端を、車体フレーム
(図示せず)から突出したマウント部材18に対して、そ
の間に防振ゴム19を挟んでボルト20にて締結する。
そして、前記支持ブラケット16には、前記オイルレベル
ゲージ7を抜き差しできるようにした貫通孔21を穿設し
た構成にする。
なお、前記支持ブラケット16における貫通孔21の内周に
は、支持ブラケット16に貫通孔21を穿設したことのため
に当該支持ブラケット16の剛性が低下するのを防止する
目的で、リブ22が一体的に造形されている。また、図中
符号23は、内燃機関1を、その下面側において車体フレ
ーム側のマウント部材24に対して支持するための下部支
持ブラケットである。
前記のように構成すると、スラント型内燃機関1の上面
側に、スタータモータ10、冷却水ポンプ13、発電機14及
びクーラ用コンプレッサ15等のエンジン補機と、オイル
レベルゲージ7とを配設した状態のもとで、スラント型
内燃機関1における上面側を、支持ブラケット16にて支
持することができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面図、第2図
は平面図である。 1……スラント型内燃機関、1a……内燃機関の後側面、
1b……内燃機関の前側面、2……シリンダブロック、3
……シリンダボアの軸線、4……クランク軸、5……水
平面、6……オイルパン、7……オイルレベルゲージ、
10……スタータモータ、13……冷却水ポンプ、14……発
電機、15……クーラ用コンプレッサ、16……支持ブラケ
ット、21……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックにおけるシリンダボアの
    軸線を、クランク軸の方向から見て水平面に対して傾斜
    して成るスラント型内燃機関において、前記シリンダブ
    ロックの上面には、内燃機関における出力側である後側
    面と、出力側とは反対側の前側面との略中間の部位に、
    支持ブラケットの基端を取付け、該支持ブラケットの先
    端を、車体フレーム側のマウント部材に支持する一方、
    前記支持ブラケットに、内燃機関に対するオイルレベル
    ゲージを、抜き差しできるようにした貫通孔を穿設した
    ことを特徴とするスラント型内燃機関の支持ブラケット
    装置。
JP7935188U 1988-06-15 1988-06-15 スラント型内燃機関の支持ブラケット装置 Expired - Lifetime JPH0716506Y2 (ja)

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JP7935188U JPH0716506Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 スラント型内燃機関の支持ブラケット装置

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Publication Number Publication Date
JPH023920U JPH023920U (ja) 1990-01-11
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JP7935188U Expired - Lifetime JPH0716506Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 スラント型内燃機関の支持ブラケット装置

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JP2542849Y2 (ja) * 1992-03-16 1997-07-30 ダイハツ工業株式会社 車両用エンジンのマウント装置

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JPH023920U (ja) 1990-01-11

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