JP2528540Y2 - エンジンの補機取付装置 - Google Patents

エンジンの補機取付装置

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JP2528540Y2
JP2528540Y2 JP1988012054U JP1205488U JP2528540Y2 JP 2528540 Y2 JP2528540 Y2 JP 2528540Y2 JP 1988012054 U JP1988012054 U JP 1988012054U JP 1205488 U JP1205488 U JP 1205488U JP 2528540 Y2 JP2528540 Y2 JP 2528540Y2
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JP
Japan
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housing
pump
engine
cylinder block
boss
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JP1988012054U
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修 野崎
伸彦 田中
則男 湊
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダブロックのシリンダ列方向端面にポ
ンプハウジングを締着したエンジンの補機取付装置に関
する。
(従来技術) 従来、例えば実開昭62-90903号公報に記載されている
ように、シリンダブロックのシリンダ列方向端面にウォ
ータポンプ等のポンプハウジングを締着したエンジンが
知られている(同公報第1図参照)。該ポンプハウジン
グにはポンプ軸を支承する軸受部が形成され、通常、該
軸受部を中心に複数のリブが放射状に形成される。ま
た、ポンプ軸の突出端にはベルト駆動のためのプーリが
固定される。
ところで、エンジンの同じシリンダ列方向端面側にパ
ワーステアリング用オイルポンプ等を配設して、これら
補機をベルトによって駆動しようとする場合、従来は、
これら補機はエンジン本体に直接取り付けられるか、あ
るいはブラケットを介して取り付けられるのが普通であ
った。ところが、エンジンのシリンダ列方向端面には上
記ウォータポンプのポンプハウジングやタイミングベル
ト機構等があって、補機駆動のベルトラインをエンジン
本体に十分近づけられないのが普通であり、したがっ
て、エンジン本体に取り付けられる補機は、このベルト
ラインに合わせて大きくオーバーハングしたような形
で、あるいは長寸のブラケットを用いて取り付けること
が必要であった。そのため、これら補機の取付強度を確
保するためにはどうしてもエンジン重量が増大し、ま
た、不都合なレイアウトを余儀無くされる。また、とく
に、これら補機と上記ポンプハウジングのポンプ軸を同
じベルトで駆動する場合に、ポンプハウジングに支承さ
れたポンプ軸とエンジン本体側に取り付けられる補機と
の軸間距離の精度を高めることが難しいという問題もあ
る。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
ベルト駆動される補機の取付強度を、重量増大やレイア
ウト上の問題を招くことなく高めることができ、しか
も、ポンプハウジングに支承されたポンプ軸と補機との
軸間距離の精度を高めることのできるエンジンの補機取
付装置を得ることを目的としている。
(考案の構成) 本考案は、シリンダブロックのシリンダ列方向端面に
ポンプハウジングが締着されているエンジンにおいて
は、このポンプハウジングに補機を取り付けるのが、レ
イアウトの点でも、またポンプ軸との軸間距離の精度の
点でも有利であることに着目し、ポンプハウジングに補
機を取り付ける際の取付強度を重量の増大を招くことな
く確保する手段を見い出したものであって、その構成は
つぎのとおりである。すなわち、本考案に係るエンジン
の補機取付装置は、シリンダブロックのシリンダ列方向
端面にクランク軸の動力をカム軸に伝達する伝達手段を
配置するとともに、該端面における前記伝達手段の側方
にベルト駆動されるポンプのハウジングを締着したエン
ジンにおいて、前記ポンプのハウジングに、ポンプ軸を
支承する軸受ボス部から外方に放射状に延びる複数のリ
ブを設けるとともに、前記ハウジングに設けた前記軸受
ボス部から側方部に直線的に放射状に延びるリブの先端
に、好ましくは前記ハウジングの前記シリンダブロック
への締着部とは異なる部位に延びるリブの先端に、補機
取付用ボスを設けたことを特徴としている。
(作用) ハウジングには軸受ボス部から放射状に延びる複数の
リブが設けられているため、ポンプの軸剛性が高まり、
したがって、ポンプ軸の振れが小さくなる。また、補機
取付用ボスは、このようにリブによって補強された剛性
の高いハウジングの側方部に設けられ、しかも、軸受ボ
ス部から直線的に放射状に延びるリブの先端にあって該
リブにより軸受ボス部に直接連結された格好であるの
で、補機取付のための十分な剛性を備える。したがっ
て、この補機取付用ボスを利用して取り付けられる補機
は、十分に取付強度が確保され、またポンプ軸との軸間
距離の精度が保たれる。しかも、放射状のリブを効率良
く活用した構造であるため、ハウジングの寸法や重量の
増大は最小限に抑えられる。また、このようにポンプの
ハウジングに設けた取付用ボスを利用して補機を取り付
けるため、補機をブラケットを介してエンジン本体に取
り付ける場合のようにシリンダブロック側から大きく張
り出す長寸のブラケットを設ける必要がない。したがっ
て、補機取付強度の確保が容易となって補機取付装置が
軽量化され、また、レイアウトが容易となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、パワーステアリング用オイルポンプを取り
付けるために適用した本考案の一実施例を示す全体図で
ある。
この実施例において、シリンダブロック1の下部端面
にはクランクケースカバー2が装着されており、該クラ
ンクケースカバー2の中央部に突出するクランク軸端部
3にクランクプーリ4が装着されている。
また、クランクケースカバー2装着位置上方のシリン
ダブロック1端面には、タイミングベルト室を形成する
ケース5が装着されている。ケース5はポンプハウジン
グを兼ねるものであって、一側方にウォータポンプのイ
ンペラ軸を支承する軸受ボス部6が形成されており、該
軸受ボス部6からポンプハウジング部の外周に向けて放
射状にリブ7a,7b,7c,7d,7e,7f,7gが設けられている。そ
して、ポンプハウジング部外周縁部には、ケース5をシ
リンダブロック1にボルト固定するとともにポンプ室の
シール性を高めるための複数のボス部8a,8b,8c,8dが形
成されている。また、側方部に延びる二つのリブ7a,7b
の先端には、補機取付用ボス9a,9bが形成されている。
軸受ボス部6からこれら補機取付用ボス9a,9bまで延び
るリブ7a,7bは、全長にわたって高さが維持されてお
り、これによって補機取付用ボス9a,9bの結合剛性が高
められている。一方、これら二つ以外のリブ7c〜7gは、
軸受ボス部6から外方に行くにつれしだいに高さを減ず
るような形状とされている。ケース5の上下対角線上の
位置には、上側にアイドラープーリ10が、また下側にテ
ンショナプーリ11が配設されている。また、シリンダヘ
ッド12の上部端面には、吸気カム側および排気カム側の
二つのカムプーリ13,14が設けられ、これらカムプーリ1
3,14と上記クランクプーリ4との間に一本のタイミング
ベルト15が張設されてある。アイドラープーリ10は、タ
イミングベルト15の張り側にあって該タイミングベルト
15に外側から当接する。また、テンショナプーリ11は、
タイミングベルト15の緩み側にあって偏心軸支され、ス
プリング16により付勢されてやはり外側からタイミング
ベルト15に当接する。ケース5およびクランクケースカ
バー2には、これら二つの中間プーリおよびタイミング
ベルトを取り囲むようにベルトカバーの合わせ面17,18
が形成されている。ケース5には、上記ポンプハウジン
グ部側のボス部8a〜8dのほかに反対側にもう一つのボス
部19が設けられている。そして、ケース5は、これらボ
ス部8a〜8d,19を貫通するボルト20によってシリンダブ
ロック1に締着されている。
補機取付用ボス9a,9bには、補機取付用の下部ブラケ
ット21が固定される。そして、この下部ブラケット21
と、シリンダヘッド12に固定される上部ブラケット22に
よって、パワーステアリング用のオイルポンプ23が取り
付けられる。
第2図に示すように、下部ブラケット21は補機取付用
ボス9a,9bにボルト24で固定される。オイルポンプ23
は、前端部と後端部に固定の取付ステー25とが、上部ブ
ラケット22の取付ボス部に通しボルト26を用いて枢着さ
れ、さらに、取付部下端が下部ブラケット21にボルト27
で締着されることによって所定位置に支持される。オイ
ルポンプ23の前面に設けられる駆動用プーリ28は、図示
しないウォータポンプ駆動用プーリと同じ軸方向位置に
あって、これら両プーリが一本のVベルト29によって駆
動される。オイルポンプ23はこのようにウォータポンプ
のハウジングを兼ねるケース5に取り付けられているた
め、両ポンプの軸間距離の精度が保ち易い。下部ブラケ
ット21へのオイルポンプ23の取付点は、第1図に示す上
部ブラケット22への取付点を中心とした弧状の孔30に沿
って移動させることができ、それによってVベルトの張
力が調整される。
なお、この実施例ではパワステ用オイルポンプを取り
付けるものについて説明したが、本考案は、勿論他の補
機の取り付けに対しても適用することができる。それら
補機は、上記実施例のようにウォータポンプ駆動のVベ
ルトを共掛けして駆動するようなものに限らない。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、ベルト駆
動される補機の取付強度を、重量の増大やレイアウト上
の問題を招くことなく高めることができる。また、ポン
プハウジングに支承されたポンプ軸と補機との軸間距離
の精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体図、第2図は同要部側
面図である。 1:シリンダブロック、5:ケース、6:軸受ボス部、7a,7b,
7c,7d,7e,7f,7g:リブ、9a,9b:補機取付用ボス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−53862(JP,U) 実開 昭59−163305(JP,U) 実開 昭61−192357(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのシリンダ列方向端面に
    クランク軸の動力をカム軸に伝達する伝達手段を配置す
    るとともに、該端面における前記伝達手段の側方にベル
    ト駆動されるポンプのハウジングを締着したエンジンに
    おいて、前記ポンプのハウジングに、ポンプ軸を支承す
    る軸受ボス部から外方に放射状に延びる複数のリブを設
    けるとともに、前記ハウジングに設けた前記軸受ボス部
    から側方部に直線的に放射状に延びるリブの先端に補機
    取付用ボスを設けたことを特徴とするエンジンの補機取
    付装置。
  2. 【請求項2】前記補機取付用ボスを先端に設けるリブ
    は、前記ハウジングの前記シリンダブロックへの締着部
    とは異なる部位に延びるリブであるエンジンの補機取付
    装置。
JP1988012054U 1988-01-30 1988-01-30 エンジンの補機取付装置 Expired - Lifetime JP2528540Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2509771Y2 (ja) * 1989-08-10 1996-09-04 マツダ株式会社 エンジンのベルトケ―スシ―ル構造
JP2506921Y2 (ja) * 1989-08-31 1996-08-14 本田技研工業株式会社 内燃機関のオイルパン
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