JP3096182B2 - エンジンのマウント構造 - Google Patents
エンジンのマウント構造Info
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ＦＦ（前部
機関前輪駆動）タイプで、かつ横置きＶ型ＤＯＨＣ（ダ
ブル・オーバヘッド・カムシャフト）のエンジンのマウ
ント構造に関する。
機関前輪駆動）タイプで、かつ横置きＶ型ＤＯＨＣ（ダ
ブル・オーバヘッド・カムシャフト）のエンジンのマウ
ント構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、エンジンおよびトランスミッシ
ョンが一体的に組付けれたパワープラント（power plan
t ）は合計３個のエンジンマウントブラケットを用いて
車体にマウントされる。このようなエンジンのマウント
構造としては例えば実開平２−５２９４５号公報に記載
の如く、シリンダブロックに対してエンジンマウントブ
ラケットとウオータポンプケースとを共締めし、上述の
エンジンマウントブラケットを、タイミングベルトカバ
ーの内部から同カバーの開口部を介してタイミングベル
トカバーの外部へ突出させた構造である。
ョンが一体的に組付けれたパワープラント（power plan
t ）は合計３個のエンジンマウントブラケットを用いて
車体にマウントされる。このようなエンジンのマウント
構造としては例えば実開平２−５２９４５号公報に記載
の如く、シリンダブロックに対してエンジンマウントブ
ラケットとウオータポンプケースとを共締めし、上述の
エンジンマウントブラケットを、タイミングベルトカバ
ーの内部から同カバーの開口部を介してタイミングベル
トカバーの外部へ突出させた構造である。
【０００３】このように、タイミングベルトによりカム
シャフトを駆動するタイプのエンジンにおいては、タイ
ミングベルトカバーを突出した状態で上述のエンジンマ
ウントブラケットを取付けることが可能であるが、カム
シャフトをチェーンで駆動するタイプのエンジンにおい
てはチェーンカバー内がオイル室に設定される関係上、
充分なシール構造が要請され、エンジンマウントブラケ
ットを、チェーンカバーを突出した状態で取付けること
は好ましくない。
シャフトを駆動するタイプのエンジンにおいては、タイ
ミングベルトカバーを突出した状態で上述のエンジンマ
ウントブラケットを取付けることが可能であるが、カム
シャフトをチェーンで駆動するタイプのエンジンにおい
てはチェーンカバー内がオイル室に設定される関係上、
充分なシール構造が要請され、エンジンマウントブラケ
ットを、チェーンカバーを突出した状態で取付けること
は好ましくない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項１記
載の発明は、エンジンマウントブラケットがチェーンカ
バーを突出することなく、シール性の確保を図ることが
できるのは勿論、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンにおいて
エンジンマウントブラケットの取付けスペースを確保す
ることができ、かつシリンダブロックとシリンダヘッド
との締結剛性の向上を図ることができるエンジンのマウ
ント構造の提供を目的とする。
載の発明は、エンジンマウントブラケットがチェーンカ
バーを突出することなく、シール性の確保を図ることが
できるのは勿論、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンにおいて
エンジンマウントブラケットの取付けスペースを確保す
ることができ、かつシリンダブロックとシリンダヘッド
との締結剛性の向上を図ることができるエンジンのマウ
ント構造の提供を目的とする。
【０００５】この発明の請求項２記載の発明は、上記請
求項１記載の発明の目的と併せて、シリンダブロックと
シリンダヘッドとの両者を締結するヘッドボルトが一方
側バンクのものに対して他方側バンクのものが奥方にオ
フセットされたＶ型エンジンにおいて、該ヘッドボルト
によるバンク端部の締結力が他方側バンクにおいて弱い
傾向にあるのを、上述のエンジンマウントブラケットの
取付けにより充分補強することができるエンジンのマウ
ント構造の提供を目的とする。
求項１記載の発明の目的と併せて、シリンダブロックと
シリンダヘッドとの両者を締結するヘッドボルトが一方
側バンクのものに対して他方側バンクのものが奥方にオ
フセットされたＶ型エンジンにおいて、該ヘッドボルト
によるバンク端部の締結力が他方側バンクにおいて弱い
傾向にあるのを、上述のエンジンマウントブラケットの
取付けにより充分補強することができるエンジンのマウ
ント構造の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１記載
の発明は、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウント構造
であって、一方側バンクの吸気カムシャフトに固定され
た第１スプロケットと、他方側バンクの排気カムシャフ
トに固定された第２スプロケットと、クランクシャフト
に固定された第３スプロケットとにチェーンが巻き掛け
られ、上記チェーンを覆うチェーンカバーを設け、２つ
の締結部が他方側バンクの吸気カムシャフト端の下方に
おけるチェーンカバー外側に位置するエンジンマウント
ブラケットを上記両バンク間に配置し、上記エンジンマ
ウントブラケットの下部がシリンダブロックに対してチ
ェーンカバーのブロック側と共締めされると共に、他方
側バンクの吸気カムシャフト下方のシリンダヘッドに対
してエンジンマウントブラケットの上部がチェーンカバ
ーのヘッド側と共締めされたエンジンのマウント構造で
あることを特徴とする。
の発明は、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウント構造
であって、一方側バンクの吸気カムシャフトに固定され
た第１スプロケットと、他方側バンクの排気カムシャフ
トに固定された第２スプロケットと、クランクシャフト
に固定された第３スプロケットとにチェーンが巻き掛け
られ、上記チェーンを覆うチェーンカバーを設け、２つ
の締結部が他方側バンクの吸気カムシャフト端の下方に
おけるチェーンカバー外側に位置するエンジンマウント
ブラケットを上記両バンク間に配置し、上記エンジンマ
ウントブラケットの下部がシリンダブロックに対してチ
ェーンカバーのブロック側と共締めされると共に、他方
側バンクの吸気カムシャフト下方のシリンダヘッドに対
してエンジンマウントブラケットの上部がチェーンカバ
ーのヘッド側と共締めされたエンジンのマウント構造で
あることを特徴とする。
【０００７】この発明の請求項２記載の発明は、上記請
求項１記載の発明の構成と併せて、上記他方側バンクの
シリンダボアは一方側バンクのシリンダボアに対してリ
ヤ側にオフセットされているエンジンのマウント構造で
あることを特徴とする。
求項１記載の発明の構成と併せて、上記他方側バンクの
シリンダボアは一方側バンクのシリンダボアに対してリ
ヤ側にオフセットされているエンジンのマウント構造で
あることを特徴とする。
【０００８】
【発明の効果】この発明の請求項１記載の発明によれ
ば、エンジンマウントブラケットをチェーンカバー外側
に位置させたので、内部がオイル室に設定されるチェー
ンカバーのシール性を確保することができる効果があ
る。しかも、上述のエンジンマウントブラケットは他方
側バンクの吸気カムシャフト端下方に配置、換言すれば
他方側バンクにおいてスプロケットが取付けられず、出
っ張りがない余剰スペースを有効利用して配置したの
で、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンにおいてエンジンマウ
ントブラケットの取付けスペースを確保することができ
る効果がある。
ば、エンジンマウントブラケットをチェーンカバー外側
に位置させたので、内部がオイル室に設定されるチェー
ンカバーのシール性を確保することができる効果があ
る。しかも、上述のエンジンマウントブラケットは他方
側バンクの吸気カムシャフト端下方に配置、換言すれば
他方側バンクにおいてスプロケットが取付けられず、出
っ張りがない余剰スペースを有効利用して配置したの
で、横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンにおいてエンジンマウ
ントブラケットの取付けスペースを確保することができ
る効果がある。
【０００９】加えて、上述のエンジンマウントブラケッ
トの下部をシリンダブロックに対してチェーンカバーの
ブロック側と共締めすると共に、エンジンマウントブラ
ケットの上部を他方側バンクにおける吸気カムシャフト
下方のシリンダヘッドに対してチェーンカバーのヘッド
側と共締めしたので、このエンジンマウントブラケット
の共締め構造により上述のシリンダブロックとシリンダ
ヘッドとの締結剛性の向上を図ることができる効果があ
る。
トの下部をシリンダブロックに対してチェーンカバーの
ブロック側と共締めすると共に、エンジンマウントブラ
ケットの上部を他方側バンクにおける吸気カムシャフト
下方のシリンダヘッドに対してチェーンカバーのヘッド
側と共締めしたので、このエンジンマウントブラケット
の共締め構造により上述のシリンダブロックとシリンダ
ヘッドとの締結剛性の向上を図ることができる効果があ
る。
【００１０】この発明の請求項２記載の発明によれば、
上記請求項１記載の発明の効果と併せて、他方側バンク
のシリンダボアが一方側バンクのシリンダボアに対して
リヤ側にオフセットされたＶ型エンジンでは、シリンダ
ブロックとシリンダヘッドとを締結するヘッドボルトは
一方側バンクのものに対して他方側バンクのものが奥方
にオフセットされ、この他方側バンクにおけるヘッドボ
ルトによるシリンダブロックとシリンダヘッドとのバン
ク端部の締結力が一方側バンクのそれと比較して弱い傾
向にあるのを、上述のエンジンマウントブラケットの取
付けにより充分補強することができる効果がある。
上記請求項１記載の発明の効果と併せて、他方側バンク
のシリンダボアが一方側バンクのシリンダボアに対して
リヤ側にオフセットされたＶ型エンジンでは、シリンダ
ブロックとシリンダヘッドとを締結するヘッドボルトは
一方側バンクのものに対して他方側バンクのものが奥方
にオフセットされ、この他方側バンクにおけるヘッドボ
ルトによるシリンダブロックとシリンダヘッドとのバン
ク端部の締結力が一方側バンクのそれと比較して弱い傾
向にあるのを、上述のエンジンマウントブラケットの取
付けにより充分補強することができる効果がある。
【００１１】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウント
構造を示し、図１、図２においてシリンダブロック１の
上部には一方側バンクＢ１のシリンダヘッド２と他方側
バンクＢ２のシリンダヘッド３とを取付けている。この
横置きＶ型ＤＯＨＣエンジン４は図３、図４に示す如く
他方側バンクＢ２のシリンダボア５が一方側バンクＢ１
のシリンダボア６に対してエンジン４のリヤ側にオフセ
ットされ、シリンダブロック１とシリンダヘッド３との
両者を締結する他方側バンクＢ２のヘッドボルト７，７
（図４参照）は、シリンダブロック１とシリンダヘッド
２との両者を締結する一方側バンクＢ１のヘッドボルト
８，８（図３参照）に対して奥方にオフセットされてい
る。
述する。図面は横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウント
構造を示し、図１、図２においてシリンダブロック１の
上部には一方側バンクＢ１のシリンダヘッド２と他方側
バンクＢ２のシリンダヘッド３とを取付けている。この
横置きＶ型ＤＯＨＣエンジン４は図３、図４に示す如く
他方側バンクＢ２のシリンダボア５が一方側バンクＢ１
のシリンダボア６に対してエンジン４のリヤ側にオフセ
ットされ、シリンダブロック１とシリンダヘッド３との
両者を締結する他方側バンクＢ２のヘッドボルト７，７
（図４参照）は、シリンダブロック１とシリンダヘッド
２との両者を締結する一方側バンクＢ１のヘッドボルト
８，８（図３参照）に対して奥方にオフセットされてい
る。
【００１２】すなわち、図３に示す一方側バンクＢ１の
エンジンケース端面からヘッドボルト８までの離間距離
（換言すればヘッドボルト８から一方側バンクＢ１のエ
ンジンケース端面までのオーバハング量）をＬ１、図４
に示す他方側バンクＢ２のエンジンケース端面からヘッ
ドボルト７までの離間距離（換言すればヘッドボルト７
から他方側バンクＢ２のエンジンケース端面までのオー
バハング量）をＬ２とするとき、Ｌ１＜Ｌ２の関係式が
成立する構造になっている。
エンジンケース端面からヘッドボルト８までの離間距離
（換言すればヘッドボルト８から一方側バンクＢ１のエ
ンジンケース端面までのオーバハング量）をＬ１、図４
に示す他方側バンクＢ２のエンジンケース端面からヘッ
ドボルト７までの離間距離（換言すればヘッドボルト７
から他方側バンクＢ２のエンジンケース端面までのオー
バハング量）をＬ２とするとき、Ｌ１＜Ｌ２の関係式が
成立する構造になっている。
【００１３】ところで、上述の一方側バンクＢ１の吸気
カムシャフト９（図３参照）にボルト１０および位置決
めピン（図示せず）を用いて第１スプロケット１１を固
定し、他方側バンクＢ２の排気カムとシャフト１２（図
２、図４参照）にボルト１３および位置決めピン（図示
せず）を用いて第２スプロケット１４を固定し、ウオー
タポンプ１５のポンプハウジング１６の外周部には軸受
手段としての複数のローラベアリングを介してアイドラ
スプロケット１７を遊嵌し、クランクシャフト１８には
第３スプロケット１９をキー嵌合固定手段により固定し
て、これら合計４個のスプロケット１９，１１，１７，
１４間に図１に示すようにチェーン２０をクランクシャ
フト１８の軸芯線方向から見て略Ｖの字状に巻き掛けて
いる。
カムシャフト９（図３参照）にボルト１０および位置決
めピン（図示せず）を用いて第１スプロケット１１を固
定し、他方側バンクＢ２の排気カムとシャフト１２（図
２、図４参照）にボルト１３および位置決めピン（図示
せず）を用いて第２スプロケット１４を固定し、ウオー
タポンプ１５のポンプハウジング１６の外周部には軸受
手段としての複数のローラベアリングを介してアイドラ
スプロケット１７を遊嵌し、クランクシャフト１８には
第３スプロケット１９をキー嵌合固定手段により固定し
て、これら合計４個のスプロケット１９，１１，１７，
１４間に図１に示すようにチェーン２０をクランクシャ
フト１８の軸芯線方向から見て略Ｖの字状に巻き掛けて
いる。
【００１４】ここで、上述のアイドラスプロケット１７
は第３スプロケット１９に対してチェーン２０の張り方
向（他方側バンクＢ２方向）に若干オフセットされ、こ
の第３スプロケット１９と第１スプロケット１１との間
のチェーン２０の弛み側外部には、油圧式チェーンテン
ショナ２１で支点２２を中心として駆動されるチェーン
レバー２３を配設し、上述のオフセット量によりチェー
ン２０の張り調整代を充分確保すべく構成している。
は第３スプロケット１９に対してチェーン２０の張り方
向（他方側バンクＢ２方向）に若干オフセットされ、こ
の第３スプロケット１９と第１スプロケット１１との間
のチェーン２０の弛み側外部には、油圧式チェーンテン
ショナ２１で支点２２を中心として駆動されるチェーン
レバー２３を配設し、上述のオフセット量によりチェー
ン２０の張り調整代を充分確保すべく構成している。
【００１５】上述のチェーン２０を覆うチェーンカバー
は、この実施例ではシリンダブロック１側に対応するチ
ェーンロアカバー２４と、一方側バンクＢ１のシリンダ
ヘッド２側に対応する一側チェーンアッパカバー２５
と、他方側バンクＢ２のシリンダヘッド３側に対応する
他側チェーンアッパカバー２６とに三分割され、複数の
セットボルト２７…を用いて、上述のチェーンロアカバ
ー２４をシリンダブロック１にボルトアップし、複数の
セットボルト２８…を用いて、上述の一側のチェーンア
ッパカバー２５を一方側バンクＢ１のシリンダヘッド２
にボルトアップし、複数のセットボルト２９…を用い
て、上述の他側のチェーンアッパカバー２６を他方側バ
ンクＢ２のシリンダヘッド３にボルトアップして、これ
らの各チェーンカバー２４，２５，２６の内部をオイル
室３０に設定している。
は、この実施例ではシリンダブロック１側に対応するチ
ェーンロアカバー２４と、一方側バンクＢ１のシリンダ
ヘッド２側に対応する一側チェーンアッパカバー２５
と、他方側バンクＢ２のシリンダヘッド３側に対応する
他側チェーンアッパカバー２６とに三分割され、複数の
セットボルト２７…を用いて、上述のチェーンロアカバ
ー２４をシリンダブロック１にボルトアップし、複数の
セットボルト２８…を用いて、上述の一側のチェーンア
ッパカバー２５を一方側バンクＢ１のシリンダヘッド２
にボルトアップし、複数のセットボルト２９…を用い
て、上述の他側のチェーンアッパカバー２６を他方側バ
ンクＢ２のシリンダヘッド３にボルトアップして、これ
らの各チェーンカバー２４，２５，２６の内部をオイル
室３０に設定している。
【００１６】一方、図１、図５、図６に示すように合計
３つの締結部３１，３２，３３と、マウント部材取付部
３４に一体的に設けられた２本の取付ボルト３５，３６
とを有するエンジンマウントブラマケット３７を設け、
このエンジンマウントブラケット３７の上述の３つの締
結部３１，３２，３３のうちの２つの締結部３１，３２
が他方側バンクＢ２の吸気カムシャフト（図示せず）端
部の下方における各チェーンカバー２４，２６外側に位
置するように、該エンジンマウントブラケット３７を上
述の両バンクＢ１，Ｂ２間に配置している。
３つの締結部３１，３２，３３と、マウント部材取付部
３４に一体的に設けられた２本の取付ボルト３５，３６
とを有するエンジンマウントブラマケット３７を設け、
このエンジンマウントブラケット３７の上述の３つの締
結部３１，３２，３３のうちの２つの締結部３１，３２
が他方側バンクＢ２の吸気カムシャフト（図示せず）端
部の下方における各チェーンカバー２４，２６外側に位
置するように、該エンジンマウントブラケット３７を上
述の両バンクＢ１，Ｂ２間に配置している。
【００１７】そして、上述のエンジンマウントブラケッ
ト３７の他方側バンクＢ２側の下部つまり締結部３２
を、ボルト３８を用いてチェーンロアカバー２４と共に
シリンダブロック１に共締めし、同様に、エエンジンマ
ウントブラケット３７の一方側バンクＢ１側の下部つま
り締結部３３を、ボルト３９を用いて、チェーンロアカ
バー２４と共にシリンダブロック１に共締めし、エンジ
ンマウントブラケット３７の他方側バンクＢ２側の上部
つまり締結部３１を、ボルト４０を用いて同側バンクＢ
２における吸気カムシャフト下方のチェーンアッパカバ
ー２６と共に他方側バンクＢ２のシリンダヘッド３に共
締めしている。
ト３７の他方側バンクＢ２側の下部つまり締結部３２
を、ボルト３８を用いてチェーンロアカバー２４と共に
シリンダブロック１に共締めし、同様に、エエンジンマ
ウントブラケット３７の一方側バンクＢ１側の下部つま
り締結部３３を、ボルト３９を用いて、チェーンロアカ
バー２４と共にシリンダブロック１に共締めし、エンジ
ンマウントブラケット３７の他方側バンクＢ２側の上部
つまり締結部３１を、ボルト４０を用いて同側バンクＢ
２における吸気カムシャフト下方のチェーンアッパカバ
ー２６と共に他方側バンクＢ２のシリンダヘッド３に共
締めしている。
【００１８】ここで、上述の各ボルト３８，３９，４０
を貫通させるチェーンカバー２４，２６の所定位置に
は、図２に示すようにボルトボス部２４ａ，２６ａおよ
びボルト貫通孔２４ｂ，２４ｂが形成されている。
を貫通させるチェーンカバー２４，２６の所定位置に
は、図２に示すようにボルトボス部２４ａ，２６ａおよ
びボルト貫通孔２４ｂ，２４ｂが形成されている。
【００１９】上述のエンジン４を横置きにして車体に搭
載する場合、車体フレーム（図示せず）と、このエンジ
ンマウントブラケット３７におけるマウント部材取付部
３４との間にマウント部材を介設してエンジンマウント
が行なわれる。
載する場合、車体フレーム（図示せず）と、このエンジ
ンマウントブラケット３７におけるマウント部材取付部
３４との間にマウント部材を介設してエンジンマウント
が行なわれる。
【００２０】なお、図中、４１はウォータポンププー
リ、４２はクランクプーリ、４３はオイルパン、４４は
一方側バンクＢ１のシリンダヘッドカバー、４５は他方
側バンクＢ２のシリンダヘッドカバーである。
リ、４２はクランクプーリ、４３はオイルパン、４４は
一方側バンクＢ１のシリンダヘッドカバー、４５は他方
側バンクＢ２のシリンダヘッドカバーである。
【００２１】上述したように、エンジンマウントブラケ
ット３７をチェーンカバー２４，２６の外側に位置させ
たので、内部がオイル室３０に設定されるチェーンカバ
ー２４，２６のシール性を確保することができる効果が
ある。
ット３７をチェーンカバー２４，２６の外側に位置させ
たので、内部がオイル室３０に設定されるチェーンカバ
ー２４，２６のシール性を確保することができる効果が
ある。
【００２２】しかも、上述のエンジンマウントブラケッ
ト３７は他方側バンクＢ２の吸気カムシャフト端下方、
換言すれば、他方側バンクＢ２において第２スプロケッ
ト１４が取付けられず、出っ張りがない側の余剰スペー
スを有効利用して配置したので、横置きＶ型ＤＯＨＣエ
ンジン４においてエンジンマウントブラケット３７の取
付けスペースを確保することができる効果がある。
ト３７は他方側バンクＢ２の吸気カムシャフト端下方、
換言すれば、他方側バンクＢ２において第２スプロケッ
ト１４が取付けられず、出っ張りがない側の余剰スペー
スを有効利用して配置したので、横置きＶ型ＤＯＨＣエ
ンジン４においてエンジンマウントブラケット３７の取
付けスペースを確保することができる効果がある。
【００２３】加えて、上述のエンジンマウントブラケッ
ト３７の下部つまり締結部３２，３３をシリンダブロッ
ク１に対してチェーンロアカバー２４と共締めすると共
に、エンジンマウントブラケット３７の上部つまり締結
部３１を他方側バンクＢ２における吸気カムシャフト下
方のシリンダヘッド３に対してチェーンアッパカバー２
６と共締めしたので、このエンジンマウントブラケット
３７の共締め構造により上述のシリンダブロック１とシ
リンダヘッド３との締結剛性の向上を図ることができる
効果がある。
ト３７の下部つまり締結部３２，３３をシリンダブロッ
ク１に対してチェーンロアカバー２４と共締めすると共
に、エンジンマウントブラケット３７の上部つまり締結
部３１を他方側バンクＢ２における吸気カムシャフト下
方のシリンダヘッド３に対してチェーンアッパカバー２
６と共締めしたので、このエンジンマウントブラケット
３７の共締め構造により上述のシリンダブロック１とシ
リンダヘッド３との締結剛性の向上を図ることができる
効果がある。
【００２４】さらに、図３、図４に示す如く、他方側バ
ンクＢ２のシリンダボア５が一方側バンクＢ１のシリン
ダボア６に対してリヤ側にオフセットされたＶ型エンジ
ン４では、一方側バンクＢ１のヘッドボルト８に対して
他方側バンクＢ２のヘッドボルト７が奥方にオフセット
され、この他方側バンクＢ２のヘッドボルト７によるシ
リンダブロック１とシリンダヘッド３とのバンク端部の
締結力が一方側バンクＢ１のそれと比較して弱い傾向に
あるのを、上述のエンジンマウントブラケット３７の取
付けにより充分補強することができる効果がある。
ンクＢ２のシリンダボア５が一方側バンクＢ１のシリン
ダボア６に対してリヤ側にオフセットされたＶ型エンジ
ン４では、一方側バンクＢ１のヘッドボルト８に対して
他方側バンクＢ２のヘッドボルト７が奥方にオフセット
され、この他方側バンクＢ２のヘッドボルト７によるシ
リンダブロック１とシリンダヘッド３とのバンク端部の
締結力が一方側バンクＢ１のそれと比較して弱い傾向に
あるのを、上述のエンジンマウントブラケット３７の取
付けにより充分補強することができる効果がある。
【００２５】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のチェーンカバーは、実施例のチェ
ーンロアカバー２４およびチェーンアッパカバー２５，
２６に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではなく、チェーンカバーは非分割
構造のものであってもよい。
において、この発明のチェーンカバーは、実施例のチェ
ーンロアカバー２４およびチェーンアッパカバー２５，
２６に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではなく、チェーンカバーは非分割
構造のものであってもよい。
【図１】本発明の横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウン
ト構造を示す正面図。
ト構造を示す正面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図。
【図３】一方側バンクの要部を断面して示す平面図。
【図４】他方側バンクの要部を断面して示す平面図。
【図５】エンジンマウントブラケットの平面図。
【図６】エンジンマウントブラケットの側面図。
１…シリンダブロック ２，３…シリンダヘッド ５，６…シリンダボア ９…吸気カムシャフト １１…第１スプロケット １２…排気カムシャフト １４…第２スプロケット １８…クランクシャフト １９…第３スプロケット ２０…チェーン ２４…チェーンロアカバー ２５，２６…チェーンアッパカバー ３７…エンジンマウントブラケット Ｂ１…一方側バンク Ｂ２…他方側バンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02B 75/22 B60K 5/12 F02B 67/06 F02B 77/00 F02F 7/00 F16M 1/026 F16M 7/00
Claims (2)
- 【請求項１】横置きＶ型ＤＯＨＣエンジンのマウント構
造であって、一方側バンクの吸気カムシャフトに固定さ
れた第１スプロケットと、他方側バンクの排気カムシャ
フトに固定された第２スプロケットと、クランクシャフ
トに固定された第３スプロケットとにチェーンが巻き掛
けられ、上記チェーンを覆うチェーンカバーを設け、２
つの締結部が他方側バンクの吸気カムシャフト端の下方
におけるチェーンカバー外側に位置するエンジンマウン
トブラケットを上記両バンク間に配置し、上記エンジン
マウントブラケットの下部がシリンダブロックに対して
チェーンカバーのブロック側と共締めされると共に、他
方側バンクの吸気カムシャフト下方のシリンダヘッドに
対してエンジンマウントブラケットの上部がチェーンカ
バーのヘッド側と共締めされたエンジンのマウント構
造。 - 【請求項２】上記他方側バンクのシリンダボアは一方側
バンクのシリンダボアに対してリヤ側にオフセットされ
ている請求項１記載のエンジンのマウント構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04356929A JP3096182B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンのマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04356929A JP3096182B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンのマウント構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193460A JPH06193460A (ja) | 1994-07-12 |
| JP3096182B2 true JP3096182B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=18451484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04356929A Expired - Fee Related JP3096182B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | エンジンのマウント構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3096182B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-12-22 JP JP04356929A patent/JP3096182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06193460A (ja) | 1994-07-12 |
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