JP3149713B2 - 4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造 - Google Patents
4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
軸受け部分の補強方法に関する4サイクルエンジンのシ
リンダーヘッド構造である。
ムシャフト)型エンジンは、カムシャフトを吸気専用の
ものと排気専用のものを2本独立してシリンダーヘッド
上に配置したものである。一般に、エンジンでは、クラ
ンクシャフトの回転を1/2に減速してカムシャフトに
伝達するメカニズムが必要になり、そのメカニズムの最
も一般的なものは、カムシャフトのスプロケットにチェ
ーンで伝達するチェーン駆動である。
よってチェーンが外方向に広がってしまうことである。
そればかりか、チェーンには、振れや踊りが発生する。
これでは正確なタイミングでバルブを作動させることが
できない。さらに、使用に伴い、チェーンには伸びが発
生するので、これもバルブタイミングを狂わせることに
なる。そのため、DOHC型エンジンでは、チェーンの
両側(フロント、リアー)からと共に上側(アッパー)
からも、スリッパー型チェーンガイドをチェーンに沿わ
せて当該チェーンが外側に開かないように押さえ込む。
ンダーヘッドをカムシャフトAのスプロケットB1、B
2側から見た要部構成を示すものである。図4に示すよ
うに、前記エンジンは、スプロケットB1およびB2間
に張り渡されたチェーンCがカムチェーン室Dを循環し
て駆動しており、当該チェーンCが上側からチェーンガ
イド(アッパーチェーンガイド)Eが摺接しており、当
該チェーンガイドEはシリンダーヘッドカバーFの内面
に下方を向く状態で位置して当該ヘッドカバーFに締結
される。
ジンの小型化が進み、それに伴いカムチェーン室Dとそ
れに隣接する燃焼室との間隔が狭くなっている。そのた
め、スタッドボルトと、カムシャフト軸受けとが(シリ
ンダー軸方向視)で重なるような配置となり、シリンダ
ーヘッド側のカムシャフト軸受け部分の肉厚が充分に取
れない場合がある。特に、カムチェーン側のカムシャフ
ト軸受けは、カムチェーンの力が加わるため、強度不足
となる恐れがあり、この強度不足から前記軸受け部分が
撓んでカムチェーンがバタつき、それによるメカニカル
音が生じる恐れがある。
くなされたものであって、スタッドボルトとカムシャフ
トの軸受けとが重なるような配置のエンジンであって
も、カム軸受け部の強度を上げ、リーンフォースをカム
チェーンガイドに持たせる4サイクルエンジンのシリン
ダーヘッド構造を提供することを課題とする。
決するため、次の構成を有する。すなわち、請求項1の
発明は、吸気弁駆動用と排気弁駆動用にカムシャフトが
それぞれ独立して配設され、前記各カムシャフトが軸受
け部によりシリンダーヘッド内で支持されると共に、シ
リンダーヘッド締着用のスタッドボルトと前記軸受け部
とがシリンダー軸方向視で重なる配置となり、カムチェ
ーン室内を循環するカムチェーンが前記各カムシャフト
端部のスプロケットギアに掛け渡して前記2本のカムシ
ャフトを駆動し、さらに、前記各スプロケットギアの間
のカムチェーンに上方からカムチェーンガイドが摺接す
る4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造であっ
て、前記カムチェーンおよび前記吸気弁駆動用と排気弁
駆動用のカムシャフトをヘッドカバーで覆い、前記各カ
ムシャフトの支持を、前記吸気弁駆動用のカムシャフト
軸受け部と前記排気弁駆動用のカムシャフト軸受け部に
上方から締着される軸受けハウジングにより行う4サイ
クルエンジンのシリンダーヘッド構造において、カムチ
ェーンガイドは、カムチェーンに摺接するガイド部と、
シリンダーヘッドのカムチェーン室側の軸受け部に固定
する取付け部とからなり、カムチェーンガイドは、前記
シリンダーヘッドに軸受けハウジングを締着するボルト
により前記取付け部を共締めして、前記吸気弁駆動用の
カムシャフト軸受けハウジングと前記排気弁駆動用のカ
ムシャフト軸受けハウジングを連結してシリンダーヘッ
ドに配設されており、前記取付け部を共締めしてカムチ
ェーンガイドのガイド部が前記カムチェーンにその上方
から摺接するようにしてカムチェーンと前記ヘッドカバ
ーとの接触を防止すると共に、前記カムチェーンガイド
の取付け部に、前記カムシャフトを介して伝達される前
記カムチェーンによる応力に対抗する前記吸気弁駆動用
のカムシャフト軸受け部と前記排気弁駆動用のカムシャ
フト軸受け部のリーンフォース機能を兼用させたことを
特徴とする4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造
の構成を有する。
フト駆動用のスプロケットギアの間のカムチェーンに上
方からカムチェーンガイドが摺接し、前記各カムシャフ
トの支持が前記軸受け部と前記軸受け部に上方から締着
される軸受けハウジングとで行われるものにおいて、カ
ムチェーンガイドがリーンフォース機能を有し、前記各
カムシャフトそれぞれの軸受け部に軸受けハウジングを
締着するボルトに前記カムチェーンガイドを共締めし
て、それぞれのカムシャフトの軸受け部間を連結するの
で、カムチェーンガイドが前記各カムシャフトの軸受け
部間の補強をする。
に説明する。図1〜図3は本発明の実施例に係る4サイ
クルエンジンのシリンダーヘッド構造の説明図であっ
て、図1は前記エンジンのシリンダーヘッドのヘッドカ
バーを外した状態の平面図、図2は前記シリンダーヘッ
ドのII−II線に沿う断面図、図3は要部説明図である。
動用と排気弁の駆動用とでそれぞれ独立して設けられて
いるDOHC型エンジンに係るものである。排気弁用・
吸気弁用のそれぞれカムシャフトがシリンダーヘッド1
0に一体の軸受け部12によりシリンダーヘッド10内
で支持される。図示しないがシリンダーヘッド10上
は、シリンダーヘッドカバーで覆われ図1はそのヘッド
カバーを外した状態を示している。なお、シリンダーヘ
ッド10にはほぼ中央部にプラグホール11が設けら
れ、かつ、このプラグホール11を挟んで車両の前後方
向に沿って前・後が排気側・吸気側になっていてそれぞ
れのカムシャフトが設けられる(排気弁用・吸気弁用の
カムシャフトの中心線を符号13a・13bで示してい
る)。また、カムシャフトの下側には、前記排気弁用お
よび吸気弁用のそれぞれのバルブホール10aおよび1
0bが形成されている。
プラグホール11を挟んで前記前後に、前記バルブホー
ルの外側にスタッドボルト8が位置しており、このスタ
ッドボルト8で前記シリンダーヘッド10は、シリンダ
ーブロック(図示省略)およびエンジンケースに締着さ
れる。カムチェーン室14内を循環するカムチェーン1
6が前記複数のカムシャフト端部のスプロケットギア
(符号17で示す箇所に位置する)に掛け渡されてそれ
ぞれのカムシャフトを駆動し、さらに、それぞれのスプ
ロケットギアの間のカムチェーン16に上方からカムチ
ェーンガイド18が摺接するものである。
部12と前記軸受け部12に上方から締着される軸受け
ハウジング20とで行われる。この軸受けハウジング2
0を軸受け部12に締着するボルト22が螺着する雌穴
は、前記シリンダーヘッド10に一体の前記軸受け部1
2にバルブホール10a、10bの上面位置の近傍まで
穿設されている。また、前記軸受け部12と軸受けハウ
ジング20とのカムシャフトのジャーナル部を受ける内
周面(円形)には、図示しないメタルベアリングが嵌入
される。
カムチェーン室14とそれに隣接する燃焼室との間隔を
極力狭くしており、そのため、図2に示すように、前記
スタッドボルト8と、カムシャフト軸受け部12とが
(シリンダー軸方向視)で重なるような配置となってい
る。前記軸受け部12の下方の部分12aは、図2のよ
うに、排気側、吸気側が共にスタッドボルトを通すため
に抉られたようになっていて、特にカムチェーン室14
側の前記部分12a1でその傾向が強く、肉厚が薄くな
っている。
レス成型される金属板材で構成されるなど比較的強度が
強いものであってリーンフォース機能を有する。前記カ
ムチェーンガイド18は、前記カムチェーンに摺接する
ガイド部18aと、シリンダーヘッド10に固定する取
り付け部18bとからなり、ガイド部18aが取り付け
部18bに比べて面積が広くかつ高い位置に段付きにな
っている。また、図1のように、前記各カムシャフトそ
れぞれの軸受け部12に軸受けハウジング20を締着す
るボルト22の内で、前記カムチェーン室14側のもの
であって、排気側・吸気側で対向するもの22a、22
aには、前記カムチェーンガイド18を共締めして、そ
れぞれのカムシャフトの軸受け部12、12間を連結す
る。なお、前記シリンダーヘッド10上を覆うヘッドカ
バー26はヘッドカバースクリュー28によりカムチェ
ーン16とは反対側位置の軸受けハウジング20の上部
に締着される。また、カムチェーン室14には、シリン
ダーヘッドをシリンダーブロックに締着する取り付けボ
ルト30も設けられる。
気側のそれぞれのカムシャフトにはカムチェーン16が
巻き掛かってそれらを駆動しており、スプロケットの間
を移動するカムチェーン16に上方からカムチェーンガ
イド18が摺接するため、カムチェーン16が上方に広
がることがない。
を排気側・吸気側カムシャフトの軸受け部12・12に
軸受けハウジング20・20定着用のボルト22・22
で共締めしかつ当該軸受け部12・12の間で補強材の
用をなしていて、強度を上げている。したがって、前記
カムチェーン16が駆動して前記軸受け部12・12に
当該カムチェーン16から曲げ応力が加わっても、前記
チェーンガイド18で強度が上がるため、特にカムチェ
ーン室14側の前記部分12a1で強度が不足していて
も、カムチェーン16により前記軸受け部12・12が
曲がることを確実に防止できる。
ッドボルトとカムシャフトの軸受けとが重なるような配
置のエンジンであっても、部品点数を少なくしてカム軸
受け部の強度を上げることができる。したがって、カム
チェーンのバタつきも押さえることができる。また、強
度不足が生じないため前記軸受け部分が撓んでカムチェ
ーンがバタつき、それによるメカニカル音が生じる恐れ
をなくすことができる。
リンダーヘッド構造の説明図であって、前記エンジンの
シリンダーヘッドのヘッドカバーを外した状態の平面図
である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸気弁駆動用と排気弁駆動用にカムシャ
フトがそれぞれ独立して配設され、前記各カムシャフト
が軸受け部によりシリンダーヘッド内で支持されると共
に、シリンダーヘッド締着用のスタッドボルトと前記軸
受け部とがシリンダー軸方向視で重なる配置となり、カ
ムチェーン室内を循環するカムチェーンが前記各カムシ
ャフト端部のスプロケットギアに掛け渡して前記2本の
カムシャフトを駆動し、さらに、前記各スプロケットギ
アの間のカムチェーンに上方からカムチェーンガイドが
摺接する4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造で
あって、前記カムチェーンおよび前記吸気弁駆動用と排
気弁駆動用のカムシャフトをヘッドカバーで覆い、前記
各カムシャフトの支持を、前記吸気弁駆動用のカムシャ
フト軸受け部と前記排気弁駆動用のカムシャフト軸受け
部に上方から締着される軸受けハウジングにより行う4
サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造において、カムチェーンガイドは、カムチェーンに摺接するガイド
部と、シリンダーヘッドのカムチェーン室側の軸受け部
に固定する取付け部とからなり、 カムチェーンガイドは、前記シリンダーヘッドに軸受け
ハウジングを締着するボルトにより前記取付け部を共締
めして、前記吸気弁駆動用のカムシャフト軸受けハウジ
ングと前記排気弁駆動用のカムシャフト軸受けハウジン
グを連結してシリンダーヘッドに配設されており、前記取付け部を共締めしてカムチェーンガイドのガイド
部が前記カムチェーンにその上方から摺接するようにし
て カムチェーンと前記ヘッドカバーとの接触を防止する
と共に、前記カムチェーンガイドの取付け部に、前記カ
ムシャフトを介して伝達される前記カムチェーンによる
応力に対抗する前記吸気弁駆動用のカムシャフト軸受け
部と前記排気弁駆動用のカムシャフト軸受け部のリーン
フォース機能を兼用させたことを特徴とする4サイクル
エンジンのシリンダーヘッド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32594594A JP3149713B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32594594A JP3149713B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177515A JPH08177515A (ja) | 1996-07-09 |
JP3149713B2 true JP3149713B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=18182363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32594594A Expired - Fee Related JP3149713B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 4サイクルエンジンのシリンダーヘッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3149713B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009203957A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エンジンのカムシャフト駆動装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3698225B2 (ja) * | 1996-12-27 | 2005-09-21 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
JP5145055B2 (ja) * | 2008-01-11 | 2013-02-13 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関におけるバルブタイミング可変装置 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32594594A patent/JP3149713B2/ja not_active Expired - Fee Related
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