JP3309700B2 - ４サイクルエンジン - Google Patents
４サイクルエンジンInfo
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- JP3309700B2 JP3309700B2 JP05599396A JP5599396A JP3309700B2 JP 3309700 B2 JP3309700 B2 JP 3309700B2 JP 05599396 A JP05599396 A JP 05599396A JP 5599396 A JP5599396 A JP 5599396A JP 3309700 B2 JP3309700 B2 JP 3309700B2
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- JP
- Japan
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- engine
- shaft
- driving
- sprocket
- crankshaft
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、自動二輪
車、船外機等に搭載されるすべてのエンジンに採用でき
る、オーバーヘッドカムシャフト型であって複数の気筒
（シリンダー）を有するＶ型エンジンあるいは水平対向
の４サイクルエンジンに関するものである。
車、船外機等に搭載されるすべてのエンジンに採用でき
る、オーバーヘッドカムシャフト型であって複数の気筒
（シリンダー）を有するＶ型エンジンあるいは水平対向
の４サイクルエンジンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、４サイクルエンジンは、クラン
クシャフト（クランク軸）とカムシャフト（カム軸）と
をチェーン、ベルトあるいはカムギアトレインで連動さ
せて、カムシャフトの回転をクランクシャフトの回転と
一定の関係を持たせる（クランクシャフト二回転でカム
シャフトを一回転させる）動弁系駆動装置を有し、この
駆動装置によりエンジンに設定されたタイミングでバル
ブを開閉する。
クシャフト（クランク軸）とカムシャフト（カム軸）と
をチェーン、ベルトあるいはカムギアトレインで連動さ
せて、カムシャフトの回転をクランクシャフトの回転と
一定の関係を持たせる（クランクシャフト二回転でカム
シャフトを一回転させる）動弁系駆動装置を有し、この
駆動装置によりエンジンに設定されたタイミングでバル
ブを開閉する。
【０００３】図５に従来の動弁系駆動装置の一例を示
す。この装置は、Ｖ型エンジンに適用されたものであ
り、クランクシャフトａの左右両端部それぞれに駆動側
スプロケットｂ，ｃが設けられており、この左右の駆動
側スプロケットｂ，ｃによって左右の気筒それぞれのカ
ムシャフトｄ，ｅの被駆動側スプロケットｆ，ｇをチェ
ンｈを介して駆動するようにしている。
す。この装置は、Ｖ型エンジンに適用されたものであ
り、クランクシャフトａの左右両端部それぞれに駆動側
スプロケットｂ，ｃが設けられており、この左右の駆動
側スプロケットｂ，ｃによって左右の気筒それぞれのカ
ムシャフトｄ，ｅの被駆動側スプロケットｆ，ｇをチェ
ンｈを介して駆動するようにしている。
【０００４】また、特開平１−１６３４２３号公報に
は、Ｖ型エンジンにおいて、クランクシャフトの片側の
軸端部に左右一対の駆動側スプロケットを固定し、この
左右一対の駆動側スプロケットにより左右の気筒それぞ
れのカムシャフトに設けられた被駆動側スプロケットを
ベルトを介して駆動できるようにしている。
は、Ｖ型エンジンにおいて、クランクシャフトの片側の
軸端部に左右一対の駆動側スプロケットを固定し、この
左右一対の駆動側スプロケットにより左右の気筒それぞ
れのカムシャフトに設けられた被駆動側スプロケットを
ベルトを介して駆動できるようにしている。
【０００５】また、特開昭５９−８５４０５号公報で
は、Ｖ型エンジンにおいて、エンジンの中央位置にアイ
ドル用歯車を設けると共にこのアイドル用歯車を含むギ
アトレインをエンジンの中央部に構成して、このギアト
レインにより左右の気筒のカムシャフトを駆動するよう
にしている。
は、Ｖ型エンジンにおいて、エンジンの中央位置にアイ
ドル用歯車を設けると共にこのアイドル用歯車を含むギ
アトレインをエンジンの中央部に構成して、このギアト
レインにより左右の気筒のカムシャフトを駆動するよう
にしている。
【０００６】さらに、特開昭５４−５０７１８号公報に
は、Ｖ型エンジンにおいて、エンジンの左右両側部それ
ぞれにアイドルシャフトを配置すると共に左右のアイド
ルシャフトそれぞれに駆動側スプロケットを設け、この
左右の互いに独立した駆動側スプロケットにより、左右
の気筒の被駆動側スプロケットをチェーンを介して駆動
する動弁系駆動装置が開示されている。
は、Ｖ型エンジンにおいて、エンジンの左右両側部それ
ぞれにアイドルシャフトを配置すると共に左右のアイド
ルシャフトそれぞれに駆動側スプロケットを設け、この
左右の互いに独立した駆動側スプロケットにより、左右
の気筒の被駆動側スプロケットをチェーンを介して駆動
する動弁系駆動装置が開示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
従来の動弁系駆動装置には、次のような問題点がある。
すなわち、前記図５に示した動弁駆動装置においては、
クランクシャフトａの左右両端部に駆動側スプロケット
ｂ，ｃを設けているため、エンジン幅が広くなるという
問題点がある。また、前記特開平１−１６３４２３号公
報、特開昭５９−８５４０５号公報に開示されたものに
おいても、エンジン幅をつめることができないという不
都合があり、さらに特開平１−１６３４２３号公報のも
のにあっては、動弁駆動装置の左右のバランスが悪く、
またエンジンの左右両側で冷却性に差が生ずる恐れもあ
る。
従来の動弁系駆動装置には、次のような問題点がある。
すなわち、前記図５に示した動弁駆動装置においては、
クランクシャフトａの左右両端部に駆動側スプロケット
ｂ，ｃを設けているため、エンジン幅が広くなるという
問題点がある。また、前記特開平１−１６３４２３号公
報、特開昭５９−８５４０５号公報に開示されたものに
おいても、エンジン幅をつめることができないという不
都合があり、さらに特開平１−１６３４２３号公報のも
のにあっては、動弁駆動装置の左右のバランスが悪く、
またエンジンの左右両側で冷却性に差が生ずる恐れもあ
る。
【０００８】また、特開昭５４−５０７１８号公報に記
載された動弁系駆動装置においては、左右のアイドルシ
ャフトが互いに独立したものであるため、エンジン組み
立て時に、バルブ開閉のタイミングに関連する駆動側ス
プロケットの位置合わせがエンジンの左右両側それぞれ
で個別に行う必要があるという不具合が生ずる。
載された動弁系駆動装置においては、左右のアイドルシ
ャフトが互いに独立したものであるため、エンジン組み
立て時に、バルブ開閉のタイミングに関連する駆動側ス
プロケットの位置合わせがエンジンの左右両側それぞれ
で個別に行う必要があるという不具合が生ずる。
【０００９】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、Ｖ型エンジンあるいは水平対
向エンジンのように複数の動弁系駆動装置を有する４サ
イクルエンジンにおいて、エンジン幅を狭く設定するこ
とができると共に、エンジン組み立て時における左右の
駆動側スプロケットの位置合わせが一回で済む４サイク
ルエンジンを提供することを目的とする。
くなされたものであって、Ｖ型エンジンあるいは水平対
向エンジンのように複数の動弁系駆動装置を有する４サ
イクルエンジンにおいて、エンジン幅を狭く設定するこ
とができると共に、エンジン組み立て時における左右の
駆動側スプロケットの位置合わせが一回で済む４サイク
ルエンジンを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項１の発明は、オー
バーヘッドカムシャフト型エンジンのクランクシャフト
の回転をエンジンケース側の駆動側スプロケットから無
端連続体を介してシリンダーヘッド側のカムシャフト回
転用の被駆動側スプロケットに伝達する動弁系駆動装置
を左右の気筒それぞれに有するＶ型あるいは水平対向の
４サイクルエンジンであって、前記クランクシャフトに
従動するアイドルシャフトを前記クランクシャフトと略
平行に前記エンジンケースに設置し、該アイドルシャフ
トの左右両軸端部に、左右の気筒の被駆動側スプロケッ
トを駆動する駆動側スプロケットを設け、前記動弁系駆
動装置をエンジンの左右両側に配置した４サイクルエン
ジンにおいて、前記一方の気筒の駆動側スプロケット
は、第１のアイドルギアの内側に位置しかつ第１のアイ
ドルギアに一体形成され、一方のベアリングの外側面に
当接してアイドルシャフトに固定される一方、他方の気
筒の駆動側スプロケットは他方のベアリングの外側近傍
に位置しかつアイドルシャフトに一体形成されることを
特徴とする４サイクルエンジンである。
決するため次の構成を有する。請求項１の発明は、オー
バーヘッドカムシャフト型エンジンのクランクシャフト
の回転をエンジンケース側の駆動側スプロケットから無
端連続体を介してシリンダーヘッド側のカムシャフト回
転用の被駆動側スプロケットに伝達する動弁系駆動装置
を左右の気筒それぞれに有するＶ型あるいは水平対向の
４サイクルエンジンであって、前記クランクシャフトに
従動するアイドルシャフトを前記クランクシャフトと略
平行に前記エンジンケースに設置し、該アイドルシャフ
トの左右両軸端部に、左右の気筒の被駆動側スプロケッ
トを駆動する駆動側スプロケットを設け、前記動弁系駆
動装置をエンジンの左右両側に配置した４サイクルエン
ジンにおいて、前記一方の気筒の駆動側スプロケット
は、第１のアイドルギアの内側に位置しかつ第１のアイ
ドルギアに一体形成され、一方のベアリングの外側面に
当接してアイドルシャフトに固定される一方、他方の気
筒の駆動側スプロケットは他方のベアリングの外側近傍
に位置しかつアイドルシャフトに一体形成されることを
特徴とする４サイクルエンジンである。
【００１１】請求項２の発明は、前記左右の駆動側スプ
ロケットそれぞれが、エンジン幅方向において、クラン
クシャフトの左右のジャーナル部と略同一位置にあるこ
とを特徴とする請求項１記載の４サイクルエンジンであ
る。
ロケットそれぞれが、エンジン幅方向において、クラン
クシャフトの左右のジャーナル部と略同一位置にあるこ
とを特徴とする請求項１記載の４サイクルエンジンであ
る。
【００１２】本発明によれば、前記アイドルシャフトの
左右両軸端部に、左右の気筒の被駆動側スプロケットを
駆動する駆動側スプロケットを設けたので、左右の駆動
側スプロケット間の距離を小さくすることが可能とな
り、延いてはエンジン幅を狭くすることができるように
なる。
左右両軸端部に、左右の気筒の被駆動側スプロケットを
駆動する駆動側スプロケットを設けたので、左右の駆動
側スプロケット間の距離を小さくすることが可能とな
り、延いてはエンジン幅を狭くすることができるように
なる。
【００１３】また、左右の駆動側スプロケットが一本の
共通のアイドルシャフトの左右両端部に設けられている
ので、バルブ開閉のタイミングに関連する左右の駆動側
スプロケットの位置合わせをエンジン組み立て時に一回
で決めることが可能となる。
共通のアイドルシャフトの左右両端部に設けられている
ので、バルブ開閉のタイミングに関連する左右の駆動側
スプロケットの位置合わせをエンジン組み立て時に一回
で決めることが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は本実施形態に係る４
サイクルエンジンの側面図、図２はエンジンの一部を断
面視した説明図、図３は図２のIII−III線に沿うエンジ
ンのクランクシャフトに沿う縦断面図、図４は図２のII
I−III線に沿う断面図でシリンダヘッドを断面視したカ
ムシャフトを説明する図である。
施の形態を詳細に説明する。図１は本実施形態に係る４
サイクルエンジンの側面図、図２はエンジンの一部を断
面視した説明図、図３は図２のIII−III線に沿うエンジ
ンのクランクシャフトに沿う縦断面図、図４は図２のII
I−III線に沿う断面図でシリンダヘッドを断面視したカ
ムシャフトを説明する図である。
【００１５】エンジン１は、オーバーヘッドカムシャフ
ト型のものであり、図１〜図３に示すように、Ｖ型二気
筒の自動二輪車に搭載されるものである。エンジン１
は、前側の気筒（左側の気筒）２Ｆ，後側の気筒（右側
の気筒）２Ｒには、動弁系駆動装置３Ｆ，３Ｒが二つそ
れぞれ別個に設けられている。なお、符号１ａ１はチェ
ーン室、１ａ２はシリンダーヘッドカバー、１ｂはエン
ジンケースである。また、本実施形態において左側・右
側とは、車両前方に正対したときの車体幅方向左側・右
側をいう。
ト型のものであり、図１〜図３に示すように、Ｖ型二気
筒の自動二輪車に搭載されるものである。エンジン１
は、前側の気筒（左側の気筒）２Ｆ，後側の気筒（右側
の気筒）２Ｒには、動弁系駆動装置３Ｆ，３Ｒが二つそ
れぞれ別個に設けられている。なお、符号１ａ１はチェ
ーン室、１ａ２はシリンダーヘッドカバー、１ｂはエン
ジンケースである。また、本実施形態において左側・右
側とは、車両前方に正対したときの車体幅方向左側・右
側をいう。
【００１６】動弁系駆動装置３Ｆ，３Ｒでは、図３に示
すように、クランクシャフト４の右側の軸端部に取り付
けられたギア４ａが第１のアイドルギア５に噛み合って
おり、該第１のアイドルギア５がクランクシャフト４の
回転を第１のアイドルシャフト（本発明に係るアイドル
シャフトに相当）６に伝達する。第１のアイドルシャフ
ト６は、図２および図３に示すように、車体幅方向に軸
が沿うクランクシャフト４に平行かつ上方に位置し、そ
れと共に各気筒２Ｆ，２Ｒで挟まれるＶバンクの基端部
近傍に位置する。また、第１のアイドルシャフト６は、
エンジンケース１ｂに取り付けられた左右一対のベアリ
ング１５，１５に回転自在に支持される。
すように、クランクシャフト４の右側の軸端部に取り付
けられたギア４ａが第１のアイドルギア５に噛み合って
おり、該第１のアイドルギア５がクランクシャフト４の
回転を第１のアイドルシャフト（本発明に係るアイドル
シャフトに相当）６に伝達する。第１のアイドルシャフ
ト６は、図２および図３に示すように、車体幅方向に軸
が沿うクランクシャフト４に平行かつ上方に位置し、そ
れと共に各気筒２Ｆ，２Ｒで挟まれるＶバンクの基端部
近傍に位置する。また、第１のアイドルシャフト６は、
エンジンケース１ｂに取り付けられた左右一対のベアリ
ング１５，１５に回転自在に支持される。
【００１７】第１のアイドルシャフト６の右側端部，左
側端部には、図３に示すように、動弁系駆動装置３Ｆ，
３Ｒの駆動側スプロケット７Ｆ，７Ｒがそれぞれ設けら
れており、各駆動側スプロケット７Ｆ，７Ｒは、エンジ
ン１の幅方向においてクランクシャフト４のジャーナル
部４ｂと略同一位置に配置される。前側の気筒２Ｆの駆
動側スプロケット７Ｆは、第１のアイドルギア５の内側
に位置しかつ第１のアイドルギア５に一体形成されてい
る。この第１のアイドルギア５と駆動側スプロケット７
Ｆとの一体品は、第１のアイドルシャフト６にキー１６
を介して回転方向に固定されると共に、右側のベアリン
グ１５に左側面を当接した状態でナット１７で軸方向に
固定される。一方、後側の気筒２Ｒの駆動側スプロケッ
ト７Ｒは、左側のベアリング１５の左側近傍に位置し第
１のアイドルシャフト６の左側軸端部に一体形成されて
いる。このように、右側に位置する駆動側スプロケット
７Ｆは、左側に位置する前側の気筒２Ｆに対応し、左側
に位置する駆動側スプロケット７Ｒは、右側に位置する
後側の気筒２Ｒに対応している。
側端部には、図３に示すように、動弁系駆動装置３Ｆ，
３Ｒの駆動側スプロケット７Ｆ，７Ｒがそれぞれ設けら
れており、各駆動側スプロケット７Ｆ，７Ｒは、エンジ
ン１の幅方向においてクランクシャフト４のジャーナル
部４ｂと略同一位置に配置される。前側の気筒２Ｆの駆
動側スプロケット７Ｆは、第１のアイドルギア５の内側
に位置しかつ第１のアイドルギア５に一体形成されてい
る。この第１のアイドルギア５と駆動側スプロケット７
Ｆとの一体品は、第１のアイドルシャフト６にキー１６
を介して回転方向に固定されると共に、右側のベアリン
グ１５に左側面を当接した状態でナット１７で軸方向に
固定される。一方、後側の気筒２Ｒの駆動側スプロケッ
ト７Ｒは、左側のベアリング１５の左側近傍に位置し第
１のアイドルシャフト６の左側軸端部に一体形成されて
いる。このように、右側に位置する駆動側スプロケット
７Ｆは、左側に位置する前側の気筒２Ｆに対応し、左側
に位置する駆動側スプロケット７Ｒは、右側に位置する
後側の気筒２Ｒに対応している。
【００１８】さらに、右側の駆動側スプロケット７Ｆ
は、図３に示すように、左側の気筒２Ｆの右側壁のカム
チェーン室１ａ１を通るチェーン８Ｆを介して被駆動側
スプロケット１０Ｆ（図４参照）を駆動する。この被駆
動側スプロケット１０Ｆは、図４に示すように、第２の
アイドルギア１１Ｆに回転方向に一体化して第２のアイ
ドルシャフト１２Ｆに軸支しており、第２のアイドルギ
ア１１Ｆがカムシャフト１３Ｆの駆動ギア１４Ｆに噛み
合って、カムシャフト１３Ｆを回転駆動させるようにな
っている。なお、左側の駆動側スプロケット７Ｒは、図
３に示すように、右側の気筒２Ｒの左側壁を通るカムチ
ェーン室１ａ１を通るチェーン８Ｒを介して右側の気筒
２Ｒの被駆動側スプロケット（図示略）を駆動するよう
になっており、この被駆動側スプロケットも、前側の気
筒２Ｆの場合と同様に、図示しない第２のアイドルギ
ア、第２のアイドルシャフトおよび駆動ギアを伝達手段
としてカムシャフト１３Ｒ（図２参照）を回転駆動し、
この場合における後側の気筒２Ｒの第２のアイドルギア
等は、後側の気筒２Ｒにおける左側に配設される。
は、図３に示すように、左側の気筒２Ｆの右側壁のカム
チェーン室１ａ１を通るチェーン８Ｆを介して被駆動側
スプロケット１０Ｆ（図４参照）を駆動する。この被駆
動側スプロケット１０Ｆは、図４に示すように、第２の
アイドルギア１１Ｆに回転方向に一体化して第２のアイ
ドルシャフト１２Ｆに軸支しており、第２のアイドルギ
ア１１Ｆがカムシャフト１３Ｆの駆動ギア１４Ｆに噛み
合って、カムシャフト１３Ｆを回転駆動させるようにな
っている。なお、左側の駆動側スプロケット７Ｒは、図
３に示すように、右側の気筒２Ｒの左側壁を通るカムチ
ェーン室１ａ１を通るチェーン８Ｒを介して右側の気筒
２Ｒの被駆動側スプロケット（図示略）を駆動するよう
になっており、この被駆動側スプロケットも、前側の気
筒２Ｆの場合と同様に、図示しない第２のアイドルギ
ア、第２のアイドルシャフトおよび駆動ギアを伝達手段
としてカムシャフト１３Ｒ（図２参照）を回転駆動し、
この場合における後側の気筒２Ｒの第２のアイドルギア
等は、後側の気筒２Ｒにおける左側に配設される。
【００１９】以上のような構成を有する本実施形態によ
れば、第１のアイドルシャフト６の左右両端部に各駆動
側スプロケット７Ｒ，７Ｆを設けたので、左右の駆動側
スプロケット７Ｒ，７Ｆ間の距離を小さくすることが可
能となる。
れば、第１のアイドルシャフト６の左右両端部に各駆動
側スプロケット７Ｒ，７Ｆを設けたので、左右の駆動側
スプロケット７Ｒ，７Ｆ間の距離を小さくすることが可
能となる。
【００２０】さらに、本実施形態においては、カムチェ
ーン室１ａ１を左側の気筒２Ｆについては右側の側壁
に、右側の気筒２Ｒについては左側の側壁に設けること
により、左右の駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆをそれぞ
れの設置側とは反対側の気筒の被駆動側スプロケットに
対応させたので、各駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆをク
ランクシャフト４のジャーナル部４ｂと同一位置に設け
て左右の駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆ間の距離をより
一層狭くすることが可能となり、エンジン幅を可能な限
り狭くすることができる。
ーン室１ａ１を左側の気筒２Ｆについては右側の側壁
に、右側の気筒２Ｒについては左側の側壁に設けること
により、左右の駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆをそれぞ
れの設置側とは反対側の気筒の被駆動側スプロケットに
対応させたので、各駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆをク
ランクシャフト４のジャーナル部４ｂと同一位置に設け
て左右の駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆ間の距離をより
一層狭くすることが可能となり、エンジン幅を可能な限
り狭くすることができる。
【００２１】また、左右の駆動側スプロケット７Ｒ，７
Ｆが一本の共通の第１のアイドルシャフト６の左右両端
部に設けられているので、バルブ開閉のタイミングに関
連する駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆの位置合わせを一
回で決めることが可能となる。
Ｆが一本の共通の第１のアイドルシャフト６の左右両端
部に設けられているので、バルブ開閉のタイミングに関
連する駆動側スプロケット７Ｒ，７Ｆの位置合わせを一
回で決めることが可能となる。
【００２２】なお、本実施形態は、本発明の好適な実施
の態様であり、本発明の技術的範囲は、この実施形態に
限定されない。例えば、本実施形態では、駆動側および
被駆動側のスプロケットとチェーンによるチェーン駆動
の動弁系駆動装置を示したが、本発明はこれに限定され
ず、ベルト等の無端連続体を採用した動弁系駆動装置を
有するエンジンにも適用可能である。また、本発明は、
Ｖ型エンジンだけでなく、水平対向エンジンにおいて
も、実施形態で説明したＶ型エンジンにおける効果と同
様の効果が得られる。
の態様であり、本発明の技術的範囲は、この実施形態に
限定されない。例えば、本実施形態では、駆動側および
被駆動側のスプロケットとチェーンによるチェーン駆動
の動弁系駆動装置を示したが、本発明はこれに限定され
ず、ベルト等の無端連続体を採用した動弁系駆動装置を
有するエンジンにも適用可能である。また、本発明は、
Ｖ型エンジンだけでなく、水平対向エンジンにおいて
も、実施形態で説明したＶ型エンジンにおける効果と同
様の効果が得られる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、Ｖ型
エンジンあるいは水平対向エンジンのように複数の動弁
系駆動装置を有する４サイクルエンジンにおいて、エン
ジン幅を狭く設定することができると共に、エンジン組
み立て時に左右の駆動側スプロケットの位置合わせを一
回で決めることができる。
エンジンあるいは水平対向エンジンのように複数の動弁
系駆動装置を有する４サイクルエンジンにおいて、エン
ジン幅を狭く設定することができると共に、エンジン組
み立て時に左右の駆動側スプロケットの位置合わせを一
回で決めることができる。
【図１】本実施形態に係る４サイクルエンジンの側面図
である。
である。
【図２】エンジンの一部を断面視した説明図である。
【図３】図２のIII−III線に沿うエンジンのクランクシ
ャフトに沿う縦断面図である。
ャフトに沿う縦断面図である。
【図４】図２のIII−III線に沿う断面図でシリンダヘッ
ドを断面視したカムシャフトを説明する図である。
ドを断面視したカムシャフトを説明する図である。
【図５】従来の４サイクルエンジンにおける動弁系駆動
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
１ エンジン １ｂ エンジンケース ２Ｆ，２Ｒ 前側（左側）の気筒，後側（右側）の気筒 ３Ｆ，３Ｒ 前側の気筒，後側の気筒の動弁系駆動装置 ４ クランクシャフト ４ｂ ジャーナル部 ６ 第１のアイドルシャフト（アイドルシャフトに相
当） ７Ｆ，７Ｒ 前側の気筒，後側の気筒の駆動側スプロケ
ット ８Ｆ，８Ｒ チェーン（無端連続体の一例） １０Ｆ 前側の気筒の被駆動側スプロケット １１Ｆ 前側の気筒の第２のアイドルギア １３Ｆ 前側の気筒のカムシャフト １３Ｒ 後側の気筒のカムシャフト １４Ｆ 前側の気筒の駆動ギア
当） ７Ｆ，７Ｒ 前側の気筒，後側の気筒の駆動側スプロケ
ット ８Ｆ，８Ｒ チェーン（無端連続体の一例） １０Ｆ 前側の気筒の被駆動側スプロケット １１Ｆ 前側の気筒の第２のアイドルギア １３Ｆ 前側の気筒のカムシャフト １３Ｒ 後側の気筒のカムシャフト １４Ｆ 前側の気筒の駆動ギア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02B 67/06 F01L 1/02 F02B 75/22 F16C 3/06 F16H 7/06
Claims (2)
- 【請求項１】 オーバーヘッドカムシャフト型エンジン
のクランクシャフトの回転をエンジンケース側の駆動側
スプロケットから無端連続体を介してシリンダーヘッド
側のカムシャフト回転用の被駆動側スプロケットに伝達
する動弁系駆動装置を左右の気筒それぞれに有するＶ型
あるいは水平対向の４サイクルエンジンであって、 前記クランクシャフトに従動するアイドルシャフトを前
記クランクシャフトと略平行に前記エンジンケースに設
置し、該アイドルシャフトの左右両軸端部に、左右の気
筒の被駆動側スプロケットを駆動する駆動側スプロケッ
トを設け、前記動弁系駆動装置をエンジンの左右両側に
配置した４サイクルエンジンにおいて、前記一方の気筒の駆動側スプロケットは、第１のアイド
ルギアの内側に位置しかつ第１のアイドルギアに一体形
成され、一方のベアリングの外側面に当接してアイドル
シャフトに固定される一方、他方の気筒の駆動側スプロ
ケットは他方のベアリングの外側近傍に位置しかつアイ
ドルシャフトに一体形成される ことを特徴とする４サイ
クルエンジン。 - 【請求項２】 前記左右の駆動側スプロケットそれぞれ
は、エンジン幅方向において、クランクシャフトの左右
のジャーナル部と略同一位置にあることを特徴とする請
求項１記載の４サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05599396A JP3309700B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | ４サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05599396A JP3309700B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | ４サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09250354A JPH09250354A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3309700B2 true JP3309700B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=13014616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05599396A Expired - Fee Related JP3309700B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | ４サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3309700B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7156060B2 (en) | 2004-12-28 | 2007-01-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Cam drive gear and valve operating system drive gear for engine |
| JP6172675B2 (ja) * | 2014-03-19 | 2017-08-02 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP05599396A patent/JP3309700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09250354A (ja) | 1997-09-22 |
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