JP4475327B2 - ブラケットの締結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のエンジンブロックに固定されるブラケットの締結構造に関する。
一般に、内燃機関のエンジンブロックは、シリンダヘッド、シリンダブロック、及びクランクケースといった複数の分割体で構成されている。また、こうしたエンジンブロックには、内燃機関自体を車両に固定するためのエンジンマウントブラケットや、内燃機関の補機(エアーコンディショナー用のコンプレッサやオルタネータ等)を同エンジンブロックに固定するためのブラケット等、各種のブラケットがボルトにて締結固定されている。
例えば、特許文献1に記載のものでは、シリンダの形成されたアッパブロックと、クランクシャフトを支持するロアブロックとを跨いでそれら各ブロックの側壁にエンジンマウントブラケットを締結固定するようにしている。
特開2003−49706号公報
ところで、上記特許文献1に記載されるように、複数の分割体で構成されるエンジンブロックにあって、隣接した第1分割体及び第2分割体の双方に渡ってブラケットを締結固定する場合には、次のような不都合の発生が懸念される。
例えば、近年のエンジンブロックは、軽量化を図るべくアルミニウム合金で形成されることが多い。一方、ブラケットについてはコストや強度の面などから、鉄(鋳鉄等)で形成されることが多い。この場合には、エンジンブロックを構成するシリンダヘッド、シリンダブロック、及びクランクケースの線膨張係数よりもブラケットの線膨張係数の方が小さいため、低温環境下では、それら各ブロックよりもブラケットの熱収縮量の方が小さくなる。そのため、例えば図5に一例を示すように、シリンダブロック300にあってブラケット500が締結された第1締結部310、及びクランクケース400にあってブラケット500が締結された第2締結部410には、上記収縮量の違いによって生じる力であってシリンダブロック300及びクランクケース400の収縮を阻害する力がブラケット500から直接作用する。このように第1締結部310の周囲におけるシリンダブロック300の収縮、及び第2締結部410の周囲におけるクランクケース400の収縮が阻害されると、他の部位に対して収縮量に差が生じる。そのため、第1締結部310と第2締結部410との間にある、シリンダブロック300とクランクケース400との合わせ面Cが開いてしまうようになる。
なお、上述したような合わせ面の開きは、エンジンブロックを構成する分割体とブラケットとで熱膨張量或いは熱収縮量に差があれば生じる現象である。従って、エンジンブロックを構成する分割体の線膨張係数よりもブラケットの線膨張係数の方が大きい場合、すなわち分割体よりもブラケットの熱膨張量の方が大きい場合にも合わせ面の開きは生じる可能性があり、この場合には、高温時にブラケットによって各分割体が引っ張られることにより、分割体の合わせ面は開いてしまうようになる。また、エンジンブロックを構成する分割体とブラケットの線膨張係数が同じであっても、同分割体とブラケットとの間に温度差があれば、同分割体とブラケットとの間で熱膨張量或いは熱収縮量に差が生じるため、同様な態様にて、分割体の合わせ面は開いてしまうおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の分割体で構成されるエンジンブロックにあって、隣接した第1分割体及び第2分割体の双方に渡ってブラケットを締結固定する場合に生じるおそれのある分割体の合わせ面の開きを好適に抑えることのできるブラケットの締結構造を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、複数の分割体で構成されるエンジンブロックにあって隣接した第1分割体及び第2分割体の双方に渡って締結固定されるブラケットの締結構造であって、前記第1分割体と前記第2分割体とが締結ボルトにより締結され、前記第1分割体と前記ブラケットとを締結する第1締結部と、前記第2分割体と前記ブラケットとを締結する第2締結部とが、前記締結ボルトを挟むように設けられ、前記第2分割体において前記締結ボルトを境界とした前記第1締結部と対応する側には、前記第2分割体とブラケットとを締結する締結部が設けられておらず、前記第1分割体において前記締結ボルトを境界とした前記第2締結部と対応する側には、前記第1分割体とブラケットとを締結する締結部が設けられていないことをその要旨とする。
上述したように、第1分割体及び第2分割体よりもブラケットの熱収縮量の方が小さい場合、或いは第1分割体及び第2分割体よりもブラケットの熱膨張量の方が大きい場合には、第1締結部と第2締結部との間にある、第1分割体と第2分割体との合わせ面が開いてしまうおそれがある。この点、同構成によれば、第1締結部と第2締結部とが、第1分割体及び第2分割体を締結するボルトを挟むように設けられているため、そのボルトによって上記合わせ面の開きが抑えられるようになる。従って、複数の分割体で構成されるエンジンブロックにあって、隣接した第1分割体及び第2分割体の双方に渡ってブラケットを締結固定する場合に生じるおそれのある分割体の合わせ面の開きを好適に抑えることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラケットの締結構造において、前記ブラケットは、前記第1分割体及び前記第2分割体の端部に設けられていることをその要旨とする。
先の図5に示した一例のように、第1分割体及び第2分割体の端部にブラケットを設ける場合には、第1分割体及び第2分割体の中央部寄りにブラケットを設ける場合と比較して、合わせ面の開き量が大きくなる傾向がある。これは、そうした端部にブラケットを設けると、締結部から見て分割体の中央部方向には、第1分割体及び第2分割体を締結するボルトが存在するものの、締結部から見て分割体の端部方向にはそうしたボルトが存在しておらず、この締結部から見て分割体の端部方向における同分割体の締結剛性が低くなることに由来する。この点、同構成によれば、そうした端部近傍にブラケットを固定する場合でも、第1分割体及び第2分割体の合わせ面の開きを好適に抑えることができるようになる。
上記第1分割体及び第2分割体としては、請求項3に記載の発明によるように、前記第1分割体はシリンダブロックであり、前記第2分割体はクランクケースである、といった構成や、請求項4に記載の発明によるように、前記第1分割体はシリンダブロックであり、前記第2分割体はシリンダヘッドである、といった構成を採用することができる。
また、上記ブラケットとしては、エンジンマウントブラケットの他、請求項5に記載の発明によるように、前記エンジンブロックに固定される補機用のブラケットである、といった構成を採用することもできる。
以下、本発明にかかるブラケットの締結構造が適用されたエンジンブロックについて、その一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
この図1に示すように、本実施形態における内燃機関のエンジンブロック1は、動弁系機構が配設されるシリンダヘッド10、ピストンが往復動するシリンダが形成されたシリンダブロック20、及びクランクシャフトを支持するクランクケース30にて構成されており、同エンジンブロック1は、大きくは3つの分割体にて構成されている。また、同エンジンブロック1は、アルミニウム合金で形成されている。
シリンダブロック20と同シリンダブロック20の上部に配設されるシリンダヘッド10とはボルトにて締結固定されている。また、シリンダブロック20と同シリンダブロック20の下部に配設されるクランクケースも、複数の締結ボルト40(図1では一部の締結ボルト40のみを図示)によって締結固定されている。
このエンジンブロック1には、隣接したシリンダブロック20及びクランクケース30の双方に渡ってブラケット50が締結固定されている。また、このブラケット50は、シリンダブロック20及びクランクケース30の端部近傍に固定されている。なお、同ブラケット50は、鉄製(例えば鋳鉄製)である。
このブラケット50は、エンジンブロック1に内燃機関の補機(例えばエアーコンディショナー用のコンプレッサやオルタネータ等)を固定するための部材であり、そうした補機を取り付けるための固定部55が複数設けられている。
このブラケット50とシリンダブロック20とは、第1シリンダ側ボルト61及び第2シリンダ側ボルト62にて締結固定されており、同ブラケット50とクランクケース30とは、第1クランク側ボルト71及び第2クランク側ボルト72にて締結固定されている。
より詳細には、同ブラケット50には、上記第1シリンダ側ボルト61が挿入される挿入孔が形成された第1シリンダ用ボス部51や、上記第2シリンダ側ボルト62が挿入される挿入孔が形成された第2シリンダ用ボス部52が形成されている。また、上記第1クランク側ボルト71が挿入される挿入孔が形成された第1クランク用ボス部53、及び上記第2クランク側ボルト72が挿入される挿入孔が形成された第2クランク用ボス部54も形成されている。
上記シリンダブロック20には、上記第1シリンダ側ボルト61が螺合される第1シリンダ側雌ねじ部と、同第1シリンダ側雌ねじ部よりもシリンダブロック20の中央側に設けられて上記第2シリンダ側ボルト62が螺合される第2シリンダ側雌ねじ部とが形成されている。また、上記クランクケース30には、上記第1クランク側ボルト71が螺合される第1クランク側雌ねじ部と、同第1クランク側雌ねじ部よりもクランクケース30の中央側に設けられて上記第2クランク側ボルト72が螺合される第2クランク側雌ねじ部とが形成されている。
そして、上記第1シリンダ用ボス部51の挿入孔に挿入された第1シリンダ側ボルト61が上記第1シリンダ側雌ねじ部に締結され、上記第2シリンダ用ボス部52の挿入孔に挿入された第2シリンダ側ボルト62が上記第2シリンダ側雌ねじ部に締結されることにより、ブラケット50とシリンダブロック20との締結固定がなされる。
また、上記第1クランク用ボス部53の挿入孔に挿入された第1クランク側ボルト71が上記第1クランク側雌ねじ部に締結され、上記第2クランク用ボス部54の挿入孔に挿入された第2クランク側ボルト72が上記第2クランク側雌ねじ部に締結されることにより、ブラケット50とクランクケース30との締結固定がなされる。
このように、本実施形態では、シリンダブロック20とブラケットとを締結する締結部として、第1シリンダ側雌ねじ部と第1シリンダ用ボス部51とで第1締結部100が構成されており、第2シリンダ側雌ねじ部と第2シリンダ用ボス部52とで第3締結部が構成されている。また、クランクケース30とブラケットとを締結する締結部として、第1クランク側雌ねじ部と第1クランク用ボス部53とで第2締結部200が構成されており、第2クランク側雌ねじ部と第2クランク用ボス部54とで第4締結部が構成されている。
図2に、図1のA部、すなわち上記第1締結部100及び第2締結部200の近傍における拡大断面図を示す。
この図2に示すように、第1シリンダ用ボス部51に挿入された第1シリンダ側ボルト61は、第1シリンダ側雌ねじ部20aに螺合される。また、第1クランク用ボス部53に挿入された第1クランク側ボルト71は、第1クランク側雌ねじ部30aに螺合される。
そして、本実施形態では、上述した第1締結部100と第2締結部200とが、シリンダブロック20及びクランクケース30を締結する締結ボルト40を挟むように設けられている。すなわち、1つの締結ボルト40の近傍であって両隣にそれぞれ設けられた第1締結部100及び第2締結部200は、第1締結部100の中心(第1シリンダ側雌ねじ部20aの中心)と第2締結部200の中心(第1クランク側雌ねじ部30aの中心)を通る直線L1が、締結ボルト40の中心線L2と交差するように設けられている。
このようにして第1締結部100及び第2締結部200を配置する作用効果について、以下に説明する。
本実施形態では、3つの分割体で構成されるアルミニウム合金製のエンジンブロック1にあって、隣接したシリンダブロック20及びクランクケース30の双方に渡って鉄製のブラケット50を締結固定するようにしている。こうしたブラケットの締結構造において、先の図5に示したように、締結ボルト40を挟まないようにして第1締結部100及び第2締結部200を配置すると、シリンダブロック20やクランクケース30よりもブラケット50の熱収縮量の方が小さいため、第1締結部100及び第2締結部200の間にある、シリンダブロック20及びクランクケース30の合わせ面Cが開いてしまうおそれがある。
しかし、本実施形態では、第1締結部100と第2締結部200とが、シリンダブロック20及びクランクケース30を締結する締結ボルト40を挟むように設けられており、シリンダブロック20及びクランクケース30にあってこの締結ボルト40が配設された部位は強固に固定されている。従って、その締結ボルト40によって上記合わせ面Cの開きは抑えられる。
特に、本実施形態では、ブラケット50をシリンダブロック20及びクランクケース30の端部近傍に設けるようにしており、こうした位置にブラケット50を固定する場合には、本実施形態で説明した上記第1締結部100及び第2締結部200の配置態様が特に有効に作用する。
すなわち、先の図5に示したように、シリンダブロック300及びクランクケース400の端部にブラケット500を設ける場合には、シリンダブロック300及びクランクケース400の中央部寄りにブラケット500を設ける場合と比較して、合わせ面Cの開き量が大きくなる傾向がある。これは、そうした端部にブラケット500を設けると、第1締結部310及び第2締結部410から見て、シリンダブロック300やクランクケース400の中央部方向には、シリンダブロック300及びクランクケース400を締結するボルトが存在する。しかし、第1締結部310及び第2締結部410から見て、シリンダブロック300やクランクケース400の端部方向にはそうしたボルトが存在していない。そのため、それら各締結部310、410から見て、シリンダブロック300やクランクケース400の端部方向における同シリンダブロック300及びクランクケース400の締結剛性が低くなることに由来する。この点、本実施形態では、そうした端部近傍にブラケット50を固定する場合でも、シリンダブロック20及びクランクケース30の合わせ面Cの開きを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
(1)シリンダブロック20及びブラケット50を締結する第1締結部100と、クランクケース30及びブラケット50を締結する第2締結部200とで、シリンダブロック20及びクランクケース30を締結する締結ボルト40を挟むように、同第1締結部100及び第2締結部200を設けるようにしている。そのため、隣接したシリンダブロック20及びクランクケース30の双方に渡ってブラケット50を締結固定する場合に生じるおそれのある上記合わせ面Cの開きを好適に抑えることができるようになる。
(2)シリンダブロック20及びクランクケース30の端部にブラケット50を設けるようにしている。こうした端部にブラケット50を設けると、シリンダブロック20及びクランクケース30の合わせ面Cについてその開き量が大きくなる傾向がある。この点、本実施形態では、第1締結部100及び第2締結部200を上記態様にて適切に配置するようにしているため、そうした端部近傍にブラケット50を固定する場合でも、上記合わせ面Cの開きを好適に抑えることができるようになる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・シリンダヘッド10、シリンダブロック20、クランクケース30、及びブラケット50の各材質を他の材質に変更することも可能である。
・上記実施形態では、エンジンブロック1を構成する分割体についてその材質の線膨張係数よりもブラケット50を構成する材質の線膨張係数の方が小さい場合について説明した。
ここで、上述したような合わせ面Cの開きは、エンジンブロック1を構成する分割体とブラケット50とで熱膨張量或いは熱収縮量に差があれば生じる現象である。従って、同分割体を構成する材質の線膨張係数よりもブラケット50を構成する材質の線膨張係数の方が大きい場合、すなわち分割体よりもブラケット50の熱膨張量の方が大きい場合にも、合わせ面Cの開きは生じる可能性がある。この場合には、高温時にブラケット50によって各分割体が引っ張られることにより、分割体の合わせ面Cは開いてしまうようになる。この点、上記実施形態では、第1締結部100と第2締結部200とが、シリンダブロック20及びクランクケース30を締結する締結ボルト40を挟むように設けられており、シリンダブロック20及びクランクケース30にあってこの締結ボルト40が配設された部位は強固に固定されている。従って、そのように分割体を形成する材質の線膨張係数よりもブラケット50を形成する材質の線膨張係数の方が大きい場合でも、上記合わせ面Cの開きを好適に抑えることが可能である。
また、エンジンブロック1を構成する分割体とブラケット50の線膨張係数が同じであっても、同分割体とブラケット50との間に温度差があれば、同分割体とブラケット50との間で熱膨張量や熱収縮量に差が生じる。そのため、同分割体とブラケット50の線膨張係数が同じ場合にも、上述したような態様にて分割体の合わせ面Cが開いてしまうおそれがある。この点、上記実施形態によれば、分割体よりもブラケット50の熱収縮量の方が小さい場合、或いは分割体よりもブラケット50の熱膨張量の方が大きい場合でも、各分割体の合わせ面Cの開きを好適に抑えることができる。従って、ブラケット50が締結されるエンジンブロック1の分割体と同ブラケット50の線膨張係数が同じであり、同分割体とブラケット50との間に生じた温度差に起因して発生する上記合わせ面Cの開きについても、上記実施形態では好適に抑えることができる。
・上記実施形態では、ブラケット50を、シリンダブロック20及びクランクケース30の端部近傍に設けるようにしたが、例えばシリンダブロック20及びクランクケース30の中央部寄り(先の図1に示すD部近傍)に設けるようにしてもよい。この場合にも、同D部の拡大断面図である図3に示すように、第1締結部100と第2締結部200とが、シリンダブロック20及びクランクケース30を締結する締結ボルト40を挟むように設けることにより、同様な作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、エンジンブロック1を構成する複数の分割体のうち、シリンダブロック20を上記第1分割体とし、クランクケース30を上記第2分割体とした場合について説明した。この他、シリンダヘッド10を第2分割体とし、隣接したシリンダブロック20及びシリンダヘッド10の双方に渡ってブラケット50を締結固定する場合にも、本発明にかかるブラケットの締結構造は同様に適用することができる。この場合には、図4に示すように、シリンダヘッド10とシリンダブロック20とを締結する締結ボルト80を挟むようにして、上記第1締結部100と同様な第1締結部100’を設けるとともに、上記第2締結部200と同様な第2締結部200’を設けるようにすればよい。
・上記ブラケット50は、エンジンブロック1に固定される補機用のブラケットであったが、この他の用途で利用されるブラケット、例えば内燃機関自体を車両に固定するためのエンジンマウントブラケットであってもよい。
本発明にかかるブラケットの締結構造を具体化した一実施形態にあって、これが適用されるエンジンブロックの側面図。 図1のA部を拡大した断面図。 同実施形態の変形例が適用されたエンジンブロックにあって、図1のD部を拡大した断面図。 同実施形態の変形例が適用されたエンジンブロックにあって、シリンダヘッド及びシリンダブロックの断面構造を示す拡大図。 シリンダブロック及びクランクケースの断面を示す拡大図。
符号の説明
1…エンジンブロック、10…シリンダヘッド、20…シリンダブロック、20a…第1シリンダ側雌ねじ部、30…クランクケース、30a…第1クランク側雌ねじ部、40…締結ボルト、50…ブラケット、51…第1シリンダ用ボス部、52…第2シリンダ用ボス部、53…第1クランク用ボス部、54…第2クランク用ボス部、55…固定部、61…第1シリンダ側ボルト、62…第2シリンダ側ボルト、71…第1クランク側ボルト、72…第2クランク側ボルト、80…締結ボルト、100、100’…第1締結部、200、200’…第2締結部、300…シリンダブロック、310…第1締結部、400…クランクケース、410…第2締結部、500…ブラケット、C…合わせ面。

Claims (5)

  1. 複数の分割体で構成されるエンジンブロックにあって隣接した第1分割体及び第2分割体の双方に渡って締結固定されるブラケットの締結構造であって、
    前記第1分割体と前記第2分割体とが締結ボルトにより締結され、
    前記第1分割体と前記ブラケットとを締結する第1締結部と、前記第2分割体と前記ブラケットとを締結する第2締結部とが、前記締結ボルトを挟むように設けられ、
    前記第2分割体において前記締結ボルトを境界とした前記第1締結部と対応する側には、前記第2分割体とブラケットとを締結する締結部が設けられておらず、
    前記第1分割体において前記締結ボルトを境界とした前記第2締結部と対応する側には、前記第1分割体とブラケットとを締結する締結部が設けられていない
    ことを特徴とするブラケットの締結構造。
  2. 前記ブラケットは、前記第1分割体及び前記第2分割体の端部に設けられている
    請求項1に記載のブラケットの締結構造。
  3. 前記第1分割体はシリンダブロックであり、前記第2分割体はクランクケースである
    請求項1または2に記載のブラケットの締結構造。
  4. 前記第1分割体はシリンダブロックであり、前記第2分割体はシリンダヘッドである
    請求項1または2に記載のブラケットの締結構造。
  5. 前記ブラケットは、前記エンジンブロックに固定される補機用のブラケットである
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のブラケットの締結構造。
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