JP5760916B2 - 索条ケース - Google Patents
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Description
エンジンのシリンダヘッド及びシリンダブロックの側面に固定され、クランクシャフトの回転力をカムシャフトに伝達する無端の索条を覆う索条カバー部と、エンジンマウントによって車体に吊り下げられた前記エンジンの荷重方向に対して直交するエンジンマウント締結面を備えたエンジンマウント固定部を有し、且つ、前記カムシャフトの軸心方向から見て前記シリンダヘッド及び前記シリンダブロックに跨って位置するサポートブラケット部が、一体に形成されている索条ケースにおいて、前記サポートブラケット部を前記シリンダヘッドに固定するための第1ボルト孔及び第3ボルト孔と、前記サポートブラケット部を前記シリンダブロックに固定するための第2ボルト孔及び第4ボルト孔とを有しており、前記第1ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面及び前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの境界面よりもシリンダヘッド側に位置して索条ケースの縁のシール面に形成され、前記第2ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面及び前記境界面よりもシリンダブロック側に位置して前記シール面に形成され、前記第3ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面よりもシリンダブロック側に位置して前記索条の内側に形成され、前記第4ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面よりもシリンダブロック側に位置して前記索条の外側で前記第2ボルト孔寄りに形成され、前記第1ボルト孔の中心と前記第2ボルト孔の中心を結ぶ直線が、前記エンジンマウント締結面に交差していることを特徴とする。
前記エンジンマウント締結面には複数本のスタッドボルトが立設されており、
前記第1ボルト孔は前記スタッドボルトの間に位置していることを特徴とする。
前記サポートブラケット部における少なくとも前記第1ボルト孔と前記第2ボルト孔と前記第3ボルト孔によって囲まれた範囲の裏面には、前記エンジンマウント締結面と直交する方向に延びたリブが形成されていることを特徴とする。
即ち、サポートブラケット部の固定点がシリンダヘッド側のみの場合には、エンジン(シリンダブロック)の重量やエンジンの振動によってシリンダヘッドガスケットの面圧が低下するおそれがある。これに対して本発明の索条ケースでは、第1ボルト孔及び第3ボルト孔がシリンダヘッド側に位置し第2ボルト孔及び第4ボルト孔がシリンダブロック側に位置しているため、サポートブラケット部がシリンダヘッドだけでなくシリンダブロックにも固定される。このため、サポートブラケット部においてシリンダヘッドだけでなくシリンダブロックも確実に支持することができるため、エンジン(シリンダブロック)の重量やエンジンの振動によってシリンダヘッドガスケットの面圧が低下することはない。
しかも、サポートブラケット部固定用である第1ボルト孔及び第2ボルト孔が、チェーンケースシール用のボルト孔と共用化される。従って、サポートブラケット部固定用であるボルトも、チェーンケースシール用のボルトと共用化されるため、ボルト孔の数やボルト本数を低減することができる。
また、比較的オイル漏れをし易い部分であるシリンダヘッドの側面とシリンダブロックの側面と索条ケースのシール面の3面合わせ部において、索条ケースのシール面を、第1ボルト孔と第2ボルト孔を用いてシリンダヘッドの側面とシリンダブロックの側面とに確実に固定することができるため、オイル漏れを確実に抑制することができる。
即ち、サポートブラケット部12の固定点がシリンダヘッド側のみの場合には、エンジン31(シリンダブロック33)の重量やエンジン31の振動によってシリンダヘッドガスケット35の面圧が低下するおそれがある。これに対して本実施の形態例のチェーンケース10では、第1ボルト孔41がシリンダヘッド側に位置し第2ボルト孔42がシリンダブロック側に位置しているため、サポートブラケット部12がシリンダヘッド32だけでなくシリンダブロック33にも固定される。このため、サポートブラケット部12においてシリンダヘッド32だけでなくシリンダブロック33も確実に支持することができるため、エンジン31(シリンダブロック33)の重量やエンジンの振動によってシリンダヘッドガスケット35の面圧が低下することはない。
しかも、サポートブラケット部固定用である第1ボルト孔41及び第2ボルト孔42が、チェーンケースシール用のボルト孔と共用化される。従って、サポートブラケット部固定用であるボルト34も、チェーンケースシール用のボルトと共用化されるため、ボルト孔の数やボルト本数を低減することができる。
また、比較的オイル漏れをし易い部分であるシリンダヘッド32の側面とシリンダブロック33の側面とチェーンケース10のシール面13の3面合わせ部において、チェーンケース10のシール面13を、第1ボルト孔41と第2ボルト孔42を用いてシリンダヘッド32の側面とシリンダブロック33の側面とに確実に固定することができるため、オイル漏れを確実に抑制することができる。
更に、それら2つの固定点がシリンダヘッド側とシリンダブロック側に分割されているため、シリンダヘッド32とシリンダブロック33の間に介設するシリンダヘッドガスケット35の面圧を低下させるおそれがない。しかも、第1ボルト孔41の中心と第4ボルト孔44の中心とを結ぶ直線Cが、エンジンマウント締結面12bに対してほぼ直交(直交の場合も含む)しているため、エンジン31の荷重を確実に支持することができる。
11 チェーンカバー部
12 サポートブラケット部
12a エンジンマウント固定部
12b エンジンマウント締結面
12c ねじ穴
13 シール面
14 チェーンケースシール用のボルト
15 チェーンケースシール用のボルト孔
16 スタッドボルト
16a ねじ部
21,22 エンジンマウント
31 エンジン
32 シリンダヘッド
33 シリンダブロック
34 サポートブラケット部固定用のボルト
35 シリンダヘッドガスケット
41 サポートブラケット部固定用の第1ボルト孔
42 サポートブラケット部固定用の第2ボルト孔
43 サポートブラケット部固定用の第3ボルト孔
44 サポートブラケット部固定用の第4ボルト孔
51 チェーン
52 クランクシャフト
53 スプロケット
54 カムシャフト
55 スプロケット
61a,61b,61c,61d リブ
71 ナット
Claims (3)
- エンジンのシリンダヘッド及びシリンダブロックの側面に固定され、クランクシャフトの回転力をカムシャフトに伝達する無端の索条を覆う索条カバー部と、エンジンマウントによって車体に吊り下げられた前記エンジンの荷重方向に対して直交するエンジンマウント締結面を備えたエンジンマウント固定部を有し、且つ、前記カムシャフトの軸心方向から見て前記シリンダヘッド及び前記シリンダブロックに跨って位置するサポートブラケット部が、一体に形成されている索条ケースにおいて、
前記サポートブラケット部を前記シリンダヘッドに固定するための第1ボルト孔及び第3ボルト孔と、前記サポートブラケット部を前記シリンダブロックに固定するための第2ボルト孔及び第4ボルト孔とを有しており、
前記第1ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面及び前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの境界面よりもシリンダヘッド側に位置して索条ケースの縁のシール面に形成され、
前記第2ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面及び前記境界面よりもシリンダブロック側に位置して前記シール面に形成され、
前記第3ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面よりもシリンダブロック側に位置して前記索条の内側に形成され、
前記第4ボルト孔は、前記エンジンマウント締結面よりもシリンダブロック側に位置して前記索条の外側で前記第2ボルト孔寄りに形成され、
前記第1ボルト孔の中心と前記第2ボルト孔の中心を結ぶ直線が、前記エンジンマウント締結面に交差している
ことを特徴とする索条ケース。 - 請求項1に記載の索条ケースにおいて、
前記エンジンマウント締結面には複数本のスタッドボルトが立設されており、
前記第1ボルト孔は前記スタッドボルトの間に位置していることを特徴とする索条ケース。 - 請求項1又は2に記載の索条ケースにおいて、
前記サポートブラケット部における少なくとも前記第1ボルト孔と前記第2ボルト孔と前記第3ボルト孔によって囲まれた範囲の裏面には、前記エンジンマウント締結面と直交する方向に延びたリブが形成されていることを特徴とする索条ケース。
Priority Applications (1)
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JP2011216037A JP5760916B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 索条ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011216037A JP5760916B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 索条ケース |
Publications (2)
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JP2013076353A JP2013076353A (ja) | 2013-04-25 |
JP5760916B2 true JP5760916B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=48479989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011216037A Active JP5760916B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 索条ケース |
Country Status (1)
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2011
- 2011-09-30 JP JP2011216037A patent/JP5760916B2/ja active Active
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