JP4495371B2 - エンジンのチェンカバー構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブローバイガスからオイルミストを除去するように構成されたエンジンに関するものであり、特に、チェンカバー内をオイルミストの捕集のための空間として利用するようにしたエンジンのチェンカバー構造に関するものである。
【0002】
一般に、クランクケース内に排出されたブローバイガスを、何ら処理せずにそのまま大気に放出すると大気が汚染されてしまう。このため、ブローバイガスをエンジンで燃焼させてブローバイガスに含まれていたオイルミストを除去することがなされている。
【0003】
このような場合においては、ブローバイガス中のオイル分を十分に除去した上で、ブローバイガスをシリンダボア内に供給しないと、オイルの消費量が増大するとともに、ブローバイガス中のオイルミストによってエミッションが悪化することになる。
そこで、ブローバイガスからオイルミストを捕集して除去し、捕集したオイルミストをオイルパンに戻すことがなされている。
例えば、オイルを捕集するためのチャンバを吸気系とチェンカバー内との双方に連通させると共に、チェンカバーをオイルパン又はクランクケースに連通させ、チェンカバー及びチャンバによって回収されたオイルをオイルパンに戻すことがなされている。なお、この種の先行技術としては、クランク軸とカムシャフトをチェンで連動させ、チェンをシリンダブロックに設けた縦孔に通すようにしたエンジンにおいて、チェンの外側一側に添えた帯状のチェンガイドの両側に長さ方向に沿って突設されたリップをシリンダブロックの縦孔側面に突き当てて、縦孔をチェン室とブリーザー室とに分割するようにした「四サイクルエンジンのカムチェンガイド」(実公平6−24600号公報)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、チェンカバーとオイルミスト捕集用のチャンバとを利用すると、ブローバイガスからオイルミストが捕集されるため、オイルの消費量が低減され、エンジンのエミッションが改善される。
【0005】
しかし、オイルミストの捕集量は、チェンカバーで捕集されたオイルミストと、チャンバで捕集されたオイルミストとの総和であり、チェンカバーによるオイルミストの捕集は、オイルミスト捕集用のチャンバによるオイルミストの捕集に対して補助的なものに過ぎない。このため、エンジンの負荷及び回転数が増し、ブローバイガスの流量が増加したときは、ブローバイガスから捕集されるオイルミストの捕集量が不充分となることがある。
そこで、チェンカバー内の容量を増加させ、全体としてのオイルミストの捕集能力を増大することが想定されるが、補機を駆動するためのクランクプーリがチェンカバーの外側に配置されているため、チェンカバーの容量をむやみに大きくすることはできない。
このため、クランク軸の長さ、このクランク軸に対するクランクプーリの取り付け位置を変えて、オイルミストに対するチェンカバーの容量の不足を解消することが想定されるが、エンジンの大型化、重量の増加を招くことになるため採用されていない。
【0006】
また、クランク軸にクランクプーリを取り付ける場合、図5に示すように、チェンカバー50とクランクプーリ52との対峙面に、互いに嵌合する凹部53と凸部54とを設けて、ラビリンス状のシール部を形成し、このラビリンス状のシール部によって、クランク軸51とチェンカバー50の孔55に装着されたオイルシール56への異物の侵入を防止することがなされている。
しかし、クランクプーリ52のチェンカバー50側と反対側面に、デカップルドダンパー等、性能を向上させるための部品を取り付ける凹部が設けられているときは、その反対側にラビリンス状のシール部を形成する余裕がなくなるため、ラビリンス状のシール部を形成してオイルシール56を損傷から保護することができなくなる。
なお、図5において、57はコンロッド、58はシリンダボア、59はピストン、60はシリンダヘッド、61は駆動スプロケット、62はタイミングチェンを示す。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みて案出されたもので、その目的は、クランク軸に対するクランクプーリの取り付け位置を変えることなく、クランク軸にクランクプーリを取り付け、その上で、ブローバイガスに対するチェンカバーの容量を増加できるように構成するとともに、オイルシールへの異物の侵入を規制できるように構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、エンジン本体の一端面に取り付けるチェンカバーに挿入孔を設けてこれにクランク軸の先端部を挿入すると共に、前記クランク軸の先端部に、補機を駆動するためのクランクプーリを取り付け、前記挿入孔の内周面にオイル漏れを規制すべくオイルシールを設け、さらに、前記エンジン本体のブローバイガスをエンジン本体のクランクケース内から前記チェンカバー内を通じて吸気系に還流するように構成したエンジンにおいて、
前記チェンカバーにチェンカバーの容量を増加させるための膨出部を前記クランクプーリを避けてクランクプーリの上方に少なくとも1以上設け、この膨出部の側面の一部を前記クランクプーリの周方向に沿ってクランクプーリの鍔部外周面に対向させたエンジンのチェンカバー構造を提供するものである。
【0009】
このようにすると、クランク軸の長さ、クランク軸に対するクランクプーリの取り付け位置を変えることなく、クランクプーリ上方のチェンカバーの容量が拡大されるので、チェンカバー内を上昇したブローバイガスの流速が低下し、ブローバイガスに対するチェンカバーのオイルミスト捕集能力が向上する。また、膨出部の側面の一部が前記クランクプーリの周方向に沿ってクランクプーリの鍔部外周面に対向しているので、オイルシールへの異物の侵入が規制され、異物の侵入によるオイルシールの損傷が防止される。さらに、膨出部がチェンカバーの断面係数を増加させて剛性を増大するのでチェンカバーの面振動が低減される。そして、オイル捕集用チャンバによって残りのオイルミストが除去されたブローバイガスが吸気系に還流されるので、オイルの消費量が低減され、エンジンのエミッションが改善される。
【0010】
さらに、請求項2記載の発明は、前記膨出部にエンジン本体の一端面に支持される凹部を設け、この凹部に外側からエンジンマウントブラケットを嵌め込んでエンジン本体の一端面にボルト止めするように構成したエンジンのチェンカバー構造を提供するものである。
【0011】
このようにすると、エンジン本体の一端面に対するチェンカバーの結合面が増加し、剛性の高い重量物であるエンジンマウントブラケットとチェンカバーとが一緒にエンジン本体にボルト止めされるので、チェンカバーの面振動が規制される。また、凹部によりチェンカバー内で流路断面が縮小されるので、ブローバイガスの膨張、収縮によりオイルミストが捕集される。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、前記エンジンマウントブラケットにエンジン本体の側方に配置された補機を着脱自在に取り付けるように構成されたエンジンのチェンカバー構造を提供するものである。
【0013】
すなわち、チェンカバーの凹部は、エンジン本体の一端面にエンジンマウントブラケットとともにボルトによって固定され、このエンジンマウントブラケットに補機が取り付けられるので、エンジンマウントブラケットを補機に極力近づけることができ、チェンカバーに無理な応力を掛けることなくエンジン本体の一端面に補機を取り付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1はクランク軸方向から見たエンジンの側面図である。図1において、1はエンジン本体、2はシリンダヘッド、3はオイルパンであり、エンジン本体1の一端面にチェンカバー4をボルト5,5,…により取り付けて、エンジン本体1の動力伝達機構(後述する)を覆っている。
【0015】
図2に図1のA−B−C−D−E−F−G線断面を示す。図2に示されるように、チェンカバー4の下部のオイルパン3側には、挿入孔6bが設けられていて、エンジン本体1のクランク軸6の先端部6aが挿入されており、クランク軸6の先端部6aに、ボルト7とキー8によりクランクプーリ9が固定される。クランクプーリ9のボス部外周面と挿入孔6bの内周面との間には、チェンカバー4内からのオイル漏れを規制すべくオイルシール10が設けられる。
【0016】
前記チェンカバー4には、オイルシール10への異物の侵入を規制すべくシール部11が設けられる。シール部11は、クランク軸6の軸方向外側にチェンカバー4を膨出させて形成された膨出部12の下側面12aをクランクプーリ9の鍔部外周面9aに周方向に沿って近接させて形成されたクリアランスS1と、前記クランクプーリ9とチェンカバー4との対峙面間に形成されたクリアランスS2とによって形成され、その絞り効果によって、オイルシール10への異物の侵入を規制する。
【0017】
前記膨出部12は、クランク軸6に取り付けられているクランクプーリ9との対峙面を除く他の部分をクランク軸方向に膨出させて形成され、その容積は、ブローバイガスGの流量に対応させてオイルミストを捕集できるようにするために、エンジン回転数とエンジン負荷とに基づいて決定される。また、チェンカバー4の膨出部12及びチェンカバー4のクランクプーリ9との対峙面には、剛性を向上し、オイルミストの捕集量を増大するための凹陥部14,14,…とリブ15…とが設けられる。
【0018】
前記凹陥部14,14,…及びリブ15…は、ブローバイガスGに対するチェンカバー4内の流路断面をブローバイガスGの流れ方向において大小に変化させてその膨張、収縮の繰り返しによりオイルミストを捕集できるようチェンカバー4に配置されるとともに、各位置でチェンカバー4の面振動に対する剛性を増加できるように配置される。
【0019】
さらに、チェンカバー4のオイルパン3側には、チェンカバー4内をオイルパン3内に連通させて、オイルパン3からチェンカバー4内にブローバイガスGを導入するためのオイルパン側連通口23が形成され、チェンカバー4のシリンダヘッドカバー2a側に、チェンカバー4内からシリンダヘッドカバー2a内にブローバイガスGを導入するためのシリンダヘッド側連通口24が形成される。また、シリンダヘッドカバー2a内とシリンダヘッド2の吸気ポート(図示せず)とは、連通路(図示せず)を介して互いに連通される。
【0020】
また、前記チェンカバー4には、エンジンマウントブラケット16を取り付けるための凹部17が設けられる。図3に示すように、前記凹部17は、エンジンマウントブラケット16を外側から嵌め込んで取り付けることができるようにするために、チェンカバー4の外側から内側に向かって窪ませて形成されている。図2に示すように、前記凹部17は、エンジン本体1の一端面から外側に向かって突出している取り付けボス18,18,…に支持されていて、エンジンマウントブラケット16の取り付けボスのボルト挿通孔22,22,…、凹部17の底面のボルト挿入孔19,19,…に挿通するボルト20,20,…が、エンジン本体1の一端面に設けられている取り付けボス18,18,…の螺子孔21,21,…に螺入されたとき、エンジン本体1の一端面に一体化される。
【0021】
前記凹部17は、図1に示すように、補機取り付け用のステー(例えば、ステアリングをアシストするための油圧モータを固定するためのステー)STをエンジンマウントブラケット16に着脱自在に取り付けるため、外側の一辺部が外向きに開端している。このため、補機の取り付けやメンテナンスが容易となる。
なお、図2において、25はコンロッド、26はシリンダボア、27はピストンであり、図3において、STBはエンジンをマウンティングするためのボルトである。
【0022】
図4はチェンカバー4等を仮想線で表現してエンジン本体1の一端面に取り付けられている動力伝達機構を示したものである。
前記エンジンマウントブラケット16に取り付けられるステーSTは、前記エンジンマウントブラケット16の外側部にボルト(図示せず)によって固定されたステー本体部STbと、このステー本体部STbから延出された補機取り付け部STaとからなっている。
前記補機取り付け部STaは、エンジン本体1、具体的には、シリンダヘッド2、シリンダヘッド2とオイルパン3間のシリンダブロックとから成るエンジン本体1の外側面に接合された状態で、シリンダヘッド2と、シリンダブロックとに形成された螺子孔(図示せず)に螺合するボルトにより、エンジン本体1に取り付けられる。
そして、補機取り付け部STaの取り付けボルト挿入孔(図示せず)をエンジン本体1の外側面の螺子孔(図示せず)に合致させ且つ補機取り付け部STaの取り付けボルト挿入孔に補機39の取り付けボルト挿入孔(図示せず)を合致させた状態で、これら取り付けボルト挿入孔に取り付けボルトを挿入しながら、取り付けボルトをエンジン本体1の外側面の螺子孔に螺入して締結すると、補機39がエンジン本体1の外側面と、エンジン本体1の一端面とに一体に取り付けられる。
このように、エンジン本体1の外側面と、エンジン本体1の一端面とにステーSTを取り付けて、ステーSTに補機39を取り付ける構造とすると、ステーSTの支持剛性が向上し、チェンカバー4の負担が大幅に減少する。
図4において、クランク軸6が回転駆動されると、このクランク軸6に取り付けられた駆動スプロケット28,29が駆動され、タイミングチェン30とオイルポンプ駆動用チェン31とが駆動される。タイミングチェン30の駆動により、カムシャフト38はクランク軸6の2回転当り1回転の割合で回転され、オイルポンプ駆動用チェン31の駆動によりオイルポンプ(図示せず)が駆動されてオイルがエンジン本体1の潤滑部へと供給される。
【0023】
図2において、シリンダボア26内の圧力の上昇により、シリンダボア26とピストンリング28との隙間からクランク室29に、そして、クランク室29からオイルパン3内にブローバイガスGが吹き抜ける。オイルパン3内で発生したオイルミストはブローバイガスGに混入する。そして、オイルパン3内のブローバイガスGは、吸気ポート(図示せず)の吸入負圧により、オイルパン側連通口23、チェンカバー4内、シリンダヘッド側連通口24、オイルミスト捕集用チャンバとしてのシリンダヘッドカバー2a内に導入される。この間、流路断面の変化に対応した膨張、収縮の繰り返しによりオイルミストが捕集される。
【0024】
オイルミストが捕集された後、ブローバイガスGは、シリンダヘッドカバー2a内に連通する連通路(図示せず)からシリンダヘッド2の吸気ポート(図示せず)に吸入され、燃焼用空気とともにシリンダボア26に吸入される。シリンダヘッドカバー2a内で液化したオイルは、シリンダヘッド側連通口24を通じてチェンカバー4内へ排出され、チェンカバー4内で液化したオイルとともにオイルパン3内に戻され、前記したオイルポンプにより、再び、潤滑用として使用される。
【0025】
一方、前記シール部11は、その絞り効果によってオイルシール10への異物の侵入を阻止し、侵入による損傷を防止する。この結果、オイル漏れが防止される。もちろん、オイルシール10の寿命も増加する。また、前記凹部17、凹陥部14,14,…、リブ15…は、チェンカバー4の剛性を増し、面振動に起因した放射音を減少させる。特に、凹部17を、エンジン本体1の一端面に支持させた状態で固定すると、チェンカバー4の全体の剛性が向上するとともに、チェンカバー4の共振点がずれるので、放射音が低減される。
【0026】
なお、図4に示すように、チェンカバー4の中央部近傍とエンジン本体1の一端面部の中央部近傍とに、互いに重合する一対のリブ状の連結部32,32を設け、これら連結部32,32同士をボルトで連結してもよい。
このようにすると、チェンカバー4の全体的な剛性が飛躍的に向上されてチェンカバー4の面振動が規制される。また、前記連結部32に、エンジンマウントブラケット16をボルトにより締結する締結部(螺子孔及びボルト通し孔)32aが設けられているので、エンジンマウントブラケット16の締結剛性を向上することができる。
【0027】
なお、本実施の形態にあって、前記クリアランスS1は、図1に示すように、左半分側にのみ設けずに全周に及んで形成し、ラビリンス効果を高めてもよい。もちろん、前記シール部11を形成する膨出部12を1又は2以上設けて、前記クランクプーリ9の鍔部外周面9aを取り囲むように前記したシール部11を形成してもよい。この場合、膨出部12には、図1に示した補機のプーリ33,34,35,36に巻き掛けられたエンドレスベルト37を緩衝なく通過させるためのベルト通過部又は凹所(いずれも図示せず)が形成されるものとする。
【0028】
また、オイル捕集用チャンバとしてのシリンダヘッドカバー2aとは別に、さらに、シリンダヘッドカバー2a内と吸気ポートとに連通するオイル捕集用チャンバ(図示せず)を設けてもよい。オイル捕集用チャンバ(図示せず)を設けたときは、このオイル捕集用チャンバによって、最終的にオイルミストが取り除かれたブローバイガスが吸気ポートに吸入されるので、ブローバイガスの清浄化が飛躍的に向上され、オイルミストに起因したエミションが大幅に改善される。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明したようにこの発明によれば次の如き優れた効果を発揮する。
請求項1記載の発明では、クランク軸の長さ、クランク軸に対するクランクプーリの取り付け位置を変えることなく、チェンカバーの容量が拡大されるので、ブローバイガスに対するチェンカバーのオイルミスト捕集能力が向上する。また、膨出部によってオイルシールへの異物の侵入を規制するクリアランスが形成されるので、異物の侵入によるオイルシールの損傷が防止される。さらに、膨出部がチェンカバーの剛性を増大するので、チェンカバーの面振動が低減される。そして、オイルミストが捕集されたブローバイガスを吸気系に還流するので、オイルの消費量が大幅に低減され、エンジンのエミッションが大幅に改善される。
【0030】
さらに、請求項2記載の発明では、エンジン本体の一端面に対するチェンカバーの結合面が増加するので、チェンカバーの面振動が規制される。また、凹部によりチェンカバー内で流路断面が縮小されるので、ブローバイガスの膨張、収縮によりオイルミストが捕集される。
【0031】
また、請求項3記載の発明では、チェンカバーの凹部が、エンジン本体の一端面にボルトによって固定されているので、チェンカバーに無理な応力を掛けることなく、エンジンマウントブラケットに補機を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るエンジンの側面図である。
【図2】図1のA−B−C−D−E−F−G断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るエンジンのエンジン本体、チェンカバー及びエンジンマウントブラケットの取り付け関係を示す解説斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るエンジン本体の一端面に配置された動力伝達機構のレイアウトを示す解説斜視図である。
【図5】従来例を示し、クランク軸方向に沿ったエンジンの断面図である。
【符号の説明】
2 シリンダヘッド
2a シリンダヘッドカバー(オイル捕集用チャンバ)
3 オイルパン
4 チェンカバー
6 クランク軸
6a クランク軸の先端部
6b 挿入孔
9 クランクプーリ
9a クランクプーリの鍔部外周面
10オイルシール
16 エンジンマウントブラケット
S1 クリアランス
Claims (3)
- エンジン本体の一端面に取り付けるチェンカバーに挿入孔を設けてこれにクランク軸の先端部を挿入すると共に、前記クランク軸の先端部に、補機を駆動するためのクランクプーリを取り付け、前記挿入孔の内周面にオイル漏れを規制すべくオイルシールを設け、さらに、前記エンジン本体のブローバイガスをエンジン本体のクランクケース内から前記チェンカバー内を通じて吸気系に還流するように構成したエンジンにおいて、
前記チェンカバーにチェンカバーの容量を増加させるための膨出部を前記クランクプーリを避けてクランクプーリの上方に少なくとも1以上設け、この膨出部の側面の一部を前記クランクプーリの周方向に沿ってクランクプーリの鍔部外周面に対向させたことを特徴とするエンジンのチェンカバー構造。 - 前記膨出部にエンジン本体の一端面に支持される凹部を設け、この凹部に外側からエンジンマウントブラケットを嵌め込んでエンジン本体の一端面にボルト止めするように構成した請求項1記載のエンジンのチェンカバー構造。
- 前記エンジンマウントブラケットに、エンジン本体の側方に配置された補機を取り付けるように構成された請求項2記載のエンジンのチェンカバー構造。
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