JP4334007B2 - オイルフィルタ装置を備える内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、容積型のオイルポンプから吐出されたオイルが通過するオイルフィルタ装置を備える内燃機関に関し、詳細には、フィルタベースと、フィルタベースに取り付けられるオイルフィルタと、オイルフィルタを覆うカバーとを備えるオイルフィルタ装置に関する。
内燃機関に設けられるフィルタベースに取り付けられるオイルフィルタを備えるオイルフィルタ装置において、オイルフィルタのフィルタエレメントの交換など、オイルフィルタのメンテナンスの際に、フィルタベースから漏れたオイルがフィルタベース付近に配置される内燃機関の構成部分に掛かるのを防止するために、フィルタベースにオイル飛散防止用のカバーまたは隔壁が設けられたものは知られている(例えば特許文献1参照)。
実開昭62−45315号公報
ところで、容積型のオイルポンプではポンプ室の容積の増減によりオイルの吸入・吐出が行われることから、ポンプ室から吐出されたオイルが流通する吐出側オイル通路におけるオイルの圧力は脈動しており、この脈動する圧力(以下、脈動圧という。)がオイルフィルタを加振して、放射音が発生する。
そこで、この放射音を低減するため、さらにはカバーによるオイル飛散防止効果を高めるために、カバーでオイルフィルタを覆う範囲を拡大しようとすると、オイルフィルタが周囲の空気により冷却されにくくなる(内燃機関が車両に搭載される場合、走行風によるオイルフィルタの冷却も含まれる。)。
このとき、空気による冷却効果を高めるため、図8に示されるように、フィルタベースに一体に設けられてオイルフィルタaを覆う筒状のカバーbにおいて、カバーbが端部b2側から基部b1に向かって形成された切欠きにより空気の出入りを許容する窓部cが構成されるものでは、端部b2における周方向での窓部cの両縁部eが、フィルタベースに設けられたオイル通路でのオイルの脈動圧およびオイルフィルタaからの放射音により振動しやすく、カバーbからも放射音が発生することがある。
また、カバーの近傍に径方向で対面して内燃機関の構成部分や機関本体が位置する場合、カバーと該構成部品または機関本体との間で、両者の間の空間を通じて伝達されるカバーからの放射音により共鳴現象が発生して放射音が増大することがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜5記載の発明は、オイルフィルタの所要の冷却性を確保すると共に、オイルフィルタおよびカバーからの放射音の低減を図ることを目的とする。そして、請求項2,3記載の発明は、さらに、カバーを補強することにより、カバーからの放射音の低減を図ることを目的とし、請求項4記載の発明は、さらに、カバーと機関本体との間での共鳴現象に起因する放射音の低減を図ることを目的とし、請求項5記載の発明は、さらに、排気管に対するオイル付着防止効果の向上を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、容積型のオイルポンプから吐出されたオイルが通過するオイルフィルタ装置を備える内燃機関であって、前記オイルフィルタ装置が、機関本体に設けられるフィルタベースと、前記フィルタベースに対するシール面を有する基端部および対向方向で前記基端部と対向する先端部を有すると共に前記フィルタベースに取り付けられるオイルフィルタとを備える内燃機関において、前記オイルフィルタ装置は、前記フィルタベースに一体に設けられる基部および前記対向方向で前記基部とは反対側の最先端を有して前記オイルフィルタを径方向外方から覆うカバーを備え、前記カバーには、径方向で前記オイルフィルタと前記カバーとの間に形成される空間を径方向外方に開放する窓部が設けられ、前記カバーは、前記対向方向で前記窓部から前記最先端に達するまでの範囲に周方向で無端の連続部を有する内燃機関である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関において、前記窓部の周縁部に補強部が設けられるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の内燃機関において、前記カバーは、前記窓部が設けられた筒状の本体と、前記窓部に重なる開口部が設けられると共に前記本体に取り付けられる補強部材とから構成され、前記連続部は前記本体に一体成形され、前記補強部材における前記開口部の周縁部は前記窓部の周縁部の全周と重なるものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関において、前記窓部は、前記機関本体と径方向で対向する位置に設けられるものである。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関において、前記最先端は前記対向方向に開放する開放口を形成し、前記カバーは、前記オイルフィルタと前記機関本体に取り付けられた排気管との間で、前記フィルタベースから下方に延びて前記最先端が前記排気管よりも下方に位置するものである。
請求項1記載の発明によれば、オイルフィルタとオイルフィルタを覆うカバーとの間の空間に対して窓部を通じて空気の出入りが可能であるため、カバーがオイルフィルタの大部分を覆う場合にも、オイルフィルタが空気により冷却されて、所要の冷却性が確保される。また、カバーには窓部から最先端に達するまでの範囲に設けられた周方向で無端の連続部により、窓部が設けられたカバーの剛性が高められるので、オイルポンプから吐出されたオイルの脈動圧により加振されたオイルフィルタから発生する放射音により、カバーが振動することが抑制されて、カバーからの放射音が低減する。
請求項2記載の事項によれば、補強部により窓部周辺の剛性が高められるので、窓部により剛性が低下したことに起因してカバーから発生する放射音が低減する。
請求項3記載の事項によれば、カバーの本体とは別個の補強部材により窓部周辺の剛性が高められるので、請求項2記載の発明と同様の効果が奏される。そして、開口部の周縁部が窓部の周縁部の全周と重なることにより、窓部周辺の剛性が一層高められて、カバーから発生する放射音が一層低減する。そのうえ、補強部材を本体の形成材料とは異なるものとしたり、補強部材の質量を調整することにより、カバーから発生する放射音の振動特性を変更することができるので、オイルの脈動圧の振動数に対応させて放射音低減効果を効果的に発揮させる領域の調整が可能になる。
請求項4記載の事項によれば、カバーが機関本体に近接して配置される場合にも、カバーと機関本体との間で、カバーからの放射音に起因する共鳴現象の発生が抑制され、カバーからの放射音が低減する。
請求項5記載の事項によれば、カバーの最先端が排気管よりも下方に位置するので、フィルタベースから漏れたオイルが排気管に掛かることが抑制され、排気管に対するオイル付着防止効果が向上する。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明が適用された内燃機関(以下、単に「内燃機関」という。)は、クランク軸が車幅方向を指向する横置き配置で車両に搭載される多気筒4ストローク内燃機関である。内燃機関は、それぞれにピストンが往復運動可能に嵌合する複数のシリンダが直列に配列されて一体成形されたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の上端に結合されるシリンダヘッド(図示されず)と、シリンダブロック1の下端に結合されるロアブロック2と、ロアブロック2の下端に結合されるオイルパン3とから構成される機関本体(以下、単に「機関本体」という。)を備える。
内燃機関の吸気装置を流通する吸入空気は、スロットル弁により流量制御された後、燃料噴射弁から噴射された燃料と混合して混合気を形成し、該混合気が燃焼室に流入して、該燃焼室内で点火栓により点火されて燃焼する。そして、発生した燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動する前記ピストンが、シリンダブロック1およびロアブロック2に主軸受を介して回転可能に支持された前記クランク軸を回転駆動する。前記ピストンを駆動した後の燃焼ガスは、排気ガスとして、前記シリンダヘッドに接続される直下型触媒装置4およびその下流に接続される排気管5を備える排気装置を通じて内燃機関の外部に排出される。
内燃機関に備えられて各潤滑箇所にオイルを供給する潤滑系統は、前記クランク軸の動力により回転駆動されてオイルパン3内に貯留しているオイルを吸入して圧送する容積型のオイルポンプ7と、オイルポンプ7から吐出されたオイルを清浄にするオイルフィルタ装置10とを備える。
トロコイド型オイルポンプから構成されるオイルポンプ7は、シリンダブロック1の下部、ロアブロック2およびオイルパン3により形成されて前記クランク軸が収容されるクランク室内に配置されて、ロアブロック2に取り付けられる。前記クランク軸の動力により回転駆動されるオイルポンプ7は、ポンプ室の容積が増加する吸入行程においてオイルパン3内のオイルをポンプ室内に吸入し、ポンプ室の容積が減少する吐出行程においてポンプ室内のオイルをロアブロック2に設けられた吐出オイル通路8に吐出する。吐出オイル通路8のオイルはオイルフィルタ装置10を通過した後、オイル通路9を介してシリンダブロック1に設けられたメインギャラリに流入し、該メインギャラリのオイルが、多数のオイル通路を経て、各潤滑箇所に供給される。
図2を併せて参照すると、オイルフィルタ装置10は、ロアブロック2に設けられるフィルタベース20と、フィルタエレメント12を内蔵すると共にフィルタベース20に取り付けられる柱状の、この実施形態では円柱状のオイルフィルタ11と、オイルフィルタ11を径方向外方から覆う筒状の、この実施形態では円筒状のカバー30とを備える。
なお、明細書または特許請求の範囲において、対向方向とは、オイルフィルタ11において、基端部11aと、フィルタエレメント12を挟んで基端部11aとは反対側に位置する先端部11bとが対向する方向であり、径方向および周方向とは、対向方向から見たときのオイルフィルタ11を中心とする径方向および周方向である。また、実施形態において、前後および左右は、内燃機関が車体に搭載された状態でのものであるとする。
オイルフィルタ11は、濾過材からなるフィルタエレメント12を収容する筒状、この実施形態では円筒状のフィルタケース13を備える。オイルフィルタ11は、フィルタベース20と油密に結合される結合部でもある基端部11aおよび該基端部11aとは対向方向で反対側の先端部11bを有する。基端部11aは、フィルタベース20に対するシール面を形成する取付面11eと、オイルフィルタ11をフィルタベース20およびカバー30に対して固定して取り付けるための取付部11fとを有する。該取付部11fは、フィルタベース20にねじ込まれるネジ部が形成された管部材から構成され、フィルタエレメント12を通過したオイルを流出側オイル通路に導く出口11hを形成する。また、軸線方向で先端部11bからやや基端部11a寄りの部位には、オイルフィルタ11をフィルタベース20に取り付ける際、取付部11fをねじ込むためにオイルフィルタ11を操作して回動させる工具が嵌合する多角形状の操作部11cが設けられる。ここで、軸線方向は、オイルフィルタ11の軸線としてのフィルタケース13の中心軸線Lに平行な方向であり、対向方向のうちの1つである。さらに、オイルフィルタ11のねじ込み方向は軸線方向に平行である。
図1〜図3を参照すると、フィルタベース20は、前後方向で、前方の機関本体と該機関本体の後方に配置される排気管5との間にオイルフィルタ装置10が配置されるように、ロアブロック2の後面に設けられた機関本体側取付座2aに、挿通孔20b(図3(A)参照)に挿通されるボルトB1により取り付けられる。
フィルタベース20は、取付座2aの座面2a1と協働してシール面を形成する取付面21aを有する取付部21と、オイルフィルタ11の取付面11eと協働してシール面を形成する座面22aを有する取付座22とを有する。そして、フィルタベース20には、取付面21aに開口する流入口23aを有して吐出オイル通路8のオイルをオイルフィルタ11に導く入口側オイル通路23と、取付面21aに開口する流出口24aを有してフィルタエレメント12を通過して清浄になって出口11hから流出するオイルを前記メインギャラリに導く流出側オイル通路24とが設けられる。取付座22には取付部11fがねじ込まれて固定される。
オイルフィルタ11装置10が取付座2aに取り付けられた状態で、取付座22、カバー30およびオイルフィルタ11は次のように配置される。
オイルフィルタ11およびカバー30は、それぞれのほぼ全体が軸線方向でオイルパン3と重なる位置を占める。カバー30および取付座22が、触媒装置4および排気管5に対してオイルフィルタ11を覆って、触媒装置4および排気管5から発せられる熱がオイルフィルタ11に達するのを遮蔽している。座面22aは下方を向いており、オイルフィルタ11は、基端部11aが上端部となり、先端部11bが下端部となるように配置される。オイルフィルタ11は、座面22aに直交する方向(軸線方向でもある。)で、基端部11aから先端部11bに向かうにつれて、そしてカバー30は、該直交方向で、後述する基部32から最先端33aに向かうにつれて、前記シリンダヘッドに触媒装置4を介して取り付けられる排気管5から遠ざかる方向に、上下方向に対して傾斜している。
取付座22から軸線方向に平行に延びているカバー30は、座面22aよりも径方向外方でフィルタベース20に一体成形されて設けられる筒状の、この実施形態では円筒状の本体31と、本体31に着脱可能に取り付けられて、本体31の補強部を構成する補強部材41とから構成される。ここで、フィルタベース20および本体31は軽量化のためにアルミニウム製材料から形成され、補強部材41はカバー30の剛性を高めるために、本体31の形成材料よりも高い強度の材料である鉄製材料から形成される。
オイルフィルタ11とほぼ同心に配置されて中心軸線Lにほぼ一致する中心軸線を有する本体31は、軸線方向で3つに分けられる部分、すなわち、取付座22に一体に設けられる基部32と、基部32とは軸線方向(または対向方向)で反対側の最先端33aを有する端部33と、軸線方向で、基部32と端部33との間の部分であって窓部36が設けられる中間部34とを有する。基部32は、軸線方向で取付座22から窓部36に達するまでの範囲において座面22aおよびオイルフィルタ11の基端部11aを全周に渡って覆う周方向で無端の環状部であり、端部33は、その最先端33aが軸線方向で下方に向かって開放する開放口31aを形成する開放端部であり、しかも軸線方向で窓部36から最先端33aに達するまでの範囲においてオイルフィルタ11を全周に渡って覆う周方向で無端の環状部である。中間部34の窓部36は、オイルフィルタ11を径方向で露出させて、径方向でオイルフィルタ11とカバー30との間に形成される空間35を径方向外方に開放する。
このように、基部32および端部33は、周方向で無端の連続部であり、中間部34は、オイルフィルタ11に対して周方向での一部を、径方向から覆わない環状部である。
カバー30はオイルパン3と排気管5との間で、フィルタベース20から下方に排気管5よりも下方位置まで軸線方向に延びている。カバー30の軸線方向での長さは、オイルフィルタ11(またはフィルタケース13)の外径にほぼ等しいか、該外径よりも長い。そして、最先端33aは、操作部11cにおいて基部32寄りの端部11c1に位置し、さらに最先端33aにおける最下端33a1(図1参照)は、触媒装置4および排気管5よりも下方に位置する。それゆえ、カバー30は、軸線方向でオイルフィルタ11の大部分、すなわち過半を覆う。
空間35とカバー30の外部との間で空気の出入りを許容する窓部36は、本体31において排気管5とは反対側でオイルパン3と径方向で対向する部分である対向部31bに設けられており、周方向での一部において、1つまたは複数の孔36a、この実施形態では軸線方向に並んだ1対の孔36aから構成される。各孔36aは、周方向に長いほぼ長方形状であり、オイルパン3に径方向で対面する一方、カバー30において排気管5に対して背後に位置する。孔36aの数、孔36aの大きさは、オイルフィルタ11の冷却性の観点、窓部36が設けられることによる本体31の剛性の低下防止の観点、後述する共鳴現象の発生抑制の観点から設定される。また、窓部36は前方に向かって開放しているので、走行風が窓部36から空間35に流入した空気は、オイルフィルタ11を冷却した後、開放口31aからカバー30の外部に流出する。
互いに近接して配置される本体31とオイルパン3との径方向での間隔dは、オイルフィルタ11とカバー30との径方向での間隔にほぼ等しいか、それよりも小さい。
また、カバー30とオイルパン3とが径方向で近接していることで、オイルの脈動圧により加振されたオイルフィルタ11に発生する放射音によりカバー30が振動するとき、該カバー30の振動の周波数によっては対向部31bとオイルパン3との間で、カバー30とオイルパン3との間の空間39を伝播するカバー30からの放射音により共鳴現象が発生して放射音が増大することがあるが、カバー30の対向部31bに窓部36が設けられることにより、対向部31bの面積が減少するので、その分、カバー30の振動がオイルパン3を加振する度合いが小さくなって、共鳴現象の発生が抑えられる。
フィルタベース20に対して端部33が基部32に比べて排気管5から遠ざかる位置を占めるようにカバー30が配置されているので、開放口31aを通じて、着脱されるオイルフィルタ11がメンテナンス時などにフィルタベース20から取り外される際、カバー30により取付座22の座面22aから漏れたオイルの飛散が防止され、さらに最先端33aから落下するオイルが排気管5に付着することの防止効果が向上する。また、窓部36が径方向外方で斜め上方に向かって開放するように設けられるので、オイルフィルタ11の取外し時に座面22aから漏れたオイルが窓部36からカバー30外に漏れることが防止される。
板材からなる補強部材41は、軸線方向および周方向で少なくとも窓部36全体が含まれる領域を覆うように、本体31に対して径方向に、この実施形態では、径方向外方で、対向部31bに装着される。径方向でオイルパン3と対向する補強部材41は、径方向から見て窓部36に重なる開口部46が設けられると共に本体31の外周面31sに沿う弧状の覆い部42と、周方向で覆い部42を挟む1対の取付部43とを有する。軸線方向での覆い部42の幅は、軸線方向で窓部36が形成される範囲により定まる中間部34の幅よりも大きく、覆い部42における開口部46の周縁部47は、径方向で見て窓部36の周縁部37と全周で重なる。このため、孔36aに対応した数およびほぼ対応した形状の孔46aからなる開口部46と窓部36とは、はほぼ同一形状であり、補強部材41が取り付けられた状態で、窓部36と開口部46とが互いにほぼ全体で重なる。覆い部42は、その周縁部47が周縁部37に接触しているかまたは本体31の外周面31sとの間に僅かな径方向隙間が形成されるように配置され、本体31が振動するときに窓部36の周縁部37の径方向での振幅を規制する。
また、両取付部43は、周方向で窓部36を挟んで中間部34に設けられる1対のボス部38にそれぞれボルトB2により結合される。そして、補強部材41が設けられることにより、本体31の剛性が高められると共に、補強部材41の質量により本体31の振幅を低減することができ、さらに本体31に一体成形されたボス部38自体により本体31の剛性が高められる。
そして、この実施形態によれば、カバー30に、周方向に無端の環状部である端部33、窓部36および補強部材41が設けられることにより、これらの図4に示されるように、オイルフィルタ装置10からの放射音が、図6に示されるオイルフィルタ装置(比較例)に比べて低減することが判る。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
内燃機関の動力により駆動されるオイルポンプ7から吐出されたオイルが通過するオイルフィルタ装置10において、オイルフィルタ11を径方向外方から覆うカバー30には、オイルフィルタ11とカバー30との間に形成される空間35を径方向外方に開放する窓部36が設けられることにより、オイルフィルタ11とカバー30との間の空間35に対して窓部36を通じて空気の出入りが可能であるため、カバー30がオイルフィルタ11の大部分を覆う場合にも、オイルフィルタ11が空気により冷却されて、所要の冷却性が確保される。そして、車両の走行中は、前方に向かって開放する窓部36から走行風が流入し、オイルフィルタ11を冷却した後、開放口31aから流出するので、オイルフィルタ11が一層効果的に冷却される。
カバー30には、基端部11aと先端部11bとが対向する対向方向(軸線方向)で窓部36から最先端33aに達するまでの範囲に周方向で無端の環状部である端部33が設けられることにより、該端部33により窓部36が設けられたカバー30の剛性が高められるので、オイルポンプ7から吐出されたオイルの脈動圧により加振されたオイルフィルタ11から発生する放射音により、カバー30が振動することが抑制されて、カバー30からの放射音が低減する。
カバー30が、本体31と該本体31に取り付けられる補強部としての補強部材41とから構成され、端部33は本体31に一体成形され、補強部材41における開口部46の周縁部47は窓部36の周縁部37の全周と重なることにより、空間35には開口部46および窓部36を通じて流入または流出する空気によりオイルフィルタ11が冷却される。補強部材41により窓部36周辺の剛性が高められるので、窓部36により剛性が低下したことに起因してカバー30から発生する放射音が低減する。そして、開口部46の周縁部47が窓部36の周縁部37の全周と重なることにより、窓部36周辺の剛性が一層高められて、カバー30から発生する放射音が一層低減する。また、補強部材41を本体31の形成材料とは異なるものとしたり、補強部材41の質量を調整することにより、カバー30から発生する放射音の振動特性を変更することができるので、例えば内燃機関において運転頻度が高い回転速度領域における放射音を低減させるなど、オイルの脈動圧の振動数に対応させて放射音低減効果を効果的に発揮させる領域の調整が可能になる。
さらに、本体31に一体成形されたボス部38自体により本体31の剛性が高められるので、この点でもカバー30から発生する放射音の低減に寄与する。
窓部36は、オイルパン3と径方向で対向する位置に設けられることにより、カバー30がオイルパン3に近接して配置される場合にも、カバー30とオイルパン3との間で、カバー30からの放射音に起因する共鳴現象の発生が抑制され、カバー30からの放射音が低減する。
開放口31aを有するカバー30は、オイルフィルタ11と排気管5との間で、フィルタベース20から下方に延びて最先端33aが排気管5よりも下方に位置することにより、フィルタベース20の取付座22から漏れたオイルが排気管5に掛かることが抑制され、排気管5に対するオイル付着防止効果が向上する。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
図5,図6を参照して、前述の実施形態とは、主に、窓部および補強部材の形状が相違する変形例について説明する。なお、前述の実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
フィルタベース20とオイルフィルタ11とカバー30とを備えるオイルフィルタ装置10において、カバー30の本体31は、基部32と、オイルフィルタ11を全周に渡って覆う周方向で無端の環状部である端部33と、窓部36が設けられる中間部34とを有する。周方向での一部に設けられてオイルパン3に径方向で対面する窓部36は、軸線方向での幅W1が、補強部材41の幅W2よりも大きい1つの孔36bから構成される。一方、補強部材41において、1対の取付部43の間の覆い部42には、径方向から見て窓部36に重なると共に窓部36よりも小さな1つの孔46bからなる開口部46が設けられる。覆い部42において、開口部46の周縁部47の一部である、周方向で対向する1対の縁部47c,47dは、径方向で見て、本体31における窓部36の周縁部37の一部である、周方向で対向する1対の縁部37c,37dと重なる。そして、覆い部42は、その両縁部47c,47dが両縁部37c,37dにそれぞれ接触するように配置され、本体31が振動するときに縁部37c,37dの径方向での振幅を規制する。
また、孔36bの周方向での幅W3は、幅W1にほぼ等しいか、または幅W1よりも大きくされる。そして、窓部36において、径方向で見て窓部36と重なる覆い部42の一部は、両縁部37c,37dと共に周縁部37を構成する軸線方向で対向する1対の縁部37a,37bよりも径方向内方に、したがって本体31の外周面31sよりも径方向内方に、位置して、本体31内または空間35内に入り込む嵌入部48を構成する。この嵌入部48には、周縁部47を構成する両縁部47c,47dおよび軸線方向で対向する1対の縁部47a,47bが含まれる。
この変形例によれば、前述の実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。すなわち、オイルパン3と対向する位置に設けられる窓部36において、補強部材41が本体31よりも径方向内方に位置する嵌入部48を有することにより、嵌入部48が本体31の外周面31sから径方向内方に後退している分、カバー30をオイルパン3に近接して配置することができるので、オイルフィルタ装置10を機関本体に対してコンパクトに配置することができる。
フィルタベース20とカバー30とは別個の部材から構成されて一体に結合されてもよく、その場合フィルタベース20がロアブロック2などの機関本体に一体成形されてもよい。
窓部36は、周方向に並んだ複数の孔から構成されてもよい。
補強部材41は、本体31に対して径方向内方に配置されてもよい。
窓部36の周縁部37,47を構成する各孔36aの周縁部37,47に、他の部分の肉厚に比べて大きな肉厚を有する厚肉部が本体31に一体成形されて、該厚肉部により補強部が構成されてもよい。
窓部36により、オイルフィルタ11の所要の冷却性が確保されることを条件に、カバー30がオイルフィルタ11の先端部11bよりも軸線方向で長く延びていてもよく、さらにその場合、カバー30の端部33は、最先端33aを周縁部37,47とする蓋状の壁により軸線方向に閉塞された、すなわち開放口31aが閉塞された閉塞端部であってもよい。
図7(A),(B)に示されるように、フィルタベース20とオイルフィルタ11とカバー30とを備えるオイルフィルタ装置10において、本体31には、最先端33aを有する端部33側から基部32に向かって形成された切欠き51が設けられ、端部33において周方向での切欠き51の両縁部52が本体31とは別個の補強部材53により連結されて、本体31と補強部材53との協働により、カバー30の窓部54および周方向で無端の環状部(または連続部)が構成されてもよい。
内燃機関は、前記実施形態では車両に使用されるものであったが、鉛直方向を指向するクランク軸を備える船外機等の船舶推進装置など、車両以外の機械に使用されるものであってもよい。
本発明が適用された内燃機関の要部側面図である。 図1のII矢視での要部の図である。 図1の内燃機関に備えられるオイルフィルタ装置を示し、(A)は、図1のIIIA矢視図であり、(B)は、図1のIIIB矢視図であり、(C)は、(B)においてオイルフィルタおよび補強部材を外したときの図であり、(D)は、(B)の補強部材を示す図である。 本発明のオイルフィルタ装置からの放射音と図6に示されるカバーを備えるオイルフィルタ装置(比較例)からの放射音を、内燃機関の機関回転速度との関係で示すグラフである。 本発明のオイルフィルタ装置の変形例を示し、図3(B)に対応する図である。 図5のVI矢視での要部拡大図であり、オイルフィルタ装置が機関本体に取り付けられた状態を示す図2の要部に対応する図である。 本発明のオイルフィルタ装置の別の変形例を示し、(A)は、図3(C)に対応する図であり、(B)は、図3(B)に対応する図である。 オイルフィルタ装置において、端部に切欠きが設けられたカバーの要部を示す図である。
符号の説明
1…シリンダブロック、2…ロアブロック、3…オイルパン、5…排気管、7…オイルポンプ、10…オイルフィルタ装置、11…オイルフィルタ、20…フィルタベース、30…カバー、31…本体、33a…最先端、36,54…窓部、41…補強部材。

Claims (5)

  1. 容積型のオイルポンプから吐出されたオイルが通過するオイルフィルタ装置を備える内燃機関であって、前記オイルフィルタ装置が、機関本体に設けられるフィルタベースと、前記フィルタベースに対するシール面を有する基端部および対向方向で前記基端部と対向する先端部を有すると共に前記フィルタベースに取り付けられるオイルフィルタとを備える内燃機関において、
    前記オイルフィルタ装置は、前記フィルタベースに一体に設けられる基部および前記対向方向で前記基部とは反対側の最先端を有して前記オイルフィルタを径方向外方から覆うカバーを備え、前記カバーには、径方向で前記オイルフィルタと前記カバーとの間に形成される空間を径方向外方に開放する窓部が設けられ、前記カバーは、前記対向方向で前記窓部から前記最先端に達するまでの範囲に周方向で無端の連続部を有することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記窓部の周縁部に補強部が設けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記カバーは、前記窓部が設けられた筒状の本体と、前記窓部に重なる開口部が設けられると共に前記本体に取り付けられる補強部材とから構成され、前記連続部は前記本体に一体成形され、前記補強部材における前記開口部の周縁部は前記窓部の周縁部の全周と重なることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  4. 前記窓部は、前記機関本体と径方向で対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関。
  5. 前記最先端は前記対向方向に開放する開放口を形成し、前記カバーは、前記オイルフィルタと前記機関本体に取り付けられた排気管との間で、前記フィルタベースから下方に延びて前記最先端が前記排気管よりも下方に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関。

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